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title: "眾許摩訶帝經 · 第三"
description: "眾許摩訶帝經由宋代譯經僧法賢翻譯自梵文。此經屬佛教本生類經典，以敘事形式記載釋迦牟尼佛過去生為大威德王時的修行事迹，闡述菩薩行與因果思想。該經反映大乘佛教強調累劫修行與慈悲利他的精神，對漢傳佛教本生故事體系具有重要補充意義。法賢作為北宋官方譯場重要譯師，其譯本語言流暢、義理清晰，為研究佛教史傳與菩薩道思想提供了權威文獻依據。"
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## 佛說眾許摩訶帝經卷第三

> 仏説・衆許摩訶帝経　巻第三

西天譯經三藏朝散大夫試鴻臚少卿明教大師臣法賢奉　詔譯

> 西天訳経三蔵朝散大夫試鴻臚少卿明教大師臣法賢、詔を奉じて訳す

爾時摩賀摩耶，作四種夢：一、夢白象口有六牙；二、夢白象從天來下入於腹中；三、夢自身上大高山；四、夢眾多豪貴大人俱來拜跪。作是夢已，即以上事告淨飯王。王以此夢問其相師，相師告王：「今此夫人必生太子，具諸相好，若在王宮作轉輪王；若是出家修諸梵行，成正等覺號天人師。」

> その時、摩訶摩耶夫人は四つの夢を見ました。 第一に、六本の牙を持つ白い象の夢。 第二に、その白い象が天から降りてきて、自分の胎内に入る夢。 第三に、自分が高い大きな山に登る夢。 第四に、多くの高貴な人々が訪れて跪拝する夢でした。 この夢を見た後、夫人はそのことを淨飯王に告げました。王はこの夢を占い師に問うと、占い師は王に申しました。 「今、この夫人は必ずや太子を授かるでしょう。その方は様々な優れた相を備えておられます。もし王宮に留まれば、転輪聖王となるでしょう。もし出家して清らかな修行を積めば、正等覚を成就し、天人の師と称えられるでしょう。」

爾時菩薩降生之時，大地振動，放大光明，眾生覩之歎未曾有，帝釋天主，護世四王，各持刀劍、羂索及弓箭等守護菩薩，所有一切魔及非魔諸鬼神等而不能害。如摩尼珠及迦葉迦寶，所有一切穢惡塵垢而不能染，菩薩之身亦復如是。又令母身內外瑩淨由如瑠璃，能見菩薩色相諸根，如彼水精貫五色線分明顯露。又令母身氣力增盛，無諸疾苦，志意堅固，受持五戒，精進無犯離諸過失。

> 菩薩がお生まれになった時、大地は震動し、大きな光明が照り渡りました。それを見た人々は、かつてないことだと驚き、讃嘆しました。帝釈天主や四天王は、それぞれ刀剣、羂索、弓矢などを持って菩薩を守護し、あらゆる魔や非魔の鬼神たちは菩薩を害することができませんでした。ちょうど摩尼宝珠や迦葉迦宝が、あらゆる汚れや塵に染まらないように、菩薩の御身もまた同じでした。また、母親の御身は内外ともに瑠璃のように清らかで輝き、菩薩の相好や諸根が、まるで水晶に五色の糸を通したように明らかに見えました。さらに、母親の気力は増し加わり、病や苦しみはなく、志は堅固で、五戒を受け持ち、精進して犯すことなく、あらゆる過ちを離れていました。

爾時摩賀摩耶告淨飯王：「我於今日忽自思飲四大海水。」王以是語，問諸相師。相師答言：「摩賀摩耶必生太子具諸相好，修無上道，成等正覺；若不飲海水，太子身相而不圓滿。」時迦毘羅國有一人，名囉羯多芻，善解幻術。王即召至，於正殿內化四大海水，取此海水與夫人飲。飲此水已告於王曰：「所有一切牢獄禁繫苦惱眾生，請王放免；所有一切衣食貧乏寒餧眾生，願王布施。如是種種作諸福業。」

> ある時、摩訶摩耶は浄飯王にこう告げました。「私は今日、なぜか突然、四大海の水をすべて飲みたいと思いました。」王はこの言葉を占い師たちに尋ねました。占い師たちは答えました。「摩訶摩耶は必ず太子を産み、あらゆる相好を備え、無上の道を修め、正等覚を成就されるでしょう。もし四大海の水を飲まなければ、太子の身相は完全なものとはなりません。」その時、迦毘羅国に囉羯多芻という男がおり、幻術に巧みでした。王はすぐに彼を召し、正殿の内に四大海の水を幻化させ、その水を夫人に飲ませました。この水を飲んだ後、夫人は王にこう言いました。「すべての牢獄に繋がれ苦しむ衆生を、王よどうか赦免してください。すべての衣や食に乏しく寒さと飢えに苦しむ衆生に、王よどうか布施を施してください。このように様々な福徳の行いをなさってください。」

爾時摩賀摩耶告淨飯王：「我今思於園苑住止。」王即告彼酥鉢囉沒駄王：「汝女摩賀摩耶樂住園苑。」酥鉢囉沒駄王即遣工人大興營繕，地位寬博，樓觀華煥，名龍弭禰園。時摩賀摩耶與諸宮嬪同往園內，見無憂樹芬芳茂盛布葉開花，即以右手攀彼樹枝欲生太子，覩諸人眾四邊圍繞示有慙色。天主知已乃作風雨，令彼人眾四散馳走。爾時天主復自化身為一老母，在夫人前欲收太子。是時太子初出母胎，身如金山如真金色，令其老母收捧不及。太子告言：「放，放，憍尸迦！我自出生。」是時大地即大振動，放大光明普照世間，眾生見之歎未曾有。

