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  1. 仏説転法輪経 (佛說轉法輪經)
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仏説転法輪経 (佛說轉法輪經)

「佛說轉法輪經」について

後漢 · 底本の訳者:安世高

788 字 · 約 3 分

仏陀が説かれた法輪経は、後漢の訳経家・安世高によって翻訳された、中国初期の仏教経典の一つです。安世高はパルティア(安息国)の王子であり、後に出家して僧侶となり、後漢の桓帝の時代に中国に渡りました。彼は中国仏教史上、初めて体系的に経典を翻訳した人物です。この経典は、仏陀が初めて法輪を転じたときの教えを記し、四聖諦や八正道といった核心的な教義を明らかにしています。これは仏教が正式に広まり始めた出発点を示すものです。内容は簡潔でありながら深遠で、原始仏教思想の真髄を体現しており、初期の漢訳仏教を研究する上で重要な文献となっています。この経典は仏教史上、礎を築く地位を持ち、仏陀の根本教法を理解するための鍵となる経典の一つです。中国仏教の発展に、深遠な影響を与えました。


佛說轉法輪經

仏説転法輪経

後漢安息三藏安世高譯

後漢・安息の三蔵法師、安世高訳

聞如是:

このように私は聞きました。

一時,佛在波羅㮈國鹿野樹下坐,時有千比丘諸天神,皆大會側塞空中,於是有自然法輪,飛來當佛前轉。佛以手撫輪曰:「止!往者吾從無數劫來,為名色轉受苦無量,今者癡愛之意已止,漏結之情已解,諸根已定生死已斷,不復轉於五道也。」輪即止。

ある時、お釈迦様は波羅奈国の鹿野苑の木の下にお座りになっていました。その時、千人の比丘たちと多くの天の神々が集まり、空が埋め尽くされるほどでした。すると、自然に法輪が飛来し、お釈迦様の前で回り始めました。

お釈迦様は手で輪に触れ、こうおっしゃいました。 「止まれ。これまで私は無数の劫を経て、名と色に翻弄され、計り知れぬ苦しみを受けてきた。今や、無明と執着の心は止み、煩悩の結び目は解け、諸々の感覚器官は安定し、生死は断たれた。もはや五つの世界に転生することはない。」

すると、法輪は止まりました。

於是,佛告諸比丘:「世間有二事墮邊行,行道弟子捨家者,終身不當與從事。何等二?一為念在貪欲無清淨志,二為猗著身愛不能精進。是故退邊行,不得值佛道德具人。若此比丘不念貪欲著身愛行,可得受中,如來最正覺得眼得慧,從兩邊度自致泥洹。何謂受中?謂受八直之道,一曰正見,二曰正思,三曰正言,四曰正行,五曰正命,六曰正治,七曰正志,八曰正定。若諸比丘本末聞道,當已知甚苦為真諦,已一心受眼受禪思受慧見,覺所念令意解,當知甚苦習盡為真諦,已受眼觀禪思慧見,覺所念令意解,如是盡真諦。何謂為苦?謂生老苦、病苦,憂、悲、惱苦,怨憎會苦,所愛別苦,求不得苦,要從五陰受盛為苦。何謂苦習?謂從愛故而令復有樂性,不離在在貪憙,欲愛、色愛、不色之愛,是習為苦。何謂苦盡?謂覺從愛復有所樂,婬念不受,不念無餘無婬,捨之無復禪,如是為習盡。何謂苦習盡欲受道?謂受行八直道,正見、正思、正言、正行、正命、正治、正志、正定,是為苦習盡受道真諦也。

そこで、仏は比丘たちに告げられた。 「世の中には二つのことがあり、これらは極端な行いに陥るものである。出家して道を歩む弟子は、一生涯、これらに関わってはならない。どの二つかというと、一つは貪欲に心を奪われ、清らかな志を失うこと。もう一つは身体への執着に寄りかかり、精進することができないことである。この二つゆえに極端な行いに陥り、仏の教えと徳を備えた人に出会うことができない。もし比丘が貪欲を思わず、身体への愛着に執着しないならば、中道を受けることができる。如来の最も正しい覚りを得て、眼を得、智慧を得、両極端を超えて自ら涅槃に至るのである。

何が中道を受けることか。それは八正道を受けることである。一に正見、二に正思惟、三に正語、四に正業、五に正命、六に正精進、七に正念、八に正定である。

比丘たちよ、もしこれまで道を聞いたことがなかったとしても、今や知るがよい。苦が真実であることを。一心に眼を受け、禅思を受け、智慧の見を受け、思うところを覚り、心を解き放つがよい。苦の集まりと滅びが真実であることを知り、眼の観察を受け、禅思を受け、智慧の見を受け、思うところを覚り、心を解き放つがよい。このようにして苦の真実を尽くすのである。

何が苦か。生老の苦、病の苦、憂い、悲しみ、悩みの苦、怨み憎む者と会う苦、愛する者と別れる苦、求めるものが得られない苦、要するに五蘊を受けて盛んになることが苦である。

何が苦の集まりか。愛があるがゆえに、再び楽しみの性質が生じ、あらゆるところに貪りと喜びが離れないことである。欲愛、色愛、無色愛、これが苦の集まりである。

何が苦の滅びか。愛から再び楽しみが生じることを覚り、淫らな思いを受けず、思いを残さず、淫らなことがなく、それを捨てて再び禅に戻らないことである。これが集まりの滅びである。

何が苦の集まりを滅ぼして道を受け入れることか。八正道を行じることである。正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定。これが苦の集まりを滅ぼし、道を受け入れる真実である。」

「又是,比丘!苦為真諦,苦由習為真諦,苦習盡為真諦,苦習盡欲受道為真諦,若本在昔未聞是法者,當受眼觀禪行受慧見受覺念令意得解。若令在斯未聞是四諦法者,當受道眼、受禪思、受慧覺,令意行解。若諸在彼不得聞是四諦法者,亦當受眼、受禪、受慧、受覺,令意得解,是為四諦三轉合十二事,知而未淨者吾不與也。一切世間諸天人民,若梵、若魔、沙門、梵志,自知證已,受行戒、定、慧、解、度知見成,是為四極。是生後不復有,長離世間無復憂患。」佛說是時,賢者阿若拘鄰等及八千姟天,皆遠塵離垢諸法眼生。其千比丘漏盡意解,皆得阿羅漢,及上諸習法應當盡者一切皆轉。眾祐法輪聲三轉,諸天世間在法地者莫不遍聞,至于第一四天王、忉利天、焰天、兜術天、不驕樂天、化應聲天,至諸梵界須臾遍聞。爾時,佛界三千日月萬二千天地皆大震動,是為佛眾祐,始於波羅㮈以無上法輪轉未轉者,照無數度諸天人從是得道。
佛說是已,皆大歡喜。
佛說轉法輪經

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