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title: "佛本行集經 · 14 常飾納妃品"
description: "佛本行集經是隋代高僧闍那崛多翻譯的一部重要佛教經典，屬於佛陀傳記類文獻。該經詳細記載了釋迦牟尼佛從誕生、出家、成道到涅槃的完整生平事蹟，內容涵蓋佛陀前世因緣、降生王宮、四門出遊、捨棄王位、苦行悟道、初轉法輪等重要事蹟。闍那崛多作為隋代著名譯經師，其譯本語言流暢，保存了印度佛教原始風貌。此經在漢傳佛教中具有重要地位，是研究佛陀生平及早期佛教思想的重要典籍，為後世佛教史傳文學的發展奠定了基礎，對佛教修行者理解佛陀教法具有指導意義。"
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## 佛本行集經卷第十三

> 『仏本行集経』 巻第十三

隋天竺三藏闍那崛多譯

> 隋の天竺三蔵僧侶、闍那崛多訳

### 捔術爭婚品下

> 競技と結婚の章（下）

「爾時，太子報頞誰那大算師言：『汝等諦聽！其一由旬，微塵多少，漸漸積滿一阿芻婆，如是更復一那由他，更復二十億那由他百千，復六十億百千，復三十二億，復五百千，復一百千。如是等數，微塵多少，總計足滿此一由旬。如是次第，展轉而數由旬大小。此閻浮提，縱廣正等，七千由旬；西瞿耶尼，八千由旬；東弗婆提，九千由旬；北欝單越，十千由旬。是一三千大千世界由旬之數。縱廣如是，次第大小，依此由旬，如是計取，若干百由旬，若干千由旬，若干百千由旬，其一由旬，復有若干微塵之數，總計可得。所以者何？此之計數，過一切數，故名算計，不可數得、不可計知，諸微塵等，三千大千世界之內，所有之者。』

> そこで、太子は大算師の頞誰那に告げて言われた。 「あなたがたはよく聞きなさい。一由旬の中にどれだけの微塵があるかというと、まずそれが徐々に積もって一阿芻婆を満たし、さらにそれが一那由他、さらに二十億那由他百千、六十億百千、三十二億、五百千、一百千となる。これらの数の微塵をすべて合わせると、ちょうど一由旬を満たすことになる。 このように順を追って計算を続け、由旬の大きさを数えていく。この閻浮提は、縦も横も七千由旬である。西の瞿耶尼は八千由旬、東の弗婆提は九千由旬、北の欝単越は一万由旬である。 これが一つの三千大千世界における由旬の数であり、その縦と横の大きさはこの通りである。さらに順に大小を重ねて、この由旬に基づいて計算すれば、あるものは百由旬、あるものは千由旬、あるものは百千由旬というように数えられ、その一つの由旬にもまた多くの微塵の数がある。それらをすべて合計すれば、その総数が得られるのである。 なぜかといえば、この計算の数は、あらゆる数を超えているからである。ゆえに「算え計る」と言っても、三千大千世界の中にあるすべての微塵は、数え得ることも、計り知ることもできないのである。」

「時頞誰那大算計師，及諸釋種一切宗族，生大歡喜，踊躍無量，遍滿其體，不能自勝，身上唯留一箇單衣，餘衣悉解，以施太子。復脫無量無邊瓔珞，散施太子，而讚歎言：『善哉善哉！太子甚深，快知快解。如是次第，於算計中，太子復勝。所謂書數智計淵玄，太子無比。』彼等諸釋，而作是言：『我等已知，今此太子，於書算中，最勝無比。其次戎仗兵法須試，是誰最勝？是誰最勝？』

> その時、大いなる計算師であった頞誰那（アスラ）と、釋迦（シャカ）族の者たちは皆、大きな喜びに満ち溢れた。 あまりの喜びに我を忘れ、身にまとっていたものは一着の下着だけを残し、他の衣はすべて脱いで太子に布施した。また、数えきれないほどの宝飾の首飾りを解き、太子に惜しみなく施し、こう讚歎した。 「素晴らしい、素晴らしい。太子様は非常に深く、素早く理解され、見事に解き明かされました。このようにして、計算の技においても、太子様はさらに勝っておられます。いわゆる、文字の読み書きや数の計算、智慧の深遠さにおいて、太子に並ぶ者はおりません。」 彼ら釋迦族の者たちは、こう言った。 「我々はもう分かった。この太子様は、読み書きや計算において、最も優れて比類なき方だ。次に、武術や兵法の試しがある。それでは、誰が最も優れているのか？誰が最も勝っているのか？」

「爾時彼諸釋種宗族，推其姓中一大臣名娑呵提婆，置為證察，而白之言：『大德和上！願好用心，觀何童子武技之中誰最勝妙？所謂不空，及聞聲等，射遠射剛，挽強牽臂。』

> その時、釈迦族の一門は、一族の中で大臣であるサハーデーヴァ（娑呵提婆）という者を選び出し、公平な審判として告げて言いました。 「尊い方よ！どうかよく注意を払って、若者たちの中で、武術の技が誰が最も勝れているかを見定めてください。その技とは、不空（目標を外さない射撃）や聞声（音を聞いて射る技）といったもの、遠くへ射る力、固いものを射抜く力、強い弓を引き絞る力などです。」

「爾時戲場為阿難陀童子，置立安施鐵鼓，去於射所二拘盧奢，以為其表；提婆達多童子所射，安置鐵鼓四拘盧奢；乃至為於難陀童子，安置鐵鼓六拘盧奢；為於大臣婆私吒氏摩訶那摩，安置鐵鼓八拘盧奢。如是次第，自餘童子，各各相去，隨遠及近，安置射表；為於悉達太子，安置十拘盧奢，牢剛鐵鼓以為射表。

> その時、見せ場としてアーナンダ童子のために鉄の太鼓を据え、射場から二クローシャ離れた場所を標的とした。デーヴァダッタ童子のために鉄の太鼓を四クローシャの距離に置き、ナンダ童子のためには六クローシャ、大臣のヴァシシュタ家のマハーナーマンのためには八クローシャの距離にそれぞれ配置した。このように順に、他の童子たちのためにもそれぞれ遠近に応じて射的の標的を設け、シッダールタ太子のためには十クローシャの距離に頑丈な鉄の太鼓を置いて標的とした。

「時阿難陀彎弓射彼二拘盧奢所置鐵鼓纔得中及，以外更遠則不能過。提婆達多童子所射四拘盧奢安置之鼓，射而即著，更不能過。

> その時、アーナンダ（阿難）は弓を引いて、二クローシャ離れたところに置かれた鉄の太鼓を射抜いたが、それより遠くには届かなかった。 デーヴァダッタ（提婆達多）の童子が射た矢は、四クローシャ先の太鼓に命中したが、それより先へは届かなかった。

「摩訶那摩大臣所射八拘盧奢鐵鼓得著，遠不能過。是諸釋子，各各所立鐵鼓遠近悉皆射著，其分已外不能越過。

> 摩訶那摩大臣が射た八拘盧奢の鉄の鼓には矢が命中したが、それ以上遠くへは届かなかった。これらの釈迦族の者たちも、それぞれが設置した鉄の鼓の距離に応じて全て命中させたが、自分の範囲を越えることはできなかった。

