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title: "佛本行集經 · 48 跋陀羅夫婦因緣品"
description: "佛本行集經是隋代高僧闍那崛多翻譯的一部重要佛教經典，屬於佛陀傳記類文獻。該經詳細記載了釋迦牟尼佛從誕生、出家、成道到涅槃的完整生平事蹟，內容涵蓋佛陀前世因緣、降生王宮、四門出遊、捨棄王位、苦行悟道、初轉法輪等重要事蹟。闍那崛多作為隋代著名譯經師，其譯本語言流暢，保存了印度佛教原始風貌。此經在漢傳佛教中具有重要地位，是研究佛陀生平及早期佛教思想的重要典籍，為後世佛教史傳文學的發展奠定了基礎，對佛教修行者理解佛陀教法具有指導意義。"
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## 佛本行集經卷第四十七

隋天竺三藏闍那崛多譯

### 大迦葉因緣品下

> 大迦葉の因縁（物語）下

「爾時，彼帝釋王作如是念：『我于今者，亦可下生彼閻浮提人間受生，教化彼等，教誨成就。』作是思惟已，喚四天王言：『善哉仁者！汝於今者，可就我所聽我教令，我今意欲共汝等輩生於人間，教化人故，教誨彼等。我於彼時，當作師子王身，汝等當作師子而守護之，將多眷屬而圍遶之。作是身已，遊歷村舍城邑聚落。遊行處時，時彼人輩若問汝等：「我當應常與汝何物？」汝等應當報彼人言：「日別與我一百數人。」若其彼等復問汝等：「須丈夫也？須小兒也？為取婦人？為取男子？」汝等應報作如是言：「若有多殺生者，如是等人，日須一百。用供給此師子王食；如是偷盜人者，行邪婬者，行妄語者，或兩舌者，或惡口者，或綺語者，或多貪者，或多瞋者，或邪見者，如是之等，諸惡人輩，日須一百，供此師子。若其有諸不殺生者，汝等勿與，如此之人，師子不食；如是不盜者，乃至不邪見者，汝等勿與，如此師子悉皆不食。復須是教，家別一人決須出家。」』

> そのとき、帝釈天はこう考えました。「今こそ私は、閻浮提（人間界）に生まれ変わり、人々を教え導き、悟りへと導こう。」そう思った彼は、四天王を呼び寄せて言いました。「聞きなさい、立派な方々よ。あなたがたは私の言葉をよく聞き、教えに従いなさい。私はあなたがたと共に人間界に生まれ、人々を教え導きたいのです。その時、私は獅子王の姿となり、あなたがたは獅子の姿となって私を守り、多くの眷属を従えて私の周りを囲みなさい。そうして巡り歩くとき、村々や町々を訪れるでしょう。人々があなたがたに『あなたがたには、何を差し上げればよいのでしょうか』と尋ねたら、こう答えなさい。『毎日、百人の人々を差し出せ。』もし彼らがさらに『それは大人か、子供か。女か、男か』と尋ねたら、こう答えなさい。『多くの生き物を殺す者、盗む者、不倫をする者、嘘をつく者、仲違いをさせる者、悪口を言う者、無駄話をする者、貪欲な者、怒りっぽい者、間違った考えを持つ者――そういった悪人たちを毎日百人、この獅子王の食べ物として差し出せ。』しかし、殺生をしない者や、盗みをしない者、間違った考えを持たない者たちを差し出してはならない。獅子はそのような者を食べないからだ。またこうも教えなさい。『各家庭から必ず一人は出家させなさい。』」

「爾時，帝釋及四天王，善教思惟，作是念已，下來閻浮。爾時，帝釋化作師子，縱廣高下一俱盧舍，猶如師子無有異也。時彼人眾，在師子後，為師子王索食而行，如彼昔時帝釋所教，無有異也。

「爾時，彼眾以怖師子，悔心殺生，無有偷盜，亦無邪婬，乃至無有邪見之心，悉具足持修十善業。家別一人，出家學道，行四梵行，命終已後，生於梵宮。於其眾中，若有人等，唯持十善不出家者，彼等人輩，多生人天，流轉而行。是摩訶迦葉，於彼時中，如是方便，為眾多人，作大利益，以過去世因緣力故，今亦復爾，為眾人民，作大利益。諸比丘！是摩訶迦葉比丘，於未來世彌勒世尊法教之中，亦為多人作大利益。」

> その時、彼らの群れは獅子を怖れて心から殺生を悔い、盗みをせず、邪淫もなく、さらに邪見の心もなく、すべて十善業を完全に持って修めました。各家から一人ずつが出家して道を学び、四梵行を行い、命終えた後、梵天の世界に生まれました。その群れの中で、十善を持しながらも出家しなかった人々は、多くが人間や天人の世界に生まれ、輪廻しながら歩みました。かの摩訶迦葉は、その当時、このような方便によって多くの人々に大きな利益をもたらしました。過去世の因縁の力により、今もまた同じように、人々に大きな利益をもたらしています。比丘たちよ、この摩訶迦葉比丘は、未来世の弥勒世尊の教えの中でも、また多くの人々に大きな利益をもたらすでしょう。

時，諸比丘白佛言：「世尊！是摩訶迦葉，於彼云何當作利益？」

> その時、比丘たちが仏に申し上げました。「世尊（お釈迦様）、あの大迦葉（マハーカッサパ）は、どのようにして利益をもたらすのでしょうか。」

佛告諸比丘言：「諸比丘！是摩訶迦葉，我涅槃後，攝護我法及諸戒律，令久住世，當作法會，盡其形壽，將命終時，入於山間，以神通力，住持此身，起如此願：『願我此身，勿令散壞，乃至彌勒如來、多陀阿伽度、三藐三佛陀出，見我身也。』作是思惟已，遂捨身命，入無餘涅槃。彼涅槃後，二山還合，於後彌勒得阿耨多羅三藐三佛陀時，廣顯法教，於彼時間，彌勒世尊憶念是大迦葉舍利，生憶念已，告諸比丘，作如是言：『汝等比丘！欲見釋迦牟尼多陀阿伽度、三藐三佛陀聲聞弟子，少欲知足頭陀第一者，所謂摩訶迦葉已不？』彼等比丘白言：『唯然世尊！我等樂見。』

