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  1. 仏説木槵子経 (佛說木槵子經)
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仏説木槵子経 (佛說木槵子經)

「佛說木槵子經」について

495 字 · 約 2 分

仏説木槵子経は、散逸した仏教経典の一つであり、西域の高僧鳩摩羅什が東晋時代に漢訳したと伝えられています。この経典は初期漢伝密教の経典に属し、主に木槵子(菩提子)の功徳とその念誦の修行法を説いています。咒文を唱え、仏を念じることを菩提子と結びつけた修行方法を強調しており、経文の内容には密教の儀軌と法具を用いた修行が含まれ、仏教が密教化していく初期の思想的特徴を反映しています。この経典は漢伝仏教史上において重要な位置を占め、初期密教の伝播を研究する上で貴重な手がかりを提供していますが、時代が古いために散逸し、現在は一部の仏教文献に記録が残るのみです。


佛說木槵子經

仏説木槵子経

失譯人今附東晉錄

失訳、東晋録に収録

聞如是:

このように私は聞きました。

一時佛遊羅閱祇耆闍崛山中,與大比丘眾一千二百五十人俱,菩薩無數,名稱遠聞,天、人所敬。時難國王,名波流離,遣使來到佛所,頂禮佛足,白佛言:「世尊!我國邊小,頻歲寇賊,五穀勇貴,疾病流行,人民困苦,我恒不得安臥。如來法藏,多悉深廣;我有憂務,不得修行。唯願世尊特垂慈愍,賜我要法!使我日夜易得修行,未來世中遠離眾苦。」

ある時、仏はラージャグリハの霊鷲山におられた。そこには、千二百五十人の大比丘たちと、数え切れないほどの菩薩たちが集まっていた。彼らの名声は広く知れ渡り、天の人々からも尊敬されていた。

その時、難国の王、波流離(バルリ)が使者を仏のもとに遣わした。使者は仏の足に額をつけて礼拝し、こう申し上げた。「世尊よ、我が国は辺境の小国で、毎年のように賊寇に襲われ、五穀は高騰し、疫病が流行り、民は苦しんでおります。私は安らかに眠ることもできません。如来の教えの宝庫は、深く広大でありますが、私は国の憂いのために修行に専念できません。どうか世尊の慈しみ深きお心で、私に大切な教えを授けてください。昼も夜も容易に修行でき、未来の世で多くの苦しみから遠ざかれるように。」

佛告王言:「若欲滅煩惱障、報障者,當貫木槵子一百八,以常自隨。若行、若坐、若臥,恒當至心,無分散意,稱佛陀、達摩、僧伽名,乃過一木槵子,如是漸次度木槵子,若十、若二十、若百、若千,乃至百千萬。若能滿二十萬遍,身心不亂,無諸諂曲者,捨命得生第三焰天,衣食自然,常安樂行。若復能滿一百萬遍者,當得斷除百八結業,始名背生死流,趣向泥洹,永斷煩惱根,獲無上果。」

釈迦は王に告げました。「もし煩悩の障りや報いの障りを滅ぼしたいと望むなら、木槵子(もくれんし)の実108個を糸で貫き、常に身に着けなさい。歩く時も、座る時も、横になる時も、常に心を込めて、散漫にせず、仏陀・ダルマ・僧伽の名を唱えながら、木槵子を一つずつ繰っていきなさい。10、20、100、1000、さらには100万と数えるのです。もし20万回を満たし、心身が乱れず、偽りや曲がった心がなければ、命終の後に第三焔天に生まれ変わり、衣食は自然と整い、常に安楽に過ごせます。さらに100万回を満たせば、108の煩悩の結び目を断ち切り、生死の流れに背を向けて涅槃に向かい、永遠に煩悩の根を断ち、この上ない悟りの果を得ることができるのです。」

信還啟王,王大歡喜,遙向世尊,頭面禮佛云:「大善!我當奉行。」即勅吏民,營辦木槵子,以為千具,六親國戚,皆與一具。王常誦念,雖親軍旅,亦不廢置。又作是念:「世尊大慈,普應一切。若我此善,得免長淪苦海,如來當現我身,為我說法。」願樂迫心,三日不食。

王はその手紙を読み終えると、大いに喜び、遠くから世尊に向かって額を地につけ、頭を伏して礼をしました。「素晴らしい! 私は必ずこの教えを実践いたします」と言いました。すぐに役人や民に命じて、木槵子の実を用いた数珠を、千組作り上げさせました。そして、六親や国戚(親戚や一族)の者たちにも、それぞれ一組ずつ授けました。王は常にこの数珠を手にして唱え、たとえ軍務に携わっている時でも、それを怠ることはありませんでした。さらに、こう思いました。「世尊の大いなる慈悲は、あらゆるものに平等に及んでいる。もし私のこの善行によって、苦しみの海に長く漂うことを免れられるならば、如来よ、私の前に姿を現し、私のために説法してくだされ。」この願いが強く心に迫り、王は三日間食事を取ることができませんでした。

佛即應形,與諸眷屬,來其宮內,而告王曰:「莎斗比丘,誦三寶名,經歷十歲,得成斯陀含果;漸次習行,今在普香世界,作辟支佛。」王聞是已,倍復修行。

仏は姿を現し、眷属と共に王の宮殿に入って告げました。「莎斗比丘は三宝の名を唱え、十年を経て斯陀含果(一たび還る果)を得た。その後、徐々に修行を積み、今は普香世界にいて辟支仏となっている。」王はこれを聞いて、ますます修行に励みました。

佛告阿難:「何況能誦三寶名,經歷萬數;但能聞此人名,生一念隨喜者,未來生處,常聞十善。」

仏が阿難に告げられた。「ましてや三宝の名を唱え、それを万回も繰り返す者はなおさらだ。ただこの人の名を聞いて、一瞬でも喜びの心を起こす者があれば、未来に生まれ変わる先で、常に十善を聞くことができるだろう。」

說是法時,大眾歡喜,皆願奉行!

この教えが説かれたとき、大衆は皆喜び、みな心から行い守ろうと願いました。

佛說木槵子經

仏説木槵子経


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