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title: "中阿含經 · 214 鞞訶提經"
description: "中阿含经是佛教重要经典之一，由东晋时期译经师瞿昙僧伽提婆翻译。该经属于原始佛教阿含部经典，收录于汉传佛教大藏经中，与长阿含经、杂阿含经、增一阿含经并称四阿含。内容主要记载佛陀与弟子们的对话，涵盖佛教基本教义如四谛、八正道、十二因缘等核心思想。经文以中篇形式呈现，结构严谨，是研究早期佛教教理的重要文献。作为原始佛教经典，中阿含经在佛教史上具有重要地位，为后世各宗派共同尊奉，对理解佛陀原始教法具有不可替代的价值。"
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### （二一四）中阿含例品鞞訶提經第三第五後誦

> 中阿含例品鞞訶提経第三

我聞如是：

> 私はこのように聞きました。

一時，佛遊舍衛國，在勝林給孤獨園。

> ある時、お釈迦様は舎衛国におられ、勝林の給孤独園に滞在されていました。

爾時，尊者阿難住舍衛國，於東園鹿子母堂為小事故。彼時尊者阿難將一比丘從舍衛出，往至東園鹿子母堂，所為事訖，將彼比丘還，往至勝林給孤獨園。

> その時、尊者アーナンダは舎衛国に住み、東園の鹿子母堂で小さな用事を済ませていました。その時、尊者アーナンダは一人の比丘を連れて舎衛城を出発し、東園の鹿子母堂へ向かいました。用事を終えると、その比丘を連れて勝林給孤独園へと戻りました。

爾時，拘薩羅王波斯匿乘一奔陀利象，與尸利阿荼大臣俱出舍衛國。尊者阿難遙見拘薩羅王波斯匿來已，問伴比丘：「彼是拘薩羅王波斯匿耶？」

> その時、コーサラ国の王、パセーナディは一頭のバンダリー象に乗り、大臣のシリアーダと共に、舎衛国を出て行きました。尊者アーナンダは遠くからコーサラ国の王、パセーナディが来るのを見て、同行の比丘に尋ねました。「あれはコーサラ国の王、パセーナディですか？」

答曰：「是也。」

> 「その通りです。」

尊者阿難便下道避至一樹下。

> 尊者アーナンダは道を下り、一本の木の下に身を寄せました。

拘薩羅王波斯匿遙見尊者阿難在於樹間，問曰：「尸利阿荼！彼是沙門阿難耶？」

> コーサラ国の王、パセーナディは、遠くに尊者アーナンダが木々の間にいるのを見て、尋ねました。 「シーリヤータよ、あれは沙門アーナンダなのか？」

尸利阿荼答曰：「是也。」

> はい、その通りです。

拘薩羅王波斯匿告尸利阿荼大臣曰：「汝御此象，令至沙門阿難所。」尸利阿荼受王教已即御此象，令至尊者阿難所。

> コーサラ国の王、パセーナディは大臣シリアーダに告げました。「そなたはこの象を御して、沙門アーナンダのもとへ連れて行け。」シリアーダは王の教えを受け、すぐにこの象を御し、尊者アーナンダのもとへ連れて行きました。

於是，拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！從何處來，欲至何處？」

> そこで、コーサラ国の王であるパセーナディが尋ねました。「アーナンダよ、あなたはどこから来て、どこへ行こうとしているのですか？」

尊者阿難答曰：「大王！我從東園鹿子母堂來，欲至勝林給孤獨園。」

> 尊者也アーナンダがお答えになりました。「大王、私は東園の鹿子母堂（鹿母講堂）から参りました。これから勝林給孤独園へ向かおうとしております。」

拘薩羅王波斯匿語曰：「阿難！若於勝林無急事者，可共往至阿夷羅婆提河，為慈愍故。」尊者阿難為拘薩羅王波斯匿默然而受。

> コーサラ国の王、パセナディはこう言った。「アーナンダ尊者よ。もし至急の用事がなければ、私たちは慈悲の心をもって、共にアチラヴァティー川へ参りましょう。」 尊者アーナンダは、コーサラ国王パセナディの申し出を静かに受け入れられた。

於是，拘薩羅王波斯匿令尊者阿難在前，共至阿夷羅婆提河。到已下乘，取彼象薦，四疊敷地，請尊者阿難：「阿難！可坐此座。」

> そこでコーサラ国のパセーナディ王は、尊者アーナンダを先に立て、共にアチラヴァティー川へと向かいました。到着してから車から降り、象の敷物を取り、四つに折り重ねて地面に敷き、尊者アーナンダに申し上げました。「アーナンダよ、どうぞこの座にお掛けください。」