> その時、摩訶摩耶が浄飯王に申し上げました。「私は園林で過ごしたいと思います。」そこで王は蘇鉢羅没駄王に告げました。「あなたの娘、摩訶摩耶が園林に住みたいと願っています。」蘇鉢羅没駄王はただちに工人に命じ、大規模な造営を始めさせました。地は広々として、楼観は華やかに輝き、その園は龍弥禰園と名づけられました。 やがて摩訶摩耶は宮女たちと共に園内に赴き、憂いのない木が芳しく茂り、葉を広げ花を咲かせているのを見ました。そこで右手でその枝に手をかけ、太子を産もうとされました。すると、多くの人々が四方を取り囲んでいるのをご覧になり、恥ずかしそうな様子をお見せになりました。天主（帝釈天）がこれを知り、風雨を起こして、人々を四方に散り散りに走らせました。 その時、天主は自ら姿を変えて一人の老女となり、夫人の前に出て太子を受け取ろうとしました。すると太子は、最初に母の胎内から出た時、その身が金山のようにまばゆい金色に輝いており、老女が受け止める間も与えませんでした。太子は告げました。「離れよ、離れよ、憍尸迦（帝釈天）よ。私は自ら生まれ出たのだ。」この時、大地は大きく震動し、大いなる光明が世界を照らし渡りました。これを見た人々は、かつてないことと驚き嘆きました。

時淨飯王見斯祥瑞，於太子前旋繞三匝，禮太子足，歎言：「善哉，善哉！我於今日生大丈夫福德之子，令我長夜快得善利。」爾時太子身相圓滿，內外瑩淨猶如瑠璃，塵垢雜穢一切不著；於其四方各行七步，東方，表涅盤最上；南方，表利樂群生；西方，表解脫生死；北方，表永斷輪迴。時諸天人於虛空中，持白傘蓋覆菩薩頂；又復諸天降二種雨：或冷、或溫灌頂沐浴；又復空中諸天及龍作天伎樂，雨曼多羅花、優鉢羅花、俱母那花、奔拏里迦花，及雨沈香、檀香、末香、多摩羅香、上妙衣服等。爾時諸天於虛空中，而說偈言：

> さて、浄飯王はこれらの瑞兆を目の当たりにし、太子の前を三度巡り、その足に礼拝して、讃えて言った。「なんと素晴らしい、なんと素晴らしい。私は今日、大いなる福徳を備えた尊い子を授かりました。これにより、私は長い迷いの闇の中にあって、計り知れない利益を得ることができるでしょう。」 その時、太子の身体は完全にそろい、内外ともに澄み切ってまるで瑠璃のようであり、塵や汚れ、あらゆる不浄は全く付着していませんでした。太子は四方にそれぞれ七歩ずつ歩みました。東は、最高の悟りである涅槃を表し、南は、すべての生きとし生けるものを救い、幸せにすることを示し、西は、生まれ変わりと死の苦しみからの解放を象徴し、北は、迷いの輪廻からの永遠の離脱を意味していました。 その時、天の人々は虚空の上で、白い傘を掲げて太子の頭を覆い、さらにまた、天の人々は冷たい雨と温かい雨の二種類を降らせて、太子の頭に注ぎ、沐浴させました。また、虚空の上の天の人々や龍神たちは、天の音楽を奏で、曼多羅花、優鉢羅花、俱母那花、奔拏里迦花といった花々を降り注ぎ、さらに沈香、栴檀、抹香、多摩羅香といった香りや、素晴らしい衣服などを降らせました。 その時、天の人々は虚空の上で、次のような詩（偈）を唱えました。

「善生大牟尼， 百福莊嚴相；斷盡煩惱塵， 而證無上覺。能於圓滿身， 放大光明色；遍照於世間， 一切愚癡暗。」

> 「すぐれた悟りの尊者、 百の福徳で飾られたその姿は、 煩わしさの塵をすべて断ち切り、 この上ない悟りを証されたのです。 完全なるそのお体からは、 大きな光明の色が放たれ、 世の中に遍く照らして、 あらゆる無知の闇を払い去られます。」

爾時天子說此偈已，有四國王各生一子，舍衛國阿羅拏王生一太子，王思惟曰：「我子生時，世界清淨，湛然安隱，立名鉢囉洗曩喻那。」王舍城摩訶鉢那王生一太子，王思惟曰：「我子生時，有大光明，能照世間，立名尾弭娑囉。」俱尸那城設多儞迦王生一太子，王思惟曰：「我子生時，世界光明，天地朗然，立名烏那野曩。」烏惹儞國阿難多儞弭努王生一太子，王思惟曰：「我子生時，有大光明無諸幽暗，立名鉢囉愈多。」如是王子皆是菩薩聖感來生。

> 天子がこの偈頌を説き終えた時、四国の王にそれぞれ一人の王子が生まれた。 舎衛国のアローナ王には一人の太子が生まれた。王は考えた。「我が子が生まれた時、世界は清らかで、静かに安らかであった。」そこで「プラクシャナユナ」と名付けた。 王舎城のマハープールナ王には一人の太子が生まれた。王は考えた。「我が子が生まれた時、大きな光明があり、世の中を照らすことができた。」そこで「ヴィミサラ」と名付けた。 俱尸那城のセートニカ王には一人の太子が生まれた。王は考えた。「我が子が生まれた時、世界は光り輝き、天地が明るく晴れ渡った。」そこで「ウナヤナ」と名付けた。 烏惹儞国のアナンタニミトヌ王には一人の太子が生まれた。王は考えた。「我が子が生まれた時、大きな光明があり、暗闇が全くなかった。」そこで「プラユタ」と名付けた。 これらの王子たちはみな、菩薩の聖なる感応によって生まれてきたのである。

