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title: "大寶積經 · 29 優陀延王會"
description: "大宝积经是唐代高僧菩提流志翻译的一部重要佛教经典，属于大乘佛教宝积部核心典籍。该经汇集了早期大乘佛教的多部经典，形成于公元2-4世纪，内容涵盖菩萨修行、般若智慧、净土思想等大乘教义。菩提流志奉唐玄宗之命于8世纪完成汉译，共120卷，系统阐述了大乘佛教的修行次第与解脱之道。作为大乘佛教的重要集成经典，大宝积经在中国佛教史上具有崇高地位，对汉传佛教各宗派尤其是华严宗、净土宗的发展产生深远影响，是研究大乘佛教思想体系的关键文献。"
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## 大寶積經卷第九十七

> 大寶積経 巻第九十七

大唐三藏菩提流志奉詔譯

> 大唐三蔵菩提流志、詔を奉じて訳す

### 優陀延王會第二十九

> 第29章 優陀延王との対話

如是我聞：

> このように私はお聞きしました。

一時佛在拘睒彌國瞿師羅園，與大比丘眾千二百五十人俱。

> ある時、仏はコーサンビー国のゴシタ園に、千二百五十人の大比丘たちと共に滞在しておられました。

爾時優陀延王第一夫人名曰舍摩，常於如來及諸聖眾深信恭敬親近供養，及常稱讚如來功德。時王復有第二夫人名為帝女，常懷諂妬，往彼王所，妄說如來并諸弟子於大夫人有所非法。王聞是語極生瞋怒，即以箭射舍摩夫人。爾時夫人哀愍王故入慈三昧，時所放箭遂即却還至王頂上空中而住，其箭焰赫猶如火聚甚可怖畏。乃至三發，箭皆如是。

> その時、優陀延王の第一夫人である舎摩は、常に如来と聖なる僧侶たちを深く信じ、敬い、親しく供養し、そして常に如来の功徳を称賛していました。王には帝女という第二夫人がおり、彼女はいつも心にへつらいと嫉妬を抱き、王のもとへ行っては、如来とその弟子たちが大夫人に対して不法な行いをしたと偽って告げ口しました。 王はこの言葉を聞いて激しく怒り、すぐに弓で舎摩夫人を射ようとしました。その時、夫人は王を哀れみ、慈三昧に入りました。すると放たれた矢はたちまち引き返し、王の頭上、空中に留まりました。その矢は燃え盛る炎の塊のようで、非常に恐ろしいものでした。三度射っても、矢はすべて同じようになりました。

爾時優陀延王既覩斯事舉身毛竪，驚忙悔恨謂夫人曰：「汝為天女、為龍女耶？為復夜叉、乾闥婆女、毘舍遮女、羅剎女耶？」

> その時、ウダヤナ王はこれらの出来事を目の当たりにして、全身の毛が逆立つほどの驚きと慌てふためき、悔恨の念にかられて妃に言いました。「あなたは天女なのか、それとも龍女なのか？あるいは夜叉、ガンダルヴァの娘、ピシャーチャの娘、羅刹女なのか？」

夫人答言：「我非天女，乃至亦非羅剎之女。大王當知，我於佛所聽聞正法，受持五戒作優婆夷，哀愍大王入慈三昧。王雖於我生不善心，由我慈願得無傷損。」因歎王言：「善哉大王！當於如來、應、正遍知歸命頂禮，必獲安隱。」

> 夫人が答えた。「私は天女でもなければ、まして羅刹の娘でもありません。大王よ、知ってください。私は仏のもとで正しい教えを聞き、五つの戒めを受けて優婆夷（在家の信女）となりました。大王を哀れみ、慈しみの心でお迎えしました。王が私に悪意を抱いたとしても、私の慈悲の願いによって害を受けることはありません。」そして王を称えて言った。「素晴らしいことです、大王よ。如来・応供・正遍知に帰依し、敬礼するならば、必ず安らぎを得られます。」

優陀延王便作是念：「彼於佛所聽聞正法作優婆夷，尚有如此威神之力，何況如來、應、正等覺。」作是念已，即往佛所頂禮佛足，右遶三匝，白言：「世尊！我由欲染因緣，為彼女人虛妄言說之所誑惑，遂於如來及諸聖眾生毒害意。」具陳上已。復白佛言：「唯願如來及諸聖眾，施我歡喜、聽我懺悔，如斯罪𠎝令速消滅。」

> 優陀延王はこう思った。「あの女は仏のもとで正しい教えを聞き、優婆夷となっただけでも、これほどの威神力がある。ましてや如来・応供・正等覚者には、なおさらのことだ。」そう思ってから、王は仏のもとへ向かい、仏の足に頭を触れて礼拝し、右に三度繞ってから申し上げた。「世尊よ、私は欲望の染まりの因縁によって、あの女の虚妄な言葉に惑わされ、如来や聖なる僧侶の皆さまに害意を抱いてしまいました。」こうして全てを詳細に申し上げた後、さらに仏に告げた。「どうか如来と聖なる僧侶の皆さまが、私に喜びを与え、私の懺悔をお聞き入れください。このような罪過を速やかに消滅させてください。」

爾時世尊告彼王言：「如汝所說，謂於如來及諸聖眾如凡愚人有諸過患，遂於福田妄起瞋毒。汝今若能依聖法律，自悔其罪、無覆藏心、盡未來世不復更犯，我當攝受，令汝當來善法增長。」

> そのとき、世尊は王に告げられた。 「あなたが言う通り、如来や聖なる僧団に対して、凡人が過ちのあるように思い、福田に対して誤って怒りの毒を起こしたのです。今、あなたが聖なる教えと戒律に従い、自ら罪を悔い改め、隠し立てせず、未来の世にあっても再び犯さないと誓うならば、私はあなたを受け入れ、あなたの善い行いが増大するように導きましょう。」

