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title: "中阿含經 · 132 賴吒和羅經"
description: "中阿含经是佛教重要经典之一，由东晋时期译经师瞿昙僧伽提婆翻译。该经属于原始佛教阿含部经典，收录于汉传佛教大藏经中，与长阿含经、杂阿含经、增一阿含经并称四阿含。内容主要记载佛陀与弟子们的对话，涵盖佛教基本教义如四谛、八正道、十二因缘等核心思想。经文以中篇形式呈现，结构严谨，是研究早期佛教教理的重要文献。作为原始佛教经典，中阿含经在佛教史上具有重要地位，为后世各宗派共同尊奉，对理解佛陀原始教法具有不可替代的价值。"
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## 中阿含經卷第三十一

> 中阿含経 第三十一巻

東晉罽賓三藏瞿曇僧伽提婆譯

> 東晋・罽賓三蔵・瞿曇僧伽提婆 訳

### （一三二）大品賴吒惒羅經第十六第三念誦

> （一三二）大品頼吒惒羅経第十六<note>第三念誦</note>

我聞如是：

> 私はこのように聞きました。

一時，佛遊拘樓瘦，與大比丘眾俱，往至鍮蘆吒，住鍮蘆吒村北尸攝惒園中。

> ある時、仏はクル国を巡り、大勢の修行者たちと共にトゥルータ村へ向かい、その村の北にあるシェーシャの園にとどまられました。

爾時，鍮蘆吒梵志、居士聞：「沙門瞿曇釋種子捨釋宗族，出家學道，遊拘樓瘦，與大比丘眾俱，來至此鍮蘆吒，住鍮蘆吒村北尸攝惒園中。彼沙門瞿曇有大名稱，周聞十方，沙門瞿曇如來、無所著、等正覺、明行成為、善逝、世間解、無上士、道法御、天人師，號佛、眾祐。彼於此世，天及魔、梵、沙門、梵志，從人至天，自知自覺，自作證成就遊。彼若說法，初妙、中妙、竟亦妙，有義有文，具足清淨，顯現梵行。若見如來、無所著、等正覺，尊重禮拜，供養承事者，快得善利。我等應共往見沙門瞿曇禮拜供養。」

> その時、トゥルータのバラモンや在家の人々は次のように聞きました。「沙門ゴータマは釈迦族の出身でありながら、一族を離れ、出家して修行された。そして、コーラヴィヤ地方を遊行し、大いなる比丘の僧伽と共に、このトゥルータの村の北にある尸摂和園に到着された。この沙門ゴータマは大いなる名声を持ち、十方にあまねく知られている。沙門ゴータマは如来であり、無所著、等正覚、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師であり、仏陀、世尊と呼ばれる。彼はこの世において、天や魔、梵天、沙門、バラモン、人々から天々に至るまで、自ら知り、自ら覚り、自ら体得し、成就して遊行される。彼が説法されるなら、初めも善く、中も善く、終わりも善く、意味があり、表現も整い、清らかで完全であり、清らかな行いを明らかに示す。もし如来、無所著、等正覚に会い、敬い、礼拝し、供養し、奉仕することができれば、それは大きな善き利益となるであろう。私たちは皆で沙門ゴータマのもとへ行き、礼拝し供養すべきである。」

鍮蘆吒梵志、居士聞已，各與等類眷屬相隨，從鍮蘆吒出，北行至尸攝惒園，欲見世尊禮拜、供養。往詣佛已，彼鍮蘆吒梵志、居士或稽首佛足，却坐一面，或問訊佛，却坐一面，或叉手向佛，却坐一面，或遙見佛已，默然而坐。彼時，鍮蘆吒梵志、居士各坐已定，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜，無量方便為彼說法，勸發渴仰，成就歡喜已，默然而住。時，鍮蘆吒梵志、居士，佛為說法，勸發渴仰，成就歡喜已，各從坐起，稽首佛足，繞佛三匝而去。

> その知らせを聞いたトゥルッタのバラモンや在家信者たちは、それぞれ仲間や家族を連れて、トゥルッタから北へ向かい、シサハンの園にいる世尊のもとへ参り、礼拝し供養しようとしました。 彼らが仏のもとに到着すると、トゥルッタのバラモンや在家信者たちは、ある者は仏の足に頭を付けて礼拝し、その後、片隅に座りました。ある者は仏に挨拶を交わし、その後、片隅に座りました。ある者は合掌して仏に向かい、その後、片隅に座りました。また、遠くから仏を見ただけで、黙って座る者もいました。 その時、トゥルッタのバラモンや在家信者たちがそれぞれ座り終えると、仏は彼らのために法を説き、彼らの心に深い敬慕の念を起こさせ、歓喜を成就させました。仏は無量の方便を用いて彼らのために法を説き、敬慕の念を起こさせ、歓喜を成就させた後、黙っておられました。 その時、トゥルッタのバラモンや在家信者たちは、仏が法を説き、敬慕の念を起こさせ、歓喜を成就させてくださった後、それぞれ座を立ち、仏の足に頭を付けて礼拝し、仏の周りを三度右回りに巡ってから去って行きました。

彼時，賴吒惒羅居士子故坐不起。於是，賴吒惒羅居士子，鍮蘆吒梵志、居士去後不久，即從坐起，偏袒著衣，叉手向佛，白曰：「世尊！如我知佛所說法者，若我在家，為鎖所鎖，不得盡形壽清淨行梵行。世尊！願我得從世尊出家學道而受具足，得作比丘，淨修梵行。」

> その時、頼吒惒羅居士の子は座ったまま立ち上がらなかった。そして、鍮蘆吒梵志と居士たちが去ってから間もなく、彼は立ち上がり、衣を片方の肩にかけ、合掌して仏に向かい、こう申し上げた。「世尊よ、私が仏の説かれた法を理解する限り、もし私が家にいるならば、それは鎖につながれたようなもので、一生涯にわたって清らかな梵行を修行することはできません。どうか世尊よ、私が世尊のもとで出家して道を学び、具足戒を受け、比丘となり、清らかに梵行を修行することをお許しください。」

世尊問曰：「居士子！父母聽汝於正法、律中至信、捨家、無家、學道耶？」

> 世尊がお尋ねになりました。「居士よ、あなたのご両親は、あなたが正しい教えと戒律に従って、深い信仰心を持ち、家庭を捨てて、家のない修行者の道を歩むことをお許しになりましたか。」

賴吒惒羅居士子白曰：「世尊！父母未聽我於正法、律中至信、捨家、無家、學道。」

> ラーチャの子であるラーダは言いました。「世尊よ、父母が私が正しい教えと律のもとで、深い信仰により家を捨て、家なき者として道を学ぶことを許しておりません。」

世尊告曰：「居士子！若父母不聽汝於正法、律中至信、捨家、無家、學道者，我不得度汝出家學道，亦不得受具足。」

> 釈尊はおっしゃいました。「在家の方よ。もしご両親があなたが正しい教えと戒律に基づき、信心を持って家を捨て、家庭のない修行生活に入ることを許さなければ、私はあなたを出家させて修行させることも、完全な戒めを授けることもできません。」

賴吒惒羅居士子白曰：「世尊！我當方便從父母求，必令聽我於正法、律中至信、捨家、無家、學道。」

> 羅吒和羅という在家の方は、世尊にこう申し上げました。「世尊よ。私はしかるべき方法で父母に願い、必ずや私が皆さんの教えと戒律において、深い信仰を持って家を捨て、家なき修行の道に進むことをお許しいただけるよう、努めましょう。」

世尊告曰：「居士子！隨汝所欲。」

> 世尊はおっしゃいました。「在家の方よ、あなたの望むままにしなさい。」

於是，賴吒惒羅居士子聞佛所說，善受善持，稽首佛足，繞三匝還歸。白曰：「二尊！如我知佛所說法者，若我在家，為鎖所鎖，不得盡形壽清淨行梵行，唯願二尊聽我於正法、律中至信、捨家、無家、學道。」

> そこで、頼吒惒羅居士の子は、仏の説法を聞いて、よく受け止め、よく守り、仏の足に頭を付けて礼拝し、三度右回りに巡って帰宅した。そして両親にこう申し上げた。「お二人様、私が仏の教えを理解したところによれば、在家のままでは束縛に縛られて、生涯にわたって清らかな行いや梵行を全うすることはできません。どうかお二人様、私が正しい法と戒律のもとで、深い信から家を捨て、家のない修行者の道に入ることをお許しくださいませ。」

賴吒惒羅父母告曰：「賴吒惒羅！我今唯有汝一子，極愛憐念，意常愛樂，見無厭足，若汝命終，我尚不欲相棄捨也，況生別離不見汝耶？」

> 頼吒惒羅（ラーダソーラ）の両親は彼にこう言いました。「頼吒惒羅、私たちには今、あなたしか子どもがいません。あなたをとても深く愛し、思いやり、いつも優しく接し、見ていても飽きることがありません。もしあなたが命を終えても、私はあなたを見捨てたいとは思いません。ましてや、あなたが生きているのに別れて、二度と会えなくなることなど、どうして耐えられましょうか？」

