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title: "眾許摩訶帝經 · 第二"
description: "眾許摩訶帝經由宋代譯經僧法賢翻譯自梵文。此經屬佛教本生類經典，以敘事形式記載釋迦牟尼佛過去生為大威德王時的修行事迹，闡述菩薩行與因果思想。該經反映大乘佛教強調累劫修行與慈悲利他的精神，對漢傳佛教本生故事體系具有重要補充意義。法賢作為北宋官方譯場重要譯師，其譯本語言流暢、義理清晰，為研究佛教史傳與菩薩道思想提供了權威文獻依據。"
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## 佛說眾許摩訶帝經卷第二

> 仏が説く眾許摩訶帝経　第二巻

西天譯經三藏朝散大夫試鴻臚少卿明教大師臣法賢奉　詔譯

> 西天訳経三蔵朝散大夫試鴻臚少卿明教大師臣法賢、詔を奉じて訳す

「爾時補多落迦大城有一婬女，色相端嚴形體殊妙。時有一人名彌里拏羅，於此女人而生躭染，即以金、銀、珠寶、上妙衣服而給與之。忽於後時復有一人，於此婬女亦生愛著，告婬女言：『我以金錢五百與汝受用，汝可隨吾同為娛樂。』婬女聞已即與同行，乃令侍婢往白彌里拏羅：『今有他適，未遑相就。』拏羅聞言即告婢曰：『彼若歸家，速令來至我住園林之中。』婢迴本舍，具以其事白於婬女。婬女聞已略無行意，婢知不允，復往彌里拏羅處，具說婬女違背之事。彼人聞已心生忿怒，遣婢勸說：『速令至我園林之中。』婢既受教，以種種方便誘引婬女，婬女遂行。彼人見已呵責之曰：『我自昔來恒以衣服、寶貨、財物而常給濟，何故於今棄背於我？』即持利劍殺彼婬女。

「爾時瞿曇菴舍近彼園林，彌里拏羅潛將所執利劍，送置菴內而遂遁去。時婬女婢高聲唱言：『此處殺人！』眾多聞已，俱詣仙人所居菴舍，獲彼利刃鮮血尚存。眾人責言：『汝是仙人，何故於今而行殺害？』作是語已，即以繩索縛仙人手，送往城中至王殿前。眾人告曰：『此是出家仙人，棄背梵行行不淨行；復以利劍斷婬女命。』王聞是事，心生忿怒，即遣出城，令以木簽貫其支體。王宣令已，是時仙人頂戴花鬘、身著青衣，從者周迴手執器仗，高聲唱言：『此是犯戒殺人之賊。』爾時仙人都無怯怖，至城門外即依王法。

> その頃、瞿曇（ぐどん）の庵が園林の近くにあり、弥里拏羅（みりなら）は密かに鋭利な剣を庵の中に置き去りにして逃げ去った。すると、遊女の召使いが大声で叫んだ。「ここで人が殺された！」これを多くの人々が聞きつけ、仙人の住む庵へと駆けつけ、刃先にまだ血がついた剣を見つけた。人々は仙人を責めて言った。「汝は仙人のはずだ。なぜ人を殺したのか？」そう言って、彼らは縄で仙人の両手を縛り、都の中にある王の御前へと連れて行った。人々は王に告げた。「この者は出家した仙人でありますが、清らかな修行を捨てて不浄の行いをし、さらに鋭利な剣で遊女の命を絶ちました。」王はこの話を聞いて怒り、すぐに都の外へ連れ出し、木の串でその手足を貫くよう命じた。王の命令が下ると、仙人は花の冠を頭に戴き、青衣を身にまとい、従者たちは周りを取り囲んで武器を手にし、「これが戒律を破り、人を殺した賊だ」と高声で叫んだ。しかし、そのとき仙人は少しも怯えることなく、城門の外に出ると、王の法に従った。

「爾時本師訖里瑟拏吠波野曩仙人，來至菴中不見弟子，即往隣近漸次尋訪；忽見弟子縛其手足，在木簽上受如是苦。師既見已，身毛驚竪，悲淚涕泣問其弟子：『汝何如是有斯過罪？又汝此身受諸苦惱，晝夜疼痛云何當忍？』弟子白言：『大仙！我於此身求諸疼痛都不可得。』師曰：『汝何如是離其苦惱？』弟子白言：『我對師前發誠實願，若吾此身實無疼痛，即令我師身為金色。』作是願已，經剎那頃，師自變身作真金色，一切人眾皆悉見之，是故立名金色仙人。爾時弟子復問師曰：『我此命終當生何處？』師曰：『准婆羅門法，若絕嗣子即無生處。』弟子白言：『我作童子不樂王宮，捨位出家，豈有子耶？』師即告曰：『汝於今者何不思惟在王宮時娛樂之事。』弟子白言：『我今此身見受王法苦相如是，云何而能思前娛樂？』