優陀延王復白佛言：「世尊！我為女人之所迷倒、狂亂無知，因此發生麁猛瞋毒，由斯罪業當墮地獄。唯願世尊利益安樂諸眾生故，慈悲開示女人諂曲虛誑過患，勿令我等親近女人，當於長夜得免諸苦。」

> 優陀延王が再び仏に申し上げました。「世尊よ、私は女に惑わされ、心が乱れて無知となり、そのため粗野で激しい怒りの毒を生み出しました。この罪業によって、地獄に堕ちるでしょう。どうか世尊よ、全ての生きとし生けるものの利益と安楽のために、慈悲をもって女のへつらいや偽りの過ちを説き明かしてください。どうか私たちが女に近づくことなく、長い夜（迷いのうち）にあって様々な苦しみから免れられますように。」

佛言：「且置斯事。何要問此不問餘耶？」

> 仏は言われた。「そのことはひとまず置きなさい。なぜ、その大切なことを問わずに、他のことを問うのか。」

王言：「世尊！我無異問。女人令我造地獄業，我於今者唯為了知女人過患、女人諂曲虛誑邪媚。願為開示。」乃至三請亦如是說。

> 王が言った。「世尊よ、私は別の質問をしているのではありません。女が私に地獄の業を造らせます。私は今、ただ女の過ちと、女の曲がった心、虚偽、媚びる姿を知りたいのです。どうかお教えください。」と。三度にわたって同じように請願した。

佛言：「王應先知丈夫過患，然後觀察女人過失。」

> 仏は仰せになった。「王よ、まず男性の過ちを理解すべきであり、その後に女性の欠点を観察すべきである。」

優陀延王：「唯然世尊。願樂欲聞。」

> ウダヤナ王：「かしこまりました、世尊よ。どうかお聞かせください。謹んでお聴きいたします。」

佛言：「一切丈夫皆由四種不善愆過，為諸女人之所迷亂。何者為四？一者於諸欲染耽著無厭，樂觀女人而自縱逸，不知親近沙門及婆羅門具清淨戒修福業者。以不親近如是等人，則於淨信及淨尸羅多聞施慧悉皆退失。彼由無有信戒多聞施慧等法，非善丈夫，行餓鬼法、無有智慧、耽欲放逸，欲之所執、欲所繫縛、欲所活命，親近愚夫、遠諸智者、惡友為伴、行非所宜，貪著女人不淨境界，便為女人之所調伏。猶如奴僕，繫屬墮落諸女人所。無慚無愧親近遊止諸瘡漏門，膿血穢污洟唾常流，猶如塚間不淨境界。至於父母違背恩養，捨離沙門及婆羅門，不生殷重恭敬供養。習行畜生所行之法，於佛法僧不生淨信，於涅槃界永當退失。如是等人，當入眾合乃至阿鼻諸大地獄，亦復當墮鬼界畜生無有救護。雖聞我教，猶數思念邪惡女人歌舞戲笑不生厭離。當知彼習愚人之法，不樂修行善丈夫事。大王！當知丈夫親近女人之時，即是親近惡道之法。此是丈夫第一過患。」

> 仏陀は言われた。「すべての男は、四つの不善の過ちによって、女に惑わされるのである。その四つとは何か。第一に、様々な欲望に執着して飽くことを知らず、女を見ることを好み放縦にふけり、清らかな戒律を備え、福徳を積む修行者やバラモンに近づこうとしないことである。このような人々に近づかないがゆえに、清らかな信心、清らかな戒律、多くの教えを聞くこと、施し、智慧のすべてが衰退してしまう。彼らは信心、戒律、多聞、施し、智慧などの法を持たず、善き男ではなく、餓鬼の道を行い、智慧がなく、欲望に耽り放逸であり、欲望に捕らえられ、欲望に縛られ、欲望によって生きている。愚か者に親しみ、智者から遠ざかり、悪友を伴とし、なすべきでないことを行い、女という不浄な境界に執着し、ついには女に調伏される。まるで奴隷のように、女たちに仕え、隷属し、堕落してしまう。恥を知らず、恥じ入ることもなく、諸々の傷口や漏れ口、膿や血の穢れ、唾や鼻水が常に流れるような、墓場にも等しい不浄の境界に親しみ遊ぶ。父母の恩顧に背き、修行者やバラモンを捨て去り、心から敬い供養しようとしない。畜生の行う法を習い慣らし、仏・法・僧に清らかな信を起こさず、涅槃の境地から永遠に退転してしまう。このような人々は、衆合地獄、そして無間地獄に至るまで諸々の大地獄に入り、また餓鬼や畜生の世界に堕ちて、救いの手が及ばなくなる。私の教えを聞いてもなお、邪悪な女の歌舞や笑戯を繰り返し思い、厭い離れることをしない。知るがよい、彼らは愚かな者の法を習い、善き男の修行を喜ばないのである。大王よ、知るがよい。男が女に親しむ時、それはすなわち悪道の法に親しむことなのである。これが男の第一の過患である。」

