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title: "虛堂和尚語錄 · 嘉興府報恩光孝禪寺語錄"
description: "虚堂和尚语录由宋代高僧妙源编集，收录了虚堂智愚禅师的言行开示。虚堂智愚是南宋临济宗杨岐派重要传人，活跃于13世纪，其语录体现了鲜明的禅宗特色。内容包含上堂法语、小参、颂古、偈颂等，展现了直指人心、见性成佛的禅法精髓。该语录语言犀利透彻，公案机锋迭出，在禅宗史上具有重要地位，是研究宋代临济宗思想的重要文献，对后世禅林影响深远，被列为禅门重要典籍之一。"
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### 嘉興府報恩光孝禪寺語錄

> 嘉興府報恩光孝禅寺語録

參學可宣編

> 参学可宣編

師入寺。陞堂祝　聖畢。次拈香云。此香颺在無事甲裏多年矣。今日貧時思舊債。未免拈出。供養前住安吉州護聖萬歲禪院。先師運庵和尚。用酬法乳。

> 師が寺に入り、堂に上がり、聖徳を祝う儀式を終えられました。次に香を拈って、こう言われました。 「この香は、無事の甲冑の中に長年しまわれておりました。今日、貧しき時に昔の借りを思い出し、つい拈り出してしまいました。かつて安吉州護聖萬歳禅院に住まわれた、先師・運庵和尚に供養し、法乳の恩に報いたいと思います。」

師就座。僧問。金鷄唱曉。玉鳳㘅花。朝蓋臨筵。請師祝聖。師云。獨角麒麟登海嶼。九包鸞鳳舞神山。僧云。三聖道。我逢人則出。出則不為人。此意如何。師云。掘地深埋。僧云。興化道。我逢人則不出。出則便為人。又作麼生。師云。釣絲絞水。僧云。只如判府侍郎請和尚。開堂演法相送入寺。有何祥瑞。師云。恐動一城人。僧云。還有為人處也無。師云。獨有爾皮下無血。僧云。不因夜來雁。爭見海門秋。便禮拜。

> 師が座に就かれた。僧が問うた。「金の鶏が暁を告げ、玉の鳳凰が花を咥える。朝の蓋が筵に臨む。師よ、聖上を祝う言葉を賜りたい。」師は言われた。「一角の麒麟が海の島に登り、九つの包みの鸞鳳が神山に舞う。」僧が言った。「三聖は言う。『私は人に逢えば出るが、出たならば人のためにはならない』と。この意味はどういうことでしょうか。」師は言われた。「地を掘って深く埋める。」僧が言った。「興化は言う。『私は人に逢えば出ないが、出たならばすぐに人のためになる』と。これまたどういうことでしょうか。」師は言われた。「釣り糸で水を絞る。」僧が言った。「ただ、判府侍郎が和尚を請じて、開堂し法を演じ、寺に入るのを送り迎えする。何か祥瑞はありますか。」師は言われた。「一城の人を恐れ動かすだろう。」僧が言った。「人のためのところはまだありますか。」師は言われた。「ただ、お前の皮下に血がないだけだ。」僧が言った。「夜来の雁がなければ、どうして海門の秋を見ることができようか。」そして礼拝した。

師乃云。黃葉遮門主丈子不打者死漢。蘆花擁膝。瞎驢兒有甚生涯。大都法未忘情。是以隱而彌露。普化紅塵堆裏。盤山猪肉案頭。發揮靈鷲雄機。顯示少林密旨。然雖如是。山僧尋常。不曾與人破口道箇不字。今日事不護已。抑下威光。普請諸人。同證廛中佛事。卓主丈。是即是。只是不合蹈步向前。

> 師は言われた。黄葉が門を遮り、主丈子は打たずして死漢。蘆花が膝を擁し、瞎驢児に何の生涯があろうか。大いに法は未だ情を忘れず、それゆえに隠れてますら露わになる。普く化す紅塵の堆裏、盤山の猪肉案頭。霊鷲の雄機を発揮し、少林の密旨を顕示す。しかしながら、山僧は普段、人に破口して「不」の一字を説くことはなかった。今日は事やむを得ず、威光を抑え、広く諸人に請う、塵中の仏事を共に証せんと。主丈を卓す。是れ即ち是れなり、ただ歩を踏みて前に進むに合わざるのみ。

復舉。王常侍訪臨濟。問云。者一堂僧還看經否。際云。不看經。又問。還習禪否。際云。不習禪。侍云。經不看禪不習。作箇甚麼。際云。總教伊成佛作祖去。侍云。金屑雖貴。落眼成翳。師云。好一局棊。黑白已分。只是末後一著。無人知得落處。

> また、王常侍が臨済を訪ねて尋ねた。 「この一堂の僧たちは、まだ経典を読んでいるのか？」 臨済は答えた。 「経典は読まない」 また尋ねた。 「それでは、まだ禅を修めているのか？」 臨済は答えた。 「禅も修めない」 常侍が言った。 「経典も読まず、禅も修めない。一体何をしているというのか？」 臨済は答えた。 「みんなを仏に成らせ、祖師にさせているのだ」 常侍が言った。 「金の粉は貴重でも、目に入ればただの邪魔物だ」 師は言われた。 「良い一局の囲碁だ。黒白はすでにはっきりしている。ただ、最後の一手だけが、誰もその落とし所を知らない」

當晚小參。作麼生。與諸人相見。若作世諦相見。寒溫已畢。若作佛法相見。問答。已周況衲僧家。眉如箭簳。眼似銅鈴。未舉先知。未話先領。說甚麼相見不相見。雖然。山僧乍到此間。不知井竈向背門限高低。未免從頭問過。何故彼此要知。

> その晩の小参。 どうやって、皆さんとお会いしましょうか。 もし世俗の理で会うなら、挨拶を交わしたらそれで終わりです。 もし仏法で会うなら、問答を交わしたらそれで終わりです。 ましてや修行僧たる者、眉は矢のように鋭く、目は銅鈴のように光り輝き、まだ手を挙げる前から知り、まだ言葉を発する前から理解するのです。会うも会わぬも、何を言うことがありましょうか。 とはいえ、私（山僧）はここに来たばかりで、井戸やかまどの向きや、敷居の高さもまだわかりません。どうしても初めから尋ねなければなりません。 なぜなら、互いに知り合う必要があるからです。

復舉。法燈示眾。本欲深藏巖󱐙。隱遁過時。奈清涼老人有未了公案。出來與他了却。時有僧出問。如何是未了公案。燈便打云。祖禰不了。殃及兒孫。師云。法燈放去太奢。收來太儉。者僧身埃白刃。義氣薄雲。檢點將來依然未了。山僧住箇小院七年。拕泥帶水。手脚未乾。今日乍領報恩。人事倥傯。若是未了公案。不敢拈出。何故。恐屈辱先師。

