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title: "新譯大方廣佛華嚴經音義 · 世主妙嚴品之五"
description: "新譯大方廣佛華嚴經音義由唐代沙門慧菀撰述，是對實叉難陀新譯八十卷本《華嚴經》的注音釋義著作。該書誕生於武周時期佛教鼎盛、譯經事業繁榮的背景下，主要針對經中難讀難解的字詞進行音注與訓釋，為時人閱讀宏大的《華嚴經》提供了重要輔助。此音義不僅是研究唐代語言文字、音韻訓詁的珍貴資料，更是理解華嚴宗根本經典的重要工具，在佛教文獻學與漢語史研究中具有不可替代的學術價值與歷史地位。"
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### 妙嚴品之五如川鶩

鶩无羽反漢書音義曰鶩乱馳也謂因歷事无无邊佛海今坐道塲梵奉如百川之填海耳。金剛󰏩

> <note>『漢書音義』に曰く、「鶩は無羽反、乱れ馳る也」と。これは、果てしなく広がる仏の海に、度々身を投じて仕え、今、道場に坐すことは、百の川が海を満たすようなものである、という意味を表しています。</note>

󰏩字從肉。無遺隱

遺餘也隱藏也。綺麗䆫

> 美しい窓。

張載注靈光殿賦云綺文也小雅曰麗著也言䆫有文彩照着者也。特明

顏注漢書曰特獨也。填飾妙華

> <note>顔注漢書に曰く、特は独りなり。</note>美しい花で飾りましょう。

填字正冝作瑱音唐見陟憐二反漢書訓󴖥曰瑱謂珠玉壓座為飾也周礼有瑱生長尺二寸玉所雜飾也今經本從土作者音唐賢反乃是填塞之填字耳也。夷坦

> <note>「填」の字は本来「瑱」と書くべきで、音は「タ」（唐見・陟憐の二つの反切で示される）です。『漢書』の訓では、瑱とは珠玉で座を飾ることを指すとされています。『周礼』にある瑱の長さは一尺二寸で、玉で飾られたものです。現在の経典の版では「土」偏に作られており、音は「タ」（唐賢の反切）で読まれますが、これは「塞ぐ」という意味の「填」の字です。</note>なだらかで平らである。

夷以脂反他嬾反毛詩傳曰夷易也謂簡易之道言省力易行者也廣雅曰坦平也。光瑩

> <note>弘く広く、そして平らであり、その道は簡易で力が省け、行いやすいものです。『広雅』には「坦とは平らかなこと」とあります。</note>光り輝いている。

鄭牋詩曰光瑩也切韻稱瑩飾也言以名花妙寶瑩飾於佛座也又按說文字統瑩又作鎣訓与鎣同然別有音余頃反訓為光飾之義近代以來碩學絕嗣聲義渾雜濫以營音之訓安瑩聲之下也。世尊凝睟

> 世尊が静かにまばたきもせずお座りになっている。

睟宣酔醉反易云君子以正位凝命王弼注曰凝者嚴整之㒵睟視也謂肅然而視也又孟子曰睟面色潤也睟然潤也玉篇曰澤之㒵也。炳然

> <note>「睟」は「酔醉」の反切で読みます。易経には「君子は正位において命を凝らす」とあり、王弼の注釈では「凝とは厳しく整える様子。『睟』とは視ること、つまり厳粛に目を向けることをいう」と述べています。また、孟子には「『睟』は顔色の潤いである。『睟然』とは潤っている様子」とあります。玉篇では「潤いのある様子」としています。</note>。はっきりと輝いています。

炳彼永反蒼頡篇曰炳明著也。門闥

> <note>「炳」は永遠に反するもの。蒼頡篇には、「炳」とは明らかに著わすことであるとある。</note>門扉

闥他達反漢書集注曰闥小門。洞啟

> 洞が開かれている。

洞徒弄反玉篇曰洞達也。棟宇

> <note>洞は、『玉篇』に「洞は達なり」とある。</note>棟宇

棟都弄反郭璞注󵕴雅曰棟屋檼也檼於靳反檼即脊也。妙香氛氳

> <note>「棟」とは、屋根の最も高い部分、棟木（むなぎ）のことです。</note>。妙なる香りがただよう。

氛符云反氳於云反王逸注楚辝曰氛氳盛也香氣盛也二字又作𣱦氳也。樹歧

> 木の枝が分かれている。

歧炬羈反兩股閒也按字書作歧謂枝橫首也今經本有從山邊作支及切韻音為歧並誤。爭聳擢

> <note>「歧」は「炬」の反切で読み、「両股の間」という意味です。字書によれば「歧」は枝分かれした横の首を指します。現在の経典には山偏に「支」と書くものや、切韻で「き」と音読するものもありますが、いずれも誤りです。</note>競い合って高くそびえ立つ。

聳息勇反擢直角反切韻稱従高也蒼頡篇曰擢抽也言抽樹枝脩高上也。如重雲

> <note>「聳」は息勇の反切、「擢」は直角の反切、韻書には「高きに従う」とある。『蒼頡篇』には「擢は抽なり。樹の枝を抽（ぬき）出して、高く長く上るを言う」とある。</note>。重なる雲のようであり、

重直用反言密闇也。󳇐覆

> <note>重直用反言密闇也</note>。覆う

覆芳富反漢書音義曰󳇐滿也言遍滿覆蔭也。相庇映

> <note>おおう（芳・富の反切、漢書音義に曰く「満ちるなり」全てに満ち渡って覆い陰す意である）</note>。互いに映し合って守り合う。

庇卑至反鄭玄注礼記曰庇覆也󵕴雅曰庇蔭也字漢書映傍照也彩間也言相庇相映如五彩之綺錯也映字古正體作󵖙當日中央為映有從日邊作英者謬之也。

> <note>「庇」は訓じて深く覆い隠すことを意味する。鄭玄が『礼記』に注して「庇は覆うことである」と言う。また『雅』（爾雅）には「庇は蔭、つまり陰にすることである」とある。字は『漢書』にあり、映は傍らを照らすこと、あるいは色合いが交じり合うことである。つまり、互いに庇い合い、映し合う様子が、五色の美しい絹織物が交錯するようだという意味である。「映」の字の古い正式な形は「𩇌」であり、日の中央が映ることを意味する。日偏に「英」と書くものがあるが、それは誤りである。</note>