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title: "瑜伽師地論 · 4目 不退菩薩攝善離過得所勝利"
description: "瑜伽师地论是佛教大乘瑜伽行派的重要经典，相传由弥勒菩萨口述，无著菩萨记录，唐代高僧玄奘于贞观年间从印度取回并译成汉文。该论共100卷，系统阐述瑜伽行派的教义，内容包括十七地、三性、八识、修行次第等核心理论，被誉为大乘佛教的百科全书。作为唯识学的根本论典，瑜伽师地论奠定了唯识学派的理论基础，对汉传佛教和藏传佛教影响深远，在佛教思想史上具有崇高地位，是研究唯识学和瑜伽行派必读的经典著作。"
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最初發心堅固菩薩，略有二種不共世間甚希奇法。何等為二？一者、攝諸眾生皆為眷屬，二者、攝眷屬過所不能染。攝眷屬過有其二種。謂於眷屬饒益損減、染污違順。如是二事，菩薩皆無。

> 最初に発心して揺るぎない菩薩には、世間と共通しない二つの稀有な法がある。その二つとは何か。第一に、すべての衆生を眷属として受け入れること。第二に、眷属を受け入れる過ちに染まらないこと。眷属を受け入れる過ちには二種ある。すなわち、眷属に対して利益と損害を与えたり、清らかさと汚れ、従順と反抗に染まることである。これらの二つの事柄について、菩薩には全くないのである。

最初發心堅固菩薩，於諸眾生發起二種善勝意樂。一者、利益意樂，二者、安樂意樂。利益意樂者，謂欲從彼諸不善處，拔濟眾生，安置善處。安樂意樂者，謂於貧匱無依無怙諸眾生所，離染污心，欲與種種饒益樂具。

> 最初に発心し、揺るぎない決意を持った菩薩は、すべての生きとし生けるものに対して、二つのすぐれた善意を起こします。第一は「利益の意楽」、第二は「安楽の意楽」です。「利益の意楽」とは、あらゆる不善の状態から衆生を救い出し、善い状態に導きたいという願いです。「安楽の意楽」とは、貧しく頼る者もなく、支えもない众生に対して、汚れた心を離れ、さまざまな恵みや楽をもたらすものを与えたいと願うことです。

最初發心堅固菩薩，有二加行。一、意樂加行，二、正行加行。意樂加行者，謂即利益安樂意樂日夜增長。正行加行者，謂於日夜能自成熟佛法加行，及於眾生隨能隨力，依前所說意樂加行，起與利益安樂加行。

最初發心堅固菩薩，有二增長大善法門。一者、自利加行，能證無上正等菩提；二者、利他加行，能脫一切有情眾苦。如二增長大善法門，如是二種大善法聚、二種無量大善法藏，當知亦爾。

最初發心堅固菩薩，由初發心求菩提故，所攝善法，比餘一切所攝善法，有二種勝。一者、因勝，二者、果勝。謂諸菩薩所攝善法，皆是無上正等菩提能證因故，所證無上正等菩提是此果故，比餘一切聲聞、獨覺所攝善法尚為殊勝，何況比餘一切有情所攝善法。是故菩薩所攝善法，比餘一切所攝善法，因果俱勝。

> 初めて発心し、その心が堅固な菩薩は、最初に菩提を求める心を起こしたことによって、自らが収める善法が、他のすべての者たちが収める善法に比べて、二つの点で優れています。第一に因が優れており、第二に果が優れています。すなわち、諸々の菩薩が収める善法は、すべて無上正等菩提を証得する因となるからです。また、証得される無上正等菩提は、この善法の果であるからです。したがって、これは他のすべての声聞や独覚が収める善法と比べてもなお勝れており、ましてや他のすべての有情が収める善法と比べるまでもありません。それゆえ、菩薩が収める善法は、他のすべての者が収める善法に比べて、因も果もともに勝れているのです。

最初發心堅固菩薩，略有二種發心勝利。

> 最初に発心を固くした菩薩には、大まかに二つの発心の勝利があります。

一者、初發菩提心已，即是眾生尊重福田，一切眾生皆應供養；亦作一切眾生父母。

> 1つ目、初めて悟りを求める心（菩提心）を起こしたならば、その人はすでに、すべての人々から敬われるべき尊い存在となります。すべての人々は、その人を敬い支えるべきです。その人はまた、すべての生きとし生けるものにとって、父母のような存在となるのです。