> 再び挙げる。法燈和尚が大衆に示して言った。 「本来は深い岩窟に身を隠し、時が過ぎるのを待とうと思っていた。しかし、清涼老人に未了の公案があるため、出てきて彼のためにそれを了却しよう。」 すると一人の僧が出て来て尋ねた。 「如何なるものが未了の公案でございますか。」 法燈はすぐに打って言った。 「祖師が未了ならば、災いは子孫にまで及ぶ。」 師（語録の編者）は言う。 「法燈和尚は、放つ時はあまりに大げさで、収める時はあまりにけちである。あの僧は白刃（刀）の下に身を置き、義気雲を衝くほどであったが、よくよく点検してみれば、依然として未了のままである。山僧（私）は小さな寺院に七年住み、泥を引きずり水を帯び、手足はまだ乾かない。今日、急に報恩寺を任されることになり、人事に忙殺されている。もし未了の公案があるなら、敢えて取り上げることはできない。何故か。先師を辱めることを恐れるからである。」

次日為徽宗皇帝上堂。古佛過去亦久矣。不知何處應群生。紫金光聚人難覩。空裏惟聞仙樂鳴。

> 翌日、徽宗皇帝のために上堂する。古仏は遥か昔に去られた。どこで衆生に応じられるのか分からない。紫金色の光は人には見え難い。虚空からはただ仙楽の音が聞こえる。

上堂。報恩有三件。不如諸方。第一說到行不到。第二行到說不到。第三聻。卓主丈。人貧智短馬瘦毛長。

> 上堂いたします。報恩には三つの点で、他の方々とは異なっています。第一は、言葉では言うけれども実行が伴わないこと。第二は、実行はするけれども言葉で説明できないこと。第三は…（沈黙）。杖を地面に突き立てて。人は貧しければ知恵が回らず、馬は痩せていれば毛が長く見えるものです。

上堂舉。楊岐問慈明。幽鳥語喃喃。辭雲。入亂峯。時如何。明云。我行荒草裏。汝又入深村。岐云。官不容針。更借一問得麼。明便喝。岐云。好一喝。明又喝。岐亦喝。明連喝兩喝。岐便禮拜。師云。下喬木入幽谷。養子之緣。慈明為甚麼。連喝兩喝。

> 上堂にて、楊岐が慈明に問うた話を挙げる。 「幽鳥語喃喃、雲を辞して乱峯に入る。この時、どうか？」 慈明は言う。 「我は荒草の裏を行く、汝はまた深村に入る」 楊岐が言う。 「官は針をも容れず、さらに一問を借り得るか？」 慈明はただちに一喝。 楊岐が言う。 「良い一喝だ」 慈明はまた喝す。 楊岐もまた喝す。 慈明は連続して二喝。 楊岐は礼拝する。 師は言う。 「高き木から下りて深き谷に入る。子を養う縁。慈明はなぜ、連続して二喝したのか？」

上堂。主丈子。尋常口吧吧地道。我能縱能奪能殺能活。及問他遠法師因甚不過虎溪。便道不得。且道。病在那裡。

> 上堂します。禅杖を手にした師匠は、普段から「私は自在に与えも奪いも、生かしも殺しもできる」と口を叩いています。ところが、遠法師がなぜ虎渓を越えなかったのかと尋ねられると、一言も答えられません。さて、その病はどこにあるのでしょうか。

上堂。溪林葉墮。塞雁聲寒。見成公案。大難大難。百雜碎。鐵團圝。和風搭在玉闌干。

> 上堂します。谷川の林の葉が散り、辺境の雁の声に寒さがこもる。目の前にある公案、実に難しく、実に難しい。百の破片となり、鉄の塊となる。穏やかな風が玉欄干に寄り添う。

冬至小參。天寒人寒。針頭削鐵。滴水滴凍。畫餅充飢。丹霞燒木佛。餓狗齧枯髏。鏡清不展單。胡餅裏覓汁。從上老漢既把不定。未免隨時逐節。便見陰消陽長。小去大來。暖律飛灰。繡紋添線。只如無陰陽地。還有遷變也無。卓主丈。月似彎弓。少雨多風。

> 冬至の小参。天も寒く人も寒し。針の先で鉄を削り、滴る水が凍りつく。絵に描いた餅で飢えをしのぎ、丹霞は木の仏を焼く。飢えた犬は枯れ髑髏を噛み、鏡清は座具を広げず、胡餅の中に汁を求める。歴代の老師たちも定めがたきまま、時節に従い、陰が消え陽が長ずるのを見る。小さきは去り大いなるは来たり、暖かな律が灰を飛ばし、刺繍の紋に糸を添える。ただ、陰陽なき地に、なお変化はあるや。杖を立てて。月は弓のように曲がり、雨少なく風多し。

復舉。洞山冬夜喫菓子。次問泰首座。有一物黑似漆。常在動用中。動用中收不得。過在甚麼處。泰云。過在動用中。山令侍者掇退菓卓。師云。盡道金地招手。江陵點頭。殊不知。長蛇偃月未見輸贏。撿點得來。劍去久矣。

> また、洞山が冬の夜に菓子を食べていたときのことです。 泰首座に尋ねました。 「ある一つのものがあって、漆のように黒く、常に動用の中にある。 動用の中にあって収められない。その過ちはどこにあるのか」 泰は言いました。 「過ちは動用の中にあります」 洞山は侍者に命じて菓子の机を片付けさせました。 師は言われました。 「みな、金地が手招きし、江陵がうなずいたと言うが、 長蛇偃月、まだ勝負はついていないと知らない。 よくよく点検してみれば、剣はとっくに去ってしまっているのだ」

天基節上堂。南嶽七十二峯。華頂萬八千丈。瞻之無際。仰之無垠。以此無窮數。用祝聖明君。

> 天基節の法座にて。南嶽七十二の峰、華頂は一万八千丈。見渡しても果てなく、仰ぎ見ても限りなし。この無限の数をもって、聖なる明君の長寿を祈らん。

佛成道上堂。一日日一時時。逗到臘八夜眼上錯安眉。東西不辨。南北狐疑。從教萬古業風吹。

> 仏陀が悟りを開かれた日、上堂して説法された。 一日一日、一時一時を経て、 臘月八日の夜に至る。 目に眉を誤って付けるがごとく、 東と西も見分けられず、 南と北も疑わしく思う。 そのままに任せておけば、 万古の業風が吹き荒れる。

上堂。舉。臨際令侍者傳語德山。侍云。德山要打人。際云。汝但去。待伊拈棒。接住與一送。管取不打爾。侍依所教。果然不打歸。舉似臨際。際云。我從來疑著者漢。師云。盡謂。德山只解淺水張鱗。不能深潭下釣。殊不知。臨際父子。被德山埋在荒草堆頭。至今擡身不起。

> 上堂。あるとき、臨済が侍者に命じて徳山に伝言をさせた。侍者が言うには、「徳山は人を打とうとしています」。臨済は言った、「お前はただ行きなさい。彼が棒を振り上げたところで、それを受け止めて一押ししてやれ。きっと打たれないから」。侍者は教えられた通りにした。果たして打たれずに帰ってきた。それを臨済に報告した。臨済は言った、「私はずっとあの男を疑っていたのだ」。師は言われた、みんなは、徳山は浅い水で鱗を広げるだけで、深い淵で釣りができないと思っている。しかし知らないのは、臨済親子が徳山に荒れ草の山に埋められ、今も身を起こせずにいることを。