> その時、師匠であるカーリシュナ・ヴェーパヤナ仙人が庵に戻ると、弟子の姿がありません。そこで近くを探し始め、ついには手足を縛られ、杭の上で苦しんでいる弟子を見つけました。師匠はその姿を見て、全身の毛が逆立ち、涙を流して弟子に問いました。「お前はどうして、このような過ちを犯したのか？ また、この身で昼夜絶え間ない痛みに耐え、どうやってこらえているのか？」弟子は答えました。「大仙よ、私はこの身に、全く痛みを感じません。」師匠が「お前はどうやって、その苦しみから逃れているのか？」と尋ねると、弟子は申し上げました。「私は師の前で誠実な誓いを立てました。もしこの身に本当に痛みがないならば、師のお体を金色に変わらせます、と。」そしてこの願いを立てた瞬間、師匠の体はまばゆい黄金色に変わりました。人々は皆それを見て、以来、師匠は金の仙人と呼ばれるようになりました。 それから弟子は師匠に問いました。「私はこの命が終わった後、どこに生まれ変わるのでしょうか？」師匠は答えました。「バラモンの教えでは、もし後継ぎの子がいなければ、生まれ変わる場所もない。」弟子が言いました。「私は幼い頃から王宮の華やかさを好まず、位を捨てて出家しました。どうして子がいるはずがありましょうか？」師匠は言いました。「ならば今、お前は王宮にいた頃の楽しみを思い起こしてみよ。」弟子は答えました。「今この身は王法によるこのような苦しみを受けています。どうしてかつての楽しみを思い出すことができましょうか？」

「爾時金色仙人具大神通，經剎那間於虛空中降大風雨，淋弟子身即得清涼，離諸苦惱平復如故；由是弟子思前快樂而生欲心，滴二滴精墮地面上。爾時瞿曇仙人有四思惟：一、思惟自身；二、思惟眾生；三、思惟眾生成佛；四、思惟一切佛剎。如是思已，其二滴精結成二卵，每日出時被日所照，不久之間其卵自破，生二童子色相端正。瞿曇仙人將此二童子，入甘蔗園棲泊居止；瞿曇因日所炙尋即命終。爾時金色仙人來入園中問言：『童子！汝誰人耶？』童子答言：『我即瞿曇所生之子。』金仙聞已心生歡喜，因挈二童歸菴養育。以初生時卵因日照，乃為立名，名為日族為第一姓；復是瞿曇所生之子，因立瞿曇為第二姓；又是自身所生，因立阿儗囉娑為第三姓；由於甘蔗園中收得養育，因立甘蔗為第四姓。

> その時、金色仙人という偉大な神通力を持つ方が、瞬間の間に虚空から大雨と風を降らせ、弟子の身体に注ぎかけました。そのおかげで弟子は清らかで涼やかになり、苦しみから離れ、元のように平穏を取り戻しました。 ところが、この弟子は以前の楽しみを思い出し、欲望の心を生じさせました。その結果、地面に二滴の精が滴り落ちました。その時、瞿曇仙人には四つの思いがありました。第一に、自身を思うこと。第二に、生きとし生けるものを思うこと。第三に、生きとし生けるものが仏になることを思うこと。第四に、すべての仏の国土を思うことです。 このように思い巡らせた後、その二滴の精は固まって二つの卵となりました。毎日、太陽が昇るとその光に照らされ、間もなく卵は自然に割れ、そこから端正な姿かたちをした二人の童子が生まれました。瞿曇仙人はこの二人の童子を連れて甘蔗園に入り、そこで暮らすようになりましたが、日光に照らされ続けたため、やがて命を終えました。 その後、金色仙人がこの園にやって来て、「童子よ、お前たちは誰の子だ？」と尋ねました。童子たちは答えて言いました。「私たちは瞿曇から生まれた子です。」これを聞いた金仙は心から喜び、二人の童子を連れて庵に戻り、養育しました。 彼らが生まれた時、卵が太陽の光に照らされたことに因み、名を付けられました。それが第一の姓、日族です。また、瞿曇から生まれた子であることから、第二の姓として瞿曇が立てられました。さらに、自身から生まれたことから、第三の姓として阿儗囉娑が立てられました。そして、甘蔗園で見つけられ養育されたことから、第四の姓として甘蔗が立てられました。

「爾時有大國王名婆羅捺嚩惹，其王命終無子嗣位，輔相大臣共議斯事，未委何人可當灌頂王位。有一大臣白群臣言：『先迦囉拏王有一太子，名曰瞿曇，捨父王位於山林間，事訖里瑟拏吠波野曩仙人，彼是釋種，可得紹嗣灌頂王位。』群臣聞已，即往山中，詣仙人所，頭面禮足白言：『大仙！過去迦囉拏王有一太子，名曰瞿曇，今在何處？』大仙白言：『久已命終。』復為群臣具說上事。大臣聞已，心生懊惱：『我等今者甚得大罪。』作是語已，見二童子身相端嚴，問：『是誰耶？』金仙答言：『此即瞿曇所生之子。』群臣聞已，俱懷踊躍：『今此童子是王種族。』即令繼紹灌頂王位，是故立姓名甘蔗王。

> 昔、バラナヴァジャという名の大国の王がいました。その王が亡くなりましたが、跡を継ぐ王子がいませんでした。そこで宰相や大臣たちが集まって「誰を新たな王に即位させるべきか」と話し合っていました。 すると、ある大臣が皆に言いました。「以前、カラーヴァナ王にゴータマという名の王子がいました。彼は父王の位を捨て、山の中でリシ（仙人）であるクリシュナヴェーパヤナのもとで修行していました。彼こそシャーキャ族の出身で、王位を継ぐにふさわしい方です。」 大臣たちはこれを聞き、すぐに山へ向かい、仙人のもとを訪ねました。彼らは頭を仙人の足につけて礼をし、こう尋ねました。「大いなる仙人よ。かつてカラーヴァナ王にはゴータマという王子がいましたが、今どこにおられるのですか？」 仙人は答えました。「その方はずいぶん前に亡くなりました。」そして、詳細を大臣たちに説明しました。 大臣たちはこれを聞き、深く悔やみました。「私たちはなんと大きな過ちを犯してしまったことか。」そう言っていると、彼らはみめ麗しい身なりの整った二人の少年を見つけました。「あの少年たちは誰ですか？」と尋ねると、金の仙人（カーシュヤパ）が答えました。「彼らはゴータマ王子の子供たちです。」 大臣たちはこれを聞いて、皆が喜びに満ちあふれました。「この少年たちこそ王族の血筋だ。」彼らはすぐに少年たちを連れて帰り、王位に就けました。こうして、彼らは「甘蔗王（イクシュヴァーク王）」という名で呼ばれるようになりました。

