---
title: "眾許摩訶帝經 · 第四"
description: "眾許摩訶帝經由宋代譯經僧法賢翻譯自梵文。此經屬佛教本生類經典，以敘事形式記載釋迦牟尼佛過去生為大威德王時的修行事迹，闡述菩薩行與因果思想。該經反映大乘佛教強調累劫修行與慈悲利他的精神，對漢傳佛教本生故事體系具有重要補充意義。法賢作為北宋官方譯場重要譯師，其譯本語言流暢、義理清晰，為研究佛教史傳與菩薩道思想提供了權威文獻依據。"
url: "https://rushiwowen.co/ja/r/cmczkdyj306ckjj04lbk57sob"
---

## 佛說眾許摩訶帝經卷第四

> 佛説衆許摩訶帝經 第四巻

西天譯經三藏朝散大夫試鴻臚少卿明教大師臣法賢奉　詔譯

爾時提婆達多手持弓箭，出迦毘羅城而欲教射。悉達多太子知已，與五百眷屬亦出國城同為弓射。時提婆達多即持弓箭遙射一樹，其樹中箭應弦而倒。悉達多太子，亦射一樹，箭力甚大，樹雖兩斷儼然不動。提婆達多見樹如故，疑箭不中，白太子言：「常聞太子解五種射法，云何射樹而不能中？」如是言已，帝釋天主於虛空中，而自思惟：「我須今日顯發菩薩神通威力，若不如是，云何有情知彼菩薩善能通達一切眾事？」作是念已，即化大風吹中箭樹，忽然倒地；時提婆達多即自驚歎。爾時太子又令安置七多羅樹，七重鐵鼓，七重鐵豬，令眾射之。時提婆達多顯自威力，挽弓前射，透一多羅樹；難陀次之，透二多羅樹；悉達多太子即便隨射，所有七多羅樹、七重鐵鼓及鐵豬等皆悉透過，其箭入地至龍王宮。爾時龍王見菩薩箭，以手捧之，於箭入處涌水上流，即有信心婆羅門長者起塔供養，一切苾芻常來瞻禮；爾時悉達多太子乃乘寶輦迴歸王城。

> その時、提婆達多は弓矢を手に取り、カピラヴァストゥ城を出て弓術を教えようとしました。これを知ったシッダールタ太子は、五百人の供を連れて都を出て、同じく弓術の競技に臨みました。そこで提婆達多は弓を引き、遠くの一本の木を狙って射ると、矢は命中し、木は弦の音とともに倒れました。シッダールタ太子も一本の木を射ましたが、その矢の威力は非常に強く、木は真っ二つに裂けたにもかかわらず、微動だにしませんでした。提婆達多は木が元のままであるのを見て、矢が当たらなかったのではと疑い、太子に申し上げました。「常々、太子は五種の射法を極めておられると伺っております。それなのに、なぜ木を射て命中させることができないのですか？」そう言われた時、帝釈天主が虚空の中でこう思案されました。「私は今こそ、菩薩の神通力を明らかに示さねばなるまい。さもなくば、いかなる衆生が、かの菩薩がすべての事柄に通達しておられることを知ることができようか。」こう思って、大風を起こし、矢の当たった木を吹き倒されました。すると、忽然と木は地に倒れ、提婆達多は驚き嘆きました。さらにその時、太子は七本の多羅樹、七重の鉄の太鼓、七重の鉄の猪を立てさせ、皆に射させました。提婆達多は自らの力を示そうと、弓を引き絞って射ると、一本の多羅樹を貫きました。次に難陀が射て、二本の多羅樹を貫きました。シッダールタ太子は続けて射ると、七本の多羅樹、七重の鉄の太鼓、そして鉄の猪の全てを貫き通し、その矢は地中深く竜王の宮殿にまで達しました。その時、竜王は菩薩の矢を見て、手でそれを捧げ持ち、矢が突き刺さった場所からは水が湧き上がって流れ出ました。これを機に、信心深いバラモンの長者たちが塔を建てて供養し、多くの比丘たちが常に訪れて礼拝したということです。こうしてシッダールタ太子は宝の輿に乗って、王都へと帰還されました。

有一相師占太子曰：「至十二歲，若不出家，為轉輪王，統領四洲千子圍繞。」時淨飯王聞是事已，心大歡喜，即集群臣及諸釋種，具白斯事。時有大臣白淨飯王：「若要太子紹輪王位，速於國內公卿、臣僚、士庶之舍，選擇淑女為其妃配。仍造種種上妙衣服，真珠、瓔珞、珍玩之具及舍宅樓閣等；如是造已，即選良辰，令太子於王正殿坐師子座，命公卿、臣僚及長者居士等所有童女，悉赴王宮，如有端正福德殊勝之女太子樂者，即賜上件珍玩物等，納為夫人。」

