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title: "虛堂和尚語錄 · 諸山勸請疏"
description: "虚堂和尚语录由宋代高僧妙源编集，收录了虚堂智愚禅师的言行开示。虚堂智愚是南宋临济宗杨岐派重要传人，活跃于13世纪，其语录体现了鲜明的禅宗特色。内容包含上堂法语、小参、颂古、偈颂等，展现了直指人心、见性成佛的禅法精髓。该语录语言犀利透彻，公案机锋迭出，在禅宗史上具有重要地位，是研究宋代临济宗思想的重要文献，对后世禅林影响深远，被列为禅门重要典籍之一。"
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### 諸山勸請疏

> 諸山勧請疏

在城住持報恩光孝禪寺嗣祖比丘別浦法舟　撰

> 別浦法舟　撰

祖臨際。師運庵。聲名透徹。辭廣覺。住興聖。去取分明。足張吾軍。無愧衲子。恭惟。新命虛堂和尚。得真實諦。現清淨身。與其南北兩山閑為霧隱。孰若東西二淅高作雷鳴。況此龍宮實當虹渚。大丞相親曾問我。賢邦君不妄予人。速來速來。希有希有。閭丘向前作禮。在豐干豈饒舌之人。黃梅勉為下山。代馬祖說非心之偈。

> 祖師が臨済の法を継ぎ、師は運庵に住した。その名声は透徹し、広覚を辞して、興聖寺に住した。去就は明らかで、我が軍を張り、衲子として恥じるところがない。謹んで思うに、新たに命ぜられた虚堂和尚は、真実の諦を体得し、清浄の身を現じている。南北の両山で閑かに霧に隠れるよりも、東西の二淅で高らかに雷鳴を轟かせる方が良い。ましてこの龍宮は実に虹渚に当たる。大丞相はかつて親しく我に問い、賢明なる邦君は妄りに人に与えることはない。速やかに来たれ、速やかに来たれ。希有なるかな、希有なるかな。閭丘が前に進んで礼をなす、豊干においては饒舌の者であろうはずがない。黄梅は下山を努め、馬祖に代わって心にあらざる偈を説く。

師紹定二年五月一日。在靈隱。受請入寺陞堂祝聖畢。就座。僧問。呼猿洞口。無心臥月眠雲。長水江頭正好。拋綸擲釣。只如靈山密付。還許學人咨參也無。師云。崑崙嚼生鐵。僧云。與麼則把斷要津去也。師云。將謂爾是箇出厩良駒。僧噓一聲便禮拜。師云。果然。乃云。大機圓應大道無方。去來不以象。掇轉虛空。動靜不以心。當軒大坐。兵隨印轉。將逐符行。遇物應緣。隨處作主。直得。嘉禾合穗。秀水朝宗。鳳凰來儀。麒麟現瑞。發揮西來祖意。成就興聖門庭。雖然如是。畢竟以何為驗。良久一氣不言含有象。萬靈何處謝無私。

> 紹定二年五月一日。師は霊隠にて、請いに応じて寺に入り、堂に登り聖を祝し終えて、座に就かれた。僧問う、「呼猿洞口、心無く月に臥し雲に眠る。長水江頭、正に好く綸を抛ち釣を擲つべし。只だ霊山密付の如きは、還た学人の咨参を許すや否や」。師云く、「崑崙、生鉄を嚼む」。僧云く、「与麼ならば則ち要津を把断し去るなり」。師云く、「将に爾は箇の出厩の良駒なるべしと謂う」。僧は噓と一声して便ち礼拝す。師云く、「果然」。乃ち云く、「大機円応し、大道方無し。去来は象を以てせず、虚空を掇転す。動静は心を以てせず、当軒大坐す。兵は印に随いて転じ、将は符に逐いて行く。物に遇い縁に応じ、随処に主と作る。直得るに、嘉禾は穗を合し、秀水は宗に朝す。鳳凰来儀し、麒麟現瑞す。西来の祖意を発揮し、興聖の門庭を成就す。然りと雖も是れ、畢竟何を以てか験と為す」。良久して、「一気不言にして象を含み、万霊何れの処にか無私に謝せん」。

復舉。三聖道。我逢人則出。出則不為人。興化道。我逢人則不出。出則便為人。師云。二大老。一人向占波國裏打鼓。一人向大食國裏作舞。若要扶樹臨際正宗。大似接竹點月。山僧今日出世。亦無禪道佛法為人。只一味有口喫飯。忽有箇漢出來。道謝和尚指示。拈主丈便打。何故。一不做。二不休。不風流處也風流。