上堂。拈主丈。若恁麼。諸方決定不肯。不恁麼各自檢責。看恁麼不恁麼。犢鼻裩滌酒器底報恩有箇方便。諸人還甘也無。良久靠主丈。

> 上堂し、主丈を拈じて言う。もしこのようにするならば、諸方は必ず承知しないだろう。このようにしないならば、各自が自らを省みよ。このようにするか、しないかを見よ。犢鼻裩で酒器の底を洗うような報恩に、一つの方便がある。諸人はまだ甘んじているのか。しばらく沈黙し、主丈に寄りかかる。

除夜小參。拈主丈。未有世界。未有佛祖。便有者主丈子。礙東礙西。及乎世界成立佛祖出興。依舊鱗鱗皴皴。栗栗楖榔。德山借他鼻孔出氣。芭蕉齒豁。不覺漏風。致令天下禪和。箇箇隨他脚後跟。轉年窮歲盡不解轉身。只因節目不分。落在報恩手裏。我也不能勘辨得爾。只要諸人知道。三陽交泰。萬彙咸亨。脫或未然。以主丈畫一畫。大眾退後。

> 除夜の小参。 主丈を拈じて曰く。 世界がまだなく、仏祖もまだない時から、この主丈子はあった。東をさえぎり、西をさえぎる。世界が成立し、仏祖が出現してからも、相変わらず鱗のようで皺だらけ、栗のようで楖榔のようだ。徳山は彼の鼻孔を借りて息を出し、芭蕉は歯が欠けて、知らず知らずに風が漏れる。それゆえに天下の禅和たちは、一人残らず彼の踵について回り、年が暮れても身を翻すことを知らない。ただ節目を分けないために、報恩の手の中に落ちてしまったのだ。 私もあなた方を勘弁することはできない。ただ皆さんに知ってほしい。三陽が交わり泰まり、万物がすべて亨通することを。もしそうでなければ、主丈で一画を描こう。 大衆よ、退け。

復舉。香林因僧問。萬頃荒田是誰為主。林云。看看臘月盡。師云。香林雖能坐致太平。要且不通物義。有問報恩萬頃荒田是誰為主。一氣走五百里。更不回頭。何故。似者般時節。誰敢兜攬許多田地。

> また、香林の因縁を挙げる。僧が問うた。「万頃の荒田、誰か主と為すや」。香林は云う。「見よ、臘月尽きんとするを」。師（圜悟）は云う。「香林は太平を坐して致すこと能うも、要するに物の義を通ぜず。もし報恩に問わば、万頃の荒田、誰か主と為すや。一気に五百里を走り、更に頭を回らさず。何故ぞ。このような時節に、誰か多く田地を兜攬せん」。

元宵上堂。好一椀燈。只是無人東挑西剔。若剔得分明。前街後巷。碧綠青紅。總是眼中屑。且道。是那一椀。

> 元宵の上堂。まことに素晴らしい一椀の灯り。ただ、東を挑み西を剔する者なし。もし剔し分けることができれば、前の街も後の巷も、碧緑青紅、すべて眼の中の屑となる。さて、それはいずれの一椀か。

上堂舉。雪峯巖頭欽山往河北。禮拜臨際。路逢定上座。峯云。臨際和尚健否。定云。已遷化了。雪峯巖頭相顧太息。復問。尋常有何言句示徒。定云。赤肉團上有一無位真人。常在諸人面門出入。未證據者看看。欽云。何不道非無位真人。定擒住云。無位真人與非無位真人。相去多少。速道速道。欽山色動不能對。雪峯巖。頭勸解。定云。若不看者兩箇老凍膿。面𡎺殺爾者尿床鬼子。師云。定上座雖則對物收稅。爭奈雪峯巖頭何。有人緇素得出。換盞點茶供養爾。

> 上堂にて、雪峯と巌頭と欽山が河北へ赴き、臨済和尚を礼拝しようとした時の話を挙げる。 途中、定上座に出会った。雪峯が尋ねた。 「臨済和尚はご健在か」 定上座が答えた。 「すでに遷化されました」 雪峯と巌頭は顔を見合わせ、深く嘆息した。さらに尋ねた。 「普段、弟子たちにどんな言葉を説かれていたか」 定上座が言った。 「赤肉の塊の上に、無位の真人が一人いる。常に諸人の顔面の門より出入りしている。まだ証拠を得ていない者は、よく見てみよ」 すると欽山が言った。 「なぜ『無位の真人にあらず』と言わなかったのか」 定上座は欽山を捕らえて言った。 「無位の真人と、無位の真人にあらずとでは、どれほどの違いがあるか。早く言え、早く言え」 欽山は顔色を変え、答えることができなかった。雪峯と巌頭が仲裁に入った。 定上座は言った。 「もしこの二人の老いぼれ（雪峯と巌頭）の顔がなかったら、お前（欽山）という小便たれの餓鬼をぶち殺してやるところだ」 師（話し手）は言う。 「定上座は、相手に応じて税を取る（機を見て対処する）ことはできたが、雪峯と巌頭をどうすることもできなかった。もし、この話の黒白（是非・本質）を見極めることができる者がいれば、茶碗を取り替えて茶を点て、お前（その者）を供養して

請首座上堂。玉在石則溫。珠在淵則媚。正人在叢林。則綱目正法令嚴。應機通變。以毒藥為甘露。以無明當慈悲。要見此人麼。卓主丈。下座與大眾。拜請甘露和尚。歸第一座。

> 首座の上堂を請う。玉は石の中にあれば温かく、珠は淵の中にあれば美しい。正しき人が叢林にあれば、綱目は正しく法令は厳かである。機に応じて通じ変わり、毒薬を甘露とし、無明を慈悲とする。この人を見ようとするか。杖を立てる。下座して大衆と共に、甘露和尚を拝請し、第一座にお帰りいただく。

上堂舉。南泉因。趙州問。知有底人。向甚麼處去。泉云。山前檀越家。作一頭水牯牛去。州云。謝師答話。泉云。昨夜三更月到窓。師云。王老師救手刀子。雖利被趙州用減竈法。幾乎打破蔡州。

> 上堂で、南泉和尚の因縁を挙げた。 趙州和尚が問うた。 「知有（真実を知り尽くした）人は、どこへ行くのでしょうか」 南泉は言った。 「山の前の檀越（在家信者）の家へ、一頭の水牛になって行くのだ」 趙州は言った。 「師匠のご回答、ありがとうございます」 南泉は言った。 「昨夜の三更（深夜）、月が窓まで届いた」 師（説法者）は言った。 「王老師（南泉）の救いの手は、刃物のように鋭いが、趙州に減竈法（兵法の一手段）を用いられて、ほとんど蔡州を打ち破られそうになった」