> ある相師が太子を占って申し上げました。 「十二歳になられましたなら、もし出家されなければ、転輪王となられ、四つの大陸を統治され、千人もの子宝に囲まれましょう。」 これを聞いた浄飯王は、大いに喜ばれ、すぐに群臣や釈迦族の人々を集め、このことを詳しくお話しになりました。 その時、ある大臣が浄飯王に申し上げました。 「もし太子に転輪王の位を継がせたいとお望みなら、速やかに国内の王族や臣下、庶民の家々から、淑やかな女性を選び出し、妃としてお迎えくださいませ。 また、さまざまな上等の衣服や、真珠、瓔珞、珍しい玩びの品々、そして館や楼閣などをお作りになりませ。 これらを整えられましたなら、めでたい日を選び、太子に王の正殿にある獅子の座におつきいただき、王族や臣下、長者や在家の信者たちの娘たちをすべて王宮にお集めくださいませ。 もし端正で福徳に優れた佳麗がいて、太子がお気に召されましたなら、その娘にこれらの宝物をお与えになり、妃としてお迎えになるのがよろしゅうございます。」

爾時淨飯王即依所奏，後至吉日，命悉達多太子，登王寶殿，坐師子座，所集童女俱來赴會。爾時有一童女名耶輸陀羅，而不赴召。父問其故，耶輸陀羅曰：「金帛財貨我家自有，何須王宮而受錫賚？」父又告言：「汝至王宮，太子見已，或當採擇納為夫人，豈獨寶玩而充贈遺耶？」童女聞已，即著上妙衣服，嚴身瓔珞而赴王宮。太子見是童女福相殊勝身有光明，心大歡喜下師子座，依古儀禮，互相設拜，拜已復坐合掌恭肅。時僚等俱白王言：「如是童女諸相具足，福德深厚，堪與太子為其夫人。」王即詔命二萬童女，圍繞耶輸陀羅同入宮室。

> その時、父王である浄飯王は奏上を受け入れ、後日、吉日を選んで、悉達多太子に王の宝殿に上がらせ、獅子座に着座させた。そして集められた童女たちを全て参列させた。ところが、一人の童女、耶輸陀羅という名の娘だけは召しに応じなかった。父がその理由を問うと、耶輸陀羅は言った。「金銀や財宝は我家にも十分ございます。どうして王宮に出向いて賜り物を受け取る必要がありましょうか。」父がさらに「お前が王宮に行けば、太子が見とどけて、もし選ばれれば妃として迎えられるかもしれないのだ。単に宝飾品や贈り物のためだけではないのだよ。」と告げると、この娘は聞き入れて、美しい衣服と身を飾る瓔珞をつけて王宮に向かった。 太子はこの娘の福相が特に優れ、身体が光り輝いているのを見て、心から大いに喜び、獅子座から下りて、古くからの儀礼に従って互いに礼を交わした。礼を終えて再び座につき、合掌して恭しく礼を尽くした。その時、家臣たちは皆、父王に申し上げた。「この童女はあらゆる相を備え、福徳は深く厚く、太子の妃として誠にふさわしゅうございます。」王は直ちに二万人の童女を召し、耶輸陀羅を囲んで共に宮殿に入るよう命じられた。

爾時迦毘羅城不遠，有一大河名嚕賀迦，於河岸上有一大樹，名娑囉迦里梨也切拏，與太子同時而生。此樹不久長及百肘，太陽未出樹身柔軟爪甲能傷，日既昇天則斧不能入、火不能爇；尋以河津汎漲浸壞樹根，偃仆洪川下流乾涸。時酥鉢囉沒駄王，以嚕賀迦河為大樹所塞，水不通行，國內民眾乏水受用，發使出國告淨飯王：「顛木壅流。」邦人大恐，欲假太子神力去樹導川。時淨飯王默然不允，若太子自去即當隨意。有大臣名曰飡那，潛知王意，以方便力告太子言：「嚕賀迦河旁有園苑，亭臺樓觀，花卉池沼，甚是嚴飾，可去遊從。」太子聞言，即與眷屬及諸臣僚，同出迦毘羅城，往彼園中隨意遊戲。時提婆達多見一飛鵝從空而過，挽弓仰射墮太子前，太子見之嗟念傷害，與拔其箭放鵝飛去。提婆達多遣人取鵝，太子告曰：「我發菩提心，常行慈愍行，利益諸有情，不欲見損惱，所有飛鵝拔箭放去令彼安隱，汝宜迴心勿生嗔恨。」提婆達多聞是語已，默然不悅。

> その頃、カピラ城から程近いところに、ルハガという大きな川がありました。川岸には娑羅迦里拏という大きな木が一本あり、太子と同時に生まれたものでした。この木はやがて百肘もの高さに成長しましたが、夜明け前の木肌は柔らかく、爪で傷つけられるほどでした。しかし、日が昇ると斧も通さず、火も燃え移らなくなりました。その後、川の増水で根が浸食され、巨木は倒れて流れをせき止め、下流は干上がってしまいました。 そこで、スボラブッダ王はルハガ川が大木で塞がれ、水が通じず、国内の人々が水不足で困っていることを知りました。王は使いを送って浄飯王に告げました。「倒木が川をせき止めております。国中の民が大変恐れております。どうか太子の神通力をもって、木を取り除き、川の流れを元に戻していただきたい。」 しかし、浄飯王は黙って承知しませんでした。ただ、太子自らが行くのであれば、それは自由であるとしました。そうとは知らず、飡那という大臣がいましたが、ひそかに王の意図を察し、巧みに太子にこう言いました。「ルハガ川のほとりに、見事な庭園がございます。亭台楼閣、花や池もあり、たいへん美しく飾られております。どうぞ遊びにお出かけください。」 太子はこれを聞き、一族や家来たちと共にカピラ城を出て、その苑に出かけ、思い思いに遊びました。その時、提婆達多が一羽の飛んでいる雁が空を通りかかるのを見て、弓を引いて射ると、矢は太子の前に落ちました。太子はそれを見て、傷つけられたことを哀れに思い、矢を抜いて雁を放ち、飛び去らせました。 提婆達多は人をやって雁を受け取ろうとしましたが、太子がこう言いました。「私は菩提心を起こし、常に慈しみの行いを実践し、全ての生きとし生けるものを利益したいと願っています。彼らが傷つけられるのを見るのは忍びません。あの雁は矢を抜いて放ち、安らかにしました。あなたもどうか心を改め、怒りの思いを持たないでください。」 提婆達多はこの言葉を聞き、黙って不機嫌になりました。

