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title: "長阿含經 · 16 善生經"
description: "長阿含經是佛教原始經典四阿含之一，由後秦時期譯師佛陀耶舍與竺佛念共同譯出。該經成書於公元前1世紀左右，屬早期佛教根本聖典，記載了佛陀與弟子們的言行教法。全經共30卷，分為四分，主要內容包括佛陀生平、教義闡述、修行方法及宇宙觀等，系統性保存了原始佛教的基本教理。作為漢傳佛教重要典籍，長阿含經被視為研究原始佛教思想的核心文獻，在佛教經典體系中具有不可替代的權威地位，對後世佛教發展影響深遠。"
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### （一六）佛說長阿含第二分善生經第十二

> 長阿含経 第二分 善生経 第十二

如是我聞：

> 私はこのように聞きました。

一時，佛在羅閱祇耆闍崛山中，與大比丘眾千二百五十人俱。

> ある時、お釈迦様は羅閲祇の耆闍崛山におられ、千二百五十人の大比丘たちと共におられました。

爾時，世尊時到著衣持鉢，入城乞食。時，羅閱祇城內有長者子，名曰善生，清旦出城，詣園遊觀，初沐浴訖，舉身皆濕，向諸方禮，東、西、南、北、上、下諸方，皆悉周遍。

> その時、世尊は時が来たので衣を着て鉢を持ち、城に入って托鉢をされました。その頃、羅閲祇城の中に長者の息子がいました。名を善生といい、朝早く城を出て、園に遊び見物に行きました。まず沐浴を終え、全身が濡れたまま、あらゆる方角に向かって礼拝しました。東、西、南、北、上、下のすべての方角を、くまなく礼拝したのです。

爾時，世尊見長者子善生詣園遊觀，初沐浴訖，舉身皆濕，向諸方禮。世尊見已，即詣其所，告善生言：「汝以何緣，清旦出城，於園林中，舉身皆濕，向諸方禮？」

> その時、世尊は長者の子・善生が園林に遊観に訪れ、まず沐浴を終えて全身を濡らし、四方に向かって礼拝しているのをご覧になりました。世尊はそれを見て、すぐに善生のもとへ行き、こうお尋ねになりました。「あなたはどういう理由で、朝早く城を出て、この園林で全身を濡らし、四方に向かって礼拝しているのですか？」

爾時，善生白佛言：「我父臨命終時，遺勅我言：『汝欲禮者，當先禮東方、南方、西方、北方、上方、下方。』我奉承父教不敢違背，故澡浴訖，先叉手東面，向東方禮；南、西、北方，上、下諸方，皆悉周遍。」

> その時、善生は仏に申し上げました。 「私の父は臨終の際、私にこう遺言されました。 『お前が礼拝をするなら、まず東方、南方、西方、北方、上方、下方を礼拝しなさい』と。 私は父の教えを受け継ぎ、背くことはできませんでした。 ですから、身を清めた後、まず手を合わせて東を向き、東方に礼拝しました。 南、西、北、上、下のすべての方角にも、同じように礼拝をいたしました。」

爾時，世尊告善生曰：「長者子！有此方名耳，非為不有；然我賢聖法中，非禮此六方以為恭敬。」

> その時、世尊は善生に告げられました。「長者の子よ、確かにこの方角というものは存在する。しかし、私の聖なる教えにおいては、ただ六方に礼拝するだけでは真の敬いとはならないのです。」