尊者阿難答曰：「止！止！大王！但心靖足。」

> 尊者アーナンダがお答えになりました。「おやめください、おやめください、大王。ただ心を静めれば、それで十分なのです。」

拘薩羅王波斯匿再三請尊者阿難：「阿難！可坐此座。」

> コーサラ国のパセーナディ王は、繰り返し尊者アーナンダに言いました。「アーナンダよ、どうかこの座に座ってください。」

尊者阿難亦再三語：「止！止！大王！但心靖足，我自有尼師檀，我今當坐。」於是，尊者阿難敷尼師檀，結跏趺坐。

> 尊者アーナンダはさらに二度三度と重ねて言った。「お止めください、お止めください、大王。どうか心をお静めになればそれで結構です。私自身に座布団がありますので、私はここに座ります。」そこで、尊者アーナンダは座布団を敷き、結跏趺坐（あぐらを組んだ坐禅の姿勢）をとって座られた。

拘薩羅王波斯匿與尊者阿難共相問訊，却坐一面，語曰：「阿難！欲有所問，聽我問耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が、尊者アーナンダに挨拶を交わし、ひとまず座ってからこう言いました。「アーナンダよ、尋ねたいことがあるのですが、お聞きしてもよろしいでしょうか。」

尊者阿難答曰：「大王！欲問便問，我問已當思。」

> 尊者アーナンダはお答えになりました。「大王様、お尋ねになりたいことがあれば、どうぞお尋ねください。お聞きした後、しっかりと考えさせていただきます。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！如來頗行如是身行，謂此身行為沙門、梵志所憎惡耶？」

> コーサラ国の王パセーナディが尋ねました。 「アーナンダよ、如来は、修行者や聖者が嫌悪するような行いを、お自身の行いとして行われることがありますか。」

尊者阿難答曰：「大王！如來不行如是身行，謂此身行為沙門、梵志聰明智慧及餘世間所憎惡也。」

> 尊者アーナンダが答えて申し上げました。「大王よ、如来はそのような身体的行為を行われません。すなわち、その身体的行為とは、修行者や司祭、聡明で知恵ある人々、そしてその他の世間の人々が嫌悪するもののことです。」

拘薩羅王波斯匿聞已，歎曰：「善哉！善哉！阿難！我所不及，若聰明智慧及餘世間者，而阿難及之。阿難！若有不善相悉而毀呰稱譽者，我等不見彼真實也。阿難！若有善相悉而毀呰稱譽者，我見彼真實也。阿難！如來頗行如是身行，謂此身行為沙門、梵志聰明智慧及餘世間所憎惡耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王はそれを聞いて、感嘆して言いました。「素晴らしい、素晴らしい。アーナンダよ、私には及ばない。もし賢く智慧ある者や、この世の他の人々がいても、アーナンダはそれに匹敵する。アーナンダよ、もし悪い特徴をすべてそろえていながら、それを非難し称賛する者があれば、私たちはその人の真実を見ることはできない。アーナンダよ、もし良い特徴をすべてそろえていながら、それを非難し称賛する者があれば、私はその人の真実を見ることができる。アーナンダよ、如来はそのような身体的行為を行うことがあるだろうか。すなわち、この身体的行為が、修行者、バラモン、賢く智慧ある者、そしてこの世の他の人々から嫌悪されるようなものを？」

尊者阿難答曰：「大王！如來終不行如是身行，謂此身行為沙門、梵志聰明智慧及餘世間所憎惡也。」

> 阿難尊者はお答えしました。「大王、如来がそのような身体的な行いをすることは決してありません。すなわち、そのような身体的行為は、修行者や聖職者、賢明で知恵ある人々、さらには世間一般の人々からも嫌悪されるものだからです。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何為身行耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「アーナンダよ、『身体の行為』とはどのようなものですか？」

尊者阿難答曰：「大王！不善身行也。」

> 尊者アーナンダがお答えになりました。「大王、それは不善の身体による行為でございます。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何不善身行耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「阿難尊者よ、善からぬ身体の行いとはどのようなものなのでしょうか。」

尊者阿難答曰：「大王！謂身行有罪。」

> 尊者のアーナンダがお答えになりました。「大王様、それは身の行いに罪がある、ということです。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何身行有罪耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が問うた。「アーナンダよ、どのような行いが罪となるのでしょうか？」