復次，去城不遠有一大山，名緊使吉陀。山中有一仙人，名阿私陀，恒處其山修持梵行。爾時仙人有一外甥，名曩羅那，承事仙人求聞法要，仙人即為說善惡法，因此出家。菩薩生時有大光明照耀世間，曩羅那見之，驚疑不測，即入菴中問其師曰：「今此光明照耀世間，猶如聚日。云何而來？」師曰：「今此光明如真金色，清涼寂靜照於三界，此是佛生之瑞。」曩羅那告於師曰：「我今往彼禮拜菩薩仙人。」告言：「彼有大威德，諸天龍神圍繞守護無能得見，候佛世尊入迦毘羅國聞名之時，汝可詣彼大得勝利。」

> また、都から遠くない場所に、緊使吉陀（きんしきだ）という大きな山がありました。その山には阿私陀（あしだ）という仙人が住み、常にその山で清らかな修行を行っていました。ある時、仙人には曩羅那（のうらな）という甥がいて、仙人に仕えながら教えを求めました。仙人は彼に善悪の法を説き、それにより曩羅那は出家しました。 菩薩がお生まれになった時、大きな光明が世の中を照らしました。曩羅那はそれを見て驚き、疑いを抱きました。彼は庵に入り、師に尋ねました。「今、この光明が世の中を照らしています。まるで太陽が集まったかのようです。これはどこから来たのでしょうか？」 師は答えました。「今この光明は、真の金色のように輝き、清らかで涼やかで、三界を照らしています。これは仏がお生まれになった瑞兆なのです。」 曩羅那は師に言いました。「私は今、あそこへ参り、菩薩を礼拝したいと思います。」 仙人は告げました。「彼には大きな威徳があり、天の神々や龍神たちが取り巻いて守護しているため、直接会うことはできない。仏世尊が迦毘羅国（かびらこく）に入られ、その名を聞く時が来たら、あなたはそこへ行きなさい。そうすれば大きな功徳を得られるだろう。」

復次，菩薩生時，有五百白象，有五百從人，同時而生，地中寶藏自然出現，天降甘露，諸小國王並來慶賀。

> また、菩薩（修行者）がお生まれになると、五百頭の白い象と五百人の従者が同時に生まれました。大地には宝の山が自然に現れ、天からは甘露の雨が降り注ぎ、多くの小国の王たちがこぞって祝賀に訪れました。

爾時淨飯王見此祥瑞種種殊勝，而自言曰：「我子降生具大吉祥，能圓滿一切福德，能成就一切善事，應為立號名一切義成。」

> その時、浄飯王はこのさまざまに優れた瑞兆をご覧になり、おっしゃいました。「我が子は生まれながらにして大きな吉祥を備え、一切の福徳を円満にし、すべての善いことを成し遂げるであろう。よって、その名を『一切義成（シッダッタ）』と名付けよう。」

復次，迦毘羅城有夜叉神，名舍迦嚩馱曩，若諸眾生所有男女初生之後，將詣神廟令拜夜叉求其守護。時淨飯王亦令太子乘四寶車詣彼神祠，將至廟庭夜叉出迎拜於車前。淨飯王曰：「天神至尊禮重菩薩，應為立號名為天子。又釋眾等輩，氣志剛強難以調伏，見此菩薩身相端嚴威容和雅，人天仰重，即自迴心捨其憍慢，情性柔順默然瞻仰，因斯立名名為寂默。」

> また、カピラ城にはシャカヴァダナという夜叉神がいた。民衆の間に男女の子が生まれると、その子を神廟に連れて行き、夜叉を拝んで守護を求めるのが習わしであった。そこで浄飯王も太子に四頭立ての宝車に乗せ、その神祠へ向かわせた。廟庭にさしかかると、夜叉が車の前に出てきて拝礼した。浄飯王は言った。「天神は至尊であり、菩薩への礼は重んじられるべきである。よって、その称号を立てて『天子』と名付けるべきであろう。」また、釈迦族の人々は気性が強く、素直になれずにいたが、この菩薩の姿が端厳で、威容が和やかであり、天人の範として敬われるのを見て、自ら心を改め、その驕りを捨てて、情性は柔順になり、静かに仰ぎ見るようになった。そのことから、名を「寂静」と称したのである。

爾時淨飯王告諭宮人：「與我勤力養育太子，依時乳哺洗浴裝嚴，用心保愛不令失所。我子生時天降甘露，相師視之有三十二大丈夫相，若復在家作轉輪王，乃有金輪寶、象寶、馬寶、摩尼寶、玉女寶、主藏寶、主兵寶，如是七寶悉皆具足，千子圍遶，甚為希有，勇猛無畏，能破他冤。」爾時相師而說偈言：

> その時、浄飯王は宮中の人々に告げて言われた。「よく励んで太子を養育せよ。時宜に従って乳を飲ませ、沐浴させ、身を飾り、心を込めて愛し守り、決して行き届かないことがあってはならない。わが子の生まれた時、天から甘露が降り、相師が見たところ、三十二の大丈夫の相を備えておられた。もし在家のままであれば、転輪聖王となって、金輪宝・象宝・馬宝・摩尼宝・玉女宝・主蔵宝・主兵宝という七宝をことごとく具え、千人もの子に囲まれ、この上なく稀であり、勇猛で恐れることなく、敵を打ち破ることができるであろう。」その時、相師は偈を説いて言った。

「千輻金輪寶， 轂輻相周圓；飛空行四方， 須臾復本處。象寶最殊勝， 白類於珂雪；巡遊贍部洲， 隨處而無礙。馬寶足威勢， 青頸世希有；常往虛空行， 往來如風轉。最上摩尼寶， 光照一由旬；如夜黑暗中， 當天出明月。女寶世希有， 微妙甚端嚴；親侍於輪王， 能知所思事。藏寶大威德， 能主世間寶；海中地下珍， 王須即令現。主兵臣巨力， 能使於四兵；象馬步兼車， 所到無違背。」

