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title: "瑜伽師地論 · 4目 六異門"
description: "瑜伽师地论是佛教大乘瑜伽行派的重要经典，相传由弥勒菩萨口述，无著菩萨记录，唐代高僧玄奘于贞观年间从印度取回并译成汉文。该论共100卷，系统阐述瑜伽行派的教义，内容包括十七地、三性、八识、修行次第等核心理论，被誉为大乘佛教的百科全书。作为唯识学的根本论典，瑜伽师地论奠定了唯识学派的理论基础，对汉传佛教和藏传佛教影响深远，在佛教思想史上具有崇高地位，是研究唯识学和瑜伽行派必读的经典著作。"
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有處世尊宣說尸羅名為根本。如伽他說：

> 世尊が仰せになった教えの中で、戒律は「根本」と名づけられています。それは次の偈（うた）のように説かれています。

若善住根本， 其心便寂靜。因聖見、惡見， 相應不相應。

> もし善き根本に安住すれば、その心は自然と静かになる。 聖なる見解を持つか、悪しき見解を持つかによって、 それに応じるか、応じないかが決まるのだ。

有處世尊宣說尸羅名莊嚴具。如伽他說：

> 世尊がおっしゃった戒律を「荘厳具」と名づけるところがあります。それが偈に説かれています。

苾芻、苾芻尼， 戒莊嚴圓滿。於不善能捨； 於善能修習。

> 比丘よ、比丘尼よ、 戒律という荘厳を完全に身につけなさい。 悪しきことは捨て去り、 善いことを修行しなさい。

有處世尊宣說尸羅名為塗香。如伽他說：

> 世尊が、おしえの中で、戒律のことを「塗香」と説かれています。これは、次の偈のとおりです。

苾芻、苾芻尼， 戒塗香圓滿。於不善能捨； 於善能修習。

> 僧よ、尼僧よ、 戒という塗香（くこう）は完成されている。 不善を捨てることができ、 善を修めることができる。

有處世尊宣說尸羅名為薰香。如伽他說：

> 世尊は、戒律のことを「香り」とお説きになりました。詠唱にもある通りです。

阿難！有香類， 順風善能薰；逆風亦能薰。 順、逆薰亦爾。

> 阿難よ、世の中には香りの種類がある。 風に乗って、良い香りを漂わせることができる。 風に逆らっても、また香りを漂わせることができる。 風に順うにも逆らうにも、香りを漂わせるのである。

有處世尊宣說尸羅名為妙行。如伽他說：

> 世尊がおっしゃった、戒（しら）を「妙行」と名づけることについて、次のように偈（うた）で説かれています。

身妙行能感 可愛諸異熟，於現法當來， 語妙行亦爾。

> 身体の正しい行いは、喜びに満ちた善い結果をもたらします。 同じく、ことばの正しい行いも、この世でも未来でも、そうした良い結果を生み出すのです。

有處世尊宣說尸羅名為律儀。如伽他說：

> 世尊は、ある場合に「戒（しか）」を「律儀（りつぎ）」と名づけて説かれました。伽他（かた）にこうあります。

諸有惠施主， 具戒、住律儀，有阿笈摩見， 及有果正見。

> あらゆる施主は、戒律を具え、律儀に住し、 アーガマ（聖典）に対する正見と、因果の道理に対する正見を有している。

復有說言：安住具戒，善能守護別解律儀，乃至廣說。

> さらに、こう説かれています。「戒律をしっかりと保ち、別解脱律儀をよく守ること、さらには広く説かれる全てを実践すること。」

問：何緣世尊宣說尸羅名為根本？

> 問：なぜ世尊は戒（尸羅）を「根本」と説かれたのでしょうか？

答：能建立義、能任持義，是根本義。由此尸羅建立、任持一切世間及出世間，能引無罪最勝第一快樂功德，令生令證，是故尸羅說名根本。譬如大地，建立、任持一切藥草、卉木、叢林，令生令長。如是尸羅如前廣說。

> 答え：意味を確立し、意味を保持すること、それが根本の意味です。この戒律によって、すべての世間と出世間のものが確立され、保持されます。戒律は、罪のない最も優れた第一の喜びの功徳を導き出し、それを生じさせ、証得させます。ですから、戒律は「根本」と呼ばれます。たとえば、大地がすべての薬草や草木、叢林を確立し、保持し、生じさせ、成長させるように、戒律もまた、先に広く説かれた通りなのです。

問：何緣世尊宣說尸羅名莊嚴具？

> 問う：なぜ世尊は戒律を「装飾具」と説かれたのでしょうか。

答：諸餘世間耳環、指環、腕釧、臂釧及以寶印、金銀、鬘等妙莊嚴具。若有成就幼稚、黑髮、少年、盛壯、姝妙形色而服飾之，少增妙好。非有成就朽老、衰邁、齒落、髮白、年逾八十或九十者而服飾之，當有妙好。唯除俳戲令眾歡笑。若遭病苦、財貨匱乏、親戚喪亡，當爾服之，亦無妙好。戒莊嚴具，於一切類、於一切時，若有服者皆為妙好。是故尸羅名莊嚴具。

問：何緣世尊宣說尸羅名為塗香？

答：由此所受清淨無罪妙善尸羅，能正除遣一切所受惡戒為因身心熱惱。譬如最極炎熾熱時，塗以栴檀龍腦香等，一切欝蒸皆得除滅。是故尸羅說名塗香。

> このようにして受けた清らかで罪のない優れた戒律（尸羅）は、悪い戒律を原因として生じる心身の熱苦しみを、正しく取り除いてくれるのです。たとえば、最も激しく暑いときに、栴檀（せんだん）や龍脳（りゅうのう）の香りなどを塗れば、すべてのむせ返るような熱気が消え去るようなものです。ですから、戒律は「塗香（ずこう）」とも呼ばれるのです。

問：何緣世尊宣說尸羅名為薰香？

> 問：なぜ世尊は戒律を「薫香」と説かれたのでしょうか？

答：具戒士夫補特伽羅，遍諸方域，妙善稱譽聲頌普聞。譬如種種根莖香等，隨風飄颺遍諸方所，悅意芬馥，周流彌遠。是故尸羅名為薰香。

> 戒律を守る修行者の良い評判は、あらゆる場所に広まります。ちょうど様々な根や茎から作られる香りが、風に乗って遠くまで漂い、人々を心地よくさせるように、戒律を守る人の名声もまた広く行き渡ります。それゆえ、戒律のことを「薰香（くんこう）」と呼ぶのです。

問：何緣世尊宣說尸羅名為妙行？

> 問う：なぜ世尊は「尸羅（道徳的な戒め）」を「妙行」とお説きになったのでしょうか？

答：由此尸羅清淨善行，能趣妙樂，往妙天趣，向妙安隱，故名妙行。

> 答え：この戒律を清らかに保ち善い行いを積むことによって、素晴らしい楽しみへと赴き、素晴らしい天の境地へと向かい、素晴らしい安らぎへと導かれる。ゆえに「妙行」と名づける。

問：何緣世尊宣說尸羅名為律儀？

> 問：なぜ世尊は戒律（尸羅）を「律儀」とお呼びになったのでしょうか？

答：由此尸羅清淨善法，是防護性，是息除相，是遠離體，故名律儀。

> 答え：この戒律の清らかな善法は、心を守る性質を持ち、煩悩を静める相を示し、悪から離れる本体であることから、律儀と名づけられます。