尊者阿難答曰：「大王！謂行身行，智者所憎惡。」

> 尊者阿難が答えました。「大王、行による身の行いは、賢者たちが嫌悪するものであります。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何智者所憎惡耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「アーナンダよ、どのような人が賢者に嫌われるのでしょうか？」

尊者阿難答曰：「大王！謂行身行，自害、害彼、俱害，滅智慧、惡相助，不得涅槃，不趣智，不趣覺，不趣涅槃，彼可行法不知如真，不可行法亦不知如真。可行法不知如真，不可行法亦不知如真已，可受法不知如真，不可受法亦不知如真。可受法不知如真，不可受法亦不知如真已，可斷法不知如真，不可斷法亦不知如真。可斷法不知如真，不可斷法亦不知如真已，可成就法不知如真，不可成就法亦不知如真。可成就法不知如真，不可成就法亦不知如真已，可行法便不行，不可行法而行。可行法便不行，不可行法而行已，可受法便不受，不可受法而受。可受法便不受，不可受法而受已，可斷法便不斷，不可斷法而斷。可斷法便不斷，不可斷法而斷已，可成就法便不成就，不可成就法而成就。可成就法便不成就，不可成就法而成就已，不善法轉增，善法轉減。是故如來終不行此法。」

> 尊者アーナンダがお答えしました。「大王、おっしゃる『身の行い』とは、自分を傷つけ、他人を傷つけ、両方を傷つけ、智慧を滅ぼし、悪しき仲間と共にあり、涅槃に至らず、智慧に向かわず、覚りに向かわず、涅槃に向かいません。そのような人は、行うべき法をあるがままに知らず、行うべきでない法もまたあるがままに知りません。行うべき法をあるがままに知らず、行うべきでない法もまたあるがままに知らないので、受けるべき法をあるがままに知らず、受けるべきでない法もまたあるがままに知りません。受けるべき法をあるがままに知らず、受けるべきでない法もまたあるがままに知らないので、断つべき法をあるがままに知らず、断つべきでない法もまたあるがままに知りません。断つべき法をあるがままに知らず、断つべきでない法もまたあるがままに知らないので、成就すべき法をあるがままに知らず、成就すべきでない法もまたあるがままに知りません。成就すべき法をあるがままに知らず、成就すべきでない法もまたあるがままに知らないので、行うべき法を行わず、行うべきでない法を行います。行うべき法を行わず、行うべきでない法を行うので、受けるべき法を受けず、受けるべきでない法を受けます。受けるべき法を受けず、受けるべきでない法を受けるので、断つべき法を断たず、断つべきでない法を断ちます。断つべき法を断たず、断つべきでない法を断つので、成就すべき法を成就せず、成就すべきでない法を成就します。成就すべき法を成就せず、成就すべきでない法を成就するので、不善の法はますます増え、善の法はますます減ります。それゆえに如来は、決してこのような行いをなさいません。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！如來何故終不行此法耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「アーナンダよ、如来（釈尊）はなぜ決してこのような行いをなさらないのですか？」

尊者阿難答曰：「大王！離欲、欲已盡，離恚、恚已盡，離癡、癡已盡，如來斷一切不善之法，成就一切善法，教師、妙師、善順師，將御、順御，善語、妙語、善順語。是故如來終不行此法。」

> 尊者アーナンダは答えました。「大王、如来は欲から離れ、欲はすでに尽き、怒りから離れ、怒りはすでに尽き、無知から離れ、無知はすでに尽きています。如来はあらゆる不善の法を断ち切り、あらゆる善い法を成就しました。師として優れた師、よく導く師であり、導き、よく導き、善く語り、巧みに語り、よく調和した言葉を語られます。それゆえ、如来は決してこのような行いをなさいません。」

拘薩羅王波斯匿歎曰：「善哉！善哉！阿難！如來不可行法終不行。所以者何？以如來、無所著、正盡覺故。阿難！汝彼師弟子，學道欲得無上安隱涅槃，汝尚不行此法，況復如來行此法耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が嘆息して言った。「素晴らしい、本当に素晴らしい。アーナンダよ、如来には『行ってはならないこと』を決して行わないという性質がある。なぜか？如来は煩わしさのない、完全に悟りを開いたお方だからだ。アーナンダよ、あなたはその師の弟子であり、道を学び、至上の安らぎである涅槃を得ようと願っている。そのあなたでさえそのような行いをしないのに、ましてや如来がそのような行いをするはずがないではないか。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！如來頗行如是身行，謂此身行不為沙門、梵志聰明智慧及餘世間所憎惡耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「阿難よ、如来にはこのような身の行いがあるでしょうか。すなわち、修行者や司祭、賢明で智慧ある人々、そして世間の人々から嫌われることのない身の行いというものが？」

