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title: "瑜伽師地論 · 2目 明種性相"
description: "瑜伽师地论是佛教大乘瑜伽行派的重要经典，相传由弥勒菩萨口述，无著菩萨记录，唐代高僧玄奘于贞观年间从印度取回并译成汉文。该论共100卷，系统阐述瑜伽行派的教义，内容包括十七地、三性、八识、修行次第等核心理论，被誉为大乘佛教的百科全书。作为唯识学的根本论典，瑜伽师地论奠定了唯识学派的理论基础，对汉传佛教和藏传佛教影响深远，在佛教思想史上具有崇高地位，是研究唯识学和瑜伽行派必读的经典著作。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cma8zhkmg03onib04ebitikwo"
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又諸菩薩有六波羅蜜多種姓相。由此相故，令他了知真是菩薩。謂施波羅蜜多種姓相，戒、忍、精進、靜慮、慧波羅蜜多種姓相。

> また、菩薩には六つの波羅蜜多の種姓の相があります。この相によって、他の人々はその人が本当に菩薩であると知ることができます。すなわち、布施波羅蜜多の種姓の相、戒律、忍辱、精進、禅定、智慧の波羅蜜多の種姓の相です。

云何菩薩施波羅蜜多種姓相？

> 菩薩の布施波羅蜜の性質の特徴とは、どのようなものでしょうか？

謂諸菩薩本性樂施，於諸現有堪所施物，恒常無間性能於他平等分布，心喜施與，意無追悔。

> 諸々の菩薩は、本質的に施しを喜びとします。今ある施しにふさわしいものについては、常に途切れることなく、他の人々へと平等に分け与え、心から喜んで施しを行い、後悔の念を抱くことがありません。

施物雖少，而能均布；惠施廣大，而非狹小。無所惠施，深懷慚恥。常好為他讚施勸施，見能施者心懷喜悅。於諸尊重、耆宿、福田、應供養者，從座而起，恭敬奉施。

> 施す物は少なくとも、それを平等に分け与えることができる。また、施しを広く行い、狭く惜しむことがない。何も施すことがない時は、深く恥じ入る心を持つ。常に他人のために施しを称え、施しを勧めることを好み、施しを行う人を見れば心から喜ぶ。諸々の尊い方々、年長者、福田（功徳を生む対象）、供養を受けるべき方々に対しては、座を立って敬い、恭しく施しを行う。

於其彼彼此世他世有情無罪利益事中，若請不請，如理為說。

> 彼の世やこの世で、生きとし生けるものたちが罪なくして利益を得るために、頼まれても頼まれなくても、理にかなった教えを説き示すのです。

若諸有情怖於王賊及水火等，施以無畏，能於種種常極怖中，隨力濟拔。

> もし生きとし生けるものたちが、王や盗賊、水や火などの災いを恐れているなら、彼らに恐れのない状態（無畏）を与えなさい。そして、様々な常に極めて恐ろしい状況の中で、自分の力に応じて彼らを救い、助けなさい。

受他寄物，未嘗差違。若負他債，終不抵誑。於共財所，亦無欺罔。於其種種末尼、真珠、琉璃、螺貝、壁玉、珊瑚、金銀等寶資生具中心迷倒者，能正開悟。尚不令他欺罔於彼，況當自為。其性好樂廣大財位，於彼一切廣大資財心好受用；樂大事業，非狹小門。於諸世間酒色、博戲、歌舞、倡伎種種變現耽著事中，速疾厭捨，深生慚愧。得大財寶，尚不貪著，何況小利。

> 他から預かった品物を、決して違えることなく保管する。もし負債があれば、最後まで欺いて逃げるようなことはしない。共有財産についても、ごまかすようなことは一切ない。様々な宝玉、真珠、瑠璃、貝殻、碧玉、珊瑚、金銀などの宝や生活道具に心を惑わされている人々には、正しく悟りを開かせることができる。他人が彼を欺くことさえ許さないのに、まして自ら欺くことなどあるはずがない。その人は生来、広大な財産や地位を好み、それら全ての豊かな財産を喜んで受け入れ楽しむ。偉大な事業を好み、狭い分野にこだわることはない。世の中の酒色、博打、歌舞音曲、様々な見せ物などの耽溺する事柄については、すぐに厭い捨て、深く恥じ入る心を生じる。大きな財宝を得てもなお貪らず、まして小さな利益に執着することなど決してない。

