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title: "根本說一切有部毘奈耶雜事 · 第三十八"
description: "根本说一切有部毗奈耶杂事是唐代高僧义净翻译的一部重要佛教律典，属于说一切有部的律藏文献。义净在7世纪赴印度求法，归国后系统翻译了大量佛教经典。该典籍主要记载了佛陀制定戒律的因缘、具体戒条及僧团生活规范，涵盖衣食住行等日常细节，是研究早期佛教戒律制度的重要文献。作为上座部佛教根本说一切有部的重要律典，它在南传佛教中具有权威地位，对了解原始佛教僧团运作和戒律思想具有不可替代的价值，是汉传佛教律学研究的核心经典之一。"
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## 根本說一切有部毘奈耶雜事卷第三十八

> 根本説一切有部律雜事 第三十八巻

三藏法師義淨奉　制譯

> 三蔵法師義浄奉　制訳

### 第八門第十子攝頌說涅槃之餘

> 第八門 第十子偈 涅槃の余燼

爾時拘尸那城有出家外道名曰善賢梵云蘇跋陀羅，年百二十形容衰朽，俱尸那城所有壯士，於善賢處悉生恭敬，尊重供養如阿羅漢。去斯不遠有大華池名曰曼陀枳儞，於池岸上有烏曇跋樹，善賢梵志常遊於此。往昔菩薩在覩史天，作白象狀入母胎時，彼烏曇樹華始新出，降誕之始漸有光色，為童子時其華欲發，厭老病死遠託山林，其華稍大狀如鵶嘴，修苦行時現萎萃相，捨苦行已氣息疎通噉諸飲食廣如前說，乃至成等正覺其華開敷。梵王來請於婆羅痆斯轉法輪時，其樹及華光色榮盛，妙香芬馥遍諸方界。然佛大悲普於有緣，所在世界廣濟度已，詣拘尸那為最後臥，而此華樹形色枯萃，見者驚歎。是時善賢觀斯變異而作是念：「拘尸那城必有凶禍。」爾時護國天神發大音聲告諸人曰：「今日如來於中夜時，必入無餘妙涅槃界。」善賢梵志聞其說已，作如是念：「哀哉！苦哉！彼大沙門喬答摩氏，必於今夜當般涅槃。然我每於自所得法有懷疑惑，常自思惟我於何時因何方便得見彼人諮啟未悟？惜哉！法眼不久將滅。今宜速往親自啟問。若蒙大悲垂哀為決，於諸猶豫永得開解。」作是念已出拘尸那城詣雙林所。

> 時に、拘尸那城に善賢という出家の外道がおりました（注：梵語では蘇跋陀羅といいます）。年は百二十で、その姿は老い衰えていました。しかし、拘尸那城のすべての壮士たちは、善賢を深く敬い、阿羅漢のように尊重し供養していました。 その近くには曼陀枳儞という大きな蓮池があり、池の岸には烏曇跋の木が生えていました。善賢の修行者は常にこの場所で過ごしていました。かつて菩薩が兜率天にあり、白象の姿で母胎に入られた時、その烏曇跋の木は新たに花を咲かせ始めました。誕生の時には次第に色づき、童子の時には花が咲こうとしていました。老・病・死を厭い、遠く山林に赴かれた時には、その花はカラスの嘴のように大きくなりました。苦行をされていた時には、花は萎れた様子を見せました。苦行を捨てられ、呼吸が通り、飲食をされるようになると、さらに花は育ちました。そして、等正覚を成就された時には、その花は見事に開き、梵天が請われて波羅痆斯で法輪を転じられた時には、木も花も輝き、素晴らしい香りが四方に薫り渡りました。 しかし、仏の大悲はすべての縁ある者に及び、諸方の世界で広く済度を終えられ、拘尸那に最後の臥所として赴かれると、この花の木は色あせ枯れてしまい、見る者を驚かせました。 そこで善賢はこの変異を見て、「拘尸那城には必ずや凶禍があるに違いない」と思いました。その時、護国の天神が大きな声で人々に告げました。「今日、如来は中夜に、必ず無余涅槃の境地に入られるであろう」 善賢の修行者はこの言葉を聞き、こう思いました。「ああ、悲しいかな、苦しいかな。あの大沙門ゴーダマ氏は、今夜必ず般涅槃されるであろう。しかし私は、自分の得た法に常に疑惑を抱いてきた。『いつ、どのような機会に、あの方にお会いして、まだ悟れぬことを尋ねることができるだろうか』と常に考えてきた。惜しいかな、法の眼がまもなく滅びようとしている。今すぐに急いで行って、直接お尋ねしよう。もし大悲をもって哀れみ、お決めいただければ、あらゆる迷いから永遠に解き放たれるであろう」 こう思って、彼は拘尸那城を出て、双林の場所へと向かいました。

于時阿難陀見佛日將沒，在寺門外身心憂慼露地經行。善賢見已近而告曰：「汝阿難陀！我聞沙門喬答摩具一切智，於諸眾生平等濟拔，然我每於自所得法有懷猶豫，比常希願聽受未聞竟不果遂。今聞天聲遍告我等，如來今夜定入涅槃。大德頗能為我諮啟，容我面奉申述疑情。」阿難陀言：「善賢！汝今不應作如是語故惱世尊，然我大師今見背痛未能安隱。」善賢如是再三諮啟，竟不為白。又告曰：「阿難陀！我昔曾聞古仙梵志耆年有德軌範人說，諸佛出世如烏曇華，億百萬劫時乃一現。如來今日定入涅槃，我懷迷惑願見諮問，唯希大德為我諮白，我得見佛誠為幸甚。」阿難陀告言：「善賢！今我大師身有乖違，甚不安隱勿故相惱。」善賢再三如前苦請，尊者不允其志。阿難陀與善賢，於寺門外共言論時。佛以清淨耳超越人天，一一聞說，告阿難陀曰：「汝今不應遮彼善賢，任來見我隨其請問。何以故？此善賢者即是我於最後為外道說法令生正信，親命善來為我弟子。」于時善賢聞佛世尊慈悲容許，心生歡喜不勝抃躍，詣世尊所共申種種往復言談，却住一面白言：「喬答摩！我欲諮問願垂聽許為我解說。」佛告梵志：「隨汝所問。」彼即問曰：「喬答摩！我曾遍觀諸外道類，各別立宗所謂：晡剌拏迦攝波子、末塞羯利瞿梨子、珊逝移毘剌知子、阿市多雞舍甘跋羅子、脚俱陀迦多演那子、昵揭爛陀慎若低子，此等諸師各述異宗，未知誰是？」爾時世尊即命善賢，為說伽他曰：

> そこで阿難陀は、仏の御身が太陽のように沈もうとされているのを見て、寺の門外で心身ともに憂い悲しみながら、露地に立って経行していた。 そこへ善賢が近づいて言った。「阿難陀よ、私は沙門ゴータマが一切智を具え、すべての生きとし生けるものを平等に救い導くと聞いている。しかし私は、自ら得た法について今もなお迷いがあり、これまで一度も会って聞いたことのない教えを聴きたいと願いながら、ついに叶わなかった。今、天の声が私たちに告げている。如来は今夜、必ず涅槃に入られると。大徳よ、どうか私のために取り次いでいただき、私が直接お会いして、疑問を申し述べることができるようにしていただけないだろうか。」 阿難陀は言った。「善賢よ、あなたは今、そのような言葉で世尊を悩ますべきではない。わが大師は今、背中に痛みをお感じになって、安らかでないのだ。」 善賢はこのように二度三度と懇願したが、阿難陀は取り次がなかった。そしてまた言った。「阿難陀よ、私は昔、古の仙人や修行者、年長者で徳のある師範たちの話を聞いたことがある。諸仏がこの世に現れるのは、憂曇華のようなもので、億百千万劫の時を経て、ようやく一度会えるのだと。如来は今日、必ず涅槃に入られる。私は疑問を抱いており、ぜひお目にかかってお尋ねしたい。どうか大徳よ、私のために取り次いでください。私は仏にお会いすることができれば、本当に幸いに存じます。」 阿難陀は告げた。「善賢よ、今、わが大師は御身に障りがあって、非常に安らかではない。どうかあえて悩ませないでくれ。」 善賢は、前のように苦しく懇願したが、尊者はその志を許さなかった。 阿難陀と善賢が寺の門外で語り合っているその時、仏は清らかな耳で人間や天人の声を超えて、すべてを聞き取り、阿難陀に告げられた。「あなたは善賢を邪魔してはならない。自由に私のところに来させ、そのまま質問させるがよい。なぜなら、この善賢こそ、私が最後に外道のために法を説いて正しい信心を生じさせ、自ら『よく来た』と招いて、私の弟子とする者であるからだ。」 その時、善賢は仏世尊が慈悲深くお許しになったと聞いて、心に歓喜が溢れ、踊り上がらんばかりに喜び、世尊のもとへ向かい、さまざまな言葉を交わした。そして一方に立って言った。「ゴータマよ、私はお尋ねしたいことがあります。どうかお許しください。私のために説いてください。」 仏は修行者に告げた。「あなたの問うままに答えよう。」 彼はすぐに問うた。「ゴータマよ、私はかつて様々な外道の種類を広く観察しました。彼らはそれぞれ異なる宗旨を立てています。すなわち、プーラナ・カッサパ、マッカリ・ゴーサーラ、サンジャヤ・ベーラッティプッタ、アジタ・ケーサカンバラ、パクダ・カッチャーヤナ、ニガンタ・ナータプッタです。これらの師たちは、それぞれ異なる説を述べていますが、どれが正しいのでしょうか？」 その時、世尊は善賢にガーター（偈）を説いてお告げになった。

「我年二十九， 出家求善法；又五十餘年， 專行戒定慧。一心無散亂， 唯求於正理；除斯真法外， 無別有沙門。」

> 私は二十九歳で出家し、善い教えを求めました。 それから五十余年、ひたすら戒・定・慧（修行の三つの基本）を実践してきました。 心を一つに集中し、決して乱れることなく、ただ真理だけを求めてきました。 この真実の教えのほかに、修行者としての道はないのです。