尊者阿難答曰：「大王！如來必行如是身行，謂此身行不為沙門、梵志聰明智慧及餘世間所憎惡也。」

> 尊者アーナンダがお答えしました。「大王よ、如来は必ずこのような身の行いを実践されます。すなわち、その身の行いは、修行者や聖者、聡明な知恵ある人々、その他世間の人々から嫌悪されることがありません。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何為身行耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「アーナンダよ、『身体の行為』とはどのようなものですか？」

尊者阿難答曰：「大王！謂善身行也。」

> 尊者阿難がお答えになりました。「大王、それは善い身体の行いのことを申します。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何善身行耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「アーナンダよ、どのような行いを『善い身体の行為』と言うのですか？」

尊者阿難答曰：「大王！謂身行無罪。」

> 尊者アーナンダが答えました。「大王、身の行い（身体的行為）に罪がないことです。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何身行無罪耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が問いました。 「アーナンダ尊者よ。では、どのような身体の行いが罪とはならないのですか。」

尊者阿難答曰：「大王！謂行身行，智者所不憎惡。」

> 尊者のアーナンダが答えました。「大王、それは『行い』という行い方についてで、賢者たちはそれを嫌ったり憎んだりしません。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！云何智者所不憎惡。」

> コーサラ国のパセーナディ王が尋ねました。「アーナンダよ、智者が嫌わないものとは、どのようなものでしょうか。」

尊者阿難答曰：「大王！謂行身行，不自害、不害彼、不俱害，覺慧、不惡相助，得涅槃，趣智趣覺，趣至涅槃。彼可行法知如真，不可行法亦知如真。可行法知如真，不可行法亦知如真已，可受法知如真，不可受法亦知如真。可受法知如真，不可受法亦知如真已，可斷法知如真，不可斷法亦知如真。可斷法知如真，不可斷法亦知如真已，可成就法知如真，不可成就法亦知如真。可成就法知如真，不可成就法亦知如真已，可行法而行，不可行法便不行。可行法而行，不可行法便不行已，可受法而受，不可受法便不受。可受法而受，不可受法便不受已，可斷法而斷，不可斷法便不斷。可斷法而斷，不可斷法便不斷已，可成就法而成就，不可成就法便不成就。可成就法而成就，不可成就法便不成就已，不善法轉減，善法轉增。是故如來必行此法。」

> 尊者アーナンダがお答えしました。「大王、『行（おこな）い』という身の行いとは、自らを害さず、他を害さず、両方を害さず、智慧を覚り、互いに助け合うことを悪とせず、涅槃に至り、智慧へ、覚りへ、涅槃へと向かうものです。 その修行すべき法をあるがままに知り、修行すべきでない法もまたあるがままに知ります。 修行すべき法をあるがままに知り、修行すべきでない法をあるがままに知ったならば、受けるべき法をあるがままに知り、受けるべきでない法もまたあるがままに知ります。 受けるべき法をあるがままに知り、受けるべきでない法をあるがままに知ったならば、断つべき法をあるがままに知り、断つべきでない法もまたあるがままに知ります。 断つべき法をあるがままに知り、断つべきでない法をあるがままに知ったならば、成就すべき法をあるがままに知り、成就すべきでない法もまたあるがままに知ります。 成就すべき法をあるがままに知り、成就すべきでない法をあるがままに知ったならば、修行すべき法は修行し、修行すべきでない法は修行しません。 修行すべき法を修行し、修行すべきでない法を修行しないならば、受けるべき法は受け、受けるべきでない法は受けません。 受けるべき法を受け、受けるべきでない法を受けないならば、断つべき法は断ち、断つべきでない法は断ちません。 断つべき法を断ち、断つべきでない法を断たないならば、成就すべき法は成就し、成就すべきでない法は成就しません。 成就すべき法を成就し、成就すべきでない法を成就しないならば、不善の法は減り、善の法が増えます。 ゆえに如来は、必ずこの法を行うのです。」

