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title: "長阿含經 · 10 戰鬥品"
description: "長阿含經是佛教原始經典四阿含之一，由後秦時期譯師佛陀耶舍與竺佛念共同譯出。該經成書於公元前1世紀左右，屬早期佛教根本聖典，記載了佛陀與弟子們的言行教法。全經共30卷，分為四分，主要內容包括佛陀生平、教義闡述、修行方法及宇宙觀等，系統性保存了原始佛教的基本教理。作為漢傳佛教重要典籍，長阿含經被視為研究原始佛教思想的核心文獻，在佛教經典體系中具有不可替代的權威地位，對後世佛教發展影響深遠。"
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### 佛說長阿含第四分世記經戰鬪品第十

> 戦闘品第十

佛告比丘：「昔者，諸天與阿須倫共鬪。時，釋提桓因命忉利諸天而告之曰：『汝等今往與彼共戰，若得勝者，捉毘摩質多羅阿須倫，以五繫繫縛，將詣善法講堂，吾欲觀之。』時，忉利諸天受帝釋教已，各自莊嚴。時，毘摩質多羅阿須倫命諸阿須倫而告之曰：『汝等今往與彼共戰，若得勝者，捉釋提桓因，以五繫繫縛，將詣七葉講堂，吾欲觀之。』時，諸阿須倫受毘摩質多阿須倫教已，各自莊嚴。

> 仏は比丘たちに告げました。「昔、天界の神々と阿修羅たちが戦いを起こしました。その時、帝釈天は忉利天の神々に命じてこう告げたのです。『そなたたちは今、彼らと戦いに行きなさい。もし勝利したなら、毘摩質多羅阿修羅を捕らえ、五つの縄で縛り、善法講堂へ連れてきなさい。私がその姿を見たいのだ。』すると、忉利天の神々は帝釈天の教えを受け、それぞれに武装を整えました。一方、毘摩質多羅阿修羅もまた、阿修羅たちに命じてこう告げました。『そなたたちは今、彼らと戦いに行きなさい。もし勝利したなら、帝釈天を捕らえ、五つの縄で縛り、七葉講堂へ連れてきなさい。私がその姿を見たいのだ。』すると、阿修羅たちは毘摩質多羅阿修羅の教えを受け、それぞれに武装を整えました。」

「於是，諸天、阿須倫眾遂共戰鬪，諸天得勝，阿須倫退。時，忉利諸天捉阿須倫王，以五繫繫縛，將詣善法堂所，示天帝釋。時，阿須倫王見天上快樂，生慕樂心，即自念言：『此處殊勝，即可居止，用復還歸阿須倫宮為？』發此念時，五繫即得解，五樂在前。若阿須倫生念欲還詣本宮殿，五繫還縛，五樂自去。時，阿須倫所被繫縛，轉更牢固。魔所繫縛復過於是，計吾我人為魔所縛，不計吾我人魔縛得解，愛我為縛，愛愛為縛，我當有為縛，我當無為縛，有色為縛，無色為縛，有色無色為縛，我有想為縛，無想為縛，有想無想為縛，我為大患、為癰、為刺。是故，賢聖弟子知我為大患、為癰、為刺，捨吾我想，修無我行，觀彼我為重擔、為放逸、為有。當有我是有為，當有無我是有為，有色是有為，無色是有為，有色無色是有為，有想是有為，無想是有為，有想無想是有為，有為為大患、為刺、為瘡。是故，賢聖弟子知有為為大患、為刺、為瘡故，捨有為，為無為行。」

> そこで、諸天と阿須倫の軍勢はついに戦いを交え、諸天が勝利し、阿須倫は退きました。その時、忉利天の諸天は阿須倫の王を捕らえ、五つの縄で縛り、善法堂へ連れて行き、天帝釈に示しました。その時、阿須倫の王は天上の楽しみを見て、羨望の心を起こし、即座にこう思いました。「この場所は殊勝である。ここに留まればよい。どうして再び阿須倫の宮殿に戻る必要があろうか」と。この思いを起こした時、五つの縄はたちまち解け、五つの楽しみが目の前に現れました。もし阿須倫が元の宮殿に戻りたいと念じれば、五つの縄は再び縛りつけ、五つの楽しみは自ら去ってしまいます。その時、阿須倫にかけられた縄は、ますます固く縛られるのです。 魔によって縛られることは、これよりもさらに甚だしい。我や人を計る者は魔に縛られ、我や人を計らない者は魔の縛りから解かれます。我を愛することは縛り、愛を愛することは縛り、我が有為であるとすることは縛り、我が無為であるとすることは縛り、色があるとすることは縛り、色がないとすることは縛り、色があり色がないとすることは縛り、我に想いがあるとすることは縛り、想いがないとすることは縛り、想いがあり想いがないとすることは縛り、我は大きな患いであり、腫れ物であり、棘なのです。 それゆえ、賢聖の弟子は、我が大きな患いであり、腫れ物であり、棘であると知り、我という思いを捨てて、無我の行いを修めます。その我を重荷と見なし、放逸と見なし、有為と見なすのです。我が有為であるとすることは有為であり、我が無為であるとすることは有為であり、色があるとすることは有為であり、色がないとすることは有為であり、色があり色がないとすることは有為であり、想いがあるとすることは有為であり、想いがないとすることは有為であり、想いがあり想いがないとすることは有為であり、有為は大きな患いであり、棘であり、傷なのです。 それゆえ、賢聖の弟子は、有為が大きな患いであり、棘であり、傷であることを知るがゆえに、有為を捨てて、無為の行いをなすのです。

