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title: "蘇悉地羯羅經 · 9 塗香藥品"
description: "蘇悉地羯羅經是一部唐代重要密教經典，由印度高僧輸波迦羅（善無畏）於唐開元年間譯出。該經系統闡述了密教修行中的成就法，詳細規定了持誦、灌頂、壇場布置、法器使用及飲食禁忌等儀軌，強調清淨三業與師承的重要性。作為唐代開元三大士所傳密法的核心典籍之一，它與大日經和金剛頂經共同構成了中國密教的理論與實踐基礎，對漢傳密教及後世日本東密影響深遠，在密教經典中佔有崇高地位。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmcvsfgpj0myol604nn1fzly7"
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### 蘇悉地羯羅經塗香藥品第九

> 蘇悉地羯羅経 塗香薬品 第九

「復次今說三部塗香藥法，隨諸真言供養者能成就眾福。其香藥名曰：香附子、句吒曩吒青木香、嚩落迦、烏施囉、舍哩嚩𮅺香、沈香、欝金香、白檀香、紫檀香、嚩囉拏肥嚕鉢羅拏劍、娑囉獻云五玄私、裟北嘞迦鉢持莽劍云柏木、帶囉鉢㗚抳迦利也劍或五里而囉云里佛刷子、丁香、婆羅門、桂皮、天木鉢孕瞿閼乳難燥囉盆、泥詞細羅、縛嚕劍、迦畢貪姥達囉訖囉母劍、頗里迦𨊓囊里迦始嚩擔臂蘇嚩㗚拏賒迦藍忙覩抃迦并皮多利三薄娑但㗚拏忙斯云甘松香、那莽難莽嚕聞毋羅計施肬云水蘇、忙羅本囊言醫羅米夜傑囉曩却設癡羅嚩利嚩濕比迦但胡䕑儞閻　設多補濕波迴香、訶𭋸蔬蹄草、拏迦脚白荳䓻、句藍若而夜反底都以反云肉豆䓻、頗羅諸羅劍、劫泮藍　娑縮儞閻　地夜莽　劍、戰荼都嚕蘇合香、瑟劍、鉢羅娑但　婆嚩　計薩藍等類及膠汁。所謂：龍腦香、言陀羅娑娑、遮囉娑、安悉香、薰陸香、設落翅勢、縛婆娑華、勿勒芻殷羅華、迦宅㘕華、逮折那藍華、擯抳劍華、優鉢羅華、得蘗㘕華、捃難華、迦羅末華等，於林邑蘭若水陸所生，如上等應須善知三部三品等用華供養。

> さて、ここに三部の塗香薬法について説く。すべての真言の供養者は、これによって多くの福を成就することができる。 その香薬の名は次の通りである。 香附子、句吒曩吒青木香、嚩落迦、烏施囉、舎哩嚩香、沈香、欝金香、白檀香、紫檀香、嚩囉拏肥嚕鉢羅拏剣、娑囉献<note>五玄私と云う</note>、裟北嘞迦鉢持莽剣<note>柏木と云う</note>、帯囉鉢㗚抳迦利也剣<note>或いは五里而囉。里佛刷子と云う</note>、丁香、婆羅門、桂皮、天木鉢孕瞿閼乳難燥囉盆、泥詞細羅、縛嚕剣、迦畢貪姥達囉訖囉母剣、頗里迦𨊓囊里迦始嚩擔臂蘇嚩㗚拏賖迦藍忙覩抃迦并びに皮多利三薄娑但㗚拏忙斯<note>甘松香と云う</note>、那莽難莽嚕聞毋羅計施肬<note>水蘇と云う</note>、忙羅本囊言醫羅米夜傑囉曩却設癡羅嚩利嚩湿比迦但胡蓀儞閿、設多補湿波<note>茴香</note>、訶𭋸蔬蹄草、拏迦脚<note>白豆蔻</note>、句藍若<note>音は而夜反</note>底都<note>音は以反</note><note>肉豆蔻と云う</note>、頗羅諸羅剣、劫泮藍、娑縮儞閿、地夜莽剣、戦荼都嚕<note>蘇合香</note>、瑟剣、鉢羅娑但�婆嚩計薩藍などの類、および膠汁。 すなわち、龍脳香、言陀羅娑娑、遮囉娑、安悉香、薫陸香、設落翅勢、縛婆娑の花、勿勒芻殷羅の花、迦宅㘕の花、逮折那藍の花、擯抳剣の花、優鉢羅の花、得蘗㘕の花、捃難の花、迦羅末の花など。これらの花は、林や山野、水辺に生じるものである。 以上のように、三部・三品の用い方をよく知り、これらの花をもって供養すべきである。

「用忙攞底華、得蘗㘕華、捃難華、末理迦華、喻底迦華、那龍蘂華，如上等華佛部供獻；用優鉢羅華、俱勿頭華、蓮華、婆羅樹華、勢破理羅聞底迦迦本那言華、得蘗㘕華，如上等華觀音部中供養為勝；用青蓮華、鉢孕衢華葉枝條餘不說者等，通金剛部中供獻。

