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title: "大方廣佛華嚴經 · 之一"
description: "大方廣佛華嚴經，又称华严经，由唐代实叉难陀翻译，是佛教重要经典之一。该经成书于印度，后传入中国，成为华严宗的根本经典。内容主要阐述佛陀证悟的无限境界，强调法界缘起、事事无碍的哲学思想，展现宇宙万物相互融通的华严世界观。经中通过善财童子五十三参的故事，揭示菩萨修行的次第与圆满境界。华严经在大乘佛教中地位崇高，被誉为经中之王，对汉传佛教思想影响深远，尤其为华严宗、禅宗等宗派所重视。其广博深奥的教义，成为研究佛教哲学与修行实践的重要依据。"
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### 十地品第二十六之一

> 十地品第二十六の一

爾時，世尊在他化自在天王宮摩尼寶藏殿，與大菩薩眾俱。其諸菩薩皆於阿耨多羅三藐三菩提不退轉，悉從他方世界來集；住一切菩薩智所住境，入一切如來智所入處；勤行不息，善能示現種種神通諸所作事，教化調伏一切眾生而不失時；為成菩薩一切大願，於一切世、一切劫、一切剎，勤修諸行，無暫懈息；具足菩薩福智助道，普益眾生而恒不匱；到一切菩薩智慧方便究竟彼岸，示入生死及以涅槃而不廢捨；修菩薩行，善入一切菩薩禪定、解脫三昧、三摩鉢底、神通明智，諸所施為皆得自在；獲一切菩薩自在神力，於一念頃無所動作，悉能往詣一切如來道場眾會，為眾上首，請佛說法，護持諸佛正法之輪；以廣大心供養承事一切諸佛，常勤修習一切菩薩所行事業；其身普現一切世間，其音普及十方法界，心智無礙，普見三世；一切菩薩所有功德悉已修行而得圓滿，於不可說劫說不能盡。其名曰：金剛藏菩薩、寶藏菩薩、蓮華藏菩薩、德藏菩薩、蓮華德藏菩薩、日藏菩薩、蘇利耶藏菩薩、無垢月藏菩薩、於一切國土普現莊嚴藏菩薩、毘盧遮那智藏菩薩、妙德藏菩薩、栴檀德藏菩薩、華德藏菩薩、俱蘇摩德藏菩薩、優鉢羅德藏菩薩、天德藏菩薩、福德藏菩薩、無礙清淨智德藏菩薩、功德藏菩薩、那羅延德藏菩薩、無垢藏菩薩、離垢藏菩薩、種種辯才莊嚴藏菩薩、大光明網藏菩薩、淨威德光明王藏菩薩、金莊嚴大功德光明王藏菩薩、一切相莊嚴淨德藏菩薩、金剛焰德相莊嚴藏菩薩、光明焰藏菩薩、星宿王光照藏菩薩、虛空無礙智藏菩薩、妙音無礙藏菩薩、陀羅尼功德持一切眾生願藏菩薩、海莊嚴藏菩薩、須彌德藏菩薩、淨一切功德藏菩薩、如來藏菩薩、佛德藏菩薩、解脫月菩薩……。如是等無數無量、無邊無等、不可數、不可稱、不可思、不可量、不可說諸菩薩摩訶薩眾，金剛藏菩薩而為上首。