佛告比丘：「昔者，諸天子與阿須倫共鬪。時，釋提桓因命忉利天而告之曰：『汝等今往與阿須倫共鬪，若得勝者，捉毘摩質多羅阿須倫，以五繫繫縛，將詣善法講堂，吾欲觀之。』時，忉利諸天受帝釋教已，各即自莊嚴。時，毘摩質多阿須倫復命諸阿須倫而告之曰：『汝等今往與彼共戰，若得勝者，捉釋提桓因，以五繫繫縛，將詣七葉講堂，吾欲觀之。』時，諸阿須倫受毘摩質多阿須倫教已，各自莊嚴。於是，諸天、阿須倫眾遂共戰鬪，諸天得勝，阿須倫退。忉利諸天捉阿須倫，以五繫繫縛，將詣善法堂所，示天帝釋。彷徉遊善法堂上，阿須倫王遙見帝釋，於五繫中惡口罵詈。時，天帝侍者於天帝前，即說偈言：

> 仏は比丘たちに告げられた。「昔、諸天子たちと阿修羅たちが戦いをしたことがあった。その時、帝釈天は忉利天の者たちに命じてこう告げた。『お前たちは今、阿修羅たちと戦いに行きなさい。もし勝ったならば、毘摩質多羅阿修羅を捕らえ、五つの縄で縛り、善法講堂へ連れて来なさい。私がそれを見たいのだ。』すると、忉利天の諸天は帝釈の教えを受け、それぞれ身支度を整えた。その時、毘摩質多阿修羅もまた諸阿修羅に命じてこう告げた。『お前たちは今、彼らと戦いに行きなさい。もし勝ったならば、帝釈天を捕らえ、五つの縄で縛り、七葉講堂へ連れて来なさい。私がそれを見たいのだ。』すると、諸阿修羅は毘摩質多阿修羅の教えを受け、それぞれ身支度を整えた。こうして、諸天と阿修羅の軍勢はついに共に戦い、諸天が勝利し、阿修羅は退いた。忉利天の諸天は阿修羅を捕らえ、五つの縄で縛り、善法堂のある場所へ連れて行き、天帝釈にお目にかけた。善法堂の上をゆったりと歩き回っていると、阿修羅王は遠くから帝釈を見て、五つの縛めの中から悪口を浴びせ罵った。その時、天帝の侍者は天帝の前で、即座に偈を説いた。

「『天帝何恐怖，自現己劣弱，須質面毀呰，默聽其惡言。』

> 「天帝よ、何を恐れおののくのか、自ら己の劣弱さを現し、 顔を向けて罵り、その悪しき言葉を黙って聞くとは。」

「時，天帝釋即復以偈答侍者曰：

> その時、天帝釈は再び偈をもって侍者に答えました。

「『彼亦無大力，我亦不恐畏，如何大智士，與彼無智諍。』

> 彼にも大した力はなく、私も恐れはしない。 それなのに、どうして大いなる知恵を持つ者が、無知な者と争う必要があろうか。

「爾時，侍者復作偈頌白帝釋言：

> その時、侍者は再び偈頌を唱えて帝釈天に申し上げました。

「『今不折愚者，恐後轉難忍，宜加以杖捶，使愚自改過。』

> 「今、愚者を折らざれば、後、ますます忍び難きに至らんことを恐る。杖捶を加えて、愚者自ら過ちを改めしむべし。」

「時，天帝釋復作偈頌答侍者曰：

> その時、天帝釈は再び偈頌を唱えて侍者に答えました。

「『我常言智者，不應與愚諍，愚罵而智默，即為信勝彼。』

> 「私は常に言う、賢者は愚者と論争すべきではないと。 愚者が罵っても、賢者は黙している。 それこそが、相手に勝る確かな道である。」

「爾時，侍者復作偈頌白帝釋言：

> その時、侍者は再び偈頌を唱えて帝釈天に申し上げました。

「『天王所以默，恐損智者行，而彼愚騃人，謂王懷怖畏。愚不自忖量，謂可與王敵，沒死來觸突，欲王如牛退。』

> 「天王が黙しているのは、智者たちの行いを損なうことを恐れるからである。 しかし、愚かな者たちは、王が恐れを抱いているのだと思い込む。 愚か者は自らの力量を考えもせず、王と対等に戦えると勘違いし、 命を捨てて突撃してきて、王が牛のように退くことを望むのだ。」