爾時酥鉢囉沒駄王，知其太子近在園林，即遣國人往彼河津，出其大樹，唱聲用力，響震郊原。太子聞之訪諸左右，群臣具白：「此是酥鉢囉沒駄王遣其人眾，出河中樹。」太子聞已：「我當自往。」去河不遠，有一大窟毒龍所居，太子至前龍乃出窟；眾人恐懼慮傷太子，即以利劍斷彼龍命。龍有毒氣，被觸之者遍身青黑，因以立名迦路那夷。太子行至河邊，先令提婆達多出彼大樹，提婆達多極其神力終不能舉；次及難陀，盡力挽樹稍離於地；是時太子以己神力，手把大樹折為兩段擲虛空中，於河兩邊各下一段，告眾人言：「此娑囉迦里梨也切拏樹，是大良藥，火不能燒，若有瘡腫塗之即差，汝等眾人勿復忘失。」太子作是語已，即乘車騎迴歸城邑。

> 昔々、スプラブッダ王は、太子が近くの林にいることを知りました。そこで王は民を遣わして、川の渡し場へ向かわせ、大きな木を引き上げさせました。人々は声をあげて力を尽くし、その響きが郊外の野原にまで轟きました。 太子はその音を聞き、側近の者たちに尋ねました。臣たちは皆申し上げました。「これはスプラブッダ王が人々を遣わし、川の中の木を引き上げさせているものです。」 それを聞いた太子は言いました。「私が自ら行こう。」 川からほど遠くない場所に、毒竜が住む大きな洞窟がありました。太子がその前に立つと、竜は洞窟から出てきました。人々は恐れ、太子が傷つくことを心配し、鋭い剣で竜を討ち取りました。しかし竜には毒気があり、触れた者の全身は青黒くなりました。そのため、この地はガルナギと名付けられました。 太子が川辺に進むと、まずデーヴァダッタにその大木を引き上げさせました。デーヴァダッタは全力を尽くしましたが、ついに持ち上げることができませんでした。次にナンダが挑み、力を尽くして木を少し地面から浮かせました。 この時、太子は自らの神力で大木を手で掴み、真っ二つに折って虚空に投げ上げ、川の両岸にそれぞれ半分を落としました。そして人々に告げて言いました。「このサラカーリナの木は、大いなる良薬である。火でも焼けず、もし腫れ物や傷があれば塗れば治る。汝らは忘れてはならない。」 太子がこのように言い終えると、車に乗って都へと帰りました。

時有相師，相太子曰：「若至七歲而不出家，作轉輪王。」太子入城將至王宮，釋種伽吒儗里有一女，名娛閉迦，在高樓上，忽見太子身相端嚴心生戀仰；太子見此女已，令住車騎，迴首觀瞻，手執弓箭不覺墮地。時諸人眾見此童女福相殊勝，皆言：「此女堪事太子。」父淨飯王知是事已，遣童女二萬圍遶娛閉迦女令入王宮。

> その時、占い師が現れて太子を観相し、こう言いました。「もし七歳になるまでに出家されなければ、必ず転輪聖王となるでしょう。」 太子が城へと向かって王宮に近づいた時、釈迦族のガタニリという場所に、ユピガという名の娘がいました。彼女は高殿の上にいて、突然太子が荘厳で端整な姿を見たところ、心に恋慕の思いが生じました。太子がこの娘を見て、車騎を止めさせ、振り返って眺めると、手にしていた弓矢が思わず地に落ちました。 その場にいた人々は、この娘の福相が殊勝であるのを見て、皆口々に言いました。「この娘は太子にお仕えするにふさわしい。」 父である浄飯王はこれを聞き及び、二万人の童女をユピガの娘に付き添わせて、王宮に入らせました。

爾時太子納夫人已，思惟城外遊觀園苑，即告御車人阿誐多：「汝今諦聽！我思城外遊觀園苑，與我如法安置裝嚴上好車騎。」時阿誐多聞是語已，即於厩中如法裝飾上好車騎，至太子前。爾時太子即乘車騎出於城外，於其馬前見一老人，髮白面皺策杖呻吟。太子不識，問阿誐多：「此是何人？」阿誐多曰：「此是老人。」太子問云：「何名為老？」阿誐多言：「幻化之體無有堅實，四相遷移六情昏昧，起坐無力執杖而行，名之為老。」太子問云：「汝能免不？」阿誐多曰：「我何能免？」太子問云：「汝即不免，我能免不？」阿誐多曰：「貴賤雖異，幻體一般，日月推遷，無人能免。」太子聞已不悅而歸，復自思惟：「四大假合，五蘊無實，始自少年便成衰老，如是之相深可悲愍。」爾時淨飯王問阿誐多曰：「我子出外，有何所見？」阿誐多曰：「太子出外，見一老人髮白面皺。」具說上事。王既聞已，憶前相師占言太子後必出家；「太子於今安處深宮受五欲樂，情必愛著而不出家。」即說偈言：