> 忙攞底華、得蘗㘕華、捃難華、末理迦華、喻底迦華、那龍蘂華など、これらの花は仏部への供養に用います。優鉢羅華、俱勿頭華、蓮華、婆羅樹華、勢破理羅聞底迦迦本那言華、得蘗㘕華など、これらの花は観音部への供養に最も優れています。青蓮華、鉢孕衢華の葉や枝など、その他に挙げられていないものは、すべて金剛部への供養に用います。

「如上華中，白色者作扇底迦法；黃色者作補瑟徵迦法；紫色者作阿毘遮嚕迦法。

> 上に述べた花の中で、白色のものは「シャンティカ（息災）」の修法に用い、黄色のものは「プシュティカ（増益）」の修法に用い、紫色のものは「アビチャーラカ（調伏）」の修法に用いる。

「如是華中，味甘者作扇底迦法；味辛者作阿毘遮嚕迦法；味淡者作補瑟徵迦法。或有淨處所生枝華；或始生牙茅草或小草華；或中樹華、大樹華。種種諸華隨類當用。

> このように、花には種類があります。甘い味の花は「シャーンティカ（息災）」の修法に用い、辛い味の花は「アビチャールカ（調伏）」の修法に用い、淡い味の花は「プシュティカ（増益）」の修法に用います。また、清らかな場所で生えた枝や花、あるいは新しく芽吹いた若草や小さな草の花、中くらいの木の花、大きな木の花など、様々な花があります。これらの花は、それぞれの種類に応じて適切に用いるべきです。

「其闇底蘇末那華唯通獻佛；若紅蓮華唯通獻觀音；若青蓮華唯通獻金剛。各說為上。

> 暗闇の底にあるスーマナ花は、仏様にのみ捧げるべきです。 紅蓮華は観音様にのみ、青蓮華は金剛様にのみ捧げるべきです。 それぞれが最上の供え物とされています。

「佛部中作扇底迦法，用闇底蘇末那華；作補瑟徵迦法用紅蓮華；作阿毘遮嚕迦法用青蓮華。餘二部中類此作之。

> 仏部で息災の修法を行う際は、闇底蘇末那華を用いなさい。增益の修法には紅蓮華を用い、降伏の修法には青蓮華を用いなさい。他の二部においても、これに倣って行いなさい。

「上色香華、下色香華隨事分用，或華條、或用墮華以獻天后說為上勝；紫白二色羯羅末羅華，用獻忿怒尊主及諸使者說為上勝；向吒惹華、底落迦華、婆羅華、迦㗚𦟻迦羅華、阿娑曩拏嚕莽華、尾螺華、迦侘㘕華等，隨取真言一遍，通三障而供養之、及上中下除災等三。復以種種諸華合成為鬘，或以種華聚供養。遍通九種用諸華中，唯除臭華、刺樹生華、苦辛味華不堪供養，前廣列華無名之者亦不應用；又木莖華、計得劍華、阿地目得迦華、瞢句藍華、佞簸華等亦不應用。

> 「上等の色香を備えた花、下等の色香の花は、用途に応じて使い分けよ。花房を用いるか、散った花を用いて天女に供えるのが最も優れている。紫と白の二色のカルマーラ華は、忿怒の尊主とその使者たちに供えるのが最も優れている。アンジャリカ華、ディローハ華、バラ華、カリカーラ華、アサナーヌルマ華、ヴィダラ華、カタラン華などは、真言をその都度唱え、三障に通じて供養せよ。また上中下の除災など三種の行にも用いよ。 さらに様々な花を集めて花輪とし、あるいは種々の花を集めて供養せよ。このように九種の用途にわたって用いてよいが、ただし臭い花、とげのある木の花、苦く辛い味の花は供養に適さない。先に広く列挙した花で、名称のないものも用いるべきではない。また、木の茎から咲く花、ケトゥキ華、アディムキャカ華、ムクンダ華、ニンパ華なども用いるべきではない。」

「長時供養通九種者：紅華、閦弭華、鉢羅孕句華、嗗路草等及稻穀華，油麻相和供養，如上所說種種華等供養最為勝上。如無此類諸華獻者，但用白粳米擇簡碎者而供養，亦迦等及餘有膠樹香者，並隨本部善須合和。

> 長期間の供養には九種の方法があります。 赤い花、闘弭（とみ）の花、鉢羅孕句（はらうんぐ）の花、くる草など、そして稲の花に、ごま油を混ぜて供養します。以上に述べた様々な花などによる供養が最も勝れています。 もしこのような花類がなければ、白米の精白米を選び、砕いたものでも構いませんので、それを用いて供養します。また、迦（か）などの樹脂の香りがある木や、その他、各部に応じて適切に調合することが大切です。

「用諸草香、根汁、香華等三物合和為塗香，佛部供養；又諸香樹皮及白旃檀香、沈水香、天木香，前香等類并以香果，如前分別合為塗香，蓮華部用；又諸香草、根華、果葉等和合為塗香，金剛部用。或有塗香具諸根果，先人所合香氣勝者亦通三部。

