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title: "太虛大師全書．第七編　法界圓覺學(第1卷) · 卯二　喻五利使"
description: "太虛大師全書第七編法界圓覺學第一卷由近代佛教改革領袖釋太虛撰寫，成書於民國時期，正值中國佛教面臨現代化轉型之際。該卷闡述法界圓覺思想，以華嚴與唯識學為基礎，深入解析眾生本具的圓滿覺性與宇宙實相，強調修行者透過止觀與發菩提心證入法界。太虛大師融通教理與實修，提出人生佛教理念，對當代漢傳佛教復興影響深遠。本書為研究近代佛教思想與法界圓覺學的重要經典。"
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### 卯二　喻五利使

> 卯二　五利使の喩え

『處處皆有魑魅、魍魎、夜叉、惡鬼，食噉人肉。毒蟲之屬，諸惡禽獸，孚乳產生，各自藏護；夜叉競來，爭取食之。食之既飽，惡心轉熾，鬥諍之聲，甚可怖畏。

> 至るところに魑魅、魍魎、夜叉、悪鬼がいて、人の肉を食べる。毒虫の類や、様々な悪い禽獣は、子を育て守っているが、夜叉たちが競い合って来て、奪い取って食べる。食べて満腹になると、その悪心はますます激しくなり、争い戦う声は、とても恐ろしいものである。

此喻邪見煩惱。山川之怪曰魑魅，木石之怪曰魍魎，此皆精靈，若有若無。夜叉、惡鬼，惡業最盛。食噉人肉，謂摧毀人天善道，以上喻邪見之總相。毒蟲惡獸產生藏護，復見食於惡道之夜叉，共相諍鬥，以上喻邪見生眾煩惱，煩惱更滋邪見，互相倚伏之相。

> これは、邪見（まちがった考え）という煩悩をたとえたものです。山や川の怪物を魑魅（すだま）といい、木や石の怪物を魍魎（もうりょう）といいます。これらはみな精霊であり、いるようでいないような存在です。夜叉や悪鬼は、悪い行いによる業が最も盛んで、人肉を食らうことから、人や天の善い道を打ち壊すことを表しています。以上は、邪見の全体的な様相をたとえたものです。 毒虫や猛獣は、その身を守り隠すために生まれ、さらに悪い道に落ちた夜叉に食われる姿は、互いに争い戦うことを表しています。以上は、邪見がさまざまな煩悩を生み出し、その煩悩がさらに邪見を育て、互いに支え合い寄りかかり合う様子をたとえたものです。

『鳩槃茶鬼，蹲踞土埵，或時離地一尺、二尺，往返遊行，縱逸嬉戲；捉狗兩足撲令失聲，以腳加頸，怖狗自樂。

> 鳩槃荼鬼（鳩盤荼鬼）は、土の塊の上にしゃがみ込んでいる。時には地面から一尺、二尺と離れて、行ったり来たりしながら歩き回り、好き放題に戯れ遊ぶ。犬の二本の足を掴んで、振り回して声を上げさせ、足を首に乗せて犬を怖がらせては自分勝手に楽しんでいる。

此喻戒取煩惱。謂重執己見、戒取餘法也。鳩槃茶、為可怖之鬼。蹲踞土埵，專執己見之相。一尺者、執為最勝之義，二尺者、執為涅槃之因。又別解：離地為離欲界，一尺為離色界，二尺為離無色界，皆往返遊行升降輪迴徒勞無功之意。以上喻戒取之總相。外道涅槃非真勝法，生死可賤，喻如於狗。捉狗兩足，喻執守外道之禁戒。撲令失聲，喻使外道傳布於外。以狗腳加狗頸，喻自謂禁戒能取涅槃，如是修習自喜，等於使狗怖畏以自樂也。以上喻戒取之別相。

> これは、戒取（かたくなに自分の考えや行いを正しいと執着すること）の煩悩をたとえたものです。自分の見解を重ねて固執し、その他の正しい教えを捨ててしまうことを指します。鳩槃茶（くばんだ）は、恐ろしい鬼のことです。うずくまって土の上に座り、ひたすら自分の見解に固執する姿を表しています。一尺（いっしゃく）は、自分の考えが最も優れていると執着することを意味し、二尺（にしゃく）は、それが涅槃（悟りの境地）に至る原因だと執着することを意味します。また別の解釈では、地面から離れることは欲界からの離脱、一尺は色界からの離脱、二尺は無色界からの離脱を表し、これらを行き来して昇り降りし、輪廻を繰り返しても、すべて無駄な努力であるという意味です。以上が、戒取の全体的なたとえです。 外道の涅槃は、本当に優れた教えではなく、迷いの生死の世界は、価値が低く、犬にたとえられます。犬の両足を掴むことは、外道の禁戒を固く守ることをたとえています。犬を倒して声をあげさせることは、外道がその教えを世間に広めることをたとえています。犬の足を犬の首に巻きつけることは、自分の守る禁戒が涅槃に至らせると自負し、その修行を喜ぶことが、犬を怖がらせて自分が楽しむのと同じであることをたとえています。以上が、戒取の個々のたとえです。

『復有諸鬼，其身長大，裸形黑瘦，常住其中，發大惡聲，叫呼求食。

此喻身見煩惱。身見、即我見顯現之相。身長大、喻我見增上，裸形、喻無慚愧，黑、喻無明覆蔽，瘦、喻不得法食，常住中、喻不暫輟，發聲求食、喻身見與我貪相應也。

『復有諸鬼其咽如鍼。

此喻見取煩惱。固執己見，不受他見，如喉細小不堪受食。

『復有諸鬼首如牛頭，或食人肉，或復噉狗；頭髮髼亂，殘害兇險，飢渴所逼，叫喚馳走。

此喻邊見煩惱，依高大之身見起。如牛頭有兩角，喻著兩邊見。食人肉，喻傷害人天善道。噉狗、喻習行惡業。頭髮髼亂，為邊見外道兇惡之相。邊見外道不過強執所見，而無功德食、法性水以自給，故有飢渴之相。