> 仏陀は比丘たちにこう告げられた。「比丘たちよ、この摩訶迦葉は、私が涅槃に入った後、私の教えと戒律を守り続け、それを長く世に留めるであろう。そして法会を開き、その一生を全うした後、命終わる時には山に入り、神通力によってこの身を保ち、こう願うであろう。『我がこの身が朽ちることなく、弥勒如来・多陀阿伽度・三藐三仏陀が現れるまで、我が身を見せよ』と。 このように思惟した後、彼は身と命を捨て、無余涅槃に入る。涅槃の後、二つの山は再び閉じ合わさる。後に弥勒が阿耨多羅三藐三菩提を得て、教えを広く示す時が来る。その時に弥勒世尊は、この大迦葉の舎利を思い起こされ、比丘たちにこう告げられるであろう。『比丘たちよ、汝らは、釈迦牟尼・多陀阿伽度・三藐三仏陀の声聞弟子にして、少欲知足であり頭陀第一とされる者、すなわち摩訶迦葉に会いたいと思うか？』 比丘たちは答えるであろう。『その通りです、世尊。我々は喜んでお会いしたいと望みます』」

「爾時，彌勒如來、阿羅漢帝、三藐三佛陀，與無量千眾，左右圍遶，至於彼所。至彼處已，時彼兩山，即便兩開。爾時，彌勒多陀伽多、三藐三佛陀，見大迦葉比丘舍利，不散不壞，唯著僧伽梨。見已告諸比丘言：『諸比丘！此是釋迦多陀伽多、三藐三佛陀聲聞弟子，頭陀第一，名大迦葉，即其人也。』

> その時、弥勒如来・阿羅漢・正等覚者は、無数の千人の群眾に左右を囲まれながら、その場所に赴かれた。到着されると、その二つの山は自然と左右に開かれた。その時、弥勒如来・正等覚者は、大迦葉比丘の遺骨が散らず、壊れず、ただ僧伽梨（三つの衣）をまとったままであるのをご覧になった。それを見て、比丘たちに告げられた：「比丘たちよ、これは釋迦如来・正等覚者の声聞弟子であり、頭陀（苦行）の第一人者である大迦葉という方である。」

「爾時，彌勒多陀伽多、三藐三佛陀，在於彼處，為諸比丘而說其法，作如是言：『諸比丘！迦葉比丘所行如是，我如是教，汝等今者應如迦葉比丘所行。』

> その時、弥勒如来・正等覚者は、その場で比丘たちに法を説いて、こうおっしゃいました。 「比丘たちよ、迦葉比丘の行いはこのようなものです。私はこのように教えています。あなたがたも今、迦葉比丘が行ったように修行しなさい。」

「爾時，眾中多千比丘，乘如是法，行如是法，如摩訶迦葉比丘所當行也。於彼眾中，無量千數眾等，於彼法中，當得清淨法眼。」

> その時、会衆の中に何千もの比丘たちがいました。 彼らは、摩訶迦葉という比丘がそうであるように、この教えを信じ、この教えを実践していました。 その会衆の中の、数えきれないほどの多くの人々は、この教えによって、やがて清らかな法の眼（真理を見る智慧）を得ることになるでしょう。

佛告諸比丘：「如是次第，是大迦葉比丘，為當來時大利益也。諸比丘！我今誡勸汝等！學大迦葉比丘，願汝等行如迦葉比丘也。」

> 仏は比丘たちに告げられた。「このようにして、大迦葉比丘は、未来において大いなる利益をもたらす存在となるのです。比丘たちよ、私は今、あなたがたに戒め勧めます。大迦葉比丘の生き方に学びなさい。どうかあなたがたも、迦葉比丘のように歩んでください。」

### 佛本行集經跋陀羅夫婦因緣品第四十八

> 第48章 跋陀羅夫婦の因縁

爾時，跋陀羅迦卑梨耶女以不得善師，遂至外道波離婆闍迦所出家學道，精勤修習，成就彼法，尅獲四禪，具足五通。於彼法中，得大名稱，成就威力。

> その時、跋陀羅迦卑梨耶女は善き師に出会えなかったため、ついに外道の波離婆闍迦のところに行き、出家して学びました。彼女は熱心に修行し、その教えを完成させ、四つの禅定を達成し、五つの神通力を完全に身につけました。その教えの中で大きな名声を得て、威力を成就しました。

爾時，世尊已開女人聽其出家。于時摩訶波闍波提，為五百釋女，皆悉出家，光顯佛法，建立比丘尼眾。於彼時間，長老大迦葉作是思惟：「我於往昔，已許跋陀羅迦卑梨耶女，得善教師，要當相示，必令汝得，出家學道。」復作是念：「彼跋陀羅迦卑梨耶女，今在何處？」即便入定，觀察是女，以清淨天眼過於人眼，觀見是女，在彼波離婆闍迦外道之處，出家學道，住在恒河河岸之處，修外道行。見已便喚一箇得通比丘尼來，而告言曰：「善哉姊妹！汝若知時，其跋陀羅迦卑梨耶女，於波離婆闍迦外道之所，出家學道，今在恒河河岸之所。善哉姊妹！汝應詣彼如實告言：『善哉姊妹！汝夫迦葉，我共同師，出家學道，汝今亦可往詣彼所，於我師邊，出家學道，修行梵行。』」時彼得通比丘尼，聞長老摩訶迦葉如是語已，譬如壯士屈伸臂頃，彼比丘尼，如風迅疾，從舍衛城而沒其身相，遂至於跋陀羅迦卑梨耶波離婆闍迦外道女前現身，却住在於一面。