> 千本の輻（や）を持つ金の輪宝は、 轂（こしき）と輻が調和し完璧に整っている。 空中を飛んで四方を巡り、 たちまち元の場所に戻ってくる。 象宝は最も優れ、 その白さは珂雪（かせつ）のよう。 閻浮提（えんぶだい）を巡り歩き、 どこへ行っても障害がない。 馬宝は威勢に満ち、 青い首は世にも珍しい。 常に虚空を進み、 風のように往来する。 最上の摩尼宝は、 一由旬（ゆじゅん）の範囲を照らす。 暗夜の中に、 空に明月が現れるがごとし。 女宝は世に稀で、 その姿は微妙で実に優雅。 輪王に仕え、 王の思うことをよく知っている。 蔵宝は大きく威光あり、 世の中の宝を自在に支配する。 海中や地下の珍宝も、 王が求めれば即座に現れる。 主兵臣（しゅへいしん）は大力で、 四種の軍隊を自在に指揮する。 象・馬・歩兵・戦車、 赴くところに違背する者はない。

爾時淨飯王復問相師：「云何我子三十二相？」相師答言：「三十二相者：一、太子足下有千輻輪紋，轂輻輞三，悉皆圓滿；二、太子手足皆悉柔軟，如兜羅綿；三、太子手足猶如鵝王，而有網鞔，如真金色；四、太子手足諸指纖長；五、太子足跟與趺相稱；六、太子足下平滿如香奩底；七、太子雙腨漸次纖圓如金色鹿王腨；八、太子雙臂修直，如象王鼻垂手過膝；九、太子陰相藏密不見，亦如龍馬及其象王；十、太子身諸毛孔各一毛生紺青旋轉；十一、太子髮毛端直上靡，嚴金色身眾所愛樂；十二、太子身皮薄潤塵垢不著；十三、太子身皮金色光曜，如妙金臺眾寶裝嚴，人天愛樂；十四、太子手、足、掌中、頸及兩肩七處充滿；十五、太子肩頸殊妙一一圓滿；十六、太子雙腋之下一一充實；十七、太子容儀廣大圓滿端嚴；十八、太子身相修廣端正出過人天；十九、太子體相周匝圓滿量等諾瞿陀樹；二十、太子頷臆身之上半威容廣大如師子王；二十一、太子常有光明，面各一尋；二十二、太子齒具四十齊平如雪，淨密根深堅固不動；二十三、太子口有四牙鮮白鋒利；二十四、太子口中一切所食常得上味，能正吞咽，津液通流，永離眾病身心適悅；二十五、太子舌相廣淨，能覆面輪至髮際等；二十六、太子梵音洪雅，其聲振響猶如天鼓，言詞婉約如頻伽音；二十七、太子眼睫作青紺色，猶如牛王，不相雜亂；二十八、太子眼睛紺青，鮮白紅環相間，青白分明；二十九、太子面輪如天滿月；三十、太子眉相彎長如天帝弓；三十一、太子兩眉中間有白毫相，右旋柔軟如兜羅綿，鮮白光淨逾於珂雪；三十二、太子頂上有烏瑟膩沙，金頂之骨高顯周圓，亦如天蓋。如是三十二大丈夫相，於過去世無量百千萬億劫，長時精進無間修習一切戒行及諸善法而無遺餘，今得成就相好功德。是故菩薩生淨飯宮，飲食、衣服、臥具、象、馬、一切珍寶無不具足；眷屬熾盛王族不斷，於人天中而無等等；若不出家，年三十二作金輪王。」

> それで浄飯王は再び相師に問うた「わが子の三十二相とはいかなるものか」。相師が答えた「三十二相とは以下の通りです。第一に、太子の足の裏に千輻の輪紋があり、轂・輻・輞の三つがすべて円満に整っている。第二に、太子の手足はすべて兜羅綿のように柔らかい。第三に、太子の手足は鵞王のようで、黄金色の水かきがある。第四に、太子の手足の指はすべて細く長い。第五に、太子の踵は足の甲と釣り合っている。第六に、太子の足の裏は香箱の底のように平らで満ちている。第七に、太子の両腿は次第に細く丸く、金色の鹿王の腿のようである。第八に、太子の両臂は長く真っ直ぐで、象王の鼻のように垂れて膝を越える。第九に、太子の陰部は隠れて見えず、竜馬や象王のようである。第十に、太子の全身の毛穴にはそれぞれ一本の毛が生え、紺青色で右巻きである。第十一に、太子の頭髪は端整で真っ直ぐに上向き、金色の身を飾って衆生の愛楽するところとなる。第十二に、太子の皮膚は薄く潤いがあり、塵垢がつかない。第十三に、太子の皮膚は金色に輝き、妙なる金の台座に衆宝を飾ったようで、人天の愛楽するところとなる。第十四に、太子の手、足の掌、首、両肩の七ヶ所が満ちている。第十五に、太子の肩と首は殊勝で、一つ一つが円満である。第十六に、太子の両脇の下はそれぞれ充実している。第十七に、太子の容儀は広大で円満、端正である。第十八に、太子の身相は長く広く端正で、人天を超えている。第十九に、太子の体相は周囲が円満で、諾瞿陀樹のように量が等しい。第二十に、太子の頷と胸、上半身の威容は獅子王のように広大である。第二十一に、太子は常に光明を放ち、その広さは面の周囲一尋である。第二十二に、太子の歯は四十本そろい、雪のように斉整で白く、清らかで密であり、根は深く堅固で動かない。第二十三に、太子の口には四本の牙があり、鮮やかに白く鋭い。第二十四に、太子の口に入るすべての食物は常に最上の味を得、正しく飲み込まれ、津液は通流し、あらゆる病から永遠に離れ、身心は適悦する。第二十五に、太子の舌相は広く清らかで、顔全体から髪の生え際まで覆うことができる。第二十六に、太子の梵音は壮大で雅やかであり、その声は天鼓のように響き渡り、言葉は優しく婉曲で頻伽鳥の声のようである。第二十七に、太子の睫毛は青紺色で、牛王のようであり、乱れることがない。第二十八に、太子の眼球は紺青色で、鮮やかな白と赤い輪が相間、青白が分明である。第二十九に、太子の顔は天の満月のようである。第三十に、太子の眉の相は長く彎曲して天人の帝の弓のようである。第三十一に、太子の両眉の間に白毫の相があり、右巻きで兜羅綿のように柔らかく、鮮やかに白く清らかで珂雪よりも勝れている。第三十二に、太子の頂上に烏瑟膩沙があり、金色の頂骨は高く顕われ、周囲は円く、天蓋のようである。これらの三十二の大丈夫相は、過去世の無量百千万億劫にわたって、長きにわたり精進を絶やさず、一切の戒行や諸々の善法を残りなく修習したことにより、今、成就した相好の功徳です。それゆえ菩薩は浄飯王の宮殿に生まれ、飲食・衣服・臥具・象・馬・一切の珍宝がことごとく備わっています。眷属は盛んで王族は絶えることなく、人天の中で比類がありません。もし出家しなければ、三十二歳で金輪王となります。」

