眾車園品第十
衆車園品第十
「善見大城東門閫外去二十由旬,諸忉利天有園名曰眾車。園中大池名質多羅,方百由旬,深亦如是,天水盈滿,四寶為塼壘其底岸,餘如上說;四寶階道,五種寶花,亦如上說。四種寶船及八水戲。是中諸天須彼花時,應念來至,善果報故,雨眾寶花,灑散諸天。復有別風吹諸花鬘,隨其身分所須莊嚴,身臂首足自然隨著。是其池岸,五種寶樹羅列遍滿,餘如前說。其樹中間及眾寶堂殿,諸男女天居止遍滿,具如上說。是園周迴一千由旬,逕三分之一,金城之所圍繞。是城高一由旬,埤堄一半由旬,城門高二由旬,門樓一由旬半。十十由旬有一一門,九十九門復一小門,足一百門。是諸門者,眾寶所成,摩尼妙寶之所莊嚴,譬如北地妙好𣰽毺,種種雕鏤。是門又有四軍防衛,並如上說;外七重寶柵,亦如上說。七重多羅樹林之所圍繞,亦如上說。其樹中間有諸寶池,相去百弓,種種莊嚴,亦如上說。五種寶華,亦如上說。及四寶船,亦如上說。池岸五種寶樹,亦如上說。及四寶堂殿,諸男女天之所住處。是城外邊三重寶塹,餘如上說。其一一塹,廣二由旬,深一由旬半,形如壺口,下廣上狹,天水盈滿,並如上說。是塹間地,有諸婇女宮殿羅列。三重塹外,七寶樹林之所圍繞,亦如上說。是外林中,一切諸花開敷鮮榮,諸女天等音樂謳歌,時諸天子從眾車園出林觀聽;諸天子等於外林中音樂謳歌,園內女天亦出觀聽。園內女天又奏音樂,外諸天子入園觀聽;園內天子亦奏音樂,園外女天亦入園聽。以此因緣,受諸戲樂。從善見大城東門至眾車園西門,其中間路二十由旬,廣十由旬,並琉璃為地,平滑柔軟,眾寶莊嚴,譬如北地妙好𣰽毺,人非人像、鳥獸花草種種具足,亦如耳璫眾寶合成;其路形相亦復如是。脚履即沒、舉足便起,如兜羅綿及以木綿,其路柔軟亦復如是。三種皮持之所嚴飾,一一皮持四寶所成。一一皮持三層寶鈴之所圍繞,一一寶鈴四寶所成,微風吹動出妙音聲,能令諸天起五欲縛。是路兩邊夾二江水,名曰長形,亦長二十由旬,廣十由旬,八功德水自然盈滿。其江兩邊,並四寶塼之所搆成,餘如前說。其江四邊四寶階道,亦如前說。是江水中有五種寶花,亦如前說;四種寶船汎漾其內,八種水戲之具,乘船遊觀遲速任心,並如前說。是中諸天須彼花來,隨念即至,善果報故,雨眾寶華,灑散諸天。復有別風吹諸華鬘,隨其身分所須莊嚴,身臂首足自然隨著。二江外岸,五種寶樹羅列遍滿,餘如前說。其樹中間,有諸寶池及寶殿堂,諸男女天並於中住,無量天眾充滿國土。云何此園名曰眾車?此中有大池名質多羅,其中有樹亦名質多羅,此樹生種種花。唯此園有,餘園則無。復有因緣名質多羅。是時忉利諸天欲入此園中,著種種寶物莊嚴其身,微妙最極;著種種仗器,如臨戰時,乘種種乘入此園林。在其園內及欲出時,取質多羅樹種種妙花莊嚴車乘,轅軛轂輞具足嚴飾,一切諸乘並皆如是。此質多羅樹花,及天身瓔珞、諸寶車乘所出光明,互相映發。以是因緣,此妙園中,種種光明聚集其內。由此義故,名眾車園;復有自然名眾車園。」是義佛世尊說。如是我聞。
善見大城の東門から二十由旬離れた所に、忉利天の諸天が集う「衆車園」という園があります。園の中には「質多羅」という大きな池があり、一辺百由旬、深さも同じで、天の水が満ちています。池の底と岸は四種の宝で築かれ、その他の構造も前に述べた通りです。四宝の階段道、五種の宝の花、四種の宝の船、八種の水遊びの道具も同様です。ここにいる天たちが花を欲すると、善き果報のゆえに、念じるだけで花が訪れ、宝の花が降り注いで天たちに散らされます。また別の風が花の飾りを吹き、身・腕・頭・足など、体の各部分に必要な装飾が自然にまとわりつきます。池の岸には五種の宝の樹木が並び、その他の様子も前に述べた通りです。木々の間や宝の殿堂には、多くの男女の天たちが住み、先に説明したように満ちています。