善生白佛言：「唯願世尊善為我說賢聖法中禮六方法！」

> 善生は仏に申し上げました：「どうか世尊、賢聖の法において六方に礼拝する方法を、よく私に説いてくださいませ。」

佛告長者子：「諦聽！諦聽！善思念之，當為汝說。」

> 仏が長者の子にお告げになりました。「よく聞きなさい。よく聞きなさい。善く思いを巡らせ、よく考えなさい。あなたのために説きましょう。」

善生對曰：「唯然，願樂欲聞！」

> はい、ぜひお聞かせください。

佛告善生：「若長者、長者子知四結業不於四處而作惡行，又復能知六損財業，是謂，善生！長者、長者子離四惡行，禮敬六方。今世亦善，後獲善報，今世根基，後世根基，於現法中，智者所稱，獲世一果，身壞命終，生天、善處。善生！當知四結行者：一者殺生，二者盜竊，三者婬逸，四者妄語，是四結行。云何為四處？一者欲，二者恚，三者怖，四者癡。若長者、長者子於此四處而作惡者，則有損耗。」佛說是已，復作頌曰：

> 仏陀は善生に告げました：「もし長者や長者の子が四つの結びつく行為を知り、四つの場所で悪行をなさず、さらに六つの財を損なう業を知ることができるならば、善生よ、これこそが長者や長者の子が四つの悪行を離れ、六方に礼拝するということです。今生においても善く、後に善い報いを得、今生の基盤となり、来世の基盤となります。現世において、智者に称賛され、世の一つの果報を得て、身壊れ命終わるとき、天界や善き処に生まれます。善生よ、四つの結びつく行為を知るべきです：一つは殺生、二つは盗み、三つは淫逸、四つは妄語、これが四つの結びつく行為です。四つの場所とは何か：一つは欲、二つは怒り、三つは恐れ、四つは愚かさです。もし長者や長者の子がこの四つの場所で悪行をなすならば、損耗があるのです。」仏陀はこれを説き終え、さらに偈を述べました：

「欲瞋及怖癡，有此四法者；名譽日損減，如月向于晦。」

> 欲や怒り、恐れや愚かさ、この四つの心を持つ者は、 名声は日々に衰え、晦日の月のごとくになる。

佛告善生：「若長者、長者子於此四處不為惡者，則有增益。」爾時，世尊重作頌曰：

> 仏陀は善生に告げられた：「もし長者や長者の子が、この四つの場所で悪を行わなければ、福徳が増すのである。」その時、世尊は改めて偈を説かれた：

「於欲恚怖癡，不為惡行者，名譽日增廣，如月向上滿。」

> 欲や怒り、恐れ、愚かさに惑わされず、 悪しき行いをしない人は、 名声が日々に広がり、 満ちゆく月のように輝く。

佛告善生：「六損財業者：一者耽湎於酒，二者博戱，三者放蕩，四者迷於伎樂，五者惡友相得，六者懈墮，是為六損財業。善生！若長者、長者子解知四結行，不於四處而為惡行，復知六損財業，是為，善生！於四處得離，供養六方，今善後善，今世根基，後世根基，於現法中，智者所譽，獲世一果，身壞命終，生天、善處。善生！當知飲酒有六失：一者失財，二者生病，三者鬪諍，四者惡名流布，五者恚怒暴生，六者智慧日損。善生！若彼長者、長者子飲酒不已，其家產業日日損減。善生！博戱有六失，云何為六？一者財產日耗，二者雖勝生怨，三者智者所責，四者人不敬信，五者為人疎外，六者生盜竊心。善生！是為博戱六失。若長者、長者子博戱不已，其家產業日日損減，放蕩有六失：一者不自護身，二者不護財貨，三者不護子孫，四者常自驚懼，五者諸苦惡法常自纏身，六者喜生虛妄，是為放蕩六失。若長者、長者子放蕩不已，其家財產日日損減。

