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title: "雜譬喻經 · 9"
description: "雜譬喻經是一部漢譯佛教經典，具體作者已不可考，相傳由古代印度佛教僧侶所集結。該經於東漢至魏晉時期傳入中國，並由多位譯師逐步譯出，是早期譬喻類佛經的重要代表。全經通過大量生動的寓言故事和譬喻，深入淺出地闡釋佛教因果、無常、修行等核心教義，旨在引導眾生覺悟。該經不僅具有極高的文學價值，其內容貼近生活、易於理解，在佛教通俗教化與義理傳播中佔有獨特地位，對漢傳佛教民間信仰與文化影響深遠。"
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### （九）

> （九）

昔雪山有白象王，身有六牙，主二萬象。象王有二夫人，一人年長、一人年少，每出遊戲時夫人挾左右。時王出戲，道過一大樹，樹花茂好，欲取二夫人身上以為光飾。鼻絞樹而搖逍之，風吹樹花獨落大夫人上，小夫人在下風不得華，謂王為有偏意，內生毒心。後王池中生一金色千葉蓮花，小象見之取持上王，王得以與大夫人使著頭上；小夫人遂益妬忿，念欲害王。雪山中多有道士，於是小夫人採取美果每供養百辟支佛，以後山上臨一嶮處而自誓願：「持是前後施辟支佛福報生於人中，有豪勢、自識宿命，害殺此象王。」即便放身自投山下而死。

> 昔、ヒマラヤ山に六本の牙を持つ白い象の王がいました。その象王は二万頭の象を従え、二人の妃がいました。一人は年長で、もう一人は若い妃でした。外出して遊ぶ時はいつも、二人の妃が左右に寄り添いました。 ある時、象王が遊びに出かけ、大きな木のそばを通りかかりました。その木には花が美しく咲き乱れていました。象王はその花を妃たちの身に飾ろうとして、鼻で木を揺らしました。風に吹かれて花が散り、年長の妃の上にだけ落ちました。風下にいた若い妃には花が一つも当たりませんでした。若い妃は「王は偏愛している」と思い、心に毒を宿しました。 その後、王の池に金色の千弁の蓮華が咲きました。子象がそれを見つけて王のところへ持って行き、王はそれを年長の妃に頭につけるよう与えました。これを知った若い妃は、ますます嫉妬と怒りにかられ、王を害しようと考えるようになりました。 ヒマラヤ山中には多くの修行者がいました。そこで若い妃は美味しい果物を集めて、毎日百人の辟支仏に供養しました。その後、山の上の険しい崖の上に立ち、こう誓いました。「この度の辟支仏への布施の功徳によって、人間に生まれ変わり、勢力のある家に生まれ、過去世を覚えていて、この象王を殺してやろう。」そう言って、身を投げ山の下で死にました。

神來生人間，為長者女，明慧遠識端正無比。其女長大，國王聘為夫人，愛重之。夫人念言：「今真得報宿怨矣！」便以梔子黃面委臥稱病。王入問之，答曰：「夜夢見象，頭有六牙，欲得其牙持作釵耳。王若不得此象牙者，病日篤矣！」王素重之不敢違意，即召國中諸射獵者得數百人，而告之言：「汝等山中頗見有白象身有六牙者不？」皆言：「未曾見也！」王意不樂，使夫人呼獵者共道此意。夫人言：「此間近處實無此象，汝眾中誰有能耐苦大膽者乎？」有一人長跪曰：「我最可矣！」於是夫人與萬兩金，與其鐵鉤、斧鑿及法衣一具，告之：「汝徑詣雪山中，道當有大樹，左右有蟒，身長數百丈不可得近，斧鑿穿樹從中過去。前行當見大水，有樹木臨水上，取鐵鉤鉤上樹，尋枝進而前度至象所住。視其常可頓止處，當下作深坑薄覆其上，在中伺象來時，以箭射之。即著袈裟如沙門法，象奉三尊終不害汝。」獵者受教即涉道去，七年七月七日到象所止處，作坑入其中。須臾象王還，獵者以毒箭射之，象被此箭不從遠來，便以鼻撈其邊地，見坑中人，即問：「何人？」其人大怖懼自首言：「我是應募人。」象王即知是夫人所為，自截其牙用與獵者。語人言：「汝還去，諸象見汝即當害卿，教却行去，群象必當尋迹追汝。」象王以威神將護，七日之中得出部界，還至本國以象牙與夫人。夫人得之反覆視之，且喜且悔，未幾吐血死近。

