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title: "妙法蓮華經 · 25 觀世音菩薩普門品"
description: "妙法莲华经是大乘佛教重要经典，由鸠摩罗什于姚秦弘始八年（406年）译成汉文。该经共二十八品，以“开权显实”“会三归一”为核心思想，主张一切众生皆可成佛，强调佛陀教法的统一性与究竟性。经中通过大量譬喻故事，如“火宅喻”“化城喻”等，阐述一佛乘理念，被誉为“经中之王”。在汉传佛教中具有崇高地位，是天台宗根本经典，对中国佛教思想发展影响深远。现存版本以鸠摩罗什译本流传最广，文辞优美，义理深邃。"
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### 妙法蓮華經觀世音菩薩普門品第二十五

> \*\*法華経 観世音菩薩 普門品 第二十五\*\*

爾時，無盡意菩薩即從座起，偏袒右肩，合掌向佛而作是言：「世尊！觀世音菩薩以何因緣名觀世音？」

> その時、無尽意菩薩は席を立ち、右肩を露わにして、合掌し、仏に向かってこう申し上げました。「世尊よ、観世音菩薩はどのような因縁によって『観世音』と名付けられたのでしょうか。」

佛告無盡意菩薩：「善男子！若有無量百千萬億眾生受諸苦惱，聞是觀世音菩薩，一心稱名，觀世音菩薩即時觀其音聲，皆得解脫。若有持是觀世音菩薩名者，設入大火，火不能燒，由是菩薩威神力故。若為大水所漂，稱其名號，即得淺處。若有百千萬億眾生，為求金、銀、琉璃、車𤦲、馬瑙、珊瑚、虎珀、真珠等寶，入於大海。假使黑風吹其船舫，飄墮羅剎鬼國，其中若有，乃至一人，稱觀世音菩薩名者，是諸人等皆得解脫羅剎之難。以是因緣，名觀世音。若復有人臨當被害，稱觀世音菩薩名者，彼所執刀杖尋段段壞，而得解脫。若三千大千國土滿中夜叉、羅剎欲來惱人，聞其稱觀世音菩薩名者，是諸惡鬼尚不能以惡眼視之，況復加害。設復有人，若有罪、若無罪，杻械、枷鎖檢繫其身，稱觀世音菩薩名者，皆悉斷壞，即得解脫。若三千大千國土滿中怨賊，有一商主將諸商人，齎持重寶經過嶮路。其中一人作是唱言：『諸善男子！勿得恐怖！汝等應當一心稱觀世音菩薩名號。是菩薩能以無畏施於眾生。汝等若稱名者，於此怨賊當得解脫。』眾商人聞，俱發聲言：『南無觀世音菩薩。』稱其名故，即得解脫。

> 仏が無尽意菩薩に告げられました。「善男子よ、もし無数の生きとし生けるものがさまざまな苦しみを受ける時、この観世音菩薩の名を聞き、一心にその名を唱えるならば、観世音菩薩は即座にその声を聞きとどけ、全ての者は苦しみから解き放たれるでしょう。もしこの観世音菩薩の名を持つ者が、大火の中に入っても、火はその者を焼くことができません。それは菩薩の神通力によるものです。もし大水に流されても、その名を唱えれば、すぐに浅い場所にたどり着くでしょう。また、数え切れないほどの者が金、銀、琉璃、車渠、瑪瑙、珊瑚、琥珀、真珠などの宝を求めて海に入ったとしましょう。もし黒い風がその船を吹き、羅刹の国に流されたとしても、その中にたとえ一人でも観世音菩薩の名を唱える者がいれば、皆が羅刹の難から逃れられます。このような理由から、彼を観世音と名付けました。また、もし人が今まさに害されようとする時、観世音菩薩の名を唱えるならば、相手が持つ刀や杖はたちまちバラバラに壊れ、その人は救われます。三千大千世界に夜叉や羅刹が満ちて人を苦しめようとしても、彼らが観世音菩薩の名を唱える声を聞けば、その悪鬼たちは彼らを邪悪な目で見ることすらできず、ましてや害を加えることはできません。また、もし罪がある者もない者も、手錠や足枷、首枷で縛られていても、観世音菩薩の名を唱えるならば、それらは全て断ち切られ、自由を得られます。また、三千大千世界に怨みを持つ賊が満ちていて、ある商人のリーダーが多くの商人と共に貴重な宝を持って危険な道を通る時、その中の一人がこう言いました。『皆さん、恐れてはいけません。皆さんは一心に観世音菩薩の名を唱えるべきです。この菩薩は生きとし生けるものに恐れなき心を与えてくださいます。皆さんがその名を唱えれば、この怨みの賊から逃れられるでしょう。』商人たちはこれを聞き、皆声を揃えて『南無観世音菩薩』と唱えました。その名を唱えたことで、彼らはすぐに救われました。」