「爾時次第至悉達多太子欲射，有司進上所奉之弓，太子暫欲以手施張，按弓強弱，拼弦牢靳，其弓及弦應時碎斷。悉達太子即便問言：『此之城內，誰有好弓，堪我牽挽，禁我氣力？』時淨飯王心懷歡喜，即報言：『有。』太子問言：『大王言有，今在何處？』王報太子：『汝之祖父，名師子頰，彼有一弓，見在天寺，常以香花，而供養之。然其彼弓，一切城內釋種眷屬，乃至不能施張彼弓，况復牽挽？』太子語言：『大王！速疾遣取弓來。』是時使人，將彼弓來，既至眾中先持授於一切釋種諸童子輩，所執之者，不能施張，況復欲挽？其後次將付與摩訶摩那大臣，時彼大臣盡其所有一切身力，不能施張彼弓之弦，況復牽挽？然後乃將奉進太子。太子執已，安坐不搖，微用少力，不動身體，左手執弓，右手捋弦，以指纔挽，而拼作聲。彼聲遍滿迦毘羅城，城內所有一切人民，悉皆恐怖，各各問言：『此是何聲？』或復有人，從他聞言：『悉達太子取其祖父師子頰王所用之弓，而暫施張牽挽作聲。為此因緣，淨飯大王將於無量無邊諸物，用供太子。』是時太子施張彼弓右手執箭，出現如是微妙身力，牽挽彼箭，平胸而射，過阿難陀及提婆達乃至大臣摩訶那摩三人等鼓，其箭射逮十拘盧奢所安置處，皆悉洞過，沒於虛空。爾時，諸天在於虛空，而說偈言：

> その時、次第に悉達多太子が弓を射ようとされた。役人が差し出した弓を、太子が手に取って張ろうとし、弓の強さを確かめようと弦を引くと、その弓と弦はたちまち砕けてしまった。そこで悉達多太子は尋ねられた。 「この町に、私の力に耐え、私が引くにふさわしい良い弓はないのか？」 これを聞いた浄飯王は喜び、答えた。「ある。」 太子が「あると王は言われるが、どこにあるのですか？」と尋ねると、王は答えた。 「あなたの祖父、師子頰（ししのほお）王が使っていた弓が一つ、今は天の寺院にあり、常に香花を供えて祀られている。しかし、その弓は町中の釈迦族の者たちでさえ、張ることすらできず、ましてや引くことはできないのだ。」 太子は言われた。「大王よ、急いでその弓を取ってきてください。」 使いの者がその弓を持って来た。まず、集まったすべての釈迦族の若者たちに渡されたが、彼らは張ることすらできず、ましてや引くことはできなかった。次に大臣マハーナーマに渡されたが、彼も全力を尽くしても弓の弦を張ることすらできず、引くことはなおさらできなかった。 最後に、その弓は太子に差し出された。 太子はそれを受け取り、座ったまま微動だにせず、少しの力も使わずに、左手で弓を、右手で弦を持ち、指で軽く引き絞ると、音を立てた。 その音はカピラ城中に響き渡り、中のすべての人々が恐れ、互いに尋ね合った。 「この音は何だ？」 ある人は他の人から聞いて言った。 「悉達多太子が祖父師子頰王の弓を手に取り、張って引かれた音だ。そのため、浄飯王は無数の品々を太子に捧げられたそうだ。」 その時、太子はその弓を引き、右手に矢を持ち、微細な身体の力を示して、胸の高さで矢を引いて射られた。その矢は、アーナンダ、デーヴァダッタ、さらに大臣マハーナーマの三人の太鼓を次々と貫き、十クローシャ先に置かれた標的さえも見事に射抜き、虚空へと消えていった。 その時、天の人々が虚空にいて、偈を唱えた。

「『如是最勝善地中， 坐於往昔諸佛座，摩伽陀國人民眾， 今覩利箭善勝弓。六度成就智慧力， 降伏一切諸怨敵，天魔煩惱及陰等， 當得常樂我淨因。不退菩提真實道， 永斷生死苦根栽，病老憂畏悉蠲除， 證彼涅槃微妙智。』

> 「この最勝の善き境地において、 過ぎ去りし諸仏の座に坐す。 マガダ国の人々よ、見よ、 いま善き弓と利き箭を。 六度の成就による智慧の力で、 すべての怨敵を降伏せしめ、 天魔、煩悩、そして陰などを超え、 常・楽・我・浄の因を得る。 退くことなき菩提の真実の道、 生死の苦しみの根を永遠に断ち、 病・老い・憂い・恐れをすべて除き、 涅槃の微妙なる智慧を証す。」

「爾時諸天說是偈已，各將種種天妙雜花，散太子上，散已忽然沒身不現。是時太子所射之箭，天主帝釋從虛空中，秉執將向三十三天。至天上已，為此箭故，於彼天中，建立箭節，常以吉日，諸天聚集，以諸香華，供養此箭。乃至於今，諸天猶有此箭節日。

> その時、天の人々はこの詩を唱え終えると、それぞれが様々な天の美しい花を太子の上にまき散らした。そして、まき終えると、忽然と姿を消して見えなくなった。 その時、太子が放った矢を、天主である帝釋天（たいしゃくてん）が虚空から手に取り、三十三天（とりとむすびの天）へと持ち帰った。天に上がった後、この矢のために、その天のなかに「箭節（せんせつ）」と呼ばれる祭りを設け、常に吉日には天の人々が集まり、香や花を捧げてこの矢を供養した。そして今日に至るまで、天の人々の間には、この「箭節」の日の行事が受け継がれているのである。

「爾時釋種諸眷屬等，復作是言：『悉達太子射技最遠，已勝眾人。今更須試射䩕之物，是誰能過？』是時彼地，相去不遠，自然而有多羅樹行。其中或有諸釋童子用一箭射，即穿過於一多羅樹，或有穿過二多羅樹，或三或四及過五者；是時太子，執箭一射，即便穿過七多羅樹，彼箭穿七多羅樹已，箭便墮地碎為百段。時諸釋種，復更別立鐵猪之形，其內或有釋種童子，執箭射一鐵猪形過，或二三四及過五者；太子執箭一射，便穿七鐵猪過。七猪過已，彼箭入地，至於黃泉，其箭所穿，入地之處，即成一井，於今人民，常稱箭井。時諸釋族，復更立於七口鐵甕，滿中盛水，其中或有釋種童子，熟燒箭鏃極令猛赤，而用射於一鐵甕徹，或二或三止至四五；太子執彼燒熱赤箭，一射便過七鐵水甕，去甕不遠，即有一大娑羅樹林，其箭過已，悉燒彼林，一時蕩盡。時諸釋族復作是言：『射䩕技能，太子已勝。今復試斫，須一下斷。』其中或有諸釋種子，手執利劒，一下斫一多羅樹斷，或二或三，乃至四五；太子之手執於劒已，一下斫七多羅樹斷，而彼七根多羅之樹，雖復被斫，其樹不倒。彼諸釋種作如是言：『太子不能斫一樹徹。』是時色界淨居諸天，即便化作大猛威風，吹彼樹倒。其次難陀，將一束竹來太子前，其內密置按摩所用鐵棒著中，以奉太子。太子見此一束之竹，不謂其間有於鐵棒，不用多力，左手執劒，一下釤斷，譬如壯士手執利刀斫一莖竹，或斫一箭。如是如是，太子釤彼按摩鐵棒，謂言竹束，左手執劒，不用多力，一下斬斫，隨時徹過。時諸釋種復作是言：『已試斬斫，太子最勝。今復更須作諸象技跳擲上下，誰復為能？』其中復有諸釋童子，從象鼻前，跳上象背；或有童子，從脚跳上；或有童子，從尾跳上。其跳上時，或手執持麁大鐵棒，或執鐵輪，或執鐵排，或執戟槊，或執長刀；左執跳上，上已右接，即以擲地。太子跳時偝立却走，脚蹋象牙，上於象頂，左手執持種種諸器，或棒或輪，或棑或槊，及以長刀，左執右擲，右執左擲，而投於地。諸釋種族，既不能及，復作是言：『今須馬上，更共相試。』其中或有釋種童子，手執槊騰或執箭跳，從於一馬，騎第二馬，槃槊弄刀；或復以箭，射於指環，或有遇中，或不著者；或有釋子，跳過二馬，騎第三馬，乃至射著及以不著；或跳三馬，跳已即便騎第四馬，射著不著；或跳四馬，騎第五馬，及著不著。太子是時，手執於槊，或執弓箭，跳過六馬，騎第七馬，箭射乃至頭髮毛端，皆悉得著。如是次第，或於車上，示現輕便，或現筋陡。