「此王之後子孫相繼，有一百甘蔗王，都補多落迦城。其最後甘蔗王生其四子：一名烏羅迦目佉；二名迦羅尼；三名賀悉帝曩野；四名蘇曩布囉迦。生四王子已，於其後時，妃后命終，王即愁惱，以手搘頤情懷悲痛。時有大臣見王不樂，而共奏言：『大王！云何而懷愁惱神情不悅？』王即答言：『我為妃后今忽無常有斯痛苦。』大臣聞已，而白王言：『我聞隣國小王，王有一女，具大福德，端正殊妙，堪為國后。』王語群臣：『彼小國王欲侵我境，云何成親？』大臣白言：『別有小國亦生端正殊勝之女，若納為妃甚適王情。』王既聞已，即遣使臣往彼小國，具述王意，欲娉其女立為妃后。小王聞已，歡喜慶慰，乃告使臣：『若大國王欲娉我女立為妃后，如生男子令紹灌頂王位，我即許之。』使臣迴國具奏上事。王聞所奏深情不悅：『我有長子合紹王位，云何幼小而得立耶？』大臣白言：『但且娉納，後時有子，男女未定。』王聞是語，即以金、銀、珍寶、羅紈、疋帛、嚴身之具迎娶歸國。於後懷妊凡經九月，載生一子，身相端嚴，乃於生辰群臣慶賀。王曰：『今我是子當立何名？』大臣奏言：『彼小國王納女為妃，貴生太子繼王寶位，今請立名，名為樂王，命八夫人而為乳母養育太子。』

> この王の後、子孫が相続いて百人の甘蔗王がおり、皆プトゥロータカ城に都していた。その最後の甘蔗王に四人の王子が生まれた。第一をウロークムカ、第二をカラーニ、第三をハスティナヤ、第四をスナープラカという。四人の王子が生まれた後、後に妃が亡くなった。王は愁い悲しみ、手で頬を支えて心に痛みを抱いた。 その時、大臣が王の不興の様子を見て、共に奏上した。「大王よ、なぜ愁い悩み、心が楽しまれないのですか？」王は答えた。「我が妃が突然亡くなり、この苦しみがあるのだ。」大臣はこれを聞いて王に申し上げた。「隣国の小国に王が一人おられ、その王に一人の娘がおられます。大きな福徳を備え、端正でこの上なく美しく、后に相応しい方です。」王は群臣に言った。「その小国の王は我が領土を侵そうとしている。どうして婚姻を結べようか？」大臣が申し上げた。「別の小国にも端正でこの上なく優れた娘がおります。もし妃として迎えられれば、王の御心にかなうでしょう。」 王はこれを聞くと、すぐに使者をその小国に遣わし、王の意思を詳しく述べ、その娘を娶って妃としたいと願った。小国の王はこれを聞き、喜んで慶び、「大国の王が我が娘を娶って后としたいと望まれ、もし男子が生まれたならば灌頂王位を継がせると約束されるなら、私はそれを許しましょう」と使者に告げた。使者は国に帰り、この事を詳しく奏上した。王はこの報告を聞き、深く心を楽しまず、「我には長子がおり、王位を継ぐべきである。どうして幼い子が立てられようか？」と言った。大臣が申し上げた。「ひとまず娶られませ。後に子ができても、男女は未だ定まりません。」王はこの言葉を聞き、金、銀、珍宝、絹織物、布帛、装身具を用いて娶り、国に迎え入れた。 その後、妃は妊娠し、九ヶ月を経て一人の子を産んだ。その姿は端正で厳かであった。誕生日には群臣が賀した。王は「今、この子にどのような名を付けるべきか」と言った。大臣が奏上した。「あの小国の王が娘を妃として差し出し、尊い太子が生まれて王の宝位を継がれることを喜んでおります。今、名をお付けください。名を楽王とし、八人の夫人を乳母として太子を養育させましょう。」

「爾時大王欲令長子紹嗣王位，其小國王知是事已，心生忿怒，即遣使臣具論前事：『先許我女生子為王，何故於今自違言約？脫或如是，我即廣將兵眾討滅汝國。』時大國王聞此語已，即生愁惱，告大臣言：『棄長立幼，於理非宜。』群臣奏言：『彼小國王心力豪強，善於兵戰，舉戈犯境，必貽敗䘐；若遣長子速疾出外，即我家國當免兵禍。』王聞是語，默然未允。