二者、初發菩提心已，即能攝受無惱害福。

> まず、菩提心（悟りを求める心）を起こしたならば、すぐに悩みのない福徳を受け止めることができるのです。

由此菩薩成就如是無惱害福，得倍輪王護所守護；由得如是護所護故，若寢、若寤、若迷悶等，一切魍魎、藥叉、宅神、人非人等不能嬈害。

> このようにして、菩薩は悩みや害のない福徳を成就します。その福徳は、転輪聖王の倍の守護を得るものです。この守護を得たことにより、寝るときも、目覚めているときも、気を失っているときなどにも、すべての魍魎（もうりょう）や夜叉（やしゃ）、宅神（たくしん）、人非人（にんににん）などの存在が、決して害を加えることができなくなります。

又此菩薩轉受餘生，由如是福所攝持故，少病、無病，不為長時重病所觸。

> また、この菩薩が次の生を受けるとき、このような福徳によって支えられているため、病気が少なく、病気がなく、長期間の重い病気に悩まされることがありません。

於諸眾生所作義利，能以身語勇猛而作。常為眾生宣說正法，身無極倦，念無忘失，心無勞損。

> あらゆる生きとし生けるものの利益（りやく）のためには、自らの身とことばをもって、勇ましく精進します。 そして常に人々に正しい教えを説き、からだが疲れ果てることもなく、教えを忘れることもなく、心が疲れ悩むこともありません。

菩薩本性住種姓時，一切麁重性自微薄；既發心已，所有麁重轉復輕微。謂身麁重及心麁重。

> 菩薩が本来の種姓（しょう）に留まっている時は、あらゆる重苦しい性質が自然と薄らいでいます。そして心を起こした後は、さらにその重苦しさは軽くなっていきます。具体的には、身体の重苦しさと心の重苦しさのことです。

若餘眾生為欲息滅疾疫災橫，所用無驗呪句、明句，菩薩用之尚令有驗，何況驗者。

> もし他の人々が疫病や災難を鎮めようとして、効き目のない呪文や真言を用いても、菩薩がそれらを使えば有効にすることができるのです。ましてや、もともと効果のあるものならなおさらです。

成就增上柔和忍辱，能忍他惱，不惱於他；見他相惱，深生悲惱。

> 柔和と忍辱をより一層成就するならば、他人からの苦しみを耐え忍ぶことができ、自分は他人を苦しめません。また、他人が苦しみ悩んでいるのを見れば、深い悲しみと憐れみの心を起こします。

忿、嫉、諂等諸隨煩惱，皆能摧伏，令勢微薄；或暫現行，速能除遣。

> 怒り（忿）、嫉妬（嫉）、へつらい（諂）といった心のわずらい（随煩悩）も、すべて打ち負かし、その勢いを弱めることができます。たとえ一時的に現れても、素早く取り除くことができるのです。

隨所居止國土城邑，於中所有恐怖、鬪諍、饑饉過失，非人所作疾疫災橫，未起不起，設起尋滅。

> 住む場所や国、都市において、恐怖や争い、飢饉といった災いや、人間以外のものがもたらす病気や災難が、まだ起きていなければ起こらず、もし起きてもすぐに消え去ります。

又此最初發心菩薩，或於一時生極惡趣那落迦中，多分於此那落迦趣速得解脫。受小苦受，生大厭離；於彼受苦諸眾生等，起大悲心。

> また、この最初に発心した菩薩は、ある時、極めて酷い地獄に生まれることがあっても、多くの場合、その地獄の世界から速やかに解脱します。わずかな苦しみを受けながらも、大きな厭離の心を生じ、そこで苦しむ多くの生きとし生けるものに対して、大きな慈悲の心を起こすのです。

如是一切皆因攝受無惱害福。最初發心堅固菩薩，由能攝受無惱害福，便得領受如是等類眾多勝利。

> このように、あらゆる功徳は、悩みのない幸せを受け入れることに起因しています。 最初に固い決意をした菩薩は、悩みのない幸せを受け入れることができるがゆえに、このような多くの利益を得ることができるのです。