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title: "長阿含經 · 3 轉輪聖王品"
description: "長阿含經是佛教原始經典四阿含之一，由後秦時期譯師佛陀耶舍與竺佛念共同譯出。該經成書於公元前1世紀左右，屬早期佛教根本聖典，記載了佛陀與弟子們的言行教法。全經共30卷，分為四分，主要內容包括佛陀生平、教義闡述、修行方法及宇宙觀等，系統性保存了原始佛教的基本教理。作為漢傳佛教重要典籍，長阿含經被視為研究原始佛教思想的核心文獻，在佛教經典體系中具有不可替代的權威地位，對後世佛教發展影響深遠。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cm95s9qj804mljz0u9c8qfip5"
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### 佛說長阿含第四分世記經轉輪聖王品第三

> 転輪聖王品第三

佛告比丘：「世間有轉輪聖王，成就七寶，有四神德。云何轉輪聖王成就七寶？一金輪寶，二白象寶，三紺馬寶，四神珠寶，五玉女寶，六居士寶，七主兵寶。云何轉輪聖王金輪寶成就？若轉輪聖王出閻浮提地，剎利水澆頭種，以十五日月滿時，沐浴香湯，上高殿上，與婇女眾共相娛樂，天金輪寶忽現在前，輪有千輻，其光色具足，天金所成，天匠所造，非世所有，輪徑丈四。轉輪聖王見已，默自念言：『我曾從先宿諸舊聞如是語：「若剎利王水澆頭種，以十五日月滿時，沐浴香湯，昇法殿上，婇女圍遶，自然金輪忽現在前，輪有千輻，光色具足，天匠所造，非世所有，輪徑丈四，是則名為轉輪聖王。」今此輪現，將無是耶？今我寧可試此輪寶。』

> 仏は比丘たちに告げられた。「世には転輪聖王がいて、七つの宝を成就し、四つの神徳を備えている。転輪聖王が成就する七つの宝とは何か。第一は金輪宝、第二は白象宝、第三は紺馬宝、第四は神珠宝、第五は玉女宝、第六は居士宝、第七は主兵宝である。 では、転輪聖王の金輪宝の成就とはどのようなものか。転輪聖王が閻浮提の地に現れ、剎帝利の水を頭に注ぐ儀式を受けた王が、十五日の満月の夜、香湯で沐浴し、高い殿閣に昇り、侍女たちと共に楽しんでいると、突然、天の金輪宝が目の前に現れる。その輪には千本の輻があり、光と色が満ちあふれ、天の金で作られ、天の工匠が造ったもので、この世のものではない。輪の直径は一丈四尺である。 転輪聖王はそれを見て、静かに心に思う。『私は昔から古老たちの言い伝えを聞いてきた。「もし剎帝利の王が水を頭に注ぐ儀式を受け、十五日の満月の夜、香湯で沐浴し、法の殿に昇り、侍女たちに囲まれている時に、自然と金輪が目の前に現れ、千本の輻があり、光と色が満ちあふれ、天の工匠が造ったもので、この世のものではなく、輪の直径が一丈四尺であるならば、それは転輪聖王と呼ばれる」と。今、この輪が現れた。まさかこれがそれなのだろうか。今、私はこの輪宝を試してみよう。』

「時，轉輪王即召四兵，向金輪寶，偏露右臂，右膝著地，以右手摩捫金輪語言：『汝向東方，如法而轉，勿違常則。』輪即東轉。時，轉輪王即將四兵隨其後行，金輪寶前有四神導，輪所住處，王即止駕。爾時，東方諸小國王見大王至，以金鉢盛銀粟，銀鉢盛金粟，來詣王所，拜首白言：『善哉！大王！今此東方土地豐樂，多諸珍寶，人民熾盛，志性仁和，慈孝忠順，唯願聖王於此治政，我等當給使左右承受所當。』時，轉輪王語小王言：『止！止！諸賢！汝等則為供養我已，但當以正法治化，勿使偏枉，無令國內有非法行，身不殺生，教人不殺生、偷盜、邪婬、兩舌、惡口、妄言、綺語、貪取、嫉妬、邪見之人，此即名為我之所治。』