佛涅槃上堂。釋迦老子二千年前。做一箇夢。至今未醒。引得兒孫。向夢中說夢。狐魅後人。報恩寡不敵眾。只得換手椎胸。道蒼天蒼天。

> 仏陀涅槃の法座にて。 釈迦尊は二千年前、 一つの夢を見られました。 今に至るまで目覚めず、 子孫たちを引き込み、 夢の中で夢を語らせています。 狐が人を惑わすように、 恩に報いる力は寡にして衆に敵わず、 ただ手を換え胸を打つばかり。 天よ、天よと叫ぶのみ。

上堂舉。靈雲見桃花悟道頌。玄沙道。諦當甚諦當。敢保老兄未徹。師云。一人先行不到。一人末後太過。報恩尋常。眼見鼻孔。何故。春風幾度落紅雨。深淺何曾著眼看。

> 上堂にて、霊雲が桃の花を見て悟りを開いたという頌を挙げられた。 玄沙が言った、「確かにその通りです。しかし、お兄さんはまだ徹していないと保証します」と。 師は言われた、「一人は先を行くがまだ到らず、一人は後から来るが行き過ぎる。報恩はいつも、目で鼻の穴を見ているようなものだ。なぜか？春風が何度も紅い花を散らせても、深いか浅いか、いったい誰が目を留めて見ようか」と。

上堂。德山棒如雨點。要且打不得皮下無血底。臨際。喝似雷奔。要且喝不得耳朵無聰底。直饒打得悟喝得省。報恩未必橫點頭。何故。知我罪我。

> 上堂。徳山の棒は雨の如く降り注ぐが、皮下に血なき者には打つこと叶わず。臨済の喝は雷の如く轟くが、耳に聡きなき者には喝すること叶わず。たとえ打たれて悟り、喝されて省みるを得たとしても、恩に報いるには必ずしも首を横に振らぬ。何故か。我を知るも我を罪するも。

上堂舉。黃昏脫襪打睡。晨朝起來旋繫行纏。夜來風吹籬倒。知事普請。奴子劈篾縛起。師云。諸方盡謂舜老夫坐在無事甲裏。那知三冬枯木花。九夏寒巖雪。

> 上堂にて、師はこう挙げられた。 「日暮れに靴下を脱ぎ、眠りにつく。 朝になれば、また包帯を巻いて歩き出す。 夜来の風が垣根を吹き倒したので、 知事が総出で、下働きの者に竹を割らせて縛り直す。」 師は言われた。 「諸方はみな、舜老夫が無事の殻の中に座っていると思っているが、 誰が知ろう、三冬の枯れ木に花が咲き、 九夏の寒巖に雪が降ることを。」

結夏小參。僧問。德山小參不答話。有問話者三十棒。此意如何。師云。畫虎成狸。僧云。趙州小參要答話。有問話者。置將一問來。又作麼生。師云。撓鉤搭索。僧云。趙州德山用處。莫止一般麼。師云。鬼爭漆桶。僧云。牛頭未見四祖時。為甚百鳥㘅花献。師云。武陵春色早。臺榭綠陰多。僧云。見後為甚百鳥不𠾑花献。師云。破鏡不重照。落花難上枝。僧云。只如學人。今夏依附和尚。有何方便。師云。麁粥淡飯。隨分過時。僧云。若不登樓望。焉知滄海深。師云。賊是家親。

> 結夏の小参。僧問う。徳山は小参に問話に答えず。問話ある者は三十棒。この意いかが。師云う。虎を画いて狸となる。僧云う。趙州は小参に問話に答えんとす。問話ある者は一問を将に置け。またどうか。師云う。撓鉤で索をかける。僧云う。趙州と徳山の用いるところ、ただ一般ならずや。師云う。鬼の漆桶争い。僧云う。牛頭、未だ四祖に見えざる時、なぜ百鳥花を㘅えて献ずる。師云う。武陵の春色早く、台榭の緑陰多し。僧云う。見後、なぜ百鳥花を𠾑えて献ぜず。師云う。破鏡は重ねて照らさず、落花は枝に上り難し。僧云う。ただ今の学人のごとく、今夏和尚に依附して、何の方便かある。師云う。粗粥淡飯、分に随って時を過ごす。僧云う。もし楼に登って望まざれば、いずくんぞ滄海の深きを知らん。師云う。賊は家親なり。

乃云。形聲未兆。積岳堆山。言跡纔彰。難尋影響。所以釋迦掩室於摩竭。淨名杜口於毘耶。以致西天四七唐土二三。天下老凍膿。用盡機關。無捕手處。只得平高就下。以二千年前用不著底斷貫。穿天下衲僧鼻孔。謂之禁足護生。剋期取證。愈見狼藉。報恩修行無力。未免隨例顛倒去也。卓主丈。不因射鵰手。誰識李將軍。

> 形と声が現れる前から、山々は積み重なっていた。言葉や痕跡がわずかに現れた時には、すでに影響を探るのは難しい。だからこそ、釈迦は摩竭陀で沈黙し、維摩は毘耶離で口を閉ざした。その結果、西天の二十八祖、唐土の六祖に至るまで、天下の老練な修行者たちは、あらゆる手段を尽くしても、捕まえる手がかりがなく、ただ高いところを平らにし、低いところに合わせるしかなかった。二千年前から使われていない古い鎖で、天下の修行僧たちの鼻を貫き、「足を禁じて生を護り、期を定めて証を取る」と言う。ますます乱れが見える。報恩は修行の力がなく、やむを得ず例に従って逆さまに落ちていく。杖を立てて言う。鵰を射る手がなければ、誰が李将軍を識るだろうか。

復舉。六祖因。僧問。黃梅意旨是甚麼人得。祖云。會佛法人得。僧云。和尚還得否。祖云。不得。僧云。為甚不得。祖云。我不會佛法。師云。高山流水。子期故善聽之。雖然三十年後。有人罵報恩在。

> 再び挙げる。六祖の因縁に、僧が問う。「黄梅（五祖弘忍）の意旨は、どのような人が得るのでしょうか」。祖が云う。「仏法を会得した人が得る」。僧が云う。「和尚様は得られましたか」。祖が云う。「得られない」。僧が云う。「なぜ得られないのですか」。祖が云う。「私は仏法を会得していないからだ」。師が云う。「高山流水、子期は故にこれを善く聴く。しかしながら、三十年後には、報恩を罵る者があるだろう」。

次日上堂。呵釋迦叱彌勒。衲僧家氣宇如王。為甚麼今朝草繩自縛。擊拂子。覓火和煙得。擔泉帶月歸。

> 翌日、堂に上がり、釈迦を叱り、弥勒を罵る。 衲僧たる者は気宇王の如し。 なぜ今朝、草繩自って縛る。 払子を打ちて曰く、 火を求め煙と共に得、 泉を担い月を帯びて帰る。

