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title: "雜阿含經 · 640"
description: "雜阿含經是佛教早期經典之一，由劉宋時期譯師求那跋陀羅翻譯為漢文。該經屬於原始佛教阿含部，記錄了佛陀與弟子間的對話，內容涵蓋四聖諦、八正道、緣起法等核心教義，被視為研究原始佛教思想的重要文獻。雜阿含經在佛教經典中地位崇高，與長阿含、中阿含、增一阿含並列為四阿含，是南傳佛教巴利語尼柯耶的對應漢譯版本。該經語言簡練，教義樸實，反映了佛陀時代的修行方法與解脫之道，為後世佛教各派共同尊奉的基礎經典。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cma8xi2c60uinl4048r57j1kr"
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### （六四〇）

> （六四〇）

爾時，世尊告尊者阿難：「此摩偷羅國，將來世當有商人子，名曰掘多，掘多有子，名優波掘多，我滅度後百歲，當作佛事，於教授師中最為第一。阿難！汝遙見彼青色叢林不？」

> その時、世尊は尊者アーナンダに告げられました。 「このマトゥラー国において、未来の世に商人の子が生まれるでしょう。その名はクッタといい、クッタにはウパグッタという名の子が生まれます。私が入滅して百年後、彼は仏法の教えを広め、指導者の中で最も優れた者となるでしょう。アーナンダよ、あの遠くに見える青々とした林が見えるか？」

阿難白佛：「唯然，已見。世尊！」

> 阿難は仏に申し上げました。「はい、確かに見ました。世尊よ！」

「阿難！是處名為優留曼茶山，如來滅後百歲，此山當有那吒跋置迦阿蘭若處，此處隨順寂默最為第一。」

> 阿難よ、この場所は優留曼茶山と呼ばれる。如来が滅された後、百年の時を経て、この山には那吒跋置迦阿蘭若という修行の場が現れるだろう。この場所は静寂に順い、修行には最も優れた地となる。

爾時，世尊作是念：「我若以教法付囑人者，恐我教法不得久住；若付囑天者，恐我教法亦不得久住，世間人民則無有受法者。我今當以正法付囑人、天，諸天、世人共攝受法者，我之教法則千歲不動。」爾時，世尊起世俗心。

> その時、世尊はこのように思われた。 「もし私が教えを人間だけに託すならば、私の教えは長く保たれないだろう。 もし天界の者だけに託すならば、私の教えはやはり長く保たれず、世の人々は教えを受け取る者がいなくなってしまう。 今こそ、私は正しい教えを人間と天界の者たちに共に託そう。 天界の者と世の人々が共に教えを受け継ぐならば、私の教えは千年の間、揺るぎなく続くであろう。」 その時、世尊は世間の心を起こされた。

時，天帝釋及四大天王知佛心念，來詣佛所，稽首禮足，退坐一面。

> その時、天帝釈と四大天王は仏の心の念いを知り、仏のもとに来て、頭を地につけて礼拝し、一歩退いて座についた。

爾時，世尊告天帝釋及四大天王：「如來不久當於無餘涅槃而般涅槃，我般涅槃後，汝等當護持正法。」

> その時、世尊は天帝釈と四大天王に告げられました。「如来はまもなく無余涅槃に入り、般涅槃されるであろう。私が般涅槃された後、あなたたちは正しい教えを護り伝えなさい。」

爾時世尊復告東方天王：「汝當於東方護持正法。」次告南方、西方、北方天王：「汝當於北方護持正法。過千歲後，我教法滅時，當有非法出於世間，十善悉壞。閻浮提中，惡風暴起，水雨不時，世多飢饉，雨則災雹，江河消滅，華果不成，人無光澤，蟲村鬼村悉皆磨滅，飲食失味，珍寶沈沒，人民服食麁澁草木。

