---
title: "雜阿含經 · 641"
description: "雜阿含經是佛教早期經典之一，由劉宋時期譯師求那跋陀羅翻譯為漢文。該經屬於原始佛教阿含部，記錄了佛陀與弟子間的對話，內容涵蓋四聖諦、八正道、緣起法等核心教義，被視為研究原始佛教思想的重要文獻。雜阿含經在佛教經典中地位崇高，與長阿含、中阿含、增一阿含並列為四阿含，是南傳佛教巴利語尼柯耶的對應漢譯版本。該經語言簡練，教義樸實，反映了佛陀時代的修行方法與解脫之道，為後世佛教各派共同尊奉的基礎經典。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cma8xi2c60uiol404k43j3tow"
---

### （六四一）

> 第六百四十一経

阿育王施半阿摩勒果因緣經

> 阿育王が半分のアムラの実を布施した因縁経

阿育王於如來法中得大敬信。時，王問諸比丘言：「誰於如來法中行大布施？」

> 阿育王は、如来の教えに深く帰依し、篤く敬信するようになりました。ある時、王は比丘たちに尋ねました。「如来の教えの中で、誰が最も大きな布施行を行ったのですか？」

諸比丘白王言：「給孤獨長者最行大施。」

> 諸比丘は王に申し上げました。「給孤獨長者は最も大きな布施を行っています。」

王復問曰：「彼施幾許寶物？」

> 王は再び尋ねました。「彼はどれほどの宝物を施したのですか？」

比丘答曰：「以億千金。」

> 比丘は答えました。「十億の金でございます。」

王聞已。如是思惟：「彼長者尚能捨億千金，我今為王，何緣復以億千金施？當以億百千金施。」

> 王はこれを聞き、このように考えました。「あの長者ですら億の金を惜しみなく捨てることができた。私は今、王として、どうして億の金を施すだけで満足しようか。いや、億百の金を施すべきだ。」

時，王起八萬四千佛塔，於彼諸塔中復施百千金，復作五歲大會，會有三百千比丘，用三百億金供養於彼僧眾中。第一分是阿羅漢，第二分是學人，第三分是真實凡夫。除私庫藏，此閻浮提夫人、婇女、太子、大臣施與聖僧，四十億金還復贖取。如是計挍，用九十六億千金，乃至王得重病時，王自知命欲終盡。

> その時、王は八万四千の仏塔を建立し、それらの塔にさらに百万の金を施しました。また五年にわたる大法会を開催し、そこには三十万の比丘が集まり、三百億の金が僧伽に供養されました。僧伽の中では、第一の部類は阿羅漢、第二の部類は学道者、第三の部類は真実の凡夫でした。王は私的な財宝の蔵を除き、この閻浮提の夫人、侍女、太子、大臣たちが聖なる僧伽に施した四十億の金を、再び贖い戻しました。このように計算すると、九十六億の金が用いられ、王が重い病にかかった時、王は自らの命が尽きようとしていることを悟りました。

時，有大臣名羅陀崛多。時，王宿命是施佛土時同伴小兒。時，彼大臣羅陀崛多見王重病，命垂欲盡，稽首以偈問王：

> その時、大臣に羅陀崛多という者がいました。王が前世で仏に国土を布施した時の、共に遊んだ幼なじみです。大臣の羅陀崛多は、王が重い病にかかり、命が尽きようとしているのを見て、頭を地につけて敬礼し、偈をもって王に尋ねました。

「顏貌常鮮澤， 百千婇女遶，譬如諸蓮華， 蜜蜂當聚集，今覩聖王顏， 無有諸鮮澤。」

> 顔色は常に鮮やかで輝き、 百千の侍女が周りを囲み、 まるで諸々の蓮華に、 蜜蜂が群がるように。 今、聖王の顔を見るに、 かつての鮮やかな輝きはない。

王即以偈答：

「我今無所憂， 失財及王位，此身及餘親， 及諸種種寶，我今所愁者， 不復覩賢聖，四事以供養， 我今唯念此，顏色有變異， 心意無所寧。

「又復，我常所願，欲以滿億百千金作功德，今願不得滿足，便就後世時，計挍前後所施金銀珍寶，唯減四億未滿。」王即辦諸珍寶，送與鷄雀寺中。

> また、私は常々、億百千の金をもって功徳を積みたいと願っていましたが、その願いが満たされないまま、今世を終えようとしています。これまでに施した金銀珍宝を計算してみると、まだ四億足りませんでした。 そこで王は、さまざまな珍宝を整えて、鶏雀寺に送り届けました。

