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title: "法苑珠林 · 4 列數部"
description: "法苑珠林由唐代高僧道世编纂，成书于唐高宗总章元年（668年），是佛教重要的类书典籍。全书共一百卷，系统分类整理了佛教经律论三藏中的典故、名相、教义及因果故事，内容涵盖佛教宇宙观、修行方法、戒律仪轨等，被誉为佛教百科全书。道世以严谨的学术态度广引经典，保存了大量唐代以前的佛教文献，具有极高的史料价值。该书不仅对唐代佛教研究影响深远，更为后世学者提供了系统研究佛教教义的重要依据，在中国佛教文献史上占据重要地位。"
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### 列數部第四

> 第四 列挙の章

依正法念經云。餓鬼大數有三十六種。行因不等。受報各別。

> 『正法念経』によれば、餓鬼は大きく分けて三十六種存在します。その原因となった行いがそれぞれ異なるため、受ける報いも一つ一つ違っています。

一鑊湯鬼由受他雇殺生。受鑊湯煎煮。或受他寄抵拒不還。故受斯報

> 熱湯の釜の鬼<note>他人に雇われて殺生をしたため、釜の熱湯で煮られる報いを受ける。または、預かった品を横領して返さなかったために、この報いを受ける。</note>

二針口臭鬼以財雇人令行殺戮故。咽如針。鋒滴水不容也

> 二針口臭鬼<note>財で人を雇い殺戮を行わせたため、喉は針のように細く、刃先のような先端には水一滴すら通らない。</note>

三食吐鬼夫勸婦施婦惜言無。積財慳悋。故常食吐也

> 三食を吐く鬼<note>夫が妻に布施を勧めても、妻が惜しんで「ありません」と言い、財をため込んでケチる。そのため、常に食べ物を吐き出して食べることになる。</note>

四食糞鬼由婦人誑夫自噉飲食惡嫌夫故。常食吐糞也

> 四食の糞鬼（ぐき）<note>女が夫をだまして自分だけ飲み食いし、夫を嫌ったことにより、常に吐き物や糞を食べる。</note>

五食火鬼由禁人糧食令其自死。故受火燒㘁叫飢渴苦也

> 五穀を食べることを禁じられ、人を飢え死にさせた<note>前世で他人の食料を奪い飢え死なせた報いにより、火に焼かれて叫び、飢えと渇きの苦しみを受ける</note>

六食氣鬼多食美食。不施妻兒常困飢渴。唯得嗅氣也

> 六食気の鬼<note>自分だけ美味しいものを食べ、妻や子供に施さなかったため、常に飢えと渇きに苦しみ、ただ嗅ぐだけの気を得る。</note>

七食法鬼為求財利。為人說法。身常飢渴身肉消盡。蒙僧說法命得存立也

> 七つの食事の法の餓鬼（僧侶から説法を受けることで、ようやく生き延びられる存在です。）

八食水鬼由酤酒如水以惑愚人。不持齋戒。常患燋渴也

> 八食水鬼<note>酒を水のように（飲ませて）愚かな人々を惑わせるため、斎戒（精進潔斎）を守らず、常に焦げるような渇きに苦しむ。</note>

九希望鬼由買賣諍價。欺誑取物。常患飢渴。先靈祭祀而得食之也

十食唾鬼以不淨食誑出家人。身常飢渴恒被煑燒。以求人唾兼食不淨

十一食鬘鬼以前世時。盜佛華鬘用自莊嚴。若人遭事以鬘賞祭。因得鬘食也

十二食血鬼由殺生血食不施妻子。受此鬼身。以血塗祭方得食之

> 十二の血を啜る鬼<note>生き物を殺して血を食べ、妻や子に施さなかったために、この鬼の身を受けた。血を塗って祭ることによって、ようやくそれを食べられる。</note>

十三食肉鬼由以眾生身肉。臠臠秤之。賣買欺誑。因受此報多詐醜惡人惡見之。祭祀雜肉方得食之

十四食香鬼由賣惡香多取酬直。唯食香煙。後受窮報

十五疾行鬼若有破戒而披法服。誑惑取財。言供病人。竟不施與。便自食之。由受此報。常食不淨。自燒其身

> 十五疾行鬼（メモ） もし戒律を破りながらも法衣をまとい、人を欺いて金品を集め、「病人に施すためだ」と言いながら、結局は施さずに自分で使い果たす者がいる。その報いとして、常に不浄なものを食べさせられ、自らの身を焼かれることとなる。