> その時、世尊は女人が出家することをお許しになりました。そこでマハー・プラジャパティーは五百人の釈迦族の女性たちとともに出家し、仏法を顕し、比丘尼僧団を確立しました。 その頃、長老マハー・カシャパはこう考えました。「私はかつて、バドラー・カーリヤー女に約束した。『良い教師に出会ったなら、必ずそのことを示そう。あなたも必ず出家して学道を得られるようにしよう』と。」さらに、「あのバドラー・カーリヤー女は今、どこにいるのか」と思い、禅定に入りました。清らかな天眼で人間の目を超えて観察すると、彼女はバリバージャカという外道のところで出家して学道し、ガンジス川の岸辺で外道の修行をしているのが見えました。 それを見て、神通力を得た一人の比丘尼を呼び、こう告げました。「よきかな、姉妹よ。もし時節を知っているならば、バドラー・カーリヤー女はバリバージャカの外道のもとで出家し、今ガンジス川の岸辺にいる。よきかな、姉妹よ。あなたは彼女のところへ行き、こう伝えなさい。『よきかな、姉妹よ。あなたの夫であるカシャパと私は同じ師のもとで出家し学道しています。あなたもぜひその師のもとへ行き、出家して学道し、清らかな行いを修行なさい。』」 その時、神通力を得た比丘尼は、長老マハー・カシャパのこの言葉を聞くと、例えば力強い男が腕を伸ばしたり曲げたりするように、また風が速やかに吹くように、舎衛城から姿を消し、瞬時にバドラー・カーリヤー女の前に現れ、一方に立って控えました。

彼比丘尼即便慰問波離婆闍迦外道之女，慰問已訖，而復告言：「善哉姊妹！汝應知時，汝夫迦葉，與我同師，出家學道，修行梵行，汝今亦可往詣彼所，於我師邊，出家學道，修行梵行也。」

> その比丘尼はすぐに波離婆闍迦の外道の女を慰め、慰め終わるとさらにこう告げました。 「よいのです、姉妹よ。あなたは時の来たことを知るべきです。あなたの夫である迦葉は、私と同じ師のもとで出家し、学び、清らかな行いを修めています。あなたもまた、彼のところへ行き、私の師のもとで出家して学び、清らかな行いを修めることができます。」

爾時，跋陀羅迦卑梨耶波離婆闍迦外道之女，問彼比丘尼言：「善哉姊妹！汝等教師，當何所似？」作是語已，彼比丘尼報跋陀羅外道女言：「善哉姊妹！我等教師，以三十二大人之相，莊嚴其身，具足八十種好，十八不共佛法、十力、四無所畏，大慈大悲，無邊戒眾具足，無邊定眾具足，無邊智慧眾具足，無邊解脫眾具足，無邊解脫知見眾具足。我彼大師，一切聲聞諸弟子等，亦復如是，戒眾具足，定眾具足，智慧眾具足，解脫眾具足，解脫知見眾具足。」

> その時、跋陀羅迦卑梨耶波離婆闍迦という外道の女性が、その比丘尼に尋ねました。 「尊い姉妹よ、あなた方の教師は、どのようなお方なのですか？」 そう問われると、その比丘尼は跋陀羅の外道の女性に答えました。 「尊い姉妹よ、私たちの教師は、三十二の大人相によってその身を飾り、八十種の好を具え、十八の不共仏法、十の力、四つの無所畏、大慈大悲をそなえていらっしゃいます。また、無限の戒の集まり、無限の定の集まり、無限の智慧の集まり、無限の解脱の集まり、無限の解脱知見の集まりをすべて具えておられます。そして、その大師のすべての声聞の弟子たちもまた、戒の集まり、定の集まり、智慧の集まり、解脱の集まり、解脱知見の集まりをすべて具えているのです。」

時，彼比丘尼於跋陀羅迦卑梨耶女前，如是如是，歎佛功德及聲聞弟子。時彼跋陀羅迦卑梨耶外道之女聞已，遂於如來及比丘僧所，心得清淨。得清淨已，告彼比丘尼言：「善哉姊妹！若如是者，我當隨去。」時彼比丘尼，語跋陀羅迦卑梨耶外道女言：「善哉姊妹！乘我神通，相隨而去。」

> そのとき、比丘尼は跋陀羅迦卑梨耶女の前で、このように仏の功徳と声聞の弟子たちを称賛しました。すると、跋陀羅迦卑梨耶という外道の娘はそれを聞いて、如来と比丘僧に対して心が清らかになりました。心が清らかになった彼女は、その比丘尼に言いました。「よきかな、姉妹よ。もしそうなら、私もお供しましょう。」そこで比丘尼は跋陀羅迦卑梨耶外道の娘に言いました。「よきかな、姉妹よ。どうぞ私の神通力に乗って、一緒に参りましょう。」

爾時，跋陀羅報彼比丘尼，作如是言：「善哉姊妹！然我身自有神通也。」

> その時、跋陀羅はその比丘尼にこう言いました。「よきかな、妹よ。しかし、私自身には神通力があるのです。」

爾時，彼比丘尼共跋陀羅迦卑梨耶外道女，於彼發引，亦如壯士屈伸臂頃，從恒河所即便沒身，於祇陀林中，忽然出現，往詣佛所。其跋陀羅迦卑梨耶外道之女，遙見世尊，端嚴殊妙，乃至猶如虛空眾星莊嚴，見已心得清淨，即至佛前，到已頂禮佛足，而白佛言：「善哉！世尊！聽我出家，授我具戒。」

> そのとき、その比丘尼は跋陀羅迦卑梨耶という外道の女と共に、そこを出発した。すると、まるで力士が腕を伸ばしたり曲げたりするほどの瞬時の間に、ガンジス河から姿を消し、祇陀林の中に忽然と現れて、仏のもとへ向かった。 その跋陀羅迦卑梨耶という外道の女は、遠くから世尊を見た。世尊の姿は端厳で格別に美しく、まるで虚空に多くの星がきらめくように荘厳であった。それを見て、彼女の心は清らかになった。すぐに仏の前に進み、到着すると頭を仏の足に頂き、こう申し上げた。「なんと素晴らしいことでしょう、世尊よ。どうか私を出家させてください。そして、具足戒をお授けください。」

