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title: "大方等大集經 · 11 昇須彌山頂品"
description: "大方等大集經是北涼時期著名譯經師曇無讖所譯的重要佛教經典，屬於大乘佛教經典集。該經形成於印度大乘佛教興盛時期，後傳入中國，由曇無讖於5世紀初譯成漢文。內容涵蓋菩薩修行、六度萬行、諸佛淨土及密教儀軌，強調菩薩道的實踐與智慧。經中系統闡述了大乘佛教的空性思想、菩薩戒律及禪定法門，對漢傳佛教的發展影響深遠。作為大集部經典的核心，該經在中國佛教史上佔有重要地位，為研究大乘佛教教義與實踐提供了重要依據，至今仍被視為佛教修行與研究的重要典籍。"
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### 大方等大集經日藏分昇須彌山頂品第十一

> 第十一 須弥山頂の章

爾時，佛告光味菩薩摩訶薩言：「善男子！汝今當知，彼一切龍惡道中生罪業悉盡。」

> そのとき、仏は光味菩薩（こうみぼさつ）にこう告げられました。 「善き者よ、よく聞きなさい。あのすべての竜たちは、悪道に生まれつつも、その罪の業を全て尽くすことになるのだ。」

復告光味：「空觀心念故。」

> また、光味に告げた。「心の念を空と観ずるからである。」

時光味言：「如是，世尊！如來清淨戒行具足，如來當為一切諸龍作莊嚴故。」

> そこで光明菩薩は言いました。「その通りです、世尊。如来の清らかな戒行は完璧に備わっており、まさに如来はあらゆる竜たちの装いとなるためにいらっしゃいます。」

「復次，光味！我於是時實為諸龍，不可思議業報差別欲廣說故。」

> さらに、光味よ。その時、私は竜たちのために、彼らの計り知れない業の報いの違いについて詳しく説こうとしていたのだ。

爾時，一切諸色欲天，乃至夜叉、鳩槃茶等，從虛空中雨種種華、散種種香、衣服、幢幡、七寶瓔珞、種種伎樂。無量百千億那由他，一時俱作歌詠讚歎出妙音聲，人與非人僉然恭敬。

> その時、あらゆる色界や欲界の天や、夜叉や鳩槃荼などが、虚空から様々な花を降らせ、様々な香りや衣服、旗や幕、七宝の首飾り、様々な音楽を供養しました。無量無数の百千億那由他ものものたちが、同時に歌を歌い、称賛し、美しい音声を響かせました。人も人でないものも、皆一様に敬いの心をもって接しました。

爾時，世尊從座而起，四面顧視向北方看：「此何處山與須彌接，近彼欲界及於色天？」

> そのとき、世尊は座を立ち、四方を見渡して北の方角に目を向けられました。「ここはどのような山で、須弥山とつながっているのか。その近くには欲界や色界の天があるのだろうか？」

爾時，如來與諸大眾，菩薩、聲聞、天、人、龍神、一切八部四面圍繞，前後導從趣須彌山。是時，如來欲以足步躡於山根，次第登上。大梵天等知佛欲昇須彌山頂，即為如來化作七寶階橋，持諸天衣及華香末種種校飾。如是作已，前白佛言：「惟願如來行我橋上。」

> その時、如来は大勢の会衆、菩薩、声聞、天、人、龍神、そしてあらゆる八部の衆に四方を取り囲まれ、前後を護られながら須弥山へと向かわれました。 如来が足で山の麓を踏み、順に登ろうとされたその時、大梵天たちは仏が須弥山の頂に昇ろうとされているのを知り、ただちに如来のために七宝の階段の橋を現し、天の衣や花、香りの粉末などを用いてさまざまに飾り立てました。 そうしてから、仏の前に進み出て申し上げました。「どうか如来様、どうか私どものお作りした橋の上をお歩きくださいませ。」

他化樂天亦為佛故，用閻浮金化作寶橋，以龍栴檀末而散橋上，作如是言：「惟願如來行我橋上。」

> 他化楽天（たけらくてん）もまた仏のために、閻浮金（えんぶきん）で宝の橋を作り、竜栴檀（りゅうせんだん）の粉末を橋の上にまいて、こう言いました。「どうか如来様には、私の作った橋をわたっていただけますように。」