上堂舉。藥山久不上堂。知事云。大眾久思和尚示誨。山云。打鐘。著眾方集。山便掩却門。知事云。既許與大眾上堂。為甚麼一言不施。山云。經有經師。論有論師。爭怪得老僧。師云。古人為物傷慈。於中有失。者僧當時纔見掩門。便就地上。畫一圓相。各自散去。管取藥山開門不得。

> 上堂の公案を挙げる。薬山和尚が長らく上堂されなかった。知事が言う。「大衆、久しく和尚のご示誨を思っております」。薬山が言う。「鐘を打て」。大衆が集まると、薬山はすぐに門を閉めてしまった。知事が言う。「大衆に上堂を許されたのに、なぜ一言もお説きにならないのですか」。薬山が言う。「経には経師がおり、論には論師がいる。どうして老僧を責めるのか」。師は言われる。「古人は衆生を慈しむあまり、かえって過ちを犯した。あの僧（知事）は、門が閉められたのを見た時、すぐに地面に円相を描き、各自が散ってしまえばよかった。そうすれば薬山は門を開けられなかっただろう」。

徽宗皇帝大忌。上堂。聖人無已。靡所不已。總塵剎無不是。差之毫釐失千里。仙仗飄颻去不還。從教六合清風起。

> 徽宗皇帝のご命日です。上堂いたします。 聖人は、自分というものを忘れ去り、すべてが自分そのものとなります。塵の数ほどの世界のすべてが、自分以外の何ものでもありません。しかし、ほんのわずかでも見誤れば、千里の道のりを間違えることになります。 皇帝の威光は、風に舞うように去って、もう戻ってはきません。ただ、天地四方に清らかな風が吹き渡るばかりです。

上堂舉。南泉住庵。時一僧到。泉云。我上山作務。齋時做飯喫了。送一分來。其僧飯了。將家事一時打碎。就床。上臥。泉伺久不來。遂歸見僧臥。泉亦臥。僧便起去。泉住後云。我往前住庵時。有箇靈利道者。至今不見。師云。王老師。若不顧錐頭利。者僧要起去未得。雖然石厭笋斜出。岸懸花倒生。

> 南泉和尚が庵に住んでいたとき、一人の僧が訪ねてきました。南泉は言いました。「私は山へ仕事に行く。昼になったらご飯を炊いて食べ、私の分を届けてくれ」 その僧はご飯を食べ終えると、台所の道具をすべて壊し、そのまま床に横になりました。 南泉は待っても待っても来ないので、帰ってみると僧が横になっています。南泉も同じように横になりました。すると僧は立ち上がって去っていきました。 後に南泉は住職となってから、こう言いました。「以前、庵にいたときに一人の利発な修行者がいた。今に至るまで、あれほどの者には出会っていない」 師は言われました。「王老師（南泉）が針の先ほどの利益さえも求めなかったからこそ、あの僧は立ち去ることができたのだ。とはいえ、石の下からは斜めに筍が生え、崖の上には逆さまに花が咲くものだ」

上堂舉。洞山因。僧問。寒暑到來。如何回避。山云。何不向無寒暑處去。僧云。如何是無寒暑處。山云。寒時寒殺闍梨。熱時熱殺闍梨。師云。當時者僧且冷笑一聲。管取洞山隱身無路。

> ある時、上堂でこの話を挙げられた。 洞山和尚が、ある僧から「寒さや暑さがやってきた時、どうやって避けたらよいのでしょうか」と問われた。 洞山は言った。「なぜ、寒さも暑さもないところへ行かないのか」 僧が「寒さも暑さもないところとは、どこでしょうか」と尋ねると、 洞山は答えた。「寒い時は、あなたを凍え死にさせるほど寒く、暑い時は、あなたを焼き殺すほど暑いところだ」 師は言われた。「あの時、その僧が冷ややかに一声、笑ってやれば、洞山はきっと身を隠す場所もなかっただろうに」

上堂。始見安居。又逢中夏。孜孜矻矻底。鬼神莫測其由。󱒄󱒄󱒃󱒃底。佛祖辨他不出。報恩門下。還有此人麼。家無白澤之圖。

> 上堂します。安居が始まったばかりなのに、もう夏の中頃を迎えました。一心不乱に励む者もいれば、その理由は鬼神にも測り知れず、のんびりと過ごす者もいて、その真意は仏祖にも見抜けません。報恩の門下に、このような人はいるでしょうか。家には白沢の図もありません。

上堂。舉。寒山子因。眾僧炙茄。次將茄串。向一僧背上。打僧回首。山呈起茄串云。是甚麼僧云。風顛漢。山却向傍僧云。爾道是僧費多少鹽醬。師云。欺敵者亡。者僧還甘麼。報恩若見他呈起茄串道是甚麼。便作聽勢擬議。奪茄串便打。

> 上堂。一つの公案を挙げる。寒山子が、僧たちが茄子を焼いているところにやって来た。彼は茄子の串を手に取り、一人の僧の背中をポンと叩いた。僧が振り返ると、寒山子は茄子の串を掲げて言った。「これは何だ？」僧は答えた。「気のふれた者め」。寒山子は傍らにいた別の僧に向かって言った。「あの僧は一体どれほどの塩や味噌を費やしてきたのだろうな」。師は言われた。「敵を侮る者は滅びる。あの僧はまだ納得しているだろうか。もし私がそこにいて、彼が茄子の串を掲げて『これは何だ』と言うのを見たら、すぐに耳を傾けるふりをして、一瞬の隙に茄子の串を奪い取り、彼を打つのだが」。

上堂。五祖凡示眾。東邊掉一句。西邊掉一句。大似蘸雪喫瓜冬。喚作楊岐正傳東山暗號。殊不知。法出姦生事久多變。

> 上堂します。五祖が大衆に示すたびに、東で一句を投げ、西で一句を投げる。まるで雪を浸して瓜を食べるようなもの。これを楊岐の正伝、東山の暗号と呼ぶ。しかし、法が出れば奸が生じ、事が久しければ多く変わる。

上堂。舉。世尊一日陞座。眾集定。文殊白椎云。諦觀法王法。法王法如是。世尊便下座。師云。是則是。只是舉椎較重些子。

> お堂に上がり、法を説く。 ある日、世尊が法座に上がられた。大衆が集まり、静寂が訪れると、文殊菩薩が槌を打ち鳴らして言われた。 「よく観よ、法王の法を。法王の法はかくの如し」 すると世尊は、そのまま法座を下りられた。 師は言われた。 「それもまた一つの法ではある。ただ、槌を打つ手が少し重すぎたようだな」

請監收上堂。無生田地。有種有收。時節到來。自然成熟。衲僧家開著口少他一時子不得。若非本色人。難以絕滲漏。且那箇是本色人。卓主丈。公。

> ご案内いたします。上堂の時が参りました。 無生の田地には、種を蒔けば収穫があります。 時節が来れば、自然に実を結ぶのです。 修行僧たる者、口を開くにも、この時節を欠かすことはできません。 もし本来の姿に目覚めていない者であれば、煩悩の漏れを断つことは難しいでしょう。 さて、本来の姿に目覚めた者とは、いったい誰のことでしょうか。 （杖を突いて）公案です。

