---
title: "法苑珠林 · 8 誡勗部"
description: "法苑珠林由唐代高僧道世编纂，成书于唐高宗总章元年（668年），是佛教重要的类书典籍。全书共一百卷，系统分类整理了佛教经律论三藏中的典故、名相、教义及因果故事，内容涵盖佛教宇宙观、修行方法、戒律仪轨等，被誉为佛教百科全书。道世以严谨的学术态度广引经典，保存了大量唐代以前的佛教文献，具有极高的史料价值。该书不仅对唐代佛教研究影响深远，更为后世学者提供了系统研究佛教教义的重要依据，在中国佛教文献史上占据重要地位。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmcy5av1w03egl404fkro6ueo"
---

### 誡勗部第八

> 戒めと励ましの章 第八

如起世經云。佛告諸比丘。有三天使在於世間。何等為三。一老二病三死。有人放逸三業惡行。身壞命終生地獄中。諸守獄者。應時即來。驅彼眾生至閻摩王前。白言。大王。此等眾生昔在人間縱逸自恣。不善三業。今來生此。唯願大王善教示之。王問罪人。汝昔人間第一天使。善教示汝善呵責汝。豈得不見出現生耶。答言。大天。我實不見。王重告言。汝豈不見為人身時。或作婦女。或作丈夫。衰老相現齒落髮白。皮膚緩皺黑黶遍體。狀若胡麻膊傴背曲。行步跛蹇足不依身。左右傾側頸細皮寬。兩邊垂緩猶若牛𩑶。脣口乾枯喉舌燥澁。身體屈弱氣力綿微。喘息出聲猶如挽鋸。向前欲倒恃杖而行。盛年衰損血肉消竭。羸瘦尫弱趣來世路。舉動沈滯無復壯形。乃至身心恒常顫掉。一切支節瘦懈難攝。汝見之不。答言。大天。我實見之。時王告言。汝愚癡人無有智慧。昔日既見如是相貌。云何不作如是思惟。我今具有如是老法未得遠離。可作善業使我長夜利益安樂。彼人復答言。大天。我實不作如是思惟。以心縱蕩行放逸故。王又告言。汝愚癡人不修善業。當具足受放逸之罪。此之苦報非他人作。是汝自業。今還聚集自受報也。

> 『起世経』にこう説かれています。仏は比丘たちに告げられた。「世の中には三つの天の使いがいる。何が三つか。第一に老い、第二に病、第三に死である。」 人が安逸にふけり、身・口・意の三つの行いを悪くして、身体が壊れ命が終わると地獄に生まれる。そこでは獄卒たちがすぐにやって来て、その者たちを閻魔大王の前に連れて行き、こう申し上げる。「大王、これらの者たちはかつて人間界で好き勝手に振る舞い、三つの行いを善くしませんでした。今、ここに生まれました。どうか大王様が、彼らをよく教え導いてくださいませ。」 王は罪人に問う。「お前はかつて人間界にいた時、第一の天の使いがよく教え戒めたのに、現れ出るのを見なかったのか。」罪人は答える。「大王よ、私は実際に見ていません。」 王は重ねて言う。「お前は人間であった時、女性であれ男性であれ、老いの相が現れて、歯が抜け、髪が白くなり、皮膚は緩み皺が寄り、黒い斑点が全身にゴマのように広がり、肩は曲がり背は丸まり、歩く時は足がもつれて身体に従わず、左右に傾き、首は細く皮はたるみ、両側に垂れて牛の顎のようになるのを見なかったか。唇や口は乾き、喉や舌は渇き、身体は弱り、気力はかすかになり、息をするのもノコギリを引くような音がする。前に倒れそうになりながら杖に頼って歩き、盛りの年は衰え、血肉は尽き、痩せ衰えて弱々しくなり、来世への道へと向かい、動きは重く、壮健だった姿はもうない。身体や心は絶えず震え、すべての関節は痩せて弱り、まとまりがない。これらを見なかったか。」 罪人は答える。「大王よ、私は確かにそれらを見ました。」 そこで王は言う。「愚かな者よ、お前には智慧がなかった。かつてそのような姿を見ながら、どうしてこう考えなかったのか。『私もまた、このような老いの性質を持ち、まだそこから逃れていない。善い行いをして、長い夜の間に利益と安楽を得よう』と。しかし罪人は再び答える。「大王よ、私はそのように考えませんでした。心が乱れ、放逸にふけっていたからです。」 王はまた言う。「愚かな者よ、お前は善い行いをせず、放逸の罪を十分に受けることになる。この苦しみの報いは他人が作ったものではない。お前自身の行いが、今、集まり報いとして帰ってくるのだ。」