> お釈迦様は善生に告げられました。「財産を損なう六つの行いがあります。一つは酒に耽ること、二つは賭け事をすること、三つは放蕩にふけること、四つは芸能遊楽に夢中になること、五つは悪い友達と付き合うこと、六つは怠け堕落することです。これが財産を損なう六つの行いです。 善生よ。もし長者や長者の子が四つの結びつき（四結行）を理解し、四つの場所で悪い行いをせず、さらにこの六つの損財業を知るならば、善生よ、四つの場所から離れ、六方（六方礼拝）を供養し、現在と未来の善を成し、現世と来世の基盤を築くことができます。現世においては智者から称賛され、世の果報を得て、この身が滅び命終わった後には、天界や善き処に生まれるのです。 善生よ。酒を飲むことには六つの過失があることを知りなさい。一つは財産を失うこと、二つは病気になること、三つは争いを起こすこと、四つは悪い評判が広まること、五つは怒りが激しく生じること、六つは智慧が日々損なわれることです。善生よ。もし長者や長者の子が酒を飲み続けるならば、その家の財産は日々減っていくでしょう。 善生よ。賭け事には六つの過失があります。どのような六つでしょうか。一つは財産が日々消耗すること、二つはたとえ勝っても怨みを生むこと、三つは智者から責められること、四つは人から敬われ信頼されないこと、五つは人から疎まれること、六つは盗みの心が生じることです。善生よ。これが賭け事の六つの過失です。もし長者や長者の子が賭け事を続けるならば、その家の財産は日々減っていくでしょう。 放蕩には六つの過失があります。一つは自分自身を守らないこと、二つは財貨を守らないこと、三つは子孫を守らないこと、四つは常に驚き恐れること、五つは様々な苦しみや悪いことが常に身にまとわりつくこと、六つは虚妄を喜んで生み出すことです。これが放蕩の六つの過失です。もし長者や長者の子が放蕩を続けるならば、その家の財産は日々減っていくでしょう。

「善生！迷於伎樂復有六失：一者求歌，二者求舞，三者求琴瑟，四者波內早，五者多羅槃，六者首呵那，是為伎樂六失。若長者、長者子伎樂不已，其家財產日日損減，惡友相得復有六失：一者方便生欺，二者好喜屏處，三者誘他家人，四者圖謀他物，五者財利自向，六者好發他過，是為惡友六失。若長者、長者子習惡友不已，其家財產日日損減，懈墮有六失：一者富樂不肯作務，二者貧窮不肯勤修，三者寒時不肯勤修，四者熱時不肯勤修，五者時早不肯勤修，六者時晚不肯勤修，是為懈墮六失。若長者、長者子懈墮不已，其家財業日日損減。」佛說是已，復作頌曰：

> 善生よ、遊芸にふけることにはさらに六つの過ちがある。 一つは歌を求め、二つは舞を求め、三つは琴や瑟を求め、四つは波内早（はないそう）、五つは多羅槃（たらばん）、六つは首呵那（しゅかな）を求めること。これが遊芸の六つの過ちである。 もし長者や長者の子が遊芸をやめなければ、その家の財産は日々減りゆく。 悪しき友と交わることにも六つの過ちがある。 一つは巧みに欺くことを謀り、二つは人目を避けた場所を好み、三つは他人の家族を誘い、四つは他人の物を謀り、五つは利益を独り占めにし、六つは他人の過ちを暴きたがること。これが悪友の六つの過ちである。 もし長者や長者の子が悪しき友と交わりをやめなければ、その家の財産は日々減りゆく。 怠けていることにも六つの過ちがある。 一つは裕福で楽なのに仕事をしようとせず、二つは貧しいのに勤め励まず、三つは寒い時に勤め励まず、四つは暑い時に勤め励まず、五つは早い時に勤め励まず、六つは遅い時に勤め励まず、これが怠けの六つの過ちである。 もし長者や長者の子が怠けることをやめなければ、その家の財産は日々減りゆく。 仏はこのように説き、さらに偈を唱えられた。