爾時世尊說此頌已，復告善賢曰：「此是諸佛善說八聖道支，甚為希有難可值遇，除此已外欲求一、二、三、四沙門道果終無可得。是故能於善說法律八聖道支求沙門果，必定當得。復次，善賢！離八聖法，諸有外道婆羅門等各執己見，或說三世無因無果，所修福善皆空無益。是故我於沙門婆羅門眾中，大師子吼而作是言：『凡有修行皆獲果報。』」說此法時，善賢梵志遠塵離垢得法眼淨，於諸諦實得不壞信，超越愛河斷諸疑網，自然通達諸微妙法，即從座起整衣合掌，向阿難陀作如是語：「大師尊重事難諮請，我觀大德獲大善利，幸得值遇無上法王，於諸師中灌頂最上，由師力故我亦善證，我今重希於善說法律而為出家求受近圓，成苾芻性修沙門行。」時具壽阿難陀白佛言：「世尊！今此善賢聞法悟解，心樂出家廣如前說，乃至成苾芻性，唯願世尊哀愍拔濟。」爾時世尊即告善賢：「善來苾芻，可修梵行。」於佛言下如常威儀，出家近圓成苾芻性，一心勤勇不為放逸，作如是念：「善男子！何故剃除鬢髮而披法服正信出家，於無上道而修梵行？於現法中得自證悟：我生已盡、梵行已立、所作已辦、不受後有。」爾時善賢起徹到心，即便速證阿羅漢果，得心解脫復作是念：「我今不忍見佛般涅槃，宜可先去。」作是念已詣世尊所，頂禮雙足退坐一面，白佛言：「大德世尊！我願先入涅槃。」佛告善賢：「汝於今者入涅槃耶？」答言：「如是。」再三顧問，佛言：「一切諸行皆悉無常，汝於所作自可知時，我更何言？」善賢將欲入滅而作是念：「我今應為五種加持方可滅度：諸來觀者皆見我身，剃除鬢髮著僧伽胝，莫令彼見外道儀式。又諸外道來舁我時勿令身舉，同梵行者方能舁去。又入浴池洗我身時，令諸外道不得其底，同梵行者能洗我身。又諸外道入水之時，當令魚鼈擾亂不安，同梵行者即無惱害。又諸外道不能燒我遺身，同梵行者方令火著。」作此五種加持念已便入涅槃。

> そこで世尊はこの偈を説き終えて、さらに善賢に告げられた。「これは諸仏が善く説かれた八つの正しい道の要素（八聖道支）である。実に希有であり、遇い難いものである。これを除いて、一、二、三、四の沙門の道の果報を求める者は、ついに得ることができない。ゆえに、よく説かれた法と律における八聖道支によって沙門の果報を求めるならば、必ず得ることができるであろう。 さらに、善賢よ、八つの聖なる道を離れて、様々な外道や婆羅門などがそれぞれ自らの見解に執着し、あるいは三世には原因も結果もなく、修める福や善もすべて空しく無益であると説く。それゆえ、私は沙門や婆羅門の衆の中で、大いなる獅子吼をして『修行ある者は皆、果報を得る』と宣言するのだ。」 この法が説かれた時、善賢梵志は塵と垢を遠く離れ、法の眼を清らかに得た。一切の真理に対して壊れることのない信を得て、愛の河を渡り、あらゆる疑いの網を断ち切り、自然に様々な微妙な法に通達した。そこで、座から立ち上がり、衣を整え合掌して、阿難陀にこう言った。「大師は尊く、お尋ねすることも難しい。私は大徳が大きな善い利益を得られたことを拝見し、幸いに無上の法王に遇うことができました。諸々の師の中でも、最も優れた灌頂を受けた方であり、その師の力によって私もよく悟ることができました。私は今、重ねてよく説かれた法と律において出家し、具足戒を受け、比丘の性となり、沙門の行を修めることを願います。」 その時、具寿の阿難陀は仏に申し上げた。「世尊よ、今この善賢は法を聞いて悟りを得、心から出家を願っております。広く先に述べたように、比丘の性となることを、どうか世尊が哀れみ救い助けてください。」 そこで世尊は善賢に告げられた。「善来、比丘よ。梵行を修めなさい。」仏の言葉の下で、常の威儀のままに、出家し具足戒を受け、比丘の性となった。一心に勤め勇み、放逸にならず、こう念じた。「善男子よ、なぜ鬢髪を剃り、法服をまとい、正しく信を起こして出家し、無上の道において梵行を修めるのか。現世において自ら証悟を得るために――我が生は尽きた。梵行は既に立った。なすべきことは既になし終えた。後世を受けることはない。」と。 その時、善賢は徹底した心を起こし、直ちに阿羅漢果を証得した。心の解脱を得て、さらにこう思った。「私は今、仏の般涅槃を見るに忍びない。先に滅するのがよい。」そう思って、世尊のもとに参り、両足に頂礼し、退いて一方に座り、申し上げた。「大徳世尊よ、私は先に涅槃に入ることを願います。」仏は善賢に告げられた。「あなたは今、涅槃に入ろうとするのか。」答えて「その通りです。」と。二度三度尋ねられて、仏は言われた。「一切の諸行は皆無常である。あなたはなすべきことを自ら知るとき、私がさらに何を言う必要があろうか。」 善賢は滅しようとして、こう思った。「私は今、五つの加持をしてから滅度すべきである。来て見る者たちが皆、私の身を見る時、私が鬢髪を剃り、僧伽胝を着ているのを見せ、外道の儀式を見せてはならない。また、外道たちが私を担ぐ時、私の身を挙げさせず、同梵行者だけが担ぐことができるようにせよ。また、浴池に入り私の身を洗う時、外道たちにはその底に達することができず、同梵行者だけが私の身を洗えるようにせよ。また、外道たちが水に入る時は、魚や鼈が彼らを擾乱し安からしめず、同梵行者には害がないようにせよ。また、外道たちが私の遺体を焼くことができず、同梵行者だけが火をつけられるようにせよ。」この五つの加持を念じて、すぐに涅槃に入った。

時諸外道聞善賢梵志已入涅槃，將諸音樂幢旛傘蓋，詣拘尸那城，於四衢道告諸人曰：「汝等當知！彼大沙門喬答摩常作此語：『唯我法中有八支聖道四沙門果，外道中無，廣說如前，乃至作師子吼。』然我法中同梵行者大師善賢亦得涅槃，與彼何異？」諸苾芻曰：「汝等若言是我徒侶，任自持去。」而諸外道多人共舉竟不能動況能持去。苾芻告曰：「汝等不能，我等自舉。」答曰：「可爾。」諸苾芻即共舉去，外道默然。又諸外道來至浴池，諸苾芻曰：「今可為汝同梵行者洗浴其身。」彼入水時不得其底，又被魚鼈之所擾惱，苾芻不爾。苾芻報曰：「此若是汝同梵行者，宜自焚燒。」而諸外道以火焚燒竟不能著，苾芻然火遂便炎熾。時諸人眾共嗤外道，彼各懷慚低頭而去。時拘尸那城諸壯士等，見此希奇於世尊處，倍生敬仰發淨信心，各懷戀慕作如是語：「大悲世尊為最後臥，現身有疾支節不安，尚能為彼善賢說法，令速證得阿羅漢果，復令拘尸那城諸壯士等皆獲善利。」

> 当時、外道たちが善賢梵志（ぜんけんぼんじ）がすでに涅槃に入ったと聞き、音楽の道具や旗、傘、蓋（かさ）を携えて、クシナガラ城に赴きました。そして四つ辻（つじ）で人々に告げました。「あなたがたは知るべきだ。あの大沙門ゴータマは常にこう言っていた。『我が法にのみ八支聖道（はっししょうどう）と四沙門果（ししゃもんか）がある。外道にはそれがない』と、先に述べたように広く説き、獅子吼（ししく）をもって示した。しかし我々の仲間で、同じ梵行を修める大師善賢も涅槃を得た。それのどこが彼らと違うのか？」 比丘たちは言いました。「もし彼がお前たちの仲間だというなら、勝手に連れて行くがよい。」 しかし外道たちは大勢で持ち上げようとしたが、動かすことすらできず、ましてや運び去ることはできませんでした。そこで比丘たちは告げました。「お前たちにはできないなら、私たちが持ち上げよう。」 「そうしてくれ」と外道たちは答えました。 比丘たちは協力して持ち上げ去り、外道たちは黙ってしまいました。 また、外道たちが浴場に来ると、比丘たちは言いました。「今、お前たちのために、同じ梵行を修める者の体を洗ってやろう。」 外道たちが水に入ると、底に届かず、また魚や鼈（すっぽん）に悩まされましたが、比丘たちはそうではありませんでした。 比丘たちは答えて言いました。「もしこれがお前たちの仲間なら、自分たちで燃やせ。」 しかし外道たちが火を放って燃やそうとしても、燃えませんでした。比丘たちが火をつけると、すぐに炎が燃え上がりました。 その時、大勢の人々は外道たちを笑いものにしました。彼らはそれぞれ恥じて、うつむきながら去っていきました。 クシナガラ城の勇士たちは、このような珍しい出来事を見て、世尊に対して限りない敬いの念を抱き、清らかな信心を起こしました。それぞれが慕い悲しみながら、こう言いました。「大悲の世尊は最後の横たわりをなされ、病を示され、手足も安楽でない状態にあるにもかかわらず、なお善賢のために説法し、速やかに阿羅漢の果を得させ、またクシナガラ城の勇士たちすべてに善き利益を得させてくださったのです。」

時諸苾芻咸皆有疑，請世尊曰：「如來今時現身有疾支節不安，尚能令彼善賢梵志出生死海證阿羅漢，究竟涅槃盡諸苦際。」佛告苾芻：「汝等當知！此未希有，我今已斷根本三毒，解脫生老病死愁憂苦惱，具一切智，於諸境界得大自在，令彼善賢出生死海，得最後邊住涅槃處不足為難。我於往昔在生死中，具貪、瞋、癡，未斷生老病死憂悲苦惱，無有智慧能善思量，在傍生內尚能為彼善賢梵志，及拘尸那城諸壯士等自捨身命。我為汝說，宜應諦聽！

> 時に比丘たちは皆、疑問を抱いて世尊に申し上げた。「如来は今、ご病気で身体がお辛い状態にあられますが、それでもなお、かの善賢梵志を生と死の海から救い出し、阿羅漢の悟りを得させ、究竟涅槃に至らせ、すべての苦しみの果てを尽くさせることがおできになりました。」 仏は比丘たちに告げられた。「汝ら、よく知るがよい。これは決して珍しいことではない。私はすでに根本の三毒を断ち、生・老・病・死や憂い・悲しみ・苦しみ・悩みから解脱し、一切の智慧を具え、あらゆる境界において大いなる自在を得ている。その私が、かの善賢を生死の海から救い出し、最後のよりどころを得させ、涅槃の境地に住まわせることは、難しいことではない。 私は過去世において、まだ生死の世界にあり、貪欲・怒り・愚かさを抱え、生・老・病・死や憂い・悲しみ・苦しみ・悩みを断ち切れず、智慧もなく、善く思量することもできなかった。動物の身でありながらも、なおかの善賢梵志や、拘尸那城の勇士たちのために、自らの命を捨てたことがあるのだ。その話をして聞かせよう。よく聞きなさい。」