> そこでシャーキヤ族の一族たちが、またこう言った。「シッダールタ太子は弓矢の射程が最も遠く、すでに皆に勝っている。今度はさらに、的に矢を突き通す技を試そう。誰がこれを成し遂げられるか？」その時、そこからほど近い場所に、自然と何本もの多羅の木の並木があった。あるシャーキヤ族の若者は一本の矢で一本の多羅の木を貫き、ある者は二本、また三本や四本、五本を貫いた。その時、太子は弓を引き、一射すると七本の多羅の木を貫いた。その矢は七本の木を貫いた後、地に落ちて百片に砕けた。 そこでシャーキヤ族の人々は、さらに鉄で作った猪の像を立てた。その中で、ある若者たちは一本の矢で一つの鉄の猪を貫き、ある者は二つ、三つ、四つ、五つを貫いた。太子は弓を引き、一射で七つの鉄の猪を貫いた。七つを貫いた後、その矢は地中に突き刺さり、黄泉の国まで達した。矢が貫いて地に入った場所には井戸ができ、今日に至るまで人々はこれを「矢の井戸」と呼んでいる。 そこでシャーキヤ族の人々はさらに、七つの鉄の甕を並べ、水を満たした。その中で、ある若者たちは矢じりを真っ赤に焼いて、一つの鉄の甕を射抜き、ある者は二つ、三つ、四つ、五つを射抜いた。太子は真っ赤に焼けた矢を手に取り、一射で七つの水を満たした鉄の甕を貫いた。甕からほど近いところに大きな娑羅の林があり、その矢は林をも貫いて、瞬時にすべてを焼き尽くした。 そこでシャーキヤ族の一族はまた言った。「射抜く技では、太子が勝った。今度は斬る技を試そう。一刀で断ち切らねばならない。」あるシャーキヤ族の若者たちは鋭い剣を手に取り、一刀で一本の多羅の木を断ち切り、ある者は二本、三本、四本、五本を断ち切った。太子は剣を手に取り、一刀で七本の多羅の木を断ち切った。しかし、その七本の多羅の木は切られたにもかかわらず倒れなかった。そこでシャーキヤ族の人々は言った。「太子は一本の木さえも断ち切れないではないか。」その時、色界の浄居天の天人たちは、激しい風を起こしてその木々を倒した。 次に、ナンダが一束の竹を太子の前に持ってきた。その中には密かに按摩に使う鉄の棒が隠されており、それを太子に差し出した。太子はこの竹の束を見て、その中に鉄の棒があるとは思わず、力を込めずに左手で剣を握り、一刀で切り払った。まるで力ある者が鋭い刀で一本の竹や矢を切るように、太子はその按摩用の鉄の棒を、竹の束と思い、左手で剣を持ち、力を込めずに一刀で断ち切った。 そこでシャーキヤ族の人々はまた言った。「斬る技も試した。太子が最も優れている。今度は象を使った跳躍の技、飛び乗りや飛び降りを試そう。誰ができるか？」その中で、ある若者たちは象の鼻の前から背中に飛び乗り、ある者は足から、ある者は尾から飛び乗った。飛び乗る時には、太い鉄の棒や鉄の輪、鉄の盾、戟、長刀などを手に持ち、左手で持って飛び乗り、乗った後に右手で受け取り、地面に投げ捨てた。太子が飛び乗る時は、背を向けて走り、足で象牙を蹴って象の頭に上り、左手で様々な器具――棒や輪、盾、戟、長刀などを持ち、左手で持って右手に渡し、右手で持って左手に渡し、地面に投げた。 シャーキヤ族の人々はこれに及ばず、また言った。「今度は馬上で互いに技を競おう。」その中で、ある若者たちは戟を手に飛び上がり、あるいは矢を持って跳び、一頭の馬から別の馬に乗り移り、戟を回したり刀を弄んだりした。また、指輪を矢で射る者もいたが、当たる者もいれば当たらない者もいた。ある者は二頭の馬を飛び越えて三頭目の馬に乗り、さらに矢を射て当たったり当たらなかったりした。ある者は三頭の馬を飛び越えて四頭目の馬に乗り、当たったり当たらなかったりした。またある者は四頭の馬を飛び越えて五頭目の馬に乗り、当たったり当たらなかったりした。太子はその時、戟や弓矢を手に取り、六頭の馬を飛び越えて七頭目の馬に乗り、矢を射て、髪の毛の先にまで当てることができた。 このようにして、次には車の上で軽やかな技を示し、あるいは曲芸を披露した。

「如是種種，或試音聲，或試歌舞，或試相嘲，或試漫話戲謔言談，或試染衣，或造珍寶及真珠等，或畫草葉，和合雜香，博弈摴蒱，圍碁雙六，握槊投壺，擲絕跳坑，種種諸技，皆悉備現。如是技能，所試之者，而一切處，太子皆勝。時諸釋種復作是言：『我等今知，悉達太子，一切技能，悉皆精勝。今須相撲，得知誰能。』是時太子却坐一面，其諸釋種一切童子，雙雙而出，各各相撲，如是次第，三十二𤳖。諸童子等，相撲各休，却住一面。次阿難陀忽前著來，對於太子，欲共相撲，太子始欲手執難陀，太子身力及威德力，而彼不禁，即便倒地。其後次至提婆達多童子前行，以貢高心我慢之心，不曾比數悉達太子，欲共太子捔競威力，欲共太子一種齊等，挺身起出，巡彼戲場，面向太子，疾走而來，欲撲太子。

> そこで太子は、声の試験、舞の試験、言葉の掛け合い、冗談や世間話、衣服の染色、宝石や真珠の製作、草や葉による絵、香りの調合、囲碁や双六、その他さまざまな芸能をことごとく行ってみせた。いかなる技芸においても、太子はすべてに勝った。 そこで、釈迦族の人々は言った。「今や我々は、悉達太子がすべての技芸において優れていることを知った。次に相撲をとって、誰が強いかを確かめよう。」 太子が一方に控えていると、釈迦族の若者たちは一人ずつ組になって相撲をとった。こうして三十二回の勝負が行われた。若者たちは皆、相撲を終えて一方に控えた。 次に阿難陀が進み出て、太子と組もうとした。太子が彼を捕まえようとした瞬間、太子の身体の力と威厳の力に耐えきれず、阿難陀はたちまち倒れてしまった。 さらに次に、提婆達多が傲慢な心と慢心をもって進み出た。彼は悉達太子を侮り、太子と同等に力を競おうと、場を巡りながら太子の前に立ちはだかり、猛然と走り寄って太子を倒そうとした。

「爾時太子不急不緩，安詳用心，右手執持提婆達多童子而行，擎舉其身，足不著地，三繞試場，三於空旋。為欲降伏其貢高故，不生害心，起於慈悲，安徐而撲臥於地上，使其身體不損不傷。太子復言：『咄汝等輩！不假人人共我相撲，饒汝一切一時盡來共我相撲。』爾時彼諸釋種童子，一切皆起憍慢之心，並各奔來，走向太子而欲撲之。是諸童子各以手觸，彼等以是太子身力復威德力，各各不禁，皆悉倒地。爾時，彼釋一切，皆生奇特之心，各相謂言：『希有希有！從生已來不曾學習，今日乃出於如是等種種諸技。』時彼場內所有人民，觀看之者，悉唱呼呼叫喚之聲，或出種種諸異音聲，弄珠瓔珞及衣服等。於上虛空無量諸天，同以一音而說偈言：

