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title: "法苑珠林 · 南陽宋定伯"
description: "法苑珠林由唐代高僧道世编纂，成书于唐高宗总章元年（668年），是佛教重要的类书典籍。全书共一百卷，系统分类整理了佛教经律论三藏中的典故、名相、教义及因果故事，内容涵盖佛教宇宙观、修行方法、戒律仪轨等，被誉为佛教百科全书。道世以严谨的学术态度广引经典，保存了大量唐代以前的佛教文献，具有极高的史料价值。该书不仅对唐代佛教研究影响深远，更为后世学者提供了系统研究佛教教义的重要依据，在中国佛教文献史上占据重要地位。"
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南陽宋定伯年少時。夜行逢鬼。問曰。言鬼。尋復問之。卿復誰。定伯誑之言。我亦鬼。鬼問。欲至何所。答曰。欲至宛市。鬼言。我亦欲至宛。遂行數里。鬼言。步行太遲。可共遞相檐也。定伯曰。大善。鬼便先檐定伯數里。鬼言。卿大重將非鬼也。定伯言。我新死故身重耳。伯因復檐鬼。鬼略無重。如是再三。定伯復言。我新死不知鬼悉何所畏忌。鬼答言。唯不喜人唾。於是共行。道遇水。定伯令鬼先度。聽之了無聲音。定伯自度漕灌作聲。鬼復言。何以聲。定伯曰。新死不習度水故爾。勿怪吾也。行欲至宛。定伯便檐鬼著頭上急持之。鬼大呼聲咋咋然。索下不復聽之。徑至宛市中下著地。化為一羊便賣之。恐其變化。為羊唾之。得錢千五百乃去。于時石崇言。定伯賣鬼得千五百文右此一驗出列異傳。

> 昔、南陽の宋定伯という者が若い頃、夜道を歩いていると鬼に出くわした。定伯が「お前は誰だ」と尋ねると、鬼が言うには「鬼だ」。そこでまた「お前は一体誰なんだ」と聞くと、定伯は嘘をついて「俺も鬼だ」と答えた。鬼が「どこへ行くのか」と尋ねたので、「宛の市へ行こうとしている」と答えると、鬼は「私も宛へ行くところだ」と言った。 そうして数里ほど歩くと、鬼が言った。「歩いて行くのは遅すぎる。互いに交代で担いで行こうではないか」。定伯が「それはいい考えだ」と言うと、鬼が先に定伯を数里担いだ。すると鬼が言った。「お前はずいぶん重い。まさか鬼ではないのではないか」。定伯は「私は死んだばかりなので、体が重いのだ」と答えた。 次に定伯が鬼を担ぐと、鬼はまったく重くなかった。これを二度三度繰り返した後、定伯が言った。「私は死んだばかりで、鬼が何を恐れ、何を避けるのか知らないのだが」。鬼が答えた。「ただ、人間の唾をかけられるのが嫌いだ」。 そこで一緒に歩き続け、道中で川にぶつかった。定伯は鬼に先に渡らせてみると、水の音はまったくしなかった。定伯が自分で渡ると、ドボドボと大きな音がした。鬼がまた尋ねた。「なぜ音がするのか」。定伯は言った。「死んだばかりで川を渡るのに慣れていないからだ。どうか気にしないでくれ」。 宛の町が近づいた時、定伯は鬼を肩に担ぎ上げ、しっかりと押さえつけた。鬼は「ぎゃあっ」と大声で叫び、下ろせと懇願したが、定伯は聞き入れなかった。そのまま宛の市に直行し、地面に下ろすと、鬼は一匹の羊に姿を変えた。そこでその羊を売ってしまった。変化するのを恐れた定伯は、羊に唾をかけた。結果、千五百文の金を得て去っていった。 当時の石崇という者が言った。「定伯は鬼を売って千五百文を得たのだ」と。 <note>右の話は『列異伝』に出ている。</note>