> 時に、転輪王はただちに四兵を召集し、金輪宝に向かい、右肩を露わにし、右膝を地につけ、右手で金輪を撫でながら言われた。「汝、東方に向かって、法の如くに転ぜよ。常の則りに背くことなかれ。」すると輪はただちに東へと転がった。時に、転輪王は四兵を率いてその後を進み、金輪宝の前には四神が導き、輪が止まる所に王もまた車駕を停められた。その時、東方の諸々の小国の王たちは大王の到来を見て、金の鉢に銀の粟を盛り、銀の鉢に金の粟を盛り、王のもとに参り、額づいて申し上げた。「まことに善きかな、大王よ。この東方の土地は豊かで楽しく、多くの珍宝があり、人民は繁栄し、心は仁愛と和合に満ち、慈しみと孝行、忠誠と従順に溢れております。どうか聖王よ、ここで政治を行ってください。我等は左右に仕え、命ずるがままにお仕えいたしましょう。」時に、転輪王は小国の王たちに言われた。「止めよ、止めよ、諸賢よ。汝らはすでに私を供養してくれた。ただ正しい法をもって治め導き、偏りや不正を起こさず、国内に不法な行いがないようにせよ。自ら殺生をせず、人々にも殺生、盗み、邪淫、両舌、悪口、妄言、綺語、貪り、嫉妬、邪見を教えないように。これこそが私の治め方である。」

「時，諸小王聞是教已，即從大王巡行諸國，至東海表，次行南方、西方、北方，隨輪所至，其諸國王各獻國土，亦如東方諸小王比。此閻浮提所有名曰土沃野豐，多出珍寶，林水清淨，平廣之處，輪則周行，封盡圖度東西十二由旬，南北十由旬，天神於中夜造城墎，其城七重，七重欄楯、七重羅網、七重行樹，周匝校飾，七寶所成，乃至無數眾鳥相和而鳴。造此城已，金輪寶復於其城中，圖度封地東西四由旬，南北二由旬，天神於中夜造宮殿，宮牆七重，七寶所成，乃至無數眾鳥相和而鳴，亦復如是。造宮殿已，時，金輪寶在宮殿上虛空中住，完具而不動轉。轉輪聖王踊躍而言：『此金輪寶真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為金輪寶成就。

> 時に、諸々の小王たちはこの教えを聞くと、直ちに大王に従って諸国を巡行し、東の海の果てに至り、次いで南方、西方、北方へと順に巡り、輪の赴く所に従った。その諸国の王たちはそれぞれ国土を献上し、東方の諸々の小王たちと同様であった。この閻浮提にあるすべての、土が肥え野が豊かで、多くの珍宝を産し、林や水が清らかで、平らで広いところでは、輪は周行し、封土を定めて測量し、東西十二由旬、南北十由旬とした。天神は夜中に城郭を造り、その城は七重であり、七重の欄楯、七重の羅網、七重の行樹があり、周囲には七宝でできた飾りが施され、数え切れないほどの多くの鳥が互いに調和して鳴いた。この城を造り終えると、金輪宝は再びその城中で、封地を測量し、東西四由旬、南北二由旬と定めた。天神は夜中に宮殿を造り、宮の城壁は七重で、七宝でできており、数え切れないほどの多くの鳥が互いに調和して鳴くことも、また同様であった。宮殿を造り終えると、時に、金輪宝は宮殿の上の虚空中に留まり、完全に具わって動転しなかった。転輪聖王は歓喜して言った。『この金輪宝はまさに我が瑞兆である。我は今まさに転輪聖王となったのだ。』これが金輪宝の成就である。

「云何白象寶成就？轉輪聖王清旦於正殿上坐，自然象寶忽現在前，其毛純白，七處平住，力能飛行，其首雜色，六牙纖𦟛，真金間填。時，王見已念言：『此象賢良，若善調者可中御乘。』即試調習，諸能悉備。時，轉輪王欲自試象，即乘其上，清旦出城，周行四海，食時以還。時，轉輪王踊躍而言：『此白象寶真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為象寶成就。