> 当時、太子は妃を迎えられた後、城外の園林を遊覧しようと思い立ち、車夫のアガタにこう告げられた。「汝、よく聞け。我、城外の園林を遊覧したいと思う。我のために、しかるべく立派な車を整えよ。」アガタはこれを聞くと、すぐに厩舎で立派に装飾した車を整え、太子の前に差し出した。 そこで太子は車に乗って城外へ出られた。馬の前に一人の老人がいるのが見えた。髪は白く、顔には皺が寄り、杖をついて呻いている。太子はその老人を知らず、アガタに尋ねられた。「これは何者か。」アガタは答えた。「これは老人でございます。」太子は問われた。「老いとは何か。」アガタは言った。「幻のようなこの身には、堅固な実体はなく、四相は移り変わり、六情は昏れ朦とし、立ち上がるにも座るにも力がなく、杖にすがって歩く。これを老いと申します。」太子は問われた。「汝はこれを免れられるか。」アガタは言った。「私にどうして免れられましょうか。」太子は問われた。「汝も免れぬなら、我は免れられるであろうか。」アガタは言った。「貴賤の違いはあれど、幻の体は同じ。月日が巡るにつれ、誰も免れることはできませぬ。」 太子はこれを聞かれて、喜ばずに帰られた。そして、こうお考えになった。「四大は仮に和合したものであり、五蘊には実体がない。青春のうちからすでに老い衰えていく。このような有様は、まことに哀れむべきである。」 そこで浄飯王はアガタに尋ねられた。「我が子は外出して、何を見たのか。」アガタは答えた。「太子はお出かけになり、髪白く顔に皺のある老人をご覧になりました。」そして、一部始終を詳しく語った。王はこれを聞かれ、かつての相人が「太子は後に必ず出家される」と占った言葉を思い出された。「太子は今、深い宮殿に安住して五欲の楽しみを受けていられる。必ずやそれを愛着して、出家なさらないであろう。」そして、偈を説かれた。

「王聞相師占太子， 恐後捨父求出家；今以五欲悅其情， 愛著必繼輪王位。」

> 王は相師が太子を占ったのを聞き、 後になって父を捨てて出家するのを恐れた。 今は五欲でその心を楽しませ、 愛執させれば必ず輪王の位を継ぐだろう。

爾時太子又復思惟出城遊觀，即告阿誐多：「汝今諦聽！我思城外遊觀園苑，與我如前安置裝嚴上好車騎。」時阿誐多聞是語已，即往廐中如法裝飾上好車騎至太子前。爾時太子即乘車騎出於城外，於其馬前見一病人，形體羸瘦，心神劣弱，太子不識。問阿誐多曰：「此是何人？」阿誐多答言：「此是病人。」太子問云：「何名為病？」車匿答云：「四大之體互相乖反而有病生，形容瘦惡，心識無安，此名為病。」太子問云：「汝能免耶？」阿誐多言：「亦不能免。」又復問言：「汝既不免，我免得不？」阿誐多言：「俱是幻質，云何獨免？」太子聞已，即歸王宮。復自思惟：「假合之身眾病所集，眾生愚迷深可憐愍。」

> その時、太子（たいし）は再び城外への遊覧を考え、臣下のアガタに告げられた。「よく聞きなさい。私は城外の園林へ遊びに行こうと思う。以前のように、立派な車を整えなさい。」 アガタはこれを聞くと、すぐに厩舎へ行き、飾り立てた見事な車を太子の前に用意した。太子はその車に乗って城外へ出られた。馬の前方に見える病者がいた。その人は痩せ衰え、心も体も弱り果てていた。太子はそれが何か分からず、アガタに尋ねられた。「これは何者か。」 アガタは答えた。「これは病人でございます。」 太子が尋ねられた。「病とは何か。」 チャンナ（車匿）は答えた。「体を構成する四つの大きな要素が互いに調和を失い、病が生じます。姿かたちは痩せ衰え、心は安らぎを得られません。これを病と申します。」 太子が尋ねられた。「あなたは病を免れられるか。」 アガタは答えた。「私も免れることはできません。」 さらに太子が尋ねられた。「あなたも免れないのなら、私は免れることができるだろうか。」 アガタは答えた。「すべてははかない幻の姿です。どうして私だけが免れられましょうか。」 太子はこれを聞かれると、王宮へお帰りになった。そして自ら深く考えられた。「仮に組み合わされたこの体には、様々な苦しみが集まっている。それに気づかずに迷っている衆生は、本当に哀れなことだ。」

時淨飯王問阿誐多曰：「太子出外，有何所見？」爾時阿誐多具說上事。王既聞已，恐子出家，復令宮中以五欲樂娛侍太子。即說偈言：

> 時に浄飯王は阿誐多に尋ねました。「太子は外に出て、何を見てきたのか？」 そこで阿誐多は先ほどの出来事を詳しく語りました。 王はそれを聞いて、太子が出家してしまうのを恐れ、再び宮中で五欲の楽しみをもって太子をもてなすよう命じました。そして、この偈を説きました。