法益之子，名三波提，為太子諸臣等，啟太子言：「大王將終不久，今以此珍寶送與寺舍中，今庫藏財寶已竭，諸王法以物為尊，太子今宜斷之，勿使大王用盡也。」時，太子即勅典藏者，勿復出與大王用之。

> 法益の子、名を三波提という者が、太子の諸臣らに申し上げて言った。 「大王はもう長くはございません。今、この珍宝を寺に送られて、すでに蔵の財宝は尽きてしまいました。諸王の法は、財を尊ぶもの。太子は今、これを断たれるべきです。大王に使い尽くさせてはなりませぬ。」 時に、太子はただちに蔵の管理者に命じて言った。 「これより後、大王に用いさせるな。」

時，大王自知索諸物不復能得，所食金器送與寺中。時，太子令斷金器，給以銀器，王食已，復送與寺中。又斷銀器，給以銅器，王亦以此送與寺中。又斷銅器，給以瓦器。

> その時、大王は自ら、もはや様々な物を求めることができなくなったと悟り、食事に使っていた金の器を寺に送りました。すると、太子は金の器を断ち、代わりに銀の器を与えました。王はそれで食事を済ませると、また寺に送りました。太子はさらに銀の器を断ち、銅の器を与えましたが、王もまたそれを寺に送りました。そこで、銅の器も断ち、代わりに土器を与えました。

時，大王手中有半阿摩勒果，悲淚告諸大臣：「今誰為地主？」

> その時、大王は手に半分のアーマラ果を持ち、悲しみの涙を流して大臣たちに告げました。「今、誰がこの地の主となるのか？」

時，諸臣啟白大王：「王為地主。」

> その時、家臣たちは大王に申し上げました。「王よ、あなたはこの国の主です。」

時，王即說偈答曰：

> その時、王はすぐに偈を唱えて答えました：

「汝等護我心， 何假虛妄語，我今坐王位， 不復得自在。阿摩勒半果， 今在於我手，此即是我物， 於是得自由。嗚呼尊富貴， 可厭可棄捨，先領閻浮提， 今一旦貧至。如恒河駛流， 一逝而不返，富貴亦復然， 逝者不復還。」

> 「あなた方は私の心を守ろうとするが、なぜ虚ろな言葉を借りる必要があろうか。 今、私は王位に座しているが、もはや自由を得ることはできない。 アマラカの半果が、今、私の手の中にある。 これこそが私のものであり、ここにようやく自由があるのだ。 ああ、尊い富貴よ、厭わしく捨て去るべきものよ。 かつては閻浮提を治めていたが、今や一瞬にして貧しさが訪れた。 まるでガンジス川の激流のように、一度去ったものは二度と戻らない。 富貴もまた同じ、過ぎ去ったものは決して戻ってはこない。」

又復，如佛偈所說：

> また、仏陀の偈に次のように説かれているとおりです。

「凡盛必有衰， 以衰為究竟，如來神口說， 真實無有異，先時所教令， 速疾無有閡，今有所求索， 無復從我教，如風閡於山， 如水閡於岸，我今所教令， 於今已永絕，將從無量眾， 擊鼓吹貝螺，常作諸伎樂， 受諸五欲樂，婇女數百眾， 日夜自娛樂，今者都永盡， 如樹無花實，顏貌轉枯盡， 色力亦復然，如花轉萎悴， 我今亦復爾。」

