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  1. 仏説父母恩重経 (佛說父母恩重經)
  1. 父母恩重経 (父母恩重經)
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父母恩重経 (父母恩重經)

「父母恩重經」について

947 字 · 約 3 分

『父母恩重経』は中国仏教の経典の一つで、唐代の高僧によって編纂されたと伝えられていますが、具体的な作者は不明です。この経典は孝行を核心とし、父母の養育の恩は山のように重いことを強調し、子は恩を知り恩に報い、心を尽くして親を養うべきであると教えています。経文では、懐胎と守護、出産の苦しみ、授乳と養育など、父母の十の大きな恩徳を挙げ、親が子に惜しみなく注ぐ姿を生き生きと描き、不孝の罪業が深いことを指摘しています。仏教経典の中でも、この経は儒教の孝の思想と仏教の因果の観念を結びつけ、中国仏教における孝親思想の重要な文献となり、東アジア文化圏に深い影響を与えました。その内容は平易で理解しやすく、仏教の孝親法要や民間の勧善活動でよく用いられ、重要な倫理的な教化の意義を持っています。


佛說父母恩重經

仏説父母恩重経

如是我聞。一時佛在王舍城耆闍崛山中。與大菩薩摩訶薩及聲眷屬俱。亦與比丘比丘尼優婆塞優婆夷。一切諸天人民及天龍鬼神。皆來集會。一心聽佛說法。瞻仰尊顏。目不暫捨。佛言。人生在世。父母為親。非父不生。非母不育。是以寄託母胎懷身十月。歲滿月充。母子俱顯生墮草上。父母養育。臥則蘭車。父母懷抱。和和弄聲。含笑未語。飢時須食。非母不哺。渴時須飲。非母不乳。母中飢時吞苦吐甘推乾就濕。非義不親。非母不養。慈母養兒。去離蘭車。十指甲中食子不淨。應各有八斛四㪷。計論母恩。昊天罔極。嗚呼慈母云何可報。阿難白佛言。世尊云何可報其恩。唯願說之。

このように私は聞きました。ある時、お釈迦様は王舎城の霊鷲山におられました。大菩薩たちや声聞の弟子たちと共におられ、また比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷、すべての諸天、人々、天竜、鬼神たちも皆、集まって来られました。心を一つにして、お釈迦様の説法を聞き、尊いお顔を仰ぎ見て、一瞬も目を離しませんでした。

お釈迦様はおっしゃいました。「人はこの世に生を受けると、父母が最も身近な親となります。父がいなければ生まれず、母がいなければ育てられません。ですから、母の胎内に身を寄せ、十月の間、身ごもります。月日が満ちて出産の時が来ると、母子ともに現れ、草の上に生まれ落ちます。父母は育て、寝かせる時には揺り籠に寝かせ、父母は抱きしめ、優しい声で話しかけ、笑みを浮かべて言葉をかけます。空腹の時には食べ物が必要ですが、母がいなければ乳を与えられません。渇いた時には飲み物が必要ですが、母がいなければ乳を飲ませられません。母は空腹の時でも、苦いものを飲み込み、甘いものを吐き出し、乾いた所を子に譲り、湿った所を自ら引き受けます。道理に合わなければ親しくせず、母がいなければ養育できません。

慈愛深い母が子を育てる時、揺り籠から離れると、十本の指の爪の中に、子の不浄なものを食べます。その量はそれぞれ八斛四斗にもなると言われています。母の恩を考えてみると、その広大さは天の果てしなさのようで、計り知れません。ああ、慈愛深い母の恩に、どうやって報いることができましょうか。」

阿難がお釈迦様に申し上げました。「世尊、どうすればその恩に報いることができるでしょうか。どうかお説きください。」

佛告阿難。汝諦聽善思念之。吾當為汝分別解說。父母之恩昊天罔極。云何若有孝順慈孝之子。能為父母作福造經。或以七月十五日能造佛槃盂蘭盆。獻佛及僧得果無量。能報父母之恩。若復有人。書寫此經。流布世人。受持讀誦。當知此人報父母恩。父母云何可報。但父母至於行來。東西隣里井竈碓磨。不時還家。我兒家中啼哭。憶我即來還家。其兒遙見我來。或在蘭車。搖頭弄腦。或復曳腹隨行。嗚呼向母。母為其子曲身下就長。舒兩手拂拭塵土。嗚和其口開懷出乳。以乳與之。母見兒歡。兒見母喜。二情恩悲親愛。慈重莫復。二歲三歲弄意始行。於其食時非母不知父。母行來值他座席。或得餅肉。不噉輟味懷挾來歸。向其與子。十來九得恒常歡喜。一過不得憍啼佯哭。憍子不孝。必有五㰅。孝子不懷。必有慈順。遂至長大。朋友相隨。梳頭摩髮。欲得好衣。覆蓋身體。弊衣破故。父母自著新好綿帛。先與其子。至於行來。官私急疾。傾心南北。逐子東西。橫上其頭。既索妻婦得他子女。父母轉疏。私房屋室共相語樂。父母年高氣力衰老。終朝至暮不來借問。惑復父孤母寡。獨守空房。猶如客人。寄止他舍。常無恩愛。復無濡被寒。苦辛厄難遭之。甚年老色衰。多饒蟣虱。夙夜不臥。長呼歎息。何罪宿愆生此不孝之子。或時喚呼。瞋目驚怒。歸兒罵詈。低頭含笑。妻復不孝子。復五㰅夫妻和合同作五逆。彼時喚呼。急疾取使。十喚九違。盡不從順。罵詈瞋恚。不如早死。強在地上。父母聞之。悲哭懊惱。流淚雙下。啼哭目腫。汝初小時非吾不長。但吾生汝。不如本無。佛告阿難。若善男子善女人。能為父母受持讀誦書寫父母恩重大乘摩訶般若波羅蜜經一句一偈。一逕耳目者所有五逆重罪悉得消滅。永盡無餘。常得見佛聞法。速得解脫。阿難從座而起。偏袒右肩。長跪合掌。前白佛言。世尊此經云何名之。云何奉持。