爾時，世尊告阿難言：「長老阿難！將此跋陀羅迦卑梨耶外道之女，付囑摩訶波闍波提憍曇彌，勅教言曰：『此跋陀羅迦卑梨耶外道之女，教令出家授具足戒，是女當得神通具足威力並備。』」

> その時、世尊は阿難尊者に言われました。「長老の阿難よ、この跋陀羅迦卑梨耶という外道の女性を、大愛道（マハー・プラジャーパティー・ゴータミー）に託しなさい。そしてこう伝えなさい。『この外道の女性・跋陀羅迦卑梨耶を、出家させて具足戒を授けなさい。彼女はやがて神通力を完全に身につけ、力を備えることになるでしょう。』」

爾時，長老阿難，奉佛勅命，白佛言曰：「如世尊教，不敢違也。」遂將彼女，向於摩訶波闍波提憍曇彌比丘尼所，到已具陳如上之事。

> その時、長老アーナンダは仏陀の仰せに従い、「世尊のお教えの通り、従わせていただきます」と答えた。そして、その女性をマハープラジャパティー・ゴータミー比丘尼の許へ連れて行き、到着してから先ほどのことを詳しく伝えた。

爾時，摩訶波闍波提憍曇彌比丘尼，度跋陀羅迦卑梨耶外道之女，令得出家授具足戒。具戒未久，至空閑處，獨自安靜，遠離諸濁，精勤苦行，心不放逸，思惟而住。

> その時、マハー・プラジャーパティー・ゴータミー比丘尼は、バドラー・カーリーリー外道の娘を出家させ、具足戒を授けました。受戒して間もなく、彼女は閑静な場所で独り静かに過ごし、あらゆる濁りを離れ、精進に励み、心を散乱させずに、よく考えて暮らしました。

爾時，跋陀羅迦卑梨耶外道之女，既得出家授具足戒，乃至心不放逸，思惟而住，不久彼眾，諸善男子，善女人等，正信出家，求無上梵行，現得見法，自得神通，所作已辦，得安樂住，口自唱言：「生死已斷，梵行已立，所作已辦，不受後有。」

> その時、バドラという名の外道の娘でありながら、家を出て具足戒を受け、心を怠らず、思惟に専念して修行に励みました。間もなく、その修行者たち——善き男子、善き女たちは、真実の信心をもって出家し、最高の清らかな修行（梵行）を求め、この世で正しい法を明らかに見て、自ら神通力を得ました。なすべき修行を成し遂げ、安らかな境地に住み、自らこう宣言しました。「生まれ変わる生死の苦しみは断たれた。清らかな修行は確立された。なすべきことは全て成し遂げられ、再び迷いの世界に生まれることはない。」

是長老女，見知是已，遂得阿羅漢果，心得解脫。世尊復記，告諸比丘，作如是言：「是比丘尼，於聲聞比丘尼識宿命中，是跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，最為第一。」

諸比丘尼凡所諮問，皆能記別。爾時，彼等諸比丘尼眾，大生希有想，各各嗟歎：「希有希有！是跋陀羅迦卑梨耶比丘尼！而大眾中，諸比丘尼，久已出家，修行梵行，未得如是捷疾神通，如跋陀羅迦卑梨耶比丘尼者。」

> 諸々の比丘尼たちが尋ねるところは、すべて明らかに識別してお答えになった。そのとき、それらの比丘尼たちの群れは、大いに稀有の思いを起こし、口々に嘆じて言った。「稀なり、稀なり。この跋陀羅迦卑梨耶比丘尼よ。この大衆の中で、諸々の比丘尼たちは、すでに久しく出家し、清らかな行いを修行してきたけれども、この跋陀羅迦卑梨耶比丘尼のような、すばやく鋭い神通力を得た者は、まだいなかったのである。」と。

爾時，彼比丘尼眾有心疑故，往詣如來，能斷疑惑，達解一切實義者之所，到已頂禮佛足，却住一面。住一面已，彼諸比丘尼眾白佛言：「世尊！此跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，往昔之時，作何善根，而於今者，生大富家，資財具足，乃至一切無所乏少。身相端正，眾人樂見，觀者無厭，世所希有，具足眾相？復以何緣而得出家，具諸戒行，疾得神通，世尊授記，於諸聲聞比丘尼眾弟子之中，識宿命者，是跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，最為第一？」

> その時、比丘尼たちは心に疑問を抱き、一切の疑惑を断ち、全ての真実の意味を悟り極めた如来の許へと向かいました。到着すると、仏の足に額を付けて礼拝し、一方に退いて立ちました。立ち並んだ後、比丘尼たちは仏に申し上げました。「世尊よ、この跋陀羅迦卑梨耶比丘尼は、過去世においてどのような善根を積んだのでしょうか。そのために今世では、裕福な家に生まれ、財産も十分に備わり、一切の不足するところがありません。身の姿は端正で、人々は喜んで見、見飽きることがなく、世にも稀な多くの相を具えています。また、どのような因縁によって出家し、戒行を完全に備え、速やかに神通を得て、世尊から授記を受け、声聞の比丘尼の弟子たちの中で、過去世を記憶することにおいて、この跋陀羅迦卑梨耶比丘尼が最も第一であると認められたのでしょうか？」

作是語已，佛告諸比丘尼，作如是言：「諸比丘尼！我念往昔，波羅㮈城中，有二女，共為親友。一者大富長者女，二者大姓婆羅門女。爾時，彼婆羅門大種姓女，請彼大富長者之女至其舍宅。時，迦葉如來、多陀阿伽度、三藐三佛陀，詣大富長者家。時彼大富長者女見迦葉如來詣於己舍，即便出舍迎逆世尊，時彼婆羅門女不肯出迎。時彼大富長者女告大婆羅門女：『善哉姊妹！汝以何故，不迎世尊？』彼女報之言：『善哉姊妹！我手無物，云何空手，往詣佛所？今向佛邊，以何等事，自恣迎佛？』