「無盡意！觀世音菩薩摩訶薩威神之力，巍巍如是。若有眾生多於婬欲，常念恭敬觀世音菩薩，便得離欲。若多瞋恚，常念恭敬觀世音菩薩，便得離瞋。若多愚癡，常念恭敬觀世音菩薩，便得離癡。

> 無尽意よ、観世音菩薩摩訶薩の威神力は、このように非常に偉大なのです。もし、欲望の多い人が常に観世音菩薩を思い敬えば、欲望から離れることができます。もし、怒りの多い人が常に観世音菩薩を思い敬えば、怒りから離れることができます。もし、愚かさの多い人が常に観世音菩薩を思い敬えば、愚かさから離れることができます。

「無盡意！觀世音菩薩有如是等大威神力，多所饒益。是故眾生常應心念。若有女人，設欲求男，禮拜供養觀世音菩薩，便生福德智慧之男；設欲求女，便生端正有相之女。宿殖德本，眾人愛敬。

> 無盡意よ、観世音菩薩にはこのような偉大な力と威光があり、多くの人々に利益をもたらします。ですから、人々はいつも心に念じてください。もし女性が男の子を望むなら、観世音菩薩に敬意を表し供養すれば、福徳と智慧を備えた男の子が授かります。もし女の子を望むなら、端正で美しい姿の女の子が授かります。このような人々は、前世で善い行いを積んできたため、皆から愛され敬われます。

「無盡意！觀世音菩薩有如是力。若有眾生恭敬禮拜觀世音菩薩，福不唐捐。是故眾生皆應受持觀世音菩薩名號。

> 無尽意よ、観音菩薩にはこのような力があります。もし衆生が観音菩薩を敬い礼拝すれば、その功徳は決して無駄になりません。ですから、すべての衆生は観音菩薩の名号を受持すべきです。

「無盡意！若有人受持六十二億恒河沙菩薩名字，復盡形供養飲食、衣服、臥具、醫藥。於汝意云何？是善男子、善女人，功德多不？」

> 「無尽意よ。もしも誰かが、六十二億というガンジス川の砂の数ほどの菩薩の名前を唱え、その生涯にわたって彼らに飲食や衣類、寝具、薬を供養したならば、あなたはどう思うか。その善男子・善女人が得る功徳は多いだろうか。」

無盡意言：「甚多，世尊！」

> 無尽意が申し上げました。「たくさんございます、世尊よ。」

佛言：「若復有人受持觀世音菩薩名號，乃至一時禮拜、供養。是二人福，正等無異，於百千萬億劫不可窮盡。無盡意！受持觀世音菩薩名號，得如是無量無邊福德之利。」

> 仏さまは言われました。「もし誰かが観世音菩薩の名号を心に持って唱え、さらに一度でも礼拝し供養するならば、この二人の功徳はまったく同じで、百千万億劫の間も尽きることがありません。無尽意よ、観世音菩薩の名号を心に持って唱える者は、このような計り知れないほどの福徳の利益を得るのです。」

無盡意菩薩白佛言：「世尊！觀世音菩薩云何遊此娑婆世界？云何而為眾生說法？方便之力，其事云何？」

> 無尽意菩薩が仏に申し上げた：「世尊よ、観世音菩薩はどのようにしてこの娑婆世界を遊行し、どのようにして衆生のために法を説かれるのでしょうか。その方便の力の働きとは、どのようなものなのでしょうか。」

