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title: "正理滴論（譯自梵文本） · 現量品第一"
description: "《正理滴论》是古印度佛学大师法称所著的一部重要因明学著作，约成书于7世纪。该书系统阐述了佛教逻辑推理体系，核心内容涵盖现量、为自比量、为他比量三部分，强调知识来源的可靠性与推理的有效性。作为陈那《集量论》思想的继承与发展，本论标志着佛教因明学的成熟，对藏传佛教逻辑思想影响深远。王森先生由梵文原典译出汉译本，为汉语学界提供了精准研习法称因明理论的重要文献，在佛教哲学与逻辑史上具有崇高地位。"
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### 現量品第一

> 現量品 第一

眾人所務，凡得成遂，必以正智為其先導。是故彼智，此論今詳。

> 人々が行うすべての営みは、それが成就するためには、必ず正しい智慧をその先導としなければならない。それゆえ、その智慧について、この論では今詳しく述べる。

正智有二。一者現量，二者比量。

> 正しい智慧には二種類あります。ひとつは「直接的な認識（現量）」、もうひとつは「推論による認識（比量）」です。

此中現量，謂離分別，復無錯亂。辨察智中，所現影像，其像適於安立名言。即此辨察，名為分別。若能遠離如是分別；復無瞖目，急遽旋轉，乘舟以及諸界不調，所生錯亂；如是之智，名為現量。

> ここでいう「現量（直接認識）」とは、分別（概念による判断）を離れ、さらに混乱がない状態を指します。分別とは、物事を分析し判断する心の働きによって、心に映し出されるイメージが、言葉で表現するのに適している状態をいいます。このような分別を遠く離れ、しかも目の病気や激しい回転、船に乗っていること、あるいは体内の要素の不調などから生じる混乱もない、そうした智慧のことを「現量」と呼ぶのです。

此有四種。一者，五根智。二者，意根智，謂五根緣境，自有根智無間而生，即以此智，境為助伴，作等無間緣，有意識生。此初生意，名為意根現量。三者自證。謂諸心心所，各自證分。四者定心。謂修定者，修真實義，至究竟位，所起瑜祇智。

> 四種類があります。第一は、五根（眼・耳・鼻・舌・身）の智慧です。第二は、意根の智慧です。五根が対象に触れると、それに対応する根の智慧が途切れることなく生じます。この智慧が対象を助けとして、等無間縁（平等で途切れのない縁）となり、意識が生まれます。この最初に生まれる意識のことを、意根による現量（直接知覚）と呼びます。第三は、自証です。これは、すべての心と心のはたらきが、それぞれ自己を証知する部分を持つことを指します。第四は、定心です。修行を積む人が、真実の意味を実践し究極の境地に達したときに生じるヨガの智慧のことを言います。

現量之境，名為自相。言自相者，謂若由其境之遠近，識中影像，現差異者，此所緣境，名為自相。唯此自相，為勝義有。唯以力能為境（起識），是實有事之性相故。若異此者，皆名共相。彼則說為比量之境。

> 現量の対象を「自相」と呼びます。「自相」とは、その対象が遠いか近いかによって、認識の中に現れる像に違いがあるもの、このように認識される対象を「自相」と言います。この自相だけが、究極的な意味で実在するもの（勝義有）です。なぜなら、ただ対象そのもののはたらきによって認識を引き起こすものこそが、実際に存在するものの本質的な特徴だからです。これとは異なるものはすべて「共相」と呼ばれ、それらは比量（推論）の対象とされています。

復次，即彼現智，即為量果。證境親明，為性相故。帶境而起，是名為量。由帶境故，乃能成其證境親明。

> さらに、その現前の智慧そのものが、まさに認識の結果です。対象を直接的にはっきりと証得することが、その本質の相だからです。対象を帯びて生じることを、「量」と呼びます。対象を帯びることによって、はじめてその対象を直接的にはっきりと証得することができるのです。

現量品第一終

> 現量章 第一　終わり