賴吒惒羅居士子復至再三白曰：「二尊！如我知佛所說法者，若我在家，為鎖所鎖，不得盡形壽清淨行梵行，唯願二尊聽我於正法、律中至信、捨家、無家、學道。」

> ラジャ・ショーラ居士（るいしゃわらこじし）の子は、二度、三度と繰り返しお願いしました。 「尊いお二方よ。私が知る限り、仏の教えによれば、家にいる者は、まるで鎖でつながれたように、生涯にわたって清らかな修行（梵行）を全うすることはできません。どうかお二方よ、私が正しい教えと戒律のもとで、深い信仰心を持って家を捨て、家なき者として修行の道に入ることをお許しください。」

賴吒惒羅居士子父母亦至再三告曰：「賴吒惒羅！我今唯有汝一子，極愛憐念，意常愛樂，見無厭足，若汝命終，我尚不欲相棄捨也，況生別離不見汝耶？」

> ラジタ家の若主人よ、父母もまた幾度となくこう言った。「ラジタよ、今や我々にはお前だけが一人の子である。深く愛しんで慈しみ、心から愛し楽しみ、お前を見れば飽くことがない。もしお前が命を終えようとも、我々はまだお前を捨て去ろうとは思わない。ましてや生き別れとなってお前に会えなくなるなど、あってよいことか。」

於是，賴吒惒羅居士子即時臥地：「從今不起，不飲不食，乃至父母聽我於正法、律中至信、捨家、無家、學道。」於是，賴吒惒羅居士子一日不食，至二、三、四、多日不食。

> そこで、ラッタパーラという在家の若者はその場に身を伏せて言いました。「今より起き上がらず、飲み食いも致しません。父母が私の正しい教えと戒律に従い、深い信仰をもって家を離れ、家庭のない修行者の道に入ることをお許しになるまでは。」こうしてラッタパーラは一食も取らず、二日、三日、四日と、幾日も断食を続けました。

於是，賴吒惒羅居士子父母往至子所，告曰：「賴吒惒羅！汝至柔軟，身體極好，常坐臥好床，汝今不知苦耶？賴吒惒羅！汝可速起，行欲布施，快修福業。所以者何？賴吒惒羅！世尊境界甚難甚難，出家學道亦復甚難。」爾時，賴吒惒羅居士子默然不答。

> そこで、ラッタパーラという在家の若者の両親が彼のところに来て、こう言いました。「ラッタパーラよ、あなたはこれまでとてもやわらかく育てられ、見事な体をしていて、いつも素晴らしい寝台で休んでいた。今、あなたは苦しみを知らないのか？ラッタパーラよ、さあ起きて、欲のままに施しを行い、速やかに善い行いを積みなさい。なぜなら、ラッタパーラよ、世尊の境地に至ることは極めて困難であり、出家して教えを学ぶこともまた、非常に難しいからである。」 その時、ラッタパーラという在家の若者は、黙って何も答えなかった。

於是，賴吒惒羅居士子父母往至賴吒惒羅親親及諸臣所，而作是語：「汝等共來至賴吒惒羅所，勸令從地起。」

> そこで、頼吒惒羅居士の父母は、頼吒惒羅の親戚や大臣たちのところへ行き、こう言いました。「あなたがたも一緒に頼吒惒羅のもとへ来て、彼に立ち上がるように勧めてください。」

賴吒惒羅居士子親親及諸臣等即便共至賴吒惒羅所，語曰：「賴吒惒羅！汝至柔軟，身體極好，常坐臥好床，汝今不知苦耶？賴吒惒羅！汝可速起，行欲布施，快修福業。所以者何？世尊境界甚難甚難，出家學道亦復甚難。」彼時，賴吒惒羅居士子默然不答。

> ラッターパーラ（ラジャーパーラ）という在家信者の息子の親族や家臣たちは、彼の許へ集まって次のように語った。 「ラッターパーラよ。おまえはこれまで柔らかな生活に慣れ、体はとても優美で、いつも良い寝台で寝起きしてきた。今、おまえは苦しみを知らないのか？さあ、ラッターパーラよ、すぐに起き上がり、欲望の施しを行い、善き功徳を積みなさい。なぜならば、世尊の境地に達することは非常に難しく、出家して道を学ぶこともまた極めて困難だからだ。」 そのとき、ラッターパーラという在家信者の息子は黙して答えなかった。

於是，賴吒惒羅居士子父母至賴吒惒羅居士子善知識、同伴、同時所，而作是語：「汝等共來至賴吒惒羅所，勸令從地起。」

> そこで、頼吒惒羅居士の両親が、頼吒惒羅居士の親しい友人や仲間、同年輩の者たちのところへ行き、こう言いました。「皆で一緒に頼吒惒羅のところへ行き、地面から起き上がるよう説得してほしい。」

於是，賴吒惒羅居士子善知識、同伴、同時即共往詣賴吒惒羅居士子所，而作是語：「賴吒惒羅！汝至柔軟，身體極好，常坐臥好床，汝今不知苦耶？賴吒惒羅！汝可速起，行欲布施，快修福業。所以者何？賴吒惒羅！世尊境界甚難甚難，出家學道亦復甚難。」彼時，賴吒惒羅居士子默然不答。

> それで賴吒惒羅（らいたわら）という在家の信者の、善き友や仲間たちが、一緒に彼のところへ行き、こう言いました。「賴吒惒羅よ、あなたはとてもやわらかく、身体はとても美しく、いつも良い寝床で寝起きしています。今、苦しさを知らないのですか？賴吒惒羅よ、早く起き上がって、快く施しをし、善い行い（福業）を急速に積みなさい。なぜなら、賴吒惒羅よ、世尊の境地は非常に難しく、出家して学道することもまた非常に難しいからです。」その時、賴吒惒羅という在家の信者は、黙って何も答えませんでした。

於是，賴吒惒羅居士子善知識、同伴、同時往至賴吒惒羅居士子父母所，作如是語：「可聽賴吒惒羅於正法、律中至信、捨家、無家、學道，若其樂者，於此生中，故可相見；若不樂者，必自來還歸父母所。今若不聽，定死無疑，當何所益？」

> そこで、頼吒惒羅居士の善知識や仲間たちが、一斉に彼の両親のもとへ行き、こう言いました。 「どうか、頼吒惒羅が正しい教えと戒律のもとで、深い信頼を抱き、家を捨てて家庭のない修行の道に入ることをお許しください。もし彼がその道に満足するなら、この生涯のうちにまたお会いできるでしょう。もし満足しなければ、必ず自分から両親のもとへ帰ってくるはずです。今、許さなければ、彼は必ず死んでしまいます。それでは、何の得にもなりません。」

於是，賴吒惒羅居士子父母聞已，語賴吒惒羅居士子善知識、同伴、同時曰：「我今聽賴吒惒羅於正法、律中至信、捨家、無家、學道，若學道來還，故可見也。」

> そこで、頼吒惒羅居士の両親はこれを聞いて、息子の善知識や仲間たちにこう語りました。「今、私たちは頼吒惒羅が正しい教えと戒律に従い、深い信仰心を持って家を捨て、家庭を持たない修行者の道を歩むことを許します。もし修行を終えて戻ってくることがあれば、その時にまた会えるでしょう。」

賴吒惒羅居士子善知識、同伴、同時即共往詣賴吒惒羅所，便作是語：「居士子！父母聽汝於正法、律中至信、捨家、無家、學道，若學道已，還見父母。」

> ラーダ画羅居士の子である善き友、同伴、そして同時に共にラーダ画羅のところへ行き、こう言った。「居士の子よ、あなたの父母は、正しい教えと戒律の中で深い信仰を持ち、家を捨て、家なき者となって修行の道に入ることを許しました。もし修行の道を歩んだならば、再び父母のもとを訪れなさい。」

賴吒惒羅居士子聞是語已，便大歡喜，生愛生樂，從地而起，漸養其身，身平復已，從鍮蘆吒出，往詣佛所，稽首佛足，白曰：「世尊！父母聽我於正法、律中至信、捨家、無家、學道，唯願世尊！聽從世尊出家學道而受具足，得作比丘。」

> ラッターパーラ居士の子はこの言葉を聞いて、大いに喜び、愛と楽しみが湧き起こり、地面から立ち上がって徐々に体を養いました。体が完全に回復すると、トゥルッタの家から出て、仏のもとへ向かい、仏の足に額を付けて礼拝し、こう申し上げました。「尊き師よ、父母が私に、正しい教えと戒律の中で、深い信仰を持ち、家を捨て、家なき者として修行の道に入ることを許してくださいました。どうか尊き師よ、私が師のもとで出家し、修行の道に入り、具足戒を受けて比丘となれるよう、お許しください。」