爾時世尊而說偈言：

> その時、世尊は偈を説かれた。

「諸欲皆苦， 下劣穢惡， 膿血不淨，深可厭畏。 眾多過患， 之所集處，何有智人， 於此忻樂？ 猶如廁中，不淨盈溢， 亦如死狗， 若死野干，及屍陀林， 穢污充遍； 欲染之患，可厭亦然。 諸愚癡輩， 愛戀女人，如犬生子， 未甞捨離； 亦如蠅見，所吐飲食； 又若群猪， 貪求糞穢。女人能壞， 清淨禁戒， 亦復退失，功德名聞， 為地獄因， 障生天道；何有智人， 於此忻樂？ 又如有人，服食毒藥， 身心痛惱， 不能運動。由是欲因， 能為苦本， 如身有毒，愚不了知。 亦如不了， 幻化之法，妄有尋求， 但自疲苦。 愚夫亦爾，常於欲染， 疲苦貪求， 墮諸地獄。或設飲食， 歌舞伎樂， 婚娶他女，將為己妻， 積集眾多， 無利苦法。愚夫造此， 無利之業， 增長諸罪，退失善根。 於無利中， 不惜身命，由斯墜墮， 惡道深坑， 便招地獄，猛焰鐵丸， 鋒刃刀山， 毒箭諸苦。女人能集， 眾多苦事， 假以花香，而為嚴好。 愚人於此， 妄起貪求，親近稱譽， 下劣之法， 退失智慧，墮落三塗。 此由愚癡， 之所迷惑，如海疲鳥， 迷於彼岸； 又如愚夫，取於熱鐵， 置之頸項， 如牛被軛。欲如諸酒， 狂亂於人， 如何愚夫，不知苦本？ 或於父母， 不識恩慈，皆由欲染， 生此過患。 常於如是，邪欲之法， 稱讚習行， 無有慚愧。彼由愚癡， 所迷亂故， 作是罪已，當趣三塗。 耽重於欲， 惛醉之人，父母之恩， 亦能棄捨。 若有貪染，親近欲者， 則為違背， 福德上田。無量俱胝， 妄想煩擾， 展轉逼惱，從此而生。 或復悕求， 世間財位，以是非法， 展轉相勸。 由此現招，捶打苦事， 死必當墮， 阿鼻地獄。現見眾苦， 皆來集身， 善友乖離，天宮永失。 何有智人， 於此忻樂？寧投鐵獄， 馳走刀山， 眠臥焰爐，不親女色。 若常貪染， 邪欲之者，退失眾多， 諸利樂事。 女人能作，眾苦之因， 欲能滅壞， 一切安樂。惡法積集， 善友乖離， 皆以耽求，女人為本。 若有得聞， 我之所說，能於女人， 深生厭離， 則為莊嚴，清淨天道， 亦當速證， 無上菩提。

> あらゆる欲望は苦しみであり、 低劣で汚らわしく、膿や血で満ちている。 深く厭い、慎むべきものである。 多くの過ちや悩みの集まる場所である。 どうして賢い者が、これを喜ぶことがあろうか。 まるで便所の中に、不浄が満ち溢れているようなもの。 また死んだ犬や死んだ野犬、 屍陀林のように、穢れに満ちている。 欲望に染まる悩みは、厭うべきこと、同じである。 愚か者たちは、女に恋い慕い、 まるで犬が子を産んで、決して離れないように。 また蝿が吐き出された食べ物を見るように。 また群がる豚が、糞を貪るように。 女は清らかな戒めを壊し、また功徳や名声を 失わせる。地獄の因となり、天道に生まれるのを妨げる。 どうして賢い者が、これを喜ぶことがあろうか。 またある人が毒薬を飲み、身心が痛み苦しみ、動けなくなるようなもの。 それゆえ欲望は苦しみの根本となり、 身体に毒があるのに、愚か者は知らない。 また幻の法であることを知らずに、 虚しく探し求めて、ただ自ら疲れ苦しむ。 愚か者もまた同じで、 常に欲望に染まり、疲れ苦しみ貪り求め、地獄に堕ちる。 あるいは飲食や歌舞伎楽を設け、他の女を娶り、 自分の妻としようとして、多くの無益で苦しい法を積み集める。 愚か者はこの無益な業を造り、諸々の罪を増やし、 善根を失う。無益なことの中にあって、身命を惜しまず、 それによって深い悪道の坑に堕ち、地獄の 猛る炎の鉄の丸、刃や刀の山、毒の矢などの苦しみを招く。 女は多くの苦しい事を集めるものであり、 花や香りをもって飾り立てる。 愚か者はこれに虚しく貪り求める心を起こし、 近づき称賛する、低劣な法によって、智慧を失い、 三塗に堕ちる。これは愚かさによって迷わされたものである。 まるで海で疲れた鳥が、彼岸に迷うように。 また愚か者が熱した鉄を取って、 自分の首に置くようなもの。牛が軛を負わされるように。 欲望は酒のようなもので、人を狂わせる。 どうして愚か者が、苦しみの根本を知らないのか。 あるいは父母に対して、恩や慈しみを認めず、 すべて欲望に染まることによって、このような過ちが生じる。 常にこのような邪な欲望の法を、 称賛し、習い行い、慚愧の心がない。 彼は愚かさによって迷わされたがゆえに、 この罪を造り、やがて三塗に赴く。 欲望に深く耽り、酔いしれた人は、 父母の恩さえも捨てることができる。 もし貪り染まり、欲望に親しむならば、 それは福徳の上田に背くこととなる。 無量のコーティの妄想が煩わしく乱れ、 めぐりめぐって悩み苦しめられることが、 ここから生じる。あるいは世間の財産や地位を求め、 このような非道な法をもって、互いに勧め合う。 それによって現世では、打擲の苦しみを招き、 死後は必ず阿鼻地獄に堕ちる。 現に見えるように、多くの苦しみが身に集まり、 善い友は離れ去り、天の宮殿は永遠に失われる。 どうして賢い者が、これを喜ぶことがあろうか。 むしろ鉄の地獄に身を投じ、刀の山を駆け巡り、 炎の炉に眠るほうが、女の色に親しまないよりましである。 もし常に貪り染まり、邪な欲望に耽るならば、 多くの利益や安楽の事を失う。 女は多くの苦しみの因を作り、 欲望は一切の安楽を滅ぼし壊す。 悪法が積み集まり、善き友が離れ去るのも、 すべて女に耽り求めることを根本とする。 もし私の説くところを聞いて、 女に対して深く厭い離れる心を生じるならば、 それは清らかな天道を荘厳し、 また速やかに無上の菩提を証するであろう。