「時，天帝釋復作偈頌答侍者曰：

> その時、天帝釈は再び偈頌を唱えて侍者に答えました。

「『彼愚無知見，謂我懷恐怖，我觀第一義，忍默為最上。惡中之惡者，於瞋復生瞋，能於瞋不瞋，為戰中最上。夫人有二緣，為己亦為他，眾人諍有訟，不報者為勝。夫人有二緣，為己亦為他，見無諍訟者，乃謂為愚騃。若人有大力，能忍無力者，此力為第一，於忍中最上。愚自謂有力，此力非為力，如法忍力者，此力不可沮。』」

> 「彼の愚か者は無知で、私が恐怖を抱いていると思い込むが、 私は第一義を観じて、耐え黙することが最上であると知っている。 悪の中の悪しき者は、怒りに対してさらに怒りを生じる。 怒りに対して怒らないことこそが、戦いの中の最上である。 人は二つの理由で行動する。自分のためと、他人のためである。 人々が争い、訴訟を起こす中で、報復しない者が勝者となる。 人は二つの理由で行動する。自分のためと、他人のためである。 争いや訴訟を起こさない者を、愚か者だと言う者もいる。 もし人が大きな力を持ち、無力な者を耐え忍ぶことができるならば、 その力は第一の力であり、忍耐の中の最上である。 愚か者は自分に力があると言うが、それは真の力ではない。 法に従って忍耐する力こそが、決して挫けない力である。」

佛告比丘：「爾時，天帝釋豈異人乎？勿造斯觀。時，天帝釋即我身是也。我於爾時，修習忍辱，不行卒暴，常亦稱讚能忍辱者。若有智之人欲弘吾道者，當修忍默，勿懷忿諍。」

> 仏は比丘たちに告げた。「あの時の天帝釈は、果たして別人だったと思うか？そう考えてはならない。あの時の天帝釈は、すなわちこの私である。私はあの時、忍辱を修め、粗暴な行いをせず、常に忍辱を実践する者を称賛していた。もし知恵ある者が、私の教えを広めようとするならば、忍辱と沈黙を修め、怒りや争いを抱いてはならない。」

佛告比丘：「昔者，忉利諸天與阿須倫共鬪。時，釋提桓因語質多阿須倫言：『卿等何為嚴飾兵仗，懷怒害心，共戰諍為？今當共汝講論道義，知有勝負。』彼質多阿須倫語帝釋言：『正使捨諸兵仗，止於諍訟論義者，誰知勝負？』帝釋教言：『但共論議，今汝眾中、我天眾中，自有智慧知勝負者。』時，阿須倫語帝釋言：『汝先說偈。』帝釋報言：『汝是舊天，汝應先說。』爾時，質多阿須倫即為帝釋而作頌曰：

> 仏が比丘たちに告げられた。「昔、忉利天の諸天たちが阿須倫と戦いを交えたことがあった。その時、帝釈天が質多阿須倫に言った。『あなた方はなぜ武器を整え、怒りと害意を抱いて、争い合おうとするのか。今こそ、あなたと共に道義について論じ合い、勝敗を明らかにしようではないか。』すると、質多阿須倫は帝釈天に言った。『たとえ武器を捨て、争いを止めて論義をしたとしても、誰が勝敗を決めるというのか。』帝釈天は教えるように言った。『ただ共に論議すればよい。あなた方の衆の中にも、我々天衆の中にも、勝負を知る智慧のある者が必ずいるだろう。』すると、阿須倫は帝釈天に言った。『まずあなたが偈を説きなさい。』帝釈天は答えた。『あなたは古くからの天である。まずあなたが説くべきだ。』その時、質多阿須倫は帝釈天のために、次の頌を説いた。