於是，世尊度賴吒惒羅居士子出家學道，授其具足，授具足已，於鍮蘆吒隨住數時，於後則便攝衣持鉢，遊行展轉，往至舍衛國，住勝林給孤獨園。尊者賴吒惒羅出家學道，受具足已，在遠離獨住，心無放逸，修行精懃，彼在遠離獨住，心無放逸，修行精懃已。族姓子所為剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道者，唯無上梵行訖，於現法中自知自覺，自作證成就遊，生已盡，梵行已立，所作已辦，不更受有，知如真。尊者賴吒惒羅知法已，至得阿羅訶。

> そこで、世尊はラッタパーラ居士の息子を出家させて学道させ、具足戒を授けた。具足戒を授けた後、トゥルータにしばらく滞在し、その後、衣鉢を整えて遊行し、次第にシャーラヴァスティー国に至り、勝林給孤独園に住まわれた。 尊者ラッタパーラは出家して学道し、具足戒を受けた後、遠離して独り住み、心を放逸にせず、修行に精進した。遠離して独り住み、心を放逸にせず、修行に精進したのである。良家の子息が剃髪し、袈裟をまとい、至信をもって家を捨て、無家の学道者となるためになすべきこと、すなわち無上の梵行を完成し、現世において自ら覚り、自ら証し、自ら成就して遊ぶことができた。 すなわち、「生は尽きた。梵行は成就した。なすべきことはなされた。もはや再び生存を受けることはない」と、あるがままに知ったのである。尊者ラッタパーラは法を覚り、阿羅漢に至った。

於是，尊者賴吒惒羅得阿羅訶已後或九年十年，而作是念：「我本已許出家學道還見父母，我今寧可還赴本要。」於是，尊者賴吒惒羅往詣佛所，稽首佛足，却坐一面，白曰：「世尊！我本有要，出家學道已，還見父母。世尊！我今辭行，往見父母，赴其本要。」

> そこで、尊者の羅睺羅（らいだほら）は、阿羅漢（あらかん）の悟りを得てから九年か十年が過ぎた後、こう考えました。「私は以前、出家して修行を終えたら、必ず両親に会いに行くと約束した。今こそ、その約束を果たすべき時だ。」そこで、尊者の羅睺羅は仏のもとへ行き、仏の足に額を付けて礼拝し、片隅に座ってこう申し上げました。「世尊よ、私は以前、出家して修行を終えたなら両親に会いに行くという約束がございます。世尊よ、今、私はその約束を果たすために、両親のもとへ参ります。どうかお許しください。」

爾時，世尊便作是念：「此賴吒惒羅族姓子，若使捨戒、罷道行欲如本者，必無是處。」世尊知已，告曰：「汝去！未度者度，未解脫者令得解脫，未滅訖者令得滅訖。賴吒惒羅！今隨汝意。」

> そのとき、世尊（ブッダ）はこうお考えになりました。「このラッタパーラという良家の若者は、もし戒律を捨てて、元のように在家の生活に戻り欲望にふけるようなことがあれば、それは決してありえない。」と。 世尊はそれをご存知の上で、ラッタパーラに告げられました。「あなたは行きなさい。まだ救われていない者を救い、まだ解脱していない者を解脱させ、まだ煩悩が尽きていない者を尽きさせなさい。ラッタパーラよ、今あなたの思いのままにしなさい。」

彼時，尊者賴吒惒羅聞佛所說，善受善持，即從坐起，稽首佛足，繞三匝而去。至己房中，收舉臥具，著衣持鉢，遊行展轉，往至鍮蘆吒，住鍮蘆吒村北尸攝惒園。於是，尊者賴吒惒羅過夜平旦，著衣持鉢，入鍮蘆吒而行乞食。尊者賴吒惒羅作如是念：「世尊稱歎次第乞食，我今寧可於此鍮蘆吒次第乞食。」尊者賴吒惒羅便於鍮蘆吒次第乞食，展轉至本家。

> その時、尊者ラッタパーラ（頼吒惒羅）は仏陀の教えを聞き、よく理解し、よく心に留めました。そして座を立ち、仏陀の足に頭を触れて礼拝し、三度右回りに巡ってから退出しました。自室に戻り、寝具を整え、衣を着け鉢を持って旅立ち、各地を巡り歩きながら、トゥーサーラ（鍮蘆吒）の村に到着しました。トゥーサーラの村の北にあるシーサパー園（尸摂惒園）に滞在しました。 さて、尊者ラッタパーラは夜が明けて朝になり、衣を着け鉢を持ってトゥーサーラの村に入り托鉢に出かけました。尊者ラッタパーラはこう考えました。「世尊は次第に托鉢することを称賛された。今こそ、このトゥーサーラで次第に托鉢しよう。」尊者ラッタパーラはトゥーサーラで次第に托鉢しながら、ついには自分の実家にたどり着きました。

彼時，尊者賴吒惒羅父在中門住，修理鬚髮，尊者賴吒惒羅父遙見尊者賴吒惒羅來，便作是語：「此禿沙門為黑所縛，斷種無子，破壞我家。我有一子，極愛憐念，意常忍樂，見無厭足，彼將去度，當莫與食。」

> その時、尊者ラッタパーラの父は中門に立ち、髭や髪を整えていた。遠くから尊者ラッタパーラがやって来るのを見て、父はこう言った。「この坊主頭の沙門は、闇に縛られ、家系を断ち、子を残さず、私の家を壊してしまった。私には一人の息子がおり、それはもう愛しくてたまらず、いつも心に忍ばせ、見ても見飽きることがなかったのに、彼はそれを連れて行き、仏道に入れてしまった。決して食べ物を与えてはならない。」

尊者賴吒惒羅自於父家不得布施，但得嘖𡂡：「此禿沙門為黑所縛，斷種無子，破壞我家。我有一子，極愛憐念，意常愛樂，見無厭足，彼將去度，當莫與食。」尊者賴吒惒羅知已，便速出去。

> 尊者賴吒惒羅が実家で布施を得られず、罵られてしまいました。 「このはげ頭の沙門は黒い縄に縛られ、家系を断ち子を絶やし、我が家を壊す者だ。私には一人だけ子がいて、それはもう愛おしく、いつも慕い、見ても飽きることがなかったのに、あの者は連れ去って出家させてしまった。もう食べ物を与えてはならぬ。」 尊者賴吒惒羅はこのことを知ると、すぐにその場を立ち去りました。

彼時，尊者賴吒惒羅父家婢使，以箕盛臭爛飲食，欲棄著糞聚中。尊者賴吒惒羅見父婢使，以箕盛臭爛飲食，欲棄著糞聚中，便作是語：「汝妹！若此爛飲食法應棄者，可著我鉢中，我當食之。」

> その時、尊者のラッタパーラ（頼吒惒羅）の実家の召使いの女性が、箕（み）に腐った食べ物を盛って、ゴミ捨て場に捨てようとしていた。尊者のラッタパーラは、その召使いが腐った食べ物を箕に盛って捨てようとしているのを見て、こう言った。「妹よ。もしこの腐った食べ物が捨てるべきものであるなら、私の鉢の中に入れてくれ。私はそれを食べよう。」

彼時，尊者賴吒惒羅父家婢使，以箕中臭爛飲食瀉著鉢中。瀉著鉢中時取其二相，識其音聲及其手足，取二相已，即往至尊者賴吒惒羅父所，而作是語：「尊今當知，尊子賴吒惒羅還來至此鍮蘆吒，可往見之。」尊者賴吒惒羅父聞已，大歡喜踊躍，左手攝衣，右手摩抆鬚髮，疾往詣尊者賴吒惒羅所。

> その時、尊者ラッタパーラの実家の召使いが、箕の中の腐敗した残飯を鉢の中に注いだ。その際、彼女は二つの兆しを見て取った。すなわち、その声と手と足である。それらの兆しを見て取ると、彼女はすぐに尊者ラッタパーラの父のもとへ行き、こう言った。「お知らせ申し上げます。あなた様のご子息、尊者ラッタパーラが、このトゥルッタに帰ってこられました。どうかお会いになりに行かれませ。」これを聞いた尊者ラッタパーラの父は、大いに喜び勇んで、左手で衣を掴み、右手で鬚や髪を整えながら、急いで尊者ラッタパーラのもとへと向かった。

彼時，尊者賴吒惒羅向壁食此臭爛食。尊者賴吒惒羅父見尊者賴吒惒羅向壁食此臭爛食，作如是說：「汝賴吒惒羅！汝至柔軟，身體極好，常食好食，賴吒惒羅！汝云何乃食此臭爛食耶？賴吒惒羅！汝以何意來此鍮蘆吒，而不能還至父母家耶？」

