No. 1524-B續高僧傳序
続高僧伝序
如來正法眼藏。囑付羅漢僧。或從心地發明。或向耳根叅會。妙觀察智。處處靈通。雖來路稍殊。然入門元一也。余甞讀高僧傳。慨想久之。既面目之儼存。又神明之玄契。心之所會。手若傳之。眼之所照。足若赴之。明鏡在前。法見全露。先賢之啟我深乎。河公問道四方。研精三學。於是聚高僧於灋窟。而為之論。以其生平聲教所流。徧周沙界。自非身心竝徹。手眼兼行者。惡能精博如是哉。扃公持全編來訪余。白下纔開寶藏。徧界光明。然後服河公之神鑑也。大圓鏡智。鑒破古今。其斯文之謂與。
如来の正法眼蔵は、羅漢の僧にゆだねられました。あるいは心の底から悟りを開き、あるいは耳の働きを通して真理に参じます。すぐれた観察の智慧は、どこにおいても自在に通じます。進む道は少しずつ異なっていても、入り口はもともと一つなのです。
私はかつて『高僧伝』を読み、長いあいだ思いをめぐらせました。その面影は今もありありと残り、その精神は深くかみ合っています。心に理解したことは、手がそのまま伝えるかのようです。目がとらえたものは、足がそのまま向かうかのようです。明鏡が目の前にあれば、法の姿はありのままに現れます。先人たちが私を導いてくれたことは、なんと深いことでしょう。
河公は四方に道を問い、三学をきわめました。そこで高僧たちを法の窟に集め、その教えについて論じました。その生涯にわたる教えの広がりは、世界中に及んでいます。身心ともに透き通り、手と目の両方を働かせる人でなければ、どうしてこれほど精密で広いことができましょうか。
扃公が全集を携えて私を訪ねてくれました。白下でちょうど宝蔵が開かれ、世界じゅうに光が満ちました。そのとき、河公のすぐれた見識に心から敬服しました。大円鏡の智慧は、古今を照らし破ります。まさにこの文章のことではないでしょうか。
西江黃端伯題
西江の黄端伯が題す。