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  1. 般若波羅蜜多心経 (般若波羅蜜多心經)
  1. 般若波羅蜜多心経 (般若波羅蜜多心經)
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般若波羅蜜多心経 (般若波羅蜜多心經)

「般若波羅蜜多心經」について

唐 · 底本の訳者:般若共利言等

576 字 · 約 2 分

般若心経は、大乗仏教の核心を伝える短い経典であり、唐代の高僧・玄奘三蔵によって漢訳されました。般若部に属するこの経は、『大般若経』の神髄を凝縮し、「色即是空、空即是色」の言葉で縁起と空の思想を説き、五蘊はすべて空であり、あらゆる苦しみから解脱する般若の智慧を明らかにしています。わずか二百六十字の経文ながら、仏教の空の観念と菩薩道の修行の要諦を余すところなく含み、「経典の王」と称えられています。最も広く流布する仏典の一つとして、「般若波羅蜜多」とは智慧によって彼岸に至ることを意味し、漢伝仏教における朝晩の勤行で必ず読誦される経典です。禅宗や天台宗など、多くの宗派に深い影響を与え、東アジアの仏教文化においてかけがえのない権威と地位を確立しています。


般若波羅蜜多心經

般若心経

罽賓國三藏般若共利言等譯

罽賓国の三蔵般若と共利言らによる翻訳

如是我聞:

このように私は聞きました。

一時佛在王舍城耆闍崛山中,與大比丘眾及菩薩眾俱。時佛世尊即入三昧,名廣大甚深。

ある時、お釈迦様は王舎城の霊鷲山におられました。大勢の比丘や菩薩たちと共に集まっていらっしゃいました。その時、世尊は「広大にして甚深なる」という名の三昧に入られました。

爾時眾中有菩薩摩訶薩,名觀自在,行深般若波羅蜜多時,照見五蘊皆空,離諸苦厄。即時舍利弗承佛威力,合掌恭敬白觀自在菩薩摩訶薩言:「善男子!若有欲學甚深般若波羅蜜多行者,云何修行?」如是問已。

その時、会衆の中に観自在菩薩という大菩薩がおられました。深遠なる般若波羅蜜多の修行を究められた時、五蘊がすべて空であることを照見し、あらゆる苦しみや災厄から離れておられました。

すると、舎利弗が仏の威神力に支えられ、合掌して恭しく観自在菩薩大菩薩に申し上げました。「善男子よ。もし深遠なる般若波羅蜜多の行を学びたいと願う者がいるならば、どのように修行すべきでしょうか。」

このように問うたのでした。

爾時觀自在菩薩摩訶薩告具壽舍利弗言:「舍利子!若善男子、善女人行甚深般若波羅蜜多行時,應觀五蘊性空。舍利子!色不異空,空不異色。色即是空,空即是色。受、想、行、識亦復如是。舍利子!是諸法空相,不生不滅、不垢不淨、不增不減。是故空中無色,無受、想、行、識,無眼、耳、鼻、舌、身、意,無色、聲、香、味、觸、法,無眼界乃至無意識界。無無明亦無無明盡,乃至無老死亦無老死盡。無苦、集、滅、道,無智亦無得。以無所得故,菩提薩埵依般若波羅蜜多故心無罣礙。無罣礙故,無有恐怖,遠離顛倒夢想,究竟涅槃。三世諸佛依般若波羅蜜多故,得阿耨多羅三藐三菩提。故知般若波羅蜜多是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪,能除一切苦,真實不虛。故說般若波羅蜜多呪。」

その時、観自在菩薩摩訶薩は尊者舎利弗に告げられました。

「舎利子よ、善い男女が深遠なる般若波羅蜜多を行じようとする時には、五蘊の本性が空であると観じるべきです。

舎利子よ、色は空と異ならず、空は色と異なりません。色はすなわち空であり、空はすなわち色です。受・想・行・識もまた同様です。

舎利子よ、すべての存在は空というあり方であり、生じることも滅することもなく、汚れることも清らかになることもなく、増えることも減ることもありません。

それゆえ、空の境地には、色もなく、受・想・行・識もなく、眼・耳・鼻・舌・身・意もなく、色・声・香・味・触・法もなく、眼界から意識界に至るまでありません。無明もなく、無明が尽きることもなく、老死もなく、老死が尽きることもありません。苦・集・滅・道もなく、智もなく、得るものもありません。

得るべきものがないゆえに、菩薩は般若波羅蜜多に依って心にわだかまりがありません。わだかまりがないゆえに、恐れもなく、あらゆる誤った考えや妄想から遠く離れ、完全なる涅槃に至ります。

過去・現在・未来のすべての仏は、般若波羅蜜多に依って、阿耨多羅三藐三菩提(無上の正しい悟り)を得られたのです。

それゆえに知るべきです。般若波羅蜜多は偉大な神の真言であり、偉大な光明の真言であり、この上ない真言であり、比べるもののない真言であり、あらゆる苦しみを取り除き、真実であって偽りはありません。

それゆえに般若波羅蜜多の真言を説きます。」

即說呪曰:

その呪を説きて曰く

「櫱諦櫱諦 波羅櫱諦 波羅僧櫱諦 菩提娑(蘇紇反)婆訶

ギャーテー ギャーテー ハーラーギャーテー ハラソーギャーテー ボージー ソワカ

「如是,舍利弗!諸菩薩摩訶薩於甚深般若波羅蜜多行,應如是行。」如是說已。

このように、舎利弗よ、すべての菩薩摩訶薩は、この甚深なる般若波羅蜜多の行を、このように行うべきである。

即時,世尊從廣大甚深三摩地起,讚觀自在菩薩摩訶薩言:「善哉,善哉!善男子!如是,如是!如汝所說。甚深般若波羅蜜多行,應如是行。如是行時,一切如來皆悉隨喜。」

その時、世尊は広大で深遠なる三昧から立ち上がり、観自在菩薩摩訶薩を讃えて言われた。

「善きかな、善きかな!善男子よ。その通りである。その通りである。あなたが説かれたように、深遠なる般若波羅蜜多の実践は、このように行うべきである。このように行うとき、一切の如来は皆、喜びをもって随喜する。」

爾時世尊說是語已,具壽舍利弗大喜充遍,觀自在菩薩摩訶薩亦大歡喜。時彼眾會天、人、阿修羅、乾闥婆等,聞佛所說,皆大歡喜,信受奉行。

その時、世尊はこれらの言葉を説き終えられました。舎利弗尊者は大いなる喜びに満たされ、観自在菩薩摩訶薩もまた大いに歓喜しました。その場に集まった天、人、阿修羅、乾闥婆などの大衆は、仏が説かれた教えを聞き、皆、大いに歓喜し、深く信じて受け入れ、実践いたしました。

般若波羅蜜多心經

般若心経


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