> その時、世尊は他化自在天王宮の摩尼宝蔵殿におられ、多くの大菩薩たちと共におられた。その菩薩たちは皆、阿耨多羅三藐三菩提において不退転であり、すべて他方の世界から集まって来られた方々である。彼らは一切の菩薩の智慧が住する境地に安住し、一切の如来の智慧が入る処に入っておられる。勤め行うことを止めず、巧みに様々な神通と諸々の所作を現じ、一切の衆生を教化調伏し、時を失うことがない。菩薩の一切の大願を成就するために、一切の世・一切の劫・一切の刹において、諸々の行を勤修し、少しも懈怠することがない。菩薩の福徳と智慧の助けとなる道を具足し、広く衆生を益して常に欠けることがない。一切の菩薩の智慧と方便の究竟彼岸に至り、生死に入ることも涅槃に入ることも示しながら、捨て去ることがない。菩薩の行を修め、善く一切の菩薩の禅定・解脱三昧・三摩鉢底・神通明智に入り、諸々の施為はすべて自在を得ている。一切の菩薩の自在神力を獲得し、一念の間に何の動作もなく、すべての如来の道場の衆会に赴き、衆の上首として仏に説法を請い、諸仏の正法の輪を護持する。広大な心をもって一切の諸仏に供養承事し、常に勤めて一切の菩薩のなすべき事業を修習する。その身は一切の世間に普く現れ、その音声は十方の法界に遍く及び、心と智慧は妨げなく、三世を普く見る。一切の菩薩の所有する功徳はすべて修行して円満を得、不可説劫の間説いても尽きることがない。その名は、金剛蔵菩薩・宝蔵菩薩・蓮華蔵菩薩・徳蔵菩薩・蓮華徳蔵菩薩・日蔵菩薩・蘇利耶蔵菩薩・無垢月蔵菩薩・一切国土普現荘厳蔵菩薩・毘盧遮那智蔵菩薩・妙徳蔵菩薩・栴檀徳蔵菩薩・華徳蔵菩薩・倶蘇摩徳蔵菩薩・優鉢羅徳蔵菩薩・天徳蔵菩薩・福徳蔵菩薩・無礙清浄智徳蔵菩薩・功徳蔵菩薩・那羅延徳蔵菩薩・無垢蔵菩薩・離垢蔵菩薩・種種弁才荘厳蔵菩薩・大光明網蔵菩薩・浄威徳光明王蔵菩薩・金荘厳大功徳光明王蔵菩薩・一切相荘厳浄徳蔵菩薩・金剛焔徳相荘厳蔵菩薩・光明焔蔵菩薩・星宿王光照蔵菩薩・虚空無礙智蔵菩薩・妙音無礙蔵菩薩・陀羅尼功徳持一切衆生願蔵菩薩・海荘厳蔵菩薩・須弥徳蔵菩薩・浄一切功徳蔵菩薩・如来蔵菩薩・仏徳蔵菩薩・解脱月菩薩……。このように、数えられないほど無量無辺で、等しいものなく、数えられず、称えられず、思議できず、量れず、説き尽くせない諸々の菩薩摩訶薩の衆がおられ、金剛蔵菩薩がその上首となられた。

爾時，金剛藏菩薩承佛神力，入菩薩大智慧光明三昧。入是三昧已，即時十方各過十億佛剎微塵數世界外，各有十億佛剎微塵數諸佛，同名：金剛藏，而現其前，作如是言：

> その時、金剛蔵菩薩は仏の神力を受け、菩薩の大智慧光明三昧に入られた。この三昧に入られると、すぐに十方それぞれ十億の仏土微塵数の世界を過ぎた彼方に、それぞれ十億の仏土微塵数の諸仏がおられ、皆同じ名を金剛蔵と称し、その前に現れて、このように言われた。

「善哉善哉！金剛藏！乃能入是菩薩大智慧光明三昧。善男子！此是十方各十億佛剎微塵數諸佛共加於汝，以毘盧遮那如來、應、正等覺本願力故，威神力故，亦是汝勝智力故，欲令汝為一切菩薩說不思議諸佛法光明故。所謂：令入智地故，攝一切善根故，善揀擇一切佛法故，廣知諸法故，善能說法故，無分別智清淨故，一切世法不染故，出世善根清淨故，得不思議智境界故，得一切智人智境界故；又令得菩薩十地始終故，如實說菩薩十地差別相故，緣念一切佛法故，修習分別無漏法故，善選擇觀察大智光明巧莊嚴故，善入決定智門故，隨所住處次第顯說無所畏故，得無礙辯才光明故，住大辯才地善決定故，憶念菩薩心不忘失故，成熟一切眾生界故，能遍至一切處決定開悟故。善男子！汝當辯說此法門差別善巧法。所謂：承佛神力如來智明所加故，淨自善根故，普淨法界故，普攝眾生故，深入法身、智身故，受一切佛灌頂故，得一切世間最高大身故，超一切世間道故，清淨出世善根故，滿足一切智智故。」