> また、三聖道は、「私は人に出会うと、すぐに現れる。現れても人のためにはならない」と語り、興化道は、「私は人に出会っても現れない。現れたならば、すぐに人のためになる」と語った。 師は言われた。「二人の大老は、一人は占波国で太鼓を打ち、一人は大食国で踊りを舞う。もし臨済の正統を立てようとするならば、まるで竹をつないで月を指すようなものだ。今日、私がこの世に出たとしても、人に示すべき禅の道も仏法もない。ただ、口があって飯を食べるだけだ。もし、ある者が現れて、『和尚のご指示に感謝します』と言うならば、杖を取って打つ。なぜか。一度始めたことは、最後までやり通す。風流でないところにも、風流があるからだ。」

上堂舉。龍濟示眾道。是柱不見柱。非柱不見柱。是非已去了。是非裏薦取。卓主丈。向道莫行山下路。果然猿叫斷腸聲。

> 上堂で、龍済が大衆に示して言った。 「柱であるものは柱を見ず、柱でないものは柱を見ず。是非は既に去った。是非の中から悟りを求めよ」 そして杖を突き立てて言った。 「道に沿って山の下の道を行くなと教えても、やはり猿の断腸の声が聞こえるものだ」

解夏小參。靈山結夏。結本不曾結。興聖解夏。解亦不曾解。解結既無拘。去來無作相。所以道。以大圓覺。為我伽藍。身心安居平等性智。喝一喝。者草索子諸方共用底。只如入花街穿柳巷。波波挈挈過了九旬。剋期取證。又作麼生。喝一喝。國有憲章。三千條罪。

> 解夏の小参。霊山にて結夏す。結ぶも元より結ばず。興聖にて解夏す。解くもまた解かず。解くも結ぶも既に拘わらず、去来に作相なし。故に道う、大円覚を以て我が伽藍と為し、身心安居して平等性智す、と。喝一喝。この草の索子、諸方に共用する底のもの。ただ花街に入り柳巷を穿ち、波波挈挈として九旬を過ごし、期を刻んで証を取る。またどうか。喝一喝。国に憲章あり、三千条の罪。

復舉。文殊三處度夏公案。師云。迦葉當時性燥下得一椎。莫道。文殊三處度夏。直饒黃面老子別有神通。也須腦門著地。

> さらに、文殊菩薩が三つの場所で夏安居を過ごしたという公案を挙げる。師は言われた。迦葉尊者はあの時、気性が激しくて一槌を下した。文殊菩薩が三つの場所で夏安居を過ごしたと言うな。たとえ釈迦如来が別の神通力を備えていたとしても、やはり額を地面につけなければならなかっただろう。

次日上堂。秋風浙浙秋水冷冷。千辛萬苦。負笈擔簦。張公堠了李家店。草舍茅庵短作程。

> 翌日、堂に上がる。秋風がさらさらと吹き、秋の水は冷たく澄んでいる。千辛万苦を重ね、笈を背負い簦を担いで。張公の堠を過ぎ、李家の店を越え、草の庵、茅の小屋を短い道程とする。

知府吳狀元蠲蘆租。公據立石。上堂。拈主丈云。黃面老漢末上遭他。向雪山深處。六年擡脚不起。自後三百六十餘會。說盡葛藤終是解洗不出。達磨大師自西天。歷十萬里水雲而至此土。故是不著便。無端信脚蹈著。枝葉轉生。誰知二千年後。累及興聖寺裏。籬坍壁倒。道絕人荒。幸而風雲際會。有力量人不施寸刃。削草除根便見。坐致太平高歌舜日。然雖如是。且道。有何憑據。卓主丈。公驗分明。

> 知府の呉状元が芦の地租を免除した。公の証拠として石碑が立てられた。上堂し、主丈を手に取って言う。 黄面の老漢（釈尊）は、最初から彼に遭ってしまった。雪山の深き処で、六年間足を上げることができなかった。その後、三百六十余りの法会で、あれこれの葛藤を説き尽くしたが、結局は洗い清めることができなかった。 達磨大師は西天より、十万余里の水雲を経てこの地に至った。これもやはり都合が悪かったのだろう。わけもなく足を踏み入れたことで、枝葉がますます生い茂ってしまった。 誰が知ろう、二千年後に、興聖寺にまで累が及んで、垣根は崩れ壁は倒れ、道は絶え人も荒れ果ててしまうとは。 幸いにも風雲が際会し、力ある人が刃を少しも施さず、草を削ぎ根を除いて、たちまち太平を坐致し、舜の世の日を高らかに歌うことができた。 とはいえ、どうだろう。何か確かな証拠があるだろうか。 主丈を卓に立てる。公の証拠は明らかである。