> その時、世尊は再び東方の天王に告げられました。「あなたは東方において正法を護りなさい。」次に南方、西方、北方の天王に告げられました。「あなたは北方において正法を護りなさい。千年の後、私の教えが滅びる時が来れば、世の中に正しからぬことが現れ、十の善い行いはすべて損なわれるでしょう。閻浮提（この世）では、悪しき風が激しく吹き、雨は時を外して降り、世には飢饉が多く起こるでしょう。雨は雹害をもたらし、河や川は消え失せ、花や果実は実らず、人々の輝きは失われ、虫の住む村も鬼の住む村もすべて滅びるでしょう。飲み物や食べ物は味を失い、宝は沈み、人々は粗く渋い草木を服や食料とするでしょう。」

「時，有釋迦王、耶槃那王、鉢羅婆王、兜沙羅王，眾多眷屬。如來頂骨、佛牙、佛鉢安置東方。西方有王，名鉢羅婆，百千眷屬，破壞塔寺，殺害比丘。北方有王，名耶槃那，百千眷屬，破壞塔寺，殺害比丘。南方有王，名釋迦，百千眷屬，破壞塔寺，殺害比丘。東方有王，名兜沙羅，百千眷屬，破壞塔寺，殺害比丘。四方盡亂，諸比丘來集中國。

> その時、釈迦王、耶槃那王、鉢羅婆王、兜沙羅王という王たちが、多くの家来を従えていました。 如来の頂骨、仏牙、仏鉢は東方に安置されていました。 西方には、鉢羅婆という名の王が、百千の家来を従え、塔や寺を破壊し、比丘たちを殺害していました。 北方には、耶槃那という名の王が、百千の家来を従え、塔や寺を破壊し、比丘たちを殺害していました。 南方には、釈迦という名の王が、百千の家来を従え、塔や寺を破壊し、比丘たちを殺害していました。 東方には、兜沙羅という名の王が、百千の家来を従え、塔や寺を破壊し、比丘たちを殺害していました。 四方はすっかり乱れ、諸々の比丘たちは中央の国に集まって来ました。

「時，拘睒彌國有王，名摩因陀羅西那，其王生子，手似血塗，身似甲冑，有大勇力。其生之日，五百大臣生五百子，皆類王子，血手冑身。

> その時、拘睒彌国に摩因陀羅西那という王がいた。その王に生まれた子は、手が血に塗れたようで、体は甲冑をまとったようであり、非常に勇猛で力が強かった。王子が生まれたその日、五百人の大臣の家にも五百人の子が生まれ、みな王子と同じように、血塗れの手に甲冑のような体を持っていた。

「時，拘睒彌國，一日雨血。拘睒彌王見此惡相，即大恐怖，請問相師。相師白王：『王今生子，當王閻浮提，多殺害人。」生子七日，字曰難當，年漸長大。時，四惡王從四方來殺人民，摩因陀羅西那王聞則恐怖。

> その時、拘睒彌国では、ある日、血の雨が降りました。拘睒彌王はこの凶兆を見て、大いに恐れ、占い師に尋ねました。占い師は王に申し上げました：『王よ、今お生まれになる子は、閻浮提の王となり、多くの人を殺害するでしょう。』生まれて七日目に、難当と名付けられ、年を重ねて成長しました。やがて、四方から四悪王が来て人民を殺し始めると、摩因陀羅西那王はそれを聞いて恐れおののきました。

「時，有天神告言：『大王且立難當為王，足能降伏彼四惡王。』時，摩因陀羅西那王受天神教，即捨位與子，以髻中明珠冠其子首，集諸大臣，香水灌頂。召五百大臣同日生子，身被甲冑，從王出征，與四惡王大眾戰；勝，殺害都盡，王閻浮提，治在拘睒彌鞞國。」

> その時、天の神が告げて言いました。「大王よ、しばらく難當を王に立てなさい。彼は足で四悪王を降伏させることができるでしょう。」そこで、摩因陀羅西那王は天の神の教えを受け、すぐに位を子に譲り、髻の中の明珠を子の首に冠らせ、諸々の大臣を集め、香水で灌頂を行いました。また、五百人の大臣が同じ日に生まれた子を召集し、鎧を身にまとい、王に従って出征し、四悪王の大軍と戦いました。勝利し、すべてを殺害し尽くし、閻浮提を治め、その統治は拘睒彌鞞国に置かれました。