> 白象の宝が成就するとは、どういうことか？ 転輪聖王が朝早く正殿に座っていると、突然、自然に白象の宝が目の前に現れます。その毛は純白で、七つの部位が均整よく、飛行する力を持ち、頭は多彩な色を帯び、六本の牙は細やかで、純金が間を埋めています。 その時、王はこれを見て心に思います。「この象は優れている。うまく調教できれば、乗り物としてふさわしいだろう」と。そこで調教を試みると、あらゆる能力を備えていました。 転輪聖王は自ら象を試そうと、その背に乗り、朝早く城を出て、四海を一周し、食事の時間までに戻ってきました。その時、転輪聖王は喜び躍り上がって言います。 「この白象の宝は、まさに私の瑞兆だ。私は今、真の転輪聖王となった」 これが、象宝の成就です。

「云何轉輪聖王紺馬寶成就？時，轉輪聖王清旦在正殿上坐，自然馬寶忽現在前，紺青色，朱騣尾，頭頸如象，力能飛行。時，王見已念言：『此馬賢良，若善調者，可中御乘。』即試調習，諸能悉備。時，轉輪聖王欲自試馬寶，即乘其上，清旦出城，周行四海，食時已還。時，轉輪王踊躍而言：『此紺馬寶真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為紺馬寶成就。

> いかにして転輪聖王の紺馬宝が成就するのでしょうか。ある時、転輪聖王が朝早く正殿に座っていると、自然に馬宝が忽然と前に現れました。その馬は紺青色で、たてがみと尾は赤く、頭と首は象のようにたくましく、飛行する力を持っていました。王はそれを見て、こう思いました。「この馬は優れている。もしうまく調教できれば、乗り物として使えるだろう」そこで調教を試みると、あらゆる能力を備えていました。転輪聖王は自ら馬宝を試そうと、その背に乗り、朝早く城を出て、四海を一周し、食事の時間にはすでに戻ってきました。転輪聖王は喜び躍りながら言いました。「この紺馬宝はまさに私の吉兆である。私は今、まさに転輪聖王となったのだ」これが紺馬宝の成就です。

「云何神珠寶成就？時，轉輪聖王於清旦在正殿上坐，自然神珠忽現在前，質色清徹，無有瑕穢。時，王見已言：『此珠妙好，若有光明，可照宮內。』時，轉輪王欲試此珠，即召四兵，以此寶珠置高幢上，於夜冥中，齎幢出城。其珠光明照一由旬，現城中人皆起作務，謂為是晝。時，轉輪聖王踊躍而言：『今此神珠真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為神珠寶成就。

> いかにして神珠の宝が成就するのか。時に、転輪聖王が朝早く正殿に座っていると、自然と神珠が突然、目の前に現れた。その質は清らかで澄みわたり、一点の瑕も穢れもない。王はそれを見て言った。「この珠は実に妙なるものだ。もし光があれば、宮中を照らすことができるだろう。」そこで、転輪聖王はこの珠を試そうと思い、四兵を召集し、この宝珠を高い幢の上に置き、夜の闇の中、幢を持って城を出た。その珠の光明は一由旬を照らし、城の中の人々は皆、起きて仕事を始め、昼だと思った。時に、転輪聖王は喜び躍って言った。「今この神珠はまさに我が瑞兆である。我は今、真の転輪聖王となった。」これが神珠の宝の成就である。

「云何玉女寶成就？時，玉女寶忽然出現，顏色溶溶，面貌端正，不長不短，不麤不細，不白不黑，不剛不柔，冬則身溫，夏則身涼，舉身毛孔出栴檀香，口出優鉢羅花香，言語柔濡，舉動安詳，先起後坐，不失宜則。時，轉輪聖王見已無著，心不暫念，況復親近？時，轉輪聖王見已，踊躍而言：『此玉女寶真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為玉女寶成就。

> いかにして玉女宝が成就するか。その時、玉女宝が忽然と現れる。その色合いはなめらかで、顔かたちは端正、背丈は高すぎず低すぎず、太りもせず痩せもせず、白すぎず黒すぎず、硬すぎず柔らかすぎず、冬は体が温かく、夏は体は涼しく、全身の毛穴からは栴檀の香りが漂い、口からは優鉢羅華の香りがし、言葉は柔らかで優しく、動作は穏やかで落ち着きがあり、先に起きて後から座る、その振る舞いはすべて節度をわきまえている。その時、転輪聖王はこれを見ても執着せず、心に一瞬たりともとどめることはなく、ましてや親しく近づくことなどない。転輪聖王はこれを見て、喜び躍りながら言う。『この玉女宝こそ、まさに我が瑞兆である。我は今、真の転輪聖王となったのだ』。これが玉女宝の成就である。

