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title: "瑜伽師地論 · 4目 五種無量"
description: "瑜伽师地论是佛教大乘瑜伽行派的重要经典，相传由弥勒菩萨口述，无著菩萨记录，唐代高僧玄奘于贞观年间从印度取回并译成汉文。该论共100卷，系统阐述瑜伽行派的教义，内容包括十七地、三性、八识、修行次第等核心理论，被誉为大乘佛教的百科全书。作为唯识学的根本论典，瑜伽师地论奠定了唯识学派的理论基础，对汉传佛教和藏传佛教影响深远，在佛教思想史上具有崇高地位，是研究唯识学和瑜伽行派必读的经典著作。"
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又諸菩薩，於五無量能起一切善巧作用。何等為五？一、有情界無量，二、世界無量，三、法界無量，四、所調伏界無量，五、調伏方便界無量。

> さらに、菩薩たちは五つの無限の領域において、あらゆる巧みな働きを起こすことができます。その五つとは何か。第一に、生きとし生けるものの世界の無限、第二に、宇宙の世界の無限、第三に、真理の領域の無限、第四に、導かれるべき者たちの世界の無限、第五に、それらを導く巧みな方法の世界の無限です。

云何有情界無量？謂六十四諸有情眾，名有情界。如前意地已具條列。若依相續，差別無邊。

> いかなる意味で、有情（生きとし生けるもの）の世界は無量なのでしょうか。 それは、六十四種類の有情の集まりを「有情界」と呼びます。これについては、先述の「意地」の章で詳しく列挙しました。さらに、その連続（相続）に基づいて見れば、その違いは限りがありません。

云何世界無量？謂於十方無量世界、無量名號各各差別。如此世界名曰索訶，此界梵王名索訶主。如是一切皆當了知。

> いかにして世界は無量なのか。すなわち、十方の無量なる世界には、それぞれ無量の名前や呼び名があり、一つひとつ異なっている。たとえば、この世界を「索訶（しゃか）」と呼び、この世界の梵天（ぼんてん）を「索訶主（しゃかしゅ）」という。このように、すべてをよく知らねばならない。

云何法界無量？謂善、不善、無記諸法，如是等類差別道理，應知無量。

> いったいどうして法界は無量であると言えるのか。 それは、善、不善、無記というあらゆる法（現象）が存在し、その一つひとつに異なる性質や道理があるからであり、その種類は限りなく広がっているのだと知るべきである。

云何所調伏界無量？謂或有一種所調伏界。一切有情可調伏者，同一類故。或有二種所調伏界。一、具縛，二、不具縛。或有三種所調伏界。一、鈍根，二、中根，三、利根。或有四種所調伏界。一、剎帝利，二、婆羅門，三、吠舍，四、戍達羅。或有五種所調伏界。一、貪行，二、瞋行，三、癡行，四、慢行，五、尋思行。或有六種所調伏界。一、在家，二、出家，三、未成熟，四、已成熟，五、未解脫，六、已解脫。或有七種所調伏界。一、輕毀，二、中庸，三、廣顯智，四、略開智，五、現所調伏，六、當所調伏，七、緣引調伏。謂遇如是如是緣，即如是如是轉變。或有八種所調伏界。謂八部眾，從剎帝利乃至梵眾。或有九種所調伏界。一、如來所化，二、聲聞、獨覺所化，三、菩薩所化。四、難調伏，五、易調伏，六、軟語調伏，七、訶擯調伏，八、遠調伏，九、近調伏。或有十種所調伏界。一、那落迦，二、傍生，三、琰摩世界，四、欲界天人，五、中有，六、有色，七、無色，八、有想，九、無想，十、非想非非想。如是略說品類差別有五十五，若依相續差別道理，當知無量。