爾時閻摩王。第二呵之告言。諸人豈不見第二天使世間出耶。答言。大天。我實不見。王復告言。汝豈不見。昔在世間作人身時。若婦女身。若丈夫身。四大和合忽爾乖違。病苦所侵纏綿困篤。或臥大小床上。糞尿污穢。宛轉其中。不得自在。眠臥起坐。仰人扶侍。洗拭抱持。與飲與食。一切須人。汝見之不。彼人答言。大天。我實見之。王復告言。癡人汝見如是。云何不思。我今亦有如是之法未離患法。可作善業令我當來長夜得大利益大安樂事。彼人答言。不也。我實不作如是思惟。以懈怠心行放逸故。王告癡人。汝既嬾墮。不作善業受此惡報。非他人造還自受報。

> その時、閻魔大王は二度目に彼を責めて言いました。 「人々よ、お前たちは第二の天の使いが世に現れているのを見なかったのか。」 その人は答えました。「大王よ、私は実際に見ておりません。」 王は再び言いました。「お前は見なかったのか。昔、人の身としてこの世にいた時、女性であれ男性であれ、四大が調和を失い、病の苦しみに侵されて長く床に伏せ、大小の寝台の上で糞尿にまみれ、もがき苦しみ、思うままにならず、眠るにも起きるにも、横たわるにも座るにも、誰かの助けを借り、拭き清められ、抱き支えられ、飲み物や食べ物を一切誰かに頼らねばならなかったではないか。お前はそれを見たか。」 その人は答えました。「大王よ、私は確かに見ております。」 王は再び言いました。「愚か者よ、お前はそれを見ながら、どうして考えなかったのか。『私にもまた、このようなあり方を離れられない法があるのだ。未来永劫にわたって大きな利益と安楽を得るために、善い行いをなすべきだ』と。その人は答えました。「いいえ、私はそのように考えたことはございません。怠けた心で放逸に過ごしたからです。」 王はその愚か者に言いました。「お前は怠け者であり、善い行いをしなかったゆえに、この悪報を受けるのだ。これは他の誰かの仕業ではなく、お前自身の行いがもたらした報いである。」

爾時閻摩王。第三呵之語言。汝愚癡人。汝昔作人時。豈可不見第三天使世間出耶。答言。大天。我實不見。王復告言。汝人間時。豈不復見。若婦人身。若丈夫身。隨時命終置於床上以雜色衣而蒙覆之。將出聚落。昇帳軒蓋種種莊嚴。眷屬圍繞舉手散髮。灰土坌頭極大悲惱。號咷哭泣舉聲大叫。椎胸哀慟酸哽楚切。汝悉見不。答言。大天。我實見之。時王告言。癡人汝昔既見如此。何不思惟。我亦有死未得免離。今宜作善為我長夜得大利益。彼人答言。大天。我實不作如是思惟何以故。以放逸故。時王告言。汝既放逸。不作善業自造此惡。非他人造得此果報。汝還自受。以此三使教示呵責已。勅令將去。時守獄者。即執罪人兩足兩臂。以頭向下以足向上。遙擲置於諸地獄中。