> すべての盛りには必ず衰えあり、 衰えを終着点と知るべし。 如来の神なる口が説くところ、 真実にして異なることなし。 かつて私が命じた教えは、 速やかに、何の妨げもなく行われた。 今、求め願うことはあれど、 もはや私の教えに従う者はない。 山が風を遮り、岸が水を阻むように、 今、私が命じる教えは、 ここに永遠に絶えた。 無量の衆を従え、 太鼓を打ち、ほら貝を吹き、 常にさまざまな芸能をなし、 五欲の楽しみを受けてきた。 数百の侍女たちに囲まれ、 昼も夜も楽しみにふけっていたが、 今、それらはすべて永遠に尽き果てた。 花も実もない木のようである。 顔かたちは次第に枯れ果て、 体力もまた同じく衰えゆく。 花がしおれ萎えるように、 今の私もまた、そのとおりである。

時，阿育王呼侍者言：「汝今憶我恩養，汝持此半阿摩勒果送鷄雀寺中，作我意，禮拜諸比丘僧足，白言：『阿育王問訊諸大聖眾，我是阿育王，領此閻浮提，閻浮提是我所有，今者頓盡，無有財寶布施眾僧，於一切財而不得自在。今唯此半阿摩勒果，我得自由，此是最後布施檀波羅蜜，哀愍我故，納受此施，令我得供養僧福。』而說偈言：

> 時、阿育王は侍者を呼んで言った。 「そなたは今、私の恩を思い出しなさい。この半分のアーマラカの実を持って、鶏雀寺へ行き、私の気持ちを伝え、諸比丘僧に礼拝し、こう申し上げなさい。 『阿育王が諸大聖衆にご挨拶申し上げます。私は阿育王で、この閻浮提を治め、閻浮提は私のものでしたが、今はすべて尽きてしまい、財宝を持って僧侶たちに布施することができません。すべての財産に対して自由がきかないのです。今、自由にできるのはこの半分のアーマラカの実だけです。これが最後の布施檀波羅蜜です。どうか哀れんで、この施しを受け入れてください。私が僧侶たちに供養する福を得られますように。』と」 そして、偈を説いた。

「半阿摩勒果， 是我之所有，於我得自在， 今捨於大眾。緣心在於聖， 更無濟我者，憐愍於我故， 納受阿摩勒。為我食此施， 因是福無量，世世受妙樂， 用之無有盡。」

> 半ばのアムラ果は、私の所有するもの。 私の思いのままに、今、大衆に施します。 心は聖なる境地にあり、私を救う者は他にいません。 私を憐れんでくださる故に、このアムラ果をお受け取りください。 この布施を食することで、無量の福徳が生まれ、 世々にわたって妙なる楽しみを受け、尽きることがありません。

時，彼使者受王勅已，即持此半阿摩勒果，至鷄雀寺中，至上座前，五體著地作禮，長跪合掌，向上座而說偈曰：

> その時、使いの者は王の命を受け、すぐにこの半分のアーマラカの果実を持って、鶏雀寺へと向かいました。上座の前に至ると、五体を地に投げて礼拝し、長く跪いて合掌し、上座に向かって偈を唱えました。

「領於閻浮提， 一繖繫一鼓，遊行無所礙， 如日照於世，業行報已至， 在世不復久，無有王威德， 如日雲所翳，號曰阿育王， 稽首禮僧足，送此布施物， 謂半阿摩勒，願求來世福， 哀愍彼王故，聖眾愍彼故， 受是半果施。」

> かつて閻浮提を治めし王は、 一つの傘と一つの太鼓を携え、 何の妨げもなく世を巡り歩き、 世を照らす太陽の如くありし。 しかし業の報いはすでに訪れ、 この世に留まる時はもはや長からず、 王としての威光は失われ、 雲に翳された太陽のごとし。 名は阿育王、僧伽の足下に額づき、 この布施の品を奉る。 それは半ばのアーマラ果、 来世の福を願い求めて。 聖なる僧伽はその王を哀れみ、 この半ばの果実の施しを受け給う。

時，彼上座告諸大眾：「誰聞是語而不厭世間？我等聞是事，不可不生厭離，如佛經所說。見他衰事，應生厭離，若有識類眾生者，聞是事豈得不捨世間？」而說偈曰：

> その時、長老は大衆に告げて言いました。 「誰がこの話を聞いて、世間に厭きないことがありましょうか。私たちはこのことを聞いて、厭離の心を起こさずにはいられません。仏の経典に説かれているように、他人の衰えを見て厭離の心を起こすべきです。もし心ある衆生であれば、この話を聞いてどうして世間を捨てないことがありましょうか」 そして偈を説きました。