化自樂天亦為佛故，用諸天金化作寶橋，種種牛頭細栴檀末散於橋上，作如是言：「惟願如來行我橋上。」

> 楽天に化身した者が、仏のためにも、天界の金を用いて宝の橋を作り、様々な高級白栴檀（びゃくせんだん）の微粉末を橋の上にまき散らしながら、こう言いました。「どうか如来様、私の架けたこの橋を渡ってくださいませ。」

兜率陀天亦為佛故，以諸天銀化作寶橋，以諸種種應時所出微妙之香名黑栴檀末而散橋上，作如是言：「惟願如來行我橋上。」

> 兜率陀天（とそつてん）の天人が、仏のため銀で宝の橋を作り、その季節ごとに生まれる微かで妙なる香り、名づけて黒栴檀（くろせんだん）の粉末を橋の上にまき散らして、こう言ったのです。「どうか如来様、どうか私どもの橋をお渡りくださいませ。」

須夜摩天亦為如來，以天琉璃化作寶橋，散諸種種多摩羅葉細末香，作如是言：「惟願如來行我橋上。」

> 備前訳「須夜摩天」とは、夜摩天（ヤマ天）のことです。 夜摩天もまた如来のために、天の琉璃を使って宝の橋を造り、様々な多摩羅葉の細かな香りの粉末をまき散らして、こう言いました。「どうか如来よ、私の橋の上をお歩きください。」と。

天帝釋亦為佛故，以赤真珠化作寶橋，以天種種栴檀一切寶末用散橋上，又以天繒七寶妙網而羅覆之。覆已，作如是言：「惟願如來行我橋上。」

> 帝釈天もまた仏のために、赤い真珠で宝の橋を造りました。天界の様々な栴檀（せんだん）やあらゆる宝の粉末をその橋に撒き散らし、さらに天の絹と七宝の見事な網をかけて覆いました。そしてこう言いました。「どうか如来よ、私の造ったこの橋をお渡りください。」

如是四鎮四大天王，亦以珍琦天石藏寶，為如來故化作寶橋，亦持細妙種種天衣覆於橋上。覆已，作如是言：「惟願如來，從我橋上上須彌山。」

> このようにして、四天王もまた、尊い宝石や天界の財宝を用いて如来のために宝の橋を現し、その橋の上をさまざまな美しい天の衣で覆いました。そしてこう申し上げました。「どうか如来様、どうか私どものこの橋を渡って、須弥山へお上りくださいませ。」

是時，四大阿修羅王并其眷屬，為如來故，以其所出摩娑羅寶化作寶橋，持天金銀細末之屑散於橋上。散已，作如是言：「惟願如來行我橋上。」

> その時、四大大阿修羅王は、その眷属たちと共に、如来のために、彼らの持つ摩娑羅宝を用いて宝の橋を造り、天の金銀の細かな粉末をその橋に撒きました。撒き終えて、こう言いました。「どうか如来よ、我々の橋の上をお歩きくださいませ。」

爾時，世尊為彼一切梵釋四鎮及阿修羅諸天王等，以憐愍故一時化作八佛如來，三十二相、八十種好無有殊異，八部、四眾菩薩聲聞圍繞導從。彼一切天阿修羅等，如是大設諸莊嚴已，時佛世尊即上寶橋昇須彌頂，或餘處起，或餘處去。彼八如來身大明耀，一一佛身皆放光明，如百千億日月之光一時照明。

> その時、世尊（仏陀）は、すべての梵天、帝釈天、四天王、阿修羅、そして諸々の天王たちに対して、深い憐れみの心から、一時に八体の如来を化現させられました。その姿は三十二相、八十種好をそなえ、まったく異なるところはなく、八部の衆や四衆（比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷）の菩薩・声聞たちが周囲に従い導いていました。 すべての天や阿修羅たちが、このように大いなる荘厳を整えた時、仏・世尊は宝の橋に上り、須弥山の頂上に昇られました。ある者はその場から立ち、ある者は別の場所へと去ってゆきました。その八体の如来の身体は大いに輝き、それぞれの仏身からは、百千億の日月が同時に照らすかのような光が放たれました。

