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  1. 仏説解憂経 (佛說解憂經)
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仏説解憂経 (佛說解憂經)

「佛說解憂經」について

宋 · 底本の訳者:法天

1,205 字 · 約 4 分

『仏説解憂経』は、宋代の訳経僧である法天によって漢訳された重要な仏典です。この経典は、仏陀が衆生に、仏法の智慧を通してどのように煩悩や憂いを解きほぐすかを説き、四聖諦や八正道などの核心的な教えを含み、修行者が苦しみから解脱する道筋を示しています。法天は北宋時代を代表する訳経師であり、その訳業は正確で流麗なことで知られ、漢訳仏典の継承に大きく貢献しました。この経典は仏教において重要な位置を占め、煩悩からの解脱に向けた実践の手引きと見なされ、信者に明確な心の整え方と修行の道筋を提供しています。今日でも広く読み継がれ、実践されています。


佛說解憂經

仏説解憂経

西天譯經三藏朝散大夫試鴻臚卿傳教大師臣法天奉 詔譯

西天訳経三蔵朝散大夫試鴻臚卿伝教大師臣法天、詔に奉じて訳す

稽首歸依正等覺, 能度無邊大苦海。
恒以甘露潤群生, 令得涅槃我頂禮。
稽首歸依正法藏, 能止無邊苦惱因,
顯示過失利眾生, 令獲寂靜我頂禮。
稽首歸依大苾芻, 能與世間為福聚,
發行勤修安樂因, 善斷輪迴我頂禮。

稽首して正等覚に帰依したてまつる。 限りなき大苦海を度する能わず。 常に甘露をもって群生を潤し、涅槃を得しめたまう、我、頂礼したてまつる。 稽首して正法蔵に帰依したてまつる。 限りなき苦悩の因を止め、 過失を示して衆生を利する、寂静を得しめたまう、我、頂礼したてまつる。 稽首して大いなる比丘に帰依したてまつる。 世間のために福聚と為り、 安楽の因を発行し勤修して、輪廻を善く断ちたまう、我、頂礼したてまつる。

愛別離最苦, 憂火鎮燒然,
若欲自安心, 端居作觀想。
譬如群鳥獸, 暫聚各分飛,
生死人亦然, 云何懷憂苦?
只自一有死, 眾人皆長生,
別離痛不任, 親姻須啼泣。
三界大輪迴, 無有免斯者,
平等受無常, 云何懷憂苦?
若人生貪愛, 孰知貪火燒,
如彼犛牛身, 愛尾遭人殺。
世人多迷醉, 欲逃嶮惡道,
設盡方便心, 不能免離苦。
如彼野麞鹿, 常被師子逐,
究竟不能逃, 云何懷憂苦?
大地及天上, 三界與四生,
未曾得見聞, 不受無常者。
亦如山野火, 焚燒草木時,
不擇花果林, 俱時成灰燼。
愚癡諸眾生, 顛倒生妄想,
身繫無常繩, 無人能可解。
色界梵世中, 禪味為安樂,
亦如樹臨河, 不久風水壞。
百億轉輪王, 千萬天帝釋,
念念即無常, 如風吹燈焰。
過去大神仙, 五通心自在,
往復騰空行, 猶被無常取。
金剛堅固身, 尚自示寂滅,
凡識如芭蕉, 云何欲久住?
大地妙高山, 及以四大海,
劫壞亦歸空, 何況眾生趣!
龍居深海裏, 眷屬常圍繞,
金翅鳥能食, 別離苦亦爾。
或人往他界, 欲避於無常,
如入摩竭魚, 口中求安隱。
如是欲色界, 及彼非非想,
未有於一物, 不被無常吞。
唯有正等覺, 是真依仗處,
信受汝諦聽, 能解諸憂惱。

愛する者との別れは最も苦しく、その憂いの火は絶えず燃え盛る。もし自らの心を安らかにしたいならば、静かに座して観想を修めなさい。

譬えば、多くの鳥や獣が一時的に集まっても、それぞれが飛び去り分かれていくようなもの。生死の間を生きる人もまた同じである。それなのに、どうして憂い苦しむことがあろうか。