> 調伏されるべき世界がなぜ無量なのでしょうか。 あるいは、一つの種類の調伏されるべき世界があります。一切の有情は調伏されうるものであり、同じ種類だからです。 あるいは、二つの種類があります。一つは束縛を具えた者、二つは束縛を具えていない者です。 あるいは、三つの種類があります。一つは鈍根、二つは中根、三つは利根です。 あるいは、四つの種類があります。一つはクシャトリヤ、二つはバラモン、三つはヴァイシャ、四つはシュードラです。 あるいは、五つの種類があります。一つは貪りの傾向、二つは怒りの傾向、三つは愚かさの傾向、四つは慢心の傾向、五つは妄想の傾向です。 あるいは、六つの種類があります。一つは在家、二つは出家、三つは未成熟、四つは既に成熟、五つは未解脱、六つは既に解脱です。 あるいは、七つの種類があります。一つは軽んじて毀る者、二つは中庸な者、三つは広く智慧を示す者、四つは簡単に智慧を開く者、五つは現在調伏されている者、六つは将来調伏される者、七つは縁によって導かれて調伏される者です。すなわち、このような縁に出会えば、このように変わるという意味です。 あるいは、八つの種類があります。八つの部衆、すなわちクシャトリヤから梵天の衆に至るまでです。 あるいは、九つの種類があります。一つは如来が教化する者、二つは声聞・独覚が教化する者、三つは菩薩が教化する者、四つは調伏し難い者、五つは調伏し易い者、六つは優しい言葉で調伏する者、七つは叱責や追放で調伏する者、八つは遠くから調伏する者、九つは近くから調伏する者です。 あるいは、十の種類があります。一つは地獄、二つは畜生、三つは餓鬼の世界、四つは欲界の天人、五つは中有、六つは色を持つ者、七つは無色の者、八つは想いを持つ者、九つは想いのない者、十は非想非非想の者です。 このように大まかに分類すれば、種類の違いは五十五ありますが、連続した状態という観点から見れば、無量であると知るべきです。

問：有情界無量、所調伏界無量有何差別？

> 問い：生きとし生けるものの世界は無限であり、調え導かれるべき世界も無限ですが、この二つの間にはどのような違いがあるのでしょうか？

答：一切有情，若住種性、不住種性，無有差別，總名有情界無量；唯住種性，彼彼位轉，乃得名為所調伏界無量。

> 答：すべての生きとし生けるものは、種姓（修行に向く性質）を持つかどうかに関わらず、本来は区別がなく、まとめて「無限の衆生界」と呼びます。しかし、種姓を持ち、各々の修行段階を経て進む者だけを、特に「調伏されるべき無限の世界」と名づけるのです。

云何調伏方便界無量？謂如前說，當知此中亦有無量品類差別。

> では、調伏するための方便の世界がどうして無量なのでしょうか。先に述べたように、この中にもまた無量の種類や違いがあると知るべきです。

問：何故總說此五無量如是次第？

> 問う：なぜ、この五つの無量なものが、このような順序で総説されているのか？

答：以諸菩薩專精修習饒益有情，是故最初說有情界無量。是諸有情依於處所可得受化，是故第二說世界無量。是諸有情在彼彼界，由種種法或染、或淨差別可得，是故第三說法界無量。即觀如是有情界中，有諸有情有所堪任、有大勢力，堪能究竟解脫眾苦，是故第四說所調伏界無量。要由如是方便善巧，令諸有情究竟解脫，是故第五說調伏方便界無量。是故說言菩薩於此五種無量，能起一切善巧作用。

> 答え：菩薩たちが専心に修行し、生きとし生けるものを利益するために、まず第一に「有情界は無量である」と説かれる。これらの有情は、それぞれの場所に依って教化を受けることができるので、第二に「世界は無量である」と説かれる。これらの有情は、それぞれの世界において、様々な法によって染まりや清らかさの違いがあるので、第三に「法界は無量である」と説かれる。そして、そのような有情界の中に、ある有情は能力があり、大きな力を持ち、苦しみから完全に解脱できる可能性があると観察されるので、第四に「調伏されるべき有情の界は無量である」と説かれる。さらに、そのような巧みな手段によって、すべての有情を完全に解脱させる必要があるので、第五に「調伏するための方便の界は無量である」と説かれる。このようにして、菩薩はこれら五つの無量によって、あらゆる巧みな作用を起こすことができると説かれるのである。