仏はさらに寂意に告げました。「善男子よ、その時、梵志はまたこう考えました。『もし私が将来、阿耨多羅三藐三菩提(無上正等覚)を成じ、願いが成就し自らの利益を得たならば、次に大梵天王を教化して、阿耨多羅三藐三菩提の心を発させよう。』その時、梵天王は梵志の心に思うところを知り、梵志のもとに行き、こう言いました。『何をお命じになりますか。』梵志は尋ねました。『あなたはどなたですか。』梵王は答えました。『私は大梵天王です。』梵志は答えました。『ようこそ、天王。天上に戻って諸天を集めてください。そして私の言葉を持って行って伝えてください。「閻浮提(人間界)に宝海という名の大梵志がいる。彼は七歳の間、仏世尊と無量の僧を請い、あらゆる供養を捧げている。あなた方は今、この福徳に対して随喜の心を起こしなさい。随喜の心を起こしたならば、その心を阿耨多羅三藐三菩提に回向しなさい。」と。』その時、梵王はこの教えを聞くと、すぐに天上に戻り、諸梵を集めて告げました。『皆さん、知っておきなさい。閻浮提に無諍念という名の転輪聖王がおり、宝海という名の大梵志がいる。彼はその聖王の大臣である。彼は仏世尊と無量の僧を請い、七歳の間、あらゆる供養を捧げている。皆さんはこの善根に対して随喜の心を起こしなさい。随喜の心を起こしたならば、その心を阿耨多羅三藐三菩提に回向しなさい。そして宝海が願いの通りになるようにさせなさい。』善男子よ、その時、百千無量億那由他(莫大な数)の諸梵天子が、恭しく合掌してこう言いました。『私たちは今、この善根に対して随喜の心を起こします。この随喜のゆえに、私たちすべてが阿耨多羅三藐三菩提を成じることができますように。』さらにまた告げました。『皆さん、今こそ閻浮提に行き、宝蔵仏と比丘僧に会い、礼拝し、囲み、恭敬し、供養し、尊重し、讃歎しなさい。』善男子よ、その時、梵天王は百千無量億那由他の諸梵天子と共に、前後を囲まれて仏のもとに来ました。頭面を仏足と比丘僧に礼し、妙法を聴聞しました。」