除夜小參。灰寒火冷。家家爆竹送窮。臘盡春回。處處燒錢引鬼。三百六十日。交頭結尾。別展生涯。二千年滯貨不行。重新增價。榾柮火村田樂。露地牛。不勞拈出。金剛圈栗棘蓬。鐵酸豏。正好施呈。南來北往。吞透無門。鶻眼鷹睛。怎生啞噉。興聖恁麼告報。早是按下雲頭。何故。江南地暖塞北天寒。

> 除夜の小参。 灰は寒く火は冷え、家々では爆竹を鳴らして貧乏神を送り出す。 臘月が尽きて春が巡り来れば、至る所で紙銭を焼いて鬼を引き寄せる。 三百六十日、年頭と年末が交わり結ばれ、別の生計が繰り広げられる。 二千年の滞貨は流通せず、改めて値が上がる。 木の根の火と村田楽、露地の牛は、わざわざ取り出すまでもない。 金剛の輪、栗の棘の蓬、鉄の酸豏は、ちょうどよく呈示される。 南から来て北へ往き、飲み込むにも門がない。 鷹の目、鷲の眼、どうして黙って噛みしめられようか。 興聖がこのように告げるのは、すでに雲頭を押し下げたようなものだ。 なぜならば、江南の地は暖かく、塞北の天は寒いからである。

師復云。諸方烹龍肝鳳髄。我此間荒涼。無可供養。向深山巖崖人跡不到處。拾得一物。颺在無事甲中多年矣。今夜盡情拈出。與諸人分歲。卓主丈一下。切忌渾侖吞。

> 師はまた言われた。 「諸方では龍の肝や鳳凰の髄を調理しておりますが、わがここは荒涼として、供養するものもありません。深山の巌崖、人の足の届かぬところで拾い得た一物を、無事の甲の中に長年しまい込んでおりました。今夜はそのすべてをかき集め、皆さまとともに年の分け前としましょう」 と、主丈を卓に一たたき。 「丸ごと飲み込むことは、くれぐれも慎みなさい」

元宵上堂。人間燈天上月。有明有暗有圓有缺底事貪。觀心未歇。興聖室內無油。免得證龜作鼈。

> 元宵の上堂。人間の灯、天上の月。明るきもあり、暗きもあり、円きもあり、欠くるもあり。底の事を貪る。観心、未だ歇まず。興聖の室内に油無し。免れて亀を証して鼈と作す。

中秋上堂。金風吹落葉。玉露滴清秋。尀耐寒山子。無言笑點頭。且道。笑箇甚麼。擊拂子。既能明似鏡。何用曲如鉤。

> 中秋の上堂。金風が落葉を吹き、玉露が清秋に滴る。寒山子は耐え難く、無言で笑いながらうなずく。さて、何を笑っているのか。払子を打つ。既に鏡のように明らかなのに、なぜ鉤のように曲がっているのか。

上堂。天晴蓋却屋。乘時刈却禾。輸納皇租了。鼓腹唱謳歌。師云。洞山可謂高枕無憂。惜乎坐在者裏。興聖今日亦下手蓋屋。只是未納官賦。還與古人有相見分麼。卓主丈。惜乎坐在者裏。

> 上堂。天気が良ければ屋根を葺き、時節が来れば稲を刈り取る。朝廷の租税を納め終われば、腹を満たして歌を歌う。師は言われた。洞山は高枕で憂いなく眠れると言えるが、惜しむらくはここに座り込んでいることだ。興聖は今日、屋根を葺き始めたばかりで、まだ官の租税を納めていない。それでも古人と顔を合わせる分け前はあるだろうか。杖を突いて。惜しむらくはここに座り込んでいることだ。

上堂舉。楊岐示眾薄福住楊岐。年來氣力衰。寒風凋敗葉。猶喜故人歸。囉囉哩。拈起死柴頭。且向無煙火。師云。楊岐和尚慣得其便。爭奈。美食不中飽人。

> 上堂で、楊岐が大衆に示した言葉を挙げる。「薄福の住む楊岐、年来の気力衰える。寒風に敗葉を凋む。猶お喜ぶ故人の帰るを。囉囉哩。死せる柴の頭を拈り起して、且つ無煙の火に向かわん。」師云く、「楊岐和尚は慣れてその便を得たり。争奈、美食も飽きたる人には中らず。」

歸新方丈上堂。松花荷葉橡栗蹲鴟。驅虎豹而聚禪徒。坐荊棘而興寶所。此是前輩住持樣子。興聖薄緣。道不及古。二百日內。區區役役。勞我諸人成此丈室。今日遷歸。如何受用卓主丈一下。有心排佛祖。無口笑諸方。