ただ自分だけに死があり、他の者はみな長生きするというわけではない。別れの痛みは耐え難く、親族は泣き悲しむものである。

三界は大きな輪廻であり、この苦しみを免れる者はない。誰もが平等に無常を受けるのだ。それなのに、どうして憂い苦しむことがあろうか。

もし人が貪りの愛着を生じるなら、その貪りの火に焼かれることを誰が知るだろう。それは牦牛が自らの尾を愛し、そのために人に殺されるようなもの。

世の人々は多くが迷い酔って、危険な悪道から逃れようとする。しかし、あらゆる方便を尽くしても、苦しみから免れることはできない。

譬えば、野の獐や鹿が常に獅子に追われ、結局は逃げ切れないようなもの。それなのに、どうして憂い苦しむことがあろうか。

大地や天上、三界や四生に至るまで、無常を受けない者を見聞きした者はかつてない。

また、山野の火が草木を焼く時、花の木や果樹の林を選ばず、すべてを同時に灰燼に帰するようなもの。

愚かな諸々の衆生は、心が顛倒して妄想を生じる。その身は無常の縄に縛られており、それを解くことのできる者は誰もいない。

色界の梵世の中では、禅定の味わいが安楽とされるが、それも川辺に立つ木が、やがて風や水に壊されるようなもの。

百億の転輪聖王や、千万の帝釈天も、刹那のうちに無常となり、風が灯火の炎を吹き消すようなものである。

過去の大いなる神仙たちは、五通を具えて心自在であり、自在に虚空を飛び回ったが、それでも無常に捕らえられた。

金剛のように堅固な身でさえ、なお寂滅を示す。凡夫の識は芭蕉のようにはかないものなのに、どうして長く留まろうと望むのか。

大地や須弥山、さらに四大海も、劫が壊れる時には空に帰する。ましてや衆生の生存はなおさらである。

竜は深海に住み、眷属に常に囲まれているが、金翅鳥に捕食されることもある。別れの苦しみもまた、そのようなものである。

ある人は他界へ赴き、無常を避けようとするが、それは摩竭魚の口の中に入って安穏を求めるようなもの。

このように、欲界や色界、さらには非非想処に至るまで、無常に呑み込まれないものは一つもない。

ただ、正等覚(完全な悟り)のみが真の依りどころである。これを信じ受け入れなさい。よく聞きなさい。そうすれば、諸々の憂いや悩みを解くことができるだろう。

如是我聞:

このように私は聞きました。

一時佛在舍衛國祇樹給孤獨園。

その時、仏はシャーラ国の祇樹給孤独園におられた。

爾時世尊告苾芻言:「眾生無數,輪迴無邊,如蟻循環,無有窮盡。眾生貪愛,無明障閉,如陷泥中,而不能出。過去有情,輪迴往復,數不能知。苾芻!所有大地之土都聚一處,和為泥丸,大小如豆,數彼眾生無始劫來所生父母子孫,每一人下一泥丸,如是泥丸下盡,父母子孫數不能盡。苾芻!如是無邊輪迴眾生,貪愛無明,顛倒陷愛欲泥中,生死輪迴,不知其數,是故令汝學斷輪迴。」
佛言:「苾芻!如是補特伽羅輪迴眾生以骨作聚,如妙高山,不壞不爛。如是無學聲聞,證四聖諦,了知此苦,真實為苦、苦滅,證苦聖諦。彼補特伽羅見此屍骨不知是苦,亦不能滅三界煩惱。若滅三界煩惱,證須陀洹不空法,決定得菩提。由於七生天、人之中,作斷輪迴,除滅煩惱。七生滿已,聖諦現前,正見智慧,滅盡餘惑,到涅槃寂靜,彼補特伽羅方得解脫輪迴之苦!」
佛言:「苾芻!如人眷屬,互相愛樂。以貪愛故,廣造諸業,生死輪迴。譬如野象陷泥坑中,無有出期。又彼眷屬,如恒河沙,父母養育,皆如親子。至後世中,隨其報應,各各不同——或為僕從,或為冤家,互相瞋恨,欺辱打罵;或為傍類,互相食噉,或被殺害——如是種種,諸趣輪迴,如七仙眾,或聚或散;亦如天雨,生其水漚,或生或滅。如是眾生,愚癡大力,迷惑顛倒,不了輪迴;於其眷屬,妄生樂想,造種種業,未有須臾得清淨住。
「又彼有情,無始輪迴,入地獄中,所飲銅汁,過大海水;如彼猪狗,食不淨物,如妙高山。又彼有情,生死別離,愛戀泣淚,亦如海水。又彼有情,更相殺害,積聚彼頭,過梵天界,虫食膿血,亦如海水。又餓鬼趣,以宿慳貪,受飢渴苦,如遇飲食即成煙焰。鬼報滿已,設生人中,貧窮飢困,種種苦惱,說不能盡。
「又彼有情,以修福善,生忉利天等境界殊勝,恒受快樂;貪愛熾盛,如火燒乾草,報壽盡時,即墮惡趣。譬如飛禽折其兩翼,剎那落地,受種種苦。是故汝等,學斷輪迴,速求解脫。」
佛言:「苾芻!譬如江河、大地、日月、星辰、須彌盧山及諸聚落世界,未壞而得久住,常在世間。今此經典亦復如是,世界未壞,法亦久住。於意云何?為與一切有情止息輪迴故。」
苾芻聞已,信受奉行。
佛說解憂經

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