第七祖婆須蜜尊者
第七祖 婆須蜜尊者
北天竺國人也。姓頗羅墮。常執酒器。遊行里閭。遇彌遮迦尊者。宣如來往誌。自省前緣。投器出家。授法行化。至迦摩國。於法座前。忽有一智者自稱。我名佛陀難提。與師論義。
北インドの人で、姓はパーラドゥヴァージャ。いつも酒器を手に、村々を巡り歩いていた。ある時、尊者の弥遮迦に出会い、仏陀の過去の予言を聞かされ、自身の過去の因縁を悟った。酒器を捨て、出家して法を受け、人々を導いた。後、ガモー(迦摩)国に至り、法座の前に突然一人の賢者が現れ、自ら「私は仏陀難提と申します」と名乗り、師と論議を交わした。
師曰。仁者。論即不義。義即不論。若擬論義。終非義論。
師が言った。「仁者よ、議論しようとすればそれは義ではなく、義を論じるならば議論にはならない。もし議論して義を明らかにしようとすれば、結局それは義の論議ではないのだ。」
難提知師義勝。心即欽伏。曰。冀師大慈。賜垂攝受。
難提は師の教えが優れていることを知り、心から敬服しました。そして言いました。「どうか、師の大いなる慈悲をもって、私を導き、受け入れてください。」
尊者遂與剃度受具。復告之曰。如來以正法眼藏囑累迦葉。次第傳授而至於我。我今付汝。汝善護持。流布將來。無令斷絕。汝受吾教。聽吾偈曰。
尊者はすぐに彼の頭を剃り、戒律を授けた。さらに告げて言った。「如来は正法眼蔵を迦葉に託し、順々に伝授して私に至った。私は今、それを汝に授ける。汝はよく護持し、未来に流布して、断絶させてはならない。汝は我が教えを受け、我が偈を聞きなさい。」
心同虗空界 示等虗空法 證得虗空時
無是無非法
心は虚空の世界のごとく、 同じく虚空の法を示し、 虚空を証得せしとき、 是もなく非法もなし。
偈已。入慈心三昧。經于七日。人天俱來作禮。而說偈曰。
お唱えが終わると、慈しみの心の深い瞑想に入り、七日間にわたってその状態を保たれた。天の人々も人の世の人々も皆、共に来て礼拝し、次のように偈を詠んだ。
賢劫眾聖祖 而當第七位 尊者哀念我
請為宣佛地
尊者從三昧起。而說偈曰。
尊者が三昧から立ち上がり、次の偈を唱えられました。
我所得法 而非有故 若識佛地 離有無故
私が得た法は、「有る」というものではない。 もし仏の境地を理解するならば、それは「有る」と「無い」という概念を超えているからである。
說此偈已。還入三昧示寂。佛陀難提即就本座起寶塔。以閟全身。即定王朝也。