---
title: "法苑珠林 · 唐時岐州王志有冥婚怪"
description: "法苑珠林由唐代高僧道世编纂，成书于唐高宗总章元年（668年），是佛教重要的类书典籍。全书共一百卷，系统分类整理了佛教经律论三藏中的典故、名相、教义及因果故事，内容涵盖佛教宇宙观、修行方法、戒律仪轨等，被誉为佛教百科全书。道世以严谨的学术态度广引经典，保存了大量唐代以前的佛教文献，具有极高的史料价值。该书不仅对唐代佛教研究影响深远，更为后世学者提供了系统研究佛教教义的重要依据，在中国佛教文献史上占据重要地位。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmcy5b0co08i1l4048hswf9k2"
---

唐顯慶三年。岐州岐山縣王志任益州縣令。考滿還鄉。有在室女。面貌端正。未有婚娉在道身亡。停在綿州。殯殮居棺寺。停累月。寺中先有學生。停一房內。夜初見此亡女來入房內。莊飾華麗。具申禮意。欲慕相就。學生容納。相知經月。女與學生一面銅鏡巾櫛各一。念欲上道。女共學生。具展哀情密共辭別。家人求覓此物不得。令遣巡房求之。於學生房覓得。令遣左右縛打此人。將為私盜。學生具說。逗留口云。非唯得娘子此物。兼留上下二衣共某辭別。留為信物。令遣人開棺檢求。果無此衣。兼見女身似人幸處。既見此徵。遣人解放。借問此人。君居何處。答云。本是岐州人。因從父南任。父母俱亡。權游諸州學問。不久當還。令給衣馬。裝束同歸。將為女夫。憐愛甚重見西明寺僧法雲本鄉梓州具說如是。

> 唐の顕慶三年、岐州岐山県の王志が益州の県令を務め、任期満了で故郷に帰ることになった。彼には結婚前の娘がいた。顔立ちは端正であったが、まだ婚約はなく、道中で病に倒れて亡くなってしまった。遺体は綿州に留め置かれ、棺に納められて寺に安置された。それから幾月か経った頃、その寺には先に学生が一人、一室に滞在していた。ある夜、その学生のもとへ、この亡くなった娘が部屋に入ってきた。装い華やかで、礼儀正しく挨拶をし、自ら親しくなりたいと申し出た。学生はこれを受け入れ、やがて月日が流れた。娘は学生に、鏡一面と櫛、手巾（手拭い）を一つずつ与えた。やがて旅立とうとするとき、娘と学生は互いに別れを惜しみ、ひそかに別れを告げた。 王志の家族は、娘の遺品である鏡や櫛が見つからず、家来に命じて寺中の部屋を調べさせた。すると学生の部屋から見つかった。王志は家来に命じて学生を縛り上げ、盗人として責めようとした。学生は一部始終を語り、「娘からいただいたのはこれらの品々だけでなく、上下の衣も二着、別れの印として預かっております」と説明した。王志が棺を開けて確かめさせると、果たして衣はなく、娘の体には人としての愛情のあとが見られた。この証拠により、王志は家来に命じて学生の縄を解かせた。そして学生に尋ねた。「あなたはどこに住んでいるのか」と。学生は答えた。「もとは岐州の者です。父に従って南へ赴任しましたが、両親は亡くなりました。今は諸国を巡り学問をしており、まもなく故郷へ戻るつもりです」。 王志は学生に馬と衣を支給し、準備を整えて共に帰郷した。やがて娘と結婚させ、たいそうかわいがったという。 <note>西明寺の僧・法雲が、故郷の梓州で、この話を詳しく語っていたと聞く。</note>