> ある時、神が人間に生まれ変わり、長者の娘となった。彼女は賢く聡明で、見識が広く、その美しさは比類がなかった。成長すると、王に后として迎えられ、寵愛された。后は心の中で思った。「今こそ、かつての恨みを晴らす時だ。」そこで、彼女は梔子の実で顔を黄色く塗り、病気と偽って床に伏せた。 王が見舞いに来ると、后は答えた。「昨夜、六本の牙を持つ象を夢に見ました。その牙を手に入れて、かんざしにしたいのです。この象牙を手に入れられなければ、私の病気はますます悪くなるでしょう。」王は常々后を大切にしており、彼女の願いを拒むことはできなかった。そこで国中の狩人たちを集め、こう告げた。「お前たちは山の中で、六本の牙を持つ白い象を見たことはないか？」狩人たちは皆、「一度も見たことがございません」と答えた。王は不満に思い、后に狩人たちを呼んで、この事情を話させた。 后は言った。「この近くには確かにそのような象はいません。あなたたちの中で、苦労を厭わず、大胆な者は誰かいませんか。」一人の男がひざまずいて進み出て言った。「私こそがその任に耐えます。」そこで后は彼に一万両の金と、鉄の鉤、斧、鑿、そして法衣一揃えを与え、こう告げた。「あなたは雪深い山へ向かいなさい。道中には大木があり、その左右には体長数百丈の大蛇がいて、近づくことはできません。斧と鑿で木に穴を開けて通り抜けなさい。進むと大きな水辺があり、水面にまで枝を伸ばした木があります。鉄の鉤でその枝に引っかかり、枝を伝って進み、象の住処に至りなさい。象がよく休む場所を見つけたら、地面に深い穴を掘り、上を薄く覆い、その中に隠れて象が来るのを待ち、矢で射なさい。その時は、僧侶の作法に従って袈裟を着なさい。象は三宝を敬うので、決してあなたを害することはありません。」 狩人は教えを受け、旅に出た。七年七ヶ月七日目、ようやく象の住処にたどり着き、穴を掘ってその中に隠れた。やがて象王が戻ってきた。狩人は毒矢を放って象を射た。矢を受けた象は遠くから来たのではなく、鼻で辺りを探り、穴の中に人がいるのを見つけて尋ねた。「お前は何者だ？」狩人は非常に怖がり、自ら名乗り出て言った。「私は召しに応じて参りました者です。」象王はすぐにこれが后の仕業であると見抜き、自らの牙を切り落として狩人に与えた。そして言った。「あなたは帰りなさい。他の象たちはあなたを見れば必ず害そうとするでしょう。ですから、後ろ向きに歩いて去りなさい。そうすれば群れの象たちがあなたの足跡を追うでしょう。」象王はその神通力で狩人を守り、七日間で彼を象の縄張りの外に導き出した。 狩人は国に戻り、象牙を后に差し出した。后はそれを受け取り、何度も何度も眺めては、喜びと後悔が入り混じった。間もなく彼女は血を吐いて亡くなった。

釋迦文佛在世時，天、龍、鬼神、四輩弟子大會說法，坐中有大比丘尼，遙瞻視佛便大聲笑，須臾復舉聲哭，眾坐中無不怪者。阿難問佛：「云何此比丘尼得阿羅漢，何因且悲且喜不能自勝？願聞其事。」佛告阿難：「爾時白象王者我身是，夫人者今瞿夷是，小夫人者今比丘尼是，以得神通識往昔事，所以悲者，不事心所喜，笑者，賊害善人更從得道。」眾會聞，皆念曰：「與世尊作惡因緣猶尚得度，況有道德之因緣乎！」一切眾會皆發無上正真道意，願及十方廣度一切。

> 釈迦牟尼仏が在世の時、天・竜・鬼神・四輩の弟子たちが集まって説法が行われていました。その席に一人の大比丘尼（すぐれた尼僧）がいましたが、遠くから仏様をじっと見つめて大声で笑い、しばらくしてまた声をあげて泣き出しました。集まった人々の中で怪しまない者はありませんでした。 阿難が仏に尋ねました。「なぜこの比丘尼は阿羅漢の位を得ているのに、喜んだり悲しんだりして自分を抑えられないのでしょうか。その理由をお聞かせください。」 仏は阿難に告げました。「その時、白象の王であったのが今の私です。夫人は今の瞿夷（くい）であり、小夫人は今のこの比丘尼です。彼女は神通力によって過去世の出来事を記憶しているのです。悲しむのは、心から愛する者に仕えられなかったからであり、笑うのは、善人を害した者もかえって道を得たからです。」 この話を聞いた一同は皆こう思いました。「世尊に悪い縁を結んでもなお救われるのだから、ましてや善い因縁を持つ者はなおさらではないか！」集まった人々は皆、無上の正しい悟りを求める心を起こし、十方のあらゆる衆生を広く救おうと願いました。