> その時、太子は慌てず遅らず、落ち着いて心を用い、右手で提婆達多という童子を掴んで歩み寄った。彼を持ち上げ、足が地面につかないようにして、試合の場を三度巡り、空中で三度旋回させた。その高ぶった心を降伏させるためであり、害心を起こさず、慈しみの心をもって、ゆっくりと彼を地面に伏せさせ、その体を傷つけることも損なうこともなかった。 太子は再び言った。「お前たちよ！一人ひとりが我と相撲を取ろうなどと考えることはない。お前たち皆が一度に来て、我と相撲を取るがよい。」 その時、かの釈迦族の童子たちは皆、驕り高ぶる心を起こし、それぞれに走り寄って、太子を倒そうとした。しかし、これらの童子たちが手で触れたその時、太子の身体の力と威徳の力によって、彼らは皆、耐えきれずに地面に倒れてしまった。 その時、釈迦族の人々は皆、不思議な心を起こし、互いに言い合った。「まれに見ることだ、まれに見ることだ！生まれてからこれまで学んだことがないのに、今日、このような様々な技芸を現されるとは。」 その試合の場にいた全ての人々、見物していた者たちは、皆、歓声や叫び声を上げ、様々な囃し立てる声や、珠宝の瓔珞や衣服を振り回した。そして、虚空の上の無数の天々は、同じ一つの声で偈を唱えた。

「『十方一切世界中， 所有勇健諸力士，悉皆力敵如調達， 不及太子聖一毛。大人威德力無邊， 暫以手觸皆倒地，聖者威神力廣大， 汝等云何欲比方？假使不動須彌山， 大小鐵圍甚牢固，并及十方諸山等， 一觸能碎如微塵。鐵等強䩕金剛珠， 及以諸餘一切寶，大智力能末如粉， 况復撲此少力人？』

> 「この十方のあらゆる世界にいる、 力強い勇士たちは、 皆、調達（※釈迦の従弟で、嫉妬から王になろうとした者）と肩を並べる力を持っていても、 太子（※釈迦の出家前の姿）のほんの一本の毛にも及ばない。 大人（※釈迦）の威徳の力は限りなく、 ちょっと手で触れるだけで、皆、地面に倒れてしまう。 聖者の威神力は広大であるのに、 どうしてあなた方は、彼に匹敵しようとするのか？ たとえ動かない須弥山や、 大きくて固い鉄囲山（※宇宙を取り囲む山）を動かそうとしてもかなわないし、 さらに十方のあらゆる山々も、 一瞬の触れ方で微塵のように粉々にしてしまうことができる。 鉄や堅い金剛石の珠、 その他あらゆる宝なども、 大きな知恵の力で粉々にできる。 ましてや、このわずかな力の人を倒すなど、何ほどのことでもないのだ。」

「爾時諸天說此偈已，將種種華散太子上，於虛空中隱身不現。如是次第，悉達太子一切處勝。時淨飯王知其太子所有技能，皆悉勝彼一切諸人，自眼既見，心復證知，踊躍喜歡遍滿其體，心意適悅，不能自勝。以尊上心，勅喚白象瓔珞莊嚴辦具悉竟，而作是言：『我息太子，乘此白象，將入城內。』彼大白象，擬太子乘，從城門出。是時提婆達多童子城外而入，見此白象，而問人言：『此象誰許？欲將何處？』其人報言：『欲將出城擬悉達乘，欲入城內。』時提婆達多以釋意氣種姓尊豪，我慢興盛，倚身力強，縱逸放蕩，無諸忌憚，兼復妬嫉，於彼象前，少許地走，便以左手，執於象鼻，右手築額，一下倒地，宛轉三匝，遂即命終。白象臥地，塞彼城門眾人往來，不通出入道路填咽。調達過已，於後又復有童子至，名曰難陀，相續而來，欲入城內。見此白象臥在城門，死已大身塞於道路，諸人民過不能得行。即問諸人：『誰作是事？』人輩答言：『此大白象，為於提婆達多所殺，左手執鼻，右手築額，一下倒地，三旋命終。』難陀思惟：『提婆達多童子試其自身之力，以殺白象，但此象身，極大極麤，污泥城門，妨人出入。』即以右手，執彼象尾，牽取離門，可七步許。其難陀後次太子來，欲入城內，見此白象在於城門，見已借問諸行人言：『誰殺是象？』眾人報言：『提婆達多一築而殺。』太子即言：『提婆達多此為不善，何故殺也？』太子復問：『誰牽離門？』眾人復言：『難陀童子以其右手，執彼象尾，而牽離門，至於七步。』太子復言：『善哉難陀！作事善也。』太子思惟：『彼等二人雖能示現其自氣力，但此象身，甚大麤壯，於後壞爛，臭熏此城。』作於如是思惟訖已，左手舉象，以右手承，從於空中，擲置城外，越七重牆，度七重塹，既擲過已，離城可有一拘盧奢，而象墜地，即成大坑。乃至今者，諸人相傳，詺於此處為象墮坑，即此是也。爾時，無量無邊百千諸眾生等，一時唱言：『希有希有！如是之事，甚大可怪！』各各皆唱：『善哉善哉！大人大士！希有希奇！未曾聞見。』而說偈言：

> その時、天々たちはこの偈を唱え終えると、様々な花を太子の上に散らし、虚空の中で姿を消しました。こうして順を追って、悉達太子は全ての点で他の者に勝りました。 その時、浄飯王は、太子の技量が他の全ての人々に勝っているのを自らの目で見、心でも確かに知り、喜びが全身に満ち溢れ、心は楽しさでいっぱいとなり、自分を抑えることができませんでした。高貴な心を持って、白い象に装飾を施し、すべての準備を整えさせてから、こう言いました。「我が子である太子が、この白い象に乗って都の中に入るであろう。」 その大きな白い象は、太子が乗るために城門から出されました。その時、提婆達多という若者が城外から入ってきて、この白い象を見て人に尋ねました。「この象は誰のものか？どこへ連れて行くのか？」その人は答えました。「城外に出して、悉達太子が乗って都の中に入るためのものです。」 その時、提婆達多は、釈迦族の意気地と種姓の高貴さから、我慢が盛んで、自分の体力に頼り、勝手気ままに振る舞い、何のためらいもなく、さらに嫉妬深く、象の前で少し走ると、左手で象の鼻をつかみ、右手で額を打ち、一度打つと象は倒れて三回転し、すぐに命を終えました。白い象は倒れて城門を塞ぎ、人々の往来を妨げ、道は通行不可能になりました。 調達が通り過ぎた後、さらに別の若者が来ました。その名は難陀といい、続いて都の中に入ろうとしました。この白い象が城門に横たわり、死んだ大きな体が道を塞いでいて、人々が通れないのを見て、人に尋ねました。「誰がこんなことをしたのか？」人々は答えました。「この大きな白い象は、提婆達多が殺したのです。左手で鼻をつかみ、右手で額を打ち、一度打つと三回転して命を終えました。」 難陀は考えました。「提婆達多という若者は自分の力を試して白い象を殺したが、この象の体は非常に大きく粗く、城門を汚し、人の出入りの妨げになっている。」そこで、右手でその象の尾をつかみ、門から約七歩のところに引き離しました。 その難陀の後、次に太子が来て都の中に入ろうとしましたが、この白い象が城門にあるのを見ました。それを見て通行人に尋ねました。「誰がこの象を殺したのか？」人々は答えました。「提婆達多が一撃で殺しました。」太子は言いました。「提婆達多、これは良くないことだ。なぜ殺したのか？」太子はさらに尋ねました。「誰が門から引き離したのか？」人々は再び答えました。「難陀という若者が右手でその象の尾をつかみ、門から七歩のところに引き離しました。」太子は言いました。「善きかな、難陀！よくやった。」 太子は考えました。「あの二人は自分の力を見せたが、この象の体は非常に大きく粗く、後で腐ってこの都を臭くするだろう。」このように考え終えると、左手で象を持ち上げ、右手で受け止め、空中から城外に投げ捨て、七重の壁を越え、七重の堀を越え、投げ越した後、都から一拘盧奢ほど離れたところで、象は地面に落ち、大きな穴となりました。今日に至るまで、人々はこの場所を「象の落ちた穴」と呼んでいます。これがその話です。 その時、数え切れないほどの大勢の生きとし生けるものが、一斝に声を上げて言いました。「希有だ、希有だ！このようなことは、非常に驚くべきことだ！」それぞれが皆唱えました。「善きかな、善きかな！偉大な方、大いなる者！希有で不思議だ、これまで聞いたことも見たこともない。」そして、偈を唱えました。