> 「善きかな、善きかな！金剛蔵よ！汝はよくこの菩薩の大智慧光明三昧に入ることができた。善男子よ、これは十方それぞれ十億の仏土微塵数の諸仏が共に汝に加護を垂れ、毘盧遮那如来・応供・正等覚の本願力の故、威神力の故、また汝の勝れた智力の故であって、一切の菩薩のために不可思議な諸仏の法光明を説かしめんがためである。すなわち、智慧の地に入らしめるため、一切の善根を摂取せしめるため、一切の仏法を善く択び分かつため、諸法を広く知らしめるため、善く法を説くことができるため、無分別智を清浄ならしめるため、一切の世間法に染まらせないため、出世間の善根を清浄ならしめるため、不可思議な智慧の境界を得しめるため、一切智人の智慧の境界を得しめるためである。また、菩薩の十地の始めから終わりまでを得しめ、菩薩の十地の差別相をありのままに説かしめ、一切の仏法を縁として念じさせ、無漏の法を分別して修習せしめ、大智光明の巧みな荘厳を善く選択観察せしめ、決定智の門に善く入らしめ、住する所に随って次第に顕説して畏れるところなからしめ、無碍の弁才光明を得しめ、大弁才の地に住して善く決定せしめ、菩薩の心を憶念して忘失せしめず、一切衆生界を成熟せしめ、一切の処に遍く至って決定して開悟せしめるためである。善男子よ、汝はまさにこの法門の差別善巧法を弁説すべきである。すなわち、仏の神力と如来の智明の加護を受けるが故に、自らの善根を清浄にし、法界を普く清浄にし、衆生を普く摂取し、法身と智身に深く入り、一切の仏の灌頂を受け、一切世間の最も高大なる身を得て、一切の世間道を超え、出世間の善根を清浄にし、一切智智を満足せしめるのである。」

爾時，十方諸佛與金剛藏菩薩無能映奪身，與無礙樂說辯，與善分別清淨智，與善憶念不忘力，與善決定明了慧，與至一切處開悟智，與成道自在力，與如來無所畏，與一切智人觀察分別諸法門辯才智，與一切如來上妙身、語、意具足莊嚴。何以故？得此三昧法如是故，本願所起故，善淨深心故，善淨智輪故，善積集助道故，善修治所作故，念其無量法器故，知其清淨信解故，得無錯謬總持故，法界智印善印故。

> その時、十方の諸仏は金剛蔵菩薩に、誰も奪うことのできない威厳ある身を与え、自由自在に説き明かす弁才を与え、善く分別する清らかな智慧を与え、善く憶念して忘れぬ力を与え、善く決定して明らかな慧を与え、あらゆる所に至って開悟する智慧を与え、成道自在の力を与え、如来の四無畏を与え、一切智人が諸法門を観察分別する弁才の智を与え、一切如来の最上の妙なる身・語・意の具足した荘厳を与えた。なぜかといえば、この三昧の法を得たからであり、本願によって起こされたからであり、善く清らかな深い心を持っているからであり、善く清らかな智慧の輪を持っているからであり、善く助道を積み集めたからであり、善く修治して行ったからであり、その無量の法器を念じたからであり、その清らかな信解を知ったからであり、誤りのない総持を得たからであり、法界の智印によって善く印されたからである。

爾時，十方諸佛各伸右手摩金剛藏菩薩頂。摩頂已，金剛藏菩薩從三昧起，普告一切菩薩眾言：「諸佛子！諸菩薩願善決定，無雜不可見，廣大如法界，究竟如虛空，盡未來際遍一切佛剎，救護一切眾生，為一切諸佛所護，入過去、未來、現在諸佛智地。佛子！何等為菩薩摩訶薩智地？佛子！菩薩摩訶薩智地有十種，過去、未來、現在諸佛，已說、當說、今說；我亦如是說。何等為十？一者歡喜地，二者離垢地，三者發光地，四者焰慧地，五者難勝地，六者現前地，七者遠行地，八者不動地，九者善慧地，十者法雲地。佛子！此菩薩十地，三世諸佛已說、當說、今說。佛子！我不見有諸佛國土，其中如來不說此十地者。何以故？此是菩薩摩訶薩向菩提最上道，亦是清淨法光明門，所謂：分別演說菩薩諸地。佛子！此處不可思議，所謂諸菩薩隨證智。」