「爾時大臣共設權謀，即於近郊造一御園，亭池花果，林巒池沼，流泉飛閣，處處遍滿。復以沈檀香木，雜寶纓絡，種種嚴飾殿宇樓觀。爾時大王長子與諸臣僚出城遊賞，見此園林訪問左右：『是誰所有？』從臣對曰：『此是御園。』太子聞已即時迴馬，左右勸請暫入觀覽。太子告曰：『皇王御苑我何敢往？』從臣復白：『若是臣下及諸庶民即不得入，國王長子遊翫無妨。』是時太子即便入園作樂嬉戲。有一大臣上請於王：『先造御園今已成就，請王觀看。』王聞所奏即時臨幸俯近苑囿，忽聞作樂王心疑慮。大臣白言：『太子先是在此作樂。』王遂赫怒：『我造此園未曾遊觀，云何太子先入作樂？其罪難捨即令出國。』大臣諫爭，王怒不已，尋下詔命：『許將僕從及其眷屬，與限七日出離國城。』太子承父王勅，即與臣僚及諸親愛出補多落迦大城，去城匪遙而自安止；王復遣令遠處居住。

> 当時、大臣たちは共に計略を巡らせ、都の近郊に一つの御園を造営しました。亭や池、花や果樹、林や山、沼や泉、流れ落ちる水や飛檐（ひえん）の楼閣が、あらゆる所に満ちていました。さらに沈香や白檀などの香木や、様々な宝珠の瓔珞（ようらく）で、殿舎や楼閣を美しく飾り立てました。 その時、大王の長子は臣下たちと共に城外へ遊覧に出かけ、この園林を見て側近に尋ねました。「これは誰の所有か」。従臣が答えて言いました。「これは御園でございます」。太子はそれを聞くとすぐに馬を返そうとしました。側近たちは勧めて、「暫く中に入ってご覧になってはいかがですか」と申し上げました。太子は告げて言いました。「王の御苑に、どうして私が入ることができようか」。従臣は再び申し上げました。「もし臣下や一般の民であれば確かに入れませんが、国王の長子が遊ばれるには差し支えございません」。そこで太子はついに園に入り、音楽と遊戯を楽しみました。 その時、一人の大臣が王に上奏しました。「先に造営した御園がついに完成いたしました。どうか王がご覧遊ばされますように」。王は奏上を聞き、すぐに御園の近くに行幸されました。すると突然、音楽の音が聞こえてきたため、王は不審に思われました。大臣が申し上げました。「太子が先にここで音楽を楽しまれております」。王は激しく怒り、「我がこの園を造ったのに、まだ一度も遊んだことがない。どうして太子が先に入り、音楽を楽しむことができようか。この罪はとても許し難い。すぐに国外へ追い出せ」と言われました。大臣たちが諫め争いましたが、王の怒りは収まらず、ついに詔命を下しました。「僕従とその家族を連れて、七日間のうちに都を出ていくことを許す」と。 太子は父王の勅命を受け、臣下や親しい人々と共に補多落迦（プトラカ）の大城を出て、都から遠くない場所に自ら住まうことにしました。ところが王はさらに遠くへ行くよう命じました。

「時雪山側婆儗囉河岸邊，有一仙人名迦毘羅，淨持梵行菴居修道。太子復將眷屬依止仙人，採獵禽獸以活其命。於後太子憶念色慾，顏容瘦悴。仙人疑問，太子具言：『我思婬樂而致斯苦。』仙人白言：『勿於親姊而行欲事，餘可隨意。』太子耽著男女眾多，稚戲喧鬧日月滋甚。仙人心不虛靜，根識散亂，即告太子：『我今欲往別處營居。』太子聞之深自慙感：『大仙於此修行歲久，道果已就，不可遷移，我於今辰，將領眷屬別求住止。』仙人聞已甚適本心，即於菴居側近之處揀殊勝地，以金瓶水澆地為界，令太子住。其後人民熾盛眷屬繁多，依界修城，因建國土，名迦毘羅國。復於後時有賢人指引，別造一城，名曰指城，王於此城亦號都邑。

> その頃、雪山の麓、婆儗囉河の岸辺に、迦毘羅という名の仙人がいた。彼は清らかな修行を守り、草庵に住み修道していた。太子はまた、従者を連れてこの仙人を頼り、狩猟や鳥獣捕獲によって生計を立てていた。その後、太子は色欲を思い出し、顔色はやつれ、痩せ細っていった。仙人が不思議に思って尋ねると、太子は詳しく話した。「私は婬楽を思い煩い、そのためにこの苦しみを生じているのです。」仙人は言った。「実の姉に対しては、欲の行いをしてはなりません。それ以外の相手でしたら、思うままにしても構いません。」太子は多くの男女に深く執着し、遊び騒ぐことが日に日に甚だしくなった。仙人の心は静かさを失い、感覚も乱れ始め、そこで太子に告げた。「私は今、別の場所に移り住もうと思う。」太子はこれを聞いて、深く自らを恥じ、感じ入って言った。「大仙はここで長年修行され、道の果報も既に成就しておられます。どうか移転なさらないでください。私が本日、従者を連れて別の住まいを求めましょう。」仙人はこれを聞き、本心から大変喜んだ。そして草庵の近くの優れた場所を選び、金の瓶の水を地面に注いで境界とし、太子にそこに住ませた。その後、人々は増え、従者も多くなり、その境界に沿って城を築き、国を建てた。これが迦毘羅国である。さらに後になって、賢人の導きによって別に一つの城が造られ、指城と名付けられた。王はこの城をも都としたのである。