「云何居士寶成就？時，居士丈夫忽然自出，寶藏自然財富無量，居士宿福，眼能徹視地中伏藏，有主無主皆悉見知，其有主者能為擁護，其無主者取給王用。時，居士寶往白王言：『大王！有所給與，不足為憂，我自能辦。』轉輪聖王欲試居士寶，即勅嚴船於水遊戲，告居士曰：『我須金寶，汝速與我。』居士報曰：『大王小待，須至岸上。』王尋逼言：『我今須用，正爾得來。』時，居士寶被王嚴勅，即於船上長跪，以右手內著水中，水中寶瓶隨手而出，如虫緣樹，彼居士寶亦復如是，內手水中，寶緣手出，充滿船上，而白王言：『向須寶用，為須幾許？』時，轉輪聖王語居士言：『止！止！吾無所須，向相試耳，汝今便為供養我已。』時，居士聞王語已，尋以寶物還沒水中。時，轉輪聖王踊躍而言：『此居士寶真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為居士寶成就。

> 居士の宝の成就とは何か。その時、居士の夫が忽然と現れ、宝蔵が自然に開き、財宝は限りなく豊かであった。居士は過去の福徳により、眼は地中に隠された宝物を見通すことができ、所有者がいるものもいないものもすべて見て知ることができた。所有者がいるものは守ることができ、所有者がいないものは王のために取り用いることができた。その時、居士の宝は王のもとへ行き、言った。『大王、何か与えるものが不足しているとお心配なさらず、私が自ら用意いたします。』転輪聖王は居士の宝を試そうと、すぐに船を整えて水上で遊び、居士に告げた。『私は金銀財宝が必要だ、すぐに私に与えよ。』居士は答えた。『大王、しばらくお待ちください、岸に着いてからで結構です。』王はすぐに迫って言った。『私は今すぐ必要だ、今すぐ持って来い。』その時、居士の宝は王の厳しい命令を受け、船の上で跪き、右手を水中に差し入れた。すると水中の宝瓶が手に従って出て来た。まるで虫が木を登るように、その居士の宝もまた同様に、手を水中に差し入れ、宝が手に沿って出て来て、船中を満たした。そして王に言った。『さきほど宝が必要だとおっしゃいましたが、どれほどお使いになりますか。』その時、転輪聖王は居士に言った。『止めよ、止めよ。私は何も必要ではない、ただ試しただけだ。今、お前はすでに私を供養してくれた。』その時、居士は王の言葉を聞くと、すぐに宝物を水中に戻した。その時、転輪聖王は喜び踊って言った。『この居士の宝は真に私の瑞兆である。私は今、真の転輪聖王となった。』これが居士の宝の成就である。

「云何主兵寶成就？時，主兵寶忽然出現，智謀雄猛，英略獨決，即詣王所白言：『大王！有所討罰，不足為憂，我自能辦。』時，轉輪聖王欲試主兵寶，即集四兵而告之曰：『汝今用兵，未集者集，已集者放，未嚴者嚴，已嚴者解，未去者去，已去者住。』時，主兵寶聞王語已，即令四兵，未集者集，已集者放，未嚴者嚴，已嚴者解，未去者去，已去者住。時，轉輪聖王見已，踊躍而言：『此主兵寶真為我瑞，我今真為轉輪聖王。』是為轉輪聖王七寶成就。

> 主兵宝の成就とはどのようなものか。その時、主兵宝が忽然と現れ、智謀に雄猛で、英略を独決し、ただちに王のもとに赴いて申し上げた。『大王、討伐や罰することがあっても、ご心配には及びません。私が自らお引き受けいたします。』 時に、転輪聖王は主兵宝を試そうと、四種の軍兵を集めて告げた。『汝は今、軍兵を用いて、未だ集まっていない者は集め、既に集まった者は解散させ、未だ整えていない者は整え、既に整えた者は解き、未だ出発していない者は出発させ、既に出発した者は留まらせよ。』 時に、主兵宝は王の言葉を聞くと、ただちに四種の軍兵に命じて、未だ集まっていない者は集め、既に集まった者は解散させ、未だ整えていない者は整え、既に整えた者は解き、未だ出発していない者は出発させ、既に出発した者は留まらせた。 時に、転輪聖王はこれを見て、躍り上がって喜び、言った。『この主兵宝はまことに我が瑞兆である。我は今、まさに転輪聖王である。』 これが転輪聖王の七宝成就である。