解夏小參。僧問。三月安居今已滿。九旬功用事如何。師云。眼前依舊急絣絣。僧云。西天以臘人為驗。著甚死急。師云。者漆桶。僧云。謝指示。師云。黃連未是苦。

> 解夏の小参。僧問う、「三月安居、今已に満つ。九旬の功用、事如何」。師云く、「眼前、依舊として急絣絣たり」。僧云く、「西天は臘人を以て験と為す。甚だ死急なるを著す」。師云く、「者漆桶」。僧云く、「指示を謝す」。師云く、「黄連未だ是れ苦に非ず」。

乃竪拂子云。恁麼則易。不恁麼則難。恁麼則易。有結有解。把纜放舡。不恁麼則難。有始有終。無事不辦。諸方逼生蠶作繭。特牛產兒。我者裏買帽相頭。隨家豐儉。不覺也過了一夏。來朝解開布袋。各自爾東我西。前程忽有人。道著報恩爺名。不須諱却。何故。擊拂子。秋風吹渭水。落葉滿長安。

> 払子を立てて云く、このようならば易く、このようでなければ難し。このようならば易く、結びあり解きあり、纜を把りて舡を放つ。このようでなければ難しく、始めあり終わりあり、事なきことなし。諸方は生きた蚕に繭を作らせ、特牛に子を産ませる。我がここでは帽子を買い頭に相い、家に随って豊かにも貧しくも、知らぬ間に一夏も過ぎた。明朝布袋を解き開けば、各自爾は東に我は西に。前程に忽ち人あり、報恩爺の名を道うれば、諱むこと須いず。何故か。払子を打って、秋風渭水を吹き、落葉長安に満つ。

復舉。昔有老宿。一夏不為師僧說話。有僧嘆云。我只麼空過一夏。不敢望和尚說佛法。得聞正因二字也。得。老宿聞云。闍梨莫𧬊速。若論正因一字也無。道了扣齒云。我無端恁麼道。隣壁有老宿聞云。好一釜羹。被兩顆鼠糞污却。師云。三箇擔板漢。一箇較些子。報恩一夏。懸鼓待椎。佛法二字。無人問著。何故不因入水。爭見長人。

> また一つの古い話を挙げよう。昔、ある老宿が、一夏の間、師僧として説法をしなかった。ある僧が嘆いて言った。「私はただこのように一夏を無駄に過ごしました。和尚に仏法を説いてもらうことは望みませんが、せめて『正因』という二文字だけでも聞かせていただけませんか」と。老宿はこれを聞いて言った。「闍梨よ、急いではいけない。正因について言えば、一字さえもないのだ」と言い終えると、歯を鳴らして言った。「私は理由もなくこんなことを言ってしまった」。隣の部屋にいた別の老宿がこれを聞いて言った。「立派な一釜の羹が、二つの鼠の糞で汚されてしまった」。師は言われた。「三人の頑固者よ。一人はまだましだ。報恩は一夏の間、太鼓を吊るして槌を待っていた。仏法の二字は、誰も尋ねようとしない。なぜなら、水に入らなければ、長人（優れた人）には会えないからだ」。

次日上堂。行住坐臥四威儀中。常有一處險。只是諸人檢點不出。若檢點得出。許爾是箇天津橋上漢。若檢點不出。九十日內枉費精神。且道。那箇一處。卓主丈。險險。

> 翌日、上堂して言う。 行住坐臥の四威儀の中に、常に一つの危険なところがある。 ただ、皆さんはそれを見つけ出すことができない。 もし見つけ出せたなら、あなたは天津橋の上に立つ者だと認めよう。 もし見つけ出せなければ、九十日間の修行も無駄になる。 さて、その一つのところとは何か。 錫杖を突いて言う。 危険だ、危険だ。

上堂。舉。雲門因洞山到。問近離甚處。山云。查渡。門云。夏在甚處。山云。湖南報慈。門云。幾時離彼。山云。八月二十五。門云。放汝三頓棒。山次日問。昨日蒙和尚放三頓棒。不知過在甚麼處。門云。飯袋子。江西湖南。便與麼去。山於言下有省。師云。見亡執謝。方為本色衲僧。洞山錯何似雲門錯。

> 上堂。挙す。雲門、洞山の到るに因りて問う、「近く何れの処を離るるや」。山云く、「査渡」。門云く、「夏は何れの処に在るや」。山云く、「湖南の報慈」。門云く、「何れの時に彼を離るるや」。山云く、「八月二十五日」。門云く、「汝に三頓の棒を放つ」。山、次の日に問う、「昨日、和尚に三頓の棒を放たるることを蒙る。過ちの何れの処に在るかを知らず」。門云く、「飯袋子。江西、湖南。便に是の如く去る」。山、言下に省有り。師云く、「見亡び執謝れて、方に本色の衲僧と為る。洞山の錯、何ぞ雲門の錯に似んや」。

上堂。舉。趙州因。僧辭。州云。甚處去。僧云。諸方學佛法去。州云。有佛處不得住。無佛處急走。過三千里外。逢人不得錯舉。僧云。與麼則不去也。州云。摘揚花摘揚花。師云。神臂弓由基箭。趙州用之無不中的。爭奈者僧是赤眉隊裏來。

> 上堂。挙す。趙州、僧の辞するに因りて。州云く、甚麼處へ去る。僧云く、諸方に佛法を學び去らんとす。州云く、佛ある處には住することを得ず、佛なき處には急ぎ走れ。三千里の外を過ぎて、人に逢うて錯って挙することを得ず。僧云く、與麼ならば則ち去らず也。州云く、楊花を摘め楊花を摘め。師云く、神臂弓、由基の箭、趙州之を用うるに的中せざる無し。爭奈者僧は赤眉の隊裏より來れる。

謝南禪雲󱐙和尚并維那。上堂。道人相見。如雲升空。如水赴󱐙。品藻張鬍子頷下無鬚。罵詈諸方擣濕穀喫飯。忽有箇漢出來道。低聲低聲。新維那令嚴。不要說人長短。山僧只得休去。何故禹力不到處。河聲流向西。

> 謝南禅雲和尚并びに維那に礼拝す。上堂す。道人相見すること、雲の空に昇るが如く、水の赴くが如し。品藻すれども張鬍子の頷下に鬚無し。罵詈すれども諸方は湿穀を搗きて飯を喫す。忽ち箇の漢出で来たりて道う、低声低声、新維那の令厳なり。人の長短を説くことなかれ。山僧は只だ休去するを得ん。何の故ぞ、禹力の到らざる処、河声西に流る。

上堂。舉。興化見同參來纔上法堂。化便喝。僧亦喝。化又喝。僧又喝。化拈棒。僧又喝。化云。爾看者漢。猶作主在。僧擬議。化便打。侍者云。適來者僧有甚觸忤化云。是他。也有權。也有實。也有照。也有用。我將手向他面前橫兩遭。便去不得。似者般瞎漢。不打更待何時。師云。劍刃上走馬。火焰裡藏身。興化門下。不為分外。無端被者僧放乖。却向侍者處翻本。