> その時、十方の諸仏がそれぞれ右手を伸ばし、金剛蔵菩薩の頂を撫でられた。摩頂が終わると、金剛蔵菩薩は三昧から立ち上がり、すべての菩薩の大衆に向かって広く告げられた。 「諸仏の子たちよ。菩薩たちの願いは善く決定しており、雑じり気なく、見ることができず、法界のように広大で、虚空のように究極であり、未来の果てまで尽きることなく、すべての仏国土に遍く満ち、一切の衆生を救い護り、すべての諸仏に護られて、過去・未来・現在の諸仏の智慧の境地に入るのです。 仏子たちよ。菩薩摩訶薩の智慧の境地とは何でしょうか。仏子たちよ。菩薩摩訶薩の智慧の境地には十種類あり、過去・未来・現在の諸仏が、すでに説き、これから説き、今まさに説いているものです。私もまた同じように説きます。それはどのような十種類か。第一に歓喜地、第二に離垢地、第三に発光地、第四に焔慧地、第五に難勝地、第六に現前地、第七に遠行地、第八に不動地、第九に善慧地、第十に法雲地です。 仏子たちよ。この菩薩の十地は、三世の諸仏がすでに説き、これから説き、今まさに説いているものです。仏子たちよ、私は、この十地を説かない如来のいる仏国土を見たことがありません。なぜなら、これは菩薩摩訶薩が菩提に向かう最上の道であり、また清浄な法の光明の門、すなわち菩薩の諸地を分別して説き明かすものだからです。 仏子たちよ。この境地は思いはかることも議論することもできません。すなわち、諸菩薩が証得する智慧に随うものなのです。」

爾時，金剛藏菩薩說此菩薩十地名已，默然而住，不復分別。是時，一切菩薩眾聞菩薩十地名，不聞解釋，咸生渴仰，作如是念：「何因何緣，金剛藏菩薩唯說菩薩十地名而不解釋？」

> その時、金剛蔵菩薩がこの菩薩の十地の名を説き終えると、黙然として留まり、これ以上は分別しなかった。その時、一切の菩薩の衆は菩薩の十地の名を聞いたが、その解釈を聞くことができず、皆、深い渇仰の心を生じて、このように思った。「どういう因縁で、金剛蔵菩薩はただ菩薩の十地の名を説くだけで、解釈を加えられないのだろうか？」

解脫月菩薩知諸大眾心之所念，以頌問金剛藏菩薩曰：

> 解脱月菩薩は、大衆の心に思い浮かべていることを知り、金剛蔵菩薩に偈頌をもって問いかけました。

「何故淨覺人， 念智功德具，說諸上妙地， 有力不解釋？一切咸決定， 勇猛無怯弱，何故說地名， 而不為開演？諸地妙義趣， 此眾皆欲聞，其心無怯弱， 願為分別說！眾會悉清淨， 離懈怠嚴潔，能堅固不動， 具功德智慧。相視咸恭敬， 一切悉專仰，如蜂念好蜜， 如渴思甘露。」

> なぜ清らかな覚りの人は、 智慧と功徳を備えた心で、 優れた境地について語りながら、 その力を説明しないのでしょうか。 すべてが確固として、 勇猛で臆することのない人々に、 なぜ境地の名を説きながら、 詳しく開示しないのですか。 この境地の妙なる意味を、 この集いの皆が聞きたがっています。 彼らの心は臆することなく、 どうか詳しく説いてください。 集いは皆清らかで、 怠け心を離れ、清く整い、 堅固で動かず、 功徳と智慧を備えています。 互いに敬い合い、 すべてが一心に仰ぎ見ています。 蜂が良き蜜を思うように、 渇きが甘露を求めるように。

爾時，大智無所畏金剛藏菩薩聞說是已，欲令眾會心歡喜故，為諸佛子而說頌言：

> その時、大いなる智慧を持ち、何ものも恐れぬ金剛蔵菩薩は、この話を聞き終えると、会衆の心を喜ばせようと、諸仏の子たちに向かって、次のような頌を説いた。

「菩薩行地事， 最上諸佛本，顯示分別說， 第一希有難。微細難可見， 離念超心地，出生佛境界， 聞者悉迷惑。持心如金剛， 深信佛勝智，知心地無我， 能聞此勝法。如空中彩畫， 如空中風相，牟尼智如是， 分別甚難見。我念佛智慧， 最勝難思議，世間無能受， 默然而不說。」