如是八佛放身光已，時諸龍眾一切皆在此佉羅山聖人處所集聚而住，諸龍見已一切怪言：「此是何處八大護世，今來依止於須彌山？」

> このように八人の仏が身の光を放ったとき、すべての竜の衆はこの佉羅山（カラせん）という聖者の場所に集まって住んでいた。竜たちはこれを見て皆が不思議に思い言った。「これはどこから来た八人の守護者であろうか。今、須弥山（しゅみせん）に依りどころを求めてやって来たのだ」

爾時，難陀、優波難陀龍王作如是言：「此是梵天一切欲色圍繞而住，一切天中最為殊勝到智慧岸，憐愍我等故來至此。今一切龍若欲得出此苦獄者皆可禮敬。」

> その時、竜王ナンダとウパナンダはこう言った。「これは梵天である。一切の欲望と色界の者たちに取り巻かれながらも、最も優れた天の存在であり、智慧の岸に達しておられる。私たちを哀れみ、ここへ来てくださったのだ。今、この苦しみの牢獄から出たいと思うすべての竜たちよ、この方を敬礼すべきである。」

是時，阿那婆蹋多龍王作如是言：「此非梵天乃是魔王，於欲界中威力自在，愍我等故，妻子、眷屬皆悉圍繞，為欲界中一切眾生脫於怖畏，故來是中救我龍厄。」

> その時、阿那婆蹋多龍王はこう言った。「これは梵天ではなく、魔王である。欲界において自在な力を有し、私たちを哀れむがゆえに、妻や子、眷属たち皆を連れて、欲界の一切の衆生を恐怖から救うために、ここに来て私の龍としての苦難を救ってくださるのだ。」

時地利致色龍王作如是言：「此非魔王。乃是欲界他化等天故來此中，欲令一切諸龍解脫。」

> 時に、地利致色龍王がこのように言いました。「これは魔王ではありません。これは欲界の他化自在天などの天人が、ここに来てすべての龍たちを解脱させようとしているのです。」

爾時，眾中一切龍王，皆發大聲作如是言：「願諸天等，與我解脫；與我解脫，施我安樂，令我早得出於此獄。」

> その時、すべての龍王たちが一同に大声でこう言った。 「どうか天の皆さま、私たちを救い出してください。 私たちを救い出し、安らぎを与えてください。 どうかこの地獄から早く出られますように。」

時娑伽羅龍王復作是言：「彼非兜率化自樂等，此是天主釋提桓因所放光明，照於欲界及四天下。觀彼一切四域眾生樂於善法。汝等一切起慈悲心，更勿生瞋，於彼天所求乞解脫速離此苦。」

> その時、サーガラ龍王が再びこう言いました。「あれは兜率天や化楽天などの光ではありません。あれは、天の主である帝釈天が放った光であり、欲界と四大州を照らしているのです。彼（帝釈天）は、四つの世界のすべての生きとし生けるものが善い行いを楽しむのを見ておられます。あなたがたは皆、慈悲の心を起こし、怒りを起こさないようにしなさい。あの天（帝釈天）に救いを求め、速やかにこの苦しみから逃れなさい。」

時善住龍王作如是言：「此非帝釋，乃是一切諸色界天，捨於禪樂從彼下來，欲雨法雨與眾生樂。汝諸龍等一切至心禮拜乞救。」

> その時、善住竜王がこう言いました。「これは帝釈天ではありません。これは、色界のすべての天人が、禅定の楽しみを捨てて、そこから降りて来られたのです。衆生に法の雨を降らせ、楽しみを与えようとしておられるのです。あなたがた竜たちよ、心を込めて礼拝し、救いを乞いなさい。」

時毘昌伽蘇脂龍王復作是言：「此非色天神通力來，是四天王毘沙門等，為護四方各各自將眷屬而來，欲除罪惡諸眾生故。」

> 時に毘昌伽蘇脂竜王が再びこう言いました。「これは色界の天人の神通力によるものではありません。四方を護る四天王の毘沙門天などが、それぞれの眷属を連れてやって来たのです。罪悪を抱える生きとし生けるものを救おうとしておられるのです。」

爾時，寶護龍王復作是言：「此非四天王，我見染衣剃除鬚髮身服袈裟，相好端然盛德自在，為諸天人之所瞻仰，恭敬供養合掌圍繞，如日月天星宿遍繞。此八大聖皆悉顯赫，堅固照明身紫金光，三十二相慈悲一切，於三界中得受供養。」