「『今不折愚者，恐後轉難忍，宜加以杖捶，使愚自改過。』

> 「今、愚者を折らざれば、後、ますます忍び難きに至らんことを恐る。杖捶を加えて、愚者自ら過ちを改めしむべし。」

「時，阿須倫說此偈已，阿須倫眾即大歡喜，高聲稱善；唯諸天眾默然無言。時，阿須倫王語帝釋言：『汝次說偈。』爾時，帝釋即為阿須倫而說偈言：

「『我常言智者，不應與愚諍，愚罵而智默，即為勝彼愚。』

> 「私は常に言う、賢者は愚者と論争すべきではないと。 愚者が罵れば、賢者は黙する。それこそが、愚者に勝つ道である。」

「時，天帝釋說此偈已，忉利諸天皆大歡喜，舉聲稱善；時，阿須倫眾默然無言。爾時，天帝語阿須倫言：『汝次說偈。』時，阿須倫復說偈言：

> 時に、帝釈天がこの偈を説き終えると、忉利天の諸天たちは皆大いに歓喜し、声を挙げて善しと称えた。一方、阿修羅の衆は黙然として言葉を発しなかった。その時、帝釈天は阿修羅たちに言った。「次はそなたたちが偈を説くがよい。」すると、阿修羅たちは再び偈を説き始めた。

「『天王所以默，恐損智者行，而彼愚騃人，謂王懷怖畏。愚不自忖量，謂可與王敵，沒死來觸突，欲王如牛退。』

> 「天王が黙しているのは、智者たちの行いを損なうことを恐れるからである。 しかし、愚かな者たちは、王が恐れを抱いているのだと思い込む。 愚か者は自らの力量を考えもせず、王と対等に戦えると勘違いし、 命を捨てて突撃してきて、王が牛のように退くことを望むのだ。」

「時，阿須倫王說此偈已，阿須倫眾踊躍歡喜，舉聲稱善；時，忉利天眾默然無言。時，阿須倫王語帝釋言：『汝次說偈。』時，天帝釋為阿須倫而說偈言：

> その時、阿須倫王がこの偈を説き終えると、阿須倫の群衆は躍り上がって喜び、声を挙げて称賛した。一方、忉利天の衆は黙って何も言わなかった。すると、阿須倫王が帝釈天に言った。「次はあなたが偈を説く番です。」そこで、天帝釈は阿須倫のために偈を説いた。

「『彼愚無知見，謂我懷恐畏，我觀第一義，忍默為最上。惡中之惡者，於瞋復生瞋，能於瞋不瞋，為戰中最勝。夫人有二緣，為己亦為他，眾人為諍訟，不報者為勝。夫人有二緣，為己亦為他，見無諍訟者，不謂為愚騃。若人有大力，能忍無力者，此力為第一，於忍中最上。愚自謂有力，此力非為力，如法忍力者，此力不可沮。』

> 「あの愚か者は無知ゆえに、私が恐れを抱いていると思い込む。 私は第一の真理を観じ、耐え黙ることが最上の道であると知る。 悪の中でも最も悪いのは、怒りに対してさらに怒りを生じさせることだ。 怒りに対して怒りを返さぬ者こそ、戦いの中でも最勝である。 人は二つの理由で行動する、自分のためと、他人のためだ。 人々が争いを起こす中、報復しない者が勝者となる。 人は二つの理由で行動する、自分のためと、他人のためだ。 争いを起こさぬ者を見て、愚か者だとは言うべきではない。 もし人が強大な力を持ち、無力な者を耐え忍ぶならば、 その力こそが第一であり、忍耐の中でも最上のものである。 愚か者は自らを力ある者と称するが、それは真の力ではない。 正しい法に従って耐え忍ぶ力こそ、決して挫かれることのない力である。」

「釋提桓因說此偈已，忉利天眾踊躍歡喜，舉聲稱善；阿須倫眾默然無言。時，天眾、阿須倫眾各小退却，自相謂言：『阿須倫王所說偈頌，有所觸犯，起刀劍讐，生鬪訟根，長諸怨結，樹三有本。天帝釋所說偈者，無所觸嬈，不起刀劍，不生鬪訟，不長怨結，絕三有本。天帝所說為善，阿須倫所說不善。諸天為勝，阿須倫負。』」

> 帝釈天がこの偈を説き終えると、忉利天の衆は躍り上がって喜び、声をあげて善しと称えた。阿修羅の衆は黙して言葉もなかった。その時、天の衆と阿修羅の衆はそれぞれ少し後退し、互いに言い合った。「阿修羅王の説いた偈は、相手を傷つけ、刀剣の争いを起こし、闘諍の根を生み、怨みの結びつきを増長し、三有の根本を育てるものだ。帝釈天の説いた偈は、誰をも煩わせず、刀剣の争いを起こさず、闘諍を生まず、怨みの結びつきを増長せず、三有の根本を断ち切るものだ。帝釈天の説いたことは善く、阿修羅王の説いたことは善からず。諸天が勝ち、阿修羅は負けたのだ。」

佛告比丘：「爾時，釋提桓因豈異人乎？勿造斯觀。所以者何？即我身是。我於爾時，以柔濡言，勝阿須倫眾。」

> 仏は比丘たちに告げられた。「その時の帝釈天は、一体誰であったと思うか。決して他人ではない。なぜなら、それはこの私であったからだ。私はあの時、柔らかな言葉をもって阿修羅の軍勢に打ち勝ったのである。」