> 菩薩の修行の境地について、 最も優れた諸仏の根本を、 明らかに示し、詳しく説くことは、 第一に稀有で難しいことです。 微細で見がたく、 思いを離れ、心の領域を超え、 仏の境界から生じるもの、 聞く者は皆、惑います。 心を金剛のように保ち、 仏の勝れた智慧を深く信じ、 心の境地に我なしと知る者こそ、 この勝れた法を聞くことができます。 空に描かれた彩画の如く、 空に吹く風の相の如く、 牟尼（仏）の智慧もまた、 その分別は甚だ見難いものです。 私は仏の智慧を念じます、 最も勝れ、思い量り難きを。 世間には受け容れる者なく、 黙然として説かず。

爾時，解脫月菩薩聞是說已，白金剛藏菩薩言：「佛子！今此眾會皆悉已集，善淨深心，善潔思念，善修諸行，善集助道，善能親近百千億佛，成就無量功德善根，捨離癡惑，無有垢染，深心信解，於佛法中不隨他教。善哉佛子！當承佛神力而為演說，此諸菩薩於如是等甚深之處皆能證知。」

> その時、解脱月菩薩はこの説を聞き終えて、金剛蔵菩薩に申し上げた。 「仏子よ、今この会衆はすでに皆集い、心を深く清らかにし、思念を善く澄ませ、諸行を善く修め、助道を善く集め、百千億の仏に親近することを善くなし、無量の功徳善根を成就し、愚痴と迷いを捨て離れ、垢や染みがなく、深く心に信解し、仏法の中にあって他に従う教えに随わない者たちです。善いかな仏子よ、どうか仏の神力に依って演説してください。これらの菩薩たちは、このような甚深なる法要を皆、証知することができるのです。」

爾時，解脫月菩薩欲重宣其義而說頌曰：

> その時、解脱月菩薩は、その意味を重ねて説こうとして、次のような偈を唱えた。

「願說最安隱， 菩薩無上行，分別於諸地， 智淨成正覺。此眾無諸垢， 志解悉明潔，承事無量佛， 能知此地義。」

> 「どうか、最も安らかな境地と、 菩薩の無上の行いについてお説きください。 諸々の境地を明らかにし、智慧を清らかにして正しい覚りを成し遂げる道を。 この集う者たちは、すべての煩悩を離れ、 心は澄みきり、理解は明らかです。 無数の仏に仕え、この境地の真の意味を知ることができますように。」

爾時，金剛藏菩薩言：「佛子！雖此眾集善淨思念，捨離愚癡及以疑惑，於甚深法不隨他教；然有其餘劣解眾生，聞此甚深難思議事，多生疑惑，於長夜中受諸衰惱。我愍此等，是故默然。」

> その時、金剛蔵菩薩は言われました。「仏子よ、この集会の人々は善く清らかな思いを持ち、愚かさや疑いを捨て去り、深遠な法について他者の教えに従うことはありません。しかし、理解の浅い衆生たちがいます。彼らはこの深遠で不可思議な事柄を聞くと、多くが疑いを生じ、長い夜のように続く苦しみの中で衰え悩むことになります。私は彼らを憐れみ、そのために黙っているのです。」

爾時，金剛藏菩薩欲重宣其義而說頌曰：

> その時、金剛蔵菩薩は、その意味を重ねて説こうとして、次の偈を唱えた。

「雖此眾淨廣智慧， 甚深明利能決擇，其心不動如山王， 不可傾覆猶大海。有行未久解未得， 隨識而行不隨智，聞此生疑墮惡道， 我愍是等故不說。」

> たとえこの多くの清らかな広大な智慧は、 深く明るく鋭く、よく判断し選び分けることができ、 その心は山王のように動かず、 大海のように覆されることがないとしても。 修行を始めて間もなく理解を得ていない者は、 識に従って歩み、智に従わない。 これを聞いて疑いを生じ、悪道に堕ちる者を、 私は憐れむゆえに、説かないのである。

爾時，解脫月菩薩重白金剛藏菩薩言：「佛子！願承佛神力分別說此不思議法，此人當得如來護念而生信受。何以故？說十地時，一切菩薩法應如是，得佛護念。得護念故，於此智地能生勇猛。何以故？此是菩薩最初所行，成就一切諸佛法故。譬如書字、數說，一切皆以字母為本、字母究竟，無有少分離字母者。佛子！一切佛法皆以十地為本，十地究竟修行成就，得一切智。是故，佛子！願為演說！此人必為如來所護，令其信受。」