「謂四神德，一者長壽不夭無能及者，二者身強無患無能及者，三者顏貌端正無能及者，四者寶藏盈溢無能及者，是為轉輪聖王成就七寶及四功德。

> 四つの神徳とは、第一に長寿で夭折せず、これに及ぶ者がないこと。第二に身体が強健で病患なく、これに及ぶ者がないこと。第三に容貌が端正で、これに及ぶ者がないこと。第四に財宝が満ち溢れ、これに及ぶ者がないことです。これが転輪聖王が成就する七宝と四つの功徳です。

「時，轉輪聖王久乃命駕出遊後園，尋告御者：『汝當善御而行。所以然者？吾欲諦觀國土人民安樂無患。』時，國人民路次觀者，復語侍人：『汝且徐行，吾欲諦觀聖王威顏。』時，轉輪聖王慈育民物如父愛子，國民慕王如子仰父，所有珍琦盡以貢王，願埀納受，在意所與。時，王報曰：『且止！諸人！吾自有寶，汝可自用。』

> その時、転輪聖王は久しぶりに車を出し、後園へ遊びに出かけました。そして御者に告げました。「汝は上手に車を操り、ゆっくり進みなさい。なぜなら、私は国の人々が安楽に暮らし、災いなく過ごしている様子を、しっかりと見届けたいのだから」 すると、道端で王を見る民衆は、侍従に言いました。「どうかゆっくり進んでください。私たちも聖なる王の威厳あるお顔を、しっかりと拝見したいのです」 その時、転輪聖王は民や万物を慈しみ育てる様は、まるで父が子を愛するようであり、国民が王を慕う様は、子が父を仰ぎ見るようでした。人々はありとあらゆる珍しい宝物を王に献上し、「どうかお納めください、お気に召すままにお使いください」と願いました。 すると、王は答えました。「やめなさい、皆よ。私はすでに宝を持っている。あなたがたはそれを自分たちで使いなさい」

「轉輪聖王治此閻浮提時，其地平正，無有荊棘、坑坎、堆阜，亦無蚊虻、蜂蝎、蠅蚤、蛇蚖、惡蟲，石沙、瓦礫自然沈沒，金銀寶玉現於地上，四時和調，不寒不熱，其地柔濡，無有塵穢，如油塗地，潔淨光澤，無有塵穢。轉輪聖王治於世時，地亦如是，地出流泉，清淨無竭，生柔濡草，冬夏常青，樹木繁茂，花果熾盛，地生濡草，色如孔翠，香若婆師，濡如天衣，足蹈地時，地凹四寸，舉足還復，無空缺處，自然粳米無有糠糩，眾味具足。時有香樹，花果茂盛，其果熟時，果自然裂，出自然香，香氣馥熏。復有衣樹，花果茂盛，其果熟時，皮殼自裂，出種種衣。復有莊嚴樹，花果熾盛，其果熟時，皮殼自裂，出種種莊嚴具。復有鬘樹，花果茂盛，其果熟時，皮殼自裂，出種種鬘。復有器樹，花果茂盛，其果熟時，皮殼自裂，出種種器。復有果樹，花果茂盛，其果熟時，皮殼自裂，出種種果。復有樂器樹，花果茂盛，其果熟時，皮殼自裂，出眾樂器。