「迷惑於酒者，還有酒伴黨；財產正集聚，隨己復散盡。飲酒無節度，常喜歌舞戱；晝則遊他家，因此自陷墜。隨惡友不改，誹謗出家人；邪見世所嗤，行穢人所黜。好惡著外色，但論勝負事；親要無返復，行穢人所黜。為酒所荒迷，貧窮不自量；輕財好奢用，破家致禍患。擲博群飲酒，共伺他婬女；翫習卑鄙行，如月向於晦。行惡能受惡，與惡友同事；今世及後世，終始無所獲。晝則好睡眠，夜覺多悕望；獨昏無善友，不能修家務。朝夕不肯作，寒暑復懈墮；所為事不究，亦復毀成功。若不計寒暑，朝夕勤修務；事業無不成，至終無憂患。」

> 酒に惑わされる者は、酒の仲間と徒党を組む。 財産をせっせと集めても、やがて自ら散り散りに使い果たす。 酒を節度なく飲み、いつも歌や踊りにふける。 昼間は他人の家を遊び歩き、それゆえ自らを陥れる。 悪友に付き従い改めず、出家者を誹謗する。 邪な見解は世に嘲笑され、穢れた行いは人に疎まれる。 外見の色欲に執着し、ただ勝ち負けの話ばかりする。 親しい者にも誠意がなく、穢れた行いは人に疎まれる。 酒に狂わされ、貧しさも自覚せず。 財を軽んじて贅沢を好み、家を破り災いを招く。 賭け事に群れ酒を飲み、他人の妻を窺う。 卑しい行いに慣れ親しむことは、月が晦日に向かうが如し。 悪を行えば悪を受け、悪友と共に事を行う。 今世も来世も、ついに何も得ることはない。 昼間は寝て過ごし、夜は欲望に悩まされる。 独りで愚かに過ごし善友もなく、家の務めも果たせない。 朝も夕も働かず、寒さ暑さにも怠ける。 為すべきことを成し遂げず、せっかくの成果も台無しにする。 もし寒暑を厭わず、朝夕努めて務めを修めるならば、 成し遂げられない事業はなく、最後まで憂い患いはない。

佛告善生：「有四怨如親，汝當覺知。何謂為四？一者畏伏，二者美言，三者敬順，四者惡友。」

> お釈迦様は善生にこうおっしゃいました。「親のように見えて、実は四つの怨みとなる者がいる。よく覚えておきなさい。その四つとは何か。一つは、恐れさせて従わせる者。二つは、巧みな言葉で近づく者。三つは、一見敬って従うふりをする者。四つは、悪い友である。」

佛告善生：「畏伏有四事，云何為四？一者先與後奪，二者與少望多，三者畏故強親，四者為利故親，是為畏伏四事。」

> 仏陀は善生に告げられた：「恐れや服従には四つの事柄がある。どのような四つか。一つには、先に与えて後で奪うこと。二つには、少し与えて多くを望むこと。三つには、恐れのゆえに無理に親しむこと。四つには、利益のために親しむこと。これが恐れや服従の四つの事柄である。」

佛告善生：「美言親復有四事，云何為四？一者善惡斯順，二者有難捨離，三者外有善來密止之，四者見有危事便排濟之，是為美言親四事。敬順親復有四事，云何為四？一者先誑，二者後誑，三者現誑，四者見有小過便加杖之，是為敬順親四事。惡友親復有四事，云何為四？一者飲酒時為友，二者博戱時為友，三者婬逸時為友，四者歌舞時為友，是為惡友親四事。」世尊說此已，復作頌曰：

> 仏陀は善生に告げられた。「真に言葉の良い親友には四つのことがある。何が四つか。一つには、善悪を問わず相手の言葉に素直に従うこと。二つには、困難な時には離れずに寄り添うこと。三つには、外から良からぬ誘いが来た時には密かに止めること。四つには、危険な事態を見ればすぐに救い助けること。これが真に言葉の良い親友の四つのことである。 表面上敬い従う親友にも四つのことがある。何が四つか。一つには、初めは欺くこと。二つには、後になって欺くこと。三つには、今現在も欺くこと。四つには、小さな過ちを見つければすぐに杖で打つこと。これが表面上敬い従う親友の四つのことである。 悪しき友としての親友にも四つのことがある。何が四つか。一つには、酒を飲む時だけの友であること。二つには、賭け事をする時だけの友であること。三つには、みだらな遊びをする時だけの友であること。四つには、歌や踊りにふける時だけの友であること。これが悪しき友としての親友の四つのことである。」 世尊はこれを説き終え、さらに偈を唱えられた。

