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title: "瑜伽師地論 · 6目 戒德勝利(十德)"
description: "瑜伽师地论是佛教大乘瑜伽行派的重要经典，相传由弥勒菩萨口述，无著菩萨记录，唐代高僧玄奘于贞观年间从印度取回并译成汉文。该论共100卷，系统阐述瑜伽行派的教义，内容包括十七地、三性、八识、修行次第等核心理论，被誉为大乘佛教的百科全书。作为唯识学的根本论典，瑜伽师地论奠定了唯识学派的理论基础，对汉传佛教和藏传佛教影响深远，在佛教思想史上具有崇高地位，是研究唯识学和瑜伽行派必读的经典著作。"
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如是清淨尸羅律儀，應知有十功德勝利。何等為十？

> このように清らかな戒律（尸羅律儀）を守ることには、十の功徳と利益があると知るべきです。その十とは何でしょうか。

謂諸所有具戒士夫補特伽羅，自觀戒淨，便得無悔；無悔故歡；歡故生喜；由心喜故，身得輕安；身輕安故，便受勝樂；樂故心定，心得定故，能如實知、能如實見；實知見故，便能起厭；能起厭故，便得離染；由離染故，證得解脫；得解脫故，便自知見我已解脫，乃至我能於無餘依般涅槃界當般涅槃。如是所有具戒士夫補特伽羅，尸羅清淨增上力故，獲得無悔，漸次乃至能到涅槃。是名第一尸羅律儀功德勝利。

> 戒律を守る修行者は、自らの戒めが清らかであると自覚することで「後悔のない心」を得る。後悔がなければ心は安らぎ、安らぎから喜びが生まれ、喜びによって身は軽やかになる。身が軽やかになれば深い安楽を味わい、安楽によって心は定まる。心が定まれば、物事をあるがままに知り、あるがままに見ることができる。あるがままに知り見ることで、厭離（えんり）の心が起きる。厭離の心が起きれば、煩悩（ぼんのう）から離れることができる。煩悩を離れることで、解脱（げだつ）を証（あかし）する。解脱を得れば、自ら「私はすでに解脱した」と知り、さらには「私はこの世における最後の身に安住し、完全なる涅槃（ねはん）へと至るであろう」と知るのである。 このように、戒律を守る修行者は、戒めを清らかに保つ力によって、後悔のない心を得て、徐々に涅槃へと至る。これが、戒律を守ることによる第一の功徳と利益である。

復有所餘具戒士夫補特伽羅：於臨終時起如是念：我已善作身語意行，非我惡作身語意行，乃至廣說。若有其趣，作福業者、作善業者、作能救濟諸怖畏者之所應往，我於斯趣必定當往。如是獲得能往善趣第二無悔。由無悔恨所有士夫補特伽羅，名賢善死、賢善夭逝、賢善過往。是名第二尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律を完全に守る修行者が、臨終のときに次のように思います。「私は立派に身体・言葉・心の行いを積んで、不善な行いは一切しなかった。いわゆる福徳ある行いをした者は、こちらの世界へ行く。この私は必ずその善い世界へ行くだろう」。こうして善い世界へ向かうための第二の悔いなき心を得ます。悔いのない修行者や人は、賢明に死を迎え、立派にこの世を去り、善く次の生へと進むと言われています。これが戒律を守ることの第二の功徳と利益です。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，遍諸方域，妙善稱譽聲頌普聞。是名第三尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律をよく保つ人々の中には、世の中のあらゆる場所で「あの人は素晴らしい」と広く称えられ、その評判が遠くまで届く人々がいます。これを、戒律を守ることによる三番目の功徳・利益と説きます。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，寢安、覺安，遠離一切身心熱惱。是名第四尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律を完全に守る修行者は、眠りも安らかで、目覚めも安らかであり、あらゆる心身の悩みや苦しみから遠ざかっています。これが、戒律を守ることによる第四の功徳・利益です。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，若寢、若覺，諸天保護。是名第五尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律をしっかりと守る修行者には、眠っているときも、目覚めているときも、天の神々が守護してくれます。これが第五番目の、戒律を保つことによる功徳と勝れた利益です。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，於他凶暴不慮其惡，無諸怖畏，心離驚恐。是名第六尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律を完全に守る修行者には、他人が凶暴で悪意を顧みない場合でも、何の恐れもなく、心に驚きや怖れが生じません。これが第六の戒律の功徳・勝利です。

