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雑譬喻経 (雜譬喻經)

「雜譬喻經」について

後漢 · 底本の訳者:支婁迦讖

4,054 字 · 約 14 分

雑譬喩経は、後漢時代の著名な訳経家である支婁迦讖によって漢訳された仏教経典で、初期の漢訳仏典の一つに数えられます。この経典は、仏陀が譬喩を用いて説法された物語を収めており、内容は生き生きとして平易です。寓話や比喩を通じて、因果応報、無常、慈悲といった仏教の核となる教えを明らかにしています。支婁迦讖は、初期に中国へ渡来して経典を翻訳した西域の高僧として、その訳業は中国仏教の普及に重要な影響を与えました。この経典は、漢伝仏教の初期の発展を研究する貴重な文献であるだけでなく、一般の人々が仏教の智慧を理解するための入門書としても位置づけられ、仏教文学と教義の継承において独特の地位を占めています。


雜譬喻經
後漢月支沙門支婁迦讖譯
(一)
昔有比丘聰明智慧,時病危頓,弟子問曰:「成應真未?」答曰:「未得。」「不還?」「未也。」問曰:「和上道高名遠,何以不至乎?」和上告曰:「已得頻來,二果未通。」問之:「已得頻來,礙何等事不至真人?」答曰:「欲覩彌勒佛,時三會二百八十億人得真人時及諸菩薩不可限載,彌勒如來巨身至尊長百六十丈,其土人民皆桃華色,人民皆壽八萬四千歲,土地平正衣食自然,閻浮土地廣長各三十萬里。意欲見此,不取真人。彌勒佛時二尊弟子一曰雜施,二曰數數,復欲見之,知何如我?」弟子復問:「從何聞此?」和上答曰:「從佛經聞。」弟子白曰:「生死勤苦,彌勒設有異法當往待之乎?」答曰:「無異。」六度、四等、四恩、四諦寧有異乎?」答曰:「不也。」「設使一等彼此無異,何為復待?今受佛恩反歸彌勒,亦可取度不須待彼。」和上言:「止!卿且出去,吾當思惟。」弟子適出未到戶外,已成真人。弟子還曰:「何乎?」師曰:「已成真人。」弟子禮曰:「咄叱之頃已成果證。」

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