佛告比丘：「昔者，諸天復與阿須倫共鬪。時，阿須倫勝，諸天不如。時，釋提桓因乘千輻寶車怖懼而走，中路見晱婆羅樹上有一巢，巢有兩子，即以偈頌告御者言，頌曰：

> 仏は比丘たちに告げた。「昔、天界の神々がまた阿修羅と戦ったことがあった。その時、阿修羅が勝ち、神々は敗れた。帝釈天は千本の輻をもつ宝の車に乗って恐れおののき逃げる途中、道すがら、晱婆羅樹の上に一つの巣があり、その巣に二羽の雛がいるのを見た。そして御者に偈頌をもって告げた。その偈はこうである：

「『此樹有二鳥，汝當迴車避，正使賊害我，勿傷二鳥命。』

> 「この木には二羽の鳥がいる。どうか車を引き返し、避けてほしい。 たとえ私が賊に害されても、この二羽の鳥の命を傷つけないでほしい。」

「爾時，御者聞帝釋偈已，尋便住車迴避鳥。爾時，車頭向阿須倫，阿須倫眾遙見寶車迴向，其軍即相謂言：『今天帝釋乘千輻寶車迴向我眾，必欲還鬪，不可當也。』阿須倫眾即便退散，諸天得勝，阿須倫退。」

> その時、御者は帝釈天の偈を聞くと、すぐに車を止めて鳥を避けました。すると、車の向きが阿修羅の軍勢へと向き変わります。阿修羅の軍勢は、宝の車が自分たちの方に向かってくるのを遠くから見て、互いに言いました。「今、帝釈天が千輻の宝車に乗って我々に向かってくる。きっと戦いを再開するつもりに違いない。とても敵わない。」阿修羅の軍勢はたちまち退散し、諸天は勝利を得て、阿修羅は退きました。

佛告比丘：「爾時，帝釋者豈異人乎？勿造斯觀。所以者何？即我身是也。我於爾時，於諸眾生起慈愍心。諸比丘！汝等於我法中出家修道，宜起慈心，哀愍黎庶。」

> 仏は比丘たちに告げられた。「その時、帝釈天は別の誰かであっただろうか。そのように考えてはならない。なぜなら、それはこの私であったからだ。私はその時、すべての生きとし生けるものに対して慈しみの心を起こした。比丘たちよ、あなた方は私の教えの中で出家し修行しているのだから、慈しみの心を起こし、民衆を哀れみ慈しむべきである。」

佛告比丘：「昔者，諸天與阿須倫共鬪。」爾時，諸天得勝，阿須倫退。時，天帝釋戰勝還宮，更造一堂，名曰最勝，東西長百由旬，南北廣六十由旬。其堂百間，間間有七交露臺，一一臺上有七玉女，一一玉女有七使人。釋提桓因亦不憂供給諸玉女衣被、飲食、莊嚴之具，隨本所造，自受其福，以戰勝阿須倫，因歡喜心而造此堂，故名最勝堂。又千世界中所有堂觀無及此堂，故名最勝。

> 仏は比丘たちに告げられた。「昔、諸天と阿修羅が戦いを交えたことがあった。」その時、諸天は勝利を得て、阿修羅は退いた。天帝釈は戦いに勝ち、宮殿に戻ると、新たに一つの堂を建てた。その名を最勝堂という。東西の長さは百由旬、南北の広さは六十由旬であった。その堂には百の間があり、それぞれの間に七つの露台が設けられ、それぞれの露台には七人の玉女がおり、それぞれの玉女には七人の侍女が仕えていた。天帝釈は、玉女たちの衣類や飲食、装飾品などの供給についても心配することはなく、自らが積んだ福徳によってそれらが整い、阿修羅に勝利した喜びの心からこの堂を建てたので、最勝堂と名付けたのである。また、千の世界にあるすべての堂や楼閣の中でも、この堂に及ぶものはなかった。それゆえに最勝堂と呼ばれたのである。

佛告比丘：「昔者，阿須倫自生念言：『我有大威德，神力不少，而忉利天、日月諸天常在虛空，於我頂上遊行自在，今我寧可取彼日月以為耳璫，自在遊行耶？』時，阿須倫王瞋恚熾盛，即念捶打阿須倫，捶打阿須倫即復念言：『今阿須倫王念我，我等當速莊嚴。』即勅左右備具兵仗，駕乘寶車，與無數阿須倫眾前後導從，詣阿須倫王前，於一面立。時，王復念舍摩梨阿須倫，舍摩梨阿須倫復自念言：『今王念我，我等宜速莊嚴。』即勅左右備具兵仗，駕乘寶車，與無數阿須倫眾前後導從，詣阿須倫王前，在一面立。