> その時、宝護龍王が再び言いました。「これは四天王ではありません。私は、染めた衣をまとい、髪やひげを剃り、袈裟を身に着けた方々を見ております。その姿は端整で美しく、徳は高く、自在なる威光を備えておられます。天や人の人々が仰ぎ見て、敬い、供養し、手を合わせて周りを取り囲んでおります。それはまるで、日月の周りを星々が巡るかのようです。この八人の聖者の方々は、皆、輝かしく顕著で、固く清らかに照り、その身は紫の金色の光を放っておられます。三十二の相を具え、すべての者に慈しみを施し、三界において供養を受けるにふさわしい方々であります。」

爾時，毘昌伽蘇脂龍王更如是言：「真實導師我親見來，能救能護一切眾生能竭苦海，能於此獄與解脫樂，今近住此須彌山頂。如是世尊神通力故，此須彌頂忽更廣闊，八十四百千踰闍那。」

> その時、龍王ヴィチャンガー・スジーはさらにこう言った。 「真実の導師よ、私はこの目でお見かけしました。全ての衆生を救い、守り、苦しみの海を干上がらせ、この地獄にさえ解脱の安らぎを与えるお方です。今、その方はこの須弥山の頂上に近くおられます。このように世尊の神通力によって、この須弥山の頂上は突如として広がり、八十四百千由旬にもなりました。」

爾時，欲色一切諸天，各欲供養於如來故，為佛造作七寶階橋，樓閣梯橙次第節級，乃至上到阿迦膩吒天。各以種種不可思議天雜琉璃羅網校飾，猶如寶蓋巧妙少雙，一切眾生見無厭足，無量百千種種珍寶以用莊嚴，種種天衣、種種瓔珞、種種傘蓋、繒綵幢幡、䗍鼓鍾鈴、花香伎樂，如是供養遍滿虛空。

> その時、欲界と色界のすべての天人は、それぞれ如来に供養しようと願い、七宝の階段の橋を造りました。楼閣や階段は順序良く段階をなし、上は阿迦膩吒天（あかにたちてん）にまで達しました。彼らは、様々な計り知れない天界の瑠璃（るり）の網で飾り立て、まるで宝の蓋のように、この上なく巧みに作り上げました。一切の衆生が見ても飽きることなく、無量百千の様々な珍宝で荘厳され、種々の天衣、種々の瓔珞（ようらく）、種々の傘蓋（さんがい）、種々の絹の旗や幡（はた）、法螺貝や太鼓、鐘や鈴、花や香り、音楽や舞踊といった供養が、虚空に満ちあふれました。

爾時，世尊告帝釋言：「天主！如是三千大千世界娑婆剎土，一切諸佛，并大菩薩摩訶薩、大阿羅漢、大仙聖人，及樂福德大力魔王，種種色欲天、龍、夜叉、人、非人等，於此三千大千剎住受用皆訖。如是帝釋！此須彌山，如來世尊、十方佛剎諸來菩薩、大阿羅漢一切聖人，樂福魔王、大德諸天，乃至於龍、夜叉、羅剎、人、及非人，此須彌山皆悉停住，汝諸天等當來世中多得勢力。」

> その時、世尊は帝釈天に告げられました。「天の主よ、この三千大千世界、娑婆の国土において、あらゆる諸仏、大菩薩、大阿羅漢、大仙聖人、そして福徳を喜び大力を持つ魔王、様々な色や欲を持つ天、龍、夜叉、人、非人などが、この三千大千の国土に住み、享受し尽くした。帝釈天よ、この須弥山には、如来世尊、十方の仏国土から来た菩薩たち、大阿羅漢、一切の聖人、福徳を喜ぶ魔王、大徳の諸天、さらには龍、夜叉、羅刹、人、非人までもが、すべてとどまっている。あなたがた天の衆は、未来の世において、多くの力を得るであろう。」

時天帝釋白佛言：「若佛如來憐愍我者，如是受用神通力作，及此三千大千世界娑婆剎中所有菩薩、大阿羅漢、大梵魔王、他化樂天、諸帝釋天，乃至於此娑婆世界所有天王、龍王、夜叉王、乾闥婆王、阿修羅王、迦婁羅王、緊那羅王、摩睺羅伽王；復有大力福德眾生、天中聖人、人中聖人，一切皆來供養佛故，見於佛故，禮拜佛故，聽於法故。如是等眾，此須彌山若受用者，我於當來增大勝樂得大安隱。」

