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title: "雜寶藏經 · 27 兄弟二人俱出家緣"
description: "雜寶藏經由北魏時期西域僧人吉迦夜與曇曜共同譯出，屬佛教重要典籍。全書共十卷，收錄譬喻、因緣故事，闡述因果業報、布施持戒等教義，反映古印度社會風貌與佛教傳播歷程。該經是漢傳佛教基礎文獻，對研究佛教文學、倫理思想及中古漢譯佛經語言具有重要價值，為四部阿含經之外的重要故事類經典。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmczk7vil05fhjj04igfrkozr"
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## 雜寶藏經卷第三

> 雑宝蔵経 巻第三

元魏西域三藏吉迦夜共曇曜譯

> 元魏西域三蔵吉迦夜と曇曜の共訳

兄弟二人俱出家緣

> あるところに、兄弟が二人いて、共に出家したという因縁がある。

仇伽離謗舍利弗等緣

> 仇伽離が舎利弗らを誹謗した因縁

龍王偈緣

> 龍王の偈の因縁

提婆達多欲毀傷佛因緣

> あるとき、提婆達多は仏陀を傷つけようと企てました。

共命鳥緣

白鵝王緣

> 白鵞王の因縁

大龜因緣

> 大亀の因縁

二輔相詭媾緣

> 二人の家来が、互いに欺き合い、結託した。

山鷄王緣

> 山鶏王の因縁

吉利鳥緣

> 「吉利鳥」の因縁

老仙緣

> 古い仙人とのご縁

二估客因緣

> 二人の商人の因縁

八天次第問法緣

> 八日間にわたって、順を追って法を問うた因縁。

### （二七）兄弟二人俱出家緣

> （二七）兄弟二人が出家した因縁

往昔之世，有兄弟二人，心樂佛法，出家學道。其兄精懃，集眾善法，修阿練行，未久之頃，得羅漢道；其弟聰明，學問博識，誦三藏經，後為輔相請作門師，多與財錢，委使營造僧房塔寺。時三藏法師，受其財物，將人經地，為造塔寺，基剎端嚴，堂宇瑩麗，制作之意，妙絕工匠。輔相見已，倍生信敬，供養供給，觸事無乏。三藏比丘，見其心好，即作是念：「寺廟訖成，俱須眾僧安置寺上，當語輔相使請我兄。」作是念已，語輔相言：「我有一兄，在於彼處，捨家入道，懃心精進，修阿練行，檀越今可請著寺上。」輔相答言：「師所約勅，但是比丘，不敢違逆，況復師兄，是阿練也。」即便遣人慇懃往請。既來到已，輔相見其精懃用行，倍加供養。

> 昔々、あるところに二人の兄弟がおりました。二人とも仏法を心から喜び、出家して修行の道に入りました。兄は熱心に励み、あらゆる善い行いを積み、阿練若（あらんにゃ：静かな山間の修行所）での修行を重ね、間もなくして阿羅漢果を得ました。弟は賢く、学問に優れ、三蔵（経・律・論）の経典をすべて暗誦するほどでした。その後、ある大臣に招かれ、門師（もんし：家庭教師）となり、多くの財産を与えられ、僧院や塔、寺院の建立を任されました。 その時、三蔵法師（弟）は財物を受け取り、人々を連れて土地を整え、塔と寺院を建立しました。基壇や塔の飾りは端正で厳かであり、堂宇は輝くばかりに美しく、その造りは巧みで、工匠たちも及ばないほどでした。大臣はこれを見て、さらに信心と敬いの心を深め、供養や世話を惜しみなく行いました。 三蔵比丘は、大臣の篤い心を見て、こう思いました。「寺院は完成した。これから大勢の僧たちをこの寺に迎え入れなければならない。大臣に話して、私の兄を招いてもらおう。」そう考えた後、大臣に申し出ました。「私には兄がおります。あちらで出家し、心を込めて精進し、阿練若の修行をしております。施主様、どうかその兄をこの寺にお招きください。」 大臣は答えました。「先生のお言葉であれば、たとえ普通の比丘であっても、逆らうことはできません。ましてや先生の御兄君は阿練若の修行者でいらっしゃいます。」すぐに人を遣わし、心を込めて招き寄せました。兄が到着すると、大臣はその熱心な修行ぶりを見て、さらに一層の供養を捧げました。