「色聲香味觸最妙， 娛樂深宮太子情；若生愛樂而貪著， 應不出家求覺道。」

> 色・声・香・味・触――この世で最も素晴らしいものが、 宮殿の奥深くで太子の心を楽しませていました。 もし愛着や楽しみに執着し、それに溺れてしまえば、 出家して悟りの道を求めることはできないでしょう。

爾時太子復自思惟出城遊觀，即告阿誐多：「汝今諦聽！我思城外遊觀園苑，與我如前安置裝嚴上好車騎。」時阿誐多聞是語已，即往廐中如法裝飾上好車騎至太子前。爾時太子即乘車騎出於城外，於其馬前見一死人，氣絕神逝，猶如土木瓦石無所知覺，男女眷屬圍繞悲哭。問阿誐多曰：「此是何人？」阿誐多答云：「此是死人。」太子復問：「云何名死？」阿誐多答云：「有為之體，壽有短長，一旦無常，永別親眷，此名為死。」太子聞已，問阿誐多曰：「汝能免不？」阿誐多答云：「亦不可免。」太子問云：「汝身不免，我應免得。」阿誐多答曰：「三界無常，生滅不住，太子之身亦復如是。」太子爾時心不適悅，却歸王宮。至王宮已，而復思惟：「無常之法，念念不住，乃至有色、無色、非想非非想處，無有免斯無常大患，於諸眾生深可悲愍。」作是念已情不適悅。爾時淨飯大王問阿誐多曰：「太子出外，有何所見？」爾時阿誐多具如上事一一宣說。王既聞已，思念昔時有婆羅門占相太子，福德淳厚，諸相具足，決定出家成正覺道。即令宮內以五欲樂種種適悅，令彼愛著捨出家意。即說偈言：

> 爾その時、太子はさらに自ら思案して、城外に遊覧に出ようと考え、アガタに告げた。「汝、今まさに聴け。我は城外の園苑に遊覧しようと思う。以前と同様に、私のために立派な車騎を調えよ。」アガタはこれを聞くや、厩舎へ行き、規定通りに立派な車騎を飾り整え、太子の前に持って来た。 その時、太子は車騎に乗って城外へ出た。馬の前方に見えたのは、一人の死人の姿であった。息は絶え、命は尽きて去り、まるで土や木、瓦や石のように何も感じることはなく、男女の親族たちがその周りを取り囲んで悲しみ泣いていた。太子はアガタに尋ねた。「これは何者か。」アガタは答えた。「これは死人でございます。」太子はさらに尋ねた。「死とは何と名付けるのか。」アガタは答えた。「原因や条件によって生じたこの体には、寿命に長短がございます。ひとたび無常が訪れれば、永遠に親しい者たちと別れること、これを死と名付けます。」 太子はこれを聞いて、アガタに尋ねた。「汝はこれを免れることができるか。」アガタは答えた。「それも免れることはできませぬ。」太子は尋ねた。「汝の身が免れ得ぬのなら、我は免れ得るだろうか。」アガタは答えた。「三界はすべて無常であり、生まれては滅し、とどまることはありませぬ。太子の御身もまた、その通りでございます。」 太子はその時、心は楽しまず、王宮に引き返した。王宮に着くと、また考えた。「無常の法は、瞬間瞬間にとどまらず、色界、無色界、非想非非想処に至るまで、この無常という大きな患いを免れる者はない。あらゆる生きとし生けるものは、深く哀れむべきである。」こう考えて、心は楽しまなかった。 その時、浄飯大王はアガタに尋ねた。「太子は外で何を見たのか。」アガタは先ほどの出来事をすべて詳細に語った。王はこれを聞くと、昔、バラモンが太子の相を見て、「太子は福徳深く、全ての相を具え、必ずや出家して悟りを開かれるであろう」と言ったことを思い出した。そこで、宮中で五欲の楽しみをもって様々に心を慰め、愛著を起こさせて出家の心を捨てさせようとした。そして、次のような偈を説いた。

「我以五欲大富貴， 適悅太子天中天；令彼無心求出家， 付與輪王最上位。」

> 私は五つの欲望の大きな富と栄華をもって、 天中の天である太子を楽しませましょう。 彼に出家したいという心を起こさせず、 転輪聖王の最高の位を授けましょう。

爾時悉達多太子，復自思惟出城遊觀，即告阿誐多：「我思城外遊觀園苑，與我如前安置裝嚴上好車騎。」於是阿誐多即往厩中，如法裝飾上好車騎至太子前。爾時太子即乘車騎出外遊觀。時兜率天子作是思惟：「今茲菩薩出城遊觀，求出家緣，我應當作沙門之相，持鉢乞食現太子前。」作是念已，即剃鬚髮身被法服，手持應器住立馬首。太子見已，迴問阿誐多：「此何人耶？」阿誐多答言：「是出家人。」太子問云：「何名出家？」阿誐多答言：「此人了悟生死、誓斷輪迴，修菩提因求解脫果，剃除鬚髮身被法服，清淨身心此名出家。」太子聞已心生踊躍，即便下馬而問苾芻：「云何出家，有何利益？」苾芻答言：「夫出家者，離其親愛，不著榮樂，恒修梵行，堅守律儀，棄背塵勞，禁縛根識，妄念不生，實行增長，如是進修名出家者。」太子聞已歎言：「善哉！汝大丈夫！於其濁世能善調伏，能善勤求，是真出家，是真善友。」言已頂禮，上馬歸宮。即於宮中至意思惟出家之法，其行甚妙，其理甚深，厭離王宮欲求解脫。