如是等類，當知名為菩薩施波羅蜜多種姓相。

> このような種類のことを、菩薩の布施波羅蜜多（施しの完成）の種姓の特徴であると知るべきです。

云何菩薩戒波羅蜜多種姓相？

> 菩薩戒波羅蜜多の種姓（資質）の特徴とは、どのようなものでしょうか？

謂諸菩薩，本性成就軟品不善身語意業，不極暴惡，於諸有情不極損惱。雖作惡業，速疾能悔，常行恥愧，不生歡喜。不以刀杖手塊等事惱害有情；於諸眾生，性常慈愛。於所應敬，時起奉迎，合掌問訊，現前禮拜。修和敬業，所作機捷，非為愚鈍，善順他心。常先含笑，舒顏平視，遠離顰，蹙，先言問訊。於恩有情，知恩知報。於來求者常行質直，不以諂誑而推謝之。如法求財，不以非法，不以卒暴。性常喜樂修諸福業。於他修福尚能獎助，況不自為。若見若聞他所受苦，所謂殺縛、割截、捶打、訶毀、迫脅，於是等苦過於自受，重於法受及重後世。於少罪中尚深見怖，何況多罪。於他種種所應作事，所謂商、農、放牧、事王、書印、算數、善和諍訟、追求財寶、守護儲積、方便出息，及以捨施、婚姻、集會。於是一切如法事中，悉與同事。於他種種鬪訟諍競，或餘所有互相惱害，能令自他無義無益，受諸苦惱。如是一切非法事中，不與同事。善能制止所不應作。謂十種惡不善業道。不違他命，善順於他同忍同戒。於他事業隨彼所欲，廢己所作而為成辦。其心溫潤、其心純淨，恚心、害心不久相續，隨生隨捨，起賢善心。尊重實語，不誑惑他，不離他親，亦不好樂，不輕爾說無義無利不相應語。言常柔軟，無有麁獷；於己僮僕尚無苦言，況於他所。敬愛有德，如實讚彼。