十六伺便鬼由謀誑取財不修福業。因受此報。身毛火出。食人氣力不淨以自存活

> 十六の伺い便る鬼<note>謀って騙し取った財で、善行を積まなかったため。この報いを受け、体の毛から火が出る。人の気力や不浄なものを食べて生きている</note>

十七黑闇鬼由枉法求財繫人牢中。目無所見聲常哀酸。故受闇處惡蛇遍滿。猶刀割苦

> 第十七の黒闇鬼<note>法に背いて金品を奪い、人々を牢獄につないだ報いにより、目は見えず、声はいつも哀れに響く。そのため暗闇の境に生まれ、毒蛇が満ち溢れ、刃で刻まれるような苦しみを受ける。</note>

十八大力鬼由偷盜人物。施諸惡反不施福田。因受此報。大力神通多被苦惱也

> 十八大力鬼（人から物を盗み、悪行の報いとして与え、善行には施さなかったために、このような報いを受けた者。大きな力と神通力を持つが、苦しみも多い存在である）

十九熾然鬼由破城抄掠殺害百姓。因受此報。㘁哭叫喚遍身火燃。後得為人常被劫奪

> 十九番目、熾然鬼（しぜんき） <note>これは、城を破って人々を襲い殺した報いで、この苦しみを受ける。激しく泣き叫び、全身が炎に包まれる。後に人として生まれ変わっても、常に略奪される運命にある。</note>

二十伺孾兒便鬼由殺孾兒心生大怒。因受此報。常伺人便。能害孾兒也

> 二十の嬰児をうかがう鬼<note>嬰児を殺したことで心に大いなる怒りを生じたため、この報いを受けた。常に人の隙をうかがい、嬰児を害することができる。</note>

二十一欲色鬼由好婬得財不施福田。因受此報。遊行人間與人交會。妄為妖怪以求活命

> 二十一、欲色鬼（この鬼は、婬欲を好み、財物を得ても福田に施さないため、この報いを受ける。人間の世界を巡り歩き、人と交わり、みだりに妖怪と化して、命をつなごうとする。）

二十二海渚鬼由行曠野見病苦人。欺人誑取財物。生海渚中。受寒熱苦。十倍過人

> 第二十二章 海辺の鬼 （海辺に住む餓鬼。荒野を旅して病人に出会い、その人を騙して財物を奪うため、海辺の孤島に生まれ変わる。寒さと暑さの苦しみは、人の十倍以上である。）

二十三閻羅王執杖鬼由前世時。親近國王大臣專行暴惡。因受此報。為王給使。作執杖鬼

> 二十三、閻羅王の杖を持つ鬼<note>前世において、王や大臣に近づき、暴力や悪事だけを行ったため、この報いを受けて王の使いとなり、杖を持つ鬼となった。</note>

二十四食小兒鬼由說呪術誑惑取人財物。殺害猪羊。死墮地獄。後受此報。常食小兒

> 二十四の小児を喰らう鬼<note>これは、呪術を説いて人を騙し、財物を奪い、豚や羊を殺した罪で地獄に堕ちた後、この報いを受けて常に小児を食べる存在である。</note>

二十五食人精氣鬼由詐為親友。我為汝護。令他勇力沒陣而死。竟不救護。故受斯報

> 二十五、人の精気を食べる鬼<note>偽りの友情を装い『私が守ってやろう』と言いながら、相手を勇んで戦死させても一切助けなかった報いで、この苦しみを受ける。</note>

二十六羅剎鬼由殺生命以為大會。故受此飢火所燒報

> 二十六羅刹鬼について<note>殺生を儀式の中心としたため、飢えの炎に焼かれる報いを受けた存在である。</note>

二十七火燒食鬼由慳嫉覆心。喜噉僧食。先墮地獄。從地獄出。受火爐燒身鬼也

> 二十七、火燒食鬼<note>けちや妬みに心を覆われ、僧侶の食事を喜んで食べた者が、まず地獄に落ち、そこから出た後、火の炉で体を焼かれる鬼となる。</note>