爾時，世尊告四大天王：「巴連弗國，於彼國當有婆羅門，名曰阿耆尼達多，通達比陀經論，彼婆羅門當納妻。彼時，中陰眾生當來與其作子，入母胎中時，彼母欲與人論議。彼婆羅門即問諸相師，相師答云：『是胎中眾生當了達一切論，故令母生如是論議之心，欲將人論議。』如是日月滿足，出生母胎，以為童子，了達一切經論，恒以經論教授五百婆羅門子，及餘諸論教授餘人，以醫方教醫方者，如是有眾多弟子。有眾多弟子故，名曰弟子。次當從父母求出家學道，乃至父母聽其出家，彼即於我法中出家學道，通達三藏，善能說法，辯才巧妙，言語談說，攝多眷屬。」

> その時、世尊は四大天王に告げられました。 「バーラーナシー国に、アグニダッタという名のバラモンが現れます。彼はヴェーダの経典に通じており、やがて妻を迎えるでしょう。その時、中有の衆生が彼の子となって母の胎内に入ります。胎内に入ると、その母は人と議論したくなるでしょう。 バラモンが占い師たちに尋ねると、占い師は答えました。 『胎内の衆生はあらゆる論に通達するため、母にこのような議論心を起こさせ、人と議論させようとしているのです。』 こうして月日が満ちて母胎から生まれ、童子となります。彼はあらゆる経論に通達し、常に経論をもって五百人のバラモンの子弟を教え、その他の論をもって他の人々を教え、医方をもって医者を教えます。このように多くの弟子を持つようになり、多くの弟子を持つゆえに『弟子』と呼ばれるようになります。 次に、父母に願い出て出家し、道を学ぼうとします。ついに父母は彼の出家を許し、彼はわが法の中で出家して道を学び、三蔵に通達し、巧みに説法し、弁才に優れ、言葉によって多くの眷属を引きつけるでしょう。」

又復，世尊告四大天王：「即此巴連弗邑國中，當有大商主，名曰須陀那，中陰眾生來入母胎。彼眾生入母胎時，令母質直柔和，無諸邪想，諸根寂靜。

> さらに、世尊は四天王に告げられました。「このパータリプトラの都に、須陀那という名の大商人がいます。中陰の衆生が母の胎内に入ろうとしています。その衆生が母の胎内に入るとき、母を質素で柔和にし、邪な考えを起こさせず、諸々の感覚器官を静寂な状態にさせます。

「時，彼商主即問相師，相師答曰：『胎中眾生極為良善，故令母如是，乃至諸根寂靜。』至月滿足，便生童子，名曰修羅他。年紀漸長，乃至啟白父母，求出家學道。父母即聽，於我法中出家學道，勤行精進，修習道業，便得漏盡，證阿羅漢果。然寡聞、少欲、知足及少知，舊居在山藪林間，山名揵陀摩羅。

> その時、商人の主はすぐに占い師に尋ねた。占い師は答えて言った。「胎内の衆生は非常に善良なため、母をこのようにさせ、さらには諸根が静寂となっているのです」と。 月が満ちると、童子が生まれ、その名を修羅他といった。年齢が次第に大きくなり、ついには両親に告げて、出家して道を学びたいと願い出た。両親はすぐに許し、わが法の中で出家して道を学び、精進に励み、道業を修習し、ついに漏を尽くして、阿羅漢果を証得した。しかし、彼は寡聞で、少欲で、知足し、また知識も少なく、古くから山や林の間に住んでいた。その山の名は揵陀摩羅といった。

「時，彼聖人恒來為難當王說法。彼父王當無常，無常之日，難當見父過世，兩手抱父屍，悲號啼哭，憂惱傷心。時，彼三藏將多眷屬來詣王所，為王說法，王聞法已，憂惱即止，於佛法中生大敬信，而發聲唱言：『自今以後，我施諸比丘無恐畏，適意為樂。』而問比丘：『前四惡王毀滅佛法有幾年歲？』諸比丘答云：『經十二年。』王心念口言，作師子吼：『我當十二年中，當供養五眾，乃至辦諸供具。』即便行施，行施之日，天當降香澤之雨，遍閻浮提，一切實種皆得增長。諸方人眾皆持供養，來詣拘睒彌國，供養眾僧。