> その時、尊者ラッタパーラは壁に向かって、腐って臭くなった食べ物を口にしていた。そこへ尊者ラッタパーラの父が来て、その様子を見て言った。「ラッタパーラよ、お前は元々、とても肌が柔らかく、体つきも大変良く、美味しいものを食べて育ったではないか。ラッタパーラよ、どうしてお前がこのような腐って臭いものを食べるのか。お前はなぜこのトゥルッタ（村）に来たのか。いや、そもそも父母の家に帰ろうともしない、そのお前の心はどうなっているのだ。」

尊者賴吒惒羅白曰：「居士！我入父家不得布施，但得嘖𡂡：『此禿沙門為黑所縛，斷種無子，破壞我家。我唯有一子，至愛憐念，意常愛樂，見無厭足，彼將去度，當莫與食。』我聞此已，便速出去。」

> 尊者ライタホラが言った。「在家の方よ、私は父の家に入っても布施を得られず、ただ罵倒を受けただけです。『この坊主頭の修行者は黒きものに縛られ、家系を絶やし跡継ぎもなく、私の家を壊した。私にはたった一人の子がいて、たいそう愛しく慈しみ、常に愛し楽しみ、見ても飽きることがなかったのに、彼は連れ去って出家させてしまった。食べ物を与えてはならない。』これを聞いて、私はすぐに立ち去りました。」

尊者賴吒惒羅父即辭謝曰：「賴吒惒羅可忍！賴吒惒羅可忍！我實不知賴吒惒羅還入父家。」於是，尊者賴吒惒羅父敬心扶抱尊者賴吒惒羅，將入於內，敷座令坐，尊者賴吒惒羅即便就坐。

> ラッタパーラ尊者〔頼吒惒羅〕の父は、すぐに謝って言いました。「ラッタパーラよ、お許しください。ラッタパーラよ、お許しください。私は本当に、ラッタパーラが実家に帰ってくるとは知りませんでした。」 そこで、ラッタパーラ尊者の父は、敬いの心をもってラッタパーラ尊者を抱きかかえ、家の中に連れて行き、座を設けて座らせました。ラッタパーラ尊者はそのままお座りになりました。

於是，其父見尊者賴吒惒羅坐已，往至婦所，而作是語：「卿今當知，賴吒惒羅族姓子今來還家，可速辦飲食。」

> そこで、その父親は尊者ラッタパーラが座っているのを見て、妻のもとへ行き、こう言いました。「あなたは今、知っておきなさい。ラッタパーラ族の若者が今、家に帰ってきました。急いで食べ物と飲み物を用意しなさい。」

尊者賴吒惒羅母聞已，大歡喜踊躍，速辦飲食。辦飲食已，疾輦錢出，著中庭地，聚作大積，彼大錢積，一面立人，一面坐人，各不相見。作大錢積已，往詣尊者賴吒惒羅所，作如是語：「賴吒惒羅！是汝母分所有錢財，汝父錢財無量，百千不可復計，今盡付汝。賴吒惒羅！汝可捨戒罷道，行欲布施，快修福業。所以者何？世尊境界甚難甚難，出家學道亦復甚難。」

> 尊者ラッタパーラの母はこれを聞いて、大いに喜び踊り、急いで食事を用意した。食事を用意し終えると、急いで金銭を運び出し、庭の地面に置き、大きな山のように積み上げた。その大きな金銭の山は、一方に人が立ち、他方に人が座っても、互いに見えないほどであった。大きな金銭の山を作り終えて、尊者ラッタパーラのもとに行き、こう言った。「ラッタパーラよ、これはあなたの母が相続すべき財産である。あなたの父の財産は無量で、百千もの数えきれないほどであり、今、すべてをあなたに託す。ラッタパーラよ、あなたは戒律を捨てて修行をやめ、在家に戻り、欲のままに布施を行い、快く善い行いを積みなさい。なぜなら、世尊の境地に達することは非常に難しく、出家して学道することもまた非常に難しいからである。」

尊者賴吒惒羅白其母曰：「我今欲有所說，能見聽不？」

> 尊者のラッタパーラ（頼吒惒羅）が母に申し上げました。「私は今、お話ししたいことがあります。お聞きいただけますでしょうか？」

尊者賴吒惒羅母語曰：「居士子！汝有所說，我當聽之。」

> 尊者ラッタパーラの母が言いました。「若者よ、あなたが何を言おうと、私はそれを聞きましょう。」

尊者賴吒惒羅白其母曰：「當作新布囊，用盛滿錢，以車載之，至恒伽江，瀉著深處。所以者何？因此錢故，令人憂苦、愁慼、啼哭，不得快樂。」

> 尊者ラッタパーラが母に申し上げました。「新しい布の袋を作り、それに金貨をいっぱいに入れて、車に積んでガンジス川へ行き、深みに捨ててください。なぜなら、この金貨があるからこそ、人々は憂い苦しみ、悲しみ嘆き、泣き叫び、真の安らぎを得られないからです。」

於是，尊者賴吒惒羅母而作是念：「以此方便不能令子賴吒惒羅捨戒罷道，我寧可至其本婦所，作如是語：『諸新婦等！汝可以先所著瓔珞嚴飾其身，賴吒惒羅族姓子本在家時極所愛念，以此瓔珞速嚴身已，汝等共往至賴吒惒羅族姓子所，各抱一足而作是說：「不審賢郎有何天女勝於我者，而令賢郎捨我為彼修梵行耶？」』」

> そこで、尊者ラッタパーラの母はこう考えた。「この方法では、息子のラッタパーラに戒律を捨てさせて修行者生活をやめさせることはできない。ならば、かつての妻たちのところへ行ってこう言おう。『嫁たちよ、あなたたちは、以前身に着けていた装身具で身を飾りなさい。ラッタパーラという良家の子は、在家の頃、それをとても愛しんでいた。その装身具で急いで身を飾ったら、あなたたちは一緒にラッタパーラという良家の子のところへ行き、それぞれ彼の片足を抱いてこう言いなさい。「どうかお聞かせください。あなた様には、私よりも勝っているどんな天女がおられるのですか。それなのに、あなた様は私をお捨てになって、彼女のために清らかな修行をなさっているのですか？」』と。」

於是，其母即至尊者賴吒惒羅其本婦所，作如是語：「諸新婦等！汝可以先所著瓔珞嚴飾其身，賴吒惒羅族姓子本在家時極所愛念，以此瓔珞速嚴身已，汝等共往至賴吒惒羅族姓子所，各抱一足而作是說：『不審賢郎有何天女勝於我者，而令賢郎捨我為彼修梵行耶？』」

> そこで、その母親は尊者ラタパーラ（ラッタパーラ）の元妻のもとへ行き、こう言いました。「諸々の嫁たちよ。あなたたちは先に身に着けていた瓔珞（ようらく）で身を飾りなさい。ラタパーラ族の若殿が在家にいた時、最も愛着していた装いです。この瓔珞で速やかに身を飾ったなら、あなたたちは共にラタパーラ族の若殿のもとへ行き、それぞれが片方の足を抱いてこう言いなさい。『どうかお聞かせください、あなた様にはどのような天女が私よりも勝っておられるのですか。そのために、あなた様は私を捨て、かの方のために清らかな行い（梵行）を修められるのですか』」

彼時，尊者賴吒惒羅其本婦等即各以先所著瓔珞嚴飾其身，尊者賴吒惒羅本在家時極所愛念。以此瓔珞嚴飾身已，往詣尊者賴吒惒羅所，各抱一足而作是說：「不審賢郎有何天女勝於我者，而令賢郎捨我為彼修梵行耶？」

> その時、尊者ラッタパーラ（頼吒惒羅）のかつての妻たちは、それぞれが以前身に着けていた宝飾品で自らを飾りました。尊者ラッタパーラが在家の頃、非常に愛着していたものです。その宝飾品で身を飾り、尊者ラッタパーラの元へ行き、それぞれが彼の片足を抱えてこう言いました。「賢殿よ、はたして私たちに勝る天女がどこかにいるのですか？それなのに、なぜ私たちを捨てて、その方のために清らかな行いを修めるのですか？」

尊者賴吒惒羅語本婦曰：「諸妹！當知我不為天女故修於梵行。所為修梵行者，彼義已得，佛教所作，今已成辦。」

> 尊者ライチャホーラが元の妻に語りました。 「妹たちよ、知っておきなさい。私は天女のためではなく、清らかな修行（梵行）を行っているのです。私が修行を積んできた目的はすでに達せられ、仏の教えに従って為すべきことは、今、成し遂げられました。」

尊者賴吒惒羅諸婦等却住一面，啼泣埀淚而作是語：「我非賢郎妹，然賢郎喚我為妹。」

> 尊者ラッタパーラの妻たちは、立ち止まって一方に控え、泣き悲しみ涙を流しながらこう言った。「私たちはあなたの妹などではありません。しかし、あなたは私たちを妹と呼んでおられます。」