> その時、天帝釈が仏に申し上げました。「もし仏様が私を哀れんでくださるなら、この神通力の作用をお受け取りください。そして、この三千大千世界の娑婆世界にある全ての菩薩、大阿羅漢、大梵天王、他化自在天の神々、諸々の帝釈天、さらにはこの娑婆世界のあらゆる天王、龍王、夜叉王、乾闥婆王、阿修羅王、迦楼羅王、緊那羅王、摩睺羅伽王、また大いなる力と福徳を持つ生きとし生けるもののうち、天の聖者、人の聖者――すべてが、仏様に供養し、仏様を拝見し、仏様に礼拝し、教えを聞くために参集しております。このような衆生のために、この須弥山をお受け取りくださいますなら、私は将来、より大きな勝れた喜びと、大いなる安らぎを得ることができるでしょう。」

爾時，世尊受帝釋天於彼中住，端坐正念熙怡微笑。笑已，口中出種種光：青色、黃色、赤色、白色、紫頗梨色，照此三千大千佛剎之中。百億魔王宮、百億帝釋宮、百億梵天宮、百億一切諸天王宮、百億阿修羅王宮、百億聖人牟尼住處，是一切光如是照已，如上所說一切福德大力魔王，乃至聖人一切驚覺，各各尋光乘神通力，如一念頃來到於此須彌山頂。

> その時、世尊は、帝釈天の請いによりその場所に留まられ、端坐して正しく念じ、にこやかに微笑まれました。微笑まれた後、口から様々な光を放たれました。青、黄、赤、白、紫の水晶のような光が、この三千大千世界の仏の教えの領域を照らしました。百億の魔王の宮殿、百億の帝釈天の宮殿、百億の梵天の宮殿、百億のあらゆる天の王の宮殿、百億の阿修羅の王の宮殿、百億の聖者や牟尼の住まい。これらの光は全てを照らし、先に述べたあらゆる福徳と力を持つ魔王たちから聖人たちに至るまで、全ての者が目を覚まし、それぞれ光を頼りに、神通力をもって、一瞬のうちにこの須弥山の頂上へとやって来ました。

爾時，世尊現神光已告帝釋言：「天主！如是三千大千世界一佛剎中，則有百億須彌山王。是時一切諸須彌中，此須彌山最尊最勝。何以故？我及天人一切大集在此受用度諸龍故。」說此語時無量百億帝釋天等，一切梵王皆大歡喜。

> その時、世尊は神通の光を現して帝釈天に告げられました。「天主よ、この三千大千世界という一つの仏の教えの世界には、百億もの須弥山の王が存在します。その中でも、この須弥山が最も尊く、最も優れています。なぜならば、私と天・人間たちの一大集会がここにあり、竜たちを救済しているからです。」この言葉が語られた時、無数の百億の帝釈天や梵天の王たちは皆、大いに喜びました。

如是如來神通力故，時四龍王皆得從彼聖人住處而出。既得出已各還自方，如是娑伽羅龍王還於南方大海岸中，復其本身大如須彌，乃至舉頭到帝釋宮自見於佛。如是西方護寶龍王，北方毘昌伽蘇脂龍王，東方蘇摩呼嚧叉龍王，各還大海於舊宮中悉復本形，乃至如前須彌山頭自來見佛。所餘無量那由他百千萬億，猶在彼處不能得出。時一切龍向大聖人如是稱說：「願救濟我，願救濟我，於此獄中令速解脫。」

> このように如来の神通力によって、四人の竜王たちは聖者の住む場所から出ることができました。出た後は、それぞれ自分の方へと帰っていきました。こうして、サーガラ竜王は南の大海の岸に戻り、元の姿である須弥山のような大きな体を取り戻し、頭を帝釈天の宮殿まで上げて仏にお目にかかりました。また、西の宝を守る竜王、北のビチャンガ・スシ竜王、東のスマ・フルクサ竜王も、それぞれ大海の元の宮殿に戻り、すべて元の姿を取り戻しました。そして先ほどと同じように、須弥山の頂上まで来て、自ら仏を拝見しました。しかし、残りの無数の那由他、百千万億の竜たちは、まだその場所に留まり、出ることができませんでした。その時、すべての竜たちは大聖人に向かってこう叫びました。「どうか私たちをお救いください。どうかお救いください。この牢獄から速やかに解き放ってください。」と。