「乃往昔時於大山澤，有一鹿王千鹿圍繞依林而住，有大智慧預識機宜。於所居處獵者來見，而往告王。時王以兵周遍圍繞，鹿王作念：『我若不能救濟眾鹿，必被獵人之所屠害。』爾時鹿王四顧瞻望而作是念：『我今作何方便，能令群鹿免斯苦厄？』遂見深山下有㵎水駛流出谷，諸鹿羸弱不能浮趒，鹿王入㵎橫流而住，作大音聲普告群鹿：『汝等速來，可從此岸擲上我背趒於彼岸，必得存活。若不爾者當遭屠害。』於是群鹿次第悉踏大鹿王脊，皆越駛河得離危難。由諸群鹿蹄甲踐蹋，鹿王皮穿血肉皆盡唯餘脊骨，雖極苦痛心無退轉，悉令群鹿安隱得渡，仍懷顧戀誰未渡者？於群鹿中有一鹿兒不能趒渡，爾時鹿王雖受極苦，尚懷哀念不顧自身，從水而出遂取鹿兒，置於脊上渡至彼岸。鹿王遍觀知渡盡已，氣力將竭臨命終時而發誓願：『我救群鹿及此鹿兒，救濟死厄不惜身命，願我當來得成無上正等覺時，令彼得渡生死羅網，置最後邊妙涅槃處。』」佛告諸苾芻：「汝意云何？勿生異念。往時鹿王者即我身是，其群鹿者拘尸那城諸壯士是，其鹿兒者即善賢是。

> 昔々、広大な山と沼沢の中で、一頭の鹿の王がいました。千頭もの鹿たちに囲まれ、林に従って住んでいました。彼は大いなる智慧を持ち、先見の明がありました。 ある時、彼の住まいを猟師が見つけ、王に告げました。王は兵を率いてその場所を包囲しました。鹿の王は考えました。 「もし私が鹿たちを救うことができなければ、彼らは猟師に殺されてしまうだろう。」 そこで鹿の王は周囲を見渡し、こう思いました。 「今、どのような方法で群れの鹿たちをこの苦しみと危機から免れさせることができるだろうか？」 すると、深い山のふもとに、谷を激しく流れ落ちる川があるのを見つけました。鹿たちは弱っており、飛び越えることができません。 鹿の王は川の中に立ち、流れに逆らって体を横たえ、大きな声で群れの鹿たちに告げました。 「急いで来なさい。この岸から私の背中に飛び乗り、向こう岸へ跳び移りなさい。そうすれば必ず生き延びられる。さもなければ、殺されてしまうだろう。」 そこで鹿たちは次々と鹿の王の背中を踏み、激しい流れを越え、危難から逃れることができました。 しかし、鹿たちの蹄で踏まれたため、鹿の王の皮は裂け、肉や血はすり減り、背骨だけが残りました。激しい苦痛を受けながらも、彼の心は退くことなく、すべての鹿たちを無事に対岸へ渡らせました。それでも彼は、まだ渡っていない鹿がいるかどうかを気にかけていました。 群れの中に、一頭の子鹿がいて、飛び越えることができませんでした。その時、鹿の王は激しい苦痛を味わっていましたが、なおも哀れみの心を持ち、自分の身を顧みずに水中から現れ、子鹿を背中に乗せて対岸へ渡しました。 鹿の王はすべての鹿が渡り終えたのを確認すると、力尽きて命が終わろうとする時、誓いを立てました。 「私はこの鹿の群れとこの子鹿を、死の危機から救い、自分の命を惜しまなかった。願わくば、未来において無上なる正しい悟りを開いた時、彼らが生死の網から救われ、究極の涅槃の境地に至らしめんことを。」 仏は比丘たちに告げました。 「あなたたちはどう思うか。違う考えを持ってはならない。かつての鹿の王こそが、私である。その鹿の群れは、拘尸那城の勇士たちである。その子鹿こそが、善賢である。」

「又諸苾芻！如我無智在傍生內，喘息不安受諸苦毒，皮肉支節分解之時，救濟善賢令至無畏。汝等善聽！乃往古昔婆羅痆斯時有國王名曰梵授，以法化世廣如經說。王有智馬預知前事，隣國敬畏悉來朝貢。馬既命終，時諸小王令使報曰：『汝梵授王今可輸稅分與我等，若不爾者不得出城。如見違者，我等同來破滅其國。』王告使曰：『我不送稅亦不出城。』遂於國內訪求智馬，後於異處遂便獲得。時屬春序卉木敷榮，群鳥和鳴甚可愛樂，王乘智馬將諸婇女遊適芳園歡娛受樂。時諸小王聞梵授王與諸臣佐及宮婇女，在外遊戲情無所懼，未即入城相與謀計，各嚴四兵至城門首。大臣白王：『諸小國王不恭朝命，敢興逆亂來扣城門，願見警備。』王既聞已勅索智馬：『速嚴四兵，我自討擊。』時王乘馬嚴兵誓眾共彼鬪戰，王恃威力獨處先鋒，遂被賊軍以槊中馬，腸胃皆出受諸楚毒，眾苦難堪形命無幾，仍作是念：『王遭困厄，我若不救是所不應，宜忍苦楚令王免厄，得至城門到無畏處。』作是念已周迴顧望無入城路，然此城外有大浴池名曰妙梵，近王宮闕，於其池中有四蓮華，青黃赤白皆悉遍滿。于時智馬不顧身命，騰躍池中踐荷葉上，負王渡難直入宮中。時王纔下，馬便命絕。時諸小王競入園林，處處尋覓竟不能得，迴軍劫掠各還本居。時梵授王既免危厄得存性命，告婆羅痆斯諸大臣等及眾人曰：『若有能救剎帝利灌頂大王命者如何恩賞？』諸臣白王：『可分半國。』王曰：『此之智馬能全我命，馬今既死欲何以報？』諸臣答言：『應為智馬，於城四門宜作非時白蓮華會，廣行惠施盛修福業以資魂路。』王言：『甚善！宜時疾作。』時王即令太子中宮婇女臣佐吏民莊嚴衢路，布列香華幡蓋明燈，在處懸設無不充滿，如歡喜園甚可愛樂。王令擊鼓宣告遠近：『我於明日欲為智馬於城四門營建非時白蓮華會，宜可告知集法場所受我供養。』時至雲集，隨須給與普令稱意。汝等苾芻於意云何？彼時智馬即我身是，我為彼王受諸苦楚，身形分解不顧身命，尚能救濟令離危厄。」

> 「また、比丘たちよ。かつて私が無知なる畜生の身に生まれ、息も絶え絶えに苦しみを受け、皮や肉、手足が引き裂かれようとする時にも、善賢（私）は王を救い、恐怖のない境地に導いた。よく聞きなさい。 昔、バラナシーに梵授という名の王がいた。彼は法によって国を治めていた。この王には未来を予知する賢い馬がおり、隣国も恐れ敬い、皆が貢物を捧げていた。その馬が死んだ時、近隣の小王たちは使いを送って言った。「梵授王よ、今より我々に租税を納めよ。さもなくば町から出ることを許さぬ。もし従わねば、我々で国を滅ぼす。」王は使いに告げた。「私は税を納めず、町の外にも出ぬ。」そして国中で賢い馬を探させ、ついに別の場所で見つけた。 春となり、草木は花咲き、鳥たちが美しくさえずる頃、王は賢い馬に乗り、后や女官たちを連れて楽しい園遊に出かけた。これを聞いた小王たちは、王と家来や女官たちが無防備に遊んでいるのを知り、軍を整えて城門を襲った。大臣が王に告げた。「小王たちが朝命に従わず、反乱を起こして城門に迫っています。ご警戒ください。」王は賢い馬に鞍を置かせて言った。「急ぎ軍を整えよ。自ら討伐に向かう。」王は馬に乗り、兵を率いて戦った。しかし、王は威力を恃んで先陣を切り、敵軍に馬の腹を槍で刺された。馬の内臓は飛び出し、耐え難い苦しみの中、今にも絶えようとしていた。それでも馬は思った。「王が危機にある。私が救わねばならぬ。この苦しみに耐え、王を無事に城門まで導き、恐怖のない場所へ連れて行かねば。」そう決意し、周りを見渡したが、城内へ入る道はない。しかし、城外には「妙梵」という大きな浴池があり、王宮の近くにあった。その池には青・黄・赤・白の四種類の蓮華が咲き誇っていた。 賢い馬は我が身を顧みず、池に飛び込み、蓮の葉の上を渡り、王を背に乗せて宮殿へと駆け込んだ。王が馬から下りると同時に、馬は息絶えた。小王たちは競って園林を探したが、王は見つからず、軍を引き払って略奪の後、それぞれの国へ帰った。 梵授王は危機を免れ、命を長らえた。王はバラナシーの大臣や民に尋ねた。「もし誰かが、灌頂を受けた王の命を救ったなら、どのような恩賞を与えるべきか。」大臣たちは答えた。「国を半分に分け与えるべきです。」王は言った。「この賢い馬は我が命を救った。しかし馬は死んでしまった。どうして報いるべきか。」大臣たちは答えた。「賢い馬のため、城の四門で『時ならぬ白蓮華会』を営み、広く施しを行い、徳を積んで、その霊を弔うのがよいでしょう。」王は言った。「それは良い。すぐに準備せよ。」王は太子、后、女官、家来、民に命じ、街道を飾らせ、香華、旗、灯明を至る所に掲げ、歓喜園のように美しく飾らせた。王は太鼓を打ち鳴らし、遠近に告げさせた。「明日、城の四門で賢い馬のため、時ならぬ白蓮華会を営む。皆集まり、供養を受けよ。」時が来れば人々は集まり、望みのままに施しを与えられ、皆が満足した。 比丘たちよ、どう思うか。あの時の賢い馬こそ、今の私である。私はあの王のために多くの苦しみを受け、身は裂かれ、命さえ顧みず、王を救って危機から脱出させたのである。」