> その時、解脱月菩薩は再び金剛蔵菩薩に申し上げました。 「仏子よ、どうか仏の神力に依ってこの不可思議な法を説き明かしてください。 この人々は如来の護念を得て、信じ受け入れることができるでしょう。 なぜなら、十地を説くとき、すべての菩薩は法に従ってこのように仏の護念を得るからです。 護念を得ることで、この智慧の境地に向かって勇猛心を起こすことができるのです。 なぜなら、これは菩薩が最初に行う修行であり、一切の諸仏の法を成就する根本だからです。 たとえば文字を書いたり数を数えたりするとき、すべては字母を根本とし、字母を究めれば、字母から少しも離れることはありません。 仏子よ、一切の仏法はすべて十地を根本とし、十地を究め修行を成就すれば、一切智を得ることができます。 ですから、仏子よ、どうか説き示してください。 この人々は必ず如来に護られ、信じ受け入れることができるでしょう。」

爾時，解脫月菩薩欲重宣其義而說頌曰：

> その時、解脱月菩薩は、その意味を重ねて説くために、偈を唱えた。

「善哉佛子願演說， 趣入菩提諸地行！十方一切自在尊， 莫不護念智根本。此安住智亦究竟， 一切佛法所從生，譬如書數字母攝， 如是佛法依於地。」

> 善きかな、仏子よ、願わくは説き示したまえ、 菩提の諸地に趣入する行いを！ 十方一切の自在尊は、 智の根本を護念せざるはなし。 この安住する智もまた究竟にして、 一切の仏法の生ずるところなり。 譬えば書や数が字母に摂せられるが如く、 かくの如く仏法は地に依る。

爾時，諸大菩薩眾一時同聲向金剛藏菩薩而說頌言：

> その時、大菩薩たちは一斉に声を合わせ、金剛蔵菩薩に向かって偈を唱えました。

「上妙無垢智， 無邊分別辯，宣暢深美言， 第一義相應。念持清淨行， 十力集功德，辯才分別義， 說此最勝地。定戒集正心， 離我慢邪見，此眾無疑念， 唯願聞善說！如渴思冷水， 如飢念美食，如病憶良藥， 如蜂貪好蜜；我等亦如是， 願聞甘露法！善哉廣大智， 願說入諸地，成十力無礙， 善逝一切行！」

> 「最上の妙なる無垢の智、限りなき分別の弁、 深く美しき言葉を宣べ暢げ、第一義に相応す。 清浄の行を念じ持ち、十力の功徳を集め、 弁才にて義を分別し、この最勝の地を説く。 定と戒を集めて心を正し、我慢と邪見を離る、 この衆に疑念無く、ただ善説を聞かんと願う！ 渇く者が冷水を思う如く、飢えたる者が美食を念う如く、 病める者が良薬を憶う如く、蜂のよく蜜を貪る如く； 我等もまたかくの如く、甘露の法を聞かんと願う！ 善き哉、広大なる智よ、諸地に入ることを説きたまえ、 十力の無礙を成し、善逝の一切行を！」

爾時，世尊從眉間出清淨光明，名：菩薩力焰明，百千阿僧祇光明以為眷屬，普照十方一切世界靡不周遍，三惡道苦皆得休息；又照一切如來眾會，顯現諸佛不思議力；又照十方一切世界，一切諸佛所加說法菩薩之身；作是事已，於上虛空中成大光明雲網臺而住。時，十方諸佛悉亦如是，從眉間出清淨光明，其光名號、眷屬、作業悉同於此，又亦照此娑婆世界佛及大眾，并金剛藏菩薩身、師子座已，於上虛空中成大光明雲網臺。時，光臺中，以諸佛威神力故而說頌言：

> その時、世尊は眉間から清らかな光明を放たれました。その光は「菩薩力焔明」と名付けられ、百千阿僧祇もの光明が眷属として従い、十方一切世界をくまなく照らし渡しました。その光によって三悪道の苦しみはすべて休止し、また一切如来の衆会を照らして諸仏の不可思議な力を顕わにし、さらに十方一切世界の、諸仏によって説法を加護された菩薩たちの身をも照らしました。 このことが終わると、その光は上方の虚空に昇り、大光明の雲網の台となって留まりました。 その時、十方の諸仏もまた同じように、眉間から清らかな光明を放たれました。その光の名号も眷属も、なされた業もすべて同じであり、この娑婆世界の仏と大衆、そして金剛蔵菩薩の身と師子座をも照らしました。そして、やはり上方の虚空に大光明の雲網の台となったのです。 その光の台の中から、諸仏の威神力によって次のような偈頌が説かれました。