> こう言って、仏は比丘尼たちに次のように告げられた。「比丘尼たちよ、私は過去世のことを思い起こす。かつてバラーナシーという町に、二人の女友達がいた。一人は大富豪の娘、もう一人は高名なバラモン家の娘であった。ある時、バラモン家の娘が、富豪の娘を自分の家に招いた。その時、迦葉如来・多陀阿伽度・三藐三仏陀が、富豪の家を訪ねられた。すると富豪の娘は、世尊が自分の家に来られたのを見て、すぐに家を出てお迎えした。しかし、バラモン家の娘は出迎えようとしなかった。そこで富豪の娘はバラモン家の娘に言った。『まあ、お友達よ。なぜあなたは世尊をお迎えしないのですか？』すると彼女は答えた。『まあ、お友達よ。私は手に何も持っていません。何も持たずに、どうして仏のもとへ行けましょうか？今、仏のもとへ伺うとしても、何を持って自らの意志でお迎えすればよいのでしょう？』

「爾時，大富長者之女報彼女言：『善哉姊妹！汝但迎佛，如來必入。』爾時彼大婆羅門女遂造一蓋，眾寶莊嚴，以細㲲衣，彌覆其上，復以種種諸花鬘等，四散垂下。

> その時、大富豪の娘が彼女に答えました。「よろしいですね、姉妹よ。あなたはただ仏様をお迎えしなさい。如来は必ずお入りになるでしょう。」そこで、その婆羅門の娘は一つの傘蓋を作り、様々な宝で飾り立て、その上を細かい布で覆い、さらに種々の花の鬘などを四方に垂らしました。

「爾時，迦葉如來、阿羅訶、三藐三佛陀，於晨朝時，日在東方，愍彼女故，著衣持鉢，詣彼大富長者女家。

> その時、迦葉如来（かしょうにょらい）・阿羅漢（あらかん）・正等覚者（しょうとうかくしゃ）である仏陀は、朝の東に太陽が昇るころ、その女性を哀れに思い、衣を整え鉢を持って、裕福な長者の娘の家を訪ねられました。

「爾時，婆羅門大姓女持彼寶蓋，奉獻迦葉如來、阿羅呵、三藐三佛陀，奉獻訖，復以偈誦，而說之曰：

> その時、ある高名なバラモンの娘が、宝玉の飾りがついた宝蓋（ほうがい）を持って、迦葉如来（かしょうにょらい）、阿羅呵（あらか）、三藐三仏陀（さんみゃくさんぶつだ）に捧げました。捧げ終えると、彼女は次の偈（げ）を歌いました。

「『種種寶蓋金為柄， 微妙細衣花覆上，迎奉丈夫大威德， 唯願世尊哀納受。』

> 「さまざまな宝の蓋は金の柄でつくり、 繊細で美しい衣を花の上にかけた。 威徳ある大いなる方を迎え奉る、 どうか世尊よ、哀れみ深くお受け入れください。」

「爾時，迦葉如來、阿羅呵、三藐三佛陀，愍彼女故，受其寶蓋。汝等比丘尼！勿作心疑，彼時施寶蓋女，豈異人乎？即跋陀羅迦卑梨耶比丘尼是也。

> その時、迦葉如来（かしょうにょらい）・阿羅呵（あらかん）・三藐三仏陀（さんみゃくさんぶつだ）は、その女性を哀れに思い、その宝の蓋を受け取られました。 比丘尼（びくに）たちよ、どうか心に疑いを抱いてはいけません。あの時、宝の蓋を捧げた女性とは、他でもない、今の跋陀羅迦卑梨耶（ばだらかびりや）比丘尼のことなのです。

「諸比丘尼！更有因緣。我念往昔，還此波羅㮈城，有一大富長者。其彼長者，有驅使女。於彼時間，有一辟支佛，依波羅㮈大城而住。

> 「比丘尼たちよ、また別の因縁がある。私が昔、このバーラーナシーの都に戻った時のことだ。そこに大変裕福な長者が住んでいて、一人の召使いの女がいた。その時、一人の独覚仏がバーラーナシーの都に滞在しておられた。

「爾時，辟支佛於晨朝時，日在東方，著衣持鉢，詣大長者舍宅乞食。爾時，使女見辟支佛漸進而來，威儀庠序，進止有方。爾時，使女，心得清淨，得清淨已，速詣家中，向長者婦邊，而白言曰：『善哉聖女！有一比丘，在門乞食。』

> その時、辟支仏は早朝、日が東に昇る頃、衣を着けて鉢を持ち、大長者の屋敷に托鉢に向かわれました。その時、召使いの女は辟支仏がしとやかに近づいてこられるのを見て、その威儀が整い、進み止まる様子が品のあるものでした。召使いの女は心が清らかになり、清らかになった後、急いで家の中に入り、長者の妻のもとへ行って申し上げました。「なんと尊いお方よ！一人の比丘が門のところで托鉢をされております。」

「時長者婦，梳髮而坐，以其左手，舉髮遙看彼辟支佛，是辟支佛，形體醜陋，身不正直。時長者婦見已即告彼使女言：『我今不喜如是醜陋不正之人，況與食耶？』是時使女，復白彼言：『善哉聖女！但與但與此仙人食，如是之人，何必端正？但取心賢。』時長者婦復作是言：『我實不憙如是之人，云何遣我布施食也？』使女復言：『聖女今者若不憙與仙人食者，但願與我一日食料，我自迴施。』時長者婦復作是言：『善哉姊妹！汝今既是我家作使，取汝自分隨意所與。』