時諸苾芻又復有疑，請世尊曰：「大德！具壽善賢先作何業？今為大師最後弟子。」佛告諸苾芻：「汝等當知！自所作業今還自受，廣如餘處乃至說頌。汝等苾芻！乃往古昔此賢劫中人壽二萬歲時，有佛出世名迦攝波十，號具足，在婆羅痆斯仙人墮處施鹿林中。時彼如來、應、正等覺，有外孫子名曰無憂，求解脫故而為出家，謂解脫果自然可得，於八正道而不勤修，經歷多時竟無果證，遊行人間隨處作夏。時彼如來有緣皆度，所作已辦如薪盡火滅，於其中夜將入涅槃。時彼苾芻在無憂樹下，而此樹神聞迦攝波如來當般涅槃，悲泣雨淚霑無憂身。苾芻仰觀問其神曰：『有何所以如是悲啼？』樹神對曰：『今日中夜迦攝波佛將入涅槃。』時彼苾芻聞如是語，情懷痛切如箭入心，悲啼號哭發聲大喚。樹神問曰：『何故悲啼？』對曰：『迦攝波如來、應、正等覺是我親舅，我雖依附而不勤修，去此既遠難申禮敬，我是凡夫無力速往，是以悲哭。』樹神報曰：『然我有力令仁疾至，不知見佛得有益不？』苾芻報曰：『我極勇猛，若見佛者必能依行證獲果利。』是時樹神以神通力，將此苾芻疾至佛所。既見佛已發清淨心起廣大願，時彼如來隨其根性，為說妙法證阿羅漢果，不忍見佛入般涅槃，是故於先而取滅度。時彼樹神既見世尊及苾芻涅槃已，情懷戀慕作如是念：『今此具壽所獲勝利皆由我得，以此功德願我來世迦攝波佛所授摩納婆記，人壽百歲得成正覺號釋迦牟尼，彼涅槃時，我得聲聞無學果已在先滅度。』」佛告諸苾芻：「於汝意云何？時天神者今善賢是。由是義故，於一切時遠離惡友近善知識，應如是學。」

> そこで比丘たちは再び疑問を抱き、世尊に尋ねました。「大徳よ、具寿の善賢（善賢尊者）は、かつてどのような業を積んだのでしょうか。今、大師の最後の弟子となるのは。」仏は比丘たちに告げました。「あなたたちは知るべきである。自らなした業は、今また自らが受けるのである。このことは、他の経典に広く説かれている通りであり、偈頌に至るまで同様である。比丘たちよ、遠い昔、この賢劫において人の寿命が二万年であった時、迦攝波（迦葉）という仏が世に現れた。その仏は十の称号を具え、波羅痆斯（ベナレス）の仙人堕ち処にある施鹿林に住しておられた。その時、かの如来・応供・正等覚者には、無憂という名の孫息子がおり、解脱を求めて出家した。しかし、彼は『解脱の果報は自然に得られるものだ』と考え、八正道を精進して修行することなく、長い時を過ごしてもついに悟りの果報を得ることができず、人々の間を遊行して、その地で雨安居を行うことにした。その時、かの如来は縁ある者をことごとく度し、なすべきことはすでに終え、薪が尽きて火が消えるようにして、その真夜中に涅槃に入ろうとしておられた。その比丘は無憂樹の下にいたのだが、その樹神が迦攝波如来がまさに般涅槃されようとしているのを聞き、悲しみの涙を流して、無憂樹の霊験を曇らせた。比丘は仰ぎ見て、その神に尋ねた。『どうしてそのように悲しみ泣いておられるのですか。』樹神は答えた。『今日の真夜中に、迦攝波仏が涅槃に入られようとしているのです。』その比丘はこの言葉を聞き、心は激しい痛みに襲われ、まるで矢が心に刺さったかのようで、悲しみ嘆き、大声で叫び泣いた。樹神は問うた。『なぜ泣き叫ばれるのですか。』比丘は答えた。『迦攝波如来・応供・正等覚者は、私の実の叔父にあたります。私はその教えに従いながらも、精進して修行しませんでした。今、ここから遠く離れていて、礼拝することもできません。私は凡夫であり、力及ばず速やかに参ることもできません。それゆえに悲しみ泣いているのです。』樹神は答えた。『しかし、私はあなたを速やかにそこへ行かせる力を持っています。しかし、仏に会っても利益を得られるかどうかは分かりません。』比丘は答えた。『私は非常に勇猛です。もし仏に会うことができれば、必ずその教えに従って修行し、悟りの果報を得るでしょう。』そこで樹神は神通力をもって、この比丘を速やかに仏の御許へと連れて行った。比丘は仏にお会いし、清らかな心を起こし、広大な誓願を立てた。その時、かの如来はその者の根機に応じて、素晴らしい法を説き、阿羅漢果を証せしめた。比丘は仏が般涅槃に入られるのを見るに忍びず、そのため、仏より先に涅槃したのである。その樹神は、世尊と比丘が涅槃したのを見て、恋慕の情を抱き、こう思った。『今、この具寿（尊者）が得た勝利は、すべて私の力によるものである。この功徳によって、来世、迦攝波仏が摩納婆（青年）の予言を授け、人の寿命が百歳の時に正等覚を成就して釈迦牟尼と名乗られ、その仏が涅槃する時、私は声聞の無学果を得て、仏より先に涅槃しよう。』」 仏は比丘たちに告げられた。「あなたたちの考えはどうか。あの時の天神とは、今の善賢である。このような理由により、常に悪友を遠ざけ、善知識に親しむべきである。そのように学びなさい。」

時阿難陀白佛言：「世尊！我於靜處作如是念：『善知識者是半梵行，諸修行者由善友力方能成辦，得善友故遠離惡友，以是義故方知善友是半梵行。』」佛言：「阿難陀勿作是語：『善知識者是半梵行。』何以故？善知識者是全梵行，由此便能離惡知識，不造諸惡常修眾善，純一清白具足圓滿梵行之相。由是因緣若得善伴與其同住，乃至涅槃事無不辦，故名全梵行。何以故？阿難陀！我由善知識故，令諸有情於生老病死憂悲苦惱皆得解脫，若離善友無如是事。阿難陀！於我所說應勤修學。」

> ある時、アーナンダ尊者が仏に申し上げた。 「世尊よ、私は静かな場所でこのように思いました。 『善知識とは、修行の半分を担うものである。すべての修行者は善き友の力によって初めて成就し、善き友を得たゆえに悪友から遠ざかる。この意味で、善知識は半ばの清らかな行いであると知りました。』」 すると仏は言われた。 「アーナンダよ、そのように言ってはならない。 『善知識とは半ばの清らかな行いである』と。なぜなら、善知識こそが全体の清らかな行いそのものだからである。善知識によって、悪しき知識（悪友）から離れ、あらゆる悪をなさず、常に善を修め、純一で清らかであり、円満に清らかな行いの相を具えることができるのである。このような縁によって、もし善き伴侶を得て共に住めば、涅槃に至るまでのすべてのことが成就されないものはない。ゆえに、善知識を『全体の清らかな行い』と説くのである。 なぜか。アーナンダよ、私は善知識によって、あらゆる生きとし生けるものを生・老・病・死、憂い・悲しみ・苦しみ・悩みから解脱させることができる。もし善き友を離れるならば、このようなことはありえない。アーナンダよ、私のこの教えを、よく学び修めなさい。」

爾時佛告諸苾芻曰：「由是義故，從今已去不應輒度外道出家并受近圓，除釋迦種及事火留髻外道。若披外道服來求出家及受近圓者，問無障法，此人應與。何以故？此是我親有機緣故。其事火人說有業用，有因有緣有策勵果故，此等不勞共住，即與出家并受近圓。若是自餘外道之類，來求出家及近圓者，其親教師應與衣服，食僧常食四月共住。若觀其人性行調柔堪濟度者，應與出家并近圓事，如是應知。

> そこで仏は諸々の比丘たちに告げられた。「このような理由から、今後は、安易に外道を出家させ、戒を授けてはならない。ただし、釈迦族の出身者および火を祀る髪を結った外道は除く。外道の衣服をまとった者が来て、出家や戒を求めるならば、障りとなる法がないか尋ねた上で、その者に許可を与えるべきである。なぜなら、この者たちは我と特別な縁があるからである。火を祀る者たちは、業の働きを説き、因があり、縁があり、励みによる果報があると説く。このような者たちは、共住の期間を経ずに、すぐに出家させ戒を授けてよい。しかし、その他の外道の類が来て出家や戒を求めるならば、その和尚は衣服を与え、僧伽の常の食を四月の間共にさせなさい。そして、その者の性質が柔和で教えを受け入れるにふさわしいと観察したならば、出家と戒を授けるべきである。このように知るべきである。」

「復次汝等苾芻！若法能於現在及未來世生長利樂者，汝等應當受持讀誦，為他演說勿使廢忘，欲令梵行得久住世，安樂人天利樂饒益諸眾生故。此法是何？所謂契經、應頌、記別、諷頌、自說、因緣、本事、本生、方廣、希有、譬喻、論議。此十二分教，若能受持讀誦如說行者，能於現未生長利樂，乃至慈愍群生佛法久住。汝等苾芻！我涅槃後，作如是念：『我於今日無有大師。』汝等不應起如是見，我令汝等每於半月說波羅底木叉，當知此則是汝大師、是汝依處，若我住世無有異也。又始從今日小下苾芻，於長宿處不應喚其氏族姓字，應喚『大德』或云『具壽』，老大苾芻應喚小者為『具壽』。然大苾芻於小者處，應可存情哀憐覆護生慈念心，或以衣鉢鉢絡腰絛，共相濟給勿令闕事，或復教授讀誦禪思使有日益，如是能令我法增長。若不爾者法當速滅。又汝等苾芻此地方所有其四處，若有淨信男子女人，乃至盡形常應繫念生恭敬心。云何為四？一謂佛生處；二、成正覺處；三、轉法輪處；四、入大涅槃處。若能於此四處或自親禮，或遙致敬企念虔誠，生清淨信常繫心者，命終之後必得生天。」比於西方，親見如來一代五十餘年居止之處，有其八所：一、本生處，二、成道處，三、轉法輪處，四、鷲峯山處，五、廣嚴城處，六、從天下處，七、祇樹園處，八、雙林涅槃處。四是定處，餘皆不定。總攝頌曰：「生成法鷲，廣下祇林，虔誠一想，福勝千金。」