> 上堂にて、一つの公案を挙げる。 かつて興化存奨禅師が、修行仲間の僧がやって来て、法堂に上がったばかりの時、興化が一喝すると、僧もまた喝した。興化がもう一度喝すると、僧もまた喝した。興化が棒を取ると、僧はさらに喝した。興化は言った。「お前、この漢を見よ。まだ主（あるじ）たる態度をとっている。」僧が何か言おうとすると、興化はすぐに打った。 侍者が尋ねた。「さきほどのあの僧は、何か失礼なことをしたのですか。」興化は答えた。「あの僧は、権（方便）もあり、実（真実）もあり、照（観照）もあり、用（作用）もある。私が手を彼の目の前で二度横に振っただけで、彼は動けなくなった。このような見えない者を、いつ打つというのか。」 わが師（圜悟克勤）は言われた。「剣の刃の上を馬で走り、炎の中に身を隠す。興化の門下であれば、これは当然のことだ。ところが、わけもなくあの僧にうまく立ち回られ、侍者の前で面目を保とうとしたのだ。」

上堂。汝諸人盡被聲色所轉。何不鼓聲未動。來法堂前行一兩遭。雖然。報恩更點火。照爾面在。

> 上堂。あなた方一同は、ことごとく音声や色相に翻弄されている。どうして太鼓の音が鳴る前に、法堂へ来て一、二度巡り歩かないのか。とはいえ、報恩はさらに灯火をともし、あなた方の顔を照らしているのだ。

開爐上堂。舉丹霞燒木佛。師云。丹霞如蟲禦木。院主偶爾成文。報恩今日開爐。且無木佛可燒。只有些無明火。常在諸人面前。日短夜長。各自照顧。

> 開炉の法座に上堂す。丹霞が木仏を焼く公案を挙げる。師云く、丹霞は虫が木をかじるが如し。院主は偶々文を成す。報恩今日炉を開く。且つ木仏を焼くべき無し。只些子の無明の火有り。常に諸人の面前に在り。日は短く夜は長し。各自よく照顧せよ。

冬至小參。釋迦已滅。彌勒未生。恁麼時節。東去也得。西去也得。無端。少林壁觀雪庭墮。臂引得一地裏。人如荷一百二十斤重擔。上羊額嶺一般。及乎詰其端由。依舊不出。箇仲冬嚴寒布裩赫赤。報恩久默斯要。不務速說。

> 冬至の小参。釈迦はすでに滅し、弥勒はまだ生まれず。このような時節に、東に行くもよし、西に行くもよし。思いがけず、少林の壁観、雪庭が堕ち、臂を引いて、あたり一面の人々は、百二十斤の重荷を背負って、羊額嶺に登るかのようだ。その端緒を尋ねると、依然として出ず。仲冬の厳寒、布の裩は赫赤なり。報恩は久しくこの要を黙し、速やかに説くことを務めず。

復舉。五祖演和尚示眾。但只喫菓子。誰管樹曲彔。師云。者無厭消老翁。得與麼不知來處。報恩菓子貴賤。價數高低。也要諸人一一知得。

> また、五祖演和尚が大衆に示された。「ただ果物を食べるだけでよい。誰が木の曲がりくねった形など気にかけようか」と。師は言われた。「この飽きることのない老翁よ、どうしてそのような来歴を知らないのか。報恩の果物の貴賤、価格の高低も、皆が一つ一つ知っておくべきことだ」と。

上堂。舉。古德因。僧問。如何是冬來事。德云。京師出大黃。師云。金以石試。人以言試。古人自謂。全璧而歸。不知身在草裏。

> 上堂。古徳が僧に問われたことを挙げる。「冬の到来とはどのようなことですか」と。古徳は答えた。「都では大黄が出回る」と。師は言う。金は石で試され、人は言葉で試される。古人は自ら「完璧な璧を持ち帰った」と言うが、自分が草むらの中にいることに気づいていない。

謝執事上堂。一跳一躑。師子嚬呻。一新一舊。和氣如春報恩尺不如寸。贏得癡坐。何也。家裏有人。

> 執事に感謝し、上堂する。一歩跳ね、一歩踏み出す。獅子がうなるように呻く。一つは新しく、一つは古い。和やかな気配は春のようだ。恩に報いるには、尺は寸に及ばない。愚かに座っているだけでは何も得られない。なぜか。家の中には人がいるからだ。

上堂舉。臨際入京教化云。家常添鉢。到一家門首。婆云。太無厭生。際云飯也未得。何言太無厭生。婆便閉却門。師云。蠅見血鶻捉鳩。拳來踢報。膠漆相投。難提掇處轉風流。

> 上堂で、臨済が都へ教化に行った時の話を挙げる。 「日常の托鉢に、ある家の門前に来た時、老婆が言った。『あまりにも欲張りだな』 臨済が『まだ飯もいただいてないのに、どうして欲張りだなんて言うのですか』と言うと、老婆はさっと戸を閉めた」 師は言う。 蠅は血を見、鷹は鳩を捕らえる。 拳が来れば蹴り返す。 膠と漆のようにぴったり合う。 掴みどころのないところに、風流が転ずる。

天基節上堂。定乾坤句。今古共遵。擒虎兕機。聖凡莫辨。以此助無為之化。四海晏清。以此祝無上之尊萬邦𭊷璧。時臨聖誕。預啟珍筵。一句無私。如何舉似。卓主丈。暗消溪畔雪。輕拆壠頭梅。

> 天基節の上堂。乾坤を定める句は、今古ともに尊ぶ。虎や犀を捕らえる機は、聖も凡も見分けがつかない。これをもって無為の化を助け、四海は安らかに清まる。これをもって無上の尊を祝し、万邦は璧を捧げる。時は聖誕に臨み、予め珍しい宴を開く。一句に私なし、いかにかこれを挙げ示さん。杖を卓つ。暗に溪畔の雪を消し、軽く壠頭の梅を拆く。

徑山無準和尚至。上堂。舉。仰山道。東寺師叔若在。慧寂不致寂寞。師云。仰山飲水貴地脈。報恩久貧乍富。豈敢効顰。未免借一條小路子行。何故。擊拂子。移花兼蝶至。買石得雲饒。

> 徑山の無準和尚が到着した。上堂し、仰山の言葉を挙げる。「東寺の師叔がおられれば、慧寂は寂しい思いをしないだろうに」。師は云う、「仰山は水を飲んでその地脈の貴さを知る。報恩は長く貧しく、今ようやく富んだばかり。どうして他人の真似などできようか。それでも、一条の小道を借りて歩むほかない。なぜかというと」。払子を打つ。「花を移せば蝶も共に来る。石を買えば雲も豊かに添う」。