> その時、聖人は常に難当王のもとを訪れ、説法をされました。やがて父王が亡くなると、難当王は父の遺体を抱き、悲しみのあまり泣き叫び、心を痛めました。すると、三蔵法師が多くの弟子たちを連れて王のもとに来られ、説法をされました。王は法を聞き、悲しみが和らぎ、仏法に深い敬信の心を起こしました。そして声を上げて宣言されました。 「今より私は、比丘たちに何の恐れもなく、心のままに楽しく過ごせるよう施しを行います」 そして比丘たちに尋ねました。 「かつて四人の悪王が仏法を滅ぼしたのは、何年の間でしたか」 比丘たちが答えて言いました。 「十二年でした」 王は心に思い、口にして獅子吼のように宣言されました。 「私はこの十二年の間、五衆（僧侶たち）を供養し、必要な供具を整えましょう」 こうして王は布施行を始められました。その布施の日には、天から慈雨が降り注ぎ、全閻浮提（世界）のあらゆる実りが豊かに育ちました。各地の人々が供養の品を持ち寄り、拘睒弥国に集まって僧侶たちを供養したのです。

「時，諸比丘大得供養。諸比丘輩食人信施，而不讀誦經書，不薩闍為人受經。戲論過日，眠臥終夜，貪著利養，好自嚴飾，身著妙服，離諸出要、寂靜、出家、三菩提樂。形類比丘，離沙門功德，是法中之大賊，助作末世壞正法幢，建惡魔幢，滅正法炬，然煩惱火，壞正法鼓，毀正法輪，消正法海，壞正法山，破正法城，拔正法樹，毀禪定智慧，斷戒瓔珞，污染正道。

> その時、多くの比丘たちは大いに供養を受けるようになった。比丘たちは人々の信仰による布施を食しながら、経典を読誦せず、人々に経を授けることもなかった。むなしい議論で日を過ごし、終夜眠り続け、利養に執着し、自らを飾り立てることを好み、美しい衣を身にまとっていた。出家者が求めるべき解脱、寂静、三菩提の楽しみから遠ざかり、比丘の形をとりながら、沙門の功徳を失っていた。これらは法の中の大賊であり、末法の世に正法の旗を倒し、悪魔の旗を立てる手助けをし、正法の灯火を消し、煩悩の炎を燃やし、正法の太鼓を壊し、正法の輪を毀し、正法の海を干上がらせ、正法の山を崩し、正法の城を破り、正法の樹を抜き、禅定と智慧を毀し、戒という瓔珞を断ち切り、正道を汚染する者たちであった。

「時，彼天、龍、鬼神、夜叉、乾闥婆等，於諸比丘所生惡意，毀訾諸比丘，厭惡、遠離，不復相親，異口同音：『嗚呼！如是惡比丘，不應於如來法中。』而說偈言：

> その時、天、龍、鬼神、夜叉、乾闥婆たちは、比丘たちに対して悪意を抱き、彼らを誹謗し、嫌悪し、遠ざかり、もはや親しく接することなく、口をそろえてこう言いました。「ああ、このような悪しき比丘は、如来の教えの中にあってはならない。」そして、次の偈を唱えたのです。

「『非吉行惡行， 行諸邪見法，此諸愚癡人， 打壞正法山，行諸惡戒法， 棄諸如法行，捨諸勝妙法， 拔除今佛法，不信不調伏， 樂行諸惡行，諂偽誑世間， 打破牟尼法，毀形習諸惡， 兇暴及千行，依法誑世人， 忿恨自貢高，貪著求名利， 無惡業不備，如佛所說法， 法沒有是相，今者悉已見， 智者所輕賤，此法今出已， 牟尼正法海，不久當枯竭， 正法今少在，惡人復來滅， 毀壞我正法。』