この園の周囲は千由旬で、その三分の一の幅を金の城壁が囲んでいます。城壁の高さは一由旬、胸壁は半由旬、城門の高さは二由旬、門楼は一由旬半です。十由旬ごとに一つの門があり、九十九の門に加えて小門が一つ、合わせて百門あります。これらの門は様々な宝で造られ、摩尼の妙宝で飾られています。まるで北方の美しい絨毯のように、さまざまな彫刻が施されています。門には四軍が守りを固め、外側には七重の宝の柵、さらに七重の多羅樹林が取り囲んでいます。これらもすべて前に述べた通りです。
木々の間には百弓ごとに宝の池があり、五種の宝の花や四種の宝の船で飾られ、池の岸には五種の宝の樹木が立ち並び、四宝の殿堂には男女の天たちが住んでいます。城壁の外側には三重の宝の堀があり、それぞれ幅二由旬、深さ一由旬半で、壺のように口が狭く底が広く、天の水が満ちています。堀の間の土地には、多くの侍女たちの宮殿が並んでいます。三重の堀の外側は七宝の樹林に囲まれ、その外の林ではすべての花が咲き誇り、女天たちが音楽を奏で歌います。
ときおり、天子たちが衆車園を出て林でその音楽を聴きに来ます。また、外の林で天子たちが音楽を奏でると、園内の女天たちも出てきて聴きます。園内の女天たちが音楽を奏でれば、外の天子たちも園に入って聴き、園内の天子たちが音楽を奏でれば、外の女天たちも園に入って聴きます。このような縁によって、彼らはさまざまな遊び楽しみを享受するのです。
善見大城の東門から衆車園の西門までの道は、二十由旬の長さ、十由旬の幅で、琉璃の地面は滑らかで柔らかく、宝で飾られています。北方の美しい絨毯のように、人や非人、鳥獣、花草の模様がすべて備わり、耳飾りのように様々な宝が組み合わされています。道の様子もまさにその通りです。足を踏み入れると沈み、上げると元に戻り、綿や木綿のように柔らかです。三種の皮の敷物で飾られ、それぞれの敷物は四宝でできており、三層の宝の鈴が取り囲んでいます。それぞれの宝鈴も四宝でできており、微風が吹くと妙なる音を響かせ、天たちに五欲の束縛を起こさせます。
道の両側には「長形」という二つの川が流れ、長さ二十由旬、幅十由旬で、八功德の水が自然に満ちています。川の両岸は四宝の煉瓦で築かれ、川の四辺には四宝の階段道が設けられています。川の中には五種の宝の花が咲き、四種の宝の船が浮かび、八種の水遊びの道具があります。船に乗って遊覧する速さは心のままです。ここにいる天たちが花を欲すると、善き果報のゆえに、念じるだけで花が訪れ、宝の花が降り注いで天たちに散らされます。また別の風が花の飾りを吹き、身・腕・頭・足など、体の各部分に必要な装飾が自然にまとわりつきます。二つの川の外側の岸には五種の宝の樹木が並び、木々の間には宝の池や宝の殿堂があり、多くの男女の天たちが住み、無量の天衆が国土に満ちています。
なぜこの園を「衆車園」というのでしょうか。ここには「質多羅」という大きな池があり、その中には同じく「質多羅」という名の樹があります。この樹は様々な花を咲かせ、この園にのみあり、他の園にはありません。また、「質多羅」という名には別の縁もあります。忉利天の諸天がこの園に入るとき、様々な宝物で身を飾り、それは微妙で極めて美しく、戦いに臨むかのように様々な武器を持ち、様々な乗り物に乗ってこの園林に入ります。園内にいる間や出ようとするとき、質多羅樹の様々な妙なる花を取って車を飾り、轅や軛、轂や輞をことごとく厳かに飾ります。すべての乗り物がこのようになります。この質多羅樹の花と、天の身にまとう瓔珞、諸々の宝の車乗が放つ光が互いに映え輝きます。このような縁によって、この妙なる園の中には様々な光が集まります。この意味から、「衆車園」と名付けられました。また、自然に「衆車園」と呼ばれる所以でもあります。
この意味は仏世尊が説かれたことです。このように私は聞きました。