爾時摩賀摩耶生太子已，七日命終，生忉利天，受五欲樂。爾時太子顏容端正，人天目覩敬愛不足，假使世間巧妙金師，以金造像亦復不及。譬如諸天半努迦石，有大光明照耀一切；菩薩之身光明寂靜，亦復如是。又如蓮華開敷出水，菡萏馨香，一切有情見者愛樂；菩薩之身見者恭敬，亦復如是。又此菩薩兩目清淨，明朗遠視，見一由旬，微細塵色，過於天眼，晝夜無異。又此菩薩語言、音聲，美妙清響如頻伽音，亦如雪山有其飛禽食於花水，食已而醉，發聲相呼，其音和雅，亦復如是。

> 摩訶摩耶（マーヤー夫人）は、太子を出産してから七日後に亡くなり、忉利天（とうりてん）に生まれ変わり、そこで五欲の楽しみを受けました。 その頃、太子は顔立ちが整って美しく、人々も天の神々も一目見ると敬い愛さずにはいられませんでした。たとえ世の中のすぐれた金細工師が黄金で像を作ったとしても、その美しさには及ばないほどでした。ちょうど天界の「半努迦石（はんぬかせき）」という石が、大きな光を放ってすべてを照らすように、菩薩の身体は穏やかな光に包まれ、清らかに輝いていました。 また、蓮の花が水中から咲き出で、香り高く、すべての生きものが見れば愛し楽しむように、菩薩の身体を見る者は皆、敬いの気持ちを抱きました。 さらに、この菩薩の両眼は清らかで澄みわたり、遠くまで明瞭に見渡すことができ、一由旬（ゆじゅん／約七キロメートル）の彼方の微細な塵までも、天眼をも超えて、昼も夜も変わることなく見通しました。 また、菩薩の言葉や声は美しく響きわたり、あたかも迦陵頻伽（かりょうびんが）という鳥の声のようでした。あるいは雪山上の鳥が、花の水を飲んで酔い、互いに呼び合う声が、なんともなごやかで美しいのと同じように。

爾時曩羅那仙告白本師阿私陀仙人：「我今往彼迦毘羅城禮拜菩薩。」師言：「可往。」即與本師運神通力，往迦毘羅城。去城不遠，菩薩威制，令彼失通，步行至城，詣淨飯宮。時守門人即以白王，乃勅門人引令入內。王相見已歡喜無量，請就床座，獻閼伽水，作樂設食，種種供養。王即問言：「仙人！云何因緣至此？」時阿私陀白王：「我今欲見一切義成大牟尼師。」王言：「今此太子正當睡眠，且候須臾即得相見。」時阿私陀請就床帷臨視太子。爾時太子雖處睡眠，兩眼俱開，目不眴動。時阿私陀，即說偈言：

> その時、ナーラーダ仙は師であるアスィタ仙に申し上げました。 「私は今、カピラ城に赴き、菩薩に礼拝したいと存じます。」 師はお許しになりました。「行きなさい。」 そこでナーラーダ仙は師のアスィタ仙と共に神通力によってカピラ城に向かいました。 城の近くに至った時、菩薩の威光により、その神通力は失われ、二人は歩いて城に入り、スッドーダナ王の宮殿に参りました。 門番が王にそのことを伝えると、王は門番に命じて二人を中に招き入れました。王は彼らと対面し、限りない喜びをもって迎え、座に招き、閼伽の水を捧げ、音楽を奏で、食事を用意し、様々な供養を施しました。 そして王は尋ねました。「仙人よ、どのようなご用件でこちらへおいでになったのですか？」 その時、アスィタ仙は王に申し上げました。 「私は今、一切義成就の大牟尼師にお目通りしたいと願っております。」 王は答えました。「太子はただいま眠っております。しばらくお待ちいただければ、お目にかかれましょう。」 そこでアスィタ仙は寝台の旁らに進み、太子を拝見しました。その時、太子は眠っているにもかかわらず、両眼を開けて、瞬きもせずにじっと見つめておりました。 これを見て、アスィタ仙は次の偈を唱えました。

「諸天觀境時， 覩物眼不眴；菩薩雖睡眠， 觀境亦如是。」

> 諸天が境地を観じる時、 ものを見ても目をしばたたかない。 菩薩は眠っていても、 境地を観じる様子もまた同じである。

爾時仙人說此偈已，宮人乳母捧持太子奉上仙人。時阿私陀，詳觀太子容貌非常，即問王言：「曾有相師，來占相否？」大王白言：「有婆羅門相此太子，若不出家必得轉輪王位，若能出家定成正覺。」仙人聞已，即說偈言：