> 「善からぬ行いや悪しき行いに走り、さまざまな邪な見解を実践する者たちよ。 これらの愚かな人々は、正しい教えの山を打ち砕き、 悪しき戒律を実践し、法にかなった行いを捨て去る。 優れた妙なる教えを捨て、今の仏法を根こそぎ抜き、 信じることなく調伏せず、悪しき行いを喜んで行う。 偽りと欺きで世を惑わし、牟尼（釈尊）の教えを打ち破る。 形を損ない悪に習い、凶暴な行いを千も重ね、 法に寄りかかって世を欺き、怒りと恨みで自らを高ぶらせる。 名利に貪り執着し、備わらぬ悪業はない。 仏の説かれた教えの通り、法にはこのような相がある。 今や私はすべてを見た、智者に軽蔑されるそのありさまを。 この法が今現れたことで、牟尼の正しい教えの海は、 まもなく枯れ果てるであろう。正法は今わずかに残るのみ。 悪しき人々が再び来て滅ぼし、私の正しい教えを破壊するだろう。」

「時，彼諸天、龍、神等皆生不歡喜心，不復當護諸比丘，而同聲唱言：『佛法却後七日滅盡。』號咷悲泣，共相謂言：『至比丘說戒日，共相鬪諍，如來正法於中而滅。』如是諸天悲惱啼泣。

> その時、諸天・龍・神たちは皆、心に喜びを失い、もはや比丘たちを守護しようとはせず、声を合わせてこう唱えた。「仏法は七日後に滅び尽きるであろう。」彼らは号泣し、悲しみながら互いに言い合った。「比丘たちが布薩の説戒を行う日に、互いに争い合い、如来の正法はその中で滅びるであろう。」このように諸天たちは悲しみ、嘆き、涙を流した。

「時，拘睒彌城中有五百優婆塞，聞諸天之言，共詣諸比丘眾中，諫諸比丘鬪諍，而說偈言：

> その時、拘睒彌の町に五百人の在家信者がいました。彼らは天の言葉を聞き、共に比丘たちの集まりのところへ行き、比丘たちの争いを諫めて、次の偈を述べました。

「『嗚呼苦劇歲， 愍念群生生，其法今便滅， 釋師子王法，惡輪壞法輪， 如是盡金剛，乃能不即壞， 安隱時已滅，危險法已起， 明智人已過，今見如是相， 當知不復久，牟尼法斷滅， 世間無復明，離垢寂滅口， 牟尼日今沒，世人失伏藏， 善惡無差別，善惡無差已， 誰能得正覺，法燈今在世， 及時行諸善，無量諸福田， 此法今當滅，是故我等輩， 知財不堅牢，及時取堅實。』

> 「ああ、苦しみの激しい時代よ、 あらゆる生きとし生けるものを哀れみ思う。 その教えは今や滅びようとしている。 獅子王たる釈尊の教えは、 悪しき輪が法輪を破壊する。 このように金剛のごとき教えも、 ただちに壊れぬとはいえ、 安らぎの時はすでに過ぎ去り、 危うい法が立ち上がった。 明るい知恵を持つ人々はすでに去り、 今、このような様相を見るならば、 もはや長くはないと知るべきだ。 牟尼（釈尊）の教えは断絶し、 世の中には再び光明はない。 垢を離れ、静寂に満ちた口（教え）は、 牟尼の太陽は今、沈もうとしている。 世の人々は宝を失い、 善と悪に違いはなくなる。 善悪の区別がなくなれば、 誰が正しい覚りを得られようか。 法の灯は今、世にある。 今こそ善行を積む時だ。 無量の福徳の田（福田）も、 この教えは今や滅びようとしている。 だからこそ、私たちは、 財は堅固でないと知り、 今こそ確かなものを求めよ。」

「至十五日說戒時，法當沒，今日五百優婆塞，一日之中，造五百佛塔。時，諸優婆塞各有餘務，不復來往眾僧眾中。

> 十五日に説戒の時が来ると、法は消滅するはずでしたが、今日、五百人の優婆塞が一日のうちに五百の仏塔を建立しました。その時、優婆塞たちはそれぞれ他の用事があり、もはや僧侶の集まりに出入りしなくなりました。