> 新たに方丈に移り、上堂する。 松の花、蓮の葉、橡の実、蹲鴟の芋。 虎や豹を追い払い、禅僧たちを集め、 茨の上に座りながら、宝の境地を興す。 これこそが先輩住職の在り方である。 興聖寺は縁が薄く、道は古に及ばず。 二百日の間、小さなことに奔走し、 皆様を煩わせてこの方丈を成し遂げた。 今日、移り住んだが、どう受け入れればよいか。 錫杖を地面に一突きし、 心は仏祖を退け、 口は諸方に向かって笑わない。

徑山倫藏主至。上堂。無義漢誰識爾。口吃耳聾。驢㑃到底。一氣轉一藏。是非終難洗。大法下衰。污人唇齒。

> 徑山の倫蔵主が参じた。上堂して言う。 無意味な漢よ、誰がお前を理解するというのか。 口はどもり、耳は聞こえず、驢馬の真似を最後まで貫く。 一息で一蔵をめぐるが、是非はついに洗い流しがたい。 大法は衰え、人の唇歯を汚す。

上堂。削圓方竹杖。鞔却紫茸氈。是爾衲子尋常用處。只如月波樓跳入蟭螟眼裏。千聖小王怒發。將鴛鴦湖。一脚踢飜。又作麼生。

> 上堂。 丸い竹杖を削り、紫の毛氈を張り直す。 これらは、お前たち修行僧の日常の道具だ。 しかし、月波楼が蟭螟（小さな虫）の眼の中に飛び込むが如く、 千人の聖者も小さな王も怒りを発し、 鴛鴦湖を一蹴りでひっくり返すとしたら、 どうなるだろうか。

冬至小參。天地不仁。以萬物為芻狗。衲僧不仁。以自己為臘月扇子。所以儱儱侗侗。日用而不知。直得。古風再振。大朴全彰。及乎一氣不言。發自九淵之底。初爻無象。肇為萬化之宗。依舊仲冬嚴寒。又見果州飯布。作麼生。得不落遷變去。嗚咿嗚咿。只可自知。

> 冬至の小参。天地は仁ならず、万物を芻狗と為す。衲僧は仁ならず、自己を臘月の扇子と為す。それ故に、儱儱侗侗として、日用にして知らず。直ちに得る、古風再び振るい、大朴全く彰わる。及んで一気言わず、九淵の底より発し、初爻象無く、万化の宗と為すを肇む。依然として仲冬の厳寒、また果州の飯布を見る。作麼生か、遷変に落ちざるを得ん。嗚咿嗚咿、只だ自ら知るべし。

復云。諸方今夜堆盤滿飣。此間鬪鬪揍揍。半青半黃。且教諸人吞吐不下。何故。鄭州梨青州棗。萬物無過出處好。

> また言う。諸方では今夜、盤に山盛りに盛りつけているが、ここではこじんまりと、半熟で未熟なものを並べている。皆さんに飲み込むことも吐き出すこともできずにいる。なぜか。鄭州の梨、青州の棗。万物はその出所が良いことに勝るものはない。

上堂。盡乾坤之內。無有一人發真歸元。盡乾坤之內。無有一人知佛法名字。直得。堯風蕩蕩舜日輝輝。野老謳歌漁人鼓棹。會麼。喝一喝。瑕生也。

> 上堂します。天地の広さの中に、真実を悟り根源に帰る者は一人もいません。天地の広さの中に、仏法の名前を知る者は一人もいません。それでも、堯の風はのどかに吹き、舜の日は輝き、野の老人は歌い、漁師は船を漕いでいます。お分かりですか？喝！瑕疵が生じました。

歸新修僧堂上堂。石霜坐枯千眾。已見未忘。南泉牽牛巡堂。乞兒鬪富。興聖古屋一旦鼎新。坐臥經行。各宜記取。且道。記取箇甚麼。喝一喝。

> 新たに修復された僧堂に上がり、説法する。 かつて石霜は、千人の修行僧を前に枯木のように坐禅を組んだ。その姿は見えたが、その真意はまだ忘れられてはいない。 南泉は牛を引いて僧堂を巡り、乞食が富を競うような奇行を見せた。 今、この興聖寺の古びた建物が一気に新しくなった。坐り、臥し、経を読み、歩む──それぞれが心に留めておくべきだ。 では、いったい何を心に留めるべきか。 （喝！）