> その時、仙人はこの偈を唱え終えた。宮女と乳母は太子を抱き上げ、仙人の前に差し出した。するとアシタ仙は、太子の容貌が並々ならぬものであると詳しく観察し、王に尋ねた。「かつて相師が訪れ、占いをしたことがありましょうか？」大王は答えた。「はい、バラモンの相師がこの太子を見て、『もし出家しなければ、必ず転輪王となるでしょう。もし出家すれば、必ず正覚を成就するでしょう』と申しました。」仙人はこれを聞いて、偈を唱えた。

「昔墮邪見外道身， 今逢福德輪王子；能除煩惱證菩提， 善說甚深法海藏。雖圓相好棄輪王， 成大牟尼救群品；是故我今歸命禮， 願得親近滅塵勞。」

> 昔は邪見に堕ちた外道の身だったが、 今や福徳を備えた輪王の王子に出会った。 煩悩を取り除き悟りを証し、 深遠なる法の大海を巧みに説く。 相好を備えながら輪王の位を捨て、 大いなる牟尼となって衆生を救う。 故に私は今、心から敬礼し、 どうか近づいて塵労を滅ぼさんことを願う。

爾時仙人說此偈已，審觀自身壽命長短，得見太子成佛事否？如是觀已，得見太子，出彼王城，入於山野，年二十九，於其山中六年苦行，證甘露滅成無上道。爾時仙人復觀自身，值佛出世，年命短促而不久遇，甚懷感傷，不覺失聲而自啼哭。時淨飯王見仙人哭，驚怪異常，即說偈言：

> その時、仙人はこの偈を説き終えると、自らの寿命の長さを細かに観察し、太子が仏陀となる姿をこの目で見ることができるかどうかを確かめようとしました。こうして観察した結果、太子が王城を出でて山野に入り、二十九歳の時にその山中で六年間、厳しい修行に励み、甘露の滅（甘露滅）を証得して無上の悟りを完成させる様子を見ることができました。 そこで仙人は再び自らの身を観察し、仏陀がこの世に現れる時期に立ち会っても、自らの寿命が短くて長く共に過ごすことができないことを知り、深い悲しみに襲われました。思わず声を失って泣き出してしまいました。 この時、浄飯王は仙人が涙を流すのを見て、異常な驚きを覚え、即座に次のような偈を唱えました。

「若人有男女， 愛憐心不足；如是福相殊， 覩之恒適悅。仙人見太子， 云何而啼哭？我子若驚怖， 忽然生病惱，未委意云何？ 速為我宣說。」

> もし男児や女児があり、 愛しいと思う心が足りないなら、 このような福徳の姿は特別で、 それを見れば常に心が安らぎ喜ぶ。 仙人は太子を見て、 どうして泣き叫んでいるのですか？ もし私の子が驚き怖がり、 急に病や悩みを起こしたなら、 その心はいったいどうなっているのか？ すぐに私に詳しく話してください。

爾時阿私陀仙人聞是偈已，即白王言：「太子不久即成正覺，云何於身而有怖畏？假使空中降大金剛，如彼真珠滿空而下，不能侵彼菩薩身之一毫。世間所有一切大火而不能燒，一切大風而不能吹，一切毒藥而不能損，刀、劍、弓箭而不能傷，毒龍、猛獸而不能害。又此菩薩於過去世行大慈悲，於諸眾生未曾捨離，令彼有情常獲安隱。云何菩薩有斯怖畏？於虛空中恒有帝釋、梵天王等而共守護。我今啼哭，自觀己身年命中夭，於其佛世不得聽聞甚深法藏，於其善財而無有分，是故感傷而自啼泣，請王無憂。」

> 時に、阿私陀仙人はこの偈を聞いて王に申し上げました。「太子は間もなく正覚を成就されるお方です。どうしてそのお体に恐れを抱くことがありましょうか。たとえ虚空から大きな金剛が降り注ぎ、真珠が空一面に満ちて降ってきても、菩薩の身の毛の一本たりとも傷つけることはできません。世の中のすべての大火も焼くことができず、すべての大風も吹き飛ばすことができず、すべての毒薬も損なうことができず、刀剣や弓矢も傷つけることができず、毒竜や猛獣も害することができません。また、この菩薩は過去世において大いなる慈悲を行じ、すべての生きとし生けるものを決して見捨てることなく、彼らに安らぎと利益をもたらしてこられました。どうして菩薩にそのような恐れがあるでしょうか。虚空には常に帝釈天や梵天などの王たちがいて、共に守護しています。私が今、泣いているのは、自分の身を顧みて、この世に生きる年月が短く、この仏の世において深い法の宝蔵を直接聞く機会がなく、善財を得る分け前もないと悟り、そのために悲しみの涙を流しているのです。王よ、どうかご心配なさいませんように。」

爾時阿私陀又復思惟：「我有神通，菩薩威制令不顯現，是故步行入於王宮；今若出城，而復屣步，彼諸有情即起慢心：『大神通仙步出王城。』」作是念已，告淨飯王：「我今辭王出迦毘羅城，與我修治四衢道路。」時淨飯王即勅有司，修治道路去除砂礫穢惡之物，以白檀香水灑地清淨，處處竪立幢幡瓔珞，燒眾妙香，王并諸臣、長者、居士恭敬圍繞，出迦毘羅城送彼仙人。