「爾時尾嚕茶迦王問大臣曰：『我之太子今在何處？』大臣白言：『今在雪山南婆儗囉河側迦毘羅城，建二大城以為都邑，臣僚、士庶、骨肉眷屬富盛繁多，有如大國。』時尾嚕茶迦甘蔗王曲躬俛首，問大臣言：『我之童子能有此事。』大臣白言：『太子仁德致茲雄盛。』因立姓氏。尾嚕茶迦甘蔗王命終之後，能仁嗣位。能仁有子，名烏羅迦目迦王；烏羅迦目迦王有子，名若迦抳王；若迦抳王有子，名賀悉帝王；賀悉帝王有子，名努布囉迦王；努布囉迦王有子，名烏布囉迦王。如是子孫相繼有五萬五千王，都迦毘羅大城。

> ある時、尾嚕茶迦王（ヴィルーダカ王）が大臣に尋ねました。「我が太子は今、どこにおるのか。」大臣は答えて申し上げました。「今は雪山の南、婆儗囉河のほとりの迦毘羅城におられます。そこに二つの大きな都を築き、都としております。家臣、民、肉親の一族も富み栄え、まさに大国のようです。」尾嚕茶迦甘蔗王はかがみ、うつむいて大臣に問いました。「我が子がそのような事を成したのか。」大臣は申し上げました。「太子様の仁徳がこのような繁栄をもたらしたのです。」そして、これにより姓氏が定められました。尾嚕茶迦甘蔗王が亡くなられた後、能仁（のうにん）が位を継ぎました。能仁には子がおり、烏羅迦目迦王と名づけられました。烏羅迦目迦王には子がおり、若迦抳王と名づけられました。若迦抳王には子がおり、賀悉帝王と名づけられました。賀悉帝王には子がおり、努布囉迦王と名づけられました。努布囉迦王には子がおり、烏布囉迦王と名づけられました。このようにして子孫が次々と続き、五万五千人の王が迦毘羅の大きな都に都しました。

「於後復有一王名十車王，十車王後有九十車王；九十車王後有百車王；百車王後有畫車王；畫車王後有最勝車王；最勝車王後有牢車王；牢車王後有十弓王；十弓王後有九十弓王；九十弓王後有百弓王；百弓王後有最勝弓王；最勝弓王之後有畫弓王；畫弓王之後有牢弓王，此王於南閻浮提弓射第一。時牢弓王有其二子：一名星賀賀努王；二名師子吼王。爾時星賀賀努王生其四子：一名淨飯王；二名白飯王；三曰斛飯王；四名甘露飯王。淨飯王有二子：一名悉達多；二名難陀。白飯王有二子：一名娑帝疎嚕；二名婆捺哩賀。斛飯王有二子：一名摩賀曩麼；二名阿儞樓駄。甘露飯王有二子：一名阿難陀；二名提婆達多。淨飯王有女，名蘇鉢囉；白飯王有女，名鉢怛囉摩黎；斛飯王有女，名󰍑捺黎；甘露飯王有女，名細嚩羅。悉達多有子，名羅怙羅，此之佛子，是過去眾許王種族，今值佛世隨佛出家，了悟生死善斷輪迴，契證真空而成聖位。」

> その後、さらに十車王という王がいました。十車王の後には九十車王が、九十車王の後には百車王が、百車王の後には画車王が、画車王の後には最勝車王が、最勝車王の後には牢車王が、牢車王の後には十弓王が、十弓王の後には九十弓王が、九十弓王の後には百弓王が、百弓王の後には最勝弓王が、最勝弓王の後には画弓王が、画弓王の後には牢弓王がいました。この牢弓王は、閻浮提（インド）で弓の名手として第一とされました。 その牢弓王には二人の王子がいました。一人は星賀賀努王、もう一人は師子吼王です。星賀賀努王には四人の王子が生まれました。一人は浄飯王、二人目は白飯王、三人目は斛飯王、四人目は甘露飯王です。 浄飯王には二人の王子がいました。一人は悉達多（シッダールタ）、もう一人は難陀（ナンダ）です。白飯王には二人の王子がいて、一人は娑帝疎嚕、もう一人は婆捺哩賀です。斛飯王には二人の王子がおり、一人は摩賀曩麼、もう一人は阿儞楼駄（アニルッダ）です。甘露飯王にも二人の王子がいて、一人は阿難陀（アーナンダ）、もう一人は提婆達多（デーヴァダッタ）です。 浄飯王には蘇鉢囉という娘が、白飯王には鉢怛囉摩黎という娘が、斛飯王には捺黎という娘が、甘露飯王には細嚩羅という娘がいました。 悉達多（シッダールタ）には羅怙羅（ラーフラ）という息子がいました。この仏子（ブッダの子）は、過去の眾許王の血筋を受け継ぐ者です。そして今、仏の時代に巡り合い、仏に従って出家し、生死の本質を悟り、輪廻を完全に断ち切り、真実の空性を証得して聖なる位に達しました。

爾時大目犍連說是語已，即從座起合掌向佛。佛言：「汝復本座。善哉，善哉！汝能為諸苾芻說於釋種過去所生種姓之事，令諸苾芻快得善利，長夜安隱。」時諸釋眾皆大歡喜，信受奉行。

> その時、大目犍連（だいもくれん）がこの言葉を述べ終えると、ただちに座から立ち上がり、合掌してお釈迦さまに向かいました。お釈迦さまは言われました。「あなたは再び座に戻りなさい。よきかな、よきかな。あなたは比丘たちのために、釈迦族の過去に生まれた種族の物語を説き、比丘たちにすばらしい利益をもたらし、長く安らかな境地を与えたのです。」その時、釈迦族の人々は皆、大いに喜び、心から信じて、教えを守り実践しました。