爾時，難陀、優波難陀二龍王等，從佉羅山聖人住處，各以自身依須彌山，化作大橋拄帝釋宮，作如是言：「惟願如來踏此橋上，從須彌頂下佉羅坻聖人處坐，為一切龍歸依說法。」

> その時、難陀（ナンダ）と優波難陀（ウパナンダ）という二人の竜王が、佉羅山（けらせん）の聖者の住まいから、自らの体を須弥山（しゅみせん）にかけて、大きな橋に変えて帝釈天（たいしゃくてん）の宮殿に届くようにし、こう言いました。「どうか如来様、この橋を渡って、須弥山の頂上から佉羅坻（けらたい）の聖者のおられるところにお降りください。そして、すべての竜たちが帰依できるよう、お説き聞かせください。」

時帝釋天如是念言：「此龍身澁毒氣皮麁，或傷如來足不安隱。」作是念已，即以天服覆於龍身，又持天中牛頭栴檀、優羅伽娑羅栴檀、多摩跋香，此三種香及以天華種種屑末，散於橋上并蔽龍身。

> その時、天帝釋はこう考えた。「この龍の体は鱗が荒く、毒気をまとい、肌も粗い。もしや如来の御足を傷つけ、ご安穏を損なうかもしれない。」そう思って、ただちに天人の衣を龍の体にかぶせ、さらに天界の栴檀（せんだん）である牛頭栴檀・優羅伽娑羅栴檀・多摩跋香という三種の香と、種々の天の花や粉を橋の上にまき散らし、龍の体をも覆い隠した。

時佉羅坻牟尼住處，以佛力故更增廣博，八十四億那由他百千踰闍。彼處廣已大梵天王以天金銀化作師子須彌寶座，種種莊嚴幡華帳蓋而安置之。

> その時、カローディ・ムニの住処は、仏の力によってさらに広大になり、八十四億那由他百千由旬となった。その場所が広がると、大梵天王は天の金銀を用いて、獅子の須弥宝座を化作し、種々の荘厳（装飾）や幡、花、帳、蓋を施して安置した。

爾時，一切諸龍王等聞是語已，各白佛言：「世尊！惟願憐愍救我等苦。」

> その時、すべての竜王たちはこの言葉を聞いて、それぞれ仏に申し上げた。「世尊よ、どうか私たちの苦しみを哀れみ、救ってくださいませ。」

佛言龍王：「汝等先應至心念佛，我當救之。」

> 仏は竜王に仰せられた。「あなた方は、まず心を込めて私を念じなさい。そうすれば、私はあなた方を救いましょう。」

爾時，世尊在須彌頂，告於長老憍陳如言：「憍陳如！諸佛境界奮迅神通加被之力如是說法，及此一切三千大千娑婆世界佛剎之中，所有一切無量眾生，彼諸眾生聞我說法能聽受者。

> そのとき、世尊は須弥山の頂上におられ、長老のカウンディンヤにお告げになりました。 「カウンディンヤよ、諸仏の境地における自在の力と神通の加護によって、このように説法が行われる。そして、この三千大千世界である娑婆世界の仏国土の中にいる、すべての無数の生きとし生けるものたちよ。彼らが、私の説く法を聞いて、受け入れ理解することができるのである。」

「憍陳如！一切諸法悉皆無常，一切諸法生住無常。何以故？生因緣故。如眼識生，生已住，住已念，念更生，此即是苦。是生因緣，即是苦生，即是癰瘡，即是一切十二有支，即是生老病死因緣。如是念念生滅，如眼因緣，耳鼻舌身亦復如是。

> 「憍陳如よ、すべてのものごとは無常であり、すべてのものごとは生じてはとどまることなく変化していきます。どうしてでしょうか。生じる原因があるからです。例えば、眼の認識が生じ、生じたものがとどまり、とどまったものが思いを起こし、その思いからさらに新たなものが生じます。これがまさに苦しみです。この生じる原因は、すなわち苦しみを生み、すなわち病のわずらいとなり、すなわちすべての十二の因縁の連鎖、すなわち生・老・病・死の原因となるのです。このように、瞬時ごとに生じては滅びていきます。眼の因縁と同じように、耳・鼻・舌・身もまた同様です。」