> その時、シッダールタ太子は再び自ら思いを巡らせ、城外に遊覧に出かけようと考え、アガタに告げました。「私は城外の園苑を遊覧したい。以前と同じように、立派な車を用意して私の前に整えなさい。」そこでアガタは厩舎に行き、決まり通りに美しく飾った車を太子の前に整えました。その時、太子は車に乗って城外へ遊覧に出かけました。 その時、兜率天の天子はこう考えました。「今、菩薩が城を出て遊覧し、出家の縁を求めている。私は沙門の姿となって、鉢を持って托鉢し、太子の前に現れるべきであろう。」そう思うと、すぐに髪と鬚を剃り、法衣を身にまとい、応器を手に持って、馬の頭の前に立ちました。 太子はそれを見て、アガタに振り返って尋ねました。「あの人は誰か？」アガタは答えました。「あの方は出家者です。」太子は尋ねました。「出家とは何という意味か？」アガタは答えました。「あの方は生死の道理を悟り、輪廻を断ち切ることを誓い、菩提の因を修めて解脱の果を求め、髪と鬚を剃り、法衣を身にまとい、身心を清らかにしています。これを出家と言います。」 太子はこれを聞いて心が躍り、すぐに馬から降りて苾芻に尋ねました。「どのように出家するのですか？また、どのような利益があるのですか？」苾芻は答えました。「出家というものは、親しい愛着を離れ、栄華や楽しみに執着せず、常に清らかな行いを修め、戒律を堅く守り、煩悩の塵を捨て去り、感覚器官と意識の束縛を断ち、虚妄の思いを生じさせず、真実の行いを成長させる。このように修行を進めることを、出家と言うのです。」 太子はこれを聞いて感嘆して言いました。「素晴らしい！あなたは大丈夫です。この濁った世の中で、よく自らを調伏し、よく精進して求めておられる。これこそ真の出家であり、真の善き友です。」そう言って頂礼し、馬に乗って宮殿に帰りました。 そして宮中で、出家の法について深く思惟しました。その行いは非常に素晴らしく、その理は非常に深遠で、王宮を厭い離れ、解脱を求めようと心に決めたのでした。

時淨飯王問阿誐多曰：「太子出遊有何所見，得悅樂不？」阿誐多逡巡具白上事。王聞所奏，又復思惟：「相師曾言，若不出家必作輪王。我須今辰別設方便，令彼太子斷出家意。」即告悉達多：「迦里沙迦聚落，國之重地，汝今往彼代吾撫臨，當使一方人民和悅。」太子聞已迷悶不樂，晝夜思念專求出家，未遂本心，往赴迦里沙迦聚落。行至路次，有五大寶藏從地涌出。主藏神等白言：「太子！此等寶藏菩薩所有，唯願菩薩為我受之。」太子告言：「此等寶藏眾寶所聚，有情愛著非我所求。」主藏之神聞菩薩言，知不領納，即率同類入於大海。

> ある時、浄飯王が阿誐多に尋ねました。「太子はお出かけになって、何を見て、楽しまれたか？」 阿誐多はためらいながら、一部始終を詳しく申し上げました。 王はその報告を聞き、また考えました。「相士が以前、もし出家しなければ必ず転輪聖王になるだろうと言っていた。今こそ別の手を打ち、太子の出家の思いを断たせねばならない。」 そこで、悉達多に告げました。「迦里沙迦の集落は国にとって重要な地である。そなたに代わってそこを治め、住民たちを和ませなさい。」 太子はこれを聞いて、心が沈み、楽しまず、昼夜問わず出家のことばかりを思い、心はまだ果たされないまま、迦里沙迦の集落へ向かいました。 道中、五つの大きな宝の蔵が地から湧き出ました。 蔵の守り神たちが申し上げました。「太子よ、これらの宝蔵はすべて菩薩さまのものです。どうかお受け取りください。」 太子はお答えになりました。「これらの宝蔵は多くの宝が集まったものであり、生きとし生けるものはそれに執着する。しかし、それは私の求めるものではない。」 蔵の守り神たちは太子のお言葉を聞き、お受けにならないと知り、仲間たちと共に大海へと入っていきました。

爾時太子漸次前行，至迦里沙迦聚落之界，見有多人，各執牛具，苦力耕種，手脚麤惡，塵土坌身，衣服破弊，飢渴無力，如是種種苦惱逼迫。太子宿懷慈愍，見之驚問。左右告曰：「此是太子部內耕種之人。」太子聞之，即令：「放免丁壯、牛畜，任自營生，不令官司更有拘檢。」作是語已，即往閻浮樹下，結跏趺坐而入禪定。其諸臣僚僮僕吏民，亦於樹下圍繞侍立。經於食時，淨飯王心自思惟：「太子出外已過時約，由未迴歸，我當自往觀視太子。」即嚴車駕出臨聚落，至閻浮樹下，乃見太子入三摩地身心不動，日色雖轉，樹影不移。時淨飯王歎言：「善哉，善哉！大威德！大丈夫！甚為稀有，日行不住樹影不移。」以頭至地禮菩薩足，而說偈言：