爾時迦毘羅國主星賀賀努王，具大福德資財無量，人民熾盛國土豐實。去此不遠有一國土，名曰天指城，有王名酥鉢囉沒馱，其國大富，金銀珍寶，處處盈滿；彼王有妃名龍弭禰，身色端嚴諸相具足。於其國內有一長者，宿植善本福德純厚，眷屬熾盛庫藏眾多，如毘沙門天王。

> その昔、カピラ国の王、星・賀賀努は大なる福徳を具え、財宝は無量であり、人民は栄え、国土は豊かで実り多かった。その国より遠からぬところに、天指城という名の国がありました。そこには王スボーラロブッダがいました。その国は大いに富み、金銀の宝がところせましと満ちていました。その王には龍ミーニという妃がおり、その身は端正で、あらゆる相を具えていました。また、その国には一人の長者がいました。昔より善き根を植え、福徳は純真で厚く、眷属は盛んで、蔵々の財宝は多く、まるで毘沙門天のようでした。

爾時長者有一園苑，眾卉名花，流泉浴池，亭臺樓閣，異獸靈禽無不具足。時酥鉢囉沒馱王，與其妃后及諸眷屬，來於此園作樂遊戲。時彼妃后見此園林種種華煥心生愛樂，即告於王：「我要此園恒以遊戲。」王白妃言：「惟此園林長者所有，云何能得？我為國王當自刱造。」即命國人，大興園苑，泉池臺觀，勝絕第一，名龍弭禰園。爾時酥鉢囉沒䭾王長夜思惟：「我今云何得生一子為金輪王？」如是思念，忽於後時妃乃有娠，懷妊九月誕生一女，顏貌端正，諸相具足，福德智慧，於其世間最為殊勝。如是眾人覩斯福相俱言：「希有！應是毘首羯摩天所作，或是幻化所成。」女生之後，一日、二日至三七日，王為此女集諸戚里及群臣等，慶賀作樂，即為立名，名為摩耶。其女身相而有八乳，相師占曰：「此女後時當生貴子，紹灌頂王位。」又於後時復生一女，端嚴福相最為其上，初生之時有大光明，遍照國城祥瑞非常，因慶賀日即為立名，名摩賀摩耶。相師占曰：「此女生男具三十二相，為金輪王。」

> 昔々、ある長者が所有する庭園がありました。そこには様々な草花や名高い花々、流れる泉や水浴びの池、東屋や楼閣、そして珍しい獣や霊妙な鳥たちが、すべて揃っていました。 ある時、スプラブッダ王は妃とその家族を連れて、この庭園に遊びに来ました。そこで妃は庭園の華やかな美しさを見て心から気に入り、王にこう願いました。「どうかこの園でいつも遊んで過ごしたいのです。」 王は妃に答えました。「この庭園は長者の所有物で、どうして手に入れられるでしょう。私が王として、自ら新しく造りましょう。」 こうして王は国民に命じて、大規模な庭園を造らせました。泉や池、東屋や楼台は何よりも素晴らしく、「龍ミニ園」と名付けられました。 その後、スプラブッダ王は長い間こう思い悩みました。「どうやったら金輪王となる子を得られるのだろうか。」そう思っているうちに、ある時妃が妊娠し、九ヶ月後に女の子を出産しました。その子の顔立ちは整い、すべての相が備わり、福徳と智慧に満ち、この世で最も優れていました。人々はその福相を見て皆口を揃えて言いました。「めったにないことだ。きっと毘首羯摩天が作ったか、幻術で生み出したものに違いない。」 女の子は生後一日、二日、そして三七日目に、王は親戚や家来たちを集めてお祝いをし、名前を「摩耶」と名付けました。その子の胸には八つの乳がありました。相師は占って言いました。「この娘は後に高貴な子を生み、灌頂の王位を継ぐでしょう。」 さらにその後、また女の子が生まれました。端麗で福相は最も優れ、生まれた時には大きな光明が国中を照らし、珍しい吉祥が満ちていました。お祝いの日にちなんで「摩賀摩耶」と名付けられました。相師は占って言いました。「この娘は男の子を生み、三十二相を備え、金輪王となるでしょう。」

爾時酥鉢囉沒䭾王，聞彼星賀賀努王太子具有賢德，即遣使人告彼國王：「我有二女：一名摩耶；二名摩賀摩耶。初生之時相師占言：『此之二女若後生子，具三十二相為金輪王。』」星賀賀努王聞已，告淨飯太子曰：「酥鉢囉沒駄王欲娉二女與汝為妻，若後生子必作輪王。」即遣釋種五百人等往彼迎女。

> その時、スプラブラフマ王は、シンハハヌ王の太子が優れた徳を備えていると聞き、使いを遣わしてその王に告げました。「私には二人の娘がいる。一人はマーヤー、もう一人はマハーマーヤーという。生まれた時に相師が占って言った。『この二人の娘がもし後に子を産めば、その子は三十二相を具えた金輪王となるであろう』と。」シンハハヌ王はこれを聞き、スッドーダナ太子に告げました。「スプラブラフマ王は、その二人の娘をあなたの妻として迎えたいと望んでいる。もし後に子が生まれれば、必ずや転輪聖王となるであろう。」そこで、五百人の釈迦族の者たちを遣わして、彼女たちを迎えに行かせました。