仏が阿難に告げられた。「よく聞き、心に留めて思え。私はあなたのために詳しく説き明かそう。父母の恩は天のように果てしなく広大である。どうして孝順で慈愛深い子が、父母のために福徳を積み、経典を書き写し、あるいは七月十五日に仏槃盂蘭盆を設け、仏と僧に供養すれば、無量の功徳を得て、父母の恩に報いることができるのか。また、もし人がこの経を書き写し、世に広め、受け持ち読誦するならば、その人が父母の恩に報いることを知るべきである。父母の恩はどのように報いることができるのか。父母が外出し、東西の隣家や井戸やかまどや臼や石臼などに行き、すぐに帰らないとき、我が子は家で泣き、私を思い出してすぐに帰る。その子は遠くから私が来るのを見ると、あるいは揺りかごの中で首を振り、あるいは腹を引きずってついて来て、母に向かって声を上げる。母はその子のために身をかがめて近づき、両手を伸ばしてほこりを払い、口を和らげて胸を開き、乳を与える。母は子の喜ぶ姿を見て喜び、子は母を見て喜ぶ。二つの心の恩愛は深く、これ以上に重いものはない。二歳、三歳になると、意思を持って歩き始める。食事のとき、母がいなければ父は知らない。父母が外出し、他人の席に招かれて餅や肉を得ても、食べずに味わいを止め、懐にしまって帰り、子に与える。十回に九回は与えられ、常に喜び合う。一度でも与えられなければ、わがままを言って泣き真似をする。わがままな子は不孝であり、必ず五つの過ちがある。孝行な子はわがままではなく、必ず慈愛に順う。やがて成長し、友達と共に過ごし、髪を梳り、良い衣を求め、身体を覆う。古びた破れた衣は父母が自ら着て、新しい良い絹織物はまず子に与える。外出するとき、公的私的な急用で、心を傾けて南北に走り、子を追って東西に行く。頭を横にして妻を求め、他人の子女を得れば、父母は次第に疎遠になる。私的な部屋で共に語り楽しみ、父母は年をとり気力が衰え、朝から晩まで尋ねて来ない。あるいは父が孤独に、母が寡婦で、独り空き部屋を守り、まるで客人が他人の家に寄宿するようで、常に恩愛がなく、温かさもなく、寒さと苦難に遭う。年老いて容色が衰え、蚤や虱が多く、朝から晩まで眠らず、長くため息をつく。どんな罪の報いでこのような不孝の子が生まれたのか。時には呼びかけても、目を怒らせ驚き怒り、帰ってきた子を罵り、子はうつむいて笑う。妻もまた不孝で、子もまた五つの過ちを犯し、夫婦が和合して共に五逆をなす。その時、呼びかけても、急いで使いをさせても、十回呼んで九回は背き、全く従わない。罵り、怒り、早く死んだ方がましだと強く言う。父母はこれを聞いて、悲しみ嘆き、涙を流し、目を腫らして泣く。あなたが幼いとき、私がいなければ育たなかった。しかし、私はあなたを生んだが、もともといなかった方がよかった。」仏は阿難に告げられた。「もし善男子善女人が、父母のために『父母恩重大乗摩訶般若波羅蜜経』の一句一偈を受け持ち、読誦し、書き写し、一度でも耳にし目にすれば、すべての五逆の重罪は消滅し、永遠に尽きて残ることがなく、常に仏に会い法を聞き、速やかに解脱を得るであろう。」阿難は座から立ち上がり、右肩を袒ぎ、長跪して合掌し、前に進んで仏に言った。「世尊、この経はどのように名づけ、どのように奉持すべきでしょうか。」

佛告阿難。此經名父母恩重經。若有一切眾生。能為父母作福造經燒香請佛禮拜供養三寶。或飲食眾僧。當知是人能報父母其恩。帝釋梵王諸天人民一切眾生聞經歡喜。發菩薩心。㘁哭動地。淚下如雨五體投地。信受頂禮佛足。歡喜奉行。

お釈迦様は阿難に告げられました。 「この経典は『父母恩重経』と名づけます。 もし、あらゆる衆生の中で、 父母のために福を積み、経典を書き写し、香を焚いて仏を請じ、 礼拝し、三宝を供養する者、 あるいは僧侶たちに飲食を施す者がいれば、 その人は父母の恩に報いることができる者だと知りなさい」

帝釈天、梵天、諸天の神々、人々、あらゆる衆生は、 この経を聞いて歓喜し、菩薩の心を起こしました。 彼らは声をあげて泣き、大地は震え、涙は雨のように流れ落ちました。 五体を地に投げ出し、深く信じて受け入れ、 仏の足を頂礼し、歓喜してこの教えを奉

佛說父母恩重經

仏説父母恩重経


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