> 草木の香り、根の汁、香りのある花——この三つのものを混ぜ合わせて塗香とし、仏部に供養する。また、様々な香木の樹皮や白檀、沈水香、天木香といった香木の類や、香りのよい果実も、先ほどと同じように分類して調合し、塗香とする。これは蓮華部に用いる。さらに、香りのある草や根、花、果実、葉などを調合した塗香は、金剛部に用いる。また、様々な根や果実をそろえた塗香で、先人たちが調合し香りが特に勝れているものは、三部すべてに用いることができる。

「或唯沈水香和少龍腦香以為塗香佛部供養；或唯白檀香和少龍腦香以為塗香蓮華部用；或唯欝金香和少龍腦香以為塗香金剛部用，又紫檀以為塗香，通於一切金剛等用。

> 沈水香にほんの少し竜脳香を混ぜて塗香とし、仏部の供養とする。 また、白檀香にほんの少し竜脳香を混ぜて塗香とし、蓮華部の用とする。 また、鬱金香にほんの少し竜脳香を混ぜて塗香とし、金剛部の用とする。 さらに、紫檀を用いて塗香とすれば、一切の金剛などの用途に広く通用する。

「肉豆蔲、脚白羅惹底、蘇末那，或濕沙蜜蘇、濕咩羅鉢孕瞿等以為塗香，用獻一切如使者天；又甘松香、濕沙蜜肉豆䓻以為塗香，用獻明王妃后；又白檀、沈水、欝金以為塗香，用獻明王；又諸香樹皮以為塗香，用獻諸使者；又隨所得香以為塗者獻地居天；或單用沈水香以為塗香，通於三部九種法等及明王妃一切處用。

> 肉荳蔻、ビャクラダキン、ウスグマ、またはジワサベツ、ジュシミラハツインゴなどで塗香を作り、全ての使者天に捧げます。また、カンショウコウ、ジワサベツ、肉荳蔻で塗香を作り、明王妃后に捧げます。また、ビャクダン、ジンスイ、ウコンの香で塗香を作り、明王に捧げます。また、様々な香木の樹皮で塗香を作り、全ての使者に捧げます。また、得られた香をそのまま塗香として地居天に捧げます。あるいは沈水香のみを塗香として用いれば、三部九種の法等、明王妃后の全ての場面で通用します。

「若有別作扇底迦法用白色香；若補瑟徵迦法用黃色香；若阿毘遮嚕迦法用紫色無氣之香。

> もし別に扇底迦（しずめの修法）を行うならば、白色の香を用いること。もし補瑟徴迦（増益の修法）を行うならば、黄色の香を用いること。もし阿毘遮嚕迦（調伏の修法）を行うならば、紫色で香りのない香を用いること。

「若欲成大悉地者用前汁香及以香果；若欲中悉地者用堅木香及以華；若欲下悉地者用根皮香華果以為塗香而供養之。

> 大悉地（最高の成就）を願うなら、先に挙げた汁の香や香りの果実を用いなさい。 中悉地（中程度の成就）を願うなら、堅木の香や花を用いなさい。 下悉地（最低の成就）を願うなら、根や皮、香り、花、果実を塗香として用いて、それを供養しなさい。

「和合香分不應用於有情身分香，謂：甲麝、紫欽等香及以酒酢或過分者，世所不應用供養之。

> 和合香は、生き物の体から作られた香りを用いてはいけません。例えば、麝香や紫欽などの香り、また酒や酢、または過度に強い香りも、世間一般で用いられるべきではないものを、供養に用いてはなりません。

「又四種香。謂：塗香、末香、顆香、丸香。隨用一香盡壇為華日別供養。欲獻之時誓如是言：『此香芬馥如天妙香清淨護持，我今奉獻唯垂納受令願圓滿。』塗香真言曰：

> また、四種の香があります。それは、塗香、抹香、顆香、丸香です。これらの香りのいずれかを用いて、祭壇を花で飾るかのようにして、日々供養を行います。 捧げる際には、次のように誓って唱えます。「この香りの芳しさは、天の妙香のように清らかであり、私は今、心を込めて捧げます。どうかお受け取りいただき、私の願いが満ち足りるようお導きください。」 塗香の真言は次の通りです。

「『阿㰤羅　阿㰤羅一薩嚩　苾地二耶馱羅三布爾羝莎嚩訶』

> 「アハラ　アハラ。サルワ　ビッティヤ。ダラ、ブリエイ。ソワカ」

「誦此真言塗香，復誦所持真言，淨持如法奉獻於尊。若求諸香而不能得，隨取塗香而真言之，復用本部塗香真言香已奉獻本尊。

> この真言を唱えながら塗香をつけ、さらに自分の修行の真言を唱え、清らかに保って法の通り本尊に捧げなさい。もし必要な香が手に入らないなら、手近な塗香を取って真言を唱え、さらにその部族の塗香の真言を唱えてから、本尊に捧げなさい。