> 仏が比丘たちに告げました。「むかし、阿須倫は心の中でこう考えました。『私は大いなる威徳と神力を持っているのに、忉利天や日月の諸天は常に虚空にあり、私の頭上を自由に遊行している。今こそ、あの日月を取って耳飾りとし、自在に遊行しようではないか』と。 その時、阿須倫王は怒りに燃え上がり、すぐに捶打阿須倫を思い浮かべました。捶打阿須倫もまた心の中で考えました。『今、阿須倫王が私を思っている。我々は急いで装備を整えなければ』と。そしてすぐに左右の者に命じて武器を揃えさせ、宝の車を駆り立て、無数の阿須倫の衆を前後に従え、阿須倫王の前に進み出て、一方に立ちました。 その時、王はさらに舍摩梨阿須倫を思い浮かべました。舍摩梨阿須倫もまた心の中で考えました。『今、王が私を思っている。我々は急いで装備を整えなければ』と。そしてすぐに左右の者に命じて武器を揃えさせ、宝の車を駆り立て、無数の阿須倫の衆を前後に従え、阿須倫王の前に進み出て、一方に立ちました。

「時，王復念毘摩質多阿須倫，毘摩質多阿須倫復自念言：『今王念我，我等宜速莊嚴。』即勅左右備具兵仗，駕乘寶車，與無數阿須倫眾前後導從，往詣王前，在一面立。時，王復念大臣阿須倫，大臣阿須倫即自念言：『今王念我，我等宜速莊嚴。』即勅左右備具兵仗，駕乘寶車，與無數阿須倫眾前後導從，往詣王前，於一面立。時，王復念諸小阿須倫，諸小阿須倫復自念言：『今王念我，我等宜速莊嚴。』即自莊嚴，備具兵仗，與無數眾相隨，往詣王前，於一面立。時，羅呵阿須倫王即自莊嚴，身著寶鎧，駕乘寶車，與無數百千阿須倫眾兵仗嚴事，前後圍遶出其境界，欲往與諸天共鬪。」

> その時、王はまた毘摩質多阿須倫のことを念じました。すると毘摩質多阿須倫もまた自らこう思いました。『今、王が私を念じている。我々は急いで装備を整えるべきだ』と。すぐに左右の者に命じて武器を整えさせ、宝の車に乗り、数え切れないほどの阿須倫の群れを前後に従え、王の前に進み出て、一方に立ちました。 次に、王は大臣阿須倫のことを念じました。すると大臣阿須倫も自らこう思いました。『今、王が私を念じている。我々は急いで装備を整えるべきだ』と。すぐに左右の者に命じて武器を整えさせ、宝の車に乗り、数え切れないほどの阿須倫の群れを前後に従え、王の前に進み出て、一方に立ちました。 さらに、王は諸々の小さな阿須倫たちのことを念じました。すると諸々の小さな阿須倫たちもまた自らこう思いました。『今、王が私を念じている。我々は急いで装備を整えるべきだ』と。すぐに自ら装備を整え、武器を準備し、数え切れないほどの群れを伴い、王の前に進み出て、一方に立ちました。 その時、羅呵阿須倫王は自ら装備を整え、宝の鎧を身にまとい、宝の車に乗り、数え切れない百千の阿須倫の群れが武器を整え厳かに供奉し、前後に取り囲み護衛して、自らの領地を出て、諸々の天衆と戦おうと向かったのです。

「爾時，難陀龍王、跋難陀龍王以身纏遶須彌山七匝，震動山谷，薄布微雲，渧渧稍雨，以尾打大海水，海水波涌，至須彌山頂。時，忉利天即生念言：『今薄雲微布，渧渧稍雨，海水波涌，乃來至此。將是阿須倫欲來戰鬪，故有此異瑞耳。』

> その時、難陀龍王と跋難陀龍王は、須弥山に七重に身を巻きつけ、谷々を揺るがし、薄く雲を広げ、しとしとと雨を降らせました。また、尾で大海の水を打つと、海水は波立ち、須弥山の頂上まで押し寄せました。すると、忉利天の天衆たちはこう思いました。 「今、薄雲が広がり、しとしと雨が降り、海水が波立ってここまで来ている。これは阿須倫が戦いを仕掛けようとしているから、このような異常な前兆が現れているのだろう。」

「爾時，海中諸龍兵眾無數巨億，皆持戈鉾、弓矢、刀劍，重被寶鎧，器仗嚴整，逆與阿須倫共戰，若龍眾勝時，即逐阿須倫入其宮殿。若龍眾退，龍不還宮，即𩣺趣伽樓羅鬼神所，而告之曰：『阿須倫眾欲與諸天共戰，我往逆鬪，彼今得勝；汝等當備諸兵仗，眾共併力，與彼共戰。』時，諸鬼神聞龍語已，即自莊嚴，備諸兵仗，重被寶鎧，與諸龍眾共阿須倫鬪，得勝時，即逐阿須倫入其宮殿。若不如時，不還本宮，即退走𩣺持華鬼神界，而告之言：『阿須倫眾欲與諸天共鬪，我等逆戰，彼今得勝；汝等當備諸兵仗，眾共併力，與彼共戰。』