上堂。槿花凝露。梧葉鳴秋。遇景觸物。隨分知羞。卓主丈。住住。諸方聞得道。我說老婆禪。

> 上堂します。 槿の花に露が宿り、梧桐の葉が秋の訪れを告げています。 景色に触れ、物事に接するとき、それぞれの分に応じて恥を知るのです。 杖を立てて、待て、待て。 諸方が悟りを得たと聞くが、私は老婆禅を説くのです。

中秋上堂。一年有十二箇月。每月一度團圓。其餘盡是缺。中間晦明出沒。太半有不見者。惟有今宵。分外皎潔。無物堪比倫。教我如何說。

> 中秋の法座に上堂す。一年に十二箇月あり。毎月一度は満ちて円く、それ以外はすべて欠けている。その間、月は隠れ現れ、明るくなり暗くなり、大半は見えぬ時もある。ただ今夜ばかりは、格別に清らかに輝き、これに比べられるものは何一つない。さて、どう言葉に表せばよいだろうか。

上堂。舉。趙州因僧問。學人乍入叢林。乞師指示。州云。喫粥了也未僧云。喫粥了也。州云。洗鉢盂去。其僧有省。師云。趙州有運斤之手。者僧具就斵之資。雖然也是就地彈雀。

> 上堂。趙州和尚の話を挙げる。ある僧が尋ねた。「修行者が初めて禅の道場に入りました。どうか師よ、ご指針を賜りたい」。趙州は言った。「粥はもう食べたか」。僧が答えた。「食べました」。趙州は言った。「では、鉢を洗いに行け」。その僧は悟りを得た。師は言う。趙州には斧を自在に操る手があり、その僧には切られるべき素質があった。それでも、やはり地面に雀を弾くようなものだ。

結夏上堂。天下禪和。今朝盡入野狐窟裏做伎倆。山僧雖則退水藏鱗。終不向鷺股割肉。

> 結夏安居の法要に臨んで。天下の修行者たちよ、今日こそ皆、野狐の巣窟に飛び込んで、その術策にふけっている。山僧たる私は、たとえ水を退かせて鱗を隠そうとも、鷺の腿から肉を切り取るようなことは決してしない。

上堂。舉。雪竇。春山疊亂青。春水漾虛碧。寥寥天地間。獨立望何極。乳峯年老思鄉。東望西望。興聖豈不知道。春波門外有水無山。尋常只是不能望得。何故。路途雖好。不如在家。

> 上堂にて、雪竇の句を挙げる。 春山、乱れに乱れて青く、 春水、虚ろに漾いて碧し。 寥寥たる天地の間、 独り立ちて何を望む、その極み。 乳峯、年老いて故郷を思う。 東を望み、西を望む。 興聖、知らぬわけがあろうか。 春波門の外、水はあれど山なし。 尋常、ただ望むこと能わず。 何故か。 旅路は良しと雖も、家に如かず。

上堂。續鳧截鶴。夷嶽盈󱐙。衲僧家如油入麵。還知招寶山把等子秤麼。知得。南海東頭底。許爾商量。不然。市廛邸店。不得耳語。

> 上堂。鴨の足を継ぎ、鶴の足を切り、山を平らげて谷を満たす。衲僧の家は油が小麦粉に入るが如し。招宝山が天秤を手に取ることを知っているか。知るならば、南海の東の果てまで、お前の議論を許そう。さもなくば、町の宿屋でさえ、耳打ちすら許されぬ。

上堂。暮春者春服既成。冠者五六人。童子六七人。浴乎沂風乎舞雩詠而歸。夫子喟然嘆曰。吾與點也。師云。隔窓看馬騎。故有之。衲僧家著黑衣護黑柱。終不向爾道。依悕松屈曲。髣髴石斕斑。

> 上堂。春も暮れ、春の装いも整った頃。大人五六人、子供六七人と共に、沂水で沐浴し、舞雩台で風に吹かれ、歌いながら帰る。夫子は深く感嘆して言われた。「私は点に賛成だ」。師は言われた。窓越しに馬に乗るのを見る、それ故にあるのだ。衲僧は黒衣を着て黒柱を護る、決してあなたには言わない。松の枝は曲がりくねり、石には斑が浮かぶように。

受報恩辭眾。上堂。流虹七載夤緣盡。又向天寧理債窠。脫得驢胎入馬腹。皮毛輕重不爭多。

> 恩に報いるために大衆に別れを告げる。上堂して言う。 流れる虹の七載、因縁尽きて、 また天寧に債の窠を理めん。 驢の胎を脱して馬の腹に入る。 皮毛の軽重、争うに足らず。

興聖寺語錄終

> 興聖寺語録　終わり