於是，尊者賴吒惒羅迴還顧視，白父母曰：「居士！若施食者便以時施，何為相嬈？」

> そこで、尊者ラッタパーラ（頼吒惒羅）は振り返って両親にこう言いました。 「在家の方々、もし食事を施すのであれば、適切な時に施してください。なぜ私を煩わせるのですか？」

爾時，父母即從坐起，自行澡水，以上味餚饌，種種豐饒，食噉含消，手自斟酌，極令飽滿。食訖收器，行澡水竟，取一小床，別坐聽法。尊者賴吒惒羅為父母說法，勸發渴仰，成就歡喜，無量方便為彼說法，勸發渴仰，成就歡喜已，即從坐起立，說頌曰：

> その時、両親は座から立ち上がり、自ら手を洗うための水を用意した。そして、様々に豊かな最上の味わいのごちそう、食べ物や飲み物を自らの手で取り分け、存分に満ち足りるまで供応した。食事が終わり、器を片付け、手を洗う水を差し出した後、小さな椅子を取り寄せ、別の席に着いて法を聞いた。尊者ラッタパーラは両親のために法を説き、敬い慕う心を呼び起こし、喜びを成就させた。様々な方便を用いて彼らのために法を説き、敬い慕う心を呼び起こし、喜びを成就させた後、座から立ち上がり、次の偈を唱えた。

「觀此嚴飾形， 珍寶瓔珞等，右磐縈其髮， 紺黛畫眉目。此欺愚癡人， 不誑度彼岸，以眾好綵色， 莊嚴臭穢身。此欺愚癡人， 不誑度彼岸，眾香遍塗體， 雌黃黃其足。此欺愚癡人， 不誑度彼岸，身服淨妙衣， 莊嚴猶幻化。此欺愚癡人， 不誑度彼岸，斷絕鹿䩙繈， 及破壞鹿門。我捨離餌去， 誰樂於鹿縛。」

> この飾り立てた姿や、 宝珠や瓔珞（ようらく）などの身飾り、 髪を右に巻き上げ、 眉を墨で描いた姿は、 愚かな人々を欺くものであり、 彼岸に至る者を欺くものではない。 様々な美しい色で、 臭い汚れた身を飾り立てても、 これは愚かな人々を欺くものであり、 彼岸に至る者を欺くものではない。 体中に多くの香を塗り、 足を黄色く染めても、 これは愚かな人々を欺くものであり、 彼岸に至る者を欺くものではない。 清らかで美しい衣をまとい、 まるで幻のように身を飾っても、 これは愚かな人々を欺くものであり、 彼岸に至る者を欺くものではない。 鹿を捕らえる罠や網を断ち切り、 鹿を閉じ込める門を打ち破ろう。 私は囮（おとり）を捨てて去る。 誰が鹿の束縛に喜んで留まるだろうか。

尊者賴吒惒羅說此頌已，以如意足乘虛而去，至鍮蘆吒林入彼林中，於鞞醯勒樹下敷尼師檀，結加趺坐。爾時，拘牢婆王及諸群臣前後圍繞，坐於正殿，咨嗟稱歎尊者賴吒惒羅：「若我聞賴吒惒羅族姓子來此鍮蘆吒者，我必往見。」

> 頼吒惒羅尊者がこの偈を説き終えると、神通力によって空中に飛び去り、鍮蘆吒の林に到着した。林の中に入り、鞞醯勒の木の下に敷物を敷いて、結跏趺坐した。 その時、拘牢婆王は家臣たちに前後を囲まれて王座に座り、頼吒惒羅尊者を称賛して言った。「もし私が、頼吒惒羅尊者という高貴な家の子が、この鍮蘆吒の林に来ていると知ったならば、必ず訪ねて行こう。」

於是，拘牢婆王告獵師曰：「汝去案行鍮蘆吒林，我欲出獵。」獵師受教，即便案行鍮蘆吒林。於是，獵師案行鍮蘆吒林，見尊者賴吒惒羅在鞞醯勒樹下，敷尼師檀，結加趺坐，便作是念：「所為拘牢婆王及諸群臣共坐正殿，咨嗟稱歎者，今已在此。」

> そこで、拘牢婆王は狩人に言った。「お前は鍮蘆吒の林を視察してこい。私は狩りに出かけたい。」狩人は命令を受け、すぐに鍮蘆吒の林を視察した。すると、尊者の頼吒惒羅が鞞醯勒の木の下で、坐具を敷き、結跏趺坐しているのを見つけた。そこで彼は考えた。「拘牢婆王や群臣たちが大殿に集まって語り合い、称賛していたあの方は、今ここにいらっしゃったのだ。」

爾時，獵師案行鍮蘆吒林已，還詣拘牢婆王所，白曰：「大王！當知我已案行鍮蘆吒林，隨大王意。大王本所為與諸群臣共坐正殿，咨嗟稱歎尊者賴吒惒羅：『若我聞賴吒惒羅族姓子來此鍮蘆吒者，我必往見。』尊者賴吒惒羅族姓子今在鍮蘆吒林中鞞醯勒樹下，敷尼師檀，結加趺坐。大王欲見者，便可往也。」

> その時、猟師はトゥルーシュカ林を見回った後、拘牢婆王の許へ戻り、こう申し上げた。「大王よ、どうか御存知ください。私はトゥルーシュカ林を見回りました。大王の御心のままに。大王がかつて、諸々の家臣と共に正殿に座り、尊者ラタパーラを称賛して『もしラタパーラ氏の方々がこのトゥルーシュカ林に来られたなら、私は必ずお会いしに行こう』と仰られた通り、尊者ラタパーラ氏の方々は今、トゥルーシュカ林のヴェーイル樹の下で、座布団を敷き、結跏趺坐しておられます。大王がお会いになりたいとお望みなら、どうかお出かけください。」

拘牢婆王聞已，告御者曰：「汝速嚴駕，我今欲往見賴吒惒羅。」

> 拘牢婆王はこれを聞いて、御者に告げて言った。「すぐに車の準備をせよ。今、私は頼吒惒羅に会いに行きたい。」

御者受教，即速嚴駕，訖還白曰：「大王！當知嚴駕已辦，隨大王意。」

> 御者は教えを受け、すぐに車の準備を整え、戻って申し上げました。「大王よ、お知らせいたします。車の準備は整いました。どうぞお望みのままにお進みください。」

於是，拘牢婆王即乘車出，往至鍮蘆吒林，遙見尊者賴吒惒羅，即便下車，步進往至尊者賴吒惒羅所。尊者賴吒惒羅見拘牢婆王來，而作是說：「大王！今來欲自坐耶？」

> そこで、拘牢婆王は車に乗って鍮蘆吒の林へと向かい、遠くから尊者である頼吒惒羅の姿を認めると、すぐに車を降りて歩み寄り、尊者頼吒惒羅のもとへと進みました。尊者頼吒惒羅は、拘牢婆王が来るのを見て、こう言いました。「大王よ、今こちらへおいでになりましたが、お座りになりますか？」

拘牢婆王曰：「今我雖到自己境界，然我意欲令賴吒惒羅族姓子請我令坐。」

> 拘牢婆王が言いました。「今、私は自分の領地にいるけれども、頼吒惒羅（らいたわら）という良家の若者に私を招いて座らせてもらいたいと思う。」

尊者賴吒惒羅即請拘牢婆王曰：「今有別座，大王可坐。」

> 尊者のラッタパーラが王にこう言いました。「今、別の席をご用意しております。どうぞお掛けください。」

於是，拘牢婆王與尊者賴吒惒羅共相問訊，却坐一面，語賴吒惒羅：「若為家衰故出家學道耶？若為無財物故行學道者，賴吒惒羅！拘牢婆王家多有財物，我出財物與賴吒惒羅，勸賴吒惒羅捨戒罷道，行欲布施，快修福業。所以者何？賴吒惒羅！師教甚難，出家學道亦復甚難。」

> そこで、拘牢婆王は尊者ラッタパーラと互いに挨拶を交わし、席に着いてからラッタパーラに尋ねました。「あなたは家が衰退したから出家して修行の道に入ったのですか？それとも財産がなかったから修行しているのですか？ラッタパーラよ、わが拘牢婆王家には多くの財産がある。私はあなたに財物を差し出そう。ですから、戒律を捨てて在家に戻り、欲望を楽しみ、布施を行い、善い行いを積みなさい。なぜなら、ラッタパーラよ、師の教えに従うことはとても難しく、出家して修行の道を歩むこともまた、とても難しいからです。」