二十八不淨巷陌鬼由此不淨食。與梵行之人。因墮此報。常食不淨也

> 二十八種の不浄な路地の鬼<note>この不浄の食べ物により、清らかな修行者に与えたことが原因で、この報いを受けて常に不浄なものを食べることになる。</note>

二十九食風鬼由見出家人來乞。許而不施其食。因受此報。常患飢渴。如地獄苦

> 二十九 風を食べる餓鬼<note>修行者（出家者）が食べ物を乞いに来たのを見て、与えると言っておきながら、結局何も施さなかった。その報いとして、このような姿に生まれ変わった。常に飢えと渇きに苦しみ、まるで地獄の苦しみのようである。</note>

三十食炭鬼由典主刑獄。禁其飲食。因受此報。常食火炭也

> 三十、炭を食う鬼<note>刑務所や牢獄を管理する役人が、囚人の飲食物を断った報いとして、このような姿に生まれ変わり、常に火のついた炭を食べさせられる。</note>

三十一食毒鬼由以毒食令人喪命。因墮地獄。後出為鬼。常飢餓恒食毒火。燒其身也

> 三十一、食毒鬼（むかで） <note>生前に毒を盛って人を殺めた報いで地獄に落ち、そこを出た後も鬼となって、常に飢えに苦しみ、毒の火を食べ続けて体が焼かれる存在です。</note>

三十二曠野鬼由曠野湖池造已施人。惡口決破令行人渴乏。故受斯報。常患飢渴。火燒其身也

> 三十二番目の「荒野の鬼」 （荒野に湖や池を造って人々に施したにもかかわらず、悪口を言ってその池を壊し、旅人を渇きで苦しめた。その報いとして、常に飢えと渇きに苦しみ、身体が火に焼かれるという苦しみを受けている。）

三十三塚間食灰土鬼由盜佛華賣已活命。故受此報。常食死人。處燒屍熱灰也

> 三十三、塚の間で灰や土を食べる鬼<note>それは、仏様に捧げられた花を盗んで売り、それを生きる糧としていたからである。その報いとして、このような姿に生まれ変わり、常に死人の肉を食べ、焼き場の熱い灰の中にいるのである。</note>

三十四樹下住鬼由見人種樹為施人作蔭。惡心斫伐。取財而用。故墮樹中。常被寒熱也

> 三十四 樹の下に住む鬼 <note>人が木を植えて、他人に日陰を提供するのを見て、悪心でそれを伐採し、木材を奪って利用したため、木の中に落ち、常に寒さと暑さに苦しむこととなる。</note>