> その時、阿私陀はまたこう考えた。「私は神通力を持っているが、菩薩の威光によってそれが現れないようになっている。だから歩いて王宮に入ったのだ。今、町を出る時も歩いていけば、あの人々は『神通力の大仙人が歩いて王城を出るのか』と軽んじるだろう。」そう思って、彼は浄飯王に言った。「今、私は王に別れを告げて、カピラ城を出ます。私のために、十字路の道を整えさせてください。」そこで浄飯王は役人に命じて、道を整えさせ、砂利や汚物を取り除かせ、白檀の香水をまいて清めさせた。あちこちに幢旛や瓔珞を立て、さまざまな妙なる香を焚かせた。王と家臣、長者、在家の信者たちは敬意を持って囲み、カピラ城を出て仙人を見送った。

時阿私陀辭國王已，隨意前行往枳瑟計駄山，即住山中修習禪定，歲月不久復得神通。於其後時身少有病，服食良藥及花果等乃得除愈。弟子告曰：「我今出家，為求出世解脫甘露；師有所得願賜告諭。」師曰：「我自修行歲月彌久，於斯甘露猶尚未得，云何令我復為於汝？今有淨飯王子名悉達多，成等正覺得真甘露。於彼出家，一心梵行而求出離，莫作族姓之相及我人相，即得成就無為之法。」爾時阿私陀仙人即說偈言：

> 時に阿私陀は国王に別れを告げ、そのまま心のままに枳瑟計駄山へと向かい、山に留まって禅定を修めました。年月を経ずして再び神通を得ました。その後、しばらくして身体に少し病がありましたが、良薬や花、果実などを服用してようやく癒えました。弟子が申し上げました。「私は今、出家いたしました。世を超えた解脱の甘露を求めております。師が何かお悟りを得られたならば、どうか私にお教えください。」師は言いました。「私は修行することすでに長い年月が過ぎたが、この甘露についてはまだ得ていない。どうして私があなたに与えることができようか。今、浄飯王の王子で悉達多という方がおられ、正しい悟りを完成して真の甘露を得られた。彼のもとで出家し、一心に梵行を修めて出離を求めなさい。身分や家柄の相、また我や人の相にとらわれてはならない。そうすれば無為の法を成就できるだろう。」その時、阿私陀仙人は次の偈を唱えました。

「我住如是山， 久修於梵行；雖復得神通， 而未飲甘露。自知身無常， 恒處於生滅；聚集假和合， 即是無常法。」

> 「私はこのような山に住み、長く清らかな修行を積んできた。 たとえ神通力を得ても、まだ甘露の味を飲んではいない。 自らの身が無常であると知り、常に生と滅の中にある。 寄せ集められた仮の和合、これこそが無常の法である。」

爾時仙人說此偈已，曩羅那感師誨示禮拜供養，即往波羅柰國，見五百摩拏嚩迦婆羅門念圍陀經，知非究竟而不親近，即往佛所希聞法要。爾時曩羅那，姓迦底丁也切，以姓為名，佛為開示法要得寂滅樂，乃名大迦底丁也切。

> その時、仙人がこの偈を説き終えると、ナラナは師の教えに感じ入り、礼拝し供養した。そしてバラナシの国へ向かい、五百人のバラモンがヴェーダを唱えているのを見たが、それが究極のものではないと知り、彼らに近づかずにブッダのもとへ赴き、法の要を聞こうとした。 このナラナは、姓をカティと言い、その姓を名としていた。ブッダが彼に法の要を示し、寂滅の楽を得させたので、彼は大カティと呼ばれるようになった。

復次，太子在乳母懷，執金器而食，須臾食已，乳母即收金器，器重如山舉之不起，即以上事具告於王。王與宮人同往取器，亦不能舉，即集國人同舉金器，其器愈重。復駕大象五百頭拽彼金器，不能搖動金器少分。何以故？由菩薩神力，舉其左手一指鉤住金器，令象盡力而不能動。爾時淨飯王乃自思惟：「若菩薩舉其兩指鉤彼金器，假使百千大象亦不能動，由是菩薩有千象之力；若諸童子欲與菩薩鬪戲，如小飛鵝比於大鶴其力不等。」

> また、太子が乳母の胸に抱かれ、金の器で食事をしていたときのことです。しばらくして食事が終わると、乳母はすぐに金の器を片付けようとしましたが、その器は山のように重くて持ち上がりません。そこで、このことを王に詳しく報告しました。王は后妃たちと一緒にその器を取りに行きましたが、やはり持ち上げることができません。そこで、国中の人々を集めて器を持ち上げさせようとしましたが、器はますます重くなりました。さらに五百頭の象にその金の器を引かせましたが、器は微動だにしませんでした。 なぜなら、菩薩の神通力により、左手の人差し指一本で器を引っ掛け、象たちが全力を尽くしても動かせなかったからです。そのとき、浄飯王はこう考えました。「菩薩が二本の指でその金の器を引っ掛けたなら、たとえ百頭や千頭の象でも動かせないだろう。つまり、菩薩は千頭の象に匹敵する力を持っているのだ。もし他の子供たちが菩薩と力比べをしようとしても、小さな飛びガチョウが大きな鶴と比べるようなもので、その力は全く釣り合わない。」

復次，菩薩在王宮時，與五百眷屬入學讀書。爾時本師將第一書令太子讀，太子告言：「此書我解。」其師乃令讀第二書。太子見之，復白師云：「此書亦解。」於是本師即以五百種書授與太子，太子白言：「此五百種書我一一俱解，如有他書即當與我。」師乃白言：「於其世間只有此等五百種書，此外無有。」爾時太子即自寫書令師讀之。師乃歎言：「我自昔來目未曾覩。」太子告曰：「此是梵書，時彼梵王知我當紹輪王之位，傳授於我。」即以微妙梵音而自讀誦。時大梵天王於虛空中，高聲讚言：「此是梵天之書。」師聞天證深生信解。