「人王世中最， 阿育孔雀姓，閻浮提自在， 阿摩勒為主，太子及諸臣， 共奪大王施，送半阿摩勒， 降伏憍財者，使彼生厭心， 愚夫不識施，因果受妙樂， 示送半摩勒。」

> 人々の王の中で最も優れた、 阿育王は孔雀の姓を持ち、 閻浮提を自在に治め、 阿摩勒果を大切にされました。 太子と家臣たちは共に、 大王の施しを奪い取り、 半分の阿摩勒果を送り届け、 傲慢な財への執着を鎮めました。 彼らに厭離の心を起こさせ、 愚かな者が施しを理解せず、 因果によって妙楽を受けることを、 半個の摩勒果を送ることで示されたのです。

時，彼上座作是念言：「云何令此半阿摩勒，一切眾僧得其分食？」即教令研磨，著石榴羹中，行已，眾僧一切皆得周遍。

> その時、上座はこう考えました。 「どうすればこの半分のアーマラカの実を、すべての僧侶が分けていただけるだろうか」 そこで、すりつぶしてザクロのスープに入れるよう指示しました。 そうして配ると、すべての僧侶に行き渡りました。

時，王復問傍臣曰：「誰是閻浮提王？」

> その時、王はまた傍らにいる臣に尋ねました。「誰が閻浮提の王なのか？」

臣啟王言：「大王是也。」

> 臣が王に申し上げます。「大王、その通りでございます。」

時，王從臥起而坐，顧望四方，合掌作禮，念諸佛德，心念口言：「我今復以此閻浮提施與三寶，隨意用之。」而說偈曰：

> その時、王は床から起き上がって座り、四方を見渡し、合掌して礼拝し、諸仏の功徳を心に念じ、口に出して言われました。 「私は今、この閻浮提を三宝に施します。どうぞお心のままにお使いください。」 そして偈を唱えられました：

「今此閻浮提， 多有珍寶飾，施與良福田， 果報自然得，以此施功德， 不求天帝釋，梵王及人主， 世界諸妙樂，如是等果報， 我悉不用受，以是施功德， 疾得成佛道，為世所尊仰， 成得一切智，世間作善友， 導師最第一。」

> 今、この閻浮提には、多くの珍宝が飾られています。 良き福田に施し与えれば、果報は自然に得られます。 この布施の功徳をもって、天帝釈を求めず、 梵王や人主、世界の諸々の妙楽も、 そのような果報は、私は一切受けようとしません。 この布施の功徳によって、速やかに仏道を成じ、 世に尊ばれ仰がれ、一切智を得て、 世間の善き友となり、第一の導師となります。

時，王以此語盡書紙上，而封緘之，以齒印印之。作如是事畢，便即就盡。

> 王はこの言葉をすべて紙に書き記し、封をして、歯印で押しました。このようにして事を終えると、すぐに命を絶ちました。

爾時，太子及諸臣、宮人、婇女、國界人民，興種種供養葬送，如王之法而闍維之。

> その時、太子と家臣たち、宮中の人々、侍女たち、国中の民衆は、様々な供養を捧げて葬送の儀を行い、王の礼に則って荼毘に付しました。

爾時，諸臣欲立太子紹王位，中有一大臣，名曰阿㝹羅陀，語諸臣曰：「不得立太子為王。所以者何？大王阿育在時，本誓願滿十萬億金作諸功德，唯減四億，不滿十萬，以是故，今捨閻浮提施與三寶，欲令滿足。今是大地屬於三寶，云何而立為王？」

> その時、諸臣たちは太子を立てて王位を継がせようとしました。その中に阿㝹羅陀という名の大臣がいて、諸臣にこう言いました。 「太子を王に立てることはできません。なぜなら、大王阿育在世の時、十万億の金で功徳を積むという誓願を立てられましたが、まだ四億が不足しており、十万億に満たないからです。そのため、今、閻浮提を三宝に施し、誓願を満たそうとされているのです。今、この大地は三宝に属しています。どうして太子を王に立てることができるでしょうか。」