「畏伏而強親，美言親亦爾；敬順虛誑親，惡友為惡親。此親不可恃，智者當覺知；宜速遠離之，如避于嶮道。」

> 畏れて従うふりをして無理に親しむ者、巧みな言葉で近づく者も同様です。 敬い従うふりをして欺く親しみ、悪しき友は悪しき親しみです。 このような親しみは頼りにならず、賢者は悟って知るべきです。 速やかに遠く離れるべきであり、険しい道を避けるように。

佛告善生：「有四親可親，多所饒益，為人救護。云何為四？一者止非，二者慈愍，三者利人，四者同事，是為四親可親，多所饒益，為人救護，當親近之。善生！彼止非有四事，多所饒益，為人救護。云何為四？一者見人為惡則能遮止，二者示人正直，三者慈心愍念，四者示人天路。是為四止非，多所饒益，為人救護。

> 仏陀は善生に告げられた。「親しむべき親友が四種類ある。彼らは多くの利益をもたらし、人を守り助ける。その四つとは何か。第一に過ちを止める者、第二に慈しみ深い者、第三に人を利する者、第四に共に事を行う者である。これら四種類の親友は親しむべきであり、多くの利益をもたらし、人を守り助ける。彼らに親しむがよい。善生よ、過ちを止める親友には四つの徳があり、多くの利益をもたらし、人を守り助ける。その四つとは何か。第一に人が悪を行おうとするのを見て、それを止められること。第二に人に正しい道を示せること。第三に慈しみの心で人を思いやれること。第四に人に天界への道を示せることである。これら四つの徳を持つ過ちを止める親友は、多くの利益をもたらし、人を守り助けるのである。」

「復次，慈愍有四事：一者見利代喜，二者見惡代憂，三者稱譽人德，四者見人說惡便能抑制，是為四慈愍，多所饒益，為人救護。利益有四，云何為四？一者護彼不令放逸，二者護彼放逸失財，三者護彼使不恐怖，四者屏相教誡，是為四利人，多所饒益，為人救護。同事有四，云何為四？一者為彼不惜身命，二者為彼不惜財寶，三者為彼濟其恐怖，四者為彼屏相教誡，是為四同事，多所饒益，為人救護。」世尊說是已，復作頌曰：

> さらに、慈悲には四つの事柄があります。一つは、他人の利益を見て共に喜ぶこと。二つは、他人の悪を見て共に憂うこと。三つは、他人の徳を称賛すること。四つは、他人が悪を言おうとするのを見て、それを抑え止めること。これが四つの慈悲であり、多くの益をもたらし、人々を救い守ります。 利益を与えることにも四つがあります。どのような四つか。一つは、相手が放逸に走らないよう守ること。二つは、相手が放逸によって財を失わないよう守ること。三つは、相手が恐れおののかないよう守ること。四つは、人目を避けて教え諭すこと。これが四つの利益を与えることであり、多くの益をもたらし、人々を救い守ります。 共に事を行うことにも四つがあります。どのような四つか。一つは、相手のために自らの命を惜しまないこと。二つは、相手のために財宝を惜しまないこと。三つは、相手のためにその恐怖を救うこと。四つは、相手のために人目を避けて教え諭すこと。これが四つの共に事を行うことであり、多くの益をもたらし、人々を救い守ります。 世尊はこれを説き終え、さらに偈を述べられました。