「『調達築殺白象已， 難陀七步牽離門，太子手擎在虛空， 如以土塊擲城外。』

> 「調達が白象を殺した後、難陀が七歩で引き離して門から連れ出しました。太子はその象の亡骸を手で虚空に掲げ、まるで土くれを城外に投げ捨てるかのようにしました。」

「爾時大臣摩訶那摩，見於太子一切技藝、勝妙智能最為上首，而作是言：『唯願太子！受我懺悔。我於先時，謂言太子不解多種技巧藝能，令我心疑不嫁女與。我今已知，願受我女，用以為妃。』爾時，太子占良善日及吉宿時，稱自家資而辦具度，持大王勢、將大王威，而用迎納耶輸陀羅，以諸瓔珞，莊嚴其身。又復共於五百婇女，相隨而往，迎取入宮，共相娛樂，受五欲樂。是故偈言：

> その時、大臣マハーナーマは、太子があらゆる技術や勝れた智慧において最も優れているのを見て、次のように述べた。 「どうか太子よ、私の謝罪をお受けください。私は以前、太子は多くの技術や才能を解さないと考え、心に疑いを抱き、娘を嫁がせませんでした。今、私はその誤りを知りました。どうか私の娘をお受け取りになり、妃として迎え入れてください。」 そこで太子は、めでたい日と吉兆の星の時を選び、自身の財産を計らって準備を整え、王の勢いと威光をもって、ヤショーダラーを迎え入れた。彼女は様々な瓔珞で身を飾り、五百人の侍女たちと共に従い、宮中に迎えられて、ともに楽しみ、五つの欲望の快楽を味わった。 ゆえに偈にはこう詠まれている。

「『耶輸陀羅大臣女， 名聞蓋國遠近知，占卜吉日取為妃， 迎將來入宮殿內。太子共其受慾樂， 歡娛縱逸不知厭，猶如天主憍尸迦， 共彼舍脂夫人戲。』」

> 耶輸陀羅という大臣の娘は、 国中に名が知れ渡るほどの評判で、 占いで吉日を選んで后として迎えられ、 宮殿の中へと連れて来られました。 太子は彼女と共に欲望の楽しみを受け、 遊び楽しみ、思いのままに振る舞い、飽きることを知りません。 それはまるで、帝釈天が舍脂夫人と共に戯れるかのようでした。

爾時，世尊得成道已，尊者優陀夷白佛言：「世尊如來！云何往昔之時，初欲納於耶輸陀羅，不以其生大家故取，不以種姓大故而取，不以富貴多財故取，不以端正華色故取，唯出技藝，而取得彼耶輸陀羅，用以為妃？」

> その時、世尊が悟りを開かれた後、尊者ウパティシュヤ（優陀夷）が仏に申し上げました。「世尊よ、如来よ。かつて、なぜ世尊は耶輸陀羅を妃として迎え入れようとされた時、彼女が名家に生まれたからではなく、高貴な家柄だからではなく、富貴で財産が多いからでもなく、美しい容貌だからでもなく、ただ技芸によって彼女を選ばれ、妃とされたのでしょうか？」

是時佛答優陀夷言：「汝優陀夷！至心善聽。非但今日耶輸陀羅我取之時，不以大姓尊豪故取，乃至不為端正故取，唯用技藝而取得之，往昔亦然。」

> その時、仏は優陀夷に答えられました。「優陀夷よ、心してよく聞きなさい。今日、私が耶輸陀羅を妻にしたのは、高い家柄や尊い身分のゆえではなく、ましてやその美しさのゆえでもない。ただ、その技芸のゆえに娶ったのである。昔もまた、同じことである。」

優陀夷言：「世尊！此事云何？願為說之。」

> 優陀夷が申し上げました。「世尊よ、このことはどのような意味なのでしょうか。どうかお教えください。」

爾時，佛告優陀夷言：「我念往昔，過於無量無邊世時，波羅㮈城有一工巧鐵作之師，其有一女，端嚴可喜，身體正等，面目廣平，世所少雙，多人敬愛。爾時，彼國波羅㮈城，有一長者，其子可喜端正，如前所說無異。而於一時，其長者子，見彼工巧鐵師之女，在於樓上窓內現面，向外觀看。彼長者子，見此女已，即生愛心。彼長者子，私心之中，記此女已，速往歸家，告其父母，作如是言：『某工巧家，有於一女，我意貪愛，欲取為妻。』彼子父母報其兒言：『汝今不須取此工巧鐵師之女污辱我門，我當別覓長者之女，或大臣女，或居士女，與汝為妻。』彼長者子作如是言：『我永不用餘人之女以為我妻，我意唯欲取此工巧鐵師之女，我若不得此女為妻，必自害身終不用活。』時長者子父母心愁，畏兒沒命，即喚於彼工巧鐵師，來至其家，而語之言：『汝所有女，今可嫁與我子為妻。』工巧鐵師作如是言：『我今不與非工巧者共作婚姻。』其長者子父母答言：『仁者何用工巧之人共作婚為？莫愁汝女飢寒辛苦不豐衣食。』鐵師復言：『雖知如是，但我今覓同類之人，若解工巧，我與彼女；假令無大資財之具，但取彼有工巧之技，隨家所辦，我即當與。』時長者子父母，聞彼如是言已，即語其子，如前所說。時長者子，既共彼女心意相當，兼復足解工巧之事，精心細意，快便作針，即於別時，造作多針，以油脂洗，善好明淨，作一大束，置竹筒中，詣向工巧鐵師之家。到近巷已，在於道頭，唱此偈頌，以賣其針偈言：

> その時、仏は優陀夷に語られた。「私はかつて、限りなく遠い昔の世のことを思い出す。その昔、バーラーナシーという町に一人の腕の良い鉄工職人がいた。彼には一人の娘がおり、その娘は端麗で愛らしく、均整のとれた体つきに、広く清らかな顔立ちをしており、世に二つとないほどで、多くの人が敬い愛した。一方、同じバーラーナシーの町にはある長者がいて、その息子もまた、美しく好ましい様子は先の娘とまったく同じであった。 ある時、その長者の子は、鉄工職人の娘が楼上の窓から顔を出し、外を見ているのを目にした。これを見た長者の子は、すぐに恋心を抱いた。彼は心の中でこの娘をしっかりと心に刻み、急いで家に帰り、両親にこう言った。 『ある職人の家に一人の娘がおります。私はその娘を愛し、妻にしたいと願っております。』 これを聞いた両親は息子に言った。 『お前はそんな鉄工職人の娘を妻にする必要などない。そんなことをすれば我が家の恥となる。我々が代わりに、他の長者の娘か、大臣の娘か、あるいは在家の信者の娘を探し、お前に娶わせよう。』 しかし、長者の子はこう言い張った。 『私は他の女を妻とするつもりは毛頭ありません。どうしてもあの鉄工職人の娘だけを妻にしたいのです。もしこの娘を得られなければ、私は自分の命を絶ってしまうでしょう。』 両親は息子が死んでしまうのを恐れ、心を痛め、鉄工職人を家に呼び寄せてこう言った。 『あなたの娘を、どうか私どもの息子の妻としてください。』 すると鉄工職人はこう答えた。 『私は、職人ではない者とは結婚させたくありません。』 長者の両親は言い返した。 『あなた様はなぜ、職人かどうかなどということで結婚を妨げられるのですか？ ご心配には及びません。あなたの娘が飢えや寒さ、苦労で困ることなど決してないと約束します。』 だが鉄工職人は再び言った。 『そのことは承知していますが、私はどうしても同じ道の者を婿にしたいのです。もし器用な腕を持つ者なら、たとえ大きな資産がなくとも、その家の身分に応じて娘を嫁がせても構いません。』 これを聞いた長者の両親は、息子にそのまま伝えた。 その時、長者の子は娘と互いに心が通い合っていたうえに、自分もまた十分に細やかな工芸の技を身につけていた。そこで彼は丹精込めて見事な針を数多く作り、油で洗って美しく磨き上げ、大きな束にして竹筒に納めた。そして鉄工職人の家へ向かい、その家の近くの辻に立ち、針を売るために次の詩を詠んだ。 『詩句（針の売り声）』」

