如來口印之十八
如来口印の十八
「准如來心印,唯改二大拇指並胛竪伸,等屈頭節,令去右頭指側三麥顆間,以印置於面門,是二大拇指背頭節,正當脣間。印呪曰:
準如來の心印として、ただ二本の親指と肩甲骨を揃えて立て伸ばし、頭の関節を等しく曲げ、右の人差し指の側から三粒の麦ほどの間隔を空け、その印を顔の前に置く。この二本の親指の背の関節が、ちょうど唇の間にあたる。印と真言は以下の通り。
「『娜莫縒曼嚲(一)勃馱南(二)枳𭌆枳𭌆(三)虎(二合)𤙖(四)』
「南無、サマンタの諸仏に帰依します。キリ、キリ、フーム。」
「是一印呪備大焰炬,能速助辦一切事業。呪者若常輪結斯印,當置口前,誦此口呪二、三七遍,後誦一字頂輪王呪者,以印呪力,三界人天見聞語論悉皆敬愛。是故,此人應常和雅真軟法語,斯人於當百千俱胝劫不患口疾。是大自在天、毘瑟怒天,及諸天龍八部、鬼神聞此人語亦皆敬伏,況餘小魑、魅、鬼神?
この一つの印と呪文は、大いなる炎の炬のごとき力を持ち、あらゆる事業を速やかに成就させる力があります。この呪文を唱える人が、常にこの印を結びながら、口の前に置いて、この口の呪文を二回から三回、または七回唱え、その後、一字頂輪王呪を唱えるならば、その印と呪文の力によって、三界の人間や天人は、その人の姿を見たり、声を聞いたり、言葉を交わしたりするだけで、皆、敬い愛するようになります。
それゆえ、この人は常に、和やかで優しく、真実で柔らかな言葉を用いるべきです。そうすれば、この人は百千俱胝劫という長い間、口の病に悩まされることがありません。
大自在天や毘瑟怒天をはじめ、すべての天竜八部や鬼神たちも、この人の言葉を聞けば、皆、敬い従うのです。ましてや、小さな魑魅や鬼神などはなおさらのことです。