佛告無盡意菩薩：「善男子！若有國土眾生應以佛身得度者，觀世音菩薩即現佛身而為說法；應以辟支佛身得度者，即現辟支佛身而為說法；應以聲聞身得度者，即現聲聞身而為說法；應以梵王身得度者，即現梵王身而為說法；應以帝釋身得度者，即現帝釋身而為說法；應以自在天身得度者，即現自在天身而為說法；應以大自在天身得度者，即現大自在天身而為說法；應以天大將軍身得度者，即現天大將軍身而為說法；應以毘沙門身得度者，即現毘沙門身而為說法；應以小王身得度者，即現小王身而為說法；應以長者身得度者，即現長者身而為說法；應以居士身得度者，即現居士身而為說法；應以宰官身得度者，即現宰官身而為說法；應以婆羅門身得度者，即現婆羅門身而為說法；應以比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身得度者，即現比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身而為說法；應以長者、居士、宰官、婆羅門婦女身得度者，即現婦女身而為說法；應以童男、童女身得度者，即現童男、童女身而為說法；應以天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦樓羅、緊那羅、摩睺羅伽、人非人等身得度者，即皆現之而為說法；應以執金剛身得度者，即現執金剛身而為說法。

> 仏は無尽意菩薩に告げられた。「善き男子よ。もし、仏の姿によって救われるべき人々のいる国があるならば、観世音菩薩は仏の姿となって現れ、その人々に教えを説く。独覚（縁覚）の姿で救われるべき人々には独覚の姿となって現れ教えを説き、声聞の姿で救われるべき人々には声聞の姿となって現れ教えを説く。梵天の姿で救われるべき人々には梵天の姿となって現れ教えを説き、帝釈天の姿で救われるべき人々には帝釈天の姿となって現れ教えを説く。自在天の姿で救われるべき人々には自在天の姿となって現れ教えを説き、大自在天の姿で救われるべき人々には大自在天の姿となって現れ教えを説く。天の大将軍の姿で救われるべき人々には天の大将軍の姿となって現れ教えを説き、毘沙門天の姿で救われるべき人々には毘沙門天の姿となって現れ教えを説く。小王の姿で救われるべき人々には小王の姿となって現れ教えを説く。長者の姿で救われるべき人々には長者の姿となって現れ教えを説き、居士の姿で救われるべき人々には居士の姿となって現れ教えを説く。宰官の姿で救われるべき人々には宰官の姿となって現れ教えを説き、バラモンの姿で救われるべき人々にはバラモンの姿となって現れ教えを説く。比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の姿で救われるべき人々には、比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の姿となって現れ教えを説く。長者・居士・宰官・バラモンなどの女性の姿で救われるべき人々には、女性の姿となって現れ教えを説く。童男・童女の姿で救われるべき人々には、童男・童女の姿となって現れ教えを説く。天・竜・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩睺羅伽・人間ならざるものたちの姿で救われるべき人々には、それぞれの姿となって現れ教えを説く。金剛神（執金剛）の姿で救われるべき人々には、金剛神の姿となって現れ教えを説くのである。」

「無盡意！是觀世音菩薩成就如是功德，以種種形，遊諸國土，度脫眾生。是故汝等應當一心供養觀世音菩薩。是觀世音菩薩摩訶薩於怖畏急難之中能施無畏，是故此娑婆世界皆號之為施無畏者。」

> 無尽意よ、この観世音菩薩は、このような功徳を成就し、様々な姿で諸国を巡り、人々を救い解脱させています。ですから、あなたがたは一心に観世音菩薩を供養しなさい。この観世音菩薩は、恐れや危難の中にあっても、無畏（おそれのない心）を与えることができます。それゆえ、この娑婆世界では、皆がこの菩薩を「施無畏者」と呼んでいます。

無盡意菩薩白佛言：「世尊！我今當供養觀世音菩薩。」即解頸眾寶珠、瓔珞，價直百千兩金，而以與之，作是言：「仁者！受此法施珍寶瓔珞。」時觀世音菩薩不肯受之。無盡意復白觀世音菩薩言：「仁者！愍我等故，受此瓔珞。」