> 第三の使者との対話 そこで閻魔大王は、三度目にこう咎めます。「愚かな者よ、お前が人間だった時、天が遣わす第三の使者を世の中で見なかったのか」すると罪人は「大王様、私は実際に見ませんでした」と答えます。 王はさらに言います。「お前が人間だった時、見なかったのか。女であれ男であれ、命の終わりに臨んで、寝台に横たえられ、色とりどりの衣で覆われる様を。村の外へ運び出され、美しい天蓋や飾りで飾られ、親族たちが周りを取り囲み、手を上げて髪を振り乱し、灰や土を頭に浴びせ、ひどく悲しみ嘆き、声を限りに泣き叫び、胸を叩いて悲しみの極みに達する姿を。お前はそれらを見なかったのか」 罪人は答えます。「大王様、私は実際に見ました」 すると王は言います。「愚か者よ、お前はそれを目にしながら、どうして考えなかったのか。『私もいつか必ず死ぬ。この死から逃れられはしない。今こそ善い行いを積み、長い未来にわたって大きな利益を得るべきだ』と」 罪人は答えます。「大王様、私は実際にそのようには考えませんでした。なぜなら、私は放逸だったからです」 王は告げます。「お前は放逸に過ごし、善い業を積まなかった。自らこの悪業を造ったのであり、他の者が造ったのではない。その報いを自ら受けなさい」 こうして三つの使者を示して咎め、彼を連れ去るよう命じます。すると獄卒たちは、罪人の両足と両腕を捕らえ、頭を下に、足を上に向けて、地獄の中へと投げ込むのです。

夫擁其流者。未若杜其源。揚其湯者。未若撲其火。何者源出於水。源未杜而水不窮。火沸於湯。火未撲而湯詎息。故有杜源之客不擁流而自乾。撲火之賓。不揚湯而自止。類斯而談可得詳矣。厭其果者未若絕其因。怖其苦者豈若懲於惡。因資於果。因未絕而果不窮。惡生於苦。惡未懲而苦詎息。故使絕因之士。不厭果而自亡。懲惡之賢。不怖苦而自離。凡百君子書而誡歟。

> 流れをせき止めようとする者は、その水源を塞ぐに如かず。湯をかき混ぜて冷まそうとする者は、その火を消すに如かず。なぜなら、水源は水を生み出すものであり、水源を塞がなければ水は尽きることがない。火は湯を沸かすものであり、火を消さなければ湯は決して静まらないからだ。ゆえに水源を塞ぐ者は、流れをせき止めずとも自然に水は涸れる。火を消す者は、湯をかき混ぜずとも自然に静まる。これに類して考えれば、詳しく理解できるだろう。 結果を嫌う者は、原因を断つに如かず。苦しみを怖れる者は、悪行を戒めるに如かず。原因は結果を生み、原因を断たなければ結果は尽きることがない。悪は苦しみを生み、悪を戒めなければ苦しみは決して止まない。ゆえに原因を断つ賢者は、結果を嫌わずとも自然にそれが消え去る。悪行を戒める賢者は、苦しみを怖れずとも自然にそこから離れられる。 どうか全ての君子よ、これを書き記して戒めとされたい。

頌曰。

> 偈に曰く。

生來死還送 日往復月旋弱喪昏風動 流浪逐物遷愚戇失正路 漂沒入重淵一墜幽暗處 萬劫履鋒鋋六道旋寰苦 三業未曾全隨流無人救 悽傷還自憐歸誠觀物像 方知虛妄筌苦海深何趣 思登般若船

> 生まれては死に、死んでは送られ、 日が暮れてはまた月が巡る。 愚かさに迷い、闇の風に動かされ、 流され漂い、物に追われて移りゆく。 愚かさゆえに正しい道を失い、 沈み没して、深い淵に入る。 一度、暗き場所に堕ちれば、 幾万年もの間、剣の刃を踏むこととなる。 六つの道を巡り苦しみ、 三つの業もついに全うされず。 流れに従い、救う者もなく、 悲しみ傷つき、なお自らを哀れむ。 心を帰して、物の姿を観れば、 ようやく知る、それは虚ろな網であると。 苦しみの海は深く、どこへ向かうのか。 願わくは、般若の船に登らんことを。