> 「さらに、比丘たちよ。もし教えが、現在および未来において安楽と利益をもたらすものであるならば、あなたたちはそれを受持し、読み誦し、他の人々のために説き、忘れ去ってはなりません。清らかな行い（梵行）を長く世に留め、人々や天の者たちを安らかにし、全ての生きとし生けるものを利益し、豊かにするために。その教えとは何か。すなわち、経蔵（契経）、頌（応頌）、授記（記別）、偈頌（諷頌）、自説、因縁、本事、本生、方広、希有、譬喩、論議の十二部経です。この十二の分類された教えを、受持し、読み誦し、説かれた通りに修行するならば、現在と未来において安楽と利益をもたらすことができ、ひいては生きとし生けるものを慈しみ、仏法を長く世に留めることができます。 比丘たちよ。私が涅槃に入った後、『今日、私たちには大師がいない』と考えてはなりません。そのような見解を起こしてはいけません。私はあなたたちに、半月ごとに戒律（波羅提木叉）を説くことを命じています。これをこそ、あなたたちの大師と知り、あなたたちの拠り所としなさい。私が世に在していたとしても、これと変わることはありません。 また、今日から、年若い比丘は、年長の比丘に対して氏族や姓、名前で呼んではなりません。『大徳』または『具寿』と呼びなさい。年長の比丘は、年若い比丘を『具寿』と呼びなさい。しかし、年長の比丘は年若い者に対して、慈しみの心をもって、思いやり、守り、覆い、慈しみの念を起こすべきです。あるいは、衣や鉢、鉢を入れる袋、腰紐などを互いに施し与え、不足なく暮らせるように助け合い、あるいは教えを授け、読み誦し、禅定による思惟を指導し、日々成長があるようにしなさい。こうして、私の教えは成長します。もしそうしなければ、教えは速やかに滅びてしまうでしょう。 また、比丘たちよ。この世界には四つの場所があります。清らかな信仰を持つ男子や女子は、生涯にわたり、常に心を留め、敬いの心を生じさせるべきです。その四つとは何か。第一に、仏が生まれた場所。第二に、悟りを開かれた場所。第三に、法輪を転じられた場所。第四に、大涅槃に入られた場所です。これらの四つの場所に対して、自ら直接礼拝するか、遠くから敬意を表し、心を込めて誠実に思い、清らかな信心を生じ、常に心に留めるならば、命終の後、必ず天界に生まれることができるのです。」 <note>西方の説によれば、如来が一代五十年余りを過ごされた居住の地は八か所ある。すなわち、一、生誕の地、二、成道の地、三、初転法輪の地、四、霊鷲山の地、五、ヴァイシャーリーの地、六、忉利天より降下の地、七、祇園精舎の地、八、双樹の間での涅槃の地である。四つは定められた場所であり、残りは必ずしも定まっていない。総括しての偈頌に曰く、「生・成・法・鷲、広・下・祇・林。誠に一たび想えば、福は千金に勝る。」</note>

復次佛告諸苾芻：「汝等有疑今悉應問，若於佛法僧寶，苦集滅道四聖諦處，有疑問者我當為答。」

> さらに、仏は比丘たちに告げられました。「あなたがたに疑いがあるならば、今すぐすべて尋ねなさい。もし仏・法・僧の三宝や、苦・集・滅・道の四つの聖なる真理について疑問があれば、私が答えてあげましょう。」

時具壽阿難陀白佛言：「世尊！如我今者解佛所說，命諸苾芻有疑當問。然此眾中竟無一人，於佛法僧寶苦集滅道諦有懷疑惑更須問者。」佛言：「善哉，善哉！阿難陀！汝能如實通達作如是語，於此眾內我以智觀，於諦寶中實無疑者，此是如來最後所作。」爾時如來大悲愍故，遂去上衣現其身相，告諸苾芻：「汝等今者可觀佛身，汝等今者可觀佛身。何以故？如來、應、正等覺難可逢遇，如烏曇跋羅華。」時諸苾芻咸皆默然，佛言：「法皆如是，諸行無常，是我最後之所教誨。」作是語已安心正念入初靜慮，從此起已順次第入第二靜慮，乃至非想非非想處及滅受想定，寂然宴默。

> それから阿難尊者が仏に申し上げました。「世尊よ、私は今、あなた様のお教えを理解したところによれば、修行者たちに疑問があれば問うようにおっしゃいました。しかし、この集まりの中には、仏・法・僧の三宝や、苦・集・滅・道の四つの真理について、疑問を抱いて問う必要のある者は一人もおりません。」 仏はおっしゃいました。「善きかな、善きかな。阿難よ、あなたは真実をそのままに理解して、そのように言った。私は智慧をもってこの集まりを見るに、真理と宝について実際に疑問を持つ者はない。これが如来の最後の業である。」 その時、如来は大いなる慈悲の心から、上衣を脱いで自らの姿を示し、修行者たちに告げられました。「あなたがたは今、仏の身を見なさい。あなたがたは今、仏の身を見なさい。なぜなら、如来・応供・正等覚者に出会うことは極めて難しく、それは烏曇跋羅華のようなものだからである。」 その時、修行者たちは皆、静かに黙り込みました。仏はおっしゃいました。「すべての法はこのようである。すべての形成されたものは無常である。これが私の最後の教えである。」 このようにおっしゃってから、心を落ち着けて正しい念を持ち、最初の静慮に入られました。そこから起ち上がって、順に第二静慮、さらに非想非非想処、そして滅受想定へと次第に入り、静かに安らかにおられました。

時阿難陀問尊者阿尼盧陀曰：「今我大師為入涅槃為未入耶？」答曰：「佛未涅槃，但住滅受想定。」阿難陀言：「我曾從佛親聞此語，若佛世尊入邊際定寂然不動，從此無間世間眼閉必入涅槃。」爾時世尊從滅受想定出，逆次第入非想非非想處，從非想非非想出入無所有處，次入識無邊處，次入空無邊處，次入第四靜慮，入第三、入第二、入初靜慮，從初禪出還入第二、第三、第四靜慮，寂然不動，便入無餘妙涅槃界。

> そこで阿難陀尊者が阿尼盧陀尊者に尋ねました。「今、我が大師は涅槃に入られたのでしょうか、それともまだでしょうか？」 尊者は答えました。「仏はまだ涅槃に入られていない。ただ滅受想定にとどまっておられるのだ。」 阿難陀は言いました。「私はかつて仏から直接この言葉を伺いました。もし仏世尊が辺際定に入り、静かに動かなくなられたなら、その間をおかずに世の眼は閉じ、必ず涅槃に入られるのです。」 その時、世尊は滅受想定から出て、逆の順序で非想非非想処に入り、非想非非想処から出て無所有処に入り、次に識無辺処、次に空無辺処、次に第四静慮、第三、第二、初静慮に入られました。初禅から出てまた第二、第三、第四静慮に入り、静かに動かず、そのまま無余の妙涅槃界に入られました。

爾時世尊纔涅槃後，大地震動流星晝現諸方熾然，於虛空中諸天擊鼓。時具壽大迦攝波，在王舍城羯蘭鐸迦池竹林園中，見大地動，即便斂念觀察何事？便見如來入大圓寂，自念：「我今既無大師，唯依法住，諸行法爾知更云何？」復作是念：「此未生怨王勝身之子信根初發，彼若聞佛入涅槃者，必嘔熱血而死，我今宜可預設方便。」作是念，已即命城中行雨大臣：「仁今知不？佛已涅槃，未生怨王信根初發，彼若聞佛入涅槃者，必嘔熱血而死。我今宜可預設方便。」即依次第而為陳說：「仁今疾可詣一園中，於妙堂殿如法圖畫佛本因緣。菩薩昔在覩史天宮，將欲下生觀其五事，欲界天子三淨母身，作象子形託生母腹，既誕之後踰城出家，苦行六年坐金剛座，菩提樹下成等正覺。次至婆羅痆斯國為五苾芻三轉十二行四諦法輪。次於室羅伐城為人天眾現大神通。次往三十三天為母摩耶廣宣法要，寶階三道下贍部洲，於僧羯奢城人天渴仰。於諸方國在處化生，利益既周將趣圓寂，遂至拘尸那城娑羅雙樹，北首而臥入大涅槃。如來一代所有化迹既圖畫已，次作八函與人量等置於堂側，前七函內滿置生酥，第八函中安牛頭栴檀香水。若因駕出可白王言：『暫迂神駕躬詣芳園所觀其圖畫。』時王見已問行雨言：『此述何事？』彼即次第為王陳說一如圖畫，始從覩史降身母胎，終至雙林北首而臥。王聞是語即便悶絕宛轉于地，可速移入第一函中。如是一、二、三、四乃至第七，後置香水王便穌息。」是時尊者次第教已往拘尸那城，行雨大臣一如尊者所教之事次第作已，時王因出大臣白言：「願王暫迂神駕遊觀園中。」王至園所見彼堂中圖畫新異，始從初誕乃至倚臥雙林，王問臣曰：「豈可世尊入涅槃耶？」是時行雨默然無對。王見是已知佛涅槃，即便號咷悶絕宛轉于地。臣即移舉置酥函中，如是至七方投香水，從此已後王漸穌息。

> さて、世尊が涅槃に入られた直後、大地は震動し、流星が昼間に現れ、あらゆる方角が燃え上がり、虚空では天人が太鼓を打ち鳴らした。その時、大迦葉尊者は王舎城の竹林園の羯蘭鐸迦池にいて、大地の動きを見てから、心を静めて何が起こったのかを観察した。すると、如来が大涅槃に入られたことを知り、自ら思った。「今や私は大師を失った。ただ法によってのみ住むべきである。諸行は無常であり、それ以上どうしようもない。」さらにこう考えた。「この未生怨王（アジャータシャトル）は勝身（ビンビサーラ）の子であり、信の根が芽生え始めたばかりである。もし彼が仏の涅槃を聞けば、必ずや血を吐いて死ぬだろう。今こそ私は方便を施すべきである。」そう思って、都の中にある行雨（ヴァルシャカーラ）大臣を呼び寄せて言った。「あなたは知っておられますか？仏はすでに涅槃に入られました。未生怨王は信の根が芽生えたばかりで、もし仏の涅槃を聞けば、必ず血を吐いて死ぬでしょう。今から私は方便を用意しておくべきです。」そこで彼は順を追って説明を始めた。「あなたはすぐにある園林に行き、その中の美しい殿堂に、仏の本生譚を正しく描きなさい。菩薩がかつて兜率天にいて、降誕にあたって五つの事を観察し、欲界の天子たちが母の身を清め、象の姿となって母の胎内に宿り、生まれてから城を出て出家し、六年の苦行の後、金剛座に坐り、菩提樹の下で正覚を成就されたこと。次にバラナシー（婆羅痆斯）で五人の比丘のために、四諦の法輪を三転十二行されたこと。次にシュラーヴァスティー（室羅伐）で人々と天人のために大神通を示されたこと。次に三十三天に上られて、母である摩耶夫人のために法の要を広く説き、宝の階段を三階で降りてジャンブー洲（贍部洲）に戻られ、サンカシャ（僧羯奢）の都で人々と天人の渇仰を受けられたこと。そして、あらゆる方々で衆生を利益し、その利益が成就した後に涅槃に入られるため、クシナガラ（拘尸那城）の沙羅双樹の間に行き、頭を北に向けて横たわり、大涅槃に入られたこと。これらの如来一代の教化の跡をすべて描いたならば、次に人の背丈ほどもある八つの箱を作り、堂の脇に置きなさい。最初の七つの箱には生酥を満たし、第八の箱には牛頭栴檀の香水を入れなさい。もし王様が外出されるならば、あなたは王に申し上げなさい。『どうかどうか、お車の進路を変えられて、この園林においでくださり、この絵画をご覧ください。』と。王様がそれを見て、あなたに『これは何事を描いたものか』とお尋ねになるでしょう。その時、あなたは先ほどの絵の通りに、始めに兜率天から母の胎内に降りられたことから始めて、最後に沙羅双樹の間に頭を北にして横たわられたことまで、順を追って逐一王様に説明しなさい。王様はその話を聞けば、卒倒して地にのたうち回るでしょう。すぐにその体を第一の箱に移しなさい。このようにして、第二、第三、第四と移し、第七の箱まで移したなら、最後に香水の中に置きなさい。そうすれば王様は正気を取り戻すでしょう。」このように尊者が順を追って教えた後、クシナガラへと向かった。行雨大臣は尊者に教えられた通りに順次準備を整えた。ある時、王様が外出されたので、大臣は申し上げた。「どうか王様、しばしお車の進路を変えられて、園林を遊覧なさいませ。」王様が園林に到り、その堂の中にある新しく描かれた絵画をご覧になり、誕生から双樹の間で横たわられるまでを見て、王は大臣に尋ねた。「これはまさか、世尊が涅槃に入られたということか？」その時、行雨は黙って答えなかった。王様はそれを見て仏の涅槃を知り、号哭して卒倒し地にのたうち回った。大臣はすぐにその体を運んで生酥の箱の中に入れた。こうして第七の箱まで移した後に、香水の中に納めた。その後、王様はようやく蘇ったのである。