「『不澀滑澤鐵， 光明洗清淨，巧人所造作， 誰能買此針？』

> 「ざらつかず、滑らかで鉄の光沢を持ち、 輝き清らかに洗い清められたもの。 巧みな人が作り上げたこの針を、 一体誰が買うことができようか。」

「爾時，彼家工巧之女，在於樓上窓門之內，聞長者子說偈賣針，聞已即復以此偈，答長者子言：

> その時、その家に仕える器用な娘が、楼上の窓辺で長者の子が針を売る詩を唱えるのを聞き、それを聞いた彼女はこう詩で答えました。

「『咄哉狂顛人， 汝甚無心意，忽來鐵師舍， 而唱欲賣針。』

> 「おい、この気の狂った者よ、お前はまったく分別がない。 突然、鉄の師匠の家にやって来て、針を売ると言い出している。」

「時，長者子更復說偈，報彼女言：

> 時に長者の子は、さらに偈を説いてその女性に答えました。

「『可喜端正女， 我實非顛狂，性是巧智人， 善能造針作。汝父若知我， 妙解如是事，必將汝妻我， 兼送無量財。』

> 「この美しい娘よ、私は決して頭がおかしいわけではない。 本当は賢く機知に富んだ者で、針を作ることなど巧みにこなせるのだ。 もしあなたの父上が、私がこれほど見事に物事をわきまえていると知ったなら、 きっとあなたを私の妻としてくださり、さらにたくさんの財産を添えてくれるだろう。」

「爾時，鐵師工巧之女，聞長者子如是語已，速疾而往其父母前，作如是言：『願耶孃聽外有一人，如上說偈。』向父母陳，善解造針，高聲唱說。時彼工巧鐵師父母，即喚於彼長者子來，入至家內，而問之言：『善哉童子！汝實善解造作針乎？』童子報言：『我甚能為。』鐵師復言：『出汝針來，我試觀看。』時長者子，從竹筒裏拔出一針，示彼鐵師，『此是。汝看。』時彼鐵師既見針已，作如是言：『善哉童子！汝巧作針，大能穿孔。』時彼童子語鐵師言：『此針非是竹筒所出，別更復有勝於此者。』更出一針示彼鐵師，鐵師看已，復讚歎言：『大能善穿。』童子復言：『非此為好，更有勝者。』第三別復更出一針，以示鐵師，鐵師如前美言稱讚：『善能善穿。』童子復言：『此亦未精，更有勝者。』第四更出一針以示，鐵師看已，復讚歎言：『大能造作，大能鑽孔。』童子復言：『此猶未善。』更出一針示現，鐵師看已復言：『善作善穿。』童子復言：『此非巧者。』第六復出一針以示，鐵師復言：『此實最勝，最妙善穿。』時長者子，還取彼針，置於手上，一一次第，下著水中，而針悉浮。時彼鐵師，覩是希有未曾見事，歡喜踊躍，向長者子而說偈言：

> その時、鉄工の娘は、長者の子がこのような言葉を述べたのを聞くと、すぐに父母のもとへ急ぎ行き、こう申し上げた。 「お父様、お母様、お聞きください。外に一人の方がいらして、先ほどのような偈を唱え、針を巧みに作ると高らかに申しております。」 そこで、その鉄工の父母は、すぐにその長者の子を呼び、家の中に入れ、こう尋ねた。 「まあ、結構な若者よ。そなたは本当に針を作るのが巧みなのか。」 すると、若者は答えた。 「私はよくできます。」 鉄工がさらに言った。 「お前の針を見せなさい。私が確かめてみよう。」 そこで、長者の子は、竹筒から一本の針を取り出し、鉄工に見せて言った。 「これです。ご覧ください。」 その鉄工はその針を見て、こう言った。 「結構なことだ、若者よ。お前は巧みに針を作り、大変上手に穴を開けたものだ。」 すると、その若者は鉄工に言った。 「この針は、竹筒から出したものだけではありませぬ。これよりもさらに優れたものが別にあります。」 そう言って、別の一本の針を取り出して鉄工に見せた。鉄工はそれを見て、また称賛して言った。 「大変上手に穿ってある。」 若者は再び言った。 「これが良いというわけではありません。さらに勝れたものがあります。」 三度目に、また別の一本の針を取り出して鉄工に見せた。鉄工は前と同じように、美しい言葉で称賛して言った。 「上手に、上手に穿ってある。」 若者はまた言った。 「これもまだ十分ではありません。さらに勝れたものがあります。」 四度目に、一本の針を取り出して見せた。鉄工はそれを見て、また称賛して言った。 「大変上手に作り、大変上手に穴を開けたものだ。」 若者はまた言った。 「これもまだ良くはありませぬ。」 そして五度目に、一本の針を取り出して見せた。鉄工はそれを見て、また言った。 「上手に作り、上手に穿ってある。」 若者は言った。 「これは巧みなものではありませぬ。」 六度目に、また一本の針を取り出して見せた。鉄工はまた言った。 「これはまことに最も優れ、最も素晴らしく、上手に穿ってある。」 その時、長者の子は、再びその針を受け取り、手の上に置いて、一つ一つ順に水の中に入れたが、すべての針は浮かんだ。 その鉄工は、この稀有で未だ見たことのない出来事を目の当たりにして、喜び勇み、長者の子に向かって偈を唱えて言った。

「『我未曾聞見， 能造如是針，今以歡喜心， 嫁女與於汝。』」

> 「私はこれまで見たことも聞いたこともない、 こんな針を作り出せる者を。 今こそ喜びの心で、 娘をあなたに嫁がせましょう。」

爾時，佛告優陀夷言：「優陀夷！欲知爾時長者子者，今我身是；工巧之女，今耶輸陀羅是。當於爾時，我取於彼以為妻時，不以大家，不以種姓，乃至不以端正故取，但以工巧試驗故得。今亦復然，耶輸陀羅不以種姓端正故得，乃至以於工巧而得。

> その時、仏は優陀夷（うだい）に告げられた。「優陀夷よ、知りたいと思うか。あの時の長者の子こそ、今のこの私である。そして、工芸に優れた娘こそ、今の耶輸陀羅（ヤショーダラー）である。あの時、私が彼女を妻に迎えたのは、家柄のためでも、血筋のためでもなく、ましてや容姿の美しさのためでもなかった。ただ、彼女の工芸の技量を試したからこそ、妻にできたのだ。今もまた同じである。耶輸陀羅が私の妻となったのは、血筋や容姿のためではない。まさに、その工芸の技量によって得られたのである。」

### 佛本行集經常飾納妃品第十四上

> 常飾納妃品 第十四 上

「爾時，釋種所有童子，皆悉端正，殊妙可喜，世間少雙，多為眾人之所樂見，並皆先通一切諸技，無有能勝。所謂書畫算計造印，及聞聲著諸神射等，一切悉解，捷利巧智，聰明黠慧。彼童子內，其悉達多最為初首，第二難陀，第三即是提婆達多，唯除於此童子三人，餘更無勝。