> その時、海の中の無数の龍族の兵たちは、皆、矛や弓矢、刀剣を手にし、重厚な宝の鎧を身にまとい、武器を整えて、阿修羅たちと激しく戦いを交えました。もし龍の軍勢が勝てば、阿修羅を追い詰めてその宮殿に押し入ります。しかし、もし龍の軍勢が退却する時は、龍たちは自らの宮殿には戻らず、すぐに迦楼羅鬼神のもとへと急ぎ、こう告げるのです。 『阿修羅の軍勢が諸天と戦おうとしています。我々は先鋒として戦いましたが、今、彼らは優勢です。あなたがたも武器を整え、力を合わせて、彼らと共に戦うべきです。』 これを聞いた鬼神たちは、直ちに身を整え、武器を備え、宝の鎧をまとい、龍の軍勢と共に阿修羅と戦います。もし勝利すれば、阿修羅を追い詰めてその宮殿に押し入ります。しかし、もし劣勢となれば、彼らは自らの宮殿には戻らず、すぐに退却して、持華鬼神の世界へと向かい、こう告げるのです。 『阿修羅の軍勢が諸天と戦おうとしています。我々は先鋒として戦いましたが、今、彼らは優勢です。あなたがたも武器を整え、力を合わせて、彼らと共に戦うべきです。』

「諸持華鬼神聞龍語已，即自莊嚴，備諸兵仗，重被寶鎧，眾共併力，與阿須倫鬪，若得勝時，即逐阿須倫入其宮殿。若不如時，不還本宮，即退走𩣺常樂鬼神界，而告之言：『阿須倫眾欲與諸天共鬪，我等逆戰，彼今得勝；汝等當備諸兵仗，與我併力，共彼戰鬪。』時，諸常樂鬼神聞是語已，即自莊嚴，備諸兵仗，重被寶鎧，眾共併力，與阿須倫鬪，若得勝時，即逐阿須倫入其宮殿。若不如時，不還本宮，即退走𩣺四天王，而告之曰：『阿須倫眾欲與諸天共鬪，我等逆戰，彼今得勝；汝等當備諸兵仗，眾共併力，與彼共戰。』

> 華を持った鬼神たちは龍の言葉を聞くと、すぐに身を整え、様々な武器を準備し、立派な鎧を身につけ、力を合わせて阿修羅と戦いました。もし勝った時は、阿修羅を追いかけてその宮殿に入りました。もし勝てなかった時は、自分の宮殿には戻らず、常楽鬼神の世界へ退き、こう告げました。『阿修羅の軍勢が諸天と戦おうとしています。私たちは迎え撃ちましたが、彼らが勝ちました。あなたたちも武器を準備し、私たちと力を合わせて共に戦いましょう。』 常楽鬼神たちはこの言葉を聞くと、すぐに身を整え、様々な武器を準備し、立派な鎧を身につけ、力を合わせて阿修羅と戦いました。もし勝った時は、阿修羅を追いかけてその宮殿に入りました。もし勝てなかった時は、自分の宮殿には戻らず、四天王のところへ退き、こう告げました。『阿修羅の軍勢が諸天と戦おうとしています。私たちは迎え撃ちましたが、彼らが勝ちました。あなたたちも武器を準備し、力を合わせて彼らと戦いましょう。』

「時，四天王聞此語已，即自莊嚴，備諸兵仗，重被寶鎧，眾共併力，與阿須倫共鬪，若得勝時，即逐阿須倫入其宮殿。若不如者，四天王即詣善法講堂，白天帝釋及忉利諸天言：『阿須倫欲與諸天共鬪，今忉利諸天當自莊嚴，備諸兵仗，眾共併力，往共彼戰。』時，天帝釋命一侍天而告之曰：『汝持我聲往告焰摩天、兜率天、化自在天、他化自在天子言：「阿須倫與無數眾欲來戰鬪，今者諸天當自莊嚴，備諸兵仗，助我鬪戰。」』時，彼侍天受帝教已，即詣焰摩天，乃至他化自在天，持天帝釋聲而告之曰：『彼阿須倫無數眾來戰鬪，今者諸天當自莊嚴，備諸兵仗，助我戰鬪。』

