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  1. 仏説盂蘭盆経 (佛說盂蘭盆經)
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仏説盂蘭盆経 (佛說盂蘭盆經)

「佛說盂蘭盆經」について

西晋 · 底本の訳者:竺法護

815 字 · 約 3 分

仏説盂蘭盆経は、西晋の高僧である竺法護によって翻訳されました。この経典は、仏陀の弟子である目連が餓鬼道に堕ちた母を救うため、仏陀に教えを請うたことを説いています。仏陀は、僧侶たちが雨安居を終える盂蘭盆の日に、十方の僧侶たちに百味の飲食を供養するよう示されました。清浄な戒律の徳と共修の功徳によって、七世の父母を倒懸の苦しみから救い出すことができると説かれたのです。この経典は、中国仏教における盂蘭盆節の孝親思想と儀軌の基礎を築き、仏教の孝道観を表す重要な経典となりました。それは中国の孝文化と民間信仰に、深遠な影響を与えています。


佛說盂蘭盆經
西晉月氏三藏竺法護譯
聞如是:
一時佛在舍衛國祇樹給孤獨園。大目乾連始得六通,欲度父母,報乳哺之恩。即以道眼觀視世間,見其亡母生餓鬼中,不見飲食,皮骨連立。目連悲哀,即鉢盛飯,往餉其母。母得鉢飯,便以左手障鉢,右手摶飯。食未入口,化成火炭,遂不得食。目連大叫,悲號啼泣,馳還白佛,具陳如此。

ある時、仏はシャーラスティ(舎衛国)の祇園精舎(祇樹給孤独園)に滞在されていました。大目乾連(マハー・マウドガリヤーヤナ)は、修行の成果として六つの神通力を得たばかりでした。彼は父母を救い、その乳で育ててくれた恩に報いたいと願いました。そこで、神通の眼で世の中を見渡すと、亡き母が餓鬼道に生まれ変わり、食べ物も飲み物も見えず、皮と骨だけがつながった姿であるのを目にしました。目連は深く悲しみ、鉢にご飯を盛って母に届けました。母はその鉢の飯を受け取ると、左手で鉢を隠し、右手でご飯をつかみました。しかし、そのご飯が口に入る前に、燃え盛る炭に変わってしまい、ついに食べることができませんでした。目連は大声で叫び悲しみ嘆き、急いで仏のもとに戻り、一部始終を詳しくお話ししました。

佛言:「汝母罪根深結,非汝一人力所奈何!汝雖孝順,聲動天地,天神、地神、邪魔、外道、道士、四天王神亦不能奈何!當須十方眾僧威神之力乃得解脫。吾今當為汝說救濟之法,令一切難皆離憂苦,罪障消除。」

仏は言われた。「あなたの母の罪の根は深く結びついており、あなた一人の力ではどうにもならない。あなたが親孝行であり、その声が天地に響き渡っても、天の神々、地の神々、邪魔、外道、道士、四天王の神々でさえも、どうすることもできない。十方のすべての僧侶たちの威神の力によって初めて解脱を得られるのだ。今、私はあなたのために救いの方法を説こう。すべての苦難から逃れ、憂いや苦しみを離れ、罪の障りが消え去るように。」

佛告目連:「十方眾僧於七月十五日僧自恣時,當為七世父母及現在父母厄難中者,具飯、百味五果、汲灌盆器、香油錠爥、床敷臥具,盡世甘美以著盆中,供養十方大德眾僧。當此之日,一切聖眾或在山間禪定、或得四道果、或樹下經行;或六通自在、教化聲聞、緣覺;或十地菩薩大人權現比丘,在大眾中;皆同一心,受鉢和羅飯。具清淨戒聖眾之道,其德汪洋,其有供養此等自恣僧者,現在父母、七世父母、六種親屬得出三途之苦,應時解脫,衣食自然。若復有人父母現在者,福樂百年;若已亡七世父母,生天,自在化生,入天華光,受無量快樂。」時佛勅十方眾僧,皆先為施主家呪願七世父母,行禪定意,然後受食。初受盆時,先安在佛塔前,眾僧呪願竟,便自受食。
爾時目連比丘及此大會大菩薩眾皆大歡喜,而目連悲啼泣聲釋然除滅。是時目連其母即於是日,得脫一劫餓鬼之苦。

その時、目連尊者とこの大集会に集まった大菩薩の皆様は、皆、大いに喜びました。そして、目連尊者の悲しみの泣き声は、すっかり消え去りました。また、目連尊者の母は、その日のうちに、一劫もの間続く餓鬼の苦しみから解脱することができました。

爾時目連復白佛言:「弟子所生父母,得蒙三寶功德之力、眾僧威神之力。故,若未來世一切佛弟子行孝順者,亦應奉此盂蘭盆,救度現在父母乃至七世父母,為可爾不?」

その時、目連尊者が再び仏に申し上げました。「弟子の生みの父母は、三宝の功徳の力と僧伽の威神の力によって救われました。ゆえに、未来の世の全ての仏弟子で、孝行を尽くす者もまた、この盂蘭盆の供養を行い、現在の父母はもとより、七世の父母までも救い導くことは、可能でありましょうか。」

佛言:「大善快問!我正欲說,汝今復問。善男子!若有比丘比丘尼、國王太子、王子大臣宰相、三公百官、萬民庶人行孝慈者,皆應為所生現在父母、過去七世父母,於七月十五日——佛歡喜日、僧自恣日——以百味飲食安盂蘭盆中,施十方自恣僧,乞願便使現在父母壽命百年、無病,無一切苦惱之患,乃至七世父母離餓鬼苦,得生天人中,福樂無極。」
佛告諸善男子、善女人:「是佛弟子修孝順者,應念念中常憶父母,供養乃至七世父母。年年七月十五日,常以孝順慈憶所生父母,乃至七世父母,為作盂蘭盆施佛及僧,以報父母長養、慈愛之恩。若一切佛弟子應當奉持是法。」

仏は善男子、善女人たちに告げられた。「仏の弟子として孝順を修行する者は、常に父母を思い、七世の父母に至るまで供養しなさい。毎年7月15日には、父母、さらには七世の父母を慈しみ思いやり、盂蘭盆(うらぼん)を設けて仏と僧に施し、父母の長きにわたる養育と慈愛の恩に報いなさい。すべての仏弟子は、この教えを守り行うべきである。」

爾時目連比丘、四輩弟子,聞佛所說,歡喜奉行。

その時、目連比丘をはじめとする四つの弟子たちは、仏の説法を聞いて、喜び勇んでその教えを実践しました。

佛說盂蘭盆經

『仏説盂蘭盆経』


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