「復次大王！夫父母者皆願利樂所生子故，難作能作、能忍一切難忍之事，假令種種不淨穢惡皆能忍之。又欲令子色力之身速增長故，令見閻浮勝妙之事，乳餔養育無疲厭心。或為令子獲諸妙樂，艱辛經求所得財物，供給營辦資生所須，及往他家結求婚娶。既婚娶已，於他女人愛戀耽著，由耽著故惛醉纏心，或見父母漸將衰老違逆輕欺，所有資財無慚費用，或令父母不住於家。如是皆由欲所迷倒。大王！當知以此因緣，於己父母棄背恩養，於他女人尊重承事，種種供給無疲厭心，即是成就地獄之本。此是丈夫第二過患。」

> 「また、大王。父母というものは、みな子を愛し、その幸せを願うものだからこそ、難しいことでもやってのけ、どんなに耐え難いことでもすべて耐え忍ぶのです。たとえ様々な不潔で汚れたことでも、よく耐えるのです。また、子の色や力のある体を早く成長させたいと思うゆえに、この世の素晴らしいものを見せ、乳を与え、育てることに疲れや飽きの心はありません。あるいは、子に様々な素晴らしい楽しみを得させるために、苦労して得た財産で、暮らしに必要なものを準備したり、他家に通って結婚の申し込みをしたりします。結婚してしまうと、その女に恋い慕い執着し、その執着ゆえに心は酔いしれて縛られ、あるいは父母が次第に年老い弱っていくのを見ても背き軽んじ欺き、持ち物は恥じることなく使い果たし、あるいは父母を家に住まわせなくすることさえあります。これらはすべて、欲望に迷い倒されるがゆえです。大王、知るべきです。この因縁によって、自分の父母への恩や養いを捨てて背き、他の女を尊重し仕え、様々に物を与えて疲れ飽きる心がない。それはすなわち地獄の基を成すことです。これが男性における第二の過ちです。」

爾時世尊而說偈言：

> その時、世尊は偈を説かれた。

「汝等當知， 尊重供養， 於父母者，是人常有， 釋梵護世， 之所扶持，能令居家， 安隱快樂。 或因貿易，大海遠方， 安隱往來， 獲諸財利。此即說為， 無價大寶， 現能與果，名最上田， 如是現世， 果報珍寶，皆因供養， 父母而得。 復於來世，當得遠離， 駝驢等身， 負重驅役。亦復不受， 屍糞灰河， 刀山鋒刃，鎔銅等苦。 又於來世， 生在人中，富有財寶， 豐饒穀帛， 妻子眷屬，悉皆和穆。 或復當來， 得生天上，宮殿園苑， 音樂自然， 縱意歡娛，受諸妙樂。 何有智者， 聞是法音，於父母田， 不勤供養？

> よく聞きなさい。父母を敬い、養い、大切にすることは、人にとって、常に、梵天や帝釈天、そしてこの世を守る神々の支えを得ることにつながります。そうすることで、家庭は安らかで幸せになります。あるいは、商いのために遠くの海へ旅立つとしても、無事に行き来でき、多くの財産を得ることができるでしょう。これはまさに、値段のつけられない大きな宝と言えるでしょう。今この世で、はっきりとした結果をもたらす、最も優れた田んぼのようなものです。このような、この世での結果をもたらす宝は、すべて父母を敬い養うことから得られるのです。 さらに、来世においては、ラクダやロバなどの重い荷を運ばされ、酷使されるような身から遠ざかることができます。また、死体や糞尿の川、刀の山や刃、溶けた銅などの苦しみを受けることもありません。さらに来世では、人間に生まれ、豊かな財産や穀物、布地に恵まれ、妻や子供、親族も皆、仲睦まじく暮らせます。あるいは、将来、天に生まれ、宮殿や庭園、楽園で自然に音楽が鳴り響く中、思いのままに楽しみ、素晴らしい快楽を受けることでしょう。智慧ある者であれば、このような教えを聞いて、どうして父母という田んぼを敬い養うことに励まないことがありましょうか。

「復次大王！若諸丈夫由於邪見，不知自身速當壞滅，造作諸惡而自欺誑。彼愚癡人虛度長夜，猶如木石彫刻所成，雖形似人而無所識。習諸欲者，即是成就往惡趣業。此是丈夫第三過患。」

> 「さらに、大王。もしある人々が誤った見解のゆえに、自分のからだがまもなく壊れ滅びることを知らず、さまざまな悪い行いをして、自分自身を欺いているならば、その愚かな人々は長い夜を虚しく過ごし、まるで木や石で彫られた像のように、人の形をしていながらも何もわかっていません。欲望にふけるということは、すなわち悪い世界へと至る行いを完成させることです。これが人の第三の過ちでございます。」

爾時世尊而說偈言：

> その時、世尊は偈を説かれた。

「丈夫為欲， 之所迷亂， 由斯造作，種種諸罪。 倒見闇障， 隱蔽其心，乘此當生， 惡趣牢獄。 邪行之者，當復遠離， 一切賢聖， 亦不恭敬，諸沙門等。 由顛倒見， 乃至歸命，山河邪魅， 為於貪欲， 或復殺害，一切禽獸， 祭祀神祇。 倒見為因，非法求福， 由斯永離， 一切安樂。若於是中， 造惡之者， 不知淨信，兇險無慚。 如是之人， 永離賢聖，彼必當墮， 㘁叫地獄。 或為於欲，逼惱於他， 當墮燒然， 極燒然獄。復由倒見， 於佛法僧， 不能親近，恭敬供養， 正教法寶， 而不聽聞，遠離賢聖， 墮諸惡趣。 是故智者，既得人身， 勿復作斯， 顛倒妄見；勤修布施， 及淨尸羅， 當得生天，證菩提道。