「爾時，住揵陀摩羅山修羅他阿羅漢觀閻浮提：『今日何處有眾僧說戒？』見有拘睒彌國如來弟子說戒為布薩，即詣拘睒彌。

> その時、健陀摩羅山に住む修羅他阿羅漢が閻浮提を見つめて思いました。「今日、どこで僧侶たちが説戒を行っているだろうか」と。すると、拘睒彌国で如来の弟子たちが布薩のために説戒をしているのが見えました。そこで彼はすぐに拘睒彌へと向かったのです。

「時，彼僧眾乃有百千人，中唯有一阿羅漢，名曰修羅他。又復有一三藏，名曰弟子，此是如來最後大眾集。爾時，維那行舍羅籌，白三藏上座言：『眾僧已集，有百千人，今為說波羅提木叉。』時，彼上座答言：『閻浮提如來弟子皆來集此，數有百千。如是眾中，我為上首，了達三藏，尚不學戒律，況復餘者而有所學。今當為誰而說戒律？』而說偈言：

> その時、僧侶たちは百千人ほど集まっていました。その中で阿羅漢はただ一人、修羅他という名でした。また、三蔵法師も一人いて、弟子という名でした。これが如来の最後の大集いでした。その時、維那が舍羅籌を配り、三蔵の上座に言いました。「僧侶たちはすでに集まり、百千人ほどいます。今こそ波羅提木叉（戒律）を説く時です。」すると、その上座は答えました。「閻浮提の如来の弟子たちが皆ここに集まり、数は百千にのぼる。このような大衆の中で、私が上座であり、三蔵に通じている。それでも私は戒律を学んでいない。ましてや他の者たちが学んでいるわけがない。一体誰のために戒律を説くというのか。」そして、次の偈を述べました。

「『今是十五日， 夜靜月清明，如是諸比丘， 今集聽說戒，一切閻浮提， 眾僧最後集，我是眾中上， 不學戒律法，況復餘僧眾， 而有所學習，何能牟尼法， 釋迦師子王，彼戒誰有持， 是人乃能說。』

> 「今日は十五日、夜は静かで月は清らかに明るい。 このように諸比丘たちよ、今集まって戒を聞け。 一切の閻浮提において、僧伽の最後の集いである。 私は衆の中の上首でありながら、戒律の法を学ばず、 ましてや他の僧衆たちが、どうして学ぶことができようか。 いかにして牟尼の法、釈迦の師子王の、 その戒を誰が持つことができよう、その人こそが説くことができるのだ。」

「爾時，彼阿羅漢修羅他立上座前，合掌白上座言：『上座！但說波羅提木叉，如佛在世時，舍利弗、目揵連等大比丘眾所學法，我今已悉學。如來雖滅度，於今已千歲，彼所制律儀，我悉已備足。』而說偈言：

> その時、阿羅漢の修羅他は上座の前に立ち、手を合わせて上座に申し上げた。「上座よ、どうか波羅提木叉（戒律）をお説きください。仏陀が在世された頃、舎利弗や目揵連などの大比丘たちが学ばれた法を、私は今すでにすべて学びました。如来はすでに滅度されて千年が経ちましたが、その定められた律儀（戒律の作法）は、私もすでにすべて備えています。」そして、次の偈を述べた。

「『上座聽我說， 我名修羅他，漏盡阿羅漢， 僧中師子吼。牟尼真弟子， 信佛諸鬼神，聞彼聖所說， 悲哀泣流淚。低頭念法滅， 從今去已後，無有說法者， 毘尼別解脫。不復在於世， 法橋今已壞，法水不復流， 法海已枯竭。法山已崩頹， 法會從今絕，法幢不復見， 法足不復行。律儀戒永沒， 法燈不復照，法輪不復轉， 閉塞甘露門。法師不在世， 善人說妙道，眾生不識善， 不異於野獸。』

> 「長老たちよ、よく聞いてください。私の名は修羅陀、 煩悩を滅ぼした阿羅漢であり、僧伽の中にあって獅子吼をあげる者です。 牟尼の真実の弟子であり、仏を信じる諸々の鬼神たちは、 その聖者の言葉を聞いて、悲しみ嘆き、涙を流しました。 うつむきながら、法の滅びを思いました。今この時から後、 説法する者はもういなくなり、毘奈耶の別解脱も この世に存在しなくなります。 法の橋は今や壊れ、法の水はもう流れず、 法の海はすでに枯れ果てました。 法の山は崩れ落ち、法の集いは今を限りに絶え、 法の幢旗はもはや見えず、法の足跡は歩まれません。 律儀と戒は永遠に失われ、法の灯はもう照らさず、 法輪はもう回らず、甘露の門は閉ざされました。 法師はこの世におらず、善き人が妙なる道を説いても、 衆生は善を識ることができず、野獣と異なることはありません。」