時，諸臣聞已，即送四億諸金，送與寺中，即便立法益之子為王，名三波提。次復太子，名毘梨訶波低，為紹王位，毘梨訶波低太子，名曰毘梨訶西那，次紹王位。毘梨訶西那太子，名曰沸沙須摩，次紹王位。沸沙須摩太子，名曰沸沙蜜多羅，次紹王位。

> その時、諸臣はこの話を聞くと、すぐに四億の黄金を寺に送り、法益の子を王に立てました。その名は三波提といいます。次に太子は毘梨訶波低といい、王位を継ぎました。毘梨訶波低の太子は毘梨訶西那といい、次に王位を継ぎました。毘梨訶西那の太子は沸沙須摩といい、次に王位を継ぎました。沸沙須摩の太子は沸沙蜜多羅といい、次に王位を継ぎました。

時，沸沙蜜多羅問諸臣曰：「我當作何等事，令我名德久存於世？」

> その時、沸沙蜜多羅が家臣たちに尋ねました。「私はどのようなことをすれば、私の名声と徳が世に長く残るでしょうか？」

時，賢善諸臣信樂三寶者，啟王言：「阿育大王是王之前種姓，彼王在世，造立八萬四千如來塔，復興種種供養，此之名德，相傳至今。王欲求此名者，當造立八萬四千塔，及諸供養。」

> その時、賢明で善良な臣下たちの中で、三宝を信じ敬う者は、王に申し上げました。「阿育大王は、王様の前の時代の王です。その王は在世中に、八万四千の如来の塔を建立し、さらに様々な供養を復興されました。この名声と功徳は、今に至るまで伝えられています。王様がこのような名声をお求めになるなら、八万四千の塔を建立し、諸々の供養を行うべきでしょう。」

王言：「大王阿育有大威德，能辦此事，我不能作，更思餘事。」

> 王は申しました。「大王アショカは大いなる威徳をお持ちで、この事を成し遂げることができます。私はできません。どうか別のことをお考えください。」

中有惡臣，不信向者，啟王言：「世間二種法傳世不滅，一者作善，二者作惡。大王阿育作諸善行，王今當行惡行，打壞八萬四千塔。」

> 世の中には悪しき臣下がおり、信仰心のない者が王にこう申し上げました。「世には二つの行いが末代まで語り継がれます。一つは善行、もう一つは悪行です。大王アショーカは数々の善行を積まれました。今こそ大王には悪行を行い、八万四千の塔を打ち壊されるべきです。」

時，王用侫臣語，即興四兵眾，往詣寺舍，壞諸塔寺。王先往鷄雀寺中，寺門前有石師子，即作師子吼。王聞之即大驚怖，非生獸之類，而能吼鳴，還入城中。如是再三，欲壞彼寺。

> 王は佞臣の言葉に従い、四軍の兵を率いて寺々へと向かい、塔や寺院を破壊し始めました。まず鷄雀寺へと向かうと、寺の門前にあった石の獅子が、突然獅子吼をあげました。それを聞いた王は大いに驚き恐れ、生き物でもないのに吼えるとは、と城中へ引き返しました。それでも再三、寺を壊そうと試みました。

時，王呼諸比丘來，問諸比丘：「使我壞塔為善？壞僧房為善？」

> その時、王は比丘たちを呼び寄せて尋ねました。「私は塔を壊すのがよいでしょうか、それとも僧房を壊すのがよいでしょうか？」

比丘答曰：「二不應行。王其欲壞者，寧壞僧房，勿壞佛塔。」

> 比丘は答えました。「二つとも行うべきではありません。もし王が壊そうとお考えなら、僧坊を壊す方がましです。仏塔を壊してはなりません。」

時，王殺害比丘，及壞塔寺。如是漸漸至婆伽羅國，又復唱令：「若有人能得沙門釋子頭來者，賞之千金。」

> その時、王は比丘を殺害し、また塔寺を破壊しました。このようなことが次第に広がり、婆伽羅国にまで至ると、王はさらに布告を出しました。「もし沙門釈子の首を取って来る者がいれば、千金を褒美として与える」と。