> その時、太子は次第に進み、ガリサカの村の境界に至った。そこには多くの人々が、牛具を手に執り、苦労して田畑を耕していた。手足は荒れ、塵埃にまみれ、衣服は擦り切れ、飢えと渇きに耐え、力もなく、様々な苦しみに苛まれていた。 太子はもとより深い慈悲の心を抱いており、その様子を見て驚き、側近に問われた。 側近が答えて申し上げた。「これらは太子の領内で耕作に従事する者たちでございます。」 太子はこれを聞くと、すぐに命じられた。 「壮年の男子と家畜の牛はすべて解放し、各自が自由に生業を営めるようにせよ。官憲がさらに拘束することのないように。」 そう言われると、太子は閻浮樹（えんぶじゅ）の下へと向かい、結跏趺坐（けっかふざ）して禅定に入られた。臣下や召使、民たちも、その木の下に集まり、取り囲んで侍り立った。 食事の時を過ぎると、浄飯王（じょうぼんのう）は心の中で思われた。 「太子が外出してから、すでに約束の時刻を過ぎている。まだ戻らないので、私が自ら出向いて太子の様子を見に行こう。」 そこで車を整えて村へと出向き、閻浮樹の下に至ると、太子が三昧（さんまい）に入り、心身ともに動かずにおられるのをご覧になった。日は傾いたが、木の影は動かなかった。 時に、浄飯王は嘆じて言われた。 「善きかな、善きかな。大いなる威徳よ、大いなる丈夫よ。まことに稀有である。日は歩みを止めずとも、木の影は動かないとは。」 そして頭を地につけて菩薩の足を礼拝し、偈（げ）を説いて言われた。

「善哉！大丈夫！ 世間甚稀有；生時放光明， 大地皆振動。今坐閻浮樹， 日轉影不移；時眾普見聞， 我今歸命禮。」

> 「すばらしい！なんと素晴らしいお方でしょう。 世にもまれなお方がお生まれになりました。 お生まれのときには光を放ち、 大地はすべて震え動きました。 今、閻浮樹の下にお坐りになると、 日の影さえも動かずにとどまります。 すべての人々がこの業（わざ）を見聞きしました。 私は今、心から帰依し、敬礼いたします。」

爾時太子從禪定起，即乘車輦歸迦毘羅城。經尸陀林，見彼林中而有死人，裸形臭惡支體壞爛，於其世間深生厭離。王與太子入迦毘羅城，時有相師瞻見太子威德殊異，告淨飯王：「今此太子，於七日內若不出家，定有轉輪聖王之位。」爾時相師，即說偈言：

> その時、太子は禅定から立ち上がり、車に乗ってカピラヴァストゥの都へと帰られた。通りすがりの屍陀林で、林の中に死体があるのをご覧になった。裸で、臭く、手足は腐り爛れていた。太子はその世の中に対して深く厭離の念を起こされた。 王と太子がカピラヴァストゥの都に入られた時、ある相術師が太子の威徳が特に優れているのを見て、浄飯王に申し上げた。「この太子は七日以内に出家なされなければ、必ず転輪聖王の位を手にされるでしょう。」その時、相術師は偈を唱えた。

「大王今當知， 悉達多太子，七日不出家， 當作輪王位，統領四大洲， 富有於七寶；如成正等覺， 法財救世間。」

> 「大王よ、今こそお聞きください。 　シッダールタ太子は、 あと七日、出家なされなければ、 　転輪聖王の位につき、 四大州を統べ治め、 　七宝をことごとく備えられるでしょう。 しかし、もし悟りを開かれれば、 　真理という宝をもって世の中を救われるのです。」

爾時相師說此偈已，太子進車而漸前行。時有釋種名迦羅叉摩，其女名蜜里誐惹，瞻見太子威儀尊重，而興讚歎。於太子前即說偈言：

> その時、相師がこの偈を唱え終えると、太子は車を進めて徐々に進んで行かれました。そこに、釈迦族の迦羅叉摩という人の娘で、蜜里誐惹という名の娘がおりました。彼女は太子の威厳と品位ある振る舞いを見て、敬嘆の念を抱き、太子の前で次のような偈を唱えました。

「父得解脫樂， 母身亦復然；生此悉達多， 願與我為夫。當成二足尊， 圓證涅槃法；名聞遍十方， 我今歸命禮。」

> 「父が解脱の楽しみを得たように、 母もまた同じく幸せでありますように。 このシッダールタをお生みになった方、 私の夫となってくださいまし。 やがて人々の尊い導き手となり、 完全に悟りの境地に達し、 その名声は世界の隅々まで広まるでしょう。 私は今、心から敬い、お仕え申し上げます。」

爾時太子聞是伽陀心生歡喜，即以真珠、瓔珞承其威力，入窓牖中安著女項。時淨飯王見是事已，即以二萬宮人圍繞蜜里誐惹女入於王宮。爾時太子有三夫人：耶輸陀羅、虞閉迦、蜜里誐惹；及六萬宮人朝夕供侍，心無愛著專求捨棄。時淨飯王知是事已，告諭三王：「有婆羅門相我太子，若七日內不令出家，必作轉輪王；汝等諸王於七晝夜可共守護。」復起民眾造七重城，七重壕塹，城安鐵門，於門上下遍置鈴鐸，若開門時鈴聲振響一由旬外。