爾時如來入涅槃時，娑羅雙樹名華下散彌覆金軀。時有苾芻見斯事已而說頌曰：

> その時、如来が涅槃に入られた際、娑羅双樹の美しい花々が散り、黄金の身体を覆い隠しました。その様子を見たある比丘が、次の偈を唱えました。

「世尊涅槃時， 最勝娑羅樹，低枝下垂蔭， 復散以名華。」

> 世尊が涅槃に入られた時、最高に勝れた娑羅樹は、 枝を低く垂れて陰を差し、さらに名高い花を散らした。

時天帝釋亦說頌曰：

> 「時には、帝釈天もまた、このような偈を説かれました。」

「諸行無常， 是生滅法； 生滅滅已，寂滅為樂。」

> あらゆる現象は移り変わるもの、これが生まれては消える真理である。生と滅の繰り返しを超えたとき、静けさの中にこそ真の幸せがある。

時梵天王亦說頌曰：

> その時、梵天王もまた偈（うた）を唱えて言いました。

「於一切世間， 生者皆歸死；無常力最大， 諸行盡淪亡。大師世間眼， 十力無與等；化緣既周遍， 寂滅在雙林。」

> すべての世の中において、 生あるものは皆、死を迎えます。 無常の力は最も大きく、 すべての営みは尽き、失われていきます。 偉大な師（ブッダ）は世の中の灯りであり、 十の力を備えたお方、並ぶものはありません。 人を導く縁がすでに巡り満ちたので、 沙羅双樹の林で静かに涅槃に入られました。

爾時尊者阿尼盧陀亦說頌曰：

> その時、尊者のアニルッダもまた、次の詩を唱えました。

「佛無出入息， 其心亦湛然；世眼今已閉， 寂然安不動。世尊十力具， 化盡入無餘；見聞諸有情， 毛竪心驚怖。汝心莫沈沒， 亦勿懷憂惱；佛證真木叉， 譬如燈焰滅。」

> 仏陀はもはや呼吸をせず、 その心は深く澄みわたっている。 世の眼は今や閉じられ、 静かに安らかに動くことはない。 世尊は十の力を備え、 教化を終えて無余の世界に入られた。 それを見聞きする生きとし生けるものは、 鳥肌が立ち、心はおののく。 あなたの心よ、沈み込むことなかれ。 また、憂い悲しむこともなかれ。 仏は真の解脱を証得された。 それは灯火が消えゆくようなもの。

時諸苾芻，見佛世尊般涅槃已各懷悲感，或有迷悶宛轉于地，椎胸大喚心生憂慘，或有尋思法理作如是說：「我等今時宜自裁忍，世尊常說：『一切光華可愛樂事，雖是尊重，終歸無常悉皆離別。』」

> 時に、比丘たちは、仏世尊が般涅槃されたのを見て、それぞれに悲しみの思いを抱いた。ある者は悶絶して地に倒れ、胸を打ち鳴らして大声で嘆き、心に憂いと惨めさを抱いた。また、ある者は法の理を思い巡らせて、こう言った。「今こそ、我々は自らを戒め、耐え忍ぶべきだ。世尊は常にお説きになられた——『いかなる華やかで愛すべき楽しみも、たとえそれが尊いものであっても、結局は無常であり、全ては別れのときを迎えるのだ』と。」

時阿尼盧陀告阿難陀曰：「具壽！宜應勸誘大眾，且各裁抑，勿乖儀式莫大悲號。所以者何？於此現有住百千劫長壽諸天，皆生嫌恥作如是語：『云何苾芻於佛世尊善說法律而為出家，不能善觀諸無常事乃生憂苦？』」阿難陀白言：「此諸天眾其數幾何？」答曰：「從此拘尸那城，乃至金河及娑羅雙樹，至壯士繫冠制底，於此四邊周十二踰繕那，大威德天悉皆充滿，無有空隙可容立杖。而此諸天見佛涅槃，各懷悲感椎胸懊惱悶絕于地，亦有如前共相開解，且各裁止，乃至終歸無常悉皆離別。」于時尊者阿尼盧陀，為阿難陀及諸大眾，廣說法要乃至天明，時苾芻等默然聽受。

> 時に尊者アニルッダはアーナンダに告げた。 「尊者よ、大衆を励まし、互いに気持ちを抑え、儀式に背かず、あまりに声を上げて悲しまないようにしてください。なぜなら、ここには百千劫もの長寿を持つ天々が満ち満ちており、『どうして世尊の善く説かれた教えと律に従って出家した比丘たちが、無常の理を正しく観ずることなく、憂い苦しむのか』と恥じ嫌うからです。」 アーナンダが尋ねた。「その天々の数はどれほどでしょうか。」 アニルッダが答えた。「このクシナガラの町から、金河、沙羅双樹、さらには力士の冠を置く塔に至るまでの四方、十二由旬のあらゆる場所に、大いなる威徳を持つ天々が満ち満ちており、杖を立てる隙間さえありません。そしてこれらの天々は仏の涅槃を見て、それぞれ悲しみ胸を打ち、懊悩して悶絶し地に伏しております。また、先ほど言ったように互いに解きほぐし合い、それぞれに気持ちを抑え、ついには無常に帰し、すべては別れゆくのだと知る者もいます。」 その時、尊者アニルッダはアーナンダと大衆のために夜が明けるまで広く法の要を説き、比丘たちは黙ってこれを聞き受けたのである。

阿尼盧陀復告阿難陀曰：「汝今宜往拘尸那城告諸壯士，昨於中夜如來大師已入無餘妙涅槃界。仁等今時所應作者宜當速辦，勿為後悔。」復重告曰：「如來大師於汝城邑入般涅槃，爾等云何不興供養報佛慈恩？」時阿難陀聞是語已，即持天衣，將一苾芻以為侍者，往壯士集堂。有五百人先在堂處，尊者告曰：「仁等壯士及諸大眾，如來大師已於中夜入無餘依妙涅槃界。仁等今時所應作者宜應速辦，勿生後悔。」又重告曰：「如來大師於汝城邑入般涅槃，汝等云何不興供養報佛慈恩？」時諸壯士聞是告已，或有悶絕宛轉于地，椎胸大喚身體戰慄不能自持，或有高聲作如是語：「我於佛所曾聞是說：『世間無常悉皆離別。』」時諸壯士共相謂曰：「宜各齎持種種華鬘塗香末香燒香，及諸妙物音聲鼓樂，速往雙林以申供養。」并大臣輔相各與眷屬男女大小親友知識，出拘尸城詣雙林所。既至彼已，於佛臥處師子床前盡哀情已，各持所有上妙諸香名華，無數幢幡繒綵飲食奇珍，奏諸音樂廣供養已，白阿難陀曰：「無上法王已歸圓寂，不知今者葬禮如何？」尊者告曰：「然我先已奉佛教勅，所有葬法如轉輪王。」問曰：「其法如何？」答曰：「以白疊絮先用裹體，次以千張白疊周遍纏身，置金棺中盛滿香油，覆以金蓋積栴檀木及海岸諸香，以火焚燎。後將牛乳澆火令滅，有餘舍利盛以金瓶，於四衢大道建窣覩波，周匝圍繞懸繒幡蓋，塗末燒香奏眾伎樂，恭敬供養設大施會。此是輪王焚葬之法，如來大師倍勝於此。」

> 阿尼盧陀は再び阿難陀に告げた。「あなたは今、すぐに拘尸那城へ行き、あの勇士たちに伝えなさい。『昨夜の真夜中に、如来大師はすでに余りなき妙なる涅槃の境地に入られました。皆さまは、今、なすべきことを速やかに行い、後悔しないようにしてください。』」さらに重ねて言った。「如来大師はあなたがたの町で涅槃に入られたのです。なぜ、あなたがたは供養を催して、仏の慈しみの恩に報いないのですか？」 それを聞いた阿難陀は、天の衣を持ち、一人の比丘を侍者として連れて、勇士たちの集会所へ向かった。そこにはすでに五百人の人々が集まっていた。尊者は彼らに告げた。「勇士の皆さま、そして皆さん、如来大師はすでに真夜中に、余りなき妙なる涅槃の境地に入られました。皆さまは、今、なすべきことを速やかに行い、後悔を生じないようにしてください。」さらに重ねて言った。「如来大師はあなたがたの町で涅槃に入られたのです。なぜ、あなたがたは供養を催して、仏の慈しみの恩に報いないのですか？」 これを聞いた勇士たちの中には、気を失ってその場に倒れ伏し、胸を叩いて大声で叫び、体中を震わせて自分を抑えられない者もいた。また、声高にこう言う者もいた。「私はかつて仏のもとで、『世の中は無常であり、すべては別れゆくものだ』と説かれたのを聞いたことがある。」勇士たちは互いに言い合った。「それぞれ、さまざまな花飾り、塗香、抹香、焼香、そしてあらゆる妙なる品々や音楽、太鼓などの楽器を携えて、すぐに双林へ急ぎ、供養を捧げよう。」 そして大臣や補佐官たちも、それぞれの家族、男女の子弟、親しい友人や知人たちと共に、拘尸那城を出発して双林へ向かった。到着後、仏が横たわる獅子の床の前で、心から哀悼の意を表した。そして、それぞれが持参した最上の香り高い花、無数の幢幡や綵りの絹、飲食、珍しい宝を捧げ、音楽を奏でて盛大に供養した後、阿難陀に尋ねた。「無上の法王はすでに円寂されましたが、葬儀のやり方はどのようにすればよいのでしょうか。」尊者は答えた。「私はすでに、仏から教えを賜っています。葬儀の方法は、転輪王と同じであると。」彼らが尋ねた。「その方法とは、どのようなものですか。」答えた。「まず白い木綿の布で体を包み、次に千枚の白い布で全身をぐるぐると巻き、金の棺に入れて、香油を満たし、金の蓋を覆い、栴檀の木や海岸の香木を積み上げて火葬する。その後、牛乳を注いで火を消し、残った舎利は金の瓶に納め、四つ辻の大通りに卒塔婆を建てる。その周りには、幢幡や蓋を巡らせて懸け、塗香、抹香、焼香を施し、あらゆる伎楽を奏で、恭敬して供養し、大いなる施しの会を行う。これが転輪王の火葬の方法である。如来大師は、これよりもはるかに勝れた扱いを受けるべきである。」