爾時，彼國中有一阿羅漢，化作眾多比丘頭，與諸百姓，令送至於王所，令王庫藏財寶竭盡。時，彼王聞阿羅漢作如是事，倍復瞋恚，欲殺彼阿羅漢。

> その時、その国に一人の阿羅漢がおりました。彼は多くの比丘の頭に化けて、民衆たちにそれらを王のもとへ届けさせ、王の財宝の蔵を空っぽにさせました。王は阿羅漢がこのようなことをしたと聞き、怒りを倍増させ、その阿羅漢を殺そうとしました。

時，彼羅漢入滅盡正受，王作無量方便，殺彼聖人，終不能得。入滅盡三昧力故，不傷其體。如是漸進至佛塔門邊。

> その時、阿羅漢は滅尽定に入りました。王はあらゆる手を尽くしてその聖者を殺そうとしましたが、ついに叶いませんでした。滅尽三昧の力によって、その身体は傷つかなかったのです。こうして次第に仏塔の門のそばまで進みました。

彼所塔中，有一鬼神，止住其中，守護佛塔，名曰牙齒。彼鬼神作是念：「我是佛弟子，受持禁戒，不殺害眾生，我今不能殺害於王。」又復作念：「有一神名曰為蟲，行諸惡行，兇暴勇健，求索我女，我不與之；今者為護正法故，當嫁與彼，令其守護佛法。」即呼彼神語言：「我今嫁女與汝，然共立約誓，汝要當降伏此王，勿使興諸惡行，壞滅正法。」

> その塔の中には、一柱の鬼神が住み、仏塔を守護していた。その名を牙齒といった。彼の鬼神はこう考えた。「私は仏弟子であり、戒律を守り、生き物を殺さない。今、この王を殺すことはできない」 また、こうも考えた。「蟲という名の鬼神がいる。彼は悪行を重ね、凶暴で勇猛だ。以前、私の娘を求めに来たが、私は与えなかった。今、正法を守るために、彼に娘を嫁がせ、仏法の守護をさせよう」 そこで彼は蟲の神を呼び、言った。「今、娘を汝に嫁がせよう。ただし、約束を交わす。汝は必ずこの王を降伏させ、悪行を起こさせず、正法を壊させてはならない」

時，王所有一大鬼神，名曰烏茶，威德具足，故彼神不奈王何。時，牙齒神作方便，今日王威勢自然由此鬼神，我今誘誑共作親厚。如是與彼神作知識，極作知識已，即將此神至於南方大海中。

> その時、王にはウダという名の大きな鬼神が仕えていました。この鬼神は威徳を備えていたため、王は彼をどうすることもできませんでした。そこで歯の神は一計を案じました。「王の威勢は今、この鬼神によって保たれている。ならば、私はこの鬼神を騙して親密な関係を築こう」と。 こうして歯の神はその鬼神と親しくなり、大変親密になった後、その鬼神を南の大海へと連れて行きました。

時彼蟲神排攩大山，推迮王上，及四兵眾，無不死盡。眾人唱言：「快哉！快哉！」是世人相傳，名為快哉。彼王終亡，孔雀苗裔於此永終，是故世間富樂不足為貪。阿育大王有智之人，覺世無常，身命難保，五家財物亦如幻化。覺了彼法，勤行精進，作諸功德，乃至臨終，係心三寶，念念不絕，無所悋惜，唯願盡成阿耨多羅三藐三菩提。

> その時、その蟲の神は大山を押しのけ、王と四軍の兵士たちを押しつぶし、一人残らず死に絶えさせました。人々は声を揃えて叫びました。「快哉！快哉！」それゆえ、世間ではこれを「快哉」と伝えているのです。その王はついに滅び、孔雀王朝の血筋はここで永遠に絶えました。ですから、世間の富や楽しみに執着すべきではありません。阿育大王は智慧ある人であり、世の無常を悟り、命のはかなさを知り、五家の財物も幻の如しと見極めました。その真理を悟り、精進を重ね、さまざまな功徳を積み、臨終の時まで三宝を心に留め、念々絶えることなく、何一つ惜しむことなく、ただひたすら阿耨多羅三藐三菩提の成就を願ったのです。

## 雜阿含經卷第二十五

> 雑阿含経 第二十五巻