其後輔相以一妙㲲價直千萬，以與於彼阿練比丘，阿練比丘，不肯受之，慇懃強與，然後乃受，而作是念：「我弟營事，當須財物。」即以與之。輔相後時，以一麤㲲，用與三藏；三藏得已，深生瞋恚。又於後日，輔相更以一張妙㲲直千萬錢，與兄阿練；其兄既得，復以與弟。其弟見已，倍懷嫉妬，即持此㲲，往至輔相愛敬女所，而語之言：「汝父輔相，先看我厚，今彼比丘至止已來，不知以何幻惑汝父，今於我薄，與汝此㲲，汝可持向輔相之前，縫以為衣。若其問者，汝可答言：『父所愛重，阿練若者，捉以與我。』輔相必定瞋不共語。」女語三藏言：「我父今厚敬彼比丘，如愛眼睛，亦如明珠，云何卒當而到謗毀？」三藏復言：「汝若不爾，與汝永斷。」女人又答：「何故太卒當更方宜？」情不能已，便受此㲲，於其父前，裁以為衣。爾時輔相，見㲲即識，而作念言：「彼比丘者，甚大惡人，得我之㲲，不自供給，反以誑惑小兒婦女。」於是後日阿練若來，不復出迎，顏色變異。

> その後、大臣は一着の高価な衣（価値千万）を阿練比丘に差し出しました。阿練比丘は最初は受け取ろうとしませんでしたが、大臣がしつこく強く勧めたため、ついに受け取りました。そして彼はこう思いました。「弟（三蔵）が寺のことを取り仕切っているから、費用が必要だろう。」そうしてその衣を弟に与えました。 その後、大臣は一着の粗末な衣を三蔵に与えました。三蔵はそれを受け取ると、深く怒りました。さらに後日、大臣は再び一着の高価な衣（価値千万）を兄の阿練に贈りました。兄はそれを受け取ると、またも弟に与えました。弟はそれを見て、ますます嫉妬の念を燃やしました。そこでこの衣を持って、大臣が愛する娘のところへ行き、こう言いました。「あなたの父君は、以前は私を厚く遇していました。ところが、あの比丘が来てからというもの、何か魔法のようなもので父君を惑わしたのか、今では私への扱いが薄くなりました。この衣をあなたにあげますので、父君の前でこれを縫って衣服にしてください。もし父君が尋ねたら、『父が可愛がっている阿練比がこれを私にくれました』と答えなさい。そうすれば父君はきっと怒って、あの比丘と口もきかなくなるでしょう。」 娘は三蔵に言いました。「父は今、あの比丘を目の玉のように、また宝珠のように大切にしています。どうして突然、そんなに中傷できるのですか？」 三蔵は言いました。「もしあなたがそうしなければ、あなたとは永久に絶縁します。」 娘は答えました。「どうしてそんなに急なのですか。もう少し良い方法を考えましょう。」しかしやむを得ず、この衣を受け取り、父の前でそれを裁断して衣服に仕立てました。 その時、大臣は衣を見てすぐにそれと分かり、こう思いました。「あの比丘は実に極悪な人物だ。私から衣をもらいながら、自分のために使わず、逆にそれで幼い娘を騙すとは。」 それ以来、阿練比が来ても、大臣はもはや出迎えず、顔つきも変わりました。

時此比丘，見輔相爾，心自思惟：「必有異人，毀謗於我，使彼爾耳。」即昇空中，作十八變。輔相見已，深懷敬服，即與其婦，禮足懺悔，恭敬情濃，倍於常日，即驅三藏及其己女，悉令出國。

> そのとき、この比丘（修行僧）は宰相の様子を見て、心の中で考えました。「きっと誰かが私を中傷し、このようにさせたのだ」と。すると彼は空中に飛び上がり、十八の神通変化を示しました。宰相はそれを見て深く敬服し、妻と共に比丘の足に礼拝して懺悔しました。その敬いの情は以前にも増して深く、すぐに三蔵（経律論に詳しい僧）とその娘を国外へ追放させました。

佛言：「爾時三藏，我身是。以謗他故，於無量劫，受大苦惱，乃至今日，為孫他利之所毀謗。爾時此女，由謗聖故，現被驅出，窮困乞活。是以世人，於一切事，應當明察，莫輕誹謗用招咎罰。」

> 仏はおっしゃいました。「その時の三蔵とは、私自身のことです。他人を誹謗したことで、計り知れない長いあいだ、大きな苦しみを受けました。そして今日に至るまで、スンタリという者から誹謗されています。また、その時の女性は、聖者を誹謗したために、今の世で追放され、貧しい暮らしをしながら物乞いをして生きています。ですから、世の人々は、何事についても、よくよく見極め、軽々しく誹謗中傷して罰や災いを招いてはいけません。」