> 男女（おとこおんな）は欲望に心を惑わされ、様々な罪を犯してしまう。 誤った見解という闇に覆われて心が隠され、そのまま地獄という苦しみの牢獄に生まれ落ちる。 邪な行いをする者は、すべての聖なる賢者たちからも遠ざかり、修行僧たちにも敬わない。 間違った見解によって、ついには山川の邪霊にまで帰依し、貪欲のためにあらゆる鳥獣を殺して神々への供え物とする。 間違った見解を原因として、正しくない方法で幸福を求める。このために、すべての安楽から永遠に離れてしまう。 もしそこに至って悪をなす者は、清らかな信仰を知らず、凶悪で恥じる心もない。 このような人は聖なる賢者たちから永遠に離れ、必ず叫喚地獄に落ちる。 あるいは欲望のために他人を苦しめ、焼かれる地獄、極めて焼かれる地獄に落ちる。 さらに、間違った見解によって仏・法・僧に近づかず、敬い供養せず、正しい教えを聞かず、聖なる賢者たちから遠ざかって、様々な悪い世界に落ちる。 それゆえ、知恵ある者は、人の身を得たならば、このような誤った見解を再び起こしてはならない。 精進して布施を行い、清らかな戒律を守りなさい。そうすれば天に生まれ、悟りの道を証するだろう。

「復次大王！或有丈夫為於身命，極自勞苦積集珍財。後為女人所纏攝故，如彼僮僕敬事供承，由是因緣慳惜財寶，不施沙門及婆羅門，亦復堪忍王法治罰，輕毀凌辱悉能受之。或被女人捶打呵叱，或至怖懼屈意瞻奉。見其憂戚即自念言：『我今云何令彼歡悅？』當觀此人是欲僮僕，於斯不淨下劣之境，而生淨想起於愛染。親近如是女人之時，即是圓滿惡趣之業。此是丈夫第四過患。」

> 「さらに、王よ。またある男は、自分の命と身体のために、非常に苦労して財産を蓄えます。しかし、後に女に絡み取られてしまい、まるで召使のように彼女に仕え、へりくだります。その様なわけで財産を惜しみ、修行者や僧侶に施すこともせず、また国の法による罰や、侮辱や虐待にも耐え忍びます。あるいは女に殴られたり叱られたりして、恐怖のあまりおどおどと彼女の機嫌を伺います。彼女が悲しんでいるのを見れば、『どうしたら彼女を喜ばせられるだろうか』と考えます。このような男は、欲望の召使であり、不浄で劣った境遇に対して、清らかなものと思い込み、愛執を生じているのです。このように女に親しむ時、それはまさに悪い行いを完成させることに他なりません。これが、男における第四の過ちです。」