> すべての菩薩は、生まれつきの性質として、軽微な不善の身体、言葉、心の行いを持っていますが、決して極めて悪質であることはなく、また、他の生きとし生けるものを極度に苦しめることもありません。たとえ悪い行いをしても、すぐにそれを悔い改めることができ、常に恥じらいと慎みの心を持ち、悪行を喜ぶことはありません。 彼らは、棒や刀、手や石などで、生きとし生けるものを悩ませたり傷つけたりしません。あらゆる衆生に対して、生まれつき慈しみと愛おしみの心を持っています。敬うべき方には、その場に立ち、出迎えて、合掌して挨拶をし、目の前で礼拝します。 和やかに敬い合う行いを実践し、なすべきことは敏速で、愚かで鈍くあることはなく、よく他者の心に従います。常に先に微笑み、顔を和らげて正面を見つめ、眉をひそめたり顔をしかめたりしません。また、先に言葉をかけて安否を尋ねます。 恩を受けた人に対しては、恩義を知り、報いることを知っています。来て求める人に対しては、常に正直に接し、へつらいや欺きで断りをすることはありません。教えに従って財を求め、教えに反する方法では求めず、乱暴にもしません。 生まれつき、さまざまな福徳の行いを喜んで実践します。他の人が福徳を積む行為を見れば、それを称賛し助けることさえあるのに、まして自分自身が行わないことがありましょうか。他の人が苦しんでいるのを見たり聞いたりすれば、例えば、殺される、縛られる、切り刻まれる、打たれる、叱られる、責められる、脅されるといった苦しみを、自分の苦しみよりも重く受け止め、教えの重みよりも重く受け止め、来世での報いよりも重く受け止めます。 わずかな罪でさえ深く恐れるのに、まして多くの罪においてなおさらです。他の人がなすべきさまざまな行い、例えば、商い、農業、牧畜、王に仕えること、書物や印刷、算術、争いの調停、財宝の追求、蓄えの保管と積み立て、利殖の方法、施し、結婚、集まりといった、これらすべての教えにかなった行いには、共に携わります。 反対に、他の人との様々な喧嘩や争い、あるいはその他の互いに傷つけ合うことで、自他共に無意味で無益となり、多くの苦しみを受けることになる、このようなすべての教えに反する行いには、共に携わりません。なすべきでない行い、すなわち十の悪い不善の道を、上手に制止します。 他の人の頼みを拒まず、よく他者に従い、共に忍び、共に戒めを守ります。他の人の仕事に対しては、その人の望みに従って、自分の仕事を後回しにしてでも、その人を助けて成し遂げます。 その心は温和で潤いがあり、その心は清らかで、怒りの心や害そうとする心は長く続かず、生じてはすぐに捨て去り、善い心を起こします。真実の言葉を尊重し、他人を欺いたり惑わしたりしません。また、人との親しい関係を引き裂いたり、それを好んだりもしません。意味のない、利益のない、ふさわしくない言葉を軽々しく語ったりしません。言葉は常に柔らかで、荒々しさがなく、自分の召使にさえ、きつい言葉をかけることはありません。ましてや、他の人に対してなおさらです。徳のある方を敬い愛し、ありのままにその方を称賛します。

如是等類，當知名為菩薩戒波羅蜜多種姓相。

> このような種類のものは、菩薩戒の波羅蜜多における種姓の相（性質）であると知るべきです。

云何菩薩忍波羅蜜多種姓相？

> どのような菩薩の忍辱波羅蜜多の素質がある人の特徴でしょうか？

謂諸菩薩，性於他所遭不饒益，無恚害心，亦不反報。若他諫謝，速能納受，終不結恨，不久懷怨。

> 菩薩というのは、他者から不利益な扱いを受けても、怒りや害そうとする心を持たず、仕返しもしない。もし相手が謝罪や諫めをしてきたなら、すぐにそれを受け入れ、決して恨みを持ち続けず、長く怨みを抱くこともない。

如是等類，當知名為菩薩忍波羅蜜多種姓相。

> このような性質の者は、菩薩の忍辱波羅蜜多の素質を備えていると知るべきである。

云何菩薩精進波羅蜜多種姓相？

> 菩薩の精進波羅蜜多における、その生まれつきの特徴とはどのようなものでしょうか。

謂諸菩薩，性自翹勤，夙興晚寐，不深耽樂睡眠倚樂。於所作事勇決樂為，不生懈怠，思擇方便，要令究竟。凡所施為一切事業，堅固決定；若未皆作、未皆究竟，終不中間懈廢退屈。於諸廣大第一義中，心無怯弱，不自輕蔑，發勇猛心；我今有力能證於彼。或入大眾，或與他人共相擊論，或餘種種難行事業，皆無畏憚。能引義利大事務中，尚無深倦，何況小事。

> 菩薩というのは、本来からして自ら進んで努力し、早起きして夜遅くまで過ごし、睡眠や休息の楽しみに深く耽ることはありません。なすべきことに向かっては、勇気をもって決断し、喜んで行い、怠けることがありません。よく考えて方法を選び、必ず成し遂げようとします。およそ手がける一切の行いは、しっかりと決意して行い、もしすべてをやり遂げていなければ、途中で怠けたり、挫けたり、諦めたりすることは決してありません。広大な第一義（最高の真理）についても、心に怯えや弱さがなく、自分を軽んじることなく、勇猛な心を起こして「私は今、この力を以て、それを証悟できる」と考えます。あるいは大衆の中に入ったり、他人と議論を交わしたり、その他さまざまな困難を伴う修行を行ったりする場合でも、すべてにおいて恐れやためらいがありません。大きな利益や意義をもたらす重要な務めについてすら、深く倦むことがないのですから、ましてや小さなことにおいてなおさらです。