時諸壯士聞是語已，白尊者曰：「我領其言，然非一、二、三日能辦此事。若至七日住者，如前所為方可成就。」答言：「可爾。」是時諸人即便如前，依輪王葬法一一備具無有闕少，從拘尸那城周圍十二踰繕那，乃至繫冠制底，所有無量歸仰眾生咸來雲集，各持香華種種伎樂供養之具，壯士眷屬皆悉出城，詣雙樹間於師子床前，陳設所有盡心供養。時壯士中有一耆宿，告諸人曰：「現在大眾，女持幢幡、男可擎輿，我等齎持種種華綵、塗香、末香、燒香及諸音樂，從拘尸那城西門而入，於東門出，度金沙河，至壯士繫冠制底勝處安置以火焚燒。」是時諸人聞是語已，各各爭前欲舉金棺，雖共盡力竟不能動。

> その老練者たちがこの言葉を聞き、尊者に申し上げた。「仰せの通り承りました。しかし、このことは一二日や三日で成し遂げられるものではございません。もし七日間お待ちいただけるなら、先に申し上げた通りに行い、成就させましょう。」尊者は「それでよい」とお答えになった。そこで人々は再び、先の輪王の葬法に従い、欠けるところなくすべてを整えた。すると、拘尸那城の周囲十二由旬から、また髻塔（もとえのとう）に至るまで、数え切れないほどの帰依する人々が雲のごとく集まり、それぞれ香華や種々の音楽、供養の品々を携えて来た。老練者たちの一族も皆、城を出て、双樹の間の獅子の床の前に進み、心を尽くして供養を整えた。その中に一人の長老がいて、人々に告げた。「今ここにいる大衆よ、女人は幢幡を持ち、男たちは輿を担げ。我々は種々の華や彩り、塗香、末香、焼香、そして音楽を携え、拘尸那城の西門から入り、東門から出て、金沙河を渡り、老練者たちの髻塔のある勝れた場所に安置し、火をもって荼毘に付そう。」人々はこれを聞き、我先にと金の棺を持ち上げようとしたが、皆で力を合わせても、どうしても動かすことができなかった。

爾時具壽阿難陀，白尊者阿尼盧陀曰：「拘尸那城諸壯士等，雖竭筋力竟不能動如來金棺，我今不知有何所以？」尊者告曰：「此是諸天作如斯意，欲令壯士及諸人民，女持幢幡、男捧尊輿，威儀整肅翊從如來，我等諸天共持華綵，燒眾妙香奏天伎樂廣陳供養，於西門入東門而出，度金沙河至繫冠制底，以是因緣威儀未備不能移動。」是時具壽阿難陀報尊者曰：「若如是者，可隨天意。」時諸壯士即隨天願，備設如前方來持輿，即便輕舉捧戴而行。于時空中天雨嗢鉢羅華、拘物頭華、鉢頭摩華、分陀利華，沈水末香、栴檀末香、多揭羅多摩羅末香，及曼陀羅華等。諸天伎樂百千萬種，於虛空中一時俱奏，諸天華蓋其從如雲，并散天衣有盈億數。時拘尸那城諸壯士等各相謂曰：「天供養已，我等應為。」時諸壯士及餘一切貴賤男女，營辦香華威儀嚴肅，百千萬種不可勝紀，恭敬供養隨從金棺，城中而過度金沙河至繫冠制底，所散之華積至于膝。

> その時、尊者アーナンダが尊者アニルッダに申し上げました。「クシナガラの勇士たちは、力を尽くしても如来の金の棺を動かすことができません。私はその理由がわかりません。」 尊者が答えました。「これは諸天の望みによるものです。彼らは、勇士や民衆が、女は幢幡（仏旗）を持ち、男は尊い輿を担ぎ、厳かに列を整えて如来に従い、我々諸天は共に華やかな彩りを持ち、妙なる香を焚き、天の音楽を奏でて広く供養し、西門から入り東門から出て、金沙河を渡り、冠を掛けた塔（ケーシャ・ストゥーパ）に至るよう望んでいます。そのため、威儀が整っていないので、動かせないのです。」 そこで尊者アーナンダが尊者に告げました。「そうであれば、天の意のままにしましょう。」 その時、勇士たちは天の願いに従い、先に述べたように整えてから輿を担ぐと、すぐに軽々と持ち上げて進みました。その時、虚空からは青蓮華（ウトパラ）、黄蓮華（クムダ）、赤蓮華（パドマ）、白蓮華（プンダリーカ）の花々、沈香、栴檀、多伽羅、多摩羅の粉末香、そして曼陀羅華などが雨のように降り注ぎました。また、百千万の天の音楽が虚空に響き渡り、天の華蓋は雲のごとく連なり、天衣も億の数ほど散りばめられました。 クシナガラの勇士たちは互いに言いました。「天が供養をしたのだから、我々も行おう。」そこで勇士たちや、その他の貴賤・男女の全ての人々は、香や花を整え、厳かに列をなして、数えきれないほどの百千万の供養を捧げて金の棺に従い、街中を通り、金沙河を渡り、冠を掛けた塔に至りました。その間、散った花は膝の高さまで積もりました。

于時有一外道梵志，聞佛滅度詣娑羅林，持華數莖還波波聚落，於其中路逢大迦攝波，與五百弟子威儀整肅，將詣雙林禮大師足，遇見外道問言：「汝從何來？欲向何處？」外道答曰：「我從拘尸那來，將詣波波聚落。」迦攝波知而故問：「汝從彼來，知我大師釋迦牟尼如來四大安不？」外道答言：「我從彼來，親見大德喬答摩已入涅槃，經今七日。自滅度來，所有人天皆以香華種種威儀，具申供養遺身舍利，我從彼會得此華來。」大迦攝波所將五百人中有一莫訶羅苾芻，稟性愚癡不辯好惡，聞外道語遂出麁言：「快哉！樂哉！我等從今免被拘制於諸戒律，云：『此應作、此不應作。』此事皆息。自今已後，能持、不持，皆由於我，可行者行，不須者棄。」時彼老叟出此語時，空中諸天聞其非法，即以神力掩蔽聲響不令人聞，唯迦攝波領知斯語。是時尊者為教誨彼故，即於道傍暫時停歇，與眾俱坐告言：「諸具壽！世間諸行皆悉無常，體不堅牢是難委信，不得久存並歸散滅，宜起厭離勿生愛著。且止斯事，我等速往，見佛全身各並前進。」

> その時、一人の外道の修行者がいた。彼は仏陀が入滅されたと聞き、娑羅林へ向かい、数本の花を手に取って波波の村へ戻ろうとした。途中、大迦葉が五百人の弟子たちを従え、威儀を整えて双林へと向かい大師の足を礼拝しようとしているところに出会った。大迦葉はその外道に尋ねた。「あなたはどこから来て、どこへ行くのですか？」外道は答えた。「私は拘尸那（クシナガラ）から来て、波波の村へ行くところです。」迦葉は知りつつもわざと尋ねた。「あなたはそこから来たのですか。私の大師、釈迦牟尼如来の四大（身体の状態）はお変わりなくお過ごしでしょうか？」外道は答えた。「私はそこから来て、直接、大徳ゴータマがすでに涅槃に入られたのを目の当たりにしました。今日で七日が経ちます。ご入滅以来、すべての天の人々や人間たちは、香や華、さまざまな作法をもって、遺された舎利に供養を尽くしました。私はその法会でこの花をいただいてきたのです。」 その大迦葉に従う五百人の中に、一人の老いた愚かな比丘がいた。彼は生まれつき愚かで、善悪の区別もつかなかった。外道の言葉を聞くと、すぐに乱暴な言葉を放った。「何と素晴らしい！何と喜ばしいことか！私たちはこれから、あの戒律に縛られることから免れた。『これはなすべきだ、これはなすべきではない』という戒律は、すべて終わったのだ。今日からは、戒律を守ろうが守るまいが、すべては自分の思いのまま。行いたいことは行い、不要なものは捨てればよい。」 その老比丘がこの言葉を発した時、空にいた天の人々はその非道な言葉を聞き、神通力でその声をかき消し、誰にも聞こえないようにした。ただ迦葉だけがその言葉を聞き取った。尊者はその老比丘を教え導くため、道ばたにしばらく立ち止まり、皆と共に坐ってこう言った。「皆さん、世の中のすべての営みは無常であり、その本質は堅固ではなく、頼りにすることはできません。永く留まることはなく、すべては散り去ってしまうものなのです。どうか厭離の心を起こし、愛着を持たないようにしてください。その話はここまでにしましょう。私たちは急いで、仏陀の全身を拝みに行きましょう。共に進みましょう。」

時諸壯士并四眾等，先用疊絮裹如來體，次以千張白疊周匝纏身，置香油棺覆以金蓋，各持香木如法焚燒，火不能著。時阿尼盧陀告阿難陀曰：「雖欲然火終無著法。」問：「其何故？」答曰：「斯為諸天不令火著。」復問：「何緣？」答曰：「為大迦攝波與五百徒眾隨路而來，欲見世尊金色全身親觀焚燎，為待彼故天不令燒。」時阿難陀即以此事普告眾知，須臾尊者徒眾皆至。拘尸那城諸人遙見尊者眾來，各持香華種種音樂，詣尊者所頭面禮足。時有無量百千大眾，隨從尊者詣世尊所，除去香木啟大金棺，千疊及絮並開解已，瞻仰尊容頭面禮足，於此時中唯有四大耆宿聲聞，謂具壽阿若憍陳如、具壽難陀、具壽十力迦攝波、具壽摩訶迦攝波。然摩訶迦攝波有大福德多獲利養，衣鉢藥直觸事有餘，尊者作念：「我今自辦供養世尊。」即辦白疊千張及白疊絮，先以絮裹後用疊纏，置金棺中傾油使滿，覆以金蓋積諸香木退住一面。由佛餘威及諸天力，所有香木自然火起。時阿難陀右繞火積說伽他曰：