> 昔、ある長者の妻が髪を梳きながら座っていました。彼女は左手で髪を上げて遠くにいる辟支仏（びゃくしぶつ）を見ました。その辟支仏は姿が醜く、背筋もまっすぐではありませんでした。これを見た長者の妻は、すぐに女中に言いました。「私は今、こんな醜くて不恰好な人が好きではない。そんな人に食べ物をあげるなんて、できやしない。」 すると女中が言いました。「奥様、どうかこの仙人に施しをお与えください。見た目が整っているかどうかは問題ではありません。大切なのは心の美しさです。」 しかし長者の妻は言いました。「私は本当にこのような人が好きではないのに、どうして食べ物を施せと言うのですか。」 女中はさらに申し上げました。「奥様がもし仙人に食べ物を与えたくないのであれば、私の一日分の食料をお恵みください。それを私が自分の分として差し上げます。」 すると長者の妻は言いました。「よろしい、あなた。あなたは私の家で働く者です。自分の分は好きに使いなさい。」

「爾時，使女於長者婦邊，取自分食，奉獻尊者辟支佛。

> その時、侍女は長者の妻のもとから自分の分の食べ物を受け取り、それを尊者辟支仏に捧げました。

「諸辟支佛有如是法，以神通力教化眾生，不以餘法。時辟支佛，於使女邊生憐愍故，受所奉食，即於彼前，騰空而去。時彼使女，見辟支佛以神通力飛騰空行，既見此已，歡喜踊躍身心遍滿，不能自勝，合十指掌，遙即頂禮向彼尊者辟支佛陀，遂起是願，口即唱言：『願我將來值是好師，或勝是者，彼所說法，願速領悟，生生世世，不墮惡道，勿令醜陋得不正身如此仙人。所以者何？以醜陋故，乞食不得，我所生處，一切時中，可憙端正，眾所樂觀。』爾時彼長者婦，見彼尊者辟支佛，現大神通騰空而去，見已告彼使女言曰：『善哉姊妹！汝可與我如此功德，我於今者，倍與汝食。』時彼使女，白長者婦作如是言：『善哉聖女！我不能與。』時長者婦復作是言：『善哉姊妹！願汝與我如此功德，我與汝食，兩倍於前。』彼使女言：『亦不能與。』如是三分四分五分、十分二十分三十分四十分五十分，悉不肯與。

> ある者たち（辟支仏）には、神通力によって衆生を教化し、他の方法を用いない、という法がある。その時、辟支仏は、侍女に対して憐れみの心を生じたので、差し出された食事を受け取り、彼女の前で、虚空に舞い上がって去っていった。その侍女は、辟支仏が神通力で飛び立ち、空中を行くのを見て、これを見た後、歓喜踊躍し、身心に満ち溢れ、自分を抑えることができず、合掌して、遠くからその尊者辟支仏に向かって礼拝し、そして願いを起こして、口に唱えた。「どうか、私が未来において、このような優れた師に出会い、あるいはこれに勝る師に出会えますように。その方が説かれる法を、どうか速やかに悟ることができますように。生まれ代わり死に代わり、悪道に堕ちることなく、この仙人のような醜い姿を得ることなく、正しい身となりますように。なぜなら、醜いがゆえに、乞食もままならないからです。私が生まれるところでは、常に愛らしく端正であり、多くの人が喜んで見る者となりますように。」その時、長者の妻は、その尊者辟支仏が大神通を現して虚空に去っていくのを見て、見終えてからその侍女に言った。「善きかな、妹よ。あなたは私に、このような功徳を分け与えなさい。私は今、あなたに倍の食事を与えましょう。」その時、侍女は長者の妻にこう言った。「善きかな、聖女よ。しかし、私はお譲りすることができません。」長者の妻は再びこう言った。「善きかな、妹よ。どうか私にこのような功徳を分け与えてください。そうすれば、あなたに以前の二倍の食事を与えましょう。」侍女は言った。「それでもお譲りできません。」このように三倍、四倍、五倍、十倍、二十倍、三十倍、四十倍、五十倍と値段を上げたが、侍女はついに一切譲ろうとしなかった。

「時，長者婦復告使女：『善哉姊妹！汝今與我如此功德，我今與汝一百分食。』使女言曰：『亦不能與。』

> その時、長者の妻が再び女中に告げました。「まあ、あなたは良いことをしてくれたわね。あなたが私にこんな功徳を与えてくれたから、私はあなたに百倍の食事を与えましょう。」女中は答えました。「それでも、差し上げることはできません。」

「爾時，彼長者婦即生瞋恨，便告之曰：『汝以何故，故違我勅？』遂捉使女苦加打縛，時彼使女遂即高聲作大啼哭。爾時，彼大長者，從外入來，見彼使女啼哭如是，而問之曰：『賢者何故，如此啼哭？』時彼使女即向長者說前情狀。爾時，長者便生瞋恨，即喚己婦，令解衣服及諸瓔珞，復告言曰：『我既遣汝，撿挍家資，乃有沙門婆羅門者，詣家乞食，而汝不與？』以是因緣，驅令出堂，安置小室弊陋之處。即召使女，教令洗浴，以婦瓔珞衣服之具，悉授使女，即令彼女，開倉庫門，顯示財寶，而告之曰：『賢者！如是錢財物中，若有沙門婆羅門等，若有乞者，任隨施與，莫為限閡。』

> その時、長者の妻は怒り心頭に達し、女中に言った。 「どうして私の命令に背くのか。」 そう言って、女中を捕まえて激しく打ち、縛り上げた。 女中は大声をあげて激しく泣き叫んだ。 その時、長者が外から帰って来て、女中がそんなふうに泣き叫んでいるのを見て、尋ねた。 「あなたは、なぜそんなに泣いているのか。」 すると女中は、これまでの事情を長者に話した。 長者は怒り、妻を呼び寄せて、衣服や装身具をすべて脱がせ、さらに言い渡した。 「私はお前に家の財産を管理させていた。それなのに、托鉢に来た修行者や僧侶に何一つ施しをしなかったとは。」 この理由により、長者は妻を大広間から追い出し、みすぼらしい小さな部屋に住まわせた。 そして女中を呼び、湯浴みをさせ、妻の装身具や衣服をすべて女中に与えた。さらに彼女に倉庫の扉を開けさせ、財宝を見せて言った。 「さあ、これらの財物の中から、修行者や僧侶など、物乞いをする者が来たならば、惜しみなく施しなさい。遠慮はいらない。」