尊者賴吒惒羅聞已，語曰：「大王！今以不淨請我，非清淨請。」

> 尊者ラッタパーラはこれを聞いて、王に申し上げた。「大王よ、あなたは今、不浄をもって私をお招きになりました。清らかなお招きではありません。」

拘牢婆王聞已，問曰：「我當云何以清淨請賴吒惒羅，非以不淨耶？」

> 拘牢婆王はこれを聞いて尋ねました。「私はどのようにすれば清らかな心で頼吒惒羅\*をお招きできるのでしょうか。不浄な方法でないようにするにはどうすればよいのでしょう？」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！應如是語：『賴吒惒羅！我國人民安隱快樂，無恐怖、無鬪諍，亦無棘刺、無苦使役，米穀豐饒，乞食易得，賴吒惒羅住我國中，我當護如法。』大王！如是以淨請我，非以不淨。」

> 尊者頼吒惒羅が申し上げました。「大王様、こうおっしゃるべきでございます。『頼吒惒羅よ、わが国は人民が安らかで幸せに暮らし、恐れも争いもなく、またとげのような苦しみも過酷な労役もなく、穀物は豊かに実り、托食も容易に得られる。頼吒惒羅よ、わが国に滞在されるなら、私は法に従ってあなたを護りましょう。』と。大王様、このように清らかな心で私を招くべきであり、不浄な心で招くべきではございません。」

拘牢婆王聞已，語曰：「我今以淨請賴吒惒羅，非以不淨。我國人民安隱快樂，無恐怖、無鬪諍，亦無棘刺、無苦使役，米穀豐饒，乞食易得，賴吒惒羅住我國中，我當護如法。

> 拘牢婆王はこれを聞いて言いました。 「私は今、清らかな心で頼吒惒羅を招いているのです。けがれた心からではありません。私の国では人々が安らかに穏やかに暮らし、恐れも争いもなく、また茨のような悩みも無理な労役もありません。穀物は豊かに実り、施しを得るのも容易です。頼吒惒羅が私の国に留まってくださるなら、私は法に従ってお守りいたしましょう。」

「復次，賴吒惒羅！有四種衰，謂衰衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。云何為四？病衰、老衰、財衰、親衰。賴吒惒羅！云何病衰？或有一人長病疾患，極重甚苦，彼作是念：『我長病疾患，極重甚苦，我實有欲，不能行欲，我今寧可剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。』彼於後時以病衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道，是為病衰。

> 「また、ラッタパーラよ。四つの衰えがある。その衰えのために、人々は髪やひげを剃り、袈裟の衣をまとい、深く信じて家を捨て、家なき修行者となる。その四つとは何か。病の衰え、老いの衰え、財産の衰え、親族の衰えである。 ラッタパーラよ。病の衰えとは何か。ある人が長く病に苦しみ、非常に激しく苦しむとする。その人はこう思う『私は長く病に苦しみ、非常に激しく苦しい。実際には欲はあるのに、欲を満たすことができない。今こそ髪やひげを剃り、袈裟の衣をまとい、深く信じて家を捨て、家なき修行者となろう』と。後に彼は病の衰えのために、髪やひげを剃り、袈裟の衣をまとい、深く信じて家を捨て、家なき修行者となる。これが病の衰えである。」

「賴吒惒羅！云何老衰？或有一人年耆根熟，壽過垂訖，彼作是念：『我年耆根熟，壽過埀訖，我實有欲，不能行欲，我今寧可剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。』彼於後時以老衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道，是謂老衰。

> ラッタパーラよ。では「老衰」とは何か？ ある人が年老いて体力が衰え、寿命が尽きようとしている。彼はこう思う。「私は年老いて体力が衰え、寿命が尽きかけている。私には確かに欲望はあるが、もはや欲望を追い求めることはできない。今こそ髪やひげを剃り、袈裟を身にまとい、清らかな信仰に生きるべく、家を捨てて出家しよう。」と。 その後、年老いて衰えたことを理由に、髪やひげを剃り、袈裟をまとい、清らかな信仰に生きるべく、家を捨てて出家する。これが「老衰」である。

「賴吒惒羅！云何財衰？或有一人貧窮無力，彼作是念：『我貧窮無力，我今寧可剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。』彼於後時以財衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道，是謂財衰。

> ラッタパーラよ、『財の衰え』とは何か？ある人が貧しくて力がないとする。その人はこう考える。『私は貧しくて力がない。それならば、今こそ髪と髭を剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、家なき者として修行の道に入ろう』と。そして後に、財産が衰えたために、髪と髭を剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、家なき者として修行の道に入る。これを『財の衰え』と言うのだ。

「賴吒惒羅！云何親衰？或有一人親里斷種，死亡沒盡，彼作是念：『我親里斷種，死亡沒盡，我今寧可剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。』彼於後時以親衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道，是謂親衰。

> ラッタパーラよ、親族の衰えとは何か？ある人の親族が絶え、死に絶えてしまうことがある。その人はこう思う。「我が親族は絶え、死に絶えてしまった。今こそ私は髪や髭を剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、家なき者として出家して修行しよう。」後に、その人は親族の衰えを理由に、髪や髭を剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、家なき者として出家して修行する。これが親族の衰えである。

「賴吒惒羅昔時無病，安隱成就，平等食道，不冷不熱，平正安樂，順次不諍，由是之故，食噉含消，安隱得化。賴吒惒羅非以病衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。

> 頼吒惒羅（らいたわら）は昔、病気もなく、穏やかで穏やかな状態を保っていました。食べ物の道も平等で、冷たくも熱くもなく、平穏で安らかであり、順序よく争いもありませんでした。そのため、食べ物をよく噛んで飲み込み、穏やかに消化することができました。頼吒惒羅は病気や衰えのせいで、髪やひげを剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、家族を離れて修行の道に入ったわけではありません。

「賴吒惒羅往昔之時，年幼童子，髮黑清淨，身體盛壯，爾時作倡伎樂，極以自娛，莊嚴其身，常喜遊戲。彼時親屬皆不欲使令其學道，父母啼泣，憂慼懊惱，亦不聽汝出家學道。然汝剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。賴吒惒羅不以老衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。

> 頼吒惒羅（ラッタパーラ）よ、あなたは昔、幼い童子で、髪は黒く清らかで、体は盛んに若々しかった。その時、歌舞音曲を楽しみ、自分を飾り立て、遊びにふけっていた。あなたの親族たちは皆、あなたに学道（仏道に入ること）を許すまいとして、父母は泣き悲しみ、憂い苦しみ、あなたが出家することを認めなかった。しかし、あなたは髪やひげを剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、無一物となって学道の道に入った。頼吒惒羅よ、あなたは老いたからではなく、髪やひげを剃り、袈裟を着て、深い信仰心から家を捨て、無一物となって学道に入ったのである。

「賴吒惒羅！此鍮蘆吒第一家、最大家、最勝家、最上家，謂財物也。賴吒惒羅！不以財衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。

> ラッカホラよ、この金鍮の都、第一の家、最大の家、最も勝れた家、最も優れた家とは、すなわち財産のことである。ラッカホラよ、あなたは財産が衰えたからといって、髪や鬚を剃り、袈裟をまとい、深い信仰をもって家を捨て、家なき者として出家し、道を学んだのではない。

「賴吒惒羅！此鍮蘆吒林間，大豪親族親皆存在，賴吒惒羅不以親衰故，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。

> ラッタパーラよ、この銅蘆咤林の間には、大いなる豪族や親族が皆存在している。ラッタパーラは親族が衰えたからではなく、剃髪し、袈裟をまとい、深い信仰心をもって、家を捨て、家なき者の身となり、学びの道に入ったのである。

「賴吒惒羅，此四種衰，或有衰者，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。我見賴吒惒羅都無此衰，可使賴吒惒羅剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。賴吒惒羅！知見何等，為聞何等，剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道？」

> 「ラッタパーラよ、これら四つの衰退がある。ある者はこれらの衰退があるゆえに、髪とひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰心から家を捨てて出家し、修行の道に入る。しかし、私はあなた（ラッタパーラ）にはこのような衰退が全くないのを見ている。それなのに、あなたが髪とひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰心から家を捨てて出家し、修行の道に入ることはないだろう。 ラッタパーラよ、いったい何を見、何を聞いて、あなたは髪とひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰心から家を捨てて出家し、修行の道に入るのか。」

尊者賴吒惒羅答曰：「大王！世尊知、見，如來、無所著、等正覺為說四事，我欲忍樂是，我知見聞是，是故剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。云何為四？大王！此世無護，無可依恃，此世一切趣向老法，此世非常，要當捨去，此世無滿，無有厭足，為愛走使。」

> 尊者ラッタパーラが答えた。「大王！世尊は知り、見ておられます。如来、無所著、等正覚は四つのことを説かれました。私はそれを喜んで受け入れ、そのように知り、見、聞いたのです。それゆえ、私は髪やひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰をもって家を捨て、家なき者として修行の道に入りました。その四つとは何か？大王、この世には守る者もなく、頼るべきものもありません。この世のすべてのものは老いへと向かいます。この世は無常であり、必ず捨て去らねばなりません。この世に満足はなく、足ることを知らず、渇愛に駆り立てられるのです。」