「制非防惡親，慈愍在他親；利人益彼親，同事齊己親。此親乃可親，智者所附近；親中無等親，如慈母親子。若欲親可親，當親堅固親；親者戒具足，如火光照人。」

> 「悪を制し非を防ぐ者は真の親、 慈しみと憐れみをもって他者を包む者は真の親。 人を利し、彼を益する者は真の親、 共に事をなし、自らと等しくする者は真の親。 このような親こそ親しむべきであり、 知恵ある者はその近くに寄る。 親の中に比べるものなき親は、 慈母がその子を慈しむがごとし。 もし親しむべき者と親しまんと欲するならば、 堅固なる親に親しむべし。 その親は戒を具え満たし、 灯火が人を照らすがごとく輝く。」

佛告善生：「當知六方，云何為六方？父母為東方，師長為南方，妻婦為西方，親黨為北方，僮僕為下方，沙門、婆羅門、諸高行者為上方。善生！夫為人子，當以五事敬順父母，云何為五？一者供奉能使無乏，二者凡有所為先白父母，三者父母所為恭順不逆，四者父母正令不敢違背，五者不斷父母所為正業。善生！夫為人子，當以此五事敬順父母，父母復以五事敬親其子。云何為五？一者制子不聽為惡，二者指授示其善處，三者慈愛入骨徹髓，四者為子求善婚娶，五者隨時供給所須。善生！子於父母敬順恭奉，則彼方安隱，無有憂畏。

> 仏陀は善生に告げられた。「六方というものを知らねばならない。六方とは何か。父母は東方であり、師長は南方であり、妻は西方であり、親族は北方であり、使用人は下方であり、沙門・婆羅門・高徳の行者たちは上方である。善生よ、人として子たる者は、五つの事柄をもって父母を敬い従わねばならない。五つとは何か。第一に、必要なものを供え、不足させないこと。第二に、何か行うときは必ずまず父母に告げること。第三に、父母のなさることに恭しく従い、逆らわないこと。第四に、父母の正しい命令には背かないこと。第五に、父母が行う正しい生業を途絶えさせないこと。善生よ、人として子たる者は、この五つの事柄をもって父母を敬い従わねばならない。父母もまた、五つの事柄をもって子を慈しみ親しむ。五つとは何か。第一に、子が悪を行わないよう戒めること。第二に、善き道を示し教えること。第三に、慈愛を骨髄に徹するほど深く注ぐこと。第四に、子のために善き縁組みを求めること。第五に、時宜に応じて必要なものを与えること。善生よ、子が父母を敬い従い恭しく仕えるならば、その方角は安らぎ、憂いや恐れはなくなる。」

「善生！弟子敬奉師長復有五事，云何為五？一者給侍所須，二者禮敬供養，三者尊重戴仰，四者師有教勅敬順無違，五者從師聞法善持不忘。善生！夫為弟子當以此五法敬事師長，師長復以五事敬視弟子，云何為五？一者順法調御，二者誨其未聞，三者隨其所問令善解義，四者示其善友，五者盡以所知誨授不悋。善生！弟子於師長敬順恭奉，則彼方安隱，無有憂畏。

> 善き生ある者よ、弟子が師長を敬い仕えるには、さらに五つのことがある。何が五つか。 一には、師が必要とするものを供給し世話すること。 二には、礼を尽くし供養すること。 三には、尊重し敬い仰ぐこと。 四には、師が教え諭されたことを敬い従い、背かないこと。 五には、師から聞いた教えを善く保ち忘れないこと。 善き生ある者よ、弟子たる者は、この五つの法をもって師長を敬い仕えるべきである。 師長もまた、五つのことで弟子を敬い見守る。何が五つか。 一には、正しい法に従って導き整えること。 二には、まだ聞いていないことを教え諭すこと。 三には、弟子の尋ねることに従い、善く意味を理解させること。 四には、善き友を示すこと。 五には、知っていることを全て惜しみなく教え授けること。 善き生ある者よ、弟子が師長を敬い従い恭しく仕えるならば、師長は安らかで穩やかであり、憂いや畏れはない。