復有所餘具戒士夫補特伽羅。諸憙殺者、怨讎惡友，雖得其隙，亦常保護，了知此是具戒士夫補特伽羅，或為善友，或住中平。是名第七尸羅律儀功德勝利。

> さらにまた、戒律をしっかりと守る人には、殺すことを好む怨みのある悪友であっても、つけ入る隙があっても常に守ってくれるようになる。これは戒律を具えた人を、善き友人として、あるいは中立的な立場に立つ者として見るからである。これが第七の、戒律による功徳の勝利である。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，一切魍魎、藥叉、宅神、非人之類，雖得其便、雖得其隙，而常保護。謂具尸羅增上力故。是名第八尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律を具えた修行者（補特伽羅）については、すべての魍魎や薬叉、宅神、非人の類いが、たとえその機会や隙を得たとしても、常に守られる。これは、戒律（尸羅）を保つという増上の力によるものである。これを第八の、戒律（尸羅）と律儀の功徳による勝利と名づける。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，法無艱難，從他獲得種種利養。所謂衣服、飲食、臥具、病緣醫藥及諸資具。由依尸羅增上因力，國王、大臣，及諸黎庶、饒財長者，及商主等恭敬尊重。是名第九尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律を保つ修行者の中には、努力することなく他者から様々な支援を得られる人がいます。つまり、衣服、食べ物、寝具、病気の時の薬や必要な物資です。戒律を守るという優れた力によって、王様や大臣、一般の人々、裕福な長者、商人などから敬われ尊重されるのです。これが第九の、戒律を保つことの功徳と利点です。

復有所餘具戒士夫補特伽羅，一切所願皆得稱遂。若於欲界，願樂當生或剎帝利大族姓家、或婆羅門大族姓家、或諸居士大族姓家、或諸長者大族姓家、或四大王眾天、或三十三天、或夜摩天、或覩史多天、或化樂天、或他化自在天眾同分中，由戒淨故，即隨所願當得往生。若復願樂入諸靜慮現法樂住，或有色天眾同分中若住、若生，由戒淨故，便得離欲，所願皆遂。若復願樂寂靜勝解，超過色定，入無色定具足安住，或無色天眾同分中當得往生，餘如前說。若復願樂當證最極究竟涅槃，由戒淨故，便證一切究竟離欲。是名第十尸羅律儀功德勝利。

> さらに、戒律を清らかに保つ修行者のすべての願いは、必ず叶えられます。もし欲界において、刹帝利（クシャトリヤ）の名家、婆羅門（バラモン）の名家、あるいは居士や長者の名家に生まれたいと願うなら、また四大王衆天（四大天王の天界）、三十三天（忉利天）、夜摩天、覩史多天（兜率天）、化楽天、他化自在天の仲間に入りたいと願うなら、戒律の清净さによって、その願い通りに生まれ変わることができます。 さらに、静慮（禅定）に入り現法で楽に安住したい、あるいは色界の天の仲間として留まり、または生まれたいと願うなら、戒律の清净さによって欲望を離れ、すべての願いが叶えられます。 さらに、寂静を深く信解し、色界の定を超えて無色定に完全に安住したい、または無色界の天の仲間として生まれたいと願うなら、先に述べたように戒律の清净さによって叶えられます。 さらに、究極の涅槃（最高のさとり）を証得したいと願うなら、戒律の清净さによって、一切の欲望を完全に離れることができます。これが第十の戒律（尸羅律儀）の功徳による勝利の意義です。

如是已說戒蘊廣辨、戒蘊虧損、戒蘊圓滿、戒蘊異門、戒蘊觀察及以清淨、戒蘊所有功德勝利。於此宣說明了開示一切種相，最極圓滿資糧所攝尸羅律儀。若有自愛樂沙門性、婆羅門性諸善男子，應勤修學。

> これまでに、「戒の集まり」について、その欠損と円満、様々な教え、観察、清らかさ、そして功徳や利益について詳しく述べてきました。ここで、あらゆる面を明らかに示し、最も完全な善い行いを積むための戒律の規則について説き明かします。もし、自分自身を大切に思い、修行者の道や聖者の道を求める善良な男性たちがいるなら、熱心にこれを学び実践すべきです。

## 瑜伽師地論卷第二十二

> 瑜伽師地論 第二十二巻