拘牢婆王問曰：「賴吒惒羅！向之所說：『大王！此世無護，無可依恃。』賴吒惒羅！我有兒孫、兄弟、枝黨、象軍、車軍、馬軍、步軍，皆能射御，嚴毅勇猛，王子、力士，鉢邏騫提摩訶能伽有占相、有策慮、有計算、有善知書、有善談論，有君臣、有眷屬，持呪知呪，彼隨諸方，有恐怖者能制止之。若賴吒惒羅所說：『大王！此世無護，無可依恃。』賴吒惒羅！向所說，此有何義耶？」

> 拘牢婆王が尋ねた。「頼吒惒羅よ、あなたが先ほど言った、『大王よ、この世には守るものもなく、頼りになるものもない』という言葉についてだ。頼吒惒羅よ、私には子や孫、兄弟、仲間、象の軍隊、戦車の軍隊、馬の軍隊、歩兵の軍隊がいる。彼らは皆、弓を射、車を操り、厳しく勇敢だ。王子や力士、鉢邏騫提摩訶能伽のように、占いや策略、計算、書物の知識、巧みな議論に長けた者もいる。君臣や眷属もおり、呪文を唱え、知っている。彼らはあらゆる方面に随行し、恐怖をもたらす者を制圧できるのだ。もし頼吒惒羅が言うように、『大王よ、この世には守るものもなく、頼りになるものもない』というのであれば、頼吒惒羅よ、あなたが先ほど言ったこの言葉の意味は、一体何なのか？」

尊者賴吒惒羅答曰：「大王！我今問王，隨所解答。大王！此身頗有病耶？」

> 尊い頼吒惒羅（らいたから）が答えました。「大王よ、私は今、あなたに質問いたしますので、お答えください。大王よ、この体には病気があるのでしょうか？」

拘牢婆王答曰：「賴吒惒羅！今我此身常有風病。」

> 拘牢婆王が答えた。「頼吒惒羅よ、私のこの体には常に風の病があるのです。」

尊者賴吒惒羅問曰：「大王！風病發時，生極重甚苦者，大王！爾時可得語彼兒孫、兄弟、象軍、馬軍、車軍、步軍皆能射御，嚴毅勇猛，王子、力士，鍮邏騫提摩訶能伽，占相、策慮、計算、知書、善能談論、君臣、眷屬，持呪知呪，汝等共來暫代我受極重甚苦，令我無病得安樂耶？」

> 尊者ラタカラが尋ねられた。「大王よ、風病（ふうびょう）が発した時、極めて重く甚だしい苦しみが生じるならば、大王よ、その時あなたは子や孫、兄弟、象軍・馬軍・車軍・歩軍の中の弓術や馬術に優れ、厳しく勇猛な者たち、王子や力士、銅羅鎧提摩訶能伽（どうらがいだいまかのうが）、占い師や策略家、計算や書物に通じ、議論に秀でた者、君臣や眷属（けんぞく）、呪文を唱え知る者たちにこう言えるだろうか——『あなた方は皆、来たれ、一時（いっとき）私のためにこの重く甚だしい苦しみを代わりに受け、私を病苦なく安楽にせよ』と？」

拘牢婆王答曰：「不也。所以者何？我自作業，因業緣業，獨受極苦，甚重苦也。」

> 拘牢婆王は答えた。「いいえ、違います。なぜなら、私は自らの行いをし、その行いを因とし、行いの縁によって、独りで極めて厳しい苦しみ、非常に重い苦しみを受けているからです。」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！以是故，世尊說此世無護，無可依恃。我欲忍樂是，我知見聞是，是故剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。」

> 尊者ラッタパーラが申し上げました。「大王様、ですから、世尊は『この世には守る者もなく、頼りになるものもない』とおっしゃったのです。私はそのことを納得し、喜んで受け入れ、そのように知り、見て、聞いたのです。それゆえに髪やひげを剃り、袈裟をまとい、深い信心をもって家を捨て、家のない修行者の道を学んでいるのです。」

拘牢婆王語曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世無護，無可依恃。』賴吒惒羅！我亦欲是忍樂於是。所以者何？此世真實無護，無可依恃。」

> 拘牢婆王が言いました。「もし頼吒惒羅がこう言った通り、『大王よ、この世には守るものもなく、頼るべきものもない』というなら、頼吒惒羅よ、私もその教えを喜んで受け入れたい。なぜなら、この世は本当に守るものもなく、頼るべきものもないからだ。」

拘牢婆王復問曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世一切趣向老法。』賴吒惒羅向所說，此復有何義？」

> 拘牢婆王が再び尋ねました。「もしラッタパーラがこう言ったならば、『大王様、この世のすべてのものは老いに向かっていくものなのです』と。このラッタパーラの言葉には、どのような意味があるのでしょうか？」

尊者賴吒惒羅答曰：「大王！我今問王，隨所解答。若大王年或二十四、或二十五者，於意云何？爾時速疾何如於今？爾時筋力、形體、顏色何如於今？」

> 尊師が仰せになった。「大王！今、あなたにお尋ねします。お心のままにお答えください。もし大王が二十四歳、もしくは二十五歳であられた時、その駿足は今よりも速かったでしょうか。その時の精力、体力、姿、血色は、今よりも優れておられましたか。」

拘牢婆王答曰：「賴吒惒羅！若我時年或二十四、或二十五，自憶爾時，速疾、筋力、形體、顏色無勝我者。賴吒惒羅！我今極老，諸根衰熟，壽過垂訖，年滿八十，不復能起。」

> 拘牢婆王が答えました。「頼吒惒羅よ。私が二十四、五歳の頃を思い出すと、あの時は敏捷で、体力もあり、姿形も色つやも、私に勝る者は誰もいませんでした。しかし今、私はすっかり老い、すべての感覚は衰え、命もまさに尽きようとしています。齢は八十に達し、もはや立ち上がることさえできません。」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！以是故，世尊說此世一切趣向老法。我欲忍樂是，我知見聞是，是故剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。」

> 尊者ラッタパーラが申し上げました。「大王様、だからこそ、世尊は『この世のすべては老いるという性質に向かう』と説かれたのです。私はその真理を喜んで受け入れ、これを知り、見聞きいたしました。そのために、髪やひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰をもって家を捨て、家なき者となり修行の道に入ったのです。」

拘牢婆王語曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世一切趣向老法。』我亦欲是忍樂於是。所以者何？此世真實一切趣向老法。」

> 拘牢婆王が言いました。「もし頼吒惒羅の言った通り『大王よ、この世のすべては老いに向かうものです』と説かれているなら、私もそれに従い、それを喜んで受け入れましょう。なぜなら、この世は本当にすべてが老いに向かっているからです。」

拘牢婆王復問曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世無常，要當捨去。』賴吒惒羅向所說，此復有何義？」

> 拘牢婆王が再び尋ねました。「ラーディパーラの言うように、『大王よ、この世は無常であり、必ず捨て去らねばならない』とのこと。ラーディパーラが先に述べたこの言葉には、どのような意味があるのでしょうか？」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！我今問王，隨所解答。大王！有豐拘樓國及豐後宮、豐倉庫耶？」

> 尊者ラッタパーラが言いました。「大王よ、わたしが今、あなたに質問しますので、それに従ってお答えください。大王よ、あなたは豊かな拘楼国と、豊かな後宮、豊かな倉庫をお持ちですか？」

拘牢婆王答曰：「如是。」

> 拘牢婆王が答えました。「その通りです。」

尊者賴吒惒羅復問曰：「大王！有豐拘樓國及豐後宮、豐倉庫者，若時有法來不可依，忍樂破壞，一切世無不歸死者。爾時豐拘樓國及豐後宮、豐倉庫者，可得從此世持至後世耶？」

> 尊者ラッタパーラが再び問う。「大王よ、豊かな拘楼国や豊かな後宮、豊かな倉庫があっても、やがて法が訪れれば頼ることはできず、忍耐も楽しみも壊れ、この世のすべてのものは死を免れません。その時、豊かな拘楼国や後宮、倉庫は、この世から次の世へ持っていくことができるでしょうか？」

拘牢婆王答曰：「不也。所以者何？我獨無二，亦無伴侶從此世至後世也。」

> 拘牢婆王が答えた。「いいえ。なぜなら、私はただ独りであって、二人といることもなく、また伴侶もなく、この世からあの世へと行くからです。」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！以是故，世尊說此世無常，要當捨去。我欲忍樂是，我知見聞是，是故剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。」

> 尊者ラッタパーラがおっしゃいました。「大王、それゆえに世尊はこの世は無常であり、必ず捨て去らねばならないと説かれました。私はこの真理を喜んで受け入れ、そのとおりに知り、見て、聞いたのです。ですから髪やひげを剃り、袈裟の衣をまとい、深い信仰心をもって家を捨て、家のない修行者の道に入ったのです。」