「汝等比丘！於意云何？彼時長者家內使女，豈異人乎？勿作斯疑，此即跋陀羅迦卑梨耶比丘尼是也。時彼使女，以於辟支佛所生清淨心故，隨其終已，生忉利天，可憙端正，眾所樂觀，最勝最妙。於忉利天宮殿之處，於玉女中無有勝者，而彼天上有四天子，各各諍競，求彼玉女欲以為妻，各各言曰：『是玉女者，當與為婦。』

> 「比丘たちよ、どう思うか。その時、長者の家にいた女中は、他人ではなかったのだ。疑ってはならない。この女性こそ、跋陀羅迦卑梨耶比丘尼である。その女中は、辟支仏に対して清らかな心を起こしたことにより、命を終えた後、忉利天に生まれた。美しく端正で、人々の目を楽しませ、最も優れ、最も素晴らしい存在となった。忉利天の宮殿において、天女の中で彼女に勝る者はいなかった。そして、その天界には四人の天子がいて、それぞれが互いに競い合い、その天女を妻にしようと求めた。彼らはそれぞれ言った。『この天女は、私が妻にすべきだ』と。」

「時天帝釋，見四天子各各諍競，即勅言曰：『仁者汝等！各競欲取此女為妻，汝等宜各隨便說偈，偈最勝者即便相與。』爾時，彼四天子，白天帝釋：『善哉天王！唯願天王！於前說偈，我等當說。』時彼帝釋，即說偈言：

> その時、天帝釋は四人の天子たちが互いに争っているのをご覧になり、こうお命じになりました。「諸君よ。あなたがたはそれぞれこの娘を妻にしようと争っているが、どちらかが優れた偈を詠んだ者にこの娘を授けよう。さあ、それぞれ好きなように偈を詠みなさい。」そこで四人の天子たちは天帝釋に申し上げました。「ありがとうございます、天王様。ぜひ天王様が最初に偈をお詠みください。私たちもそれに続いて詠みます。」そのとき、天帝釋は次の偈を詠まれました。

「『行坐恒思念， 寢臥常無樂，我著睡眠時， 爾乃心放捨。』

> 「歩いていようと座っていようと、いつもそのことを思い悩み、寝ても覚めても心に安らぎはなかった。 眠りに落ちた時だけ、ようやく私は心を休めることができたのだ。」

「爾時，彼四天子之內有一天子復說偈言：

> その時、四人の天人のうちの一人が、さらに次のように偈（うた）を詠みました。

「『天王汝快樂， 睡眠得安隱，猶如戰鼓聲， 常恒攪亂我。』

> 「天王よ、あなたは楽しげで、安らかに眠りについている。 しかし、その戦鼓のような音が、常に私をかき乱しているのだ。」

「于時，第二天子復說偈言：

> その時、第二の天子が再び偈を唱えた。

「『如擊戰鼓聲， 是聲互有無，如近耳搖酪， 攪亂我不息。』

> 戦鼓の音は打たれては消え、 近くで酪をかき混ぜる音のように、 私の心を絶えずかき乱してやまない。

「于時第三天子復說偈言：

> そこで第三の天子が、再び詩を詠んでこう言った。

「『搖酪容有時， 有急亦有疾，我為欲所亂， 狀如炎日光。』

> 「バターを攪拌するように、心は揺れ動く。 時には急ぎ、時には苦しみがある。 私は欲望に惑わされ、 まるで炎天下の陽炎のように揺らめいている。」

「于時第四天子復說偈言：

> そこで第四の天子が再び偈を唱えて言いました。

「『汝等皆安樂， 善巧能說偈，我今不自知， 為活為當死？』

> 「あなたたちは皆、安らかでいなさい。 お前たちは巧みに偈（うた）を説くことができる。 私は今、自分でもわからないのだ。 生きているのか、死んでいるのかを。」

「爾時，天帝釋見第四天子心躭著慾，即說偈言：

> その時、天帝（たいてい）は第四の天子（てんし）が心を欲望に奪われているのを見て、次のように詩（うた）を詠みました。

「『是人欲捨命， 不久自當死，恐捨天處樂， 冥速授彼女。』

> 「この人は命を捨てようとしており、やがて自ら死ぬだろう。天の楽しみの場所を捨てるのを恐れて、密かに素早くあの女を与えたのだ。」

「時，彼天眾更共評論，遂授彼女。時彼使女，從是已來，不墮惡道，周迴往返，於天人處，經無量生，於最後生，生迦毘羅婆羅門家，多饒財寶，資財無量。是跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，由於往昔生在彼大婆羅門家為女之時，於迦葉如來、三藐三佛陀所，施雜寶蓋；復以往昔在長者家為使女時，因施彼尊辟支佛食一飡飯故，而發願言：『願我所生，可憙端正，眾所樂見。』以彼業果因緣力故，生生之處，可憙端正，眾人樂觀，最勝最妙，為人所慕。緣於彼時又復願言：『令我將來勿墮惡道。』以是業報因緣力故，生生之處，不落三塗，於天人處，周旋往返，常受快樂。以於彼時，更乞願言：『令我將來願值如是教師或勝此者，從彼聞法，皆能領悟。』以是業報因緣力故，今得值我，復得出家，具足眾戒，亦復能得速疾神通。我為授記：『於聲聞眾比丘尼中，得宿命通，最第一者，所謂跋陀羅迦卑梨耶比丘尼是也。』諸比丘尼！是跋陀羅迦卑梨耶，昔種善根，以彼善根因緣力故，是故跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，今生富貴大婆羅門家，端正可憙，乃至於我聲聞之眾比丘尼中，憶往宿命，最為第一。」