> また、菩薩が王宮にいらした時、五百人の眷属と共に学問を学びました。その時、師匠が一番目の書物を取り出して太子に読ませようとしました。すると太子が申されました。「この書物は私が理解しています。」そこで師匠は二番目の書物を読ませました。太子はそれを見て、再び師匠に申されました。「この書物も理解しています。」やがて師匠は五百種類の書物を太子に授けました。太子は言われました。「この五百種の書物は、私は一つ一つ全て理解しています。もし他に書物があれば、私にください。」師匠は申しました。「この世の中には、この五百種の書物しかなく、他にはありません。」その時、太子は自ら書物を書き写して、師匠に読ませました。師匠は嘆息して言いました。「私はこれまで、そのような書物を目にしたことがありません。」太子は告げられました。「これは梵天の書物です。あの時、梵天が私がやがて転輪王の位を継ぐことを知って、私に伝授したものです。」そして、微妙な梵音によって自ら読み誦されました。すると、大梵天王が虚空の中で高らかに讃えて言いました。「これは梵天の書物である。」師匠は天の証しを聞いて、深く信心と理解を生じました。

爾時太子舅氏娑捺梨，復有一人名娑賀儞嚩，此二人者善解弓射，有五百人親學其藝。又此二師互相言曰：「彼提婆達多其性麤惡心多嫉妬，所有射法不宜告之，若或教授必將害物。彼悉達多慈悲聰敏利濟有情，堪當傳習如是弓射。」有其五種：一曰遠射，所發之箭能極遼遠；二曰聞聲射，聞其聲音即可射之；三曰中射，所發之箭隨意而中；四曰親的射，所發之箭而無踈闊；五斷物射，所射之物無不透斷。如是菩薩善解五射。

> その時、太子の母方の叔父であるスナーラという者と、サハニーバという者がいた。この二人は弓術に秀でており、五百人の者が彼らに師事してその技を学んでいた。 この二人の師匠は互いに語り合った。「あのデーヴァダッタは性格が粗野で嫉妬深い。弓の技術は教えるべきではない。もし教えれば、必ず生き物を傷つけるだろう。しかしシッダールタは慈悲深く聡明で、多くの生きとし生けるものを利益する。この者こそ、弓術を伝え学ばせるにふさわしい」と。 その弓術には五つの種類があった。 第一を遠射といい、放った矢が極めて遠くまで届くもの。 第二を聞声射といい、音を聞いて射ることができるもの。 第三を中射といい、放った矢が思いのままに命中するもの。 第四を親的射といい、放った矢に外れがないもの。 第五を断物射といい、射たものがすべて貫通して断たれるもの。 このように、菩薩は五つの射術をよく理解していたのである。

爾時毘舍離城有一大象，形相端正具大勢力，彼國人眾咸共商議：「迦毘羅城淨飯大王，有一太子名悉達多，相師視之有轉輪王位，即馳此象而充貢獻。」乃以珠瓔珍寶種種嚴飾，將往迦毘羅城至王宮門。時提婆達多出門見象，詰問門人曰：「此象從何所來？」門人答言：「毘舍離城聚落人眾，為悉達多有轉輪王分，馳獻此象。」時提婆達多聞是事已，心生嫉妬，告門人曰：「彼悉達多何有王位？」即持器仗殺象命終。爾時難陀見此死象，知為提婆嗔怒所殺，難陀欲與鬪其勇力，即執象尾以手擲之，象離本處七步之外。時悉達多見其死象離於本處，知是難陀示威力故，手執象尾擲彼處故。爾時悉達多太子顯自威神，以其一手執持象尾，向空而擲，過七重城，如投土塊。時毘舍離城獻象之者，見悉達多有大威力，即說偈言：

> その昔、毘舎離城に一頭の大象がおりました。姿かたちは整い、非常に大きな力を持つ象でした。その国の人々は皆で話し合い、「カピラ城の浄飯大王には、シッダールタという名の太子がいらっしゃる。相士（占い師）は彼に転輪聖王の位があると見た。ならば、この象を進物として差し出そう」と決めました。そこで、真珠の瓔珞や珍宝で様々に飾り立て、その象をカピラ城へと連れて行き、王宮の門前に到りました。 その時、デーヴァダッタが門を出てこの象を見かけ、門番に問いました。「この象はどこから来たのか。」門番は答えました。「毘舎離の村々の人々が、シッダールタ様には転輪聖王の位があるとして、この象を献上品として連れて参ったのです。」これを聞いたデーヴァダッタは、心に嫉妬を起こし、門番に告げました。「シッダールタごときに、どうして王位などありえようか。」そして、武器を取り、その象を打ち殺してしまいました。 次に、ナンダがこの死んだ象を見て、デーヴァダッタが怒りのあまり殺したことを知りました。ナンダはその力比べをしてみたいと思い、象の尾を掴んで手で投げ飛ばしました。すると象は元の場所から七歩の彼方に離れました。 その時、シッダールタは死んだ象が元の場所から離れているのをご覧になり、ナンダがその力を示そうとして、象の尾を掴んであの場所に投げたのだとおわかりになりました。そこで、シッダールタ太子はご自身の神力（しんりき）を示そうと、片手で象の尾を掴み、空へと投げ上げました。すると象は、七重の城壁を越え、まるで土くれを投げるかのように飛んでいきました。 その時、毘舎離城より象を献上した者は、シッダールタのこの偉大な力を見て、次のような偈を唱えました。

「我等遠馳象， 為獻於輪王；遇斯凶惡人， 即時行殺害。難陀手執尾， 擲象七步外；菩薩大威神， 擲象如拋塊。」

> 我々は遠くから象牙を運び、転輪聖王に献上しようとした。 ところがこの凶悪な者に出会い、すぐに殺されてしまった。 難陀は象の尾を掴み、七歩の外に投げ飛ばした。 しかし菩薩の大いなる威神力は、象をまるで土くれのように投げ飛ばされたのである。

## 佛說眾許摩訶帝經卷第三

> 仏説衆許摩訶帝經 巻第三