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title: "指月錄 · 文殊菩薩"
description: "指月录是明代瞿汝稷编纂的一部重要佛教典籍，成书于万历年间。该书以禅宗公案为核心，收录了从佛祖释迦牟尼到宋代高僧的六百余则禅门语录和典故，系统梳理了禅宗传承脉络。瞿汝稷作为晚明著名居士，以指月为喻，强调文字只是指向真理的工具而非真理本身，体现了禅宗不立文字、直指人心的宗旨。这部著作不仅保存了大量珍贵禅宗史料，更以其精要的选编和独到的评点，成为研究中国禅宗思想发展的重要文献，在佛教史上具有承前启后的地位，至今仍是禅学研究者必读经典。"
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### ▲文殊菩薩

> 文殊菩薩

一日令善財採藥曰。是藥者採將來。善財徧觀大地。無不是藥。却來白曰。無有不是藥者。殊曰。是藥者採將來。善財遂於地上拈一莖草。度與文殊。殊接得示眾曰。此藥能殺人。亦能活人。

> ある日、文殊菩薩は善財に「薬草を採ってきなさい」と命じました。「薬になるものを持ってきなさい」と。 善財は大地をくまなく見渡しましたが、どこを見ても薬草でないものはありません。そこで帰ってきて申し上げました。「どのようなものも薬でないものはございません」と。 文殊菩薩は言われました。「薬になるものを持ってきなさい」と。 そこで善財は地面から一本の草を摘み取り、文殊菩薩に差し出しました。 文殊菩薩はそれを受け取り、大衆に示して言われました。「この薬は人を殺すこともできるし、また人を生かすこともできる」と。

首山念云。文殊大似掩耳偷鈴　瑯瑘覺云。文殊可謂誠實之言。要且額頭汗出。口裏膠生　天童華云。大小文殊。被善財換却眼睛　石田薰頌云。採藥與用藥。相逢一會家。殺人活人不眨眼。白玉無瑕却有瑕。

> 首山念は言った。「文殊はまるで耳を塞いで鈴を盗もうとするようなものだ。」 瑯瑘覚は言った。「文殊はまことに誠実な言葉と言える。だが、額には汗が出て、口の中には糊ができている。」 天童華は言った。「大いなる文殊が、善財に目玉をすり替えられてしまった。」 石田薰は頌して言う。「薬を採ることと薬を用いること、出会えば同じ家の者。人を殺し、人を生かすのにまばたきもせず。白玉に瑕なしと言えども、実は瑕がある。」

文殊問菴提遮女曰。生以何為義。女曰。生以不生生為生義。殊曰。如何是生以不生生為生義。女曰。若能明知地水火風四緣。未甞自得。有所和合。而能隨其所宜。是為生義。殊曰。死以何為義。女曰。死以不死死為死義。殊曰。如何是死以不死死為死義。女曰。若能明知地水火風四緣。未甞自得。有所離散。而能隨其所宜。是為死義　菴提遮女問文殊曰。明知生是不生之理。為何却被生死之所流轉。殊曰。其力未充。

> 文殊菩薩が菴提遮女に問うた。「『生』というものを、どのような意味で捉えていますか？」 菴提遮女が答える。「『生』とは、生まれながらにして生まれていないということを、その意味とします。」 文殊が言う。「では、『生まれながらにして生まれていない』とは、どういうことですか？」 女が答える。「地・水・火・風の四つの要素が、もともとそれ自体として成り立っているわけではなく、お互いに調和しながら、それぞれの役割に応じて働いていることを、はっきりと知ること。これを『生』の意味とするのです。」 文殊が問う。「では、『死』というものを、どのような意味で捉えていますか？」 女が答える。「『死』とは、死にながらにして死なないということを、その意味とします。」 文殊が言う。「では、『死にながらにして死なない』とは、どういうことですか？」 女が答える。「地・水・火・風の四つの要素が、もともとそれ自体として成り立っているわけではなく、たとえ離れていくように見えても、それぞれのあり方に従って働いていることを、はっきりと知ること。これを『死』の意味とするのです。」 菴提遮女が文殊菩薩に問う。「はっきりと『生とは生まれないことである』という道理を理解しているのに、どうして生死の流れに巻き込まれ、それに流されてしまうのでしょうか？」 文殊が答える。「その力が、まだ十分に満ちていないからです。」

進山主問修山主。明知生是不生之理。為甚麼却被生死之所流轉。修曰。筍畢竟成竹去。如今作篾使還得麼。進云。汝向後自悟去在。修云。某甲所見祇如此。上座意旨如何。進指云。這個是監院房。那個是典座房。修乃禮謝　簡翁敬頌云。問處分明答處端。當機覿面不相瞞。死生生死元無際。月上青山玉一團。

> 進山主が修山主に問うた。「明知、生は不生の理であると。なぜ生死の流転に囚われるのか。」 修が答えた。「筍はやがて竹となる。しかし、今これを篾として使うことができるだろうか。」 進が言った。「あなたはやがて自ら悟るだろう。」 修が言った。「私の見解はただこれだけです。上座のお考えはいかがですか。」 進が指さして言った。「こちらが監院の部屋、あちらが典座の部屋です。」 修は礼をして謝した。 簡翁が敬って頌する。 問い分明に答えば端 機に当たりて覿面に相瞞さず 死生生死もとより際なし 月は青山に上り玉一団

文殊大士。甞謂善住意天子云。汝今若能違背諸佛。毀謗法僧。吾即將同汝如是梵行。天子云。大士。今何故復如是語。大士云。天子。如汝意者。以何為佛。天子云。如如法界。我言是佛。大士云。天子。於汝意云何。如如法界可染著乎。天子云。弗也。大士云。以是義故。我如是說。汝今若能背毀佛法僧。吾將同汝如是梵行善住天子准上應有意字。此或另是一天子而白文殊。可共俱往如來之所。咨受未聞。亦同此時如法問難。文殊云。爾莫分別取著如來。天子云。如來今在何所。令我莫著。文殊云。祇在目前。天子云。若如是者。我何不見。文殊云。爾若一切不見。是名真見如來。天子云。若見在前。云何戒我莫取著如來。文殊云。爾今見前何有。天子云。有虗空界。文殊云。如來者虗空界。是故虗空界者即是如來。此中無有一物可分別者。

大小文殊。趁著天子脚跟轉。天子却惺惺。文殊未具眼。