> 転輪聖王がこの閻浮提を治める時、大地は平らで、茨や棘、穴や窪み、丘や盛り上がりはなく、蚊や虻、蜂や蠍、蠅や蚤、蛇や蜥蜴のような悪い虫もいません。石や砂、瓦や礫は自然と沈み、金銀や宝玉が地上に現れます。四季は調和し、寒すぎず熱すぎず、大地は柔らかく潤い、塵や汚れがなく、油を塗ったように清浄で光沢があり、塵一つありません。 転輪聖王が世を治める時、大地はこのようになります。地からは清らかな泉が湧き出て尽きることがなく、柔らかな草が生え、冬も夏も常に青々としています。樹木は繁茂し、花や果実が豊かに実ります。地に生える潤いのある草の色は孔雀の羽のように美しく、香りはバシリカのようで、天衣のように柔らかです。足で地を踏むと、地は四寸へこみ、足を上げると元に戻り、へこんだままの場所はありません。 自然に生じる粳米には糠や殻がなく、あらゆる味が備わっています。その時には香りの木があり、花や果実が茂り、果実が熟すと自然に裂け、自然の香りが漂い、芳醇な香りが薫ります。また衣の木があり、花や果実が茂り、果実が熟すと皮や殻が自然に裂け、さまざまな衣が現れます。また装飾の木があり、花や果実が豊かに実り、果実が熟すと皮や殻が自然に裂け、さまざまな装飾具が現れます。また花冠の木があり、花や果実が茂り、果実が熟すと皮や殻が自然に裂け、さまざまな花冠が現れます。また器の木があり、花や果実が茂り、果実が熟すと皮や殻が自然に裂け、さまざまな器が現れます。また果物の木があり、花や果実が茂り、果実が熟すと皮や殻が自然に裂け、さまざまな果物が現れます。また楽器の木があり、花や果実が茂り、果実が熟すと皮や殻が自然に裂け、さまざまな楽器が現れます。

「轉輪聖王治於世時，阿耨達龍王於中夜後起大密雲，彌滿世界而降大雨，如搆牛頃，雨八味水，潤澤周普，地無停水，亦無泥淖，潤澤沾洽，生長草木。猶如鬘師水灑花鬘，使花鮮澤，令不萎枯，時雨潤澤，亦復如是。又時於中夜後，空中清明，淨無雲曀，海出涼風，清淨調柔，觸身生樂。聖王治時，此閻浮提五穀豐賤，人民熾盛，財寶豐饒，無所匱乏。

> 転輪聖王が世を治めている時、阿耨達龍王は真夜中過ぎに大きな密雲を起こし、世界に満ちて大雨を降らせた。まるで牛乳を搾るほどの短い間に、八種の味わいを持つ水が降り注ぎ、潤いが隅々まで行き渡った。地には水たまりもなく、泥濘もなく、潤いはしっかりと染み込み、草木を生長させた。それはちょうど、花飾りの職人が花輪に水をかけて花を鮮やかにし、しおれさせないようにするのと同じである。その時の雨の潤いもまた、まさにそのようであった。 また、真夜中過ぎには、空は澄み渡り、雲ひとつなく清らかで、海からは涼しい風が吹き、清浄で柔らかく、身に触れると安楽が生じた。聖王が治めている時、この閻浮提では五穀が豊かに実り価も安く、人々は栄え、財宝は豊かに満ち、何一つ欠けることがなかった。

「當時，轉輪聖王以正治國，無有阿抂，修十善行，爾時諸人民亦修正見，具十善行。其王久久，身生重患，而取命終。時猶如樂人，食如小過，身小不適，而便命終，生梵天上。時玉女寶、居士寶、主兵寶及國士民作倡伎樂，葬聖王身。其王玉女寶、居士寶、主兵寶、國內士民，以香湯洗浴王身，以劫貝纏五百張疊，次如纏之，奉舉王身，置金棺裏，以香油灌置鐵槨裏。復以木槨重衣其外，積眾香薪重衣其上，而耶維之，於四衢道頭起七寶塔，縱廣一由旬，雜色參間，以七寶成。其塔四面各有一門，周匝欄楯，以七寶成。其塔四面空地縱廣五由旬，園牆七重、七重欄楯、七重羅網、七重行樹，金牆銀門，銀牆金門，琉璃牆水精門，水精牆琉璃門，赤珠牆馬瑙門，馬瑙牆赤珠門，車𤦲牆眾寶門。其欄楯者，金欄銀桄，銀欄金桄，水精欄琉璃桄，琉璃欄水精桄，赤珠欄馬瑙桄，馬瑙欄赤珠桄，車𤦲欄眾寶桄。其金羅網下懸銀鈴，其銀羅網下懸金鈴，琉璃羅網懸水精鈴，水精羅網懸琉璃鈴，赤珠羅網懸馬瑙鈴，馬瑙羅網懸赤珠鈴，車𤦲羅網懸眾寶鈴。其金樹者銀葉花實，其銀樹者金葉花實，其琉璃樹水精花葉，水精樹琉璃花葉，赤珠樹者馬瑙花葉，馬瑙樹赤珠花葉，車𤦲樹眾寶花葉。其四園牆復有四門，周匝欄楯。又其牆上皆有樓閣寶臺，其牆四面有樹木園林、流泉浴池，生種種花，樹木繁茂，花果熾盛，眾香芬馥，異鳥哀鳴。其塔成已，玉女寶、居士寶、典兵寶、舉國士民皆來供養此塔，施諸窮乏，須食與食，須衣與衣，象馬寶乘，給眾所須，隨意所與。轉輪聖王威神功德，其事如是。」