「憍陳如！住雖暫有滅更漸生，此譬如窓。此生住緣，此苦因緣，有此百種老病及死，如是展轉漸生因緣。眼見造業，隨見隨念隨念隨造，所造生死因緣無窮。

> 「憍陳如よ。とどまっているものは、しばらくすると消え、また少しずつ生まれていきます。これはちょうど窓のようなものです。この生まれととどまりの因緣、この苦しみの因緣によって、百もの老いや病や死が生じます。このようにして、次々と少しずつ因緣が生じていくのです。目に見えるものによって業が作られ、見るにつれて念が生じ、念じるにつれてさらに業が作られます。こうして作られる生死の因緣には限りがありません。

「憍陳如！如眼寂滅，光滅沒故不見眾色，如彼日沒窓中不見。若因緣滅一切患滅，十二有支一切寂滅，生死寂滅如日沒緣，耳鼻舌身亦復如是。

> 「憍陳如よ。例えば、眼が静まって消え去る時、光が消え失せるために様々な色が見えなくなるように、ちょうど太陽が沈んで窓からその姿が見えなくなるのと同じである。因縁が滅すれば、一切の苦しみも滅する。十二支の縁起もすべて静まり、生死の輪廻もまた滅する。これは太陽が沈む縁のようなものである。耳・鼻・舌・身についても、まったく同じである。」

「憍陳如！如心寂滅所緣亦滅，此窓因緣如本不生，一切萬法亦復如是。此名苦滅一切患滅，十二有支一切寂滅，究竟生死盡諸有邊亦復如是。

> 「憍陳如よ、心が静まり尽くすとき、そのよりどころもまた消え去るのです。このように、あらゆる因縁もまた、もともと生じることのないものと同じです。すべての現象もまた、これと同じです。これを苦しみの消滅、すべてのわずらいの消滅といいます。十二の因果の連鎖もすべて静まり、生死の果てが尽き、すべての存在の限りもまた、これと同じなのです。」

「憍陳如！眾生不知眼之生滅，隨逐耳鼻舌身所染，是故流轉於五道中。我之聖法能離生死過於彼岸，是故如來為斷一切眼生滅故而演說法，亦為說苦斷苦行法，一切苦中得盡其底。是故如來得此法已，是一切天梵中大梵、天中大天、人中大人、沙門中大沙門、婆羅門中大婆羅門，大慈悲中大悲最勝，無上之尊為大丈夫，已度生死流轉彼岸，一切世中最勝檀那、曇摩、僧琰摩。何者檀那？所謂捨施，乃至頭目手足所須肢節皆悉能捨，況復餘物！此名檀那。何者曇摩？清淨持戒，乃至人來索頭與頭，心不瞋忿慈悲不失，是名曇摩。何者僧琰摩？不捨六根一心禪定，一切福德言語誦持憶念不忘，此二思量思念已修，此二種名僧琰摩一切眾生平等心法。若我捨法曇摩檀那，及僧琰摩，四梵行法聖八正道，如是之法慈心熏故，此一切法於無量劫慈心修故。如我所得一切諸法，於眾生中廣演宣說，亦作導師悲憐眾生開解其意，演說此事無所缺減。汝等今者應當一心信受奉持學習諸禪，種種蘭若，或林樹下，或復塚間，種種山巖崖岸中住，於彼坐禪，為盡生死故，勤大精進身心不倦，莫作下心，無所成故，死時悔惱。此我一切所教之法。」