爾時邊國別有一族，名半拏嚩，率領兵眾於其要路欲行劫奪。釋眾知已慮遭患害，具述上事請王同行。王即白言：「我今年老厭於戎事，令子淨飯躬自討伐，如獲勝捷當自立願。」

> その時、辺境の国に半拏嚩（はんなば）という一族がおり、兵を率いて交通の要所で略奪をしようとしていました。釈迦族の人々はこれを知り、危難に遭うことを恐れて、このことを詳しく王に申し上げ、共に行動するよう願いました。王はこう答えました。「私はもう年をとり、戦のことは倦（あ）いてしまった。息子の浄飯（じょうぼん）に自ら討伐させよう。もし勝利を収めたならば、私が自ら誓願を立てよう。」

爾時星賀賀努王，選練四兵，付釋種等與子淨飯，同殺惡族迎女迴歸。即白王言：「王先所宣令別立願，其義云何？」王即告言：「汝於今者當納一女以為己妻，如後有子，善加保護令嗣國位。」及王歿後，其大臣等共立淨飯太子即紹王位。時王國界人民豐盛，王與夫人及諸宮嬪恒受快樂。

> その時、星賀賀努王は、四種の軍勢を練り揃え、それを釈迦族の者たちと御子・淨飯王に託し、共に悪しき一族を討ち、姫を連れ戻して帰還しました。そして淨飯王は王に申し上げました。「以前、王が仰せられた『別に立てた願い』とは、どのような意味でしょうか？」すると王は答えました。「あなたは今、一人の女性を妻として迎えなさい。もし後に子が生まれたなら、大切に守り育て、国位を継がせなさい。」そして王が亡くなった後、大臣たちは共に淨飯太子を王位に即けました。その時、王の国では人々が豊かに栄え、王は夫人や多くの宮女たちと共に、常に楽しみを受けていました。

時釋迦菩薩在兜率天宮，欲生人間，作五種觀察：一、觀種姓。菩薩思惟：「若婆羅門、吠舍、首陀，種姓非上非我所生；若剎帝利我即當生，以彼時人重富貴故；若生下姓人所不重，今為攝化眾生令彼歸依，是故當生剎帝利家。」二、觀國土。若其國土最上殊勝，有上味甘蔗，香美稻米，肥力大牛，無諸貧乞及鬪諍事，如是國土，名為中國，我即往生；恐彼有情而興毀言，菩薩過去修大勝因，云何於今却生邊地。三、觀時分。若有增劫八萬歲時，有情根鈍，智慧愚劣，非為法器，是故不生；若於減劫百歲之時，雖近五濁，彼時眾生，根性猛利，機器成熟，是故菩薩即乃下生。四、觀上族。若淨飯王自過去世成劫之初，眾許王後子孫相繼，至淨飯王俱是輪王之族，是故菩薩即往受生。五、觀母身。若是女人智慧甚深，福德無量，諸相端嚴，持戒清潔，過去諸佛同與受記，我即受生；今見摩耶具上功德，復是王種，即乃生彼。

> それで、釈迦菩薩は兜率天の宮殿にいて、人間の世界に生まれようと考え、五つの観察を行いました。 第一に、種姓（家柄）を観察しました。菩薩はこう考えました。「もしバラモン、ヴァイシャ、シュードラであれば、その種姓は最高ではなく、私が生まれるべき場所ではない。もしクシャトリヤであれば、私はそこに生まれるべきだ。なぜなら、当時の人々は富と権力を尊ぶからである。もし低い家柄に生まれれば、人々から軽んじられる。今、衆生を教化し、彼らを帰依させるために、私はクシャトリヤの家に生まれるべきである。」 第二に、国土を観察しました。「もしその国が最も優れ、素晴らしい味のサトウキビ、香り高く美味な稲米、力強く肥えた牛がいて、貧しい者や物乞い、争いごとがないならば、そのような国土を中国（中心の国）と呼び、私はそこに生まれよう。そうでなければ、有情たちは非難するだろう。『菩薩は過去に素晴らしい因を積んだのに、どうして今、辺境の地に生まれるのか』と。」 第三に、時分（時代）を観察しました。「もし増劫で八万歳の時であれば、有情の根性は鈍く、智慧は乏しく、法器ではないので、私は生まれない。もし減劫で百歳の時であれば、五濁に近いとはいえ、その時の衆生は根性が鋭く、器が熟している。だからこそ、菩薩はそこに下生するのである。」 第四に、上族（高貴な家系）を観察しました。「もし浄飯王が、過去世の成劫の初めから、衆許王の後を子孫が継ぎ、浄飯王に至るまで全て転輪王の家系であるならば、菩薩はそこに受生するのである。」 第五に、母の身体を観察しました。「もし女人が智慧が非常に深く、福徳が限りなく、諸相が端正で、戒律を守り清らかであり、過去の諸仏が皆同じく授記を与えたならば、私はそこに生まれよう。今、摩耶夫人はこれらの功徳を全て備え、しかも王族の種姓であるので、私は彼女のもとに生まれるのである。」