> その時、転輪聖王は正法をもって国を治め、不正はなく、十の善い行いを修めていました。その時、民衆もまた正しい見解を修め、十の善い行いを具えていました。その王は長い時を経て、重い病にかかり、命を終えました。その時、あたかも楽人が少しの過ちを犯し、体が少し不調になり、やがて命を終えて梵天に生まれるかのようでした。その時、玉女宝、居士宝、主兵宝、および国中の士民は音楽を奏で、聖王の遺体を葬りました。王の玉女宝、居士宝、主兵宝、国内の士民は、香湯で王の遺体を洗い清め、五百枚の布で包み、次々と包んで、王の遺体を金の棺に納め、香油を注ぎ、鉄の外棺に収めました。さらに木の外棺で重ねて包み、多くの香木を積み重ね、その上を包んで荼毘に付し、四つ辻に七宝の塔を建てました。塔は縦横一由旬、様々な色が混ざり合い、七宝でできています。塔の四面にはそれぞれ門があり、周囲には欄干があり、七宝でできています。塔の四面の空地は縦横五由旬、園の壁は七重、七重の欄干、七重の網、七重の並木があり、金の壁には銀の門、銀の壁には金の門、瑠璃の壁には水晶の門、水晶の壁には瑠璃の門、赤珠の壁には瑪瑙の門、瑪瑙の壁には赤珠の門、車𤦲の壁には様々な宝の門があります。欄干は、金の欄干に銀の横木、銀の欄干に金の横木、水晶の欄干に瑠璃の横木、瑠璃の欄干に水晶の横木、赤珠の欄干に瑪瑙の横木、瑪瑙の欄干に赤珠の横木、車𤦲の欄干に様々な宝の横木があります。金の網の下には銀の鈴が吊るされ、銀の網の下には金の鈴が吊るされ、瑠璃の網には水晶の鈴が吊るされ、水晶の網には瑠璃の鈴が吊るされ、赤珠の網には瑪瑙の鈴が吊るされ、瑪瑙の網には赤珠の鈴が吊るされ、車𤦲の網には様々な宝の鈴が吊るされています。金の樹には銀の葉と花と実があり、銀の樹には金の葉と花と実があり、瑠璃の樹には水晶の花と葉があり、水晶の樹には瑠璃の花と葉があり、赤珠の樹には瑪瑙の花と葉があり、瑪瑙の樹には赤珠の花と葉があり、車𤦲の樹には様々な宝の花と葉があります。四つの園の壁にはさらに四つの門があり、周囲には欄干があります。また、壁の上には楼閣や宝の台があり、壁の四面には樹木の園林や流れる泉、浴池があり、様々な花が咲き、樹木は繁茂し、花や実は豊かに実り、多くの香りが漂い、珍しい鳥が鳴いています。塔が完成すると、玉女宝、居士宝、典兵宝、国中の士民は皆、この塔を供養し、貧しい者に施しをし、食べ物が必要な者には食べ物を、衣服が必要な者には衣服を、象や馬、宝の乗り物を与え、必要なものを与え、望むままに施しました。転輪聖王の威神と功徳は、このようなものでした。

## 佛說長阿含經卷第十八

> 仏説長阿含経　第十八巻