> 「その時、天の衆たちは再び話し合い、ついに彼女を与えました。それ以来、その侍女は悪道に堕ちることなく、天と人の間を巡り巡って、無数の生涯を経て、最後の生にカピラヴァストゥのバラモンの家に生まれました。そこは多くの財宝と資産が尽きることがありませんでした。このバドラー・カピラヤーニー比丘尼は、過去にその大バラモンの家の娘であった時、カッサパ如来・正等覚者に、様々な宝石で飾られた蓋を布施しました。また、過去に長者の家で侍女であった時、その尊い独覚に一食の食事を布施したことから、『どうか私の生まれるところは、愛らしく端正で、皆が見たくなるように』と願いました。その業の果報の因縁の力によって、生まれるところごとに、愛らしく端正で、人々が喜んで見たくなる、最も優れた、最も素晴らしい者となり、人々に慕われました。その時、さらに『どうか私が将来、悪道に堕ちませんように』と願ったので、その業報の因縁の力によって、生まれるところごとに、三つの悪道に落ちることなく、天と人の間を巡り巡って、常に楽しみを受けました。そして、その時、さらに『どうか私が将来、このような教師、あるいはそれ以上の尊い方に出会い、その方から法を聞いて、すべてを悟ることができますように』と願いました。その業報の因縁の力によって、今、私に出会い、また出家し、すべての戒を備え、速やかに神通を得ることができました。私は授記します。『声聞の比丘尼の中において、宿命通を得た者として最も第一である。すなわち、バドラー・カピラヤーニー比丘尼である』と。比丘尼たちよ、このバドラー・カピラヤーニーは、過去に善根を植え、その善根の因縁の力によって、今、富貴な大バラモンの家に生まれ、端正で愛らしく、そして私の声聞の比丘尼の中にあって、過去の宿命を憶え、最も第一であるのです。」

爾時，諸比丘白佛言：「世尊！希有婆伽婆！是跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，隨順長老摩訶迦葉，得出家已，善能隨順出家之法。」作是語已，佛告諸比丘言：「諸比丘！是跋陀羅迦卑梨耶比丘尼，非但今世隨順摩訶迦葉出家，過去之世，亦復如是隨順出家。」

> その時、比丘たちは仏に申し上げた。「世尊よ、めったにないことです。あの跋陀羅迦卑梨耶比丘尼は、長老の摩訶迦葉に従い、出家してから見事にその道をよく実践しております。」 この言葉を聞いて、仏は比丘たちに告げられた。「比丘たちよ、この跋陀羅迦卑梨耶比丘尼は、ただ今世のみで摩訶迦葉に従って出家したわけではない。過去世においても、同じように従って出家したのである。」

諸比丘白佛言：「世尊！此事云何？願為解說。」

> 尊者よ、これについて僧たちが仏に問うた。その事情はいかがでしょうか。解説を願います。

佛告諸比丘：「我念往昔，有一貧人，修營田業。時貧人婦，從家而出，以食餉夫。到一河邊，見一尊者辟支，跏趺樹下，端身正念，身心不動。時彼貧婦，見辟支佛，心生清淨，合十指掌，頭頂禮足，敬意在前。其夫在田，遙見其婦，從家而出，入河岸下，不見渡處，即起心念：『誰在彼邊？共誰而住？於即不來，今我飢渴，甚大疲頓，思欲早至。』以是因緣，彼夫即便生大瞋恚，悵怏不樂，執杖向彼。至彼處已，見辟支佛安坐禪定，見已即作如是思惟：『我婦今者與彼沙門，共為世事，決無疑也。』于時彼人生大瞋恨，以杖打彼婆私瑟吒尊者辟支佛。爾時，辟支佛即從彼岸，以神通力，騰空飛行。

> 仏は比丘たちに告げられた。「私は過去を思い起こす。ある貧しい人が農地を耕していた。その貧しい人の妻が家から出て、夫に食事を届けようとした。彼女が川辺に来たとき、一人の尊敬すべき辟支仏が、木の下で結跏趺坐し、身を正しく整え、心を静めて、身も心も動かさずに坐しているのを見た。その貧しい妻は辟支仏を見て、清らかな心を生じ、合掌し、頭を下げて足に礼し、恭敬の念を前に示した。彼女の夫は田んぼの中で、遥か彼方から妻が家を出て川岸に下り、渡る場所が見えないのを見て、心にこう思った。『あそこに誰かいるのか？誰と一緒にいるのか？それで来ないのか。今や私は飢えと渇きでひどく疲れ果てている。早く来てほしい。』この因縁によって、その夫は激しい怒りを生じ、不満げに、棒を手に持ち、その場所へ向かった。そこに着くと、辟支仏が安らかに坐禅しているのを見て、こう考えた。『我が妻は今、この沙門と共に、何か世間的な事をしているに違いない。疑う余地はない。』その時、この男は激しい怒りと恨みを抱き、杖でその婆私瑟吒尊者辟支仏を打った。すると、辟支仏は即座に彼岸から神通力によって、空中に飛び去った。」

「時，彼貧婦即白夫言：『咄哉汝造如是大罪！仙人無咎，以何義故橫生惱亂？今此大仙，戒德具足，行於妙法，有大威德，具大神通。』爾時，貧人打辟支佛已，尋即生悔，既生悔已，即告婦言：『善哉姊妹！汝於今者，可共出家同修梵行。所以者何？我今是罪不可以少因緣除滅。』婦即報夫作是言曰：『善哉聖子！不敢違教。今我二人，捨家出家。』時彼二人，齊心出家。既出家已，二人修行，成就慈心，捨身命終，遂生梵處。汝等比丘！於意云何？于彼昔時，如是貧人，營田業者，豈異人乎？摩訶迦葉比丘是也。彼時貧人之婦，供養辟支佛，為夫餉食，乃至成就慈心，捨身命終生梵宮者，豈異人乎？即跋陀羅迦卑梨耶比丘尼是也。以於彼時隨夫出家故，於今者亦復隨逐摩訶迦葉出家，不違教也。」