爾時菩薩作是觀已，復告六欲天子：「汝今諦聽！我當下生南贍部洲託質摩耶，汝等為我降甘露雨令我受樂。」天子告言：「南瞻部洲有六大惡人：一、老迦葉；二、摩娑迦梨虞婆子；三、娑惹野尾囉致子；四、阿𡁠多繼捨迦摩羅；五、迦𬼰切身野；六、儞誐囉𬿊切身帝子。南贍部洲復有六裸形外道：一、俱吒多努婆羅門；二、酥嚕拏多拏婆羅門；三、摩儗婆羅門；四、梵受婆羅門；五、布娑迦囉婆羅門；六、路呬𬼰切身婆羅門。南贍部洲復有六大力士：一、烏捺囉矩囉摩子；二、阿囉拏；三、迦類摩；四、酥跋捺囉；五、波里沒囉惹迦；六、散耶摩拏縛迦。如是一十八種，難可調伏。」

> その時、菩薩はこの観想を終え、再び六欲の天子たちに告げられた。 「今、あなたがたは心して聞きなさい。私はまもなく南閻浮提（なんえんぶてい）に降り立ち、摩耶（まや）の胎内に身を託す。そのとき、あなたがたは甘露の雨を降らせ、私に安楽をもたらしなさい。」 そこで天子たちは言った。 「南閻浮提には、六人の大悪人がおります。 一人目は老いたる迦葉（かしょう）、 二人目は摩娑迦梨虞婆子（まさかり・ぐばし）、 三人目は娑惹野尾囉致子（じゃにゃや・びらちし）、 四人目は阿𡁠多繼捨迦摩羅（あしゅた・けいしゃかまら）、 五人目は迦𬼰（かっぴゃ）、 六人目は儞誐囉𬿊（にがらしゅ）帝子でございます。 また南閻浮提には、六人の裸形の外道がおります。 一人目は俱吒多努（くたたぬ）婆羅門、 二人目は酥嚕拏多拏（するなたた）婆羅門、 三人目は摩儗（まぎ）婆羅門、 四人目は梵受（ぼんじゅ）婆羅門、 五人目は布娑迦囉（ぶさから）婆羅門、 六人目は路呬𬼰（るひゃ）婆羅門でございます。 さらに南閻浮提には、六人の大力士がおります。 一人目は烏捺囉矩囉摩子（うならくらまし）、 二人目は阿囉拏（あらな）、 三人目は迦類摩（かるいま）、 四人目は酥跋捺囉（すばなら）、 五人目は波里沒囉惹迦（はりもろじゃか）、 六人目は散耶摩拏縛迦（さんやまなばか）でございます。 これら合わせて十八種の者たちは、たいへん難く、調伏することは容易ではございません。」

爾時人間有一仙人，年已衰老，名烏盧尾羅迦葉。思惟言曰：「當此國土福勝之地可十二由旬，於其中間堪為菩薩安坐說法之處，願得菩薩速降人間，為我說法令我長夜甚得善利。」

> その時、人間界に一人の仙人がおりました。すでに年老いていて、名をウルヴェーラ・カッサパといいます。 彼はこう考えました。「この国土の、福徳に勝れた地がある。その広さは十二由旬ほどで、その中には菩薩が坐して説法するにふさわしい場所がある。願わくば、菩薩が速やかに人間界に降り立ち、私のために法を説いてください。その教えによって、私が長い間、大きな利益を得られますように。」

爾時菩薩告兜率天子：「汝今為我動一切樂。」諸天聞已競奏音樂。爾時菩薩吹大法螺，其聲高遠過於天樂一切音韻，如是南贍部洲一十八種難調有情，菩薩以無礙辯振大法音，令彼有情自然降伏，亦復如是。而說偈言：

> その時、菩薩は兜率天の天子に告げられた。 「今、汝は私のためにすべての楽器を奏でよ。」 天部の者たちはこれを聞き、競って音楽を奏でた。 すると菩薩は大いなる法螺貝を吹き鳴らされた。 その音色は高く遠く、天の音楽やあらゆる音律を超えていた。 このようにして、南閻浮提に住む十八種の調伏し難い有情たちに対し、菩薩は碍（さまたげ）のない弁才で大いなる法の音を響かせ、その有情たちを自然に降伏させた。それもまた同じことであった。 そして、次の偈（うた）を説かれた。

「師子一吼眾獸伏， 金剛一杵群峯碎；修羅無數一輪降， 世間黑暗一日破。」

> 獅子が一声ほえると、多くの獣はひれ伏す。 金剛の一振りで、群峰は砕け散る。 数多の阿修羅も、一つの輪で降伏する。 世の闇も、一つの太陽で打ち破られる。

爾時六欲天子及天帝釋，觀見菩薩乘六牙白象，下兜率天處摩耶腹，即降甘露守護母腹清淨安隱，而說偈曰：

> その時、六欲天（ろくよくてん）の天子たちと帝釈天（たいしゃくてん）は、菩薩が六牙の白い象に乗って兜率天（とそつてん）から降り、摩耶夫人の胎内に入るのを見て、すぐさま甘露（かんろ）を降らせ、母の胎内を清らかで安らかなものとして守り、次の偈（げ）を唱えた。

「我觀天子下閻浮， 甘蔗王宮而受生；為利有情酬宿願， 如日初出放光明。」

> 私はこのように思う——天子が閻浮提（この世）に下り、 甘蔗王（釈迦族）の宮殿に生まれたまうのを見る。 生きとし生けるものの利益のため、過去の誓いを果たすために、 朝日が昇り光を放つように現れたもうたのだ。

## 佛說眾許摩訶帝經卷第二

> 仏説 衆許摩訶帝経 第二巻