「爾時，佛母摩訶摩耶夫人天上來下，詣諸眾僧所，號咷啼泣：『嗚呼！苦哉！是我之子經歷阿僧祇劫，修諸苦行，不顧勞體，積德成佛，今者忽然消滅。』而說偈言：

> その時、仏の母である摩訶摩耶夫人が天上より降りてきて、諸々の僧侶たちのもとに赴き、声をあげて泣きながら言いました。「ああ、なんと悲しいことか！ この私の子は、阿僧祇劫というはかりしれない長い時間をかけて、さまざまな苦行を修め、自らの身を労わらず、徳を積み重ねて仏となられたのに、今、突然に消え失せてしまわれた。」そして、次の偈を説かれました。

「『我是佛親母， 我子積苦行，經歷無數劫， 究竟成真道。悲泣不自勝， 今法忽磨滅，嗚呼智慧人， 爾今何所在。持法捨諍訟， 從佛口所生，諸王無上尊， 真實佛弟子。頭陀修妙行， 宿止林藪間，如是真佛子， 今為何所在。今者於世間， 無有諸威德，曠野山林間， 諸神寂無言。施戒愍群生， 信戒自莊嚴，忍辱質直行， 觀察諸善惡。如是諸勝法， 今忽都已盡。』

> 「私は仏の母、我が子は苦行を積み、 数え切れぬほどの劫を経て、ついに真実の道を成し遂げられました。 悲しみに耐えられず、今、法が忽然と滅びようとしています。 ああ、智慧の人よ、あなたは今どこにおられるのでしょう。 法を保ち、諍いを捨て、仏の口から生まれた者たち、 諸王の無上の尊き方、真実の仏弟子たちよ。 頭陀行を修め、妙なる行いをし、宿りは林や藪の間、 そのような真の仏弟子たちは、今どこにおられるのでしょう。 今この世に、威徳ある方はおられず、 広野や山林の間でも、諸神は静かに沈黙しています。 布施と戒律で衆生を慈しみ、信仰と戒律で自らを荘厳し、 忍辱と質直な行いをし、善悪を観察する。 そのような勝れた法は、今忽然とすべて尽き果ててしまいました。」

「爾時，彼上座弟子作是念言：『彼修羅他比丘自言：「如來所制戒律，我悉備持。」』爾時，上座有弟子，名曰安伽陀，起不忍之心，極生忿恨。從座起，罵辱彼聖：『汝是下座比丘，愚癡無智，而毀辱我和上。』即持利刀，殺彼聖人，而說偈言：

> その時、上座の弟子はこのように考えました。「あの修羅他比丘は自ら言う、『如来が定められた戒律を、私はことごとく遵守している』と」。その時、上座には安伽陀という名の弟子がおり、耐えがたい心を起こし、激しく憤り恨みました。座から立ち上がり、その聖者を罵り辱めて言いました。「お前は下座の比丘でありながら、愚かで智慧もなく、私の和尚を侮辱するとは」。そして鋭い刀を手に取り、その聖者を殺し、次の偈を唱えました。

「『我名安伽陀， 失沙之弟子，利劍殺汝身， 自謂我有德。』

> 「我が名は安伽陀、失沙の弟子なり、 利剣をもって汝の身を殺し、 自ら我に徳ありと謂う。」

「爾時，有一鬼名曰大提木佉，作是念言：『世間唯有此一阿羅漢，而為惡比丘弟子所害。』執持金剛利杵，杵頭火然，以此打破彼頭，即便命終，而說偈言：

> その時、大提木佉という名の鬼神が、このように思いました。「この世にただ一人の阿羅漢がいるのに、悪しき比丘の弟子たちに害された。」彼は金剛の鋭い杵を手に取り、その杵の先は火のように燃え上がり、それで彼の頭を打ち砕き、たちまち命を落としました。そして、次の偈を唱えました。