「佛無等等如虛空， 十力無量勝功德，人間最勝世中上， 釋師子法加於彼。佛子當承諸佛力， 開此法王最勝藏，諸地廣智勝妙行， 以佛威神分別說。若為善逝力所加， 當得法寶入其心，諸地無垢次第滿， 亦具如來十種力。雖住海水劫火中， 堪受此法必得聞，其有生疑不信者， 永不得聞如是義。應說諸地勝智道， 入住展轉次修習，從行境界法智生， 利益一切眾生故。」

> 仏は虚空のごとく比類なき方、 十力無量の勝れた功徳を備え、 人間の中で最も勝れ、世の中の最上、 釈師子の法がその身に加わる。 仏子よ、諸仏の力を承けて、 この法王の最勝の蔵を開きなさい。 諸地の広大な智と勝れた妙行を、 仏の威神によって分別して説きなさい。 もし善逝の力に加護されれば、 法の宝がその心に入るでしょう。 諸地は無垢に次第に満ち、 如来の十種の力も備わるでしょう。 たとえ大海の水や劫火の中に住むとも、 この法を受けるに堪える者は必ず聞くでしょう。 疑いを生じて信じない者は、 永遠にこのような義を聞くことはありません。 諸地の勝れた智の道を説くべきです。 入り、住み、展転して次第に修習し、 行から境界の法智が生じ、 一切の衆生を利益するためです。

爾時，金剛藏菩薩觀察十方，欲令大眾增淨信故而說頌曰：

> その時、金剛蔵菩薩は十方を見渡し、大衆の清らかな信心を増すために、次の偈を説かれました。

「如來大仙道， 微妙難可知，非念離諸念， 求見不可得。無生亦無滅， 性淨恒寂然，離垢聰慧人， 彼智所行處。自性本空寂， 無二亦無盡，解脫於諸趣， 涅槃平等住。非初非中後， 非言辭所說，出過於三世， 其相如虛空。寂滅佛所行， 言說莫能及；地行亦如是， 難說難可受。智起佛境界， 非念離心道，非蘊界處門， 智知意不及。如空中鳥迹， 難說難可示；如是十地義， 心意不能了。慈悲及願力， 出生入地行，次第圓滿心， 智行非慮境。是境界難見， 可知不可說，佛力故開演， 汝等應敬受。如是智入行， 億劫說不盡，我今但略說， 真實義無餘。一心恭敬待， 我承佛力說，勝法微妙音， 譬諭字相應。無量佛神力， 咸來入我身，此處難宣示， 我今說少分。

> 如来の大仙の道は、 微細にして知り難し。 念を離れ、諸念を超え、 求め見んとすれども得られず。 生もなく滅もなく、 本性は清らかで常に寂然たり。 垢を離れた聡慧の人、 その智の行くところ。 自性はもとより空寂にして、 二つなく、尽きることもなし。 諸趣より解脱し、 涅槃に平等に住す。 初めもなく、中もなく、後もなく、 言葉で説くこと能わず。 三世を超え出でて、 その相は虚空の如し。 寂滅は仏の行くところ、 言葉では及ぶべからず。 地行もまたかくの如く、 説き難く、受け難し。 智は仏の境界を起こす、 念を離れ、心の道に非ず。 蘊・界・処の門に非ず、 智は知るも、意は及ばず。 空に鳥の跡の如く、 説き難く、示し難し。 かくの如き十地の義、 心意も了し難し。 慈悲と願力とにより、 地に入る行を生ぜしむ。 次第に円満する心、 智の行は慮境に非ず。 この境界は見難く、 知るべくも説くべからず。 仏の力によりて開演す、 汝ら敬って受けよ。 かくの如き智の入行は、 億劫を説きても尽きず。 我今ただ略説す、 真実の義に余りなし。 一心に恭敬して待て、 我は仏の力を承けて説く。 勝法の微妙の音、 譬喩と言葉と相応ず。 無量の仏の神力、 ことごとく我が身に入る。 この処は宣示し難く、 我今少分を説かん。