「善生！夫之敬妻亦有五事，云何為五？一者相待以禮，二者威嚴不𡤏，三者衣食隨時，四者莊嚴以時，五者委付家內。善生！夫以此五事敬待於妻，妻復以五事恭敬於夫，云何為五？一者先起，二者後坐，三者和言，四者敬順，五者先意承旨。善生！是為夫之於妻敬待，如是則彼方安隱，無有憂畏。

> 善生よ、夫が妻を敬うにも五つのことがあります。それは何かというと、一つには礼をもって接すること、二つには威厳を保ちながらも軽んじないこと、三つには衣食を時宜に合わせて与えること、四つには時をわきまえて身だしなみを整えること、五つには家の内のことを委ね任せることです。 善生よ、夫がこの五つのことで妻を敬い大切にすれば、妻もまた五つのことで夫を敬い仕えます。それは何かというと、一つには先に起きること、二つには後に座ること、三つには優しい言葉をかけること、四つには敬って従うこと、五つには先回りして意向をくみ取ることです。 善生よ、これが夫が妻を敬い大切にすることであり、このようにすれば互いに心安らかで、憂いや恐れのない日々を送ることができるのです。

「善生！夫為人者，當以五事親敬親族，云何為五？一者給施，二者善言，三者利益，四者同利，五者不欺。善生！是為五事親敬親族，親族亦以五事親敬於人，云何為五？一者護放逸，二者護放逸失財，三者護恐怖者，四者屏相教誡，五者常相稱歎。善生！如是敬視親族，則彼方安隱，無有憂畏。

> 善き生まれの人よ、人が親族に対して親しみ敬うべき五つのことがあります。それは何かというと、第一に施しを与えること、第二に優しい言葉をかけること、第三に利益をもたらすこと、第四に利益を共にすること、第五に欺かないことです。 善き生まれの人よ、これが親族に対して親しみ敬う五つのことです。親族もまた、人に対して親しみ敬う五つのことがあります。それは何かというと、第一に放逸から守ること、第二に放逸による財産の損失から守ること、第三に恐怖から守ること、第四に隠れて教え諭すこと、第五に常に称え讃えることです。 善き生まれの人よ、このように親族を敬って見守れば、その方々は安らかで、憂いや恐れのない状態になります。

「善生！主於僮使以五事教授，云何為五？一者隨能使役，二者飲食隨時，三者賜勞隨時，四者病與醫藥，五者縱其休假。善生！是為五事教授僮使，僮使復以五事奉事其主，云何為五？一者早起，二者為事周密，三者不與不取，四者作務以次，五者稱揚主名。是為主待僮使，則彼方安隱，無有憂畏。

> 善男子よ、主人は従者に対して五つの事柄をもって教え導く。何がその五つか。 第一に、能力に応じて仕事を与えること。 第二に、食事を適切な時に与えること。 第三に、労苦に報いて休息を与えること。 第四に、病気の時には医薬を与えること。 第五に、休暇を許して自由に過ごさせること。 善男子よ、これが主人が従者を教え導く五つの事柄である。 従者もまた五つの事柄をもって主人に仕える。何がその五つか。 第一に、早く起きて仕事に取りかかること。 第二に、仕事を丁寧に、手抜かりなく行うこと。 第三に、許可なく物を取らないこと。 第四に、仕事を順序よく行うこと。 第五に、主人の評判を高めるように努めること。 このように主人が従者を扱えば、その関係は安らかで穩やかになり、憂いや恐れはなくなるのである。

「善生！檀越當以五事供奉沙門、婆羅門，云何為五？一者身行慈，二者口行慈，三者意行慈，四者以時施，五者門不制止。善生！若檀越以此五事供奉沙門、婆羅門，沙門、婆羅門當復以六事而教授之，云何為六？一者防護不令為惡，二者指授善處，三者教懷善心，四者使未聞者聞，五者已聞能使善解，六者開示天路。善生！如是檀越恭奉沙門、婆羅門，則彼方安隱，無有憂畏。」世尊說已，重說偈曰：