爾時世尊而說偈言：

> その時、世尊は偈を説かれた。

「耽欲惛醉人， 彼實無安樂，親近惡法故， 不名善丈夫。若人自縱逸， 無有禁戒者，隨心之所為， 失壞於福利。彼無智慧人， 行於畜生法，馳趣於女色， 猶猪樂糞穢。愚者不能觀， 欲染之過患，妄生殷重想， 猶若盲冥人。為色所繫縛， 增長於欲愛，猶如於野干， 不離屍塚間。於聲香味觸， 而生愛著心，輪轉生死中， 如獼猴繫柱。無明纏覆故， 為女所迷亂，如市求利人， 矯詐來親附。愚人親近欲， 是入魔境界，猶若翳茶迦， 耽嗜於糞穢。亦如霔雹雨， 能損於稼穡，窯師常近火， 多為所焚燒。諸未見諦者， 為欲失白法，如風吹微糠， 其義亦如是。假如善丈夫， 為殺者所執，寧受斯逼害， 不應親女人。若樂觀女色， 貪求轉復多，取相之凡夫， 增長於欲愛，如於炎夏時， 遊行曠野中，渴逼飲鹹水， 飲已渴彌增。未見真實者， 愚癡徒自活，親近於女人， 貪欲愛堅固。若人觸毒蟲， 便為毒所害，如是諸凡夫， 犯欲亦如是。譬如綵畫瓶， 內盛以惡毒，是中實可畏， 外相現端嚴。嚴飾於女人， 謂彼為姝妙，是中甚穢惡， 如氣滿皮囊。又如以繒綵， 纏裹於利刀，莊嚴彼女人， 其義亦如是。如火滿深坑， 無烟能燒害，女人亦如是， 暴惡無哀愍。如死狗死蛇， 穢惡而壞爛，亦如燒糞穢， 人皆厭惡之。死蛇糞狗等， 雖甚可厭惡，如是諸女人， 可厭復過彼。譬如劫壞時， 大地皆火起，叢林諸草木， 一切悉燋然。大身者所居， 海水盡乾竭，須彌等寶山， 世界遍燒壞。如是劫燒時， 焚燎於山海，無有諸眾生， 能為救護者。因茲女欲故， 燒害諸愚夫，猶如劫火然， 一切皆燒盡。不淨常流注， 涎洟膿血身，奈何彼愚夫， 於此而耽著。骸骨相搘柱， 皮肉以覆之，臭穢甚可惡， 如棄殘宿食，亦如倉廩門， 糠󰉓恒狼籍。此身諸穢惡， 充滿亦復然，胃脾腎肝膽， 及腸肺糞穢，并髓腦膿血， 八萬戶諸虫，在中常唼食。 盲冥諸愚夫，癡網自纏覆， 於是不能了。雜食所餘穢， 九孔常流注，如是過患身， 由先不淨業。愚夫於女人， 繫戀彼聲色，由斯生染著， 曾不如實知。如蠅見於吐， 而生愛著心，愚夫貪女人， 境界亦如是。顛仆於女色， 恒自穢其身，如何彼愚夫， 於此樂遊止？如鳥為求食， 不知避網羅，貪愛於女人， 被害亦如是。譬如水中魚， 游泳網者前，便為他所執， 豈非自損傷？女若捕魚人， 諂誑猶如網，男子同於魚， 被網亦如是。殺者之利刀， 雖復甚可畏，女人刀可畏， 傷害復過彼。如蛾投燈炬， 及火燒屋時，蟲等被焚燒， 無依無救者。迷醉於女人， 貪火所燒害，由斯墮惡趣， 無依怙亦然。邪行諸愚夫， 愛戀他妻室，妄生欣悅想， 猶如於家鷄。亦如曠野雉， 妄遊殺害所，損傷因自生， 而無救濟者。捨離於佛法， 親近彼女人，由是業因緣， 墜墮於惡道。又如諸獼猴， 跳躑巖樹間，必致自損傷， 豈不由愚惑？如是耽欲者， 於彼諸女人，為癡網所羅， 數受生死苦。如世之罪人， 處以尖摽苦，耽醉婬欲者， 當懸劍樹林。譬如以猛火， 燒然彼鑊湯，投之以麻麥， 隨沸而漂沒。如是耽欲人， 不識於善路，死當墮惡道， 煎煮鑊湯中。鑊湯之大數， 六十四俱胝，諸造惡之人， 以彼為居處。如是一一鑊， 量各一由旬，猛火遍燒然， 底及四周際。或有滿百年， 或二三四百，受煎煮之苦， 皆由自業為。獄卒以利鈎， 時復舉令出，皮肉皆爛墮， 其骨白如珂。於是諸獄卒， 復將置鐵槽，以杵而搗之， 無能救護者。爾時諸骨髓， 盡碎末為塵，由業風所吹， 死已復還活。若有侵逼他， 妻妾童女等，當緣鐵刺樹， 并受斧杵殃。有三股鐵叉， 或四五岐者，侵擾他妻室， 當受此刑治。復有鐵嘴烏， 深啄於髓腦，野干等諸獸， 競來食噉之。如是邪欲人， 當墮屍糞獄，及走於鋒刃， 亦復上刀山。如是邪欲人， 顛墜炎熱獄，既被燒害已， 復趣於寒氷。如是邪欲人， 亦墮極炎熱，㘁叫及大叫， 并往黑繩中。如是邪欲人， 當沒鹹熱河，復經歷煻煨， 未至底便死。地獄有蒺䔧， 五角極銛利，彼為狗所逼， 忙怖走其中。愛戀於女人， 墮於大怖處，或吞於鐵丸， 或飲洋銅汁。有二熱鐵山， 彼此來相合，昔時耽欲者， 於中受苦殃。受斯苦楚時， 都無救護者，得如是罪報， 皆由自業緣。昔同歡愛者， 今於何所在？我獨受其殃， 而不來相救。由於先世中， 自作如是業，假令父母等， 無能相救者。由於先世中， 自作如是業，假令男女等， 無能相救者。由於先世中， 自作如是業，假令兄弟等， 無能相救者。由於先世中， 自作如是業，假令姊妹等， 無能相救者。由於先世中， 自作如是業，假令朋友等， 無能相救者。愚夫為邪欲， 貪求於女人，無間地獄中， 受如是諸苦。說此不清淨， 穢惡之女人，愚夫所遊行， 智者皆遠離。親近彼女人， 最為極下劣，是惡中之惡， 何足為欣樂？耽著諸凡夫， 常抱於糞囊，由此業因緣， 當受無量苦。愚夫為女人， 受種種刑罰，囚繫及捶打， 而無厭離心。愚夫為女人， 被種種燒害，能忍受斯苦， 而無厭離心。或置在尖標， 或殺或沈水，或擲於大坑， 備受諸苦毒。雖見如是苦， 猶於婬欲中，稱讚於女人， 曾不生厭離。或有少智人， 知為眾苦本，見已還親近， 如胡膠見火。聞佛之所說， 雖復生信受，仍多畜女人， 其眾如群羊。或聞諸佛教， 纔興厭悔心，須臾貪復生， 如惡毒還發。猶如被怖猪， 暫止須臾頃，若見於糞穢， 貪愛還復生。愚夫聞法已， 暫爾心驚怖，後見諸欲色， 貪愛還復生。猶如有丈夫， 從其自身首，棄擲金花鬘， 翻戴於熱鐵。愚夫耽欲故， 棄捨諸佛教，貪求下劣法， 造作諸罪業。迷醉諸欲者， 墮閻羅界中，常吞熱鐵丸， 復飲洋銅汁。迷醉於欲者， 背善而行非，捨離於清淨， 永趣閻羅界。若有智慧人， 聞我說是法，應捨一切欲， 速求於出離。」