三十五交道鬼由盜行路人糧。以惡業故。常被鐵鋸截身因交道祭祀。取食自活也

> 三十五辻の鬼（道を歩く人の食料を盗んだことで、悪業の報いとして常に鉄の鋸で体を切られる。人々が十字路で祭りをし、供え物を食べて生きながらえている）。

三十六魔羅身鬼由行邪道不信正真。因墮魔鬼。當破人善法也

> 三十六の魔の鬼の姿<note>邪な道を行き、正しい真実を信じなかったため、悪魔の鬼に堕ちた。他人の善い行いを破壊する存在である。</note>

依順正理論云。鬼有三種。謂無少多財。無財復有三。炬鍼臭口。炬口鬼者。此鬼口中常吐猛焰熾然無絕。身如被燎多羅樹形。此受極慳所招苦果。鍼口鬼者。此鬼腹大量如山谷口如鍼孔。雖見種種上妙飲食。不能受用。飢渴難忍。臭口鬼者。此鬼口中常出極惡腐爛臭氣。過於糞穢沸溢廁門。惡氣自熏恒空嘔逆。設遇飲食亦不能受。飢渴所惱狂噭亂奔。少財亦有三。謂鍼毛臭毛癭。鍼毛鬼者。此鬼身毛堅剛鋸利不可附近。內鑽自體外射多身。如鹿中毒箭怖狂走。時逢不淨少濟飢渴。臭毛鬼者。此鬼身毛臭甚常穢薰爛肌骨。蒸坌腸腹衝喉變歐。荼毒難忍。攫體拔毛傷裂皮膚。轉加劇苦。時逢不淨少濟飢渴。言癭鬼者。謂此鬼咽惡業力。故生於大癭。如大癕腫熱晞酸疼。更相㓟𮊞臭膿涌出。爭共取食少得充飢。多財亦有三。謂希祠希棄大勢。希祠鬼者。此鬼常時往祠祀中。饗受他祭。生處法爾時歷異方。如鳥陵空往還無礙。由先勝解作是希望。我若命終諸子孫等必當祠我資具飲食。由勝解力生此鬼中。乘宿善因感此祠祀。或有先性愛親知。為欲皆令豐足資具。以不如法積集珍財。慳悋居心不能布施。乘斯惡業生此鬼中。住本舍邊便穢等處。親知追念為請沙門梵志孤窮供施崇福。彼鬼見已。於自親知及財物中生己有想。又自明見慳果現前。於所施田心生淨信。相續生長捨相應業。由此便成順現法受。乘斯力故得資具豐饒。希棄鬼者。此鬼欲常收他所棄吐殘糞等用充所食。亦得豐饒。謂彼宿生慳過失故。有飲食處見穢或空。樂淨見穢。亦由現福。如其所應各得豐饒。飲食資具生處法爾。所受不同不可推徵祠到。所以如地獄趣異熟生色。斷已還續。餘趣則無。於人趣中有勝念智修梵行等。餘趣中無。如天中隨欲眾具皆現。如斯等事生處法然。不可於中求其定量。大勢鬼者。大同前婆沙論說。又瑜伽論云。鬼趣有三。一者外障鬼。謂彼有情由習上慳生鬼趣中。常與飢渴相應。皮肉枯槁猶如火炭。頭髮蓬亂脣口乾焦。常以其舌舐掠口面。飢渴慞惶處處馳走。所到泉池為諸有情手執刀仗護不令覷。或變成膿血自不欲飲。是名外障鬼。二者內障鬼。謂彼有情口如針炬其腹寬大。縱得飲食自不能食。是名內障鬼。謂有餓鬼。名猛焰鬘。隨所飲噉皆被燒然。由此因緣飢渴大苦。是名無障鬼。若夫善名利物。感報怡愉。惡是損他招果摧折。但善類登山理為難上。惡如崩墜實可易行。是以天宮閑曠來蹤蓋寡。地獄樊籠往人爭湊也。