> 善生よ、在家の信者は、修行者やバラモンに対して五つのことで奉仕すべきである。それは何か。 第一に、身体で慈しみの行いをすること。 第二に、言葉で慈しみの行いをすること。 第三に、心で慈しみの行いをすること。 第四に、適切な時に布施をすること。 第五に、門を閉ざさずに迎え入れることである。 善生よ、もし在家の信者がこの五つのことで修行者やバラモンを奉仕すれば、修行者やバラモンは六つのことで彼らを導くであろう。それは何か。 第一に、悪を行わないよう守り助けること。 第二に、善き道を示すこと。 第三に、善き心を育てるよう教えること。 第四に、まだ聞いたことのないことを聞かせること。 第五に、すでに聞いたことを正しく理解させること。 第六に、天界への道を明らかにすることである。 善生よ、このように在家の信者が修行者やバラモンを敬い奉仕すれば、その方角は安らかで、憂いや恐れはなくなるのである。 世尊はこのように説き、さらに偈をもって重ねて説かれた。

「父母為東方，師長名南方，妻婦為西方，親族為北方，僮僕為下方，沙門為上方。諸有長者子，禮敬於諸方；敬順不失時，死皆得生天。惠施及輭言，利人多所益，同利等彼己，所有與人共。此四多負荷，任重如車輪；世間無此四，則無有孝養。此法在世間，智者所撰擇；行則獲大果，名稱遠流布。嚴飾於床座，供設上飲食；供給所當得，名稱遠流布。親舊不相遺，示以利益事；上下常和同，於此得善譽。先當習伎藝，然後獲財業；財業既已具，宜當自守護。出財未至奢，當撰擇前人；欺誑觝突者，寧乞未舉與。積財從小起，如蜂集眾花；財寶日滋息，至終無損耗。一食知止足，二修業勿怠，三當先儲積，以擬於空乏，四耕田商賈，澤地而置牧，五當起塔廟，六立僧房舍，在家勤六業，善修勿失時。如是修業者，則家無損減；財寶日滋長，如海吞眾流。」

爾時，善生白世尊言：「甚善！世尊！實過本望，踰我父教，能使覆者得仰，閉者得開，迷者得悟，冥室燃燈，有目得視。如來所說，亦復如是，以無數方便，開悟愚冥，現清白法。所以者何？佛為如來、至真、等正覺，故能開示，為世明導。今我歸依佛、歸依法、歸依僧，唯願世尊聽我於正法中為憂婆塞，自今日始，盡形壽不殺、不盜、不婬、不欺、不飲酒。」

> その時、善生は世尊に申し上げた。「まことに素晴らしいことです。世尊よ。これは私の父の教えをはるかに超え、私の願いをはるかに上回るものです。覆われた者が立ち上がり、閉ざされた者が開かれ、迷える者が悟り、暗い部屋に灯がともり、目ある者が見ることができるようにしてくださいます。如来の説かれる教えもまた同じです。数えきれないほどの巧みな手段で、愚かで暗い者を目覚めさせ、清らかな法を示してくださいます。なぜならば、仏は如来であり、至真であり、等正覚であられるからです。ですから、世の明るい導き手として開き示すことができるのです。今、私は仏に帰依し、法に帰依し、僧に帰依いたします。どうか世尊、私が正しい法の中で優婆塞となることをお許しください。今日から命のある限り、殺さず、盗まず、淫らな行いをせず、嘘をつかず、酒を飲みません。」

爾時，善生聞佛所說，歡喜奉行。

> その時、善生は仏の説かれた教えを聞き、喜んで従って行った。

## 佛說長阿含經卷第十一

> 仏説長阿含経　第十一巻