> その時、釈迦族の子供たちは皆、容姿端麗で優れた魅力を持ち、世にも稀な存在でした。多くの人々に愛され、すでにあらゆる技芸に精通し、誰も凌ぐ者はいませんでした。すなわち、書道、絵画、計算、印鑑、音声鑑別、神的な弓術など、あらゆることを完全に習得し、機知に富み、賢く聡明でした。その子供たちの中で、シッダールタが最も優れ、次にナンダ、三番目にデーヴァダッタがいました。この三人の童子を除いては、他に彼らに勝る者はいませんでした。

「時迦毗羅城內，有一釋種大臣，姓檀荼氏，名曰波尼。彼臣大富，錢帛豐饒，資財備具，如法而得，不違理求。五穀七珍，積如山岳，二足四足，象馬牛羊，奴婢僕僮，作使受雇，眾事自滿，皆悉充盈。復更別有無量無邊金銀、琉璃、摩尼、真珠、車𤦲、碼瑙、珊瑚、虎珀，如是等寶，須者稱心，無所乏少。彼之大臣家內，猶如毗沙門宮，無有異也。時彼波尼有於一女，名瞿多彌，彼女端正，可喜少雙，不短不長，不肥不瘦，不白不黑，不偉不纖，處在幼年，為國內寶。時淨飯王聞其化內有釋大臣檀荼波尼有如是女，聞已選擇良善宿日，即喚國師諸婆羅門，使向波尼大臣之家，作如是言：『聞汝有女，名瞿多彌，彼女今可與我太子悉達為妃。』其難陀父復聞大臣檀荼波尼有女，欲為悉達太子求娉為妃，聞已亦遣使人，語彼檀荼大臣，作如是言：『汝瞿多彌！可與我子難陀作妻，若不與者我必損汝。』提婆達多復聞檀荼波尼大臣有女，欲為悉達太子求娉作妃，彼亦遣使，語檀荼言：『汝瞿多彌！今可媒嫁與我作妻，若不與我，我當為汝生於大禍。』

> さて、カピラ城の中に、釈迦族の大臣で、檀荼（だんだ）という姓を持つ、波尼（はに）という者がいた。その大臣は大変裕福で、金銭や布帛は豊かに満ち、財産も備品も全て具わっており、法に従って得たもので道理に反しないものであった。五穀や七宝は山のように積み上げられ、二足のもの（人類や鳥類）、四足のもの（象・馬・牛・羊など）や、奴婢や召使い、雇い人など、あらゆるものが余すところなく豊かに満ちていた。さらにまた、無量無辺の金、銀、琉璃、摩尼、真珠、車𤦲（車渠）、瑪瑙、珊瑚、琥珀といった宝が備わり、必要な者は心のままに得られ、何一つ欠けることはなかった。その大臣の家は、まるで毘沙門天の宮殿のように、何の違いもなかった。 時に、その波尼には一人の娘がおり、名を瞿多弥（くだみ）といった。その娘は端正で、愛らしく世にも稀な美貌の持ち主で、背も低からず高からず、痩せても太ってもおらず、色白でも黒くもなく、偉丈夫でも細すぎることもなく、若い年頃で、国の宝とされていた。 浄飯王（じょうぼんのう）は、その領内に釈迦族の大臣である檀荼波尼（だんだはに）にこのような娘がいることを聞き及んだ。王は聞き及ぶと、良い吉日を選び、国師である婆羅門たちを呼び寄せて、波尼大臣の家へ遣わし、こう言わせた： 「あなたの娘、瞿多弥がいると聞く。その娘を、私の太子である悉達（しった）の妃としたい。」 また、難陀（なんだ）の父も、檀荼波尼大臣に娘がいることを聞き、悉達太子がその娘を妃に迎えようとしていることを耳にした。これを聞いて、彼もまた使いを遣わし、檀荼大臣にこう告げた： 「あなたの娘、瞿多弥を、我が子である難陀の妻とせよ。もし応じなければ、必ずやお前に害をなすであろう。」 さらに提婆達多（だいばだった）もまた、檀荼波尼大臣に娘がいることを聞き、悉達太子が妃に迎えようとしていると知った。彼も使いを遣わし、檀荼にこう言った： 「あなたの娘、瞿多弥は、私に嫁がせよ。もし応じなければ、お前に大きな災いをもたらすであろう。」

「爾時，檀荼波尼大臣如是思惟：『此等三人釋種童子，皆悉端正，可喜無雙，一切技能並各具足，悉達太子最為第一，其次難陀復為第二，提婆達多即是第三。我唯一女，今若偏與悉達太子，彼二童子必當為我作大怨讐；若與難陀，則為悉達及以提婆作於嫌隙；若與提婆達多童子，則為悉達及以難陀搆造怨惡。』是時檀荼波尼大臣如是不悅，憂惱懷愁，顏色不怡，思惟而坐，自念：『我今作何方便？』時瞿多彌見父如是默然而坐，至其父邊而作是言：『阿爺今者何故不樂憂愁而坐？』作是語已，其父報女瞿多彌言：『汝瞿多彌！莫問此事，非爾所知。』其女第二復問父言，其父又報非爾所聞。第三復問，又報如前。乃至第四其女重問：『阿爺必定須語女知，不得藏隱。』爾時，檀荼波尼大臣以女慇懃顧問不已，第四乃報其女是言：『汝瞿多彌！三問於我，汝今諦聽，我當說之。今淨飯王遣使語我：「知汝有女，名瞿多彌，可嫁與我太子為妃。」難陀童子復遣使來，索瞿多彌持欲作婦：「若不與我，必當損汝。」提婆達多亦遣使人索瞿多彌欲得作婦：「若不與我，要當生禍。」彼三使人如是索汝，我聞愁悶，作是思惟：「與一太子，則二童子與我作怨。」是故我今悵怏不樂，懷愁而坐。』時瞿多彌語其父言：『阿爺莫愁！我當自作智慧方便，必使一人為我作主。事理雖然，阿爺但且放女寬恣，我當自嫁。』

> ある時、大臣タンダパーニはこう考えました。「この三人のシャカ族の若者たちは皆、端麗で愛らしく、比類なく、あらゆる技芸を完全に備えている。中でもシッダールタ太子が第一であり、次にナンダが第二、デーヴァダッタが第三である。私はただ一人の娘しかいない。今、もし一方的にシッダールタ太子に与えれば、あとの二人の若者は必ずや私に大きな怨恨を抱くであろう。もしナンダに与えれば、シッダールタ太子とデーヴァダッタとの間にわだかまりを生じさせよう。もしデーヴァダッタに与えれば、シッダールタ太子とナンダとの間に怨みと悪意を招くだろう。」 その時、大臣タンダパーニは、このように心が晴れず、憂え悲しみ、顔色もすぐれず、思い悩みながら座っていました。「私は今、どうすればよいのか。」と考えていました。 そこへ、娘のゴータミーが父が黙って座っているのを見て、父のもとに来て言いました。「お父様、なぜ今日は楽しげでなく、憂いを帯びてお座りなのですか？」 こう言うと、父は娘ゴータミーに答えました。「ゴータミーよ、このことは問うてはならない。お前にわかることではない。」 娘は二度目に再び父に問いましたが、父はまた「お前に聞くことではない」と答えました。三度目に問うても、前と同じように答えました。さらに四度目に娘が重ねて問いました。「お父様、必ず娘に教えてください。隠してはなりません。」 その時、大臣タンダパーニは、娘が執拗に問い続けるのを見て、四度目にしてようやく娘にこう答えました。「ゴータミーよ、お前は三度私に問うた。よく聞け、今から話そう。今、浄飯王が使いをよこして言うには『あなたの娘ゴータミーがいるのを知っている。私の太子の妃として嫁がせよ』と。ナンダの若者も使いをよこして、ゴータミーを妻として欲しいと求めてきた。『もし与えなければ、必ずお前を害するぞ』と。デーヴァダッタも使いをよこして、ゴータミーを妻に得たいと欲している。『もし与えなければ、災いを起こすぞ』と。あの三人の使者がこのようにお前を求めてきたため、私は聞いて憂いに沈み、こう考えたのだ。『一人の太子に与えれば、あとの二人の若者が私に怨みを抱くだろう』と。だから私は今、心が塞がり、憂いに沈みながら座っているのだ。」 するとゴータミーは父に言いました。「お父様、どうか憂いませんように。私自身が知恵と分別を巡らせて、必ずや一人の方に私の主人となっていただきましょう。事情はそうでありましょうが、お父様はただ娘を自由にさせてください。私が自分で嫁ぎ先を決めますから。」