> 欲に酔いしれた人は、本当の安らぎを得ることはありません。 悪い行いを親しくするので、立派な人とは言えません。 もし人が自らに甘く、戒めを守らなければ、心のままに振る舞い、幸せや徳を損なってしまいます。 そのような智慧のない人は、獣のような生き方をし、女色に狂奔します。それは、豚が糞の汚れを喜ぶようなものです。 愚か者には、欲望の汚れがもたらす過ちを見抜くことができません。むやみにそれを大切なものと思い込み、まるで目の見えない人のようです。 色にとらわれ、欲望への愛着を増長させます。まるで山犬が屍を捨て場から離れられないように。 音、香り、味、感触に愛着の心を生じ、生死の世界を巡り続けます。それは、猿が柱に繋がれているようなものです。 無明という覆いに包まれたため、女性に惑わされます。まるで市場で利益を求める人が、偽って親しみ寄るようなものです。 愚か者が欲望に親しむのは、魔の領域に入ることです。それは、翳茶迦という者\*が、糞の汚れを好むようなものです。 また、雹が農作物を損なうように、窯師が常に火に近づき、しばしば焼かれるように、 真理を見ていない者たちは、欲望のために清らかな法を失います。風が微かな糠を吹き飛ばすように、その意味は同じです。 たとえ立派な人が殺される者に捕らわれても、その苦しみを受けるほうがましで、女性に親しむべきではないのです。 もし女色を好んで見れば、貪り求める心はますます増します。形相を捉える凡夫は、欲望への愛着を増大させます。 それは、炎天下の荒野を旅して、喉の渇きに耐えかねて塩水を飲めば、飲めば飲むほど渇きが増すようなものです。 真実を見ていない者は、愚かさゆえにただ生き長らえているだけで、女性に親しみ、貪欲と愛着を強固にします。 もし人が毒虫に触れれば、その毒に害されます。このように凡夫も、欲望に触れると同様に害されるのです。 たとえば、美しい彩りの瓶の中に猛毒が入っているようなものです。その中身は実に恐ろしいのに、外見は美しく見えます。 同様に、女性は飾り立てられ、「彼女は素晴らしい」と言われますが、その内部は非常に汚れていて、悪臭で満ちた皮袋のようなものです。 また、絹布で鋭い刀を包み込んでいるようなものです。女性を飾り立てるのも、その意味は同じです。 火で満ちた深い穴が、煙もなく燃え広がり害をなすように、女性もまた同様に、荒々しく残忍で、慈しみの心がありません。 死んだ犬や死んだ蛇のように、汚く腐り爛れ、また燃えた糞のように、人は皆これを嫌悪します。 死んだ蛇や糞の犬などは、非常に嫌悪すべきものですが、これらの女性たちは、それよりもさらに嫌悪すべきものなのです。 例えば、世界が壊滅する時、大地はすべて火に覆われ、林や草、木々はすべて焼き尽くされます。 巨大な者たちの住む大海の水さえも干上がり、須弥山などの宝山も、世界全体が焼け尽くされます。 このように世界が焼ける時、山海は焼かれ焦がされますが、それを救うことのできる者は誰もいません。 しかし、この女性への欲望のゆえに、愚かな夫たちは焼き尽くされます。それは、世界の火災がすべてを焼き尽くすのと同じことです。 常に不浄なものが流れ出る、涎や鼻水、膿の体。どうして愚かな人々は、これに執着するのでしょう？ 骨組みが互いに支え合い、皮と肉で覆われています。臭くて汚らわしく、まるで食べ残した腐った食べ物のようです。 また穀物倉の入り口に、籾殻がいつも散らかっているように、この体の様々な汚穢で満ちているのも同じです。 胃、脾臓、腎臓、肝臓、胆のう、さらに腸や肺、糞尿、そして髄、脳、膿、血、八万の虫たちが、 その中に住み、常に食べています。盲目で暗い愚かな人々は、愚かさの網に自ら覆われ、このことを理解できません。 様々な食物の残りかすで汚れ、九つの穴から常に流れ出ます。このような過患を抱えた体は、前世の不浄な行いによるものです。 愚かな人々は女性に対して、その声や色に心を惑わされ、それによって愛着を生じながら、本来の姿をあるがままに知ることができません。 蝿が吐瀉物を見て愛着の心を生じるように、愚かな人々が女性に貪るのも、その境界は同じです。 女色に倒れ伏し、常に自らの身を穢しているのに、どうして愚かな人々は、ここに喜んでとどまるのでしょう？ 鳥が餌を求めて網にかかるのを避けられないように、女性を貪り愛する者も、同じように害されます。 例えば水中の魚が、網を打つ漁師の前を泳ぎ、捕らえられてしまうのは、まさに自らの過失によるものではありませんか？ 女性は魚を捕る人のようであり、へつらい偽ることは網のようなものです。男性は魚のようなもので、網にかかるのも同じです。 殺人者の持つ刃は、たとえ非常に恐ろしいものであっても、女性の刃は更に恐ろしく、その害はそれ以上です。 蛾が灯の火に飛び込むように、また火が家を焼く時、虫などが焼かれて、頼る者も救う者もないように、 女性に迷い酔わされて、貪りの火に焼かれて害され、それによって悪趣に堕ちるのも、頼る者なく同じです。 邪な行いをする愚かな人々は、他人の妻を愛し求め、むやみに喜びを想像します。まるで家の鶏（雌を追う）のようなものです。 また、荒野の雉が、無分別に殺されてしまう場所に遊びに行くようなものです。傷つく原因は自ら作り、救う者はありません。 仏法を捨てて、その女性に親しむ。このような業の因縁によって、悪道に堕ちてしまいます。 また、様々な猿が岩や木の間を跳ね回り、必ず自らを傷つけてしまうのは、愚かさによるのではありませんか？ このように、欲望にふける者たちは、その女性たちに対して、愚かさの網に絡め取られて、何度も生死の苦しみを受けます。 世の罪人が、尖った杭に刺される苦しみを受けるように、淫欲に酔いしれる者は、剣の木に吊るされるべきでしょう。 例えば、猛火で大釜を熱し、そこに麻や麦を投げ入れれば、沸騰に漂い沈むように、 欲望にふける人は、善き道を知らず、死ねば悪道に堕ち、釜の湯で煮られ苦しむでしょう。 その大釜の数は、六十四倶胝（巨額の数）あり、悪行をなす人々が、そこを住まいとします。 