除夜小參。去年貧未是貧。守株待兔。今年貧始是貧。認賊。為子。去年貧。無卓錐之地。癩狗繫枯椿。今年貧錐子也無。和贓納欵。與麼與麼。三百六十日。循環不已。不與麼不與麼。七十二氣候去。復還來。抱橋柱澡洗底。到底不知。依樣畫胡蘆底。轉增妄想。直饒輥到結交頭。依舊眼睛烏律律。報恩莫有方便麼。卓主丈。皇天苦屈。

> 除夜の小参。 去年の貧は、まだ貧にあらず。株を守りて兎を待つがごとし。 今年の貧にして初めて貧なり。賊を認めて子となす。 去年の貧は、錐を立てる地さえなし。癩狗、枯れ椿に繋がる。 今年の貧は、錐さえもなし。贓物を抱き、罪を納むる。 かくのごとく、かくのごとく。三百六十日、循環してやまず。 かくのごとくならざれば、かくのごとくならず。七十二の気候、去ってまた還る。 橋の柱を抱いて身を洗う者は、ついに悟ることを知らず。 型に倣って瓢箪を描く者は、かえって妄想を増す。 たとえ転がりて結交頭に至るとも、なお眼は烏律律たり。 報恩に方便なきや。杖を卓つ。皇天、苦しみ屈す。

復舉。疎山示眾。老僧咸通年已前。會得法身邊事。咸通年已後。會得法身向上事。師云。古人。明修棧道。暗度陳倉。山僧。端平二年住此山。牽長補短。隨分過時。若是法身邊事。巢父飲牛。許由洗耳。

> また一つの公案を挙げよう。疎山が大衆に示して言った。「老僧は咸通年より以前は、法身の辺事を会得していた。咸通年より以後は、法身の向上事を会得した」。師は言う。「古人は、明らかに棧道を修しながら、密かに陳倉を渡った。山僧は、端平二年にこの山に住して、長きを牽きて短きを補い、分に随って時を過ごしてきた。もし法身の辺事というならば、それは巣父が牛に水を飲ませ、許由が耳を洗うようなものだ」。

正旦上堂。年年是好年。日日是好日。為甚有新有舊。若道得箇隔手句子。許爾鐵輪峯頂翹足。大洋海底算沙。不然野火燒不盡。春風吹又生。

> 新年の朝、上堂して言われた。 「年々が良い年、日々が良い日である。 なぜ、新しいものと古いものがあるのか。 もし、一つの隔てのない言葉が言えるならば、 お前たちに鉄輪の峰の頂で足を上げさせよう。 大洋の海底で砂を数えさせよう。 さもなければ、野火は焼き尽くせず、 春風が吹けばまた生えてくる。」

上堂舉。藥山示眾。我有一句子。待特牛生兒。即向汝道。時有僧出云。特牛生兒了也。為甚不道。山喚侍者將燈來。其僧便歸眾。師云。者僧歸眾太速。蹉過藥山。

> 上堂で、薬山が大衆に示した話を挙げる。 「私は一つの言葉を持っている。牝牛が子を産むのを待って、そなたらに話そう。」 その時、ある僧が出てきて言った。 「牝牛が子を産みましたよ。なぜ話さないのですか。」 山（薬山）は侍者を呼んで、「灯りを持って来い」と言った。 その僧はすぐに大衆の中に戻った。 師（圜悟）は言う。 「この僧は大衆に戻るのが早すぎた。薬山を逃してしまった。」

上堂。春風如刀。春雨如膏。衲僧門下。何用忉忉。

> 上堂します。春風は刃のように鋭く、春雨は膏のように豊かです。修行僧の門下では、何をあれこれ心配することがありましょうか。

上堂舉。資福因。僧問。古人拈椎竪拂。意旨如何。福云。古人恁麼。僧再問。福便喝。師云。好大眾。如馬前廝撲。者僧若恁麼。有甚資福。

> 上堂で、資福和尚の話を挙げました。 ある僧が尋ねました。 「古人が槌を掲げ、払子を立てるのは、どういう意味ですか」 資福は言いました。 「古人はそうしたのだ」 僧がもう一度尋ねると、資福は喝をかけました。 師（私）は言います。 「皆さん、いいですか。まるで馬の前で取っ組み合いをするようなものです。 この僧がもしそうだったら、どうして資福和尚の教えを活かせましょうか」

重午上堂。人間四百四病。病病有藥。唯有毛病難醫直饒善財信手拈來也。只是對病與藥。要且不得無病之藥。且作麼生。是無病之藥。卓主丈。先要忌口。

> 重午の法座に上堂す。人間に四百四の病あり。病ごとに薬あり。ただ「毛病」のみは医し難し。たとえ善財童子が手を伸ばして薬を採ってきたとしても、それはただ病に対して薬を与えるに過ぎず、無病の薬を得ることはできない。さて、いかにすれば無病の薬となるや。杖を地に突き立てて言う。まず口を慎むべし。

上堂。涼飈乍起。玉露初垂。蟬噪高梧。蛩吟古砌。發揮臨濟在黃檗處。喫棒底意旨。誰肯承當。直饒言外知歸也。是秤椎蘸醋。

> 上堂。涼しい風が吹き始め、白露が降り始めた。セミは高い桐の木で鳴き、コオロギは古い石段で歌う。臨済が黄檗のもとで棒を喰らった時の意図を、誰が引き受けようか。たとえ言葉の外に帰ることを知ったとしても、それは秤の錘に酢をつけるようなものだ。

上堂。舉。玄沙問鏡清云。不見一法是大過患。汝道。不見甚麼法。清指露柱云。莫是不見者箇法麼。沙云。浙中清水白。米從汝喫。佛法未在。師云。也好莫是兩字會麼。寒雲抱幽石。霜月照清池。

> 上堂。玄沙が鏡清に尋ねた話を挙げる。 「一つの法も見えないのは大きな過ちだというが、お前は一体何の法が見えないというのか」 清は露柱を指さして言った。 「もしかして、この法が見えないということではないでしょうか」 沙は言った。 「浙中の清水白米はお前が食べるがよい。しかし、仏法はまだそこにはない」 師は言う。 「『もしかして』という二文字をよく理解しているか。寒雲が幽玄な石を抱き、霜月が澄んだ池を照らしているようだ」

退院上堂舉。高亭隔江見德山。便乃橫趨而去。後來開法。承嗣德山。師云。高亭只見錐頭利。不見鑿頭方。當時若過江來。豈止住院。有人會得主丈子。兩手分付。不然。雲在嶺頭閑不徹。水流磵底太忙生。

> 退院の上堂にて、高亭が川を隔てて徳山を見て、ただちに横に走り去ったことを挙げる。後に法を開き、徳山を継いだ。師は言う、「高亭はただ錐の先の鋭さを見ただけで、鑿の頭の四角さを見なかった。もしあの時、川を渡って来ていたなら、ただ院に住むだけではなかったろう。もしも誰かが主丈子の意味を理解するなら、両手でそれを授けよう。そうでなければ、雲は嶺の上でじっとしていられず、水は谷底で忙しすぎるばかりだ。」

報恩語錄終

> 報恩語録　終わり