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title: "彌蘭王問經 · 第九　戒特相之問"
description: "彌蘭王問經是巴利三藏外的重要佛教典籍，作者為那先比丘，歷史背景設定在公元前2世紀，由印度希臘裔國王彌蘭與比丘那先進行佛法問答。主要內容以對話形式深入探討佛教核心教義，如無我、業報、涅槃等，以智慧辯證化解國王疑惑。此經在南傳佛教地位崇高，被譽為東方的蘇格拉底對話錄，不僅具哲學深度，更以生動比喻闡釋深奧佛法，是研究佛教與希臘文化交流的關鍵文獻，對理解早期佛教傳播有重要價值。"
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### 第九　戒特相之問

> 第九　戒の特相についての問い

王言：「尊者那先！『依他之善法』，卿所言之善法者何耶？」

> 王が言いました。「尊者ナーガセーナよ。あなたが『他の善い教えに従って』と言いましたが、その善い教えとは何ですか？」

長老言：「大王！戒、信、精進、念、定、慧，此等是其善法。」

> 長老が言いました。「大王よ、戒（道徳）、信（信心）、精進（努力）、念（気づき）、定（瞑想）、慧（智慧）。これらが善い法なのです。」

王言：「尊者！戒是以何為特相耶？」

> 王が尋ねました。「尊者よ、戒とはどのような特相（特徴）を持つものなのでしょうか？」

長老言：「大王！戒是以〔他法〕住立〔此〕為特相。戒是一切之善法即〔五〕根、〔五〕力、〔七〕覺支、〔四〕念處、〔四〕正勤、〔四〕神足、〔四〕禪、〔八〕解脫、〔四〕定、八等至住立於此。大王！住立於戒之時，一切之善法無有損滅。」

> 長老が言いました。「大王よ、戒とは、他の善法がそこに立ち現れるための基盤という特徴を持っています。戒こそが、一切の善法──五根、五力、七覚支、四念処、四正勤、四神足、四禅、八解脱、四定、八等至──を支える土台なのです。大王、戒にしっかりと立つ時、すべての善法は決して損なわれることがありません。」

王言：「請譬喻之。」

> 王が言われました。「たとえ話で教えてください。」

長老言：「大王！譬如何種類之木芽、植物亦生育、生長、繁茂者皆依止於大地、住立於大地而生育、生長、繁茂。大王！修行者依止於戒，住立於戒而增進五根即信根、精進根、念根、定根、慧根。」

> 長老が申し上げました。「大王様、譬えて言うならば、どのような種類の木の芽であれ、また植物であれ、生まれ育ち、生長し、繁茂するものは、すべて大地に依り、大地に立って、生まれ育ち、生長し、繁茂するものです。大王様、修行者もまた、戒に依り、戒に立って、五つの根―すなわち、信の根、精進の根、念の根、定の根、慧の根―を増進させるのです。」

「尊者！請加以譬喻之。」

> 「尊者よ、たとえ話で教えてください。」

「大王！譬如於陸地可作任何所業亦為其所為耶？皆依止於大地，住立於大地，於陸地可作之所業。大王！修行者依止於戒，住立於戒而增進五根即信根、精進根、念根、定根、慧根。」

> 王よ、例えば陸地では、あらゆる仕事を行うことができ、またその仕事を成し遂げることができるでしょうか？すべては大地に依存し、大地に立って、陸地でなされるべき仕事が行われます。 王よ、修行者もまた、戒に依存し、戒に立って、五つの根、すなわち信の根、精進の根、念の根、定の根、慧の根を成長させます。

「請更譬喻之。」

> もっと別のたとえ話で説明しましょう。

「大王！譬如任何之輕業師亦欲示其技，以掘地、除取砂石與瓦片，作平地面，於平之地面示其技。大王！修行者依止於戒，住立於戒而增進五根即信根、精進根、念根、定根、慧根。」

> 「大王様、たとえて言うなら、どんな軽業師も技を披露しようとするとき、まず地面を掘って砂利や瓦を取り除き、平らにならした上で技を披露します。それと同じように、修行者は戒律に依り立ち、戒律に基づいて五つの根（しん根、精進根、念根、定根、慧根）を育てていくのです。」

「請更以譬喻之。」

> もう一つ譬えでお示ししましょう。

「大王！譬如〔都城〕構築師欲構築都城，〔先〕清掃其場所，除取樹株、荊棘，作平坦，由此他日依規劃區分其街道、四衢、十字路而構築。大王！修行者依止於戒，住立於戒而增進五根即信根、精進根、念根、定根、慧根。」

> 大王！例えば、都を築こうとする建築者が、まずその場所を掃き清め、木の根や棘を取り除き、地面を平らにならします。そうして後日、設計図に従って街路や交差点、十字路を区画して都を築き上げるようなものです。大王！修行者は戒に依拠し、戒に基づいて立つことで、五つの根――すなわち信の根、精進の根、念の根、定の根、慧の根――を成長させていくのです。

「尊者！請更以譬喻之。」

> 「尊者さま、どうか別のたとえでお示しください。」

「大王！譬如從事戰爭之士兵住立平坦之地域，作完全平坦之時，作戰不久即獲得大勝。大王！修行者依止於戒，住立於戒而增進五根即信根、精進根、念根、定根、慧根。大王！依世尊如是說：

> 大王、例えて言うならば、戦いに出る兵士が平らな地に立ち、完全に平坦な場所に立つならば、戦いはすぐに大勝利を得るようなものです。大王、修行者は戒に依り、戒に立って、五つの根——信の根、精進の根、念の根、定の根、慧の根——を増進させるのです。大王、世尊はこのようにお説きになりました。

具慧之人住立戒一面修習心與慧熱心聰明之比丘彼應解除其結縛如大地住立有類善戒蘊勝提木叉此即善增大根本入勝諸教法入口」

> 智慧ある人は戒律をしっかりと守りなさい。 そして、一方では心（瞑想）と智慧（教えの理解）を修習しなさい。 熱心で聡明な修行者（比丘）こそが、 束縛（煩悩）を解きほどくべきなのです。 大地がしっかりと立っているように、 戒律という優れた集まり（戒蘊）、中でも最高の戒めである「提木叉（波羅提木叉）」にしっかりと立つ者は、 まさに、善いことがさらに大きくなるための土台を得た者です。 このような人は、最も優れた教えのすべてをその心に受け入れることができるのです。

「宜也，尊者那先！」

> 「その通りです、尊者ナーガセーナ！」