この一つ一つの釜は、大きさが各一由旬（約7km）あり、底と周囲をすべて、猛火が焼き尽くしています。 ある者は百年、あるいは二、三、四百年もの間、煮られてもがく苦しみを受けます。すべて自らの業によるものです。 獄卒は鋭い鉤で、折に触れて彼らを釜から引き上げます。皮や肉はすべて爛れ落ち、骨は貝のように白くなっています。 そこで獄卒たちは、再び彼らを鉄の槽に置き、杵で搗き潰します。誰も救う者はありません。 その時、骨の髄はすべて砕けて微塵となり、業の風に吹かれて、死んではまた生き返るのです。 もし他人の妻や娘、童女などを犯せば、鉄の刺のある木に掛けられ、斧や杵の災いを受けなければなりません。 三叉の鉄の棒、あるいは四、五又のものがあり、人の妻室を乱す者は、この罰を受けるのです。 また、鉄の嘴を持つ鳥が、深く脳髄を啄み、山犬などの獣たちが、競ってこれを食べます。 こうした邪な欲望の人々は、屍や糞の地獄に堕ち、また刃先を走り、さらに刀の山に登ることになります。 このように邪な欲望を持つ人は、炎熱地獄に落ちて焼かれ苦しんだ後、さらに寒氷地獄へと向かいます。 このように邪な欲望を持つ人は、極炎熱地獄にも堕ち、叫喚地獄や大叫喚地獄、そして黒縄地獄へも行くのです。 このような邪な欲望を持つ人は、塩熱の川に沈み、また熱灰の中を経巡り、底に着く前に死にます。 地獄には、五つの角を持つ非常に鋭い棘を持つ茨の藪があり、彼らは犬に追われて慌てふためき、その中を走り回ります。 女性を愛し慕う者は、大きな恐怖の場所に堕ち、あるいは鉄の丸を飲み込み、あるいは溶けた銅の汁を飲みます。 二つの熱せられた鉄の山があり、互いに押し合って来ます。かつて欲望にふけった者は、その中で苦しみの報いを受けます。 このような苦しみを受ける時、救う者はいっさいなく、このような罪の報いを受けるのは、すべて自らの業の縁によるのです。 昔、共に愛し合った者は、今、いったいどこにいるのでしょう？ 私はただ一人でその報いを受けているのに、彼らは救いに来てはくれません。 過去世において、自らこのような業をなしたからです。たとえ父母などであっても、救うことはできません。 過去世において、自らこのような業をなしたからです。たとえ子女などであっても、救うことはできません。 過去世において、自らこのような業をなしたからです。たとえ兄弟などであっても、救うことはできません。 過去世において、自らこのような業をなしたからです。たとえ姉妹などであっても、救うことはできません。 過去世において、自らこのような業をなしたからです。たとえ友人などであっても、救うことはできません。 愚かな人々は、邪な欲望のために女性を貪り求め、無間地獄の中で、このような様々な苦しみを受けるのです。 このように、清らかでなく、汚らわしい女性について説きました。愚か者が遊び回るところであり、賢者は遠く離れるべきものです。 その女性に親しむことは、最も下劣なこと。これは悪の中の悪であり、どうして喜ぶに足りるでしょう？ 執着する凡夫たちは、常に糞の袋を抱えているようなものです。この業の因縁によって、無量の苦しみを受けることになるのです。 愚かな人々は、女性のために様々な刑罰、捕縛や鞭打ちなどを受けながらも、厭離の心を起こしません。 愚かな人々は、女性のために様々な焼かれる害を受けながら、その苦しみに耐え、厭離の心を起こしません。 ある者は尖った杭の上に置かれ、ある者は殺され、あるいは水中に沈められ、あるいは大きな穴に投げ込まれ、様々な苦しみと毒を受けます。 このような苦しみを見ても、なお淫欲の中で女性を称賛し、厭離の心を起こそうとはしません。 あるいは少しばかりの智慧のある者でも、これが多くの苦しみの根本であると知りながら、見てしまうと再び親しんでしまいます。それは、胡膠（にかわ）が火を見ると溶けるようなものです。 仏の説く教えを聞いて、信受する心が起きても、なお多くの女性を畜えます。その数は羊の群れのようです。 あるいは、仏の教えを聞いて、ようやく後悔の心が起きても、しばらくすると貪りが再び生じます。まるで悪い毒が再発するようなものです。 それは、恐れた豚が、しばらくの間だけ静まるようなものです。もし糞の汚れを見れば、貪りの愛着が再び生じます。 愚かな人々は、法を聞いてもしばらくの間、心に驚き恐れを抱くだけです。その後、再び欲望の対象を見れば、貪りの愛着が再び生じます。 それは、ある男が、自分の頭から金の花飾りを捨て、代わりに熱した鉄をかぶるようなものです。 愚かな人々は、欲望にふけるゆえに、仏の教えを捨て、下劣な法を貪り求め、様々な罪の業を造ります。 欲望に酔いしれた者たちは、閻魔の世界に堕ち、常に熱した鉄の丸を飲み込み、また溶けた銅の汁を飲みます。 欲望に酔いしれた者たちは、善に背き、悪をなします。清らかさを捨てて、永遠に閻魔の世界へと向かいます。 もし智慧ある人が、私がこの法を説くのを聞いたなら、すべての欲望を捨てて、速やかに解脱を求めるべきなのです。 --- \* \*\*翳茶迦\*\*: 特定の動物や人名を指すと考えられますが、慣用句的に「汚れたものを好む者」として訳しました。

爾時世尊說是偈已，優陀延王即白佛言：「今此所聞希有希有。如來、應、正等覺善能說是諸欲過患。我今歸依佛法僧寶，從今已往乃至盡形歸佛法僧，作優婆塞。唯願世尊攝受於我。」

> そのとき、世尊がこの偈を説き終えられると、優陀延王は仏に申し上げました。 「今、お聞きしたことは、まれに見る教えでございます。如来・応供・正等覚は、見事に諸々の欲望の過ちをお示しになりました。私は今より、仏・法・僧の三宝に帰依いたします。これから生涯、形ある限り、仏法僧に帰依し、在家の信者となります。どうか世尊よ、私をお受け入れください。」

佛說此經已，優陀延王及諸大眾，天人世間阿修羅、乾闥婆等，聞佛所說，歡喜奉行。

> 仏がこの経を説き終えられると、優陀延王と大勢の集まり、天人の世の阿修羅や乾闥婆たちは、仏の説法を聞いて、喜び、教えの通りに実践した。

## 大寶積經卷第九十七

> 大寶積経 巻第九十七