> 「憍陳如よ、衆生は眼の生滅を知らず、耳・鼻・舌・身にとらわれるままに、五道を輪廻している。私の聖なる教えは、生死を超え、彼岸に至るものである。だからこそ如来は、あらゆる眼の生滅を断つために法を説き、また苦を説き、苦を断つ修行の道を説き、あらゆる苦の根源を尽くすのである。この法を得た如来は、天の世界で最高の梵天であり、天の中の天、人の中の偉大な人、沙門の中の大沙門、婆羅門の中の大婆羅門、大慈悲の中の最も勝れた慈悲、無上の尊い大丈夫であり、すでに生死の流転を超えて彼岸に達した。世の中で最も勝れた檀那（布施）、曇摩（清らかな行い）、僧琰摩（心を一つにする修行）である。 何を檀那というのか。それは施しを与えること。頭・目・手足など必要な器官でさえ惜しみなく与え、ましてや他のものを惜しむことがあろうか。これを檀那という。 何を曇摩というのか。清らかに戒を守り、たとえ人が頭を求めれば頭を与え、心に怒りや恨みが生じず、慈悲を失わないこと。これを曇摩という。 何を僧琰摩というのか。六根を捨てず、一心に禅定に励むこと。また、あらゆる功徳ある言葉を唱え、心に留め、忘れないこと。この二つをよく考え、心に思い、修行すること。この二つを僧琰摩といい、全ての衆生に平等な心の法である。 このように、私が説く法、曇摩、檀那、僧琰摩、四つの梵行、聖なる八正道の法は、すべて慈悲の心で培われたものであり、無量の劫の間、慈しみの心を修めて得たものである。私が得たすべての法を、衆生のために広く説き、また導き手として衆生を哀れみ、その心を開き、この教えを欠けることなく説き示す。あなたがたは今、心を一つにして信じ受け入れ、守り行い、様々な禅定を学びなさい。静かな場所、林の木陰、墓場、様々な山の崖のほとりに住み、そこで坐禪し、生死を尽くすために、身心を疲れさせることなく大いなる精進に励みなさい。心を小さくしてはならない。何も成し遂げられず、死ぬときに後悔と苦しみを味わうことになるからだ。これこそが、私のすべての教えである。」

如是說已，此娑婆界三千大千佛剎之中百億四天下，一四天下則有無量億那由他百千眾生，彼諸眾生種種善根福德具足，或得陀羅尼，或得於忍，或得法眼，或得須陀洹乃至阿羅漢。或有眾生，地獄、畜生、餓鬼等中，餘報惡業悉得盡滅。如是夜叉，貧窮因緣一切皆盡而得大富；或有眾生人中貧窮惡業報盡，及諸惡病皆得除愈，獄禁眾生皆蒙解脫。

> かく説き給いし時、この娑婆世界の三千大千仏刹の中、百億の四天下、その一つの四天下には無量億那由他百千の衆生がいた。それらの衆生は、さまざまな善根と福徳を具えて、ある者は陀羅尼を得、ある者は忍を得、ある者は法眼を得、ある者は須陀洹より阿羅漢に至るまでを得た。また、地獄・畜生・餓鬼などにある衆生は、その余りの報いや悪業がことごとく滅し尽くされた。また、夜叉たちは貧窮の因縁がすべて尽きて大いなる富を得た。また、人間の中で貧しさの悪業の報いが尽き、さまざまな重い病もすべて癒え、獄に繋がれた衆生も皆、解脱を得たのである。

爾時，娑伽羅龍王即於佛前說偈讚歎：

> その時、娑伽羅龍王は仏の前で偈を唱えて賛嘆しました。

「真金離垢滿月面， 清淨行具最勝田，三界天人龍中尊， 能去眾生濁垢惱。施戒忍辱及精進， 成就真實平等心，解脫諸龍施安樂， 憶念往昔誓願力，慈悲久修眾業行， 堅固勝彼諸眾生。如是備受眾苦辛， 不忘彼龍諸所惱，種種流轉得越度， 出過生死海彼岸，自身解脫濟群生， 智水洗龍使清淨。」

> 真金のように汚れなく 満月のようなお顔を持ち 清らかな行いをそなえた 最も優れた福田の方 三界の天・人・龍のなかで 最も尊ばれる方 众生の濁りや苦しみを 取り除いてくださる方 施し・戒・忍辱・精進を修め 真実の平等心を成就し 龍たちを解脱に導き 安楽を与える方 かつて誓った願いの力と 長く修めた慈悲の業により すべての衆生よりも 堅固な力をそなえられ このように多くの苦しみを 受けながらも 龍たちの悩みを忘れずに さまざまな迷いの世界を超えて 生死の海の彼方に至り 自ら解脱して衆生を救い 智慧の水で龍を洗い 清らかにしてくださる

## 大集經卷第四十三

> 大集経 第四十三巻