拘牢婆王語曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世無常，要當捨去。』者，我亦欲是忍樂於是。所以者何？此世真實無常，要當捨去。」

> 拘牢婆王が言いました。「もし頼吒惒羅がこう言ったように——『大王よ、この世は無常であり、必ず捨て去らねばならない』——それならば私もその教えを受け入れ、喜んで従いたいと思います。なぜなら、この世は本当に無常であり、必ず捨て去らねばならないからです。」

拘牢婆王復問曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世無滿，無有厭足，為愛走使。』賴吒惒羅向所說，此復有何義？」

> 牢婆王が再び尋ねました。「もしラッタパーラの言う通り、『大王よ、この世に満ち足りることはなく、厭うことを知らず、渇愛に駆り立てられるままに動かされる』というのであれば、ラッタパーラが先に述べたこの言葉には、どのような意味があるのでしょうか？」

尊者賴吒惒羅答曰：「大王！我今問王，隨所解答。大王！有豐拘樓國及豐後宮、豐倉庫耶？」

> 王よ、あなたはお尋ねになりましたが、私は今、問いかけましょう。あなたの答えに従います。 王よ、豊かな拘楼国、そして豊かな後宮、豊かな倉庫があるのですか？

拘牢婆王答曰：「如是。」

> 拘牢婆王が答えました。「その通りです。」

尊者賴吒惒羅復問曰：「大王！有豐拘樓國及豐後宮、豐倉庫者，若於東方有一人來，可信可任，不欺誑世，來語王言：『我從東方來，見彼國土極大富樂，多有人民。大王！可得彼國爾所財物、人民、力役，欲得彼國整御之耶？』」

> 尊者ラッターパーラが再び問いかけた。「大王よ。あなたは豊かな拘樓國、豊かな後宮、豊かな倉庫をお持ちです。さて、もし東方から一人の者がやって来て、信頼でき、任せられ、世を欺かず、こう告げたとしましょう。『私は東方から来ました。あの国は大いに富み栄え、多くの人民がおります。大王よ、あの国の財物、人民、労働力を手に入れ、あの国を整え治めたいとお望みではないですか？』と。」

拘牢婆王答曰：「賴吒惒羅！若我知有如是豐國，爾所財物、人民、力役，得彼人民整御治者，我必取之。」

> 拘牢婆王が答えて言いました。「頼吒惒羅よ、もし私がこれほど豊かな国があり、そこに在る財産、人民、そして労働力がどれほどかを知ったなら、その人々を統治し治める者を見つけて、私は必ずそこを取るだろう。」

「如是南方、西方、北方，從大海彼岸若有人來，可信可任，不欺誑世，來語王言：『我從大海彼岸來，見彼國土極大富樂，多有人民。大王！可得彼國爾所財物、人民、力役，欲得彼國整御之耶？』」

> かくのごとく、南方、西方、北方より大海の彼方から人が来て、王にこう言うとしましょう。「私は大海の彼方からまいりました。あの国は非常に豊かで平和であり、多くの人々が暮らしております。大王よ、あなたはあの国の財産や人民、労働力を手に入れ、その国を統治したいとお思いになりませんか？」と。この言葉は信頼でき、欺くことはなく、世の中を偽るものではありません。

拘牢婆王答曰：「賴吒惒羅！若我知有如是豐國，爾所財物、人民、力役，得彼人民整御治者，我必取之。」

> 拘牢婆王が答えた。「頼吒惒羅よ、もし私が、これほど豊かで、これだけの財産や人民や労力を持つ国があると知り、その人民を統治できる者を得られるなら、必ずやその国を手に入れるだろう。」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！以是故，世尊說此世無滿，無有厭足，為愛走使。我欲忍樂是，我知見聞是，是故剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。」

> 尊者ラッタパーラが言いました。「大王様、そのような理由から、世尊（ブッダ）はこの世に満足することがなく、足りることを知らず、欲望に駆り立てられて生きるものだと説かれました。わたしはこの真理を喜んで受け入れ、自ら見て知りました。それゆえ、髪やひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰によって家を捨て、家なき者として修行の道に入ったのです。」

拘牢婆王語曰：「若賴吒惒羅所說：『大王！此世無滿，無有厭足，為愛走使。』我亦欲是忍樂於是。所以者何？此世真實無滿，無有厭足，為愛走使。」

> 拘牢婆王が言われた。「もし頼吒惒羅がおっしゃったように、『大王よ、この世には満ち足りることがなく、足ることを知らず、愛欲に駆り立てられるものなのです』というのであれば、私もその教えを受け入れ、喜びたいと思います。なぜなら、この世は本当に満ち足りることがなく、足ることを知らず、愛欲に駆り立てられるものだからです。」

尊者賴吒惒羅語曰：「大王！世尊知、見，如來、無所著、等正覺為我說此四事，我知忍樂是，我知見聞是，是故剃除鬚髮，著袈裟衣，至信、捨家、無家、學道。」

> 尊者ラッタパーラが申し上げました。「大王よ、世尊は知り、見ておられます。如来、応供、正等覚者は、私にこの四つのことをお説きになりました。私はそれを知り、喜んで受け入れました。私はそれを知り、見聞きしました。それゆえに、髪やひげを剃り、袈裟をまとい、深い信仰をもって家を捨て、家なき者となり、修行の道に入ったのです。」

於是，尊者賴吒惒羅說此頌曰：

> そこで、尊者在家の頼吒惒羅は、この偈を説かれました。

「我見世間人， 有財癡不施，得財復更求， 慳貪積聚物。王者得天下， 整御隨其力，海內無厭足， 復求於海外。王及諸人民， 未離欲命盡，散髮妻子哭， 嗚呼苦難伏。衣被而埋藏， 或積薪火燒，緣行至後世， 燒已無慧念。死後財不隨， 妻子及奴婢，貧富俱共同， 愚智亦復然。智者不懷憂， 唯愚抱悒慼，是故智慧勝， 逮得正覺道。深著於有有， 愚癡作惡行，於法非法行， 以力強奪他。少智習効他， 愚多作惡行，趣胎至後世， 數數受生死。已受出生世， 獨作眾惡事，如賊他所縛， 自作惡所害。如是此眾生， 至到於後世，為己所作業， 自作惡所害。如果熟自墮， 老少亦如斯，欲莊美愛樂， 心趣好惡色。為欲所縛害， 因欲恐怖生，王我見此覺， 知是沙門妙。」

> 世の中の人々を見ていると、 お金を持っていても愚かで施しをせず、 さらに富を求め、 貪りと吝嗇で物を溜め込む。 たとえ王が天下を手中に収め、 自分の力で治めようとも、 国内で満足することなく、 さらには海外をも求める。 王も民も皆、 欲望が尽きぬうちに命が絶える。 髪を乱し、妻や子は泣き叫び、 「ああ、この苦しみは耐え難い」と嘆く。 衣服をかぶせて埋葬され、 あるいは薪を積んで火葬にされる。 その行いのままに来世へと赴き、 焼かれた後は、もはや無知のまま。 死ねば財産はついて来ず、 妻も子も奴婢も同様。 貧しくても富んでいても同じ道を辿り、 愚か者も賢者も、また同じである。 賢者は憂いを抱かず、 ただ愚か者のみが悲嘆に暮れる。 ゆえに智慧こそが優れ、 悟りの道に至るのである。 「存在」そのものに深く執着し、 愚かさゆえに悪行をなし、 正しい法に背き、 力ずくで他人から奪う。 知恵の乏しい者は他人の真似をし、 愚かであるほど悪行を重ねる。 そうして胎内へと赴き来世に生まれ、 幾度も生と死を繰り返す。 一度この世に生を受ければ、 独りで様々な悪事を働き、 まるで賊が捕らえられるように、 自らの悪行に自らが害される。 このように衆生は、 来世へと至るまで、 自らがなした業のゆえに、 自らの悪行に自らが害されるのだ。 果実が熟せば自然と落ちるように、 老いも若きも皆同じ。 美しいもの、愛しいものに心を奪われ、 心は良い悪い色へと向かう。 欲望に縛られ、害され、 欲望ゆえに恐怖が生じる。 王よ、私はこの真理を見抜き、 これを悟った沙門こそ尊いと知ったのだ。

尊者賴吒惒羅所說如是。拘牢婆王聞尊者賴吒惒羅所說，歡喜奉行。

> 尊者在世の頼吒惒羅（ライタカラ）は、このように説かれました。拘牢婆王（くるろうばおう）は、尊者頼吒惒羅の説法をお聞きになり、喜び、その教えを実行しました。

賴吒惒羅經第十六竟六千七百七十七字

> ラッタパーラ経　第十六章　終わり<note>六千七百七十七字</note>

## 中阿含經卷第三十一第三念誦

> 中阿含経 巻第三十一〈第三念誦〉