> その時、四天王はこの言葉を聞くと、すぐに自らを整え、さまざまな武器を準備し、重厚な宝の鎧をまとい、皆で力を合わせて阿修羅と戦い、もし勝ったならば、すぐに阿修羅を追い払い、その宮殿に攻め入ります。もし勝てない場合は、四天王はすぐに善法講堂へ赴き、天帝釈と忉利天の諸天に告げます。『阿修羅が諸天と戦おうとしています。今、忉利天の諸天は自らを整え、さまざまな武器を準備し、皆で力を合わせて、彼らと戦いに行くべきです。』 その時、天帝釈は一人の侍天に命じて告げました。『あなたは私の言葉を持って、焔摩天、兜率天、化自在天、他化自在天の天子たちに伝えなさい。「阿修羅が無数の軍勢を率いて戦いを仕掛けて来ようとしている。今、諸天は自らを整え、さまざまな武器を準備し、我が戦いを助けよ。」』 その時、その侍天は帝釈の教えを受け、すぐに焔摩天から他化自在天まで赴き、天帝釈の言葉を伝えて告げました。『あの阿修羅が無数の軍勢を率いて戦いを仕掛けて来ようとしている。今、諸天は自らを整え、さまざまな武器を準備し、我が戦いを助けよ。』

「時，焰摩天子聞此語已，即自莊嚴，備諸兵仗，重被寶鎧，駕乘寶車，與無數巨億百千天眾前後圍遶，在須彌山東面住。時，兜率天子聞此語已，即自莊嚴，備諸兵仗，重被寶鎧，駕乘寶車，與無數巨億百千天眾圍遶，在須彌山南面住。時，化自在天子聞此語已，亦嚴兵眾，在須彌山西面住。時，他化自在天子聞此語已，亦嚴兵眾，在須彌山北住。

> その時、焔摩天子はこの言葉を聞くと、すぐに自らを整え、様々な武器を備え、重ねて宝の鎧をまとい、宝の車に乗り、無数の億百千の天の衆に前後を囲まれて、須弥山の東面に留まった。その時、兜率天子はこの言葉を聞くと、すぐに自らを整え、様々な武器を備え、重ねて宝の鎧をまとい、宝の車に乗り、無数の億百千の天の衆に囲まれて、須弥山の南面に留まった。その時、化自在天子はこの言葉を聞くと、同様に軍勢を整え、須弥山の西面に留まった。その時、他化自在天子はこの言葉を聞くと、同様に軍勢を整え、須弥山の北面に留まった。

「時，天帝釋即念三十三天忉利天，三十三天忉利天即自念言：『今帝釋念我，我等宜速莊嚴。』即勅左右備諸兵仗，駕乘寶車，與無數巨億諸天眾前後圍遶，詣天帝釋前，於一面立。時，天帝釋復念餘忉利諸天，餘忉利諸天即自念言：『今帝釋念我，我等宜速莊嚴。』即勅左右備諸兵仗，駕乘寶車，與無數巨億諸天眾前後圍遶，詣帝釋前，於一面立。時，帝釋復念妙匠鬼神，妙匠鬼神即自念言：『今帝釋念我，我宜速莊嚴。』即勅左右備諸兵仗，駕乘寶車，無數千眾前後圍遶，詣帝釋前立。時，帝釋復念善住龍王，善住龍王即自念言：『今天帝釋念我，我今宜往。』即詣帝釋前立。

「時，帝釋即自莊嚴，備諸兵仗，身被寶鎧，乘善住龍王頂上，與無數諸天鬼神前後圍遶，自出天宮與阿須倫往鬪。所謂嚴兵仗、刀劍、鉾矟、弓矢、𣃆釿、鉞斧、旋輪、羂索，兵仗鎧器，以七寶成，復以鋒刃加阿須倫身，其身不傷，但刃觸而已。阿須倫眾執持七寶刀劍、鉾矟、弓矢、𣃆釿、鉞斧、旋輪、羂索，以鋒刃加諸天身，但觸而已，不能傷損。如是欲行諸天共阿須倫鬪，欲因欲是。」

> その時、帝釈天は自ら威儀を整え、様々な武器を備え、宝の鎧を身にまとい、善住龍王の頂に乗り、無数の諸天鬼神が前後を囲み従う中、天宮を出て阿修羅と戦いに向かった。いわゆる武器、刀剣、矛、弓矢、斧、鉞、旋輪、羂索、兵仗鎧器は七宝でできており、その刃を阿修羅の体に加えても、その身を傷つけることはなく、ただ触れるだけである。阿修羅の衆もまた七宝の刀剣、矛、弓矢、斧、鉞、旋輪、羂索を手にし、その刃を諸天の体に加えても、ただ触れるだけで、傷つけることはできない。このように、欲界の諸天と阿修羅は戦いを交え、欲望を原因とし、欲望によって戦うのである。

## 佛說長阿含經卷第二十一

> 仏説長阿含経　巻第二十一