如是等類，當知名為菩薩精進波羅蜜多種姓相。

> このような特徴を備えている者は、菩薩の精進波羅蜜多の種姓の相と知るべきである。

云何菩薩靜慮波羅蜜多種姓相？

> 菩薩の静慮波羅蜜多の種姓の相とは、どのようなものか。

謂諸菩薩，性於法義能審思惟，無多散亂。若見若聞阿練若處、山巖、林藪、邊際臥具人不狎習離惡眾生，隨順宴默。便生是念：是處安樂，出離、遠離。常於出離及遠離所深生愛慕。性薄煩惱，諸蓋輕微，麁重羸弱。至遠離處，思量自義，心不極為諸惡尋思之所纏擾。於其怨品，尚能速疾安住慈心，況於親品及中庸品。若見若聞有苦眾生，為種種苦之所逼惱，起大悲心，於彼眾生隨能隨力方便拔濟，令離眾苦。於諸眾生，性自樂施利益安樂。親屬衰亡、喪失財寶、殺縛禁閉及驅擯等諸苦難中，悉能安忍。其性聰敏，於法能受、能持、能思；成就念力，於久所作、所說事中，能自記憶，亦令他憶。

> 諸々の菩薩は、その性質として、法の意味をよく考え、あまり散乱することがありません。もし、阿蘭若（あらにゃ）の地、山や岩、林や藪、人里離れた臥具（がぐ）で人が慣れ親しんでおらず、悪しき衆生から離れ、静かに座しているのを見聞きすれば、すぐにこう思います。「この場所は安楽であり、出離と遠離を叶える場所だ」と。常に出離と遠離に対して深く愛慕の心を生じます。その性質は煩悩が薄く、五蓋も軽微で、粗重も弱いのです。遠離の場所に至れば、自己の義を考え、心が悪しき尋思にひどく纏擾されることはありません。怨みの対象に対してさえ、速やかに慈心を安んじて住することができ、ましてや親しい対象や中立的な対象についてはなおさらです。もし苦しむ衆生を見聞きし、様々な苦しみに逼られ悩まされているのを見れば、大悲の心を起こし、その衆生に対して、力の及ぶ限り、方便を用いて救い助け、苦しみから離れさせます。衆生に対して、その性質として自ら喜んで施しを行い、利益と安楽をもたらします。親族の喪失、財宝の喪失、殺害・縛り・閉じ込め・追放などの苦難の中でも、すべてを安忍することができます。その性質は聡明であり、法を受容し、保持し、思惟することができます。念力を成就しており、遠い昔に行ったことや語ったことについて、自ら記憶し、また他者にも記憶させることができます。

如是等類，當知名為菩薩靜慮波羅蜜多種姓相。

> このような性質を備えたものを、菩薩の静慮波羅蜜多の種姓の相（特性）と知るべきです。

云何菩薩慧波羅蜜多種姓相？

> 菩薩の慧波羅蜜多の種姓（性質）の相とは、どのようなものでしょうか。

謂諸菩薩成俱生慧，能入一切明處境界。性不頑鈍、性不微昧、性不愚癡。遍於彼彼離放逸處有力思擇。

> 菩薩たちは生まれながらの智慧（俱生慧）を身につけ、あらゆる知識や真理の領域（明処）に達することができます。その心は、鈍くなく、曇りなく、愚かでもありません。そして、慢心や怠け心（放逸）を離れたあらゆる場面において、力強く物事を正しく見極めることができるのです。

如是等類，當知名為菩薩慧波羅蜜多種姓相。

> このような性質を持つ者は、菩薩の智慧の完成（般若波羅蜜多）に至る性質の特徴であると知るべきです。

應知是名能比菩薩種姓麁相。決定實義，唯佛世尊究竟現見。