「『我是惡鬼神， 名大提木佉，以此金剛杵， 破汝頭七分。』

> 「私は悪鬼神、名は大提木佉、 この金剛杵をもって、汝の頭を七分に砕く。」

「爾時，阿羅漢弟子見彼弟子殺害其師，忿恨不忍，即殺三藏。爾時，諸天、世人悲哀啼泣：『嗚呼！苦哉！如來正法今便都盡。』尋即此大地六種震動，無量眾生號咷啼泣，極為愁惱：『嗚呼！今日正法不復現世。』作是語已，各各離散。

> その時、阿羅漢の弟子たちは、彼の弟子が師を殺害するのを見て、怒りと悲しみに耐えられず、すぐに三蔵法師を殺してしまいました。すると、天界や人間界の人々は悲しみに暮れ、泣き叫びました。「ああ、なんと悲しいことか！ 如来の正しい教えが今、完全に失われてしまうとは。」たちまち大地が六種に震動し、無数の衆生が泣き叫び、非常に憂い悲しみました。「ああ、今日をもって正しい教えはこの世に二度と現れない。」そう言い終えると、彼らはそれぞれに散り散りになって去っていきました。

「爾時，拘睒彌國五百優婆塞聞已，往詣寺中，舉手拍頭，高聲大哭：『嗚呼！如來愍念世間，濟諸群生，無有巨細，誰當為我說法義？今者，人、天解脫不復可得，眾生今日猶在闇瞑，無有引導，長習諸惡，以此為歡，如諸野獸；不聞牟尼妙法，身壞命終，墮在三塗。譬如流星，世人從今已後，無復念慧、寂靜、三昧、十力妙法。』

> その時、拘睒彌国にいた五百人の在家信者たちはこのことを聞き、寺院へと急ぎました。彼らは手を挙げて頭を打ち、声を上げて泣き叫びました。 「ああ、如来さまは世の人々を慈しみ、あらゆる生きとし生けるものを救い、大小の区別なく導いてくださったのに、これから誰が私たちに教えを説いてくれるのでしょう。今や、人も天界の者も解脱を得ることはできなくなりました。生きとし生けるものは今日から暗闇の中にあり、導く者もいません。長く悪しき行いに慣れ、それを喜びとし、まるで野獣のようです。尊い牟尼の妙なる教えを聞くこともなく、この身が滅び命が終われば、三つの苦しみの世界に堕ちてしまうでしょう。まるで流れ星のように。世の人々はこれから先、正しい心の働きも、静寂も、三昧も、十力の妙なる教えも失ってしまうのです。」

「爾時，拘睒彌王聞諸比丘殺真人阿羅漢及三藏法師，心生悲惱，惋慨而坐。爾時，諸邪見輩諍競打破塔廟，及害比丘，從是佛法索然頓滅。」

> その時、拘睒彌の王は、比丘たちが真人阿羅漢や三蔵法師を殺したと聞き、心に悲しみと悩みを生じ、嘆き憤って座っていた。その時、諸々の邪見の輩が争いを起こし、塔廟を打ち壊し、また比丘たちを害した。これによって仏法は忽然としてたちまち滅びてしまった。

爾時，世尊語釋提桓因：「四大天王，諸天、世人於我滅度之後，法盡之相，如上所說。是故汝等，今者不可不以勤力加於精進，護持正法，久令在世。」

> その時、世尊は釈提桓因に告げられた。 「四大天王、諸天、そして世の人々よ、私が滅度した後、法が尽きる様相は、先に説いたとおりである。 それゆえ、あなたたちは今、精進に努め、正しい法を護り持ち、長く世に留めなければならない。」

爾時，諸天、世人聞佛所說，各各悲顏，以手揮淚，頂禮佛足，各自退去。

> その時、天界の神々と地上の人々は、仏陀の説かれた教えを聞き、それぞれ悲しみの表情を浮かべ、手で涙をぬぐいながら、仏陀の足に額を付けて礼拝し、それぞれの場所へと退いていきました。