> 『順正理論』に基づいて説かれている。餓鬼には三種いる。すなわち、無財鬼・少財鬼・多財鬼である。 まず、無財鬼にはさらに三種ある。炬口鬼・針口鬼・臭口鬼である。 炬口鬼とは、この鬼の口からは常に激しい炎が燃え盛り、絶えることがない。その身体は焼かれた多羅樹の幹のようである。これは極度の慳吝（物惜しみ）が招いた苦しみの報いである。 針口鬼とは、この鬼は腹は山や谷のように大きく、口は針の穴のように小さい。たとえ様々な素晴らしい飲食を見ても、それを享受することができない。飢えと渇きに耐え難い。 臭口鬼とは、この鬼の口からは常に極めて腐敗した悪臭が漂い、糞便や汚物が溢れ出る便所よりもひどい。その悪臭に自ら悶え、常に空嘔きを繰り返す。たとえ飲食に出会っても、それを受け入れることができない。飢えと渇きに悩まされ、狂ったように叫びながら走り回る。 次に、少財鬼にも三種ある。針毛鬼・臭毛鬼・癭鬼である。 針毛鬼とは、この鬼の体毛は硬く鋭い鋸のようで、近づくことができない。その毛は自分の体内を刺し、外に向かっては他人の身を射る。丁度鹿が毒矢に当たって恐怖して逃げ回るように、時に不浄なものに出会ってわずかに飢えと渇きをしのぐ。 臭毛鬼とは、この鬼の体毛は極めて臭く、常に腐敗した臭いで肌や骨を爛れさせる。その臭いは内臓や喉にまで上り、嘔吐を誘い、苦しみは耐え難い。自分の体を掻き毟り毛を引き抜くと、皮膚が裂け傷つき、さらに苦しみが増す。時に不浄なものに出会ってわずかに飢えと渇きをしのぐ。 癭鬼とは、この鬼の喉には悪業の力によって大きな瘤ができる。それは大きな腫れ物のように熱く疼き、破裂して膿が吹き出る。彼らは争ってその膿を食べ、わずかに飢えをしのぐ。 次に、多財鬼にも三種ある。希祠鬼・希棄鬼・大勢鬼である。 希祠鬼とは、この鬼は常に祠や祭祀の場に赴き、他人の供物を享受する。彼らの生まれつきの性質として、鳥が大空を自由に飛び交うように、様々な場所を自在に行き来する。生前に「もし自分が死んだら、子孫たちは必ず自分を祀り、飲食などを供えてくれるだろう」と強く願っていたことにより、この鬼として生まれた。そして過去の善行の力によって、その祭祀による供養を享受するのである。あるいは、生前に親族や知人を愛し、彼らを豊かにしようとして、正しくない方法で財宝を蓄え、心に慳吝を抱いて布施をしなかった者が、この悪業によって鬼と生まれ、生前の家の側や汚物溜めなどに住む。親族や知人がその者を追悼して、沙門や梵志、孤児や貧しい人々に施しをして福を積もうとすると、その鬼はそれを見て、自分の親族や財物を我が物と思う。そして自分の慳吝の報いが現前しているのを明らかに見て、布施を受ける者たちに対して清らかな信心を生じ、布施に対応する善行を積み重ねる。この力によって、現世で報いを受けることになる。その力に乗じて、豊かな財物を得る。 希棄鬼とは、この鬼は常に他人が吐き捨てた残り物や糞便などを拾い集めて食べ、それも豊かに得る。これは生前の慳吝の過失の故である。飲食のある場所では汚物しか見えないか、あるいは何もなかったりする。清らかなものを好む者は汚物として見る。これは現在の福徳によるものであり、それぞれの因縁に応じて豊かに得るのである。飲食などの生活物資は、その生まれた場所の性質によって異なり、共通した法則で論じることはできない。例えば地獄の衆生が持つ異熟の色（業によって生じた姿）は、一旦断たれても再び続くが、他の趣ではそうではない。人間の世界には優れた記憶力や智慧、梵行（清らかな行い）などがあるが、他の趣にはない。天界では欲するものはすべて現れる。これらの事柄は、それぞれの生まれた場所の性質によるものであって、その中に一定の基準を求めることはできない。 大勢鬼とは、これは先に述べた『婆沙論』の説明とほぼ同じである。 また『瑜伽論』にはこう説かれている。鬼趣には三種ある。 一に、外障鬼とは、これらの有情は強い慳吝の心によって鬼趣に生まれ、常に飢えと渇きに苦しむ。皮膚や肉は火の燃えさしのように枯れ果て、髪は乱れ、唇や口は乾ききっている。常に舌で口元を舐め、飢えと渇きに恐慌してあちこちを走り回る。たとえ水たまりにたどり着いても、他の有情が刀や杖を持って守り、近づくことを許さない。あるいはその水が膿や血に変わってしまい、自ら飲もうとも思わない。これを外障鬼という。 二に、内障鬼とは、これらの有情は口が針の穴のようで、腹は広く大きい。たとえ飲食を得ても、自ら食べることができない。これを内障鬼という。 三に、無障鬼とは、猛焰鬘と呼ばれる餓鬼がいて、飲み食いするものはすべて燃やされてしまう。この因縁によって、飢えと渇きの大きな苦しみを受ける。これを無障鬼という。 善い行いは人々の利益となり、その報いとして心は安らかで楽しい。しかし、悪い行いは他者を損ない、その果報として苦しみを受ける。善い行いを積むことは山に登るように難しく、悪い行いに陥ることは崖が崩れ落ちるように容易い。それゆえ、天宮は広々としているが、そこに至る者は稀であり、地獄の檻は人で溢れかえっているのである。