拘薩羅王波斯匿問曰：「阿難！如來何故必行此法耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王がお尋ねしました。「アーナンダよ、なぜ如来は必ずこのような行いをなさるのですか？」

尊者阿難答曰：「大王！離欲、欲已盡，離恚、恚已盡，離癡、癡已盡，如來成就一切善法，斷一切不善之法，教師、妙師、善順師，將御、順御，善語、妙語、善順語。是故如來必行此法。」

> 阿難尊者がお答えしました。「大王、如来は欲望を離れ、欲望はすでに尽き、怒りを離れ、怒りはすでに尽き、無知を離れ、無知はすでに尽きています。如来はあらゆる善い行いを完成させ、あらゆる不善の行いを断ち切っておられます。つまり、教える師、優れた師、よく従う師であり、導き、正しく導き、善い言葉、優れた言葉、よく調和した言葉を話される方です。ですから、如来は必ずこのような行いをされるのです。」

拘薩羅王波斯匿歎曰：「善哉！善哉！阿難！如來可行法必行。所以者何？以如來、無所著、正盡覺故。阿難！汝彼師弟子，學道欲得無上安隱涅槃，汝尚行此法，況復如來不行此法耶？阿難善說，我今歡喜，阿難快說，我極歡喜。若村輸租阿難法應受者，我村輸租為法布施。阿難！若象、馬、牛、羊阿難法應受者，我象、馬、牛、羊為法布施。阿難！若婦女及童女阿難法應受者，我婦女及童女為法布施。阿難！若生色寶阿難法應受者，我生色寶為法布施。阿難！如此之事阿難皆不應受，我拘薩羅家有一衣，名鞞訶提，彼第一，王以繖枓孔中盛送來為信。阿難！若拘薩羅家劫貝諸衣者，此鞞訶提於諸衣中最為第一。所以者何？此鞞訶提衣長十六肘，廣八肘，我此鞞訶提衣，今為法故布施阿難！阿難！當作三衣，持令彼拘薩羅家長夜增益福。」

> コーサラ国のパセーナディ王は感嘆して言った。「素晴らしい、素晴らしい！アーナンダよ。如来は行うべき法を必ず行われる。なぜなら、如来は執着がなく、正しく完全に悟りを開かれた方だからである。アーナンダよ。あなたはその師の弟子でありながら、無上の安らかな涅槃を得ようと道を学んでいる。あなたでさえこの法を実践しているのだ。ましてや如来がこの法を行われないはずがあろうか。アーナンダはよく説いた。私は今、喜ばしい。アーナンダの見事な説法に、私はこの上なく満ち足りている。 もし村の租税をアーナンダが法として受け取るべきものであれば、私は村の租税を法の布施として差し上げよう。アーナンダよ。もし象・馬・牛・羊をアーナンダが法として受け取るべきものであれば、私はそれらを法の布施として差し上げよう。アーナンダよ。もし婦女や童女をアーナンダが法として受け取るべきものであれば、私は彼女たちを法の布施として差し上げよう。アーナンダよ。もし生まれながらの宝石をアーナンダが法として受け取るべきものであれば、私はそれを法の布施として差し上げよう。 アーナンダよ。しかしこれらのことは、アーナンダはすべて受け取るべきではない。私のコーサラ家には、『ベーハティ』という名の衣が一領ある。それは最高のもので、王はそれを傘の柄の穴に入れて送り届けている。アーナンダよ。もしコーサラ家の木綿の衣の中で言えば、このベーハティこそが最も優れている。なぜなら、このベーハティ衣は長さ十六キュビット、幅八キュビットもあるからだ。私はこのベーハティ衣を、今、法のためにアーナンダに布施する。アーナンダよ、これで三衣を作りなさい。そうすれば、あのコーサラ家に長きにわたって福徳が増し加わるであろう。」

尊者阿難答曰：「止！止！大王！但心靖足，自有三衣，謂我所受。」

> 尊者アーナンダがお答えになりました：「おやめください、おやめください、大王。ただ心を静めておれば十分です。私にはすでに三つの衣がございます。それが私の受けたものなのですから。」

拘薩羅王波斯匿白曰：「阿難！聽我說喻，慧者聞喻則解其義。猶如大雨時，此阿夷羅婆提河水滿，兩岸溢則流出。阿難見耶？」

> コーサラ国のパセーナディ王が申し上げました。「アーナンダよ、わたしがたとえ話をするのでお聞きください。智慧ある者はたとえ話を聞けばその意味を理解します。ちょうど大雨が降った時、このアチラヴァティー川の水が満ちて、両岸からあふれ出るのを、アーナンダよ、あなたはご覧になりましたか？」