> その時、太子はこの偈を聞いて心から喜び、真珠や瓔珞（宝飾品）を、その力によって窓から差し入れ、女の首に掛けました。すると、浄飯王はこの出来事を見て、二万の宮女たちを引き連れて、蜜里誐惹女を王宮に入れました。 そのとき、太子には三人の夫人がいました。耶輸陀羅（ヤショーダラー）、虞閉迦（ウピカー）、蜜里誐惹（ミリカー）です。そして六万の宮女たちが朝夕に侍りましたが、太子の心には執着はなく、ただ捨て去ること（出家）を求めていました。 浄飯王はこのことを知り、三人の王に告げました。「ある婆羅門が我が太子を占ったところ、七日以内に出家させなければ、必ず転輪聖王（全世界を治める王）となるという。あなた方諸王は七昼夜の間、共に守護しなさい。」また、人々を動員して七重の城壁、七重の堀を築かせ、城門には鉄の扉を設け、門の上や下には鈴や鐸（かね）を一面に取り付け、門が開く時には鈴の音が一由旬（約14キロメートル）先まで響くようにしたのでした。

爾時太子於其內宮，與諸宮人妓舞作樂，晝夜無異。時淨飯王詔令群臣，於諸禁掖處處防衛，仍遣四兵——象、馬、車、步——於城四門分布巡察。時淨飯王在城東門，斛飯王在城南門，白飯王在城西門，甘露飯王在城北門，各領臣僚夜不睡眠專心守護。復命大臣摩賀曩摩，於其夜分不住來往巡歷四門，警覺軍眾令不睡眠。

> その頃、太子は宮殿の中で、女官たちや舞姫たちとともに、昼夜の別なく遊楽にふけっていました。そこで浄飯王は家臣たちに命じ、宮中のあらゆる出入り口に厳重な警備を敷かせました。さらに、象兵、馬兵、車兵、歩兵の四部隊を、城の四つの門それぞれに配置して巡察させました。 浄飯王は城の東門に、斛飯王は南門に、白飯王は西門に、甘露飯王は北門に配置され、それぞれ家臣たちを率いて、夜も眠らずに専心して守護に当たりました。さらに、大臣の摩賀曩摩には、夜の間中、絶えず四つの門を巡視させ、兵士たちを警戒させて眠らせないようにしました。

爾時摩賀曩摩領其人眾巡至東門，而即問言：「何人在此不睡守護？」時淨飯王告言：「我今在此躬自防衛。」摩賀曩摩告言：「大王！若不睡眠無諸過失。」時摩賀曩摩，即說偈言：

> その時、マハーナーマは人々を率いて東門まで巡察し、「誰がここで眠らずに守っているのか」と問いました。そこで浄飯王が答えました。「私が自らここを守護している。」マハーナーマは王に告げました。「大王よ、もし眠らずにいれば、過ちはありません。」そしてマハーナーマは、次の偈を唱えました。

「耽睡人如死， 亦如魔魅人；若能止其睡， 過咎必不生。」

> 「眠りに耽る者は、死しているかのようであり、また魔物に取り憑かれた人のようです。 もしその眠りを止めることができれば、過ちは必ず生じないでしょう。」

爾時摩賀曩摩說此偈已，即往南門而復問言：「此有何人不睡守護？」時斛飯王告言：「我今在此專心防衛。」摩賀曩摩告言：「大王！若不睡眠無諸過失。」時摩賀曩摩，即說偈言：

> その時、マハーナーマンはこの偈を唱え終えると、すぐに南門へ向かって尋ねました。「ここでは、眠らずに守っているのはどなたですか？」すると、コーダーダナ王が答えました。「私が今ここで、心を集中して警護しています。」マハーナーマンは王に告げました。「大王よ、もし眠らずにいられるなら、過ちは何も起こりません。」そしてマハーナーマンは、ただちに次の偈を唱えました。

「人睡亦如死， 須知有睡魔；若能止得睡， 過咎必不生。」

> 「人が眠ることは、まるで死んでいるのと同じだ。 しかし、そこに眠りの魔物が潜んでいることを知らねばならない。 もしこの睡魔を抑えきることができれば、 過ちを犯すことは決してないだろう。」

爾時摩賀曩摩說此偈已，即往西門而復問言：「此有何人不睡守護？」時白飯王告言：「我今在此專心防衛。」摩賀曩摩告言：「大王！若不睡眠無諸過失。」時摩賀曩摩，即說偈言：

> その時、マハーナーマンはこの偈を唱え終えると、西門へ向かい、再び問いかけた。「ここには、眠らずに守っている者は誰かいますか？」すると、白飯王が答えた。「今まさに私がここで一心に防衛しております。」マハーナーマンは言った。「大王よ、もし眠らずにいられるなら、何の過失もありませぬ。」そして、マハーナーマンは偈を唱えた。

「耽睡如飲酒， 醉入於曠野；過失即隨生， 是故須止睡。」

> 眠りにふけることは、酒を飲むようなもの。 酔って荒野に迷い込めば、 過ちがすぐに生じてしまう。 だからこそ、眠りを慎まねばならない。

## 佛說眾許摩訶帝經卷第四

> 佛説衆許摩訶帝經 巻第四