> 無盡意菩薩が仏様に申し上げました。「世尊よ、私は今、観世音菩薩さまを供養したいと思います。」そう言って、首からかけていた数々の宝珠や宝石の首飾り（瓔珞）を外しました。その価値は百千両もの金に相当するものでした。それを観世音菩薩さまに差し出して、こう言いました。「尊者よ、どうかこの法施の宝珠と首飾りをお受け取りください。」 しかし、その時、観世音菩薩さまはそれを受け取ろうとはなさいませんでした。そこで無盡意菩薩は再び観世音菩薩さまに申し上げました。「尊者よ、どうか私たちを哀れんで、この首飾りをお受け取りください。」

爾時佛告觀世音菩薩：「當愍此無盡意菩薩及四眾，天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦樓羅、緊那羅、摩睺羅伽、人非人等故，受是瓔珞。」

> そのとき、仏は観世音菩薩に告げられました。「無尽意菩薩や、比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷の四衆、そして天・龍・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩睺羅伽・人非人等のすべての者たちを哀れみ、この瓔珞を受け取りなさい。」

即時觀世音菩薩愍諸四眾，及於天、龍、人非人等，受其瓔珞，分作二分，一分奉釋迦牟尼佛，一分奉多寶佛塔。

> 観世音菩薩は、その場にいた比丘や比丘尼、在家の男女、そして天や竜、人や人ならざる者たちを哀れみ、彼らから受けた瓔珞を二つに分けて、一つを釈迦牟尼仏に、もう一つを多宝仏の塔に捧げました。

「無盡意！觀世音菩薩有如是自在神力，遊於娑婆世界。」

> 無盡意よ、観世音菩薩はこのような自在の神通力をもって、娑婆世界に遊んでおられます。

爾時無盡意菩薩以偈問曰：

> そのとき、無尽意菩薩が偈（げ）によってお尋ねになりました。

「世尊妙相具， 我今重問彼，佛子何因緣， 名為觀世音？具足妙相尊， 偈答無盡意：『汝聽觀音行， 善應諸方所，弘誓深如海， 歷劫不思議，侍多千億佛， 發大清淨願。我為汝略說， 聞名及見身，心念不空過， 能滅諸有苦。假使興害意， 推落大火坑，念彼觀音力， 火坑變成池。或漂流巨海， 龍魚諸鬼難，念彼觀音力， 波浪不能沒。或在須彌峯， 為人所推墮，念彼觀音力， 如日虛空住。或被惡人逐， 墮落金剛山，念彼觀音力， 不能損一毛。或值怨賊繞， 各執刀加害，念彼觀音力， 咸即起慈心。或遭王難苦， 臨刑欲壽終，念彼觀音力， 刀尋段段壞。或囚禁枷鎖， 手足被杻械，念彼觀音力， 釋然得解脫。呪詛諸毒藥， 所欲害身者，念彼觀音力， 還著於本人。或遇惡羅剎、 毒龍諸鬼等，念彼觀音力， 時悉不敢害。若惡獸圍遶， 利牙爪可怖，念彼觀音力， 疾走無邊方。蚖蛇及蝮蠍， 氣毒煙火燃，念彼觀音力， 尋聲自迴去。雲雷鼓掣電， 降雹澍大雨，念彼觀音力， 應時得消散。眾生被困厄， 無量苦逼身，觀音妙智力， 能救世間苦。具足神通力， 廣修智方便，十方諸國土， 無剎不現身。種種諸惡趣， 地獄鬼畜生，生老病死苦， 以漸悉令滅。真觀清淨觀， 廣大智慧觀，悲觀及慈觀， 常願常瞻仰。無垢清淨光， 慧日破諸闇，能伏災風火， 普明照世間。悲體戒雷震， 慈意妙大雲，澍甘露法雨， 滅除煩惱焰。諍訟經官處， 怖畏軍陣中，念彼觀音力， 眾怨悉退散。妙音觀世音， 梵音海潮音，勝彼世間音， 是故須常念，念念勿生疑。 觀世音淨聖，於苦惱死厄， 能為作依怙，具一切功德， 慈眼視眾生，福聚海無量， 是故應頂禮。』」