> 当時、若き勇士たちや比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷たちは、まず綿を如来の体に巻き、次に千枚の白い布で全身を包み、香油を満たした棺に入れて金色の蓋をかぶせた。それぞれ香木を手に持って、規則に従って火をつけようとしたが、火は燃え上がらなかった。 そこで阿那律が阿難に告げた。「火をつけようとしても、どうしても燃えつく方法がない」と。 阿難が尋ねた。「それはなぜか」 阿那律が答えた。「これは天の神々が火をつけさせないからだ」 阿難がさらに尋ねた。「何の因縁でそうなのか」 阿那律が答えた。「大迦葉が五百人の弟子たちと道の途中からやって来て、世尊の金色の全身を拝し、自らその荼毘を見ようとしている。その方を待つために、神々が火をつけさせないのだ」 そこで阿難はこのことをただちに皆に告げ知らせた。しばらくして、尊者たちの一行が到着した。拘尸那城の人々は、尊者がやって来るのを遠くから見て、それぞれ香や華、さまざまな楽器を手にして、尊者のもとへ向かい、頭を地につけてその足に礼拝した。さらに無数の大衆が尊者に従って世尊のもとへ行き、香木を取り除き、金色の大いなる棺を開け、千枚の布や綿を解いて、再びその尊顔を仰ぎ見て頭を地につけ足に礼拝した。 この時、ただ四人の長老の弟子たちだけがいた。すなわち尊者アーニャ・カウンディニヤ、尊者ナンダ、尊者ダシャバラ・カシュヤパ、尊者マハーカシュヤパである。だがマハーカシュヤパは大きな功徳があり、多くの布施を得ていた。衣、鉢、薬の費用などはすべて余裕があった。尊者マハーカシュヤパは自ら世尊に供養しようと考え、白い布千枚と綿を用意した。まず綿で包み、次に布で巻き、金の棺に納め、油をいっぱい注ぎ、金の蓋をかぶせ、多くの香木を積み上げて、しばらく脇に退いた。 そこで、仏の余力と天の神々の力によって、すべての香木は自然に燃え上がった。その時、阿難は火の積みまわりの右側を巡りながら、次の偈を唱えた。

「如來妙體歸圓寂， 自然火起燎餘身；唯留內外一雙全， 所有千衣隨火化。」

> 如来の妙なる体は円寂に帰し、 自然の火が起こり、残った身を焼く。 内と外の一対の完全なものだけが残り、 すべての衣は火とともに消え去った。

時拘尸那城諸壯士等，欲以牛乳注火令滅，未瀉之頃其火積中忽生四樹：一、金色乳樹，二、赤色乳樹，三、菩提樹，四、烏曇跋樹，於此樹中乳自流出令火皆滅。是時拘尸那城諸貴賤等，共收舍利盛金瓶中置七寶輿上，以種種香華栴檀沈水塗香、末香、燒香、繒蓋、幢幡，音聲伎樂廣陳供養，舁入城中安妙堂上，復更如前盛興供養。

> その時、拘尸那羯羅の城にいた力ある人々は、牛乳を注いで火を消そうとしたが、注ぐ前にその火の中から突然四本の木が生えた。すなわち、金色の乳の木、赤色の乳の木、菩提樹、そして烏曇跋の木である。これらの木から乳が自ら流れ出て、火はすべて消え去った。 そこで、拘尸那羯羅の城の貴賤の人々は皆、共に舎利を集め、金の瓶に納め、七宝の輿の上に安置した。そして、様々な香り高い花や栴檀、沈水、塗香、末香、焼香、更には絹の蓋や幢幡、音楽や舞楽を広く供えて、これを城内に運び入れ、美しい堂の上に安置した。そして、再び以前のように盛大な供養を行った。

是時波波聚落諸壯士等，聞佛世尊於拘尸那城入般涅槃已經七日，無量人天廣陳供養，於其聚落總集四兵，象馬車步各自嚴辦種種器仗，共詣拘尸那城欲分舍利。既至城已報諸人曰：「無上法王眾生慈父，我等諸人比於長夜供養恭敬，親承訓導受持正法。今既滅度，有餘舍利我等欲取，將往波波聚落，建窣覩波安置供養。」城中諸人聞斯告已咸作是言：「世尊導師是我慈父親承訓誘，既於我界而般涅槃，全身舍利應留永劫於此供養，終不分與外邑諸人。」時波波人遣使答曰：「若分者善；如不與者，我等當以強力奪取。」城人聞已告彼眾曰：「徒事鬪戰，終不可得。」

> この時、ポーポー村の勇士たちは、釈尊がクシナガラ城で大般涅槃に入られてから既に七日が経過し、無数の天人の衆が盛大に供養を営んでいることを耳にした。彼らは村に集まり、象・馬・車・歩兵の四種類の兵を総動員し、それぞれに様々な武器や用具を整えさせ、共にクシナガラ城へと向かい、仏舎利を分け与えてもらおうとした。 城に到着すると、彼らは城の人々にこう告げた。「この上ない法の王であり、全ての生きとし生けるものの慈父であられる世尊は、我々は長い間、供養し敬い、親しくご教導を受け、正しい法を受持してきました。今、世尊が涅槃に入られましたので、残された舎利を頂いて、我々の村に持ち帰り、塔を建てて安置し、供養したいと願います。」 これを聞いた城の人々は、口を揃えてこう言った。「世尊は我々の導師であり、慈父であられる。親しくご教導を頂き、しかも我々の地で涅槃に入られたのだ。ならば、全身の舎利は永遠にここに留めて供養すべきであり、他国の人々に分け与えることは決してできない。」 これを聞いたポーポーの人々は使者を遣わして答えた。「分けて頂けるなら結構だ。もし分けて頂けぬなら、我々は武力をもって奪い取るつもりだ。」 城の人々はこれを聞いて、彼らにこう告げた。「無駄に戦いを挑んでも、決して手に入れることはできぬぞ。」

爾時遮洛迦邑、部魯迦邑、阿羅摩邑、吠率奴邑、劫比羅城諸釋迦子、薜舍離栗㚲毘子悉皆來集。是時摩伽陀國未生怨王，既聞佛世尊於拘尸那城入般涅槃，一切人天廣設供養。既聞是事生大憂苦，遂告行雨大臣曰：「卿今知不？我聞世尊已入涅槃，在拘尸城大興供養，為爭舍利諸處競來欲相侵奪，我今亦往請取身骨。」臣曰：「如是，應裝整兵便往拘尸那城。」時未生怨王遂乘大象欲往佛所，纔昇象上念佛恩深，心便悶絕從象墜墮宛轉于地，良久乃穌便乘馬去，念佛恩故不能抑止，還墮于地久穌息已，告行雨大臣曰：「我今不能親往佛所，卿等今者可領四兵，往拘尸那城傳我言教，問訊壯士少病少惱、起居輕利、安樂行不？『世尊在日接引我等，長夜慇懃是我大師。今於仁等聚落入般涅槃，有遺舍利幸與一分，於王舍城作窣覩波，冀申敬重香華伎樂種種供養。』」行雨白言：「如王教勅。」即嚴四兵詣拘尸那城，告諸壯士曰：「仁等咸聽！摩伽陀國未生怨王，問訊仁等具說如前，世尊大師於我等輩，常為饒益令得安樂，可尊可敬。今者於仁聚落入般涅槃，有遺舍利幸當與分，於王舍城建窣覩波廣興供養。」諸壯士曰：「世尊誠是饒益安樂一切群生，可尊可敬。然於今者在我聚落入般涅槃，有遺舍利王欲見分，此誠難得。」時行雨臣告諸壯士曰：「若其仁等能與者善，如不見分我加兵力強奪將去。」答言：「任意。」時諸人眾悉皆大集闐噎城隅，城中所有壯士男女並閑弓射，即便總出象馬車步，嚴整四兵欲共七邑兵交合戰。

> その時、遮洛迦邑、部魯迦邑、阿羅摩邑、吠率奴邑、劫比羅城の釈迦族の者たち、そしてヴェーサーリーのリッチャヴィ族の者たちが、皆集まってきました。 一方、マガダ国のアジャータシャトゥ王は、世尊がクシナガラで般涅槃されたこと、そして天と人のすべてが盛大に供養を行ったことを聞きました。この知らせを聞いて、王は大いに憂い悲しみ、雨の大臣に言いました。「卿は知っておるか。私は世尊が涅槃に入られ、クシナガラで大いに供養が行われていると聞いた。そして、仏舎利を得ようとして、様々な場所から人々が競い合い、奪い合おうとしている。私も今、自ら赴いて仏舎利を請いたい。」 大臣は答えました。「承知しました。では、兵を整え、クシナガラへ参りましょう。」 その時、アジャータシャトゥ王は象に乗り、仏のもとへ行こうとしました。しかし、象に乗った途端、仏の深い恩を思い出し、心は悶絶して象から落ち、地面に転がりました。長い間経ってからようやく蘇生し、次に馬に乗りました。しかし、仏の恩を思い、悲しみを抑えきれず、また地面に落ちてしまいました。久しくして息を整え、雨の大臣に言いました。 「私は今、自ら仏のもとへ行くことができない。卿たちは、四種の軍隊を率いてクシナガラへ行き、私の言葉を伝えよ。そして、クシナガラの勇士たちに安否を問え。『世尊は在世の間、私たちを導き、永い間、懇ろに教え導いてくださいました。私たちにとって、まことの大師です。今、貴方たちの地で般涅槃されました。もし遺骨がありましたら、どうか一つ分をください。王舎城にストゥーパを建て、花や香り、音楽などをもって、敬いと供養を尽くしたいのです。』と伝えよ。」 雨の大臣は答えました。「王の仰せのままに。」そしてすぐに四種の軍隊を整え、クシナガラへ向かいました。彼は勇士たちに告げました。 「皆様、お聞きください。マガダ国のアジャータシャトゥ王が、皆様に安否を問うておられます。先ほど申し上げた通り、世尊は私たちにとって、常に利益を与え、安楽をもたらしてくださる、尊く敬うべき方です。今、貴方たちの地で般涅槃されました。もし遺骨がありましたら、どうか一つ分けてください。王舎城にストゥーパを建て、広く供養を行いたいのです。」 勇士たちは答えました。「世尊は確かに、全ての生きとし生けるものを益し、安楽にしてくださる、尊く敬うべき方です。しかし、今は私たちの地で般涅槃されました。王が遺骨の分与をお望みとのことですが、これは誠に難しいことです。」 その時、雨の大臣は勇士たちに告げました。「もし貴方たちが分け与えてくれるのであれば、それに越したことはありません。しかし、もし分け与えないなら、我々は武力をもって強奪するでしょう。」 彼らは答えて言いました。「お好きになさい。」 その時、多くの人々が大集結し、城の隅々に溢れんばかりに集まりました。城内の勇士たちは男も女も弓矢に熟達しており、彼らは総出で象・馬・車・歩兵の四種の軍隊を整え、七つの邑の軍と戦を交えようとしました。

## 根本說一切有部毘奈耶雜事卷第三十八

> 根本説一切有部律雜事 第三十八巻