大発趣論註 (大發趣論注)
「大發趣論註」について
6.6 万字 · 約 219 分
『大発趣論註』は、上座部仏教における重要な論書であり、5世紀の著名な論師であるブッダゴーサ(覚音尊者)によって著されました。現代の学者、范寄東氏による中国語訳と注釈が施されています。この論書はパーリ三蔵のうちのアビダルマ(論蔵)に属し、四聖諦、八正道、縁起法といった仏教の核心的な教義を体系的に解説しており、上座部仏教の哲学を研究する上で重要な文献です。 覚音尊者は、スリランカの大寺派の伝統の中で、数多くの仏教注釈書を整備し、その著作は南伝仏教における標準的な経典解釈の拠り所となりました。本論注は、心法や色法などの究竟法を厳密な論理分析によって明らかにし、上座部仏教が原始仏教の教理をいかに体系化したかを示しています。仏教思想史上、承前啓後の重要な位置を占め、今日においてもアビダルマ研究の核心的なテキストの一つとして位置づけられています。
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