> 世尊は見事な姿を備え、 今、私は再び尋ねます。 仏の子は何の因縁で 観世音と名付けられたのか。 見事な姿を備えた尊い方は、 偈で無尽意に答えられました。 「あなたは観音の行いを聞きなさい。 あらゆる方角に巧みに応じ、 広大な誓いは海のように深く、 長い時を経て不思議なほどです。 千億もの仏に仕え、 大いなる清らかな願いを発しました。 私はあなたのために簡略に説きましょう。 その名を聞き、その姿を見て、 心に念じれば無駄にならず、 あらゆる苦しみを滅ぼすことができます。 たとえ害そうとして火の穴に突き落としても、 あの観音の力を念じれば、 火の穴は池に変わります。 あるいは大海に流され、 竜や魚や鬼の災難に遭っても、 あの観音の力を念じれば、 波が沈めることはありません。 あるいは須弥山の頂上で、 人に突き落とされても、 あの観音の力を念じれば、 太陽のように虚空に留まります。 あるいは悪人に追われ、 金剛山に落ちても、 あの観音の力を念じれば、 毛一本も傷つきません。 あるいは怨みの賊に囲まれ、 それぞれ刀を取って害そうとしても、 あの観音の力を念じれば、 たちまち皆が慈悲の心を起こします。 あるいは王の苦しみに遭い、 死刑に臨んで命を終えようとしても、 あの観音の力を念じれば、 刀はたちまち断ち切られます。 あるいは囚われて枷鎖をはめられ、 手足に道具をつけられても、 あの観音の力を念じれば、 すっかり解き放たれて自由になります。 呪いや毒薬で、 身体を害そうとしても、 あの観音の力を念じれば、 本人にそのまま返ります。 あるいは悪羅刹や毒竜、 さまざまな鬼などに遭っても、 あの観音の力を念じれば、 その時は誰も害そうとしません。 もし猛獣に取り囲まれ、 鋭い牙や爪が恐ろしくても、 あの観音の力を念じれば、 素早く逃げ去ってどこかへ行きます。 毒蛇や蝮や蠍、 その毒気は煙や火のようでも、 あの観音の力を念じれば、 その声に従って自然に引き返します。 雲や雷や稲妻、 雹を降らせ大雨を降らせても、 あの観音の力を念じれば、 その時に消え去ります。 苦しみ悩む人々が、 無数の苦しみに身体を迫られても、 観音の妙なる智慧の力は、 世の中の苦しみを救うことができます。 完全な神通力を備え、 広く方便の智慧を修行し、 十方の諸仏の国土、 どんな世界にも姿を現さないところはありません。 さまざまな悪趣、 地獄、餓鬼、畜生、 生・老・病・死の苦しみを、 徐々にすべて滅ぼします。 真実の観、清らかな観、 広大な智慧の観、 悲しみの観、そして慈しみの観、 常に願い、常に仰ぎ見ます。 汚れのない清らかな光、 智慧の太陽がすべての闇を破り、 災いや風火を抑え、 すべてを明るく照らし出します。 慈悲の身体は戒律の雷鳴を響かせ、 慈しみの心は妙なる大雲となり、 甘露の法の雨を降り注ぎ、 煩悩の炎を消し去ります。 訴訟で役所に行く時も、 戦場で恐怖の中にいても、 あの観音の力を念じれば、 すべての怨みは退散します。 妙なる音、観世音、 清らかな音、海潮の音、 世の中の音より勝れている。 それゆえ常に念じなさい。 念々に疑いを起こさないでください。 観世音は清らかな聖者、 苦しみ悩み死の危機に、 頼りとなることができます。 すべての功徳を備え、 慈しみの目で衆生を見つめ、 福徳が海のように無量です。 それゆえ礼拝すべきです。」

爾時持地菩薩即從座起，前白佛言：「世尊！若有眾生聞是觀世音菩薩品自在之業、普門示現神通力者，當知是人功德不少。」

> そのとき、持地菩薩が座を立ち、仏の前に進み出て申し上げました。「世尊よ、もし衆生がこの観世音菩薩の章で説かれた自在の働きや、普く門を開いて示す神通力を聞くならば、その人の功徳は決して少なくないと知るべきです。」

佛說是普門品時，眾中八萬四千眾生，皆發無等等阿耨多羅三藐三菩提心。

> 仏がこの普門品をお説きになったとき、その集まりの中の八万四千の衆生は、皆、比べるもののない最高の悟りを求める心を起こしました。