尊者阿難答曰：「見也。」

> 尊者の阿難がお答えしました。「見ています。」

拘薩羅王波斯匿白曰：「如是，阿難！若有三衣，當與比丘、比丘尼，漸學舍羅、舍羅磨尼離。阿難！以此鞞訶提作三衣受持，令彼拘薩羅家長夜增益福。」尊者阿難為拘薩羅王波斯匿默然而受。

> コーサラ国王パセーナディは申し上げました。「その通りです、アーナンダ尊者よ。三つの衣（三衣）があれば、比丘や比丘尼に与え、徐々に学び、粗末な衣や袈裟を離れるべきです。アーナンダ尊者よ、このベーカーダ（高価な布）で三衣を作り、それを受持し、かのコーサラの家に長く夜にわたって福徳が増すようにしましょう。」尊者アーナンダは、コーサラ国王パセーナディの申し出を黙ってお受けになりました。

於是，拘薩羅王波斯匿知尊者阿難默然受已，鞞訶提衣為法布施尊者阿難，即從座起，繞三匝而去。

> そこで、コーサラ国のパセーナディ王は、尊者のアーナンダが黙って受け入れられたことを知り、法の布施としてヴェーハーラの衣を尊者アーナンダに施し、座を立って三度右繞（右回り）してから去って行かれました。

去後不久，尊者阿難持鞞訶提衣往詣佛所，稽首佛足，却住一面，白曰：「世尊！此鞞訶提衣，今日拘薩羅王波斯匿為法布施我，願世尊以兩足著鞞訶提衣上，令拘薩羅家長夜得增益福。」

> 尊者アーナンダは、その後まもなく「ベーハーティ衣」を持って仏陀のもとへ向かいました。仏陀の足に頭を触れて礼拝し、一歩下がって立ち、こう申し上げました。「世尊よ、このベーハーティ衣は、本日、コーサラ国のパセーナディ王が法の布施として私に差し出したものです。どうか世尊がこのベーハーティ衣の上に両足を置いてくださいますように。そうすれば、コーサラ家が長きにわたって福徳を増すことでしょう。」

於是，世尊以兩足著鞞訶提衣上，告曰：「阿難！若汝與拘薩羅王波斯匿所共論者，今悉向我而廣說之。」

> そこで、世尊は両足を編織の衣の上に置き、阿難に告げられました。「阿難よ、もしお前がコーサラ王パセーナディと共に論じたことがあれば、今、すべてをわたしに詳しく話しなさい。」

於是，尊者阿難與拘薩羅王波斯匿所共論者，盡向佛說，叉手白曰：「我如是說，不誣謗世尊耶？真說如法，說法次法，不於如法有過失耶？」

> そこで、尊者アーナンダは、コーサラ王パセーナディと共に論じた内容をすべて仏に語り、合掌して申し上げた。 「私がこのように申しましたことは、世尊を誹謗中傷することにはなりませんでしょうか。正しく法に従い、法の順序に沿って説き、如法の上に過ちはございませんでしょうか。」

世尊答曰：「汝如是說，不誣謗我，真說如法，說法次法，亦不於如法有過失也。阿難！若拘薩羅王波斯匿以此義、以此句、以此文來問我者，我亦為拘薩羅王波斯匿以此義、以此句、以此文答彼也。阿難！此義如汝所說，汝當如是受持。所以者何？此說即是其義。」

> 世尊がお答えになりました。「あなたがそのように説くのは、私を誤って非難するものではなく、正しく法を説き、法に従って順序立てて説き、正しい法に誤りを犯すこともありません。阿難よ、もしコーサラ国のパセーナディ王が、この意味、この言葉、この文をもって私に問うてきたならば、私もまたコーサラ国のパセーナディ王に対して、この意味、この言葉、この文をもって答えたでしょう。阿難よ、この意味はあなたが説く通りです。あなたはそのように受け止めなさい。なぜならば、この説はまさにその意味だからです。」

佛說如是。尊者阿難及諸比丘，聞佛所說，歡喜奉行。

> このように仏は説かれました。尊者アーナンダと諸々の比丘たちは、仏の説かれたことを聞き、歓喜してこれを行いました。

鞞訶提經第三竟二千五百九十一字

> 第三経「ビハーティ経」終わり<note>二千五百九十一字</note>