二障義
凡例
<ul><li>一、原本は、和裝本袋綴じで、一丁半面は、二十三.一糎x十六.二糎、一行十九字詰、八行であつて、一卷八十七丁の筆寫本であるが、翻刻にあたつて、一頁一行三十一字詰、十五行とした。</li><li>二、原本は、章節を分たないが、內容を考慮の上、改行して通讀の便宜をはかつた。</li><li>三、原本は、一部分に返り點、句點を施しているが、翻刻に當り檢討を經て始終を通じて句讀點を附すこととした。</li><li>四、翻刻に際しては、原本の原形をとどめるよう、なるべく筆寫本の書體に近い活字を用いた。從つて、同一の用語であつても文字が統一されない部分がある。</li><li>五、文字については、原本に墨あるいは朱の傍記.符號又は補記などあるものは、これを檢討し、適切と思われる方を採つた。おどり記号は文字を當てた。また、出典を參照して訂正した場合もあり、明らかな誤寫と思われる場合も適宜訂正した(研究篇.本文校注參照)。</li><li>六、本文中の註記符號の数学は、アラビア文字は研究篇の「本文校注」の番號であり、漢字は研究篇の「引用文典據」の番號である。</li></ul>
二障義
釋元曉撰