「爾時，檀荼波尼大臣聞瞿多彌作是言已，即奏王知，然後乃於迦毗羅城四衢道頭，振鈴告白：『一切遠近，從今日後，至第七日，釋種有女，名瞿多彌，當求自嫁。誰欲取者，過六日後，至第七日，當共集聚。』聞此語已，至第七日，五百釋種諸童子輩，悉達為首，皆悉在於宮門集聚。時淨飯王將諸耆舊釋種大臣，復有無量無邊人眾，若男若女、童男童女，並皆集聚在王宮門。是時悉達所有左右，自餘童子，所有左右皆共觀看，瞿多彌女取誰作夫？

> その時、大臣タンニャパーニはグータミーがこのように言ったのを聞き、すぐに王に報告した。その後、カピラ城の四辻の辻々で鈴を振り鳴らして、次のように告げ知らせた。「遠近すべての人々に告ぐ。本日より七日後、釈迦族の娘グータミーが自ら花婿を求める。彼女を娶りたい者は、六日を過ぎ七日目に集まれ。」 この言葉を聞いて、七日目になると、シッダールタを筆頭とする五百人の釈迦族の若者たちが、皆ことごとく宮殿の門前に集まった。その時、浄飯王は年長の釈迦族の長老や大臣たちを率い、さらに数え切れないほどの人々――男も女も、男の子も女の子も含めて――皆が王宮の門前に集まった。シッダールタの側近たちや他の若者たちの側近たちも、皆一緒に見守りながら、グータミーの娘が誰を夫に選ぶのかを見届けようとした。

「爾時，釋氏女瞿多彌六日已過，至第七日，於晨朝時，澡浴清淨，將好種種微妙之香，用塗其身，著於種種雜色衣服，種種瓔珞，莊嚴其身，復著種種香華之鬘，多將侍從左右圍遶。復有乳母及諸宮監，部領導引，前後遮擁，漸至宮門，安庠而行，入宮門內。彼諸釋種童子，難陀、提婆達多，最為上首，皆於晨朝，香湯沐浴，以種種香，用塗其身，如前所說莊嚴之事。唯除悉達不莊嚴身，服於常服，唯著耳璫，頭上三重，細金華鬘。時瞿多彌有一乳母，語瞿多彌作如是言：『女欲取誰以為夫主？』其瞿多彌次第觀看五百童子，報乳母言：『阿母當知！此諸童子極大瓔珞莊嚴其身，猶如婦女，我女人意情下所見，此相怯弱，非是男兒大丈夫相，此是婦女媚惑之飾，男兒不假莊嚴其身。丈夫相者自有服飾，悉達太子自身威光，不以瓔珞莊嚴其身，非假外物用為容飾，自有內潤丈夫之相，是故我心樂彼悉達以為我夫。』時瞿多彌右手執持須摩那鬘，遍歷大眾，向悉達所，到已立住，將此華鬘繫悉達頸，擐已抱項，而作是言：『悉達太子！我今取汝以為我夫。』悉達答言：『如是如是，如汝所言。』是時，悉達還復將一須摩那鬘，繫於彼女瞿多彌頸，作如是語：『我今取汝用以為妃，汝今應當作於我妃。』

> 時に、釈迦族の娘ゴータミーは六日が過ぎ、七日目の朝に沐浴し身を清め、様々な微細な妙香を身に塗り、種々の色とりどりの衣服や瓔珞で身を飾り、様々な香華の鬘を着け、多くの侍女たちに左右を囲まれて進んだ。また乳母や宮中の女官たちが先導し、前後を囲んで遮りながら、徐々に宮門に至り、安らかに歩みを進めて宮門の中に入った。 その時、釈迦族の若者たち、ナンダやデーヴァダッタが最も上首となり、皆朝に香湯で沐浴し、種々の香を身に塗り、先に述べたような荘厳の装いをしていた。しかしシッダールタ太子だけは身を飾らず、普段の衣服をまとい、ただ耳飾りと頭の上の三重の細かな金の華鬘だけを付けていた。 その時、ゴータミーには一人の乳母がいて、ゴータミーにこう言った。「娘よ、誰をあなたの夫に選びたいのか？」するとゴータミーは五百人の若者たちを順に見渡し、乳母に答えた。「母よ、お聞きください。これらの若者たちは皆、大いに瓔珞で身を飾り、まるで婦女のようです。私が女の心で見る限り、この姿は弱々しく、男児の大丈夫の相ではありません。これは婦女の媚び飾る装いであり、男児はその身を飾る必要はありません。大丈夫の相には本来の服飾があり、シッダールタ太子は自らの威光により、瓔珞で身を飾らず、外の物を借りて装飾とせず、自ら内に潤いを備えた大丈夫の相を持っています。それゆえ、私はそのシッダールタを我が夫としたいと心から願います。」 そこでゴータミーは右手でスマーナの鬘を持ち、大衆の中を進みながらシッダールタの所へ向かい、到着して立ち止まり、その華鬘をシッダールタの首にかけ、首を抱きかかえてこう言った。「シッダールタ太子よ！私は今、あなたを我が夫とします。」 シッダールタは答えた。「その通り、その通り、あなたの言う通りです。」 その時、シッダールタもまた一つのスマーナの鬘を取り、それをゴータミーの首にかけてこう言った。「私は今、あなたを妃とします。あなたは今、我が妃となるべきです。」

「時，淨飯王見於如是希有之事，心生歡喜，踊躍無量，遍滿其體，不能自勝。時其眾中。所有人民，或有心中愛悉達者，彼等一切高聲唱喚，跳躑躃轉，大叫大呼，大歡大喜，舞弄珠璣衣冠服飾。自餘諸釋五百童子，及其左右，彼等眷屬，所圍遶者，面失顏色，慘慘無光，皆悉不歡，低頭𧹞愧，各懷悵怏，四散而還。是時悉達稱意所有珍寶資財，眾雜廣營種種禮事，莫不辦具，復以種種妙好瓔珞，莊嚴顯飾瞿多彌身，即遣使將五百婇女，圍遶迎入宮內，為妃娛樂，受於五慾之樂。」

> その時、浄飯王はこのような稀有な出来事を目の当たりにして、心から喜びを生じ、限りない歓喜が全身に満ち溢れ、自分を抑えることができませんでした。その集まりの中にいた人々の中で、心から悉達（シッダールタ）を愛していた者たちは皆、大声で叫び、飛び跳ね、くるくると回り、大声で叫び、大声で歓喜し、装身具や衣冠を揺らして踊りました。しかし、他の五百人の釈迦族の童子たちや、その側近、彼らに仕える者たちに囲まれていた人々は、顔色を失い、見る影もなく陰鬱で、皆喜ばず、うつむいて恥じらい、それぞれ心に不満を抱えながら、四方に散って帰って行きました。その時、悉達は望みのままに、あらゆる宝や財産、そして様々な供養具を広く整え、様々な礼式を尽くして、すべてを滞りなく準備しました。また、様々な美しい瓔珞を用いて瞿多弥（クンドーダー）の身を荘厳に飾り立て、使いを遣わして五百人の女官たちに囲まれ、宮殿に迎え入れさせ、后として楽しませ、五つの欲望の快楽